JP2585218B2 - 適応型サブサンプル用フイルタ装置 - Google Patents

適応型サブサンプル用フイルタ装置

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JP2585218B2
JP2585218B2 JP61094316A JP9431686A JP2585218B2 JP 2585218 B2 JP2585218 B2 JP 2585218B2 JP 61094316 A JP61094316 A JP 61094316A JP 9431686 A JP9431686 A JP 9431686A JP 2585218 B2 JP2585218 B2 JP 2585218B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、テレビジョン信号をディジタル符号化
し、その標本化周波数を低減するサブナイキストサンプ
リング用のフィルタ装置に関し、特にその後置フィルタ
の切り換えにより画質の向上を図るようにしたものであ
る。
〔従来の技術〕
まず第3図にサブナイキストサンプリングの構成図を
示す。図において、1は画像信号をA/D(Analog to Dig
ital)変換した信号を入力するディジタル映像入力端
子、110はディジタル映像入力端子1よりの信号の斜め
成分を落とす2次元前置フィルタ、11は2次元前置フィ
ルタ110の出力信号を画素毎に間引いてサブサンプリン
グするサブサンプルスイッチである。12はサブサンプル
スイッチ11よりの信号を伝送する通信路、111は通信路1
2よりの信号を補間する2次元補間フィルタ、42は2次
元補間フィルタ111の出力信号を外部へ出力するディジ
タル映像信号出力端子である。
次に上記2次元前置フィルタ110及び2次元補間フィ
ルタ111の従来の一構成例を第10図に示す。
まず2次元前置フィルタ110において、2はディジタ
ル映像入力端子1より入力された信号を1ライン遅延さ
せる1ライン遅延器(以下1H遅延器と記す)、3は1H遅
延器2の出力信号をさらに1ライン遅延させる1H遅延
器、4は1H遅延器2の出力信号を1画素遅延させる1画
素遅延器(以下1D遅延器と記す)、5は1D遅延器4の出
力信号をさらに1画素遅延させる1D遅延器、9は1H遅延
器3の出力信号を1画素遅延させる1D遅延器、10はディ
ジタル映像入力端子1より入力される信号を1画素遅延
させる1D遅延器である。101は1H遅延器2と1D遅延器5,
9,10の出力信号の和を得るための加算器、102は1D遅延
器4の出力信号を2で除算する割算器、103は加算器101
の出力を8で除算する割算器、104は割算器102,103の出
力を加算する加算器である。
また、2次元補間フィルタ111において、13は通信路1
2よりの信号を1ライン遅延させる1H遅延器、14は1H遅
延器13の出力信号をさらに1ライン遅延させる1H遅延
器、19は1H遅延器14の出力信号を1画素遅延させる1D遅
延器、20は通信路12よりの信号を1画素遅延させる1D遅
延器、15は1H遅延器13の出力信号を1画素遅延させる1D
遅延器、16は1D遅延器15の出力信号をさらに1画素遅延
させる1D遅延器である。105は1H遅延器13と1D遅延器19,
20,16の出力信号を加算する加算器、106は加算器105の
出力信号を4で除算する割算器、107は1D遅延器15の出
力信号と割算器106の出力信号とを加算する加算器であ
る。
次に動作について説明する。
まずサブサンプリングについて第3図を用いて説明す
る。第3図において、ある画像を標本化周波数2fsで標
本化した信号3aをディジタル映像入力端子1に入力す
る。信号3aは画素配置で表すと第6図で示すように、ま
たx方向,y方向でサンプリングした2次元空間スペクト
ラムで表すと第8図で示すようになる。第6図におい
て、Txは1画素間隔を、Tyは1ライン間隔を示してい
る。第8図において、標本化周波数は1/Ty,1/Txを基本
周期とする格子点上に存在するため、折り返し雑音なし
に映像が再生できる2次元空間スペクトラム領域は水平
空間周波数1/2Tx,垂直空間周波数1/2Tyの長方形領域で
ある。通常、サブサンプリングでは標本化周波数を1ラ
イン毎に180゜位相をずらしたPASS(Phase Alternative
Sub−Nyquist Sampling)方式が採用されている。第3
図のサブサンプリング後の信号3cは画素配置で表すと第
7図の千鳥格子状標本点となり、x方向,y方向でサンプ
リングした2次元空間スペクトラムでは第9図のように
表される。第9図において、標本化周波数は千鳥格子状
の点に表され、折り返し雑音なしに映像が再生できる2
次元空間スペクトラム領域は水平空間周波数1/2Tx,垂直
空間周波数1/2Tyを直線で結んだ三角形領域となり、画
像上では細い斜め線が存在すると折り返し雑音が発生す
る。このためサブサンプルフィルタでは斜め成分を落と
すことが重要である。
第3図において、ディジタル映像入力端子1より入力
された信号3aは斜め成分を落とすため基本クロック2fs
で動作する2次元前置フィルタ110に入力される。2次
元前置フィルタ110を通った信号3dは斜め成分の落ちた
信号となり、サブサンプルスイッチ11によりサブサンプ
リングされ信号3cとなる。信号3cはサンプルクロックfs
毎にリサンプルされた信号となるため、画像情報が半分
に減少したこととなる。そしてこの信号3cは通信路12を
用いて伝送され、伝送された信号はサンプルクロックfs
毎の信号となる。次に受信側でサンプルクロックを2fs
にするため、第7図においてx印で示された欠落画素は
2次元補間フィルタ111により補間されると共に、斜め
成分が落とされる。そして補間された信号3dは、サンプ
ルクロックが2fsとなった信号としてディジタル映像出
力端子42に出力される。
以上サブサンプリングにおけるフィルタリングの重要
性を第3図を用いて説明した訳であるが、次に従来のフ
ィルタリングの一具体例について第10図を用いて説明す
る。映像入力端子1より入力された信号10aは、サブサ
ンプルスイッチ11の入力信号10bとなるまでに、下記
(1)式の伝達特性を実現した2次元前置フィルタ110
により斜め成分が落とされる。
Z-L:画像上1ライン遅延 Z-1:画像上1画素遅延 信号10bは2fsのサンプリングクロックで処理されている
ため、サブサンプルスイッチ11でライン毎に180゜位相
反転するfsのクロックでサブサンプルされ、これを画素
配置で表すと第7図の千鳥格子サンプリングとなる。サ
ブサンプルされた信号10cは通信路12により伝送クロッ
クfsで伝送される。このようにして伝送された信号は第
7図の欠落サンプル点に0挿入された2fsのクロックの
信号である。そして通信路12よりの信号が入力される受
信側では、該入力信号がディジタル映像出力端子42の出
力映像信号10dとなるまでに、上記(1)式の伝達特性
を実現した補間フィルタ111により欠落サンプル点が補
間される。
以上のフィルタは2次元前置フィルタ110、2次元補
間フィルタ111共に斜め成分を落とすフィルタとなって
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のサブサンプルフィルタは以上のように構成され
ており、画像情報に斜め高域成分が存在しない場合にも
斜め方向のフィルタリングを無条件に行うため、画像の
一部に水平,垂直解像度の高い成分を含んでいる場合に
はその部分の画質が劣化してしまう。そこでこれを防止
するには、フィルタの次数の高い、即ちハードウェアが
複雑なフィルタを用いる必要があり、ハードウェア規模
が大きくなるという欠点があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためにな
されたもので、従来同様のハードウェア規模で、従来よ
り水平,垂直解像度の高い画質を得ることができ、しか
も誤検出の少ない適応型サブサンプル用フィルタ装置を
得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本願の第1の発明に係る適応型サブサンプル用フィル
タ装置は、後置フィルタに、水平方向ローパスフィルタ
(Low Pass Filter:LPF),及び垂直方向LPFと、画像の
局所的な水平方向変化と垂直方向変化とを検出してこれ
らを比較する比較手段と、注目画素,注目画素の2画素
左の画素,及び注目画素の1画素右上の画素における上
記比較結果により上記水平方向LPFと垂直方向LPFの出力
値のいずれかを選択する切り換え手段とを設けたもので
ある。
また本願の第2,第3の発明に係る適応型サブサンプル
用フィルタ装置は、上記第1の発明における切り換え手
段において、第2の発明では注目画素とその2画素前後
の画素における上記比較結果により、また第3の発明で
は注目画素とその2ライン上,下の画素における上記比
較結果により2つのLPFの出力値のいずれかを選択する
ようにしたものである。
〔作用〕
この発明においては,後置フィルタにて、画像の局所
的な水平方向変化と垂直方向変化を検出し、その検出結
果により水平方向高域成分の多い画像には垂直方向LPF
を、垂直方向高域成分の多い画像には水平方向LPFをか
け、誤検出が少ない高解像度の画質を得る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。第1図
は本発明の一実施例による適応型サブサンプル用フィル
タ装置の後置フィルタ、即ち受信側の構成を示したもの
である。図において、12は通信路、13はこの通信路12よ
りの信号を1ライン遅延させる1H遅延器、15は1H遅延器
13の出力信号を1画素遅延させる1D遅延器、16は1D遅延
器15の出力信号をさらに1画素遅延させる1D遅延器、1
7,18はそれぞれ1H遅延器13,1D遅延器16の出力信号を2
で除算する割算器、23は割算器17,18の2つの出力信号
を加算する加算器、31は加算器23の出力信号を1画素遅
延させる1D遅延器である。そしてこれらの各構成要素に
より、水平方向ディジタルフィルタ(水平方向LPF)が
構成されている。
14は1H遅延器13の出力信号をさらに1ライン遅延させ
る1H遅延器、19は1H遅延器14の出力信号を1画素遅延さ
せる1D遅延器、20は通信路12よりの信号を15画素遅延す
る1D遅延器、21,22はそれぞれ1D遅延器20,19の出力信号
を2で除算する割算器、25は割算器21,22の2つの出力
信号を加算する加算器、32は加算器25の出力信号を1画
素遅延させる1D遅延器である。そして通信路12から1D遅
延器32に至る系路の各構成要素により、乗直方向LPFが
構成されている。
また、24は1D遅延器20の出力信号から1D遅延器19の出
力信号を減算する減算器、26は1H遅延器13の出力信号か
ら1D遅延器16の出力信号を減算する減算器、27,28はそ
れぞれ減算器26,24の出力信号の絶対値をとる絶対値回
路である。29は絶対値回路27,28の2つの出力信号を比
較する比較器、33は比較器29の出力信号を1画素遅延さ
せる1D遅延器、34は1D遅延器33の出力信号を2画素遅延
させる2D遅延器、35は比較器29の出力信号を1ライン遅
延させる1H遅延器である。36,37,38はそれぞれ1D遅延器
33の出力と2D遅延器34の出力との,2D遅延器34の出力と1
H遅延器35の出力との,1D遅延器33の出力と1H遅延器35の
出力との論理積をとるAND回路、39はAND回路36,37,38の
3つの出力信号の論理和をとるOR回路であり、これらの
ゲート回路36〜39により判断回路が構成されている。40
はOR回路39の出力信号により1D遅延器31の出力信号か1D
遅延器32の出力信号かのいずれか一方を選択する切り換
えスイッチである。
30は1D遅延器15の出力信号を1画素遅延させる1D遅延
器、41は切り換えスイッチ40の出力信号と1D遅延器30の
出力信号とを加算する加算器、42は加算器41の出力信号
を外部に出力するディジタル映像出力端子である。
次に第1図に従って2次元後置フィルタ、即ち受信側
の動作について説明する。
通信路12より入力される信号1aは、第7図の欠落サン
プル点に0データを挿入した信号である。この入力信号
1aは1H遅延器13により1ライン遅延され、さらに1D遅延
器15,16により各々1画素遅延される。1H遅延器13の出
力信号は割算器17により2で除算され、1D遅延器16の出
力信号は割算器18により2で除算される。割算器17,18
の出力信号は加算器23により加算されて、さらに1D遅延
器31により1画素遅延されて出力信号1bとなる。ここで
入力信号1aから1D遅延器31の出力信号1bまでの水平方向
LPFの伝達特性は、 H(Z)=Z-1・(1+Z-2)・Z-L/2 で表される。この伝達特性は画素配置上の演算として第
2図においてE点を求めるのに E=(A+B)/2 の演算を行うことに相当する。このとき信号1aは1画素
毎に0データが挿入された信号であるから、信号1bはE
点が0挿入データのときには水平方向LPFの出力値が得
られ、E点が0挿入データでないときには0となる。
一方、通信路12より入力される信号1aは1D遅延器20に
より1画素遅延され、さらに割算器21によって2で除算
される。また1H遅延器13の出力信号はさらに1H遅延器14
により1ライン遅延され、その出力が1D遅延器19によっ
て1画素遅延される。1D遅延器19の出力信号は割算器22
によって2で除算され、これら割算器21,22の出力信号
は加算器25によって加算されて、さらに1D遅延器32によ
り1画素遅延されて出力信号1cとなる。ここで入力信号
1aから1D遅延器32の出力信号1cまでの垂直方向LPFの伝
達特性は、 H(Z)=(1+Z-2L)・Z-2/2 で表される。この伝達特性は画素配置上の演算として、
第2図においてE点を求めるのに、 E=(C+D)/2 の演算を行うことに相当する。このとき、信号1aは1画
素毎に0データが挿入された信号であるから、信号1cは
E点が0挿入データのときには垂直方向LPFの出力値が
得られ、E点が0挿入データでないときには0となる。
以上に述べた2つのLPFの出力信号を次に述べる論理
で選択する。
まず減算器26により1H遅延器13の出力信号から1D遅延
器16の出力信号を演算し、この出力信号の絶対値を絶対
値回路27により信号1dとして得る。一方、減算器24によ
り1D遅延器20の出力信号から1D遅延器19の出力信号を減
算し、この出力信号の絶対値を絶対値回路28により信号
1eとして得る。比較器29は信号1dと信号1eとを比較し、
1ビットの信号を出力する。比較器29の出力信号は1D遅
延器33により1画素遅延され、さらに2D遅延器34により
2画素遅延される。また比較器29の出力信号は1H遅延器
35により1ライン遅延される。AND回路36,37,38はそれ
ぞれ1D遅延器33の出力と2D遅延器34の出力との,2D遅延
器34の出力と1H遅延器35の出力との,1H遅延器35の出力
と1D遅延器33の出力との論理積を得る。さらにOR回路39
によりAND回路36,37,38の3つの出力信号を論理和をと
り、出力信号1fとして得る。その出力信号1fにより切り
換えスイッチ40は水平方向LPFの出力信号1bか、垂直方
向LPFの出力信号1cのどちらか一方を選択して出力信号1
gを得る。
比較器29の出力から信号1fまでの信号の流れは、注目
する欠落サンプル点の内挿にあたって、第4図に示す注
目点αの空間上2画素前の欠落サンプル点βと1ライン
前の右上の欠落サンプル点γにおいて水平方向LPF,垂直
方向LPFのいずれを選択したかにより、水平方向LPF,垂
直方向LPFのいずれを用いるかを判断するものである。
第5図に垂直方向LPFを用いる場合の信号を1,水平方
向LPFを用いる場合の信号を0として切り換えスイッチ4
0の選択基準を示す。図中、α,β,γはそれぞれ欠落
サンプル点α,β,γを注目画素としたときの比較器29
の出力信号を示す。
このような選択基準で選択された信号1gは、加算器41
により1D遅延器15の出力を1D遅延器30でさらに1画素遅
延された信号1hと加算され、補間されたディジタル映像
出力信号1iとしてディジタル出力端子42から出力され
る。ここで入力信号1aから1D遅延器30の出力信号1hまで
の伝達特性は、 H(Z)=Z-2・ZL で表される。またサブサンプルにより0挿入されるため
に、信号1hと1gはどちらかが交互に0となる信号であ
る。従って入力信号1aからディジタル映像出力端子42の
出力信号1iまでの0挿入も含めた伝達特性は(第4図の
αの2画素分右で1ライン分下の画素を注目画素とした
場合)、水平方向LPFを選択した場合には、 H(Z)=Z-1・(1+Z-1・Z-L/2 垂直方向LPFを選択した場合には、 H(Z)=(1+Z-L・Z-2/2 となる(請求の範囲では該注目画素の1画素分左の欠落
サンプル点を注目としたときの伝達特性を示してい
る。)。この選択論理は、第2図の画素配置上の演算と
しては、E点を求めるのに 信号1dは|A−B|, 信号1eは|C−D| に相当し、第4図におけるα,β,γ点での比較器29の
出力をそれぞれSα,Sβ,Sγとすると、 |A−B|<|C−D|の場合がSα=0, |A−B|≧|C−D|の場合がSα=1 に相当する。従って、 Sβ=0,Sγ=0、 Sα=0,Sβ=1,Sγ=0、又は Sα=0,Sβ=0,Sγ=1のときには、 E=(A+2E+B)/2 Sβ=1,Sγ=1、 Sα=1,Sβ=1,Sγ=0、又は Sα=1,Sβ=0,Sγ=1のときには、 E=(C+2E+D)/2 なる選択をするものである。このように注目画素α点の
みで判断すると誤検出の危険性があるので、注目画素と
周辺画素の総合判断によりLPFの切り換えを行うと誤検
出が少なくなる。これにより画像によって水平方向変化
の少ない画像には水平方向LPFを、垂直方向変化の少な
い画像には垂直方向LPFを少ない誤検出で選択して欠落
画素を補間することになり、精度の高い適応的な補間フ
ィルタリングが実現できる。
このような本実施例装置では、画像の局所的な性質に
より、水平方向高域成分の多い画像には垂直LPFを、垂
直方向高域成分の多い画像には水平方向LPFをかけるの
で、従来同様の回路規模で従来より水平,垂直解像度の
高い画質を忠実に再生することができる。
次に本願の第2の発明について説明する。この第2の
発明の一実施例は、水平方向LPFと垂直方向LPFとの選択
を、注目画素とその2画素前後の欠落サンプル点におけ
る3組の差分絶対値の大小関係により行うようにしたも
のであり、その構成は上記第1図の実施例における2D遅
延器34と1H遅延器35とを変更し、注目画素の2画素前後
の欠落サンプル点の差分絶対値が得られるようにすれば
よい。またこれに伴って各欠落サンプル点の差分絶対値
を得るための1D遅延器を増加すればよい。
そしてこの場合の選択基準は、第5図のγをαの2画
素後の欠落サンプル点とみなせば、この第5図に示した
選択基準と全く同様である。
次に本願の第3の発明について説明する。この第3の
発明の一実施例は、注目画素とその2画素上,下の欠落
サンプル点における3組の差分絶対値の大小関係により
2種類のLPFを選択するものであり、その構成は上記第
1図の実施例における2D遅延器34と1H遅延器35とを変更
し、注目画素の2ライン上,下の欠落サンプル点の差分
絶対値が得られるようにすればよい。またこれに伴っ
て、各欠落サンプル点の差分絶対値を得るための1H遅延
器を付加し、又不要な1D遅延器を除去すればよい。
そしてこの場合の選択基準は、第5図のβ,γをそれ
ぞれαの2ライン上,下の欠落サンプル点とみなせば、
この第5図に示した選択基準と全く同様である。
なお、第1図に示した後置フィルタのうち、判断回路
43は、第5図に示す論理式を満足するROMでも容易に構
成できる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明に係るサブサンプル用フィル
タ装置によれば、その後置フィルタに水平方向LPF及び
垂直方向LPFを設けるとともに、画像の局所的な水平方
向変化及び垂直方向変化を少ない誤検出で検出し、水平
方向変化の多い画像には垂直方向LPFの出力を、垂直方
向変化の多い画像には水平方向LPFの出力を選択して出
力するようにしたので、少ないハードウェアで高解像度
の画質が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による適応型サブサンプル
用フィルタ装置の後置フィルタを示すブロック図、第2
図は本発明及び従来例を画素上の演算として説明するた
めの画素上の配置図、第3図はPASS方式を説明するため
のPASS方式ブロック図、第4図は本発明の一実施例にお
ける2つのLPFの選択論理を説明するための画素上の配
置図、第5図は本発明の一実施例における2つのLPFの
選択基準を示す図、第6図はサブサンプルする前のサン
プリング点を示す画素配置図、第7図はサブサンプリン
グ後のサンプリング点を示す画素配置図、第8図は第6
図に示したサンプリング点の2次元空間スペクトラムを
示す図、第9図は第7図に示したサンプリング点の2次
元空間スペクトラムを示す図、第10図は従来例によるサ
ブサンプル用前置フィルタ及び補間フィルタを示すブロ
ック図である。 11……サブサンプル用スイッチ、12……通信路、13,14,
35……1ライン遅延器、15,16,19,20,30〜33……1画素
遅延器、17,18,21,22……割算器、24,26……減算器、2
3,25,41……加算器、27,28……絶対値回路、29……比較
器、34……2画素遅延器、36〜38……AND回路、39……O
R回路、40……切り換えスチッチ、110……2次元前置フ
ィルタ、111……2次元後置フィルタ。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル化されたテレビジョン信号の標
    本化周波数を通信路上で低減するPASS方式(Phase Alte
    rnative Sub−Nyquist Sampling)に用いるディジタル
    フィルタ装置であって、 受信側に設けられ欠落した画素を内挿により補間するた
    めの補間フィルタが、 伝達特性が、 H(Z)=(1+Z-1・Z-L/2 但し、Z-L:空間上1ライン遅延, Z-1:空間上1画素遅延 である水平方向ディジタルフィルタと、 伝達特性が、 H(Z)=(1+Z-L・Z-1/2 である垂直方向ディジタルフィルタと、 内挿すべき注目画素の空間上1ライン上,下の画素の画
    素値間の垂直方向差分絶対値V0と上記注目画素の空間上
    1画素前,後の画素の画素値間の水平方向差分絶対値H0
    を得てこれらを比較する比較手段と、 上記注目画素の空間上2画素前の欠落サンプル点を注目
    画素としたときの各差分絶対値V-2,H-2、及び上記注目
    画素の空間上1画素右上の欠落サンプル点を注目画素と
    したときの各差分絶対値V-L,H-Lから、 V-2>H-2かつV-L>H-Lの場合 若しくは V-2≦H-2又はV-L≦H-Lで、 かつV0>H0の場合には 上記水平方向ディジタルフィルタの出力を、 V-2≦H-2かつV-L≦H-Lの場合 若しくは V-2>H-2又はV-L>H-Lで、 かつV0≦H0の場合には 上記垂直方向ディジタルフィルタの出力を選択する切り
    換え手段とを有するものであることを特徴とする適応型
    サブサンプル用フィルタ装置。
  2. 【請求項2】デジィタル化されたテレビジョン信号の標
    本化周波数を通信路上で低減するPASS方式(Phase Alte
    rnative Sub−Nyquist Sampling)に用いるデジィタル
    フィルタ装置であって、 受信側に設けられ欠落した画素を内陣により補間するた
    めの補間フィルタが、 伝達特性が、 H(Z)=(1+Z-1・Z-L/2 但し、Z-L:空間上1ライン遅延, Z-1:空間上1画素遅延 である水平方向ディジタルフィルタと、 伝達特性が、 H(Z)=(1+Z-L・Z-1/2 である垂直方向デジィタルフィルタと、 内陣すべき注目画素の空間上1ライン上,下の画素の画
    素値間の垂直方向差分絶対値V0と上記注目画素の空間上
    1画素前,後の画素の画素値間の水平方向差分絶対値H0
    を得てこれらを比較する比較手段と、 上記注目画素の空間上2画素前の欠落サンプル点を注目
    画素としたときの各差分絶対値V-2,H-2、及び上記注目
    画素の空間上2画素後の欠落サンプル点を注目画素とし
    たときの各差分絶対値V2,H2から、 V-2>H-2かつV2>H2の場合 若しくは V-2≦H-2又はV2≦H2で、 かつV0>H0の場合には 上記水平方向ディジタルフィルタの出力を、 V-2≦H-2かつV2≦H2の場合 若しくは V-2>H-2又はV2>H2で、 かつV0≦H0の場合には 上記垂直方向ディジタルフィルタの出力を選択する切り
    換え手段とを有するものであることを特徴とする適応型
    サブサンプル用フィルタ装置。
  3. 【請求項3】ディジタル化されたテレビジョン信号の標
    本化周波数を通信路上で低減するPASS方式(Phase Alte
    rnative Sub−Nyquist Sampling)に用いるデジィタル
    フィルタ装置であって、 受信側に設けられ欠落した画素を内陣により補間するた
    めの補間フィルタが、 伝達特性が、 H(Z)=(1+Z-1・Z-L/2 但し、Z-L:空間上1ライン遅延, Z-1:空間上1画素遅延 である水平方向ディジタルフィルタと、 伝達特性が、 H(Z)=(1+Z-L・Z-1/2 である垂直方向ディジタルフィルタと、 内陣すべき注目画素の空間上1ライン上,下の画素の画
    素値間の垂直方向差分絶対値V0と上記注目画素の空間上
    1画素前,後の画素の画素値間の水平方向差分絶対値H0
    を得てこれらを比較する比較手段と、 上記注目画素の空間上2ライン上の欠落サンプル点を注
    目画素としたときの各差分絶対値V-2L,H-2L、及び上記
    注目画素の空間上2ライン下の欠落サンプル点を注目画
    素としたときの各差分絶対値V2L,H2Lから、 V-2L>H-2LかつV2L>H2Lの場合 若しくは V-2L≦H-2L又はV2L≦H2Lで、 かつV0>H0の場合には 上記水平方向ディジタルフィルタの出力を、 V-2L≦H-2LかつV2L≦H2Lの場合 若しくは V-2L>H-2L又はV2L>H2Lで、 かつV0>H0の場合には 上記垂直方向ディジタルフィルタの出力を選択する切り
    換え手段とを有するものであることを特徴とする適応型
    サプサンプル用フィルタ装置。
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JPS612482A (ja) * 1984-06-15 1986-01-08 Mitsubishi Electric Corp サブナイキスト標本化フイルタ

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