JP2561070B2 - 適応型サブサンプル用フイルタ装置 - Google Patents

適応型サブサンプル用フイルタ装置

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JP2561070B2
JP2561070B2 JP60130184A JP13018485A JP2561070B2 JP 2561070 B2 JP2561070 B2 JP 2561070B2 JP 60130184 A JP60130184 A JP 60130184A JP 13018485 A JP13018485 A JP 13018485A JP 2561070 B2 JP2561070 B2 JP 2561070B2
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吉則 和泉
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、テレビジョン信号をディジタル符号化
し、その標本化周波数を低減するサブナイキストサンプ
リング用のフィルタ装置に関し、特にその切替えにより
画質向上を図るようにしたものである。
〔従来の技術〕
まず第4図にサブナイキストサンプリングの構成図を
示す。第4図において、1は画像信号をA/D(Analog to
Digital)変換した信号を入力するディジタル映像入力
端子、100はディジタル映像入力端子1より信号の斜め
成分を落とす2次元前置フィルタ、21は2次元前置フィ
ルタ100の出力信号を画素毎に間引いてサブサンプリン
グするサブサンプルスイッチ、22はサブサンプルスイッ
チ21よりの信号を伝送する通信路、101は通信路22より
の信号を補間する2次元補間フィルタ、42は2次元補間
フィルタ101の出力信号を外部へ出力するディジタル映
像信号出力端子である。
次に上記2次元前置フィルタ100及び2次元補間フィ
ルタ101の従来の一構成例を第9図に示す。まず2次元
前置フィルタ100において、2はディジタル映像入力端
子1より入力された信号を1ライン遅延させる1ライン
遅延器(以下1H遅延器と記す)、3は1H遅延器2の出力
信号をさらに1ライン遅延させる1H遅延器、4は1H遅延
器2の出力信号を1画素遅延させる1画素遅延器(以下
1D遅延器と記す)、5ぱ1D遅延器4の出力信号をさらに
1画素遅延させる1D遅延器、9は1H遅延器3の出力信号
を1画素遅延させる1D遅延器、10はディジタル映像入力
端子1より入力される信号を1画素遅延させる1D遅延
器、91は1H遅延器2と1D遅延器5,9,10の出力信号の和を
得るための加算器、92は1D遅延器4の出力信号を2で割
る割算器、93は加算器91の出力を8で割る割算器、94は
割算器92,93の出力を加算する加算器である。
また、2次元補間フィルタ101において、23は通信路2
2よりの信号を1ライン遅延させる1H遅延器、24は1H遅
延器23の出力信号をさらに1ライン遅延させる1H遅延
器、29は1H遅延器24の出力を1画素遅延させる1D遅延
器、30は通信路22よりの信号を1画素遅延させる1D遅延
器、25は1H遅延器23の出力信号を1画素遅延させる1D遅
延器、26は1D遅延器25の出力信号をさらに1画素遅延さ
せる1D遅延器、95は1H遅延器23と1D遅延器29,30,26の出
力信号を加算する加算器、96は加算器95の出力信号を4
で割算する割算器、97は1D遅延器25の出力信号と割算器
96の出力信号とを加算する加算器である。
次に動作について説明する。
まずサブサンプリングについて第4図を用いて説明す
る。第4図において、ある画像を標本化周波数2fsで標
本化した信号4aをディジタル映像入力端子1に入力す
る。信号4aは画素配置で表すと第5図で示すように、ま
たx方向,y方向でサンプリングした2次元空間スペクト
ラムで表すと第7図で示すようになる。第5図におい
て、Txは1画素間隔を、Tyは1ライン間隔を示してい
る。第7図において、標本化周波数は1/Ty,1/Txを基本
周期とする格子点上に存在するため、折り返し雑音なし
に映像が再生できる2次元空間スペクトラム領域は水平
空間周波数1/2Tx,垂直空間周波数1/2Tyの長方形領域で
ある。通常、サブサンプリングでは標本化周波数を1ラ
イン毎に180゜位相をずらしたPASS(Phase Alterntive
Sub−Nyquist Sampling)方式が採用されている。第4
図のサブサンプリング後の信号4cは画素配置で表すと第
6図の千鳥格子状標本点となり、x方向,y方向でサンプ
リングした2次元空間スペクトラムでは第8図のように
表される。第8図において、標本化周波数は千鳥格子状
の点に表され、折り返し雑音なしに映像が再生できる2
次元空間スペクトラム領域は水平空間周波数1/2Tx,垂直
空間周波数1/2Tyを直線で結んだ三角形領域となり、画
像上では細い斜め線が存在すると折り返し雑音が発生す
る。このためサブサンプルフィルタでは斜め成分を落と
すことが重要である。
第4図において、ディジタル映像入力端子1より入力
された信号4aは斜め成分を落とすため基本クロック2fs
で動作する2次元前置フィルタ100に入力される。2次
元前置フィルタ100を通った信号4bは斜め成分の落ちた
信号となり、サブサンプルスイッチ21によりサブサンプ
リングされ信号4cとなる。信号4cはサンプルクロックfs
毎にリサンプルされた信号となるため、画像情報が半分
に減少したこととなる。そしてこの信号4cは通信路22を
用いて伝送され、伝送された信号はサンプルクロックfs
毎の信号となる。次に受信側でサンプルクロックを2fs
にするため、第6図において×印で示された欠落画素は
2次元補間フィルタ101により補間されると共に、斜め
成分が落とされる。そして補間された信号4dは、サンプ
ルクロックが2fsとなった信号としてディジタル映像出
力端子42に出力される。
以上サブサンプリングにおけるフィルタリングの重要
性の第4図を用いて説明した訳であるが、次に従来のフ
ィルタリングの一具体例について第9図を用いて説明す
る。映像入力端子1より入力された信号9aは、サブサン
プルスイッチ21の入力信号9bとなるまでに、下記(1)
式の伝達特性を実現した2次元前置フィルタ100により
斜め成分が落とされる。
Z-l:画像上1ライン遅延 Z-1:画像上1画素遅延 信号9bは2fsのサンプリングクロックで処理されている
ため、サブサンプルスイッチ21でライン毎に180゜位相
反転するfsのクロックでサブサンプルされ、これを画素
配置で表すと第6図の千鳥格子サンプリングとなる。サ
ブサンプルされた信号9cは通信路22により伝送クロック
fsで伝送される。このようにして伝送された信号は第6
図の欠落サンプル点に0挿入された2fsのクロックの信
号である。そして通信路22よりの信号が入力される受信
側では、該入力信号がディジタル映像出力端子42の出力
映像信号9dとなるまでに、上記(1)式の伝達特性を実
現した補間フィルタ101により欠落サンプル点が補間さ
れる。
以上のフィルタは2次元前置フィルタ100、2次元補
間フィルタ101共に斜め成分を落とすフィルタとなって
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のサブサンプル用フィルタは以上のように構成さ
れており、画像情報に斜め高域成分が存在しない場合に
も斜め方向のフィルタリングを無条件におこなうため、
画像の一部分に水平,垂直解像度の高い成分を含んでい
る場合には、その部分の画質が劣化してしまう。そこで
これを防止するには、フィルタの次数の高い、即ちハー
ドウエアが複雑なフィルタを用いる必要があり、ハード
ウエア規模が大きくなるという欠点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、従来と同様の水平,垂直解像度をより少な
いハードウエアで実現できるか、または従来同様のハー
ドウエア規模で従来より水平,垂直解像度の高い画質を
得ることができる適応型サブサンプル用フィルタ装置を
得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る適応型サブサンプル用フィルタ装置
は、前置フィルタと補間フィルタのそれぞれに、水平方
向ローパスフィルタ(Low Pass Filter:LPF)及び垂直
方向LPFと、画像の局所的な水平方向変化と垂直方向変
化を検出してこれらを比較する比較手段と、該比較結果
により水平方向LPFと垂直方向LPFの出力値のいずれか一
方を選択する切替え手段とを設けたものである。
この発明においては、画像の局所的な水平方向変化と
垂直方向変化を検出し、該検出結果により水平方向高域
成分の多い画像には垂直方向LPFを垂直方向高域成分の
多い画像には水平方向LPFをかけ、これにより高解像度
の画質を得る。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
1図は本発明の一実施例による適応型サブサンプル用フ
ィルタ装置の前値フィルタ及びサブサンプルスイッチま
での送信側の構成を示したものであり、図において、1
はディジタル映像入力端子、2はこのディジタル映像入
力端子1よりの信号を1ライン遅延させる1H遅延器、3
は1H遅延器2の出力信号をさらに1ライン遅延させる1H
遅延器、4は1H遅延器2の出力信号を1画素遅延させる
1D遅延器、5は1D遅延器4の出力信号を1画素遅延させ
る1D遅延器、6,8はそれぞれ1H遅延器2,1D遅延器5の出
力信号を4で除算する割算器、7は1D遅延器4の出力信
号を2で除算する割算器、9は1H遅延器3の出力信号を
1画素遅延させる1D遅延器、10はディジタル映像入力端
子1よりの信号を1画素遅延させる1D遅延器、11,12は
それぞれの1D遅延器10,9の出力信号を4で除算する割算
器、13は割算器6,7,8の3つの出力信号を加算する加算
器、14は1D遅延器10の出力信号から1D遅延器9の出力信
号を減算する減算器、15は割算器7,11,12の3つの出力
信号を加算する加算器、17は1H遅延器2の出力信号から
1D遅延器5の出力信号を減算する減算器、18,19はそれ
ぞれ減算器17,14の出力信号の絶対値を得る絶対値回
路、20は絶対値回路18,19の2つの出力を比較する比較
器、16は比較器20の出力信号により加算器13の出力信号
か加算器15の出力信号かのいずれか一方を選択する切替
えスイッチ、21は切替えスイッチ16の出力信号をサブサ
ンプリングするサブサンプル用スイッチ、22はサブサン
プル用スイッチ21の出力信号を伝送する通信路である。
第2図は本実施例の受信側の構成を示し、図におい
て、22は通信路、23はこの通信路22よりの信号を1ライ
ン遅延させる1H遅延器、24は1H遅延器23の出力信号をさ
らに1ライン遅延させる1H遅延器、25は1H遅延器23の出
力信号を1画素遅延させる1D遅延器、26は1D遅延器25の
出力信号をさらに1画素遅延させる1D遅延器、27,28は
それぞれ1H遅延器23,1D遅延器26の出力信号を2で除算
する割算器、29は1H遅延器24の出力信号を1画素遅延さ
せる1D遅延器、30は通信路22よりの信号を1画素遅延さ
せる1D遅延器、31,32はそれぞれ1D遅延器30,29の出力信
号を2で除算する割算器、33は割算器27,28の2つの出
力信号を加算する加算器、34は1D遅延器30の出力信号か
ら1D遅延器29の出力信号を減算する減算器、35は割算器
31,32の2つの出力信号を加算する加算器、37は1H遅延
器23の出力信号より1D遅延器26の出力信号を減算する減
算器、38,39はそれぞれ減算器37,34の出力信号を絶対値
をとる絶対値回路、40は絶対値回路38の出力信号と絶対
値回路39の出力信号とを比較する比較器、36は比較器40
の出力信号により加算器33の出力信号か加算器35の出力
信号かのいずれか一方を選択する切替えスイッチ、41は
切替えスイッチ36の出力信号と1D遅延器25の出力信号と
を加算する加算器、42は加算器41の出力信号を外部に出
力するディジタル映像出力端子である。
次に動作について説明する。
まず第1図に従って2次元前置フィルタとサンプリン
グの動作、即ち送信側の動作について説明する。ディジ
タル映像入力端子1より入力されたデータ1aは1H遅延器
2により1ライン遅延され、さらに1D遅延器4,5による
各々1画素遅延される。そして上記1H遅延器2の出力信
号は割算器6により4で除算され、1D遅延器4,5の出力
信号はそれぞれ2,4で除算される。割算器6,7,8の出力信
号が加算器13により加算され出力信号1bとなる。ここ
で、入力信号1aから加算器13の出力信号1bまでの水平方
向LPFの伝達特性は、 H(Z)=(1+Z-1)2・Z-l/4 Z-1:空間上1画素遅延 Z-l:空間上1ライン遅延 で表される。この伝達特性は画素配置上の演算として、
第3図おいてE点を求めるのに、 E=(A+2・E+B)/4 の演算を行うことに相当する。
一方、ディジタル映像入力端子1より入力されたデー
タ信号1aは1D遅延器10によって1画素遅延され、さらに
割算器11により4で除算される。また1H遅延器2の出力
信号はさらに1H遅延器3により1ライン遅延され、この
1H遅延器3の出力信号が1D遅延器9により1画素遅延さ
れる。そしてこの1D遅延器9の出力信号は割算器12によ
り4で除算され、上記割算器7,11,12の出力信号は加算
器15により加算されて信号1cとなる。ここで入力信号1a
から加算器15の出力信号1cまでの垂直方向LPFの伝達特
性は、 H(Z)=(1+Z-l)2・Z-1/4 Z-l:空間上1ライン遅延 で表される。この伝達特性は、画素配置上の演算とし
て、第3図においてE点を求めるのに、 E=(C+2・E+D)/4 の演算を行うことに相当する。
以上述べた2つのLPFの出力信号を次に述べる論理で
選択する。まず、減算器17により1H遅延器2の出力信号
から1D遅延器5の出力信号を減算し、この出力信号の絶
対値を絶対値回路18により線号1dとして得る。一方、減
算器14により1D遅延器10の出力信号から1D遅延器9の出
力信号を減算し、その出力信号の絶対値を絶対値回路19
により信号1eとして得る。ここで信号1dと信号1eとを比
較器20で比較し、その出力信号1fにより、信号1dが信号
1eより小さい時には水平方向LPFと出力信号1bを選択
し、信号1dが信号1eより大きいか等しい時には垂直方向
LPFの出力信号1cを切替えスイッチ16により選択し、切
替えスイッチ16の出力信号1gを得る。この選択論理は、
第3図の画素配置上の演算としては、E点を求めるのに
信号1dは|A−B|、信号は1eは|C−D|に相当し、従って、 |A−B|<|C−D|の時には E=(A+2E+B)/4 |A−B|≧|C−D|の時には E=(C+2E+D)/4 なる選択をするものであり、これにより、画像によって
水平方向変化の少ない画像には水平方向LPFを、垂直方
向変化の少ない画像には垂直方向LPFを選択することに
なり、適応的なフィルタリングが実現できる。
このようにして得られた2次元前置フィルタがかかっ
た信号1gを、サブサンプル用スイッチ21によりライン毎
に位相の反転したクロックでサブサンプルし、出力信号
として信号1hを得る。信号1hは画素配置としては第6図
のようになり、この信号1hが通信路22に出力される。
次に、第2図を用いて受信側補間フィルタの動作につ
いて説明する。
通信路22より信号2aが入力される。ここで信号2aは第
6図の欠落サンプル点に0データを挿入した信号であ
る。この入力信号2aは、1H遅延器23により1ライン遅延
され、さらに1D遅延器25,26により各々1画素遅延され
る。1H遅延器23の出力信号は割算器27により2で除算さ
れ、1D遅延器26の出力信号は割算器28により2で除算さ
れる。そしてこの割算27,28の出力信号が加算器33によ
り加算されて出力信号2bとなる。ここで、入力信号2aか
ら加算器33の出力信号2bまでの水平方向LPFの伝達特性
は、 H(Z)=(1+Z-2)・Z-l/2 で表される。この伝達特性は画素配置上の演算として、
第3図においてE点を求めるのに、 E=(A+B)/2 の演算を行うことに相当する。この時、信号2aは1画素
毎に0データが挿入された信号であるから、E点が0挿
入データの時には水平方向LPFの出力値が得られ、E点
が0挿入データでない時には水平方向LPFの出力データ
値は0となる。
一方、通信路22より入力されたデータ信号2aは1D遅延
器30によって1画素遅延され、さらに割算器31により2
で除算される。また、1H遅延器23の出力信号をさらに1H
遅延器24により1ライン遅延させ、この1H遅延器24の出
力信号を1D遅延器29により1画素遅延させる。1D遅延器
29の出力信号は減算器32により2で除算され、これらの
割算器31,32の出力信号は加算器35により加算されて出
力信号2cとなる。ここで、入力信号2aから加算器35の出
力信号2cまでの垂直方向LPFの伝達特性は、 H(Z)=(1+Z-2l)・Z-1/2 で表される。この伝達特性は画素配置上の演算として、
第3図においてE点を求めるために、 E=(C+D)/2 の演算を行うことに相当する。信号2aは1画素毎に0挿
入された信号であるから、E点が0挿入データである時
には垂直方向LPFの出力値が得られ、E点が0挿入デー
タでない時には垂直方向LPFの出力データ値は0とな
る。
以上述べた2つのLPFの出力信号を次に述べる論理で
選択する。まず減算器37により1H遅延器23の出力信号か
ら1D遅延器26の出力信号を減算し、この出力信号の絶対
値を絶対値回路38により信号2dとして得る。一方、減算
器34により1D遅延器30の出力信号から1D遅延器29の出力
信号を減算し、その出力信号の絶対値を絶対値回路39に
より信号2eとして得る。ここで信号2dと信号2eとを比較
器40で比較し、その出力信号2fにより、信号2dが信号2e
より小さい時には水平方向LPFの出力信号2bを選択し、
信号2dが信号2eより大きいか等しい時には垂直方向LPF
の出力信号2cを切替えスイッチ36により選択し、切替え
スイッチ36の出力信号2gを得る。さらに信号2gは加算器
41により1D遅延器25の出力信号2hと加算され、補間され
たディジタル映像出力信号2iとしてディジタル映像出力
端子42より出力される。ここで通信路22より1D遅延器25
の出力信号2hまでの伝達関数は H(Z)=Z-1・Z-l で表される。また信号2h,2gはサブサンプルにより0挿
入されるため、信号2hか2gのどちらかが交代に0となる
信号となる。従って通信路22よりディジタル映像出力端
子42の出力信号2iまでの0挿入も含めた伝達特性は、水
平方向LPFを選択した場合には H(Z)=(1+Z-1・Z-l/4 垂直方向LPFを選択した場合には H(Z)=(1+Z-l・Z-1/4 となる。これは、第3図の画素配置上の演算としては、
E点を求めるのに信号2dは|A−B|、信号2eは|C−D|に相
当し、従って、 |A−B|<|C−D|の時には E=(A+2E+B)/4 |A−B|≧|C−D|の時には E=(C+2E+D)/4 なる選択をするものであり、これにより、画像によって
水平方向変化の少ない画像には水平方向LPFを垂直方向
変化の少ない画像には垂直方向LPFを選択し画素を補間
することになり、適応的な補間フィルタが実現できる。
このような本実施例装置では、画像の局所的な性質に
より水平方向高域成分の多い画通には垂直方向LPFを、
垂直方向高域成分の多い画像には水平方向LPFをかける
ようにしたので、従来同様のハードウエアの規模で従来
より水平,垂直解像度の高い画質を得ることができる。
また換言すれば、従来同様の水平,垂直解像度を、より
少ないハードウエアで実現できる。
なお、上記実施例では減算器17により1H遅延器2の出
力信号から1D遅延器5の出力信号を減算するようにした
が、これは、減算器17により1D遅延器5の出力信号から
1ライン遅延器2の出力信号を減算するようにしてもよ
く、上記実施例と同様の効果を奏する。同じく、上記実
施例では減算器14により1D遅延器10の出力信号から1D遅
延器9の出力信号を減算するようにしたが、これは1D遅
延器9の出力信号から1D遅延器10の出力信号を減算する
ようにしてもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。
また同様に、上記実施例では減算器37により1H遅延器
23の出力信号から1D遅延器26の出力信号を減算するよう
にしたが、これは1D遅延器26の出力信号から1H遅延器23
の出力信号を減算するようにしてもよく、さらに、減算
器34により1D遅延器30の出力信号から1D遅延器29の出力
信号を減算するようにしたが、これは1D遅延器29の出力
信号から1D遅延器30の出力信号を減算するようにしても
よい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明に係るサブサンプル用フィル
タ装置によれば、その前置フィルタと補間フィルタのそ
れぞれに、水平方向LPF及び垂直方向LPFを設けるととも
に、画像の局所的な水平方向変化及び垂直方向変化を検
出し、水平方向変化の多い画像には垂直方向LPFの出力
を、垂直方向変化の多い画像には水平方向LPFの出力を
選択して出力するようにしたので、少ないハードウエア
で高解像度の画質が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による適応型サブサンプル
用フィルタ装置の前置フィルタを示すブロック図、第2
図は該フィルタ装置の補間フィルタを示すブロック図、
第3図は本発明及び従来例を画素上の演算として説明す
るための画素上の配置図、第4図はPASS方式を説明する
ためのPASS方式ブロック図、第5図はサブサンプルする
前のサンプリング点を示す画素配置図、第6図はサブサ
ンプリング後のサンプリング点を示す画素配置図、第7
図は第5図に示したサンプリング点の2次元空間スペク
トラムを示す図、第8図は第6図で示したサブサンプリ
ング点の2次元空間スペクトラムを示す図、第9図は従
来例によるサブサンプル用前置フィルタ及び補間フィル
タを示すブロック図である。 2,3,23,24……1ライン遅延器、4,5,9,10,25,26,29,30
……1画素遅延器、6,7,8,11,12,27,28,31,32……割算
器、14,17,34,37……減算器、13,15,33,35,41……加算
器、16,36……切替えスイッチ、18,19,38,39……絶対値
回路、20,40……比較器、21……サブサンプル用スイッ
チ,22……通信路、100…2次元前置フィルタ、101……
2次元補間フィルタ。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二宮 佑一 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (72)発明者 大塚 吉道 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (72)発明者 和泉 吉則 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (72)発明者 合志 清一 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−2482(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル化されたテレビジョン信号の標
    本化周波数を通信路上で低減するPASS方式(Phase Alte
    rnative Sub−Nyquist Sampling)に用いるディジタル
    フィルタ装置であって、伝達特性がH(Z)=(1+Z
    -1)2・Z-l/4(Z-l:空間上1ライン遅延,Z-1:空間上1
    画素遅延)である水平方向ディジタルフィルタ,伝達特
    性がH(Z)=(1+Z-l)2・Z-1/4である垂直方向デ
    ィジタルフィルタ,注目画素の空間上1ライン上,下の
    画素値間の差分絶対値Vと上記注目画素の空間上1画素
    前,後の画素の画素値間の差分絶対値Hとを得てこれら
    を比較する比較手段,及びV>Hの場合には上記水平方
    向ディジタルフィルタの出力値を,V≦Hの場合には上記
    垂直方向ディジタルフィルタの出力値を選択する切替え
    手段を有する前置フィルタと、伝達特性がH(Z)=
    (1+Z-1)2・Z-l/2である水平方向ディジタルフィル
    タ,伝達特性がH(Z)=(1+Z-l)2・Z-1/2である
    垂直方向ディジタルフィルタ,上記注目画素の空間上1
    ライン上,下の画素の画素値間の差分絶対値Vと上記注
    目画素の空間上1画素前,後の画素の画素値間の差分絶
    対値Hとを得てこれらを比較する比較手段,及びV>H
    の場合には上記水平方向ディジタルフィルタの出力値
    を,V≦Hの場合には上記垂直方向のディジタルフィルタ
    の出力値を選択する切替え手段を有する補間フィルタと
    を備えたことを特徴とする適応型サブサンプル用フィル
    タ装置。
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