JPH0462510B2 - - Google Patents

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JPH0462510B2
JPH0462510B2 JP15166985A JP15166985A JPH0462510B2 JP H0462510 B2 JPH0462510 B2 JP H0462510B2 JP 15166985 A JP15166985 A JP 15166985A JP 15166985 A JP15166985 A JP 15166985A JP H0462510 B2 JPH0462510 B2 JP H0462510B2
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JP
Japan
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output signal
signal
delay device
vdata
adder
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Mitsunori Adachi
Toshihiro Hase
Minoru Ozaki
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、テレビジヨン信号をデイジタル符
号化し、その標本化周波数を低減するサブナイキ
ストサンプリングのサブサンプルフイルタに関
し、特にそのフイルタ切り替えによる画質向上に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種の適応形フイルタの切り替え方式と
して、昭和59年度電子通信学会総合全国大会「適
応形YC分離デイジタルフイルタ」に発表されて
いるような論理の切り替え方式があつた。この切
り替え方式を第8図に示す。第8図において、1
はNTSCテレビ信号をA/D(Analog to
Digital)変換した信号を入力するデイジタル映
像入力端子、92はデイジタル映像入力端子1よ
り入力された信号を空間上2ライン遅延させる2
ライン遅延器(以下2H遅延器と記す)、93は
2H遅延器92よりの出力信号をさらに2ライン
遅延させる2H遅延器、96はデイジタル映像入
力端子1よりの出力信号を2画素遅延させる2画
素遅延器(以下2D遅延器と記す)、94は2H遅
延器92の出力信号を2画素遅延させる2D遅延
器、95は2D遅延器94の出力信号をさらに2
画素遅延させる2D遅延器、97は2H遅延器93
の出力信号を2画素遅延させる2D遅延器である。
13,8,14はそれぞれ2D遅延器96,95,
97の出力信号を4で除算する割算器、11は
2D遅延器94の出力信号を2で除算する割算器、
12は2H遅延器92の出力信号を4で除算する
割算器、15は割算器8,11,12の出力信号
を加算する加算器、16は割算器13,11,1
4の出力信号を加算する加算器、98は2H遅延
器92の出力信号から2D遅延器95の出力信号
を減算する減算器、99は2D遅延器96の出力
信号から2D遅延器97の出力信号を減算する減
算器である。31,32はそれぞれ減算器98,
99の出力信号の絶対値を得る絶対値回路、33
は絶対値回路31の出力信号を絶対値回路32の
出力信号とを比較する比較器、34は加算器15
の出力信号と加算器16の出力信号とを比較器3
3の出力信号により選択する切替えスイツチ、3
5は切替えスイツチ34の出力信号を外部に伝達
するデイジタルY値出力端子である。
ところで、NTSC方式テレビ信号では輝度信号
成分(Y信号成分)とカラー信号成分(C信号成
分)とが周波数多重されており、2次元画像上で
考えるとY信号成分の斜め高域成分にあたる部
分、つまり画像上細い斜めの線の部分にC信号成
分が周波数多重されていることになる。第10図
にはY信号とC信号の多重位置を示し、1/Ty
は垂直方向の1ラインのピツチ、1/Txは4fsc
のクロツクによるサンプリング周期を示してい
る。このように両信号は周波数多重されているた
め、通常Y信号成分とC信号成分とを分離するた
めのYC分離用のフイルタ装置が用いられており、
またNTSC方式テレビ信号では、A/D変換する
場合、通常その標本化周波数としてYC分離の容
易な4fsc(fsc:カラーサブキヤリア)が選択され
る。
次に第8図に示す従来例の動作を説明する。
適応形YC分離フイルタにおいて、Y信号成分
のみを取り出すフイルタを考えると、これは低域
成分のみを取り出す2次元LPFとなつている。
第8図において、デイジタル映像入力端子1より
標本化周波数4fscでサンプリングされたNTSCテ
レビ信号が入力される。この入力信号が空間上2
ライン遅延器92により2ライン遅延され、さら
に2D遅延器94,95により各々2画素遅延さ
れる。2D遅延器95の出力信号は割算器8によ
り4で除算され、2D遅延器94の出力信号は割
算器11により2で除算され、2H遅延器92の
出力信号は割算器12により4で除算される。割
算器8,11,12の出力信号は加算器15によ
り加算され、加算器15の出力信号9bとなる。
入力信号9aから加算器15の出力信号9bまで
の水平方向LPFの伝達特性は、 H(Z)=(1+Z-22・Z-2L/4 但し、Z-1:空間上1画素遅延 Z-L:空間上1ライン遅延 で表わされる。この伝達特性は画素配置上の演算
として、第9図において、 Y←(2・S5+S4+S6)/4 の演算を行なうことに相当する。
一方、デイジタル映像入力端子1より入力され
たデイジタル信号9aは、2D遅延器96により
2画素遅延され、さらにこの2D遅延器96の出
力信号は割算器13によつて4で除算される。
2H遅延器92の出力信号は2H遅延器93により
さらに2ライン遅延され、2H遅延器93の出力
信号は2D遅延器97により2画素遅延され、こ
の2D遅延器97の出力信号は割算器14により
4で除算される。割算器13,11,14の出力
信号は加算器16により加算され、加算器16の
出力信号9cとなる。入力信号9aから加算器1
6の出力信号9cまでの垂直方向LPFの伝達特
性は、画像配置上の演算として、第9図におい
て、 Y←(2・S5+S2+S8)/4 の演算を行なうことに相当する。
以上述べた2つのLPFの出力信号を次に述べ
る論理で選択する。
即ち、2D遅延器96の出力信号より2D遅延器
97の出力信号を減算器99により減算し、減算
器99の出力信号の絶対値を絶対値回路32の出
力信号9eとして得る。一方、2H遅延器92の
出力信号より2D遅延器95の出力信号を減算器
98により減算し、減算器98の出力信号の絶対
値を絶対値回路31の出力信号9dとして得る。
ここで信号9dと9eとを比較器33で比較し、
その出力信号9fにより切替えスイツチ34を切
替えて、信号9dが信号9eより小さい時には水
平方向LPFの出力信号9bを選択し、信号9d
が信号9eより大きいか等しい時には垂直方向
LPFの出力信号9cを選択し、切替えスイツチ
34の出力信号9gを得る。この選択論理は、第
9図の画素配置上の演算としては、Yを求めるの
に信号9dは|S4−S6|、信号9eは|S2−S8
|に相当し、従つて、 |S4−S6|<|S2−S8| の時には、 Y←(2・S5+S4+S6)/4, |S4−S6|≧|S2−S8| の時には Y←(2・S5+S2+S8)/4 なる選択をすることになる。即ち、画像の局所的
性質により、水平方向変化の少ない画像には水平
方向LPFを、垂直方向変化の少ない画像には垂
直方向LPFを選択することになり、適応的なフ
イルタリングを実現するものである。
この適応形YC分離フイルタで、Y信号の2次
元空間周波数特性は第10図の斜線部分で示され
る。なお参考として、Y信号が(2・S5+S4+
S6)/4で得られる場合、C信号は(2・S5−
S4−S6)/4で得られ、またY信号が(2・S5
+S2+S8)/4で得られる場合、C信号は
(2・S5−S2−S8)/4で得られることとなる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上のように、従来の適応形YC分離フイルタ
の切替え論理においては、水平方向輝度変化及び
垂直方向輝度変化を上下左右の画素のみで決定し
ているために、第11図に示される空間周波数の
高い部分では、フイルタの切替え論理に折り返し
信号による誤りが生じるという欠点があつた。こ
れは画像上では、第11図に示される空間周波数
の高い信号が含まれる場合に細かい点状の雑音と
して表われることとなる。
この発明は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、従来の切替え論理のものより
2次元周波数特性上の帯域が広く、また細かい点
が表示されるという画質劣化が従来のものに比べ
て著しく減少する適応性サブサンプルフイルタ装
置を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る適応形サブサンプルフイルタ装
置は、水平方向LPFと垂直方向LPFの切替え論
理を、近隣画素の水平方向輝度変化の2箇所の加
算値と垂直方向輝度変化の2箇所の加算値とを比
較することにより切替えるような論理としたもの
である。
〔作用〕
この発明におけるフイルタの切替え論理では、
水平方向輝度変化、垂直方向輝度変化を各々近隣
画素の2箇所で計算し、その結果を加算して検出
しているために、水平方向輝度変化、垂直方向輝
度変化が従来のものより安定して検出され、その
結果空間周波数の高い部分(画像上では細かいし
ま部分)でもフイルタの切替え論理が折り返し信
号の影響を受けずに確実となり、画像上細かい点
状の雑音が減少する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
まず第3図に、サブサンプリングを説明するため
のサブサンプリングの全体構成図を示す。この第
3図において、1はデイジタル映像入力端子、1
00はデイジタル映像入力端子1よりの出力信号
の画像上斜め成分を落とす2次元前置フイルタ、
21は2次元前置フイルタ100よりの出力信号
を間引いてサブサンプルするサブサンプルスイツ
チ、22はサブサンプルスイツチ21よりの出力
信号を伝送する通信路、101は通信路22より
の出力信号を補間する2次元補間フイルタ、42
は2次元補間フイルタ101よりの出力信号を外
部へ出力するデイジタル映像信号出力端子であ
る。
次に本発明の一実施例である上記2次元前置フ
イルタ100の一構成例を第1図について説明す
る。ここで本実施例は、垂直方向LPFの伝達特
性 H(Z)=(1+Z-N.L2・Z-M/4 水平方向LPFの伝達特性 H(Z)=(1+Z-M2・Z-N.L/4 のM,Nをともに1とした場合の例である。
第1図において、1はデイジタル映像入力端
子、2はこのデイジタル映像入力端子1よりの出
力信号は空間上1ライン遅延させる1ライン遅延
器(以下1H遅延器と記す)、3は1H遅延器2の
出力信号をさらに1ライン遅延させる1H遅延器、
10はデイジタル映像入力端子1よりの出力信号
を1画素遅延させる1画素遅延器(以下1D遅延
器と記す)、6は1D遅延器10の出力信号を1画
素遅延させる1D遅延器、4は1H遅延器2の出力
信号を1画素遅延させる1D遅延器、5は1D遅延
器4の出力信号を1画素遅延させる1D遅延器、
9は1H遅延器3の出力信号を1画素遅延させる
1D遅延器、7は1D遅延器9の出力信号を1画素
遅延させる1D遅延器である。8,13,14は
それぞれ1D遅延器5,10,9の出力信号を4
で除算する割算器、11は1D遅延器4の出力信
号を2で除算する割算器、12は1H遅延器2の
出力信号を4で除算する割算器、15は割算器
8,11,12の3つの出力信号を加算する加算
器、16は割算器13,11,14の3つの出力
信号を加算する加算器である。
また、17はデイジタル映像入力端子1の出力
信号と1D遅延器6の出力信号とを加算する加算
器、18は1H遅延器3の出力信号と1D遅延器7
の出力信号とを加算する加算器、19はデイジタ
ル映像入力端子1の出力信号と1H遅延器3の出
力信号とを加算する加算器、20は1D遅延器6
の出力信号と1D遅延器7の出力信号とを加算す
る加算器である。27は加算器17の出力信号か
ら加算器18の出力信号を減算する減算器、28
は加算器20の出力信号から加算器19の出力信
号を減算する減算器、31,32はそれぞれ減算
器27,28の出力信号の絶対値を得る絶対値回
路、33は絶対値回路31,32の2つの出力信
号を比較する比較器である。34は比較器33の
出力信号により加算器15の出力信号又は加算器
16の出力信号を選択する切替えスイツチ、21
は切替えスイツチ34の出力信号をサブサンプル
するサブサンプルスイツチ、22はサブサンプル
スイツチ21の出力信号を伝送する通信路であ
る。
次に動作について説明する。
まずサブサンプリングについて第3図を用いて
説明する。第3図において、ある画像を2fsの標
本化周波数で標本化した信号4aをデイジタル映
像入力端子1に入力する。信号4aは画素配置で
表わすと第4図のように、またx方向、y方向で
サンプリングした2次元空間スペクトラムでは第
6図のように表わされる。第4図において、Tx
は1画素間隔を、Tyは1ライン間隔を示してい
る。第6図において、標本化周波数は1/Tx,
1/Tyを基本周期とする格子点状に存在するた
め、折り返し雑音なしに映像が再生できる2次元
空間スペクトラム領域は水平空間周波数1/
(2・Tx)、垂直空間周波数1/(2・Ty)の長
方形領域である。通常サブサンプリングでは、標
本化周波数を1ライン毎に180゜位相をずらした
PASS(Phase Alternative Sub−Nyquist
Sampling)方式が採用されている。第4図のサ
ブサンプリング後の信号4cは画素配置で表わす
と第5図の千鳥格子状標本点となり、x方向、y
方向でサンプリングした2次元空間スペクトラム
では第7図のように表わされる。第7図におい
て、標本化周波数は千鳥格子状の点に表われ、折
り返し雑音なしに映像が再生できる2次元空間ス
ペクトラム領域は水平空間周波数1/(2・
Tx)、垂直空間周波数1/(2・Ty)を直線で
結んだ三角形領域となり、画像上では細い斜め線
が存在すると折り返し雑音が発生する。このため
サブサンプル用フイルタでは斜め成分を落とすこ
とが重要である。
第3図において、デイジタル映像入力端子1よ
り入力された信号4aは斜め成分を落とすため基
本クロツク2fsで動作する2次元前置フイルタ1
00に入力される。2次元前置フイルタ100を
通つた信号4bは斜め成分の落ちた信号となり、
サブサンプルスイツチ21によりサブサンプルさ
れた信号4cとなる。信号4cはサンプルクロツ
クfs毎にリサンプルされた信号となるため、画像
情報が半分に減少したこととなる。そしてこの信
号4cは通信路22を用いて伝送される。伝送さ
れた信号はサンプルクロツクfs毎の信号となる。
一方受信側では、サンプルクロツクを2fsにする
ため、第5図において×印で示された欠落画素が
2次元補間フイルタ101により補間されると共
に斜め成分が落とされる。この補間フイルタ10
1により補間された信号4dはサンプルクロツク
が2fsとなり、画像の細い斜め成分の落とされた
信号としてデイジタル映像出力端子42に出力さ
れる。
次に第1図により2次元前置フイルタとサブサ
ンプリングまでの動作を詳細に説明する。
デイジタル映像入力端子1より入力されたデー
タ1aは1H遅延器2により1ライン遅延され、
さらに1D遅延器4,5により各々1画素遅延さ
れる。1H遅延器2の出力信号は割算器12によ
り4で除算され、1D遅延器4の出力信号は割算
器11により2で除算され、1D遅延器5の出力
信号は割算器8により4で除算される。そして割
算器8,11,12の出力信号が加算器15で加
算されて出力信号1bとなる。入力信号1aから
加算器15の出力信号1bまでの水平方向LPF
の伝達特性は、 H(Z)=(1+Z-12・Z-L/4 但し、Z-1:空間上1画素遅延 Z-L:空間上1ライン遅延 で表わされる。この伝達特性は画素配置上の演算
として、第2図においてE点を求めるのに、 E←(D+2・E+F)/4 の演算を行なうことに相当する。
一方、デイジタル映像入力端子1より入力され
たデイジタル信号1aは、1D遅延器10により
1画素遅延され、さらに1D遅延器10の出力信
号は割算器13によつて4で除算される。1H遅
延器2の出力信号は1H遅延器3によりさらに1
ライン遅延され、1H遅延器3の出力信号を1D遅
延器9により1画素遅延させる。1D遅延器9の
出力信号は割算器14により4で除算される。そ
して割算器13,11,14の出力信号は加算器
16によつて加算され加算器16の出力信号1c
となる。入力信号1aから加算器16の出力信号
1cまでの垂直方向LPFの伝達特性は、 H(Z)=(1+Z-L2・Z-4/4 で表わされる。この伝達特性は画素配置上の演算
として、第2図においてE点を求めるのに E←(B+2・E+H)/4 の演算を行なうことに相当する。
以上述べた2つのLPFの出力信号を次に述べ
る論理で選択する。
まず1D遅延器10の出力信号をさらに1画素
遅延させた1D遅延器6の出力信号と入力信号1
aとを加算器17により加算する。さらに1D遅
延器9の出力信号をさらに1画素遅延させた1D
遅延器7の出力信号と1H遅延器3の出力信号と
を加算器18により加算する。入力信号1aと
1H遅延器3の出力信号とを加算器19により加
算する。1D遅延器6の出力信号と1D遅延器7の
出力信号とを加算器20により加算する。加算器
17の出力信号より加算器18の出力信号を減算
器27により減算し、減算器27の出力信号の絶
対値を絶対値回路31により信号1dとして得
る。一方、加算器20の出力信号より加算器19
の出力信号を減算器28により減算し、減算器2
8の出力信号の絶対値を絶対値回路32により信
号1eとして得る。ここで信号1dと1eとを比
較器33で比較し、その出力信号1fにより切替
えスイツチ34を切替え、信号1dが信号1eよ
り小さい時には垂直方向LPFの出力信号1cを
選択し、信号1dが信号1eより大きいか等しい
時には水平方向LPFの出力信号1bを選択して
切替えスイツチ34の出力信号1gを得る。この
選択論理は、第2図の画素配置上の演算として
は、E点を求めるのに、信号1dは|(A+C)−
(G+I)|、信号1eは|(A+G)−(C+I)|
に相当し、従つて |(A+C)−(G+I)|<|(A+G)−(C+
I)|の時には、 E←(B+2E+H)/4、 |(A+C)−(G+I)|≧|(A+G)−(G+
I)|の時には E←(D+2E+F)/4 なる選択をすることにより、画像によつて水平方
向変化の少ない画像には水平方向LPFを、垂直
方向変化の少ない画像には垂直方向LPFを選択
することになり、適応的なフイルタリングが実現
できる。
このようにして2次元前置フイルタがかかつた
信号1gが得られる。この信号1gを、サブサン
プル用スイツチ21によりライン毎に位相の反転
したクロツクでサブサンプルし、出力信号1hを
得る。信号1hは画素配置としては第5図のよう
になる。この信号1Hを通信路22に出力する。
このような本実施例では、第7図に示す、水平
方向空間周波数1/(2・Tx)、垂直方向空間周
波数1/(2・Ty)で示される三角形領域の2
次元空間周波数特性を有し、さらにフイルタ切替
え論理を水平輝度変化、垂直方向輝度変化を近隣
画素の2箇所で計算し、その結果を加算して実現
しているので、水平方向輝度変化、垂直方向輝度
変化が従来の切替え論理よりも強調され、その結
果第11図で示される空間周波数の高い部分(画
像上細かいしま部分)でもフイルタ切替え論理が
確実となり、細かい点が表示されるという画質劣
化が減少する。
なお、上記実施例では加算器17の出力信号よ
り加算器18の出力信号を減算器27により減算
しているが、加算器18の出力信号より加算器1
7の出力を減算器27により減算しても上記実施
例と同様の効果を奏する。同じく上記実施例では
加算器20の出力信号より加算器19の出力信号
を減算器28により減算しているが、加算器19
の出力信号より加算器20の出力信号を減算器2
8により減算しても上記実施例と同様の効果を奏
する。
また、上記実施例ではM,Nをともに1とした
場合について説明したが、これは1に限られるも
のではなく、Mは1≦M<(水平方向画素数)/
2、Nは1≦N<(総ライン数)/2の範囲の任
意の整数に設定することができ、これによりフイ
ルタの通過帯域を変えることができる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、フイルタの
切替え論理を、近隣画素の平均値による水平方向
輝度変化と、同様に近隣画素の平均値による垂直
方向輝度変化の大小を比較することによつて決定
するようにしたので、画像上空間周波数の高い部
分において発生するフイルタ切替え誤りによつて
生じる画質劣化が減少する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による適応形サブ
サンプル用前置フイルタ装置を示すブロツク図、
第2図は本発明を画素上の演算として説明するた
めの画素上の配置図、第3図はPASS方式を説明
するためのPASS方式ブロツク図、第4図はサブ
サンプルする前のサンプリング点を示す画素配置
図、第5図はサブサンプリングした後のサンプリ
ング点を示す画素配置図、第6図は第4図に示し
たサンプリング点の2次元空間スペクトラム図、
第7図は第5図で示したサブサンプリング点の2
次元空間スペクトラム図、第8図は従来例による
サブサンプル用前置フイルタ装置を示すブロツク
図、第9図は従来例を画素上の演算として説明す
るための画素上の配置図、第10図は従来例の
YC分離フイルタを説明する2次元空間スペクト
ラム図、第11図は従来例の画質劣化を説明する
ための2次元空間スペクトラム図である。 1…デイジタル映像入力端子、2,3…空間上
1ライン遅延器、4〜7,9,10…空間上1画
素遅延器、8,11〜14…割算器、15〜20
…加算器、27,28…減算器、31,32……
絶対値回路、33……比較器、34…切替えスイ
ツチ、21…サブサンプル用スイツチ、22…通
信路。なお図中同一符号は同一又は相当部分を示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 デイジタル化されたテレビジヨン信号の標本
    化周波数を通信路上で低減するPASS(Phase
    Alternative Sub−Nyquist Sampling)に用い
    るデイジタルフイルタ装置であつて、 伝達特性がH(Z)=(1+Z-M2・Z-N.L/4(但
    し、Z-L:空間上1ライン遅延、Z-1:空間上1画
    素遅延、M:1≦M<(水平方向画素数)/2の
    範囲の任意の整数、N:1≦N<(総ライン
    数)/2の範囲の任意の整数)である水平方向フ
    イルタと、 伝達特性がH(Z)=(1+Z-N.L2・Z-M/4であ
    る垂直方向フイルタと、 画像上水平、垂直方向アドレスが(x,y)で
    ある注目標本点のNライン上、下のラインの画素
    の画素値を用いて、水平方向絶対値A A=|Vdata(x−M、y−N) +Vdata(x−M、y+N) −Vdata(x+M、y−N) −Vdata(x+M、y+N)| (但し、Vdata(x,y)は画像上の水平方向
    アドレスx、垂直方向アドレスyにおける画素の
    画素値) 及び垂直方向絶対値B B=|Vdata(x−M、y−N) +Vdata(x+M、y−N) −Vdata(x−M、y+N) −Vdata(x+M、y+N)| を演算し水平、垂直方向の輝度信号の変化量を検
    出する輝度変化量検出手段と、 該輝度変化量検出手段の検出結果により輝度信
    号の変化量の小さい方向のフイルタ出力を選択す
    る選択手段とを備えたことを特徴とする適応形サ
    ブサンプルフイルタ装置。
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