JPS6224894A - サブマ−ジア−ク溶接用溶融型フラツクス - Google Patents
サブマ−ジア−ク溶接用溶融型フラツクスInfo
- Publication number
- JPS6224894A JPS6224894A JP4624685A JP4624685A JPS6224894A JP S6224894 A JPS6224894 A JP S6224894A JP 4624685 A JP4624685 A JP 4624685A JP 4624685 A JP4624685 A JP 4624685A JP S6224894 A JPS6224894 A JP S6224894A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flux
- mesh
- toughness
- welding
- content
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、靭性の高い溶接金属を得るとともに、高速
溶接時でも良好な溶接作業性を有するサブマージアーク
溶接用溶融型フラックスに関するものである。
溶接時でも良好な溶接作業性を有するサブマージアーク
溶接用溶融型フラックスに関するものである。
従来、溶接構造物を製作するに当っては、溶加金属と母
材とが溶は合って形成される溶接金属の靭性を低下させ
ないことが1つの重要な要素となっており、その溶接金
属の高靭化をはかるため(二は溶接金属中の酸素含有量
を減らすことが1つのポイントとなっている。
材とが溶は合って形成される溶接金属の靭性を低下させ
ないことが1つの重要な要素となっており、その溶接金
属の高靭化をはかるため(二は溶接金属中の酸素含有量
を減らすことが1つのポイントとなっている。
そこでサブマージアーク溶接によって生成した溶接金属
中の酸素含有量をフラックスの面から減らすために、そ
のフラックスにCaF、を添加することが試みられ、こ
のCaFJi、アーク雰囲気中の弗素(F)ガス分圧を
上げること(=よって酸素分圧を低下させるので、従来
種々のフラックスにおける低酸素化成分として手軽に利
用されてきた。
中の酸素含有量をフラックスの面から減らすために、そ
のフラックスにCaF、を添加することが試みられ、こ
のCaFJi、アーク雰囲気中の弗素(F)ガス分圧を
上げること(=よって酸素分圧を低下させるので、従来
種々のフラックスにおける低酸素化成分として手軽に利
用されてきた。
しかしながら、フラックスにCaF、 を多情に添加
すると、再点弧電圧が上昇して再点弧しにくくなり、し
たがってアーク切れが生じ易くアークの安定性が損われ
る結果、ビード形状が乱れて正常なビード形状が得られ
ないために、CaF2 の添加による溶接金属の高靭
化には限界があったのを、本出願人は先にSin、:
5〜25 % 、 MnO: 0.5〜1 5% 、
CaO:5〜2 5% 、MgO: 5〜20%
。
すると、再点弧電圧が上昇して再点弧しにくくなり、し
たがってアーク切れが生じ易くアークの安定性が損われ
る結果、ビード形状が乱れて正常なビード形状が得られ
ないために、CaF2 の添加による溶接金属の高靭
化には限界があったのを、本出願人は先にSin、:
5〜25 % 、 MnO: 0.5〜1 5% 、
CaO:5〜2 5% 、MgO: 5〜20%
。
A乙2O3: 2〜20% 、Tie、: 2〜
10 % 、Bad:1〜5 To 、 CaFz
: 20〜60%、必要(=応じてB、0.: 0
.1〜1.5%、不可避不純物:残り、(以上重量幅)
からなる成分組成を有し、かつ(CaO−1−MgO)
/ Sin、: 1.5〜3.0の条件を満たすととも
に、ASTM200メツシュより粗い粒度を有するサブ
マージアーク溶接用溶融型フラックスを提案して(特開
昭58−55197号)、上記の問題の解決をはかった
。すなわち、このフラックスにおいてはsio、の量を
少なくするとともに(CaO+WIgO) / 810
勉比を大きくして再点弧を容易にし、さらにフラックス
粒度を粗くすることによってガスを逃げ易くして低酸素
化をはかり、それによって、正常なビードが得られない
という前述の溶接作業上の問題を避けながら、多量のC
aF、をフラックスに添加して溶接金属の高靭化を達成
することができた。
10 % 、Bad:1〜5 To 、 CaFz
: 20〜60%、必要(=応じてB、0.: 0
.1〜1.5%、不可避不純物:残り、(以上重量幅)
からなる成分組成を有し、かつ(CaO−1−MgO)
/ Sin、: 1.5〜3.0の条件を満たすととも
に、ASTM200メツシュより粗い粒度を有するサブ
マージアーク溶接用溶融型フラックスを提案して(特開
昭58−55197号)、上記の問題の解決をはかった
。すなわち、このフラックスにおいてはsio、の量を
少なくするとともに(CaO+WIgO) / 810
勉比を大きくして再点弧を容易にし、さらにフラックス
粒度を粗くすることによってガスを逃げ易くして低酸素
化をはかり、それによって、正常なビードが得られない
という前述の溶接作業上の問題を避けながら、多量のC
aF、をフラックスに添加して溶接金属の高靭化を達成
することができた。
しかしながら、上記の高塩基性フラックス、すなわチ5
iot含有量が低く、かつ(CaO+ MgO) /S
iO□比の大きいフラックスは、一般にビード外観やア
ーク安定性等の溶接作業性が十分でなく、特にサブマー
ジアーク溶接において溶接作業を高能率化するための高
速溶接では溶接作業性が極端に悪化するために、高速溶
接のフラックスとしては全く適していなかった。
iot含有量が低く、かつ(CaO+ MgO) /S
iO□比の大きいフラックスは、一般にビード外観やア
ーク安定性等の溶接作業性が十分でなく、特にサブマー
ジアーク溶接において溶接作業を高能率化するための高
速溶接では溶接作業性が極端に悪化するために、高速溶
接のフラックスとしては全く適していなかった。
本発明者は、上述のような観点から、溶接速度が2 m
/ min以上となる高速溶接においても溶接金属(
:高い靭性を与えるとともに良好な作業性も実現できる
溶融型フラックスを得べく、種々探究した結果、以下の
(a)〜(d)に示すような知見を得た。
/ min以上となる高速溶接においても溶接金属(
:高い靭性を与えるとともに良好な作業性も実現できる
溶融型フラックスを得べく、種々探究した結果、以下の
(a)〜(d)に示すような知見を得た。
(a) フラックス中のSin、含有量が前述の従来
フラックスのように少ないと、特に高速溶接(=おける
作業性が悪いが、これを従来のものよりも多くすると、
特に高速溶接における作業性が著しく改善され、ビード
外観が良好になること。
フラックスのように少ないと、特に高速溶接(=おける
作業性が悪いが、これを従来のものよりも多くすると、
特に高速溶接における作業性が著しく改善され、ビード
外観が良好になること。
(b)少量のNaFの添加がアークの安定化に寄与して
作業性を向上させること。
作業性を向上させること。
(C) フラックス中のcaF’! / Stew重
量比は高速溶接時のビード外観、アンダーカットの発生
に関与し、この比が小さいほど高速溶接における作業性
が向上すること。
量比は高速溶接時のビード外観、アンダーカットの発生
に関与し、この比が小さいほど高速溶接における作業性
が向上すること。
け) フラックス粒度が粗すぎると溶接金属の酸素含有
量が増加して靭性が低下し、またその粒度分布において
粒度の粗い部分が多くなると高速溶接時(二アンダーカ
ットが発生し易くなること。
量が増加して靭性が低下し、またその粒度分布において
粒度の粗い部分が多くなると高速溶接時(二アンダーカ
ットが発生し易くなること。
したがって、この発明は、上記知見に基づいて発明され
たもので、サブマージアーク溶接用溶融型フラックスを
、Sin、 : 26〜40 % 、 MnO:0.5
〜] 5.1 、 CaO: jO〜30%、 MgO
: 2〜20条、 At203: 2〜20憾* Tt
Ot: 2〜10% 、 BaO: 1〜54 、 C
aF、 : 20〜604 。
たもので、サブマージアーク溶接用溶融型フラックスを
、Sin、 : 26〜40 % 、 MnO:0.5
〜] 5.1 、 CaO: jO〜30%、 MgO
: 2〜20条、 At203: 2〜20憾* Tt
Ot: 2〜10% 、 BaO: 1〜54 、 C
aF、 : 20〜604 。
NaF : 0.5〜3 % 、必要に応じてB2O3
: 0.1〜1.5’l、不可避不純物:残り、からな
る成分組成(以上型1qb)とし、かつ、caF’、
/ 5iOz ti”t:比:1.5以下の条件を満た
すとともに、全体をASTM20メツシュ以下の細かい
粒度とし、かつ全体の15重量係以下をASTM20〜
32メツシュの粒度を有するようにして、普速溶接にお
ける作業性を損なうことなく、品切性の溶接金属が得ら
れるように構成したところに特徴を有するものである。
: 0.1〜1.5’l、不可避不純物:残り、からな
る成分組成(以上型1qb)とし、かつ、caF’、
/ 5iOz ti”t:比:1.5以下の条件を満た
すとともに、全体をASTM20メツシュ以下の細かい
粒度とし、かつ全体の15重量係以下をASTM20〜
32メツシュの粒度を有するようにして、普速溶接にお
ける作業性を損なうことなく、品切性の溶接金属が得ら
れるように構成したところに特徴を有するものである。
ついで、この発明のサブマージアーク溶接用溶融型フラ
ックスにおいて、その組成成分量および粒度を上記のと
おりに限定した理由を説明する。
ックスにおいて、その組成成分量および粒度を上記のと
おりに限定した理由を説明する。
a) Sin。
slo、成分は、スラグのガラス化に不可欠のものであ
り、その含有量が26壬未満では溶融型フラックスが完
全にガラス化しないため、特に高速浴接における作業性
が悪くなり、一方、5i02含有量が多ければ多いほど
良好なビード外観が得られるけれども、それが40%を
越えて含有させると、塩基度低下に伴なう靭性劣化が生
じるところから、その含有量を26〜40壬と限定した
。
り、その含有量が26壬未満では溶融型フラックスが完
全にガラス化しないため、特に高速浴接における作業性
が悪くなり、一方、5i02含有量が多ければ多いほど
良好なビード外観が得られるけれども、それが40%を
越えて含有させると、塩基度低下に伴なう靭性劣化が生
じるところから、その含有量を26〜40壬と限定した
。
b) Mn0
Mn0成分は、スラグの流動性を向上させるとともに、
ビード外観を滑らかにする作用を有するが。
ビード外観を滑らかにする作用を有するが。
その含有量が0.5%未満では前記作用に所望の効果が
得られず、一方、15%を越えて含有させると溶接金属
の靭性が低下するようになることから、その含有量を0
.5〜15係と限定した。
得られず、一方、15%を越えて含有させると溶接金属
の靭性が低下するようになることから、その含有量を0
.5〜15係と限定した。
c) CaO
CaO成分は、MgOと同じように、フラックスの塩基
度を上げるのに必要な成分であるが、その含有量が10
%未満では塩基度が低くなりすぎると同時にピードが凸
状になるとともに、アンダーカットが発生し易くなり、
一方、30%を越えて含有させるとビード外観が悪化す
ることから、その含有量を10〜30チと限定した。
度を上げるのに必要な成分であるが、その含有量が10
%未満では塩基度が低くなりすぎると同時にピードが凸
状になるとともに、アンダーカットが発生し易くなり、
一方、30%を越えて含有させるとビード外観が悪化す
ることから、その含有量を10〜30チと限定した。
d) MgO
MgO成分は、 CaOと同様、フラックスの塩基度を
上げるのに必要な成分であるが、その含有量が2%未満
では塩基度が下がりすぎて靭性が低下し、一方20憾を
越えて含有させると、融点が高くなりすぎて溶接作業性
が悪化することから、その含有量を2〜20%と限定し
た。
上げるのに必要な成分であるが、その含有量が2%未満
では塩基度が下がりすぎて靭性が低下し、一方20憾を
越えて含有させると、融点が高くなりすぎて溶接作業性
が悪化することから、その含有量を2〜20%と限定し
た。
e) AI−20s
A4,0.成分には、融点調整によって溶接作業性を向
上させるとともに、スラグのガラス化に寄与する作用が
あるが、2幅未満の添加では前記作用に所望の効果が得
られず、一方、20係を越えて含有させると、フラック
スの融点が上がり過ぎてビード外観が悪化するところか
ら、その含有量を2〜20係と限定した。
上させるとともに、スラグのガラス化に寄与する作用が
あるが、2幅未満の添加では前記作用に所望の効果が得
られず、一方、20係を越えて含有させると、フラック
スの融点が上がり過ぎてビード外観が悪化するところか
ら、その含有量を2〜20係と限定した。
f) Tie。
Tio、成分には、スラグの融点と流動性を調整する作
用があるが、その含有量が2%未満では前記作用に所望
の効果が得られず、一方、10壬を越えて含有させると
、溶接金属の靭性が低下することから、その含有量を2
〜10%と限定した。
用があるが、その含有量が2%未満では前記作用に所望
の効果が得られず、一方、10壬を越えて含有させると
、溶接金属の靭性が低下することから、その含有量を2
〜10%と限定した。
g) BaO
BaO成分は、スラグの融点や流動性を調整するのに必
要な成分であり、その含有量が1係未満では前記の調整
作用を得ることができず、一方、5鴫を越えて含有させ
ると溶接ビードの外観が悪くなることから、その含有量
を1〜5%と限定したh) CaFx CaF、成分は、溶接金属中の酸素含有量を低減させる
ことによってその靭性を向上させるのに有効な成分であ
って、所望の靭性を確保するためにはこれを20壬以上
含有させることが必要であり、一方、60%を越えて含
有させると、再点弧電圧が著しく高くなってアークが不
安定となり、溶接作業を続行できなくなることから、そ
の含有量を20〜60チと限定した。
要な成分であり、その含有量が1係未満では前記の調整
作用を得ることができず、一方、5鴫を越えて含有させ
ると溶接ビードの外観が悪くなることから、その含有量
を1〜5%と限定したh) CaFx CaF、成分は、溶接金属中の酸素含有量を低減させる
ことによってその靭性を向上させるのに有効な成分であ
って、所望の靭性を確保するためにはこれを20壬以上
含有させることが必要であり、一方、60%を越えて含
有させると、再点弧電圧が著しく高くなってアークが不
安定となり、溶接作業を続行できなくなることから、そ
の含有量を20〜60チと限定した。
i) NaF
NaF成分は、アークの安定化に必須の成分であって、
その安定化作用は0,5%以上の含有量において発揮さ
れ、一方、3係を越えて含有させると、融点が下がり過
ぎて作業性が悪化するところから、その含有量を0.5
〜3壬と限定した。
その安定化作用は0,5%以上の含有量において発揮さ
れ、一方、3係を越えて含有させると、融点が下がり過
ぎて作業性が悪化するところから、その含有量を0.5
〜3壬と限定した。
j) B、01
B2O2成分は、溶接金属中で還元されてBとなり、こ
のBが均一細粒フェライト組織の生成に寄与し、もって
溶接金属の高靭化が達成されるので、より一層の高靭化
を望む場合必要に応じて添加されるが、そのためには0
.1%以上のB20.を添加することが必要であり、一
方、15壬を越えて含有させると、溶接金属に割れが発
生するようになることから、その含有量を0.1〜1.
5係と限定した。
のBが均一細粒フェライト組織の生成に寄与し、もって
溶接金属の高靭化が達成されるので、より一層の高靭化
を望む場合必要に応じて添加されるが、そのためには0
.1%以上のB20.を添加することが必要であり、一
方、15壬を越えて含有させると、溶接金属に割れが発
生するようになることから、その含有量を0.1〜1.
5係と限定した。
k) CaFz / 5102
CaF、 / Sin、車量比は高速溶接時のビード外
観、アンダーカットの発生に関係し、この比が小さいほ
ど高速溶接における作業性が良くなるが、一方、溶接金
属の靭性面からみると、この比は大きい方が好ましいの
で、靭性を確保し、かつ高速溶接における作業性を良好
とするために、その値を1゜5以下と限定し7た。
観、アンダーカットの発生に関係し、この比が小さいほ
ど高速溶接における作業性が良くなるが、一方、溶接金
属の靭性面からみると、この比は大きい方が好ましいの
で、靭性を確保し、かつ高速溶接における作業性を良好
とするために、その値を1゜5以下と限定し7た。
t)フラックス粒度
フラックス粒度がASTM20メツシユよりも粗くなる
と、溶接金属中の酸素含有量が急激に増大して、その靭
性が低下し、また粒度分布で粒度の粗いASTM20〜
32メツシュの部分の割合が15重量憾を越えると、高
速溶接時にアンダーカットが発生し易くなることから、
フラックス全体の粒度をA37M20メツシユ以下の細
かい粒度とするとともに、フラックス全体の15重量壬
以下をASTM20〜32メツシュの粒度に限定した。
と、溶接金属中の酸素含有量が急激に増大して、その靭
性が低下し、また粒度分布で粒度の粗いASTM20〜
32メツシュの部分の割合が15重量憾を越えると、高
速溶接時にアンダーカットが発生し易くなることから、
フラックス全体の粒度をA37M20メツシユ以下の細
かい粒度とするとともに、フラックス全体の15重量壬
以下をASTM20〜32メツシュの粒度に限定した。
つぎに、比較例と対比しながらこの発明を実施例により
説明する。
説明する。
実施例】
フラックス中のCaO含有量とCaF、 / siQ、
比が、高速溶接において生ずるビードの状態に及ぼす影
響を調査するために、C: 0.06 % 、 Si
: 0.36%。
比が、高速溶接において生ずるビードの状態に及ぼす影
響を調査するために、C: 0.06 % 、 Si
: 0.36%。
Mn : 1.32 % 、 P : 0.012%、
S:0.005%。
S:0.005%。
At : 0.0 3 係 。
Fe十不可避不純物:残り、からなる成分組成(以上重
量係、別に指示がなければ以下も同様塾有する板厚9調
の鋼板に、3電極サブマージアーク溶接法によりビード
オンプレートテストを実施し。
量係、別に指示がなければ以下も同様塾有する板厚9調
の鋼板に、3電極サブマージアーク溶接法によりビード
オンプレートテストを実施し。
溶接作業性を評価した。このとき便用した溶接ワイヤの
成分組成と溶接条件をそれぞれWJ1表と第2表に示す
。
成分組成と溶接条件をそれぞれWJ1表と第2表に示す
。
上述のような条件で、第3表に示される化学組成を有す
る種々のフラックス(表中の壷印は、それを付けた数値
が本発明の範囲外にあることを示す)を用いて溶接を行
った後C三得られた溶接金属のビードの形状とアンダー
カットの発生について調べた結果を、第1因(二足した
。
る種々のフラックス(表中の壷印は、それを付けた数値
が本発明の範囲外にあることを示す)を用いて溶接を行
った後C三得られた溶接金属のビードの形状とアンダー
カットの発生について調べた結果を、第1因(二足した
。
第1表
第2表
第3表
第1図から、本発明で規定したCaO含有量およびCa
F2/5in2比の範囲内では、高速溶接においても良
好なビードが得られることがわがる。
F2/5in2比の範囲内では、高速溶接においても良
好なビードが得られることがわがる。
実施例2
第4表に示される成分組成を有する板厚12.7闘の鋼
板に深さ4.1nの70’V開先を両面に加工し、同じ
く第4表に示される成分組成を有する直径40調のワイ
ヤを用いて、両面各1パスの3電極サブマージアーク溶
接を第5表に示される条件の下で実施した。このとき(
=f史用したフラックスの成分組成、粒度、並びにこの
@接によって得られた溶接金属の靭性および作業性を第
6表に示した。
板に深さ4.1nの70’V開先を両面に加工し、同じ
く第4表に示される成分組成を有する直径40調のワイ
ヤを用いて、両面各1パスの3電極サブマージアーク溶
接を第5表に示される条件の下で実施した。このとき(
=f史用したフラックスの成分組成、粒度、並びにこの
@接によって得られた溶接金属の靭性および作業性を第
6表に示した。
なお、靭性は、JISA号シャルピー衝撃試験片におけ
る0℃の吸収エネルギーで示し、第6表中の※印は、そ
れを付けた数値が本発明の範囲外にあることを示してい
る。
る0℃の吸収エネルギーで示し、第6表中の※印は、そ
れを付けた数値が本発明の範囲外にあることを示してい
る。
第4表
第5表
〔発明の効果〕
第6表に示された結果をみると、比較フラッグスフと8
においてはs io2量、 CaFx / SiOx比
および粒度が本発明範囲から外れているため(二、ピー
ド外観が悪く、かつアンダーカットが多発し、比較フラ
ックス9においては5iOJとMnO量が多すぎる上に
CaF重量が少ないために靭性が低く、比較フラックス
10においてはSiOx量とCaO量が少なくてCaF
、 / SiO□比が大きく、また粒度が粗すぎること
がらピード外観が悪く、比較フラックス11においては
SiO,t 、 Cab#、粒度に加え、Mg0i。
においてはs io2量、 CaFx / SiOx比
および粒度が本発明範囲から外れているため(二、ピー
ド外観が悪く、かつアンダーカットが多発し、比較フラ
ックス9においては5iOJとMnO量が多すぎる上に
CaF重量が少ないために靭性が低く、比較フラックス
10においてはSiOx量とCaO量が少なくてCaF
、 / SiO□比が大きく、また粒度が粗すぎること
がらピード外観が悪く、比較フラックス11においては
SiO,t 、 Cab#、粒度に加え、Mg0i。
TiO,−Itt r CaF、 / Sin、 I七
も本発明範囲を外れティるところからビード外観が悪く
、しかもこれらの比較フラックスのうち、比較フラック
ス7.8゜10.11はいずれもNaFを含まないため
にアークが不安定となり、これがビード外観を一層悪化
させる傾向がみられた。比較フラックス12は成分組成
上は本発明の要件を満たしているけれども、20〜32
メツシユの粒度のものが多すぎるためにビード外観がや
や悪く、アンダーカットも発生した。
も本発明範囲を外れティるところからビード外観が悪く
、しかもこれらの比較フラックスのうち、比較フラック
ス7.8゜10.11はいずれもNaFを含まないため
にアークが不安定となり、これがビード外観を一層悪化
させる傾向がみられた。比較フラックス12は成分組成
上は本発明の要件を満たしているけれども、20〜32
メツシユの粒度のものが多すぎるためにビード外観がや
や悪く、アンダーカットも発生した。
上述のように、この発明の溶融型フラックスによれば、
2 m / minを越えるような高速のサブマージ
アーク溶接においても良好なビード形状を保ちながら、
作業件よく十分に高い靭性を有する溶接金属を得ること
ができるという、工業上有用な効果がもたらされる。
2 m / minを越えるような高速のサブマージ
アーク溶接においても良好なビード形状を保ちながら、
作業件よく十分に高い靭性を有する溶接金属を得ること
ができるという、工業上有用な効果がもたらされる。
出願人 住友金属工業株式会社 外1名代理人 富 1
)和 夫 外2名 手 続 補 正 内 (方式)昭和61年 8
月22日
)和 夫 外2名 手 続 補 正 内 (方式)昭和61年 8
月22日
Claims (2)
- (1)SiO_2:26〜40%、MnO:0.5〜1
5%、CaO:10〜30%、MgO:2〜20%、A
l_2O_3:2〜20%、TiO_2:2〜10%、
BaO:1〜5%、CaF_2:20〜60%、NaF
:0.5〜3%、不可避不純物:残り、(以上重量%)
からなる成分組成を有し、かつCaF_2/SiO_2
重量比:1.5以下の条件を満たすとともに、全体がA
STM20メッシュ以下の細かい粒度を有し、かつ全体
の15重量%以下がASTM20〜32メッシュの粒度
を有することを特徴とするサブマージアーク溶接用溶融
型フラックス。 - (2)SiO_2:26〜40%、MnO:0.5〜1
5%、CaO:10〜30%、MgO:2〜20%、A
l_2O_3:2〜20%、TiO_2:2〜10%、
BaO:1〜5%、CaF_2:20〜60%、NaF
:0.5〜3%、B_2O_3:0.1〜1.5%、不
可避不純物:残り、 (以上重量%)からなる成分組成を有し、かつCaF_
2/SiO_2重量比:1.5以下の条件を満たすとと
もに、全体がASTM20メッシュ以下の細かい粒度を
有し、かつ全体の15重量%以下がASTM20〜32
メッシュの粒度を有することを特徴とするサブマージア
ーク溶接用溶融型フラックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4624685A JPS6224894A (ja) | 1985-03-08 | 1985-03-08 | サブマ−ジア−ク溶接用溶融型フラツクス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4624685A JPS6224894A (ja) | 1985-03-08 | 1985-03-08 | サブマ−ジア−ク溶接用溶融型フラツクス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6224894A true JPS6224894A (ja) | 1987-02-02 |
Family
ID=12741790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4624685A Pending JPS6224894A (ja) | 1985-03-08 | 1985-03-08 | サブマ−ジア−ク溶接用溶融型フラツクス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6224894A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009506367A (ja) * | 2005-08-30 | 2009-02-12 | ジル.ニコラ | 擬似ビジュアル環境のディスプレイ可能なパラシュート落下シミュレーター |
JP2012161827A (ja) * | 2011-02-08 | 2012-08-30 | Nippon Steel & Sumikin Welding Co Ltd | サブマージアーク溶接方法 |
CN106624458A (zh) * | 2016-12-06 | 2017-05-10 | 中国航空工业集团公司北京航空材料研究院 | 一种用于6mm以下厚度钛合金气体保护焊的活性焊剂 |
-
1985
- 1985-03-08 JP JP4624685A patent/JPS6224894A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009506367A (ja) * | 2005-08-30 | 2009-02-12 | ジル.ニコラ | 擬似ビジュアル環境のディスプレイ可能なパラシュート落下シミュレーター |
JP2012161827A (ja) * | 2011-02-08 | 2012-08-30 | Nippon Steel & Sumikin Welding Co Ltd | サブマージアーク溶接方法 |
CN106624458A (zh) * | 2016-12-06 | 2017-05-10 | 中国航空工业集团公司北京航空材料研究院 | 一种用于6mm以下厚度钛合金气体保护焊的活性焊剂 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6313694A (ja) | サブマ−ジア−ク溶接用焼成型フラツクス | |
CN108296667A (zh) | 一种用于水下焊接的药芯焊丝以及制备方法 | |
JP3815984B2 (ja) | 低合金耐熱鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
KR20020090575A (ko) | 고장력강용 가스 실드 아크 용접용 플럭스 코어드 와이어 | |
JPS6224894A (ja) | サブマ−ジア−ク溶接用溶融型フラツクス | |
JPS5855197A (ja) | サブマ−ジア−ク溶接用溶融型フラツクス | |
KR102150974B1 (ko) | 저온 충격인성이 우수한 탄뎀 가스 실드 아크 용접 와이어 | |
JP2001038486A (ja) | 耐吸湿性と耐粉化性に優れたサブマージアーク溶接用焼成型フラックスおよびその製造方法 | |
JPS632592A (ja) | 低合金耐熱鋼溶接用フラツクス入りワイヤ | |
JPS61169194A (ja) | サブマ−ジア−ク溶接用溶融型フラツクス | |
JPS59137195A (ja) | サブマ−ジア−ク溶接用焼成型フラツクス | |
JPS6356396A (ja) | 横向サブマージアーク溶接方法 | |
JPH03169485A (ja) | 高電流密度ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JP3577995B2 (ja) | サブマージアーク溶接用焼成型フラックスの製造方法 | |
JPS61180694A (ja) | サブマ−ジア−ク溶接用溶融型フラツクス | |
JPH01150497A (ja) | すみ肉溶接用低水素系被覆アーク溶接棒 | |
JPS6352794A (ja) | サブマ−ジア−ク溶接用焼成型フラツクス | |
JP2631756B2 (ja) | 抵水素系被覆アーク溶接棒 | |
JPH0985488A (ja) | サブマージアーク溶接用溶融型フラックス | |
JP3336244B2 (ja) | サブマージアーク溶接用の高温焼成型フラックスおよびその製造方法 | |
JP2021049576A (ja) | 鉄粉低水素系被覆アーク溶接棒 | |
JPS594997A (ja) | 低水素系被覆ア−ク溶接棒 | |
JPS59110495A (ja) | すみ肉溶接用低水素系被覆ア−ク溶接棒 | |
JPH07100689A (ja) | 下向すみ肉サブマージアーク溶接用ボンドフラックス | |
JPS6352795A (ja) | サブマージアーク溶接方法 |