JPS6224797B2 - - Google Patents

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JPS6224797B2
JPS6224797B2 JP56130875A JP13087581A JPS6224797B2 JP S6224797 B2 JPS6224797 B2 JP S6224797B2 JP 56130875 A JP56130875 A JP 56130875A JP 13087581 A JP13087581 A JP 13087581A JP S6224797 B2 JPS6224797 B2 JP S6224797B2
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tone
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envelope
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Takeshi Mitarai
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Casio Computer Co Ltd
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Priority to US06/324,466 priority patent/US4453440A/en
Priority to EP81305557A priority patent/EP0053892B1/en
Priority to DE8181305557T priority patent/DE3172071D1/de
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Publication of JPS6224797B2 publication Critical patent/JPS6224797B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は正弦波あるいは余弦波を波形メモリ
から音階周波数に応じて読出し、楽音を生成する
電子楽器に関する。
従来より、電子楽器において正弦波を合成して
楽音を生成する方法は種々試みられているようで
あるが、その場合、各倍音毎及び各和音毎に発振
器を必要とするものが一般的であり、回路構成が
複雑化し、多数の倍音を生成することが困難であ
り、コスト的にも難かしくなる欠点があつた。
一方、本出願人は既に、特願昭55−167583にお
いて全く新規な正弦波合成方式の電子楽器を提案
した。即ち、この電子楽器は、予め波形メモリに
記憶されている正弦波あるいは余弦波を音階周波
数に応じて、同一周波数で且つ方向が互いに逆で
しかも同じ大きさの位相シフトがなされた2つの
波形として読出し、また読出した上記2つの波形
を合成し、而して上記位相シフトの大きさに基づ
き上記正弦波あるいは余弦波のエンベロープ制御
を行うようにしたものである。そしてこの電子楽
器の場合、従来必ず必要としていたエンベロープ
制御のための乗算器が不要となつて回路構成が極
めて簡単となり、したがつてLSI化が容易となる
一方、正確なエンベロープ制御が行える等の特徴
を有している。
この発明は上述した事情を背景になされたもの
で、その目的とするところは、本出願人の上記特
許出願の電子楽器を更に改良して時分割処理方式
を採用し、これにより和音、倍音が多数、容易に
得られるようにした電子楽器を提供することであ
る。
また他の目的とするところは、正弦波合成方式
により楽音を生成する回路をLSI化しておき、ま
たこのようにして得られたLSIチツプを複数用い
ると共に各LSIチツプに対し発生させる倍音の次
数や数、和音の種類や数の指定を行えるように
し、これにより多数の和音、倍音が生成可能とな
るようにした電子楽器を提供することである。
以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説
明する。第1図はこの実施例の電子楽器の要部の
システム構成図を示す。図中、1はCPU(中央
処理装置)であり例えば1チツプのマイクロプロ
セツサーより成るものである。そしてCPU1は
バスラインB1,B2,B3,B4を夫々介し接
続される4個のLSIチツプ2,3,4,5に対し
各種情報を出力し、その楽音作成動作を制御す
る。即ち、CPU1は鍵盤(図示略)上の操作鍵
の音階に応じた周波数情報、また各種外部スイツ
チの操作出力に応じた制御信号等を出力し、上記
バスラインB1〜B4に与える。
LSIチツプ2〜5は何れも第2図に示す回路構
成を含み、夫々同一構成となつている。そして各
LSIチツプ2〜5からは、CPU1によつて指定さ
れた次数の倍音を含む楽音を表わす波形データが
夫々出力し、加算器6に与えられて加算(合成)
され、またその加算(合成)データはD/A変換
器7に与えられてアナログ信号に変換され、アン
プ、スピーカ(図示略)を介し放音される。
次に第2図を参照して上記LSIチツプ2〜5の
要部の具体的構成を説明する。上述したように各
LSIチツプ2〜5は共にその構成が同一であるか
ら、いまLSIチツプ2の構成を代表して説明す
る。
LSIチツプ2は4チヤンネルの時分割処理動作
が可能となつている。即ち、各チヤンネルは1つ
の楽音に対応し、最大4楽音まで、換言すれば4
和音まで生成することが、このLSIチツプ2では
可能である。したがつて後述する周波数情報レジ
スタ等の各種シフトレジスタは4チヤンネルに対
応する4段のシフト段を有している。ただし後述
するように、エンベロープ情報レジスタは20段の
シフト段を有する。
鍵盤上の操作鍵の音階に応じてCPU1が出力
し、バスラインB1を介して入力される上記操作
鍵の周波数情報はゲート回路11を介して周波数
情報レジスタ12に与えられる。この周波数情報
レジスタ12は容量20ビツトのシフトレジスタ4
本をカスケード接続してなり、またクロツクφ1
0(第4図参照)により駆動されてシフト動作を
行う。周波数情報レジスタ12の4段目のシフト
レジスタから出力する周波数情報は加算器13に
与えられるほかに、ゲート回路14を介し周波数
情報レジスタ12の1段目のシフトレジスタに与
えられ、帰還される。この場合、上記ゲート回路
11にはCPU1からの制御信号INが直接印加さ
れており、またゲート回路14には上記制御信号
INがインバータ15を介し印加されており、
夫々、開閉制御される。而して制御信号INは、
操作鍵が、あるチヤンネルに割当てられるとき該
チヤンネルのタイミングにて2値論理レベルの
“1”信号として出力される信号であり、このと
き開成されるゲート回路11を介し上記操作鍵に
対する周波数情報が周波数情報レジスタ12の1
段目に入力される。一方、このときゲート回路1
4は閉成されており、したがつて周波数情報レジ
スタ12の4段からの帰還データは阻止される。
そして以後は上記操作鍵がオフされ、チヤンネル
解除となるまでの間、該チヤンネルのタイミング
では制御信号INは“0”信号として出力され、
この結果、ゲート回路14が開成して上記操作鍵
の周波数情報が帰還され、循環保持されるように
なつている。
加算器13は周波数情報レジスタ12からの周
波数情報と、位相情報レジスタ16から帰還され
る位相情報(位相アドレス)とを加算し、その結
果、あらたな位相情報を出力して位相情報レジス
タ16に与える。位相情報レジスタ16は容量20
ビツトのシフトレジスタ4本をカスケード接続し
てなり、またクロツクφ10により駆動される。
そして位相情報レジスタ16の4段目から出力す
る位相情報は乗算部17へ印加される。即ち、上
記加算器13および位相情報レジスタ16は、上
記周波数情報を累算して位相アドレスaを得る
回路である。
乗算部17はCPU1の制御に基づく信号XS0
XS1,XQ,YO,YS2,YQが入力されている。茲
で、信号XS0,XS1,XQは夫々、乗算部17内の
アダーのX入力端子に、上記位相アドレスa、
位相アドレスaの2倍のデータ、前回の演算結
果が夫々入力されるようにするゲート制御信号で
ある。一方、信号YO,YS2,YQは夫々、上記ア
ダーの入力端子に、データO、位相アドレスa
の4倍のデータ、前回の演算結果が夫々入力され
るようにするゲート制御信号である。そして乗算
部17の出力データは加算器18の第1入力端子
に印加される。なお、上記乗算部17の出力デー
タ(12ビツトデータ)のうち最上位ビツトは符号
を表わすSIGNビツトであり、排他的オアゲート
19を介し加算器18へ印加される。また加算器
18の第2入力端子には排他的オアゲート2010
〜20を夫々介し、エンベロプデータ(11ビツ
トデータ)が印加される。
即ち、加算器21にはゲート回路22を介しエ
ンベロープ値が印加される。このエンベロープ値
は、予め外部スイツチによつて設定されている
ADSR(アタツク、デイケイ、サステイン、リリ
ース)情報にもとづき、演奏キーのオン、オフ操
作時にCPU1の制御によつて与えられるデータ
であり、ゲート回路22にエンベロープクロツク
が印加され該ゲート回路22が開成される都度、
加算器21に印加される。
加算器21には更に、エンベロープ情報レジス
タからのデータが帰還され印加されている。この
エンベロープ情報レジスタ23は、容量7ビツト
のシフトレジスタ20本をカスケード接続してなつ
ており、またクロツクφ(第4図参照)により
駆動される。そして加算器21に上記エンベロー
プ値とエンベロープ情報レジスタ23の出力デー
タとを加算し、あらたなエンベロープ情報(エン
ベロープの現在値)を作成し、エンベロープ情報
レジスタ23へ与える。またエンベロープ情報レ
ジスタ23の出力データ、即ち、上記エンベロー
プ情報は指数変換回路24にも与えられる。この
指数変換回路24は、エンベロープ波形のアタツ
ク部が上に凸の曲線、デイケイ部が下に凸の曲
線、リリース部が下に凸の曲線であるような理想
的なエンベロープ波形となるように、上記エンベ
ロープ情報を指数関数的な変化を示すデータに変
換するための回路であり、例えば本出願人が既に
出願した特許出願(特願昭56−36595号)を利用
することができる。そして指数関数変換回路24
から出力するエンベロープデータは上記排他的オ
アゲート2010〜200を介し加算器18へ与えられ
る。
上記排他的オアゲート19および排他的オアゲ
ート2010〜20の各他端は、第4図に示す如
く、システムクロツクφの出力ごとに“1”レ
ベルと“0”レベルとを交互に繰返す信号Sが印
加されている。また加算器18のキヤリー入力端
子Cinにも上記信号Sが印加されている。
したがつて、信号Sが“0”レベルのときに
は、加算器18は第1入力端子への入力データと
第2入力端子への入力データとを加算し、その結
果データを正弦波ROM部25へアドレスデータ
として与える。一方、信号Sが“1”レベルのと
きには、加算器18は、乗算部17からのデータ
のうちSIGNビツトのレベルのみを反転したデー
タと、指数関数変換回路24からのエンベロープ
データを2の補数表現により表わしたデータとを
加算し、その結果データを正弦波ROM部25へ
与える。しかして、この信号Sが“1”のときに
読出されるサイン波は上記信号Sが“0”レベル
のとき読出されるサイン波とその周波数が同一
で、また位相シフト量が同じ大きさでシフト方向
が逆の関係にあり、更に符号の正、負が逆となる
サイン波となつている。尚、その詳細は数式を用
いて後述する。
上記正弦波ROM部25には、2n(nは正の整
数、例えば今の場合n=212)のサンプル点に分割
して正弦波の振幅値が記憶されている。そしてこ
の正弦波ROM部25から読出された振幅値デー
タは累算器26に与えられ、システムクロツクφ
の出力ごとに累算される。そしてこの累算器2
6の累算値データはクロツクφ40(第4図参照)
の出力時にラツチ27にラツチされ、次いで上記
加算器6(第1図)に与えられる。なお、この累
算器26はクロツクφ40のタイミングでその内容
がクリアされる。而して上記ラツチ27へラツチ
された累算値データは最大40個の正弦波を累算し
た値となつている。
次に第3図を参照して上記乗算部17の具体的
構成を説明する。乗算部17へは位相情報レジス
タ16が出力する位相アドレスaの上位14ビツ
トデータA19〜A6が入力する。そしてデータA19
〜A8は、アダー30のX入力端子X11〜X0へトラ
ンスフアーゲート3111〜31を介し印加され
る。またX入力端子X11〜X2へは、トランスフア
ーゲート3211〜32を介しデータA18〜A7
(即ち、上記データA19〜A8を1ビツトだけ上位
側へシフトしたデータであり、上記位相アドレス
aの2倍の大きさのデータ2aを表わす)が印
加される。更にX入力端子X11〜X0へは、トラン
スフアーゲート3311〜33を介し、アダー3
0のS出力端子S11〜S0からの結果データがラツ
チ34にラツチされたのち印加される。
一方、アダー30のY入力端子Y11〜Y0へは、
トランスフアーゲート3511〜35を介しオー
ル“0”データが印加される。またY入力端子
Y11〜Y0へは、トランスフアーゲート3611〜3
を介しデータA17〜A6が印加され、これによ
り上記位相アドレスaを4倍したデータ4aが
印加されるものである。更にY入力端子Y11〜Y0
へは、トランスフアーゲート3711〜37を介
しラツチ34にラツチされた上記結果データが印
加される。
而して上記トランスフアーゲート3111〜33
、3211〜32、3311〜33は夫々、信
号XS0、信号XS1、信号XQを夫々ゲート制御信号
とするものである。またトランスフアーゲート3
11〜35、3611〜36、3711〜37
は夫々、信号YO、信号YS2、信号YQを夫々ゲー
ト制御信号とするものである。なお、上記ラツチ
34はクロツクφにより駆動されて上記結果デ
ータをラツチする。
乗算部17の上記構成により、信号XS0
XS1,XQの何れかの出力によつてアダー30の
X入力端子X11〜X0へは、位相アドレスa、2
倍の位相アドレス2a、前回の演算結果データの
何れか1つが印加される。一方、Y入力端子Y11
〜Y0へは、信号YO,YS2,YQの何れかの出力に
よつてオール“0”データ、4倍の位相アドレス
4a、前回の演算結果データの何れか1つが印加
される。そしてアダー30はX入力端子X11
X0、Y入力端子Y11〜Y0の各入力データを加算
し、その結果データをS出力端子S11〜S0から出
力することになる。したがつて信号XS0,XS1
XQおよび信号YO,YS2,YQの各出力状態を
CPU1からの制御に基づき設定することによ
り、乗算部17からは、ある1つの基音と、例え
ばその基音に対する4つの倍音との各アドレス情
報が、あるいはまたある基音に対する5つの倍音
の各アドレス情報が夫々作成出力されるものであ
る。
次に上記実施例の動作を第4図ないし第7図を
参照して具体的に説明する。いま、1個のLSIチ
ツプ、例えばLSIチツプ2のみに着目した場合、
周波数情報レジスタ12には4種類までの周波数
情報が設定可能である。即ち、例えば音高C1
D1,E1,F1の4個の鍵を同時操作した場合、各
鍵の音高を示す4種類の周波数情報がCPU1か
ら出力され、バスラインB1、ゲート回路11を
夫々介し、周波数情報レジスタ12内の割当てら
れたチヤンネルに夫々設定される。そしてそれ以
後は、各鍵のオン操作中、各周波数情報がクロツ
クφ10の出力ごとにシフトされながら循環保持さ
れる。
また各周波数情報は加算器13へ与えられ、位
相情報レジスタ16の出力データと加算されるこ
とによりあらたな位相情報、即ち、次のステツプ
(上記正弦波ROM部25における次のサンプル点
をアドレスする情報に対応している)の位相アド
レスaが作成される。而してこの位相アドレス
aは、上記音高C1,D1,E1,F1の各基音に対
する位相アドレスを与えるものである。また上記
位相アドレスaはクロツクφ10によりシフトさ
れることにより、加算器13および乗算部17へ
与えられる。
乗算部17においては、信号XS0,XS1,XQ、
信号YO,YS2,YQを予め所望位置に設定してお
く。例えば第5図に示すような状態で信号XS0
XS1,XQ、信号YO,YS2,YQが夫々出力する。
茲で、第4図および第5図において、タイミン
グP0,P1,P2,P3は夫々、周波数情報レ
ジスタ12、位相情報レジスタ16がクロツクφ
10の出力毎に時分割動作を行う各チヤンネルのタ
イミングを示している。またタイミングT0,T
1,T2,T3,T4は夫々、上記各タイミング
P0〜P3夫々において、クロツクφの出力毎
に更に実行される時分割動作のタイミングを示し
ている。
第5図の場合の乗算部17の動作を説明する
と、例えばタイミングP0内のタイミングT0に
おいて、信号XSO、信号YOが“1”レベル、信
号XS1,XQ、信号YS2,YQが“0”レベルであ
る。このためトランスフアーゲート3111〜31
が開成し、他のトランスフアーゲート3211
32,3311〜36,3711〜37は共に
閉成している。したがつてアダー30のX入力端
子X11〜X0には位相情報レジスタ16からの位相
アドレスaが印加され、またY入力端子Y11
Y0にはオール“0”データが夫々印加される。
したがつてアダー30のS出力端子S11〜S0から
出力する結果データはaとなり、加算器18お
よびラツチ34へアドレス情報として与えられ
る。
タイミングT1では、信号XS0、信号YQが共
に“1”レベル、信号XS1,XQ、信号YO,YS2
が共に“0”レベルである。このためX入力端子
X11〜X0には位相アドレスaが印加され、Y入
力端子Y11〜Y0にはトランスフアーゲート3711
〜37が開成される結果、前回のタイミング
TOの演算結果データであり、ラツチ34にラツ
チされているデータaが印加される。したがつ
てS出力端子S11〜S0から出力する結果データは
2aとなる。
タイミングT2では、信号XS0等の出力状態は
タイミングT1と同一である。したがつてアダー
30のX入力端子X11〜X0にはデータaが印加
され、またY入力端子Y11〜Y0には前回の結果デ
ータ2aが印加される。したがつてその結果デー
タは3aとなる。
タイミングT3では、信号XS0等の出力状態は
タイミングT1,T2と同一である。したがつて
アダー30のX入力端子X11〜X0にはデータa
が印加され、またY入力端子Y11〜Y0には前回の
結果データ3aが印加される。従つてその結果デ
ータは4aとなる。
タイミングT4では、信号XQ、信号YQが共に
“1”レベル、信号XS0,XS1、信号YO,YS2
共に“0”レベルに変化する。このためX入力端
子X11〜X0には、トランスフアーゲート3311
33を介し前回のタイミングT3における結果
データ4aが印加され、またY入力端子Y11〜Y0
にも前回の結果データ4aが印加される。したが
つてその結果データは8aとなる。
他の時分割処理チヤンネルのタイミングP1〜
P3にても全く同様な動作が乗算部17にて実行
されてことは勿論である。
一方、加算器21には、上記音高C1,D1
E1,F1の各鍵のオン操作、オフ操作に対応して
夫々のタイミングにてアタツク、デイケイ、サス
テイン、リリースの各エンベロープ値がゲート回
路22を介し印加される。そして加算器21はそ
のエンベロープ値をエンベロープ情報レジスタ2
3の出力データと加算し累算する結果、あらたな
エンベロープ情報を作成し、エンベロープ情報レ
ジスタ23に与える。そしてエンベロープ情報レ
ジスタ23内のエンベロープ情報はクロツクφ
によりシフトされるから、指数関数変換回路24
からは対応してタイミングT0,T1,T2,T
3,T4ごとに、指数関数変換されたあらたなエ
ンベロープデータが出力されることになり、また
このエンベロープデータは排他的オアゲート20
10〜20を介し加算器18へ与えられる。
加算器18では、例えばタイミングP0におい
て、各タイミングT0〜T4では信号Sが“0”
レベルのときと“1”レベルのときとでは異なる
状態の演算が実行される。即ち、タイミングT0
においては、加算器18の第1入力端子には乗算
部17からの上記データ(アドレス情報)aが
印加される。そして信号Sが“0”レベルのとき
にはデータaのSIGNビツトはそのまま印加さ
れ、他方、信号Sが“1”レベルのときには
SIGNビツトはそのレベルを反転されて印加され
る。
他方、加算器18の第2入力端子には、信号S
が“0”レベルのときには指数関数変換回路24
からのエンベロープデータがそのまま印加され、
また信号Sが“1”レベルのときには2の補数表
現されたエンベロープデータが印加される。
したがつて加算器18は、上記タイミングP0
内のタイミングT0において、信号Sが“0”レ
ベルのときに、データaとエンベロープデータ
とを加算し、その結果データにて正弦波ROM部
25をアドレスする。また信号Sが“1”レベル
のときに、符号を反転したデータaと、2の補
数表現されたエンベロープデータとを加算し、そ
の結果データにて正弦波ROM部25をアドレス
する。而してこの場合、上記タイミングP0が、
例えば音高C1の鍵に対する時分割処理タイミン
グに割当てられていたと仮定すると、上記タイミ
ングT0では、この音高C1を基音とし、且つ該
基音のサイン波が2種類読出されることになる。
そしてこの2種類のサイン波は極性が互いに逆
で、またその周波数は同一で、更にその位相シフ
トの大きさは同一で且つそのシフト方向が逆の関
係にある各サイン波となつている。
上記タイミングP0内のタイミングT1では、
加算器18の第1入力端子にはデータ2aが印加
され、また信号Sが“0”レベル、“1”レベル
のときのデータ2aの入力処理は上記タイミング
T0と同一である。また加算器18の第2入力端
子へのエンベロープデータの入力状態は上記タイ
ミングT0と同一である。したがつてこのタイミ
ングT1では、正弦波ROM部25からは、音高
C1の2倍音のサイン波が2種類読出される。
同様にして、上記タイミングT0内のタイミン
グT2,T3,T4では夫々、加算器18の第1
入力端子にはデータ3a,4a,8aが夫々印加
される。また第2入力端子には夫々のエンベロー
プデータが同様に印加される。したがつて、タイ
ミングT2,T3,T4では夫々、音高C1の3
倍音、4倍音、8倍音の各サイン波が夫々2種類
ずつ読出される。
タイミングP1,P2,P3が夫々、上記音高
D1,E1,F1の各鍵に対する時分割処理タイミン
グに割当てられていたと仮定すると、各タイミン
グP1,P2,P3では夫々、音高D1,E1,F1
の各基音と、その2倍音、3倍音、4倍音、8倍
音の各サイン波が夫々、2種類ずつ同様にして正
弦波ROM部25から読出される。
正弦波ROM部25から読出されるサイン波は
累算器26にてクロツクφの出力タイミング毎
に累算される。即ち、タイミングP0では、タイ
ミングT0にて2発のクロツクφが出力し、基
音(音高C1)の2種類のサイン波が累算される。
次にタイミングT1では、上記累算値に対し更
に、2倍音の2種類のサイン波が累算される。同
様にしてタイミングT2,T3,T4では夫々、
それまでの累算値に対し、3倍音、4倍音、8倍
音の各2種類のサイン波が累算される。
更に、タイミングP1では、音高D1を基音と
し、またその2倍音、3倍音、4倍音、8倍音の
各音高の各2種類のサイン波が累算器26に累算
される。同様にしてタイミングP2,P3では
夫々、音高E1,F1を夫々基音とし、また各2倍
音、3倍音、4倍音、8倍音の各音高の各2種類
のサイン波が累算器26に累算される。
そして、この累算器26に累算された合計40個
(2種類×4和音×(基音も含む)5倍音)の正弦
波は、クロツクφ40の出力時にラツチ27へ転送
され、外部の加算器6へ供給されることになる。
従つて、この電子楽器のサンプリングクロツクは
φ40であることは明らかである。そして、累算器
26はP0〜P3の時分割処理の結果データを全て累
算し、クロツクφ40のタイミングでその内容をラ
ツチ27に転送し、且つ自己の内容をクリアす
る。
他のLSIチツプ3,4,5の各動作は上記LSI
チツプ2と基本的に同一である。そして上述した
ように、各LSIチツプ2〜5は夫々、各楽音が5
種類の倍音を含み、またこの楽音を最大4種類ま
で同時に発生可能であり、換言すれば、4和音で
各5倍音を発生可能である。したがつて上記実施
例の場合、4個のLSIチツプ2〜5を全て用いる
ことにより(A)4和音×20倍音、(B)8和音×10倍
音、(C)16和音×5倍音などの各組合せの和音を発
生可能である。
先ず(A)の4和音×20倍音の場合、各LSIチツプ
2〜5に、異なる4つの楽音を夫々割当てる。即
ち、この場合、各LSIチツプ2〜5内の周波数情
報レジスタ12の各チヤンネルには、同じ音階に
対応する同一の周波数情報が設定される。
そして、P0のT0のタイミングでは、制御信号
XS0,Y0を“1”状態で出力し、その他の制御
信号を“0”状態とし、位相情報aを乗算部1
7で得る。そして以下のタイミングでは、制御信
号XS0,YQを“1”状態とし、他の制御信号を
“0”状態とする。
このように制御信号を設定することにより、P0
のT1〜T4のタイミングでは、2a,3a,4a
,5aの位相情報が乗算部17より得られるこ
とになる。そして、次のP1のタイミングではひき
続き同じ音階に対応する位相情報aが位相情報
レジスタ16から出力することになり、乗算部1
7では、同じ音階に対応する位相情報6a,7a
…が得られる。
以下同様にして、P0〜P3の各チヤンネル時間に
おいて、同じ音階に対応する位相情報a〜20a
が得られることになる。従つて、20種類の倍音
(基音)を含む楽音がLSIチツプ2〜5から夫々
出力することになり、4和音×20倍音の発音状態
をとることが出来る。
次に(B)の8和音×10倍音の場合を説明すると、
この場合には、例えばLSIチツプ2と4、LSIチ
ツプ3と5を夫々1対の組合せとし、而してLSI
チツプ2,4には4和音を発生させ、またLSIチ
ツプ3,5には上記LSIチツプ2,4の4和音と
は異なる4和音を発生させるように夫々設定す
る。そしてLSIチツプ2,3からは夫々の例えば
1,2,3,4,8倍音、LSIチツプ4,5から
は夫々の6,10,12,16,20倍音を例えば発生す
るように設定する。即ち、この場合、乗算部17
における制御信号は、例えばLSI2,3では第5
図の如く、LSI4,5では第6図の如く出力する
ようにCPU1が制御すれば良いことは明らかで
ある。これにより4個のLSIチツプ2〜5から、
10種類の倍音を夫々が含む楽音が8種類合成され
てなる8和音×10倍音が発生する。
なお、例えばLSIチツプ4,5から夫々5,
7,9,11,13倍音を発生するように設定する場
合は、第7図に示すように乗算部17の動作を制
御するようにすれば良い。
次に(C)の16和音×5倍音の場合では、各LSIチ
ツプ2〜5からは夫々異なる内容の4和音とその
5種類の倍音(例えば第5図に示すような倍音)
が発生するように設定しておけばよい。したがつ
て4個のLSIチツプ2〜5の出力を合成すれば、
各々が5種類の倍音を含む楽音16種類を合成して
なる16和音×5倍音が発生する。
上述した動作を数式を用いて説明すると次のよ
うになる。なお、第5図に示す倍音を得るように
した場合について説明する。そして、指数関数変
換回路24が出力するエンベロープデータを記号
E(これは各倍音毎に異なる値をとつても良い
が、説明の簡略化の為、全て“E”で表現す
る。)により表わすものとする。LSIチツプ2に
おいて、第4図に示すタイミングP0内のタイミ
ングT0では、信号Sが“0”レベルのとき、加
算器18の第1入力端子にはデータaが印加さ
れ、他方、第2入力端子にはエンベロープデータ
Eが印加される。したがつてその結果データはa
+Eであり、このデータが正弦波ROM部25
へ供給されるため、読出されて累算器26へ累算
されるデータは、 sin2πa+E/2 ……式(1) となる。但しnはサンプル点の数である。
またタイミングT0で信号Sが“1”レベルに
なると、加算器18の第1入力端子には、符号を
反転されたデータaが印加され、また第2入力
端子には2の補数表現されたエンベロープデータ
Eが印加されるため、正弦波ROM部25から読
出されるサイン波は、 −sin2πa−E/2 ……式(2) となる。
したがつてタイミングT0終了時の累算器26
の累算値は、 sin2πa+E/2−sin2πa−E/2 =2cosaπ/2n−1・sinEπ/2n−1……式(
3) となる。
タイミングT1,T2,T3,T4では夫々、
加算器18の第1入力端子には夫々、データ2a
,3a,4a,8aが印加されるから、タイミ
ングT1,T2,T3,T4終了時には夫々、上
記式(3)の累算値に対し、次式(4),(5),(6),(7)によ
り示される各累算値が順次累算されることにな
る。即ち、 sin2π2a+E/2−sin2π2a−E/2 =2cos2aπ/2n−1・sinEπ/2n−1……
式(4) sin2π3a+E/2−sin2π3a−E/2 =2cos3aπ/2n−1・sinEπ/2n−1……
式(5) sin2π4a+E/2−sin2π4a−E/2 =2cos4aπ/2n−1・sinEπ/2n−1……
式(6) sin2π8a+E/2−sin2π8a−E/2 =2cos8aπ/2n−1・sinEπ/2n−1……
式(7) したがつてタイミングP0における音高C1
基音とする楽音では、その基音、2倍音、3倍
音、4倍音、8倍音の夫々がエンベロープデータ
Eによつてエンベロープ制御されることになる。
即ち、上記基音と各倍音の各エンベロープ制御値
は共に次式(8)によつて示されるものとなる。
sinEπ/2n−1 ……式(8) 他のタイミングP1〜P3における各楽音につ
いても全く同様な事情により、各基音、倍音のエ
ンベロープ制御が行われる。勿論、他のLSIチツ
プ3〜5についても全く同様である。
而して式(8)によるエンベロープ制御の方法を説
明すると、キーオン時で波形が出力していないと
きには、エンベロープデータEを「0」とすれば
よい。そしてキーオン後、エンベロープデータE
を徐々に増大させれば、出力レベルが増大するエ
ンベロープのアタツク部が作成される。また出力
レベルが最大となれば、次にエンベロープデータ
Eを徐々に小さくしてゆき、デイケイ部を作成す
る。更にエンベロープデータEを一定値に保持さ
せればサステイン状態となり、またキーオフ後は
エンベロープデータEを「0」まで徐々に小さく
してゆけばよく、リリース部が作成される。
以上はADSRの各エンベロープ状態を有する場
合について説明したが、オルガン音のようにアタ
ツク、サステイン、リリースの3つのエンベロー
プ状態を有する場合、あるいはその他のエンベロ
ープ状態を有する場合についても同様にしてエン
ベロープ制御を行うことができる。
なお、上記実施例では各LSIチツプにおける時
分割処理チヤンネルを4チヤンネルとしたが、勿
論この数に限定されるものではない。また使用す
る同一LSIチツプの数を4としたが、この数も任
意であり、作成する和音、倍音の数に応じて変更
すればよい。更に乗算部30中におけるトランス
フアゲート群の組みかたは任意であり、したがつ
て第5図ないし第7図に示した出力アドレス情報
の組合せのほかにも任意の組合せのものを実現可
能である。また上記実施例では、予め波形メモリ
に記憶されている正弦波あるいは余弦波を音階周
波数に応じて、同一周波数で且つ方向が互いに逆
でしかも同じ大きさの位相シフトがなされた2つ
の波形として読出し、読出した上記の2つの波形
を合成し、而して上記位相シフトの大きさに基づ
き上記正弦波あるいは余弦波のエンベロープ制御
を行うようにした、本出願人が提案した正弦波合
成方式の電子楽器に本発明を適用したが、勿論、
単に波形メモリから正弦波あるいは余弦波を音階
周波数に応じて読出して楽音を作成する一般的な
正弦波合成方式の電子楽器にも本発明を適用可能
である。更に、上記実施例では正弦波ROM部2
5へサイン波を1周期分記憶させたが、これに限
らず、1/2周期や1/4周期のサイン波を記憶してお
き、而して波形メモリから読出した1/2周期のサ
イン波あるいは1/4周期のサイン波から1周期分
のサイン波を作成するようにすることも可能であ
る。
また上記実施例では、LSIチツプ2〜5の各出
力を加算器6によつて合成したが、この加算器6
はLSIチツプ内に設けておき、また何れか1個の
LSIチツプ内の加算器に合成させるデータを転送
するようにしてもよい。そのようにすれば外部回
路を減少せしめることが可能である。なお、その
ような技術について、本出願人は、既に特願昭56
−66221「デイジタル電子楽器」によつて提案し
ている。
この発明は以上説明したように、出願人が既に
提案した新規な正弦波合成方式の電子楽器、即
ち、予め波形メモリに記憶されている正弦波ある
いは余弦波を音階周波数に応じて、同一周波数で
且つ方向が互いに逆でしかも同じ大きさの位相シ
フトがなされた2つの波形として読出し、また読
出した上記の2つの波形を合成し、而して上記位
相シフトの大きさに基づき上記正弦波あるいは余
弦波のエンベロープ制御を行うようにした電子楽
器に、更に時分割処理方式を適用した電子楽器を
提供したから、従来の電子楽器に比し、回路構成
が簡単となり、LSI化が更に容易になるうえに正
確なエンベロープ制御が行える利点、更にまた多
数の倍音を含む楽音を同時に多数作成可能とな
り、したがつて和音演奏が容易となつて演奏効果
が向上する利点がある。
また本発明は上述したような正弦波あるいは余
弦波の2つの、位相シフトが同じ大きさで互いに
逆方向になされた波形の合成により1つの正弦波
あるいは余弦波を生成する正弦波合成方式により
楽音を生成する回路をLSI化しておき、またこの
LSIチツプを複数用いると共に、各LSIチツプに
対し時分割的に発生させる倍音の次数や数、また
和音の種類や数の指定を夫々行えるようにした電
子楽器を提供したから、多くの倍音を含む楽音を
多数同時生成することが容易となり、したがつて
より一層、自然音に近い楽音の生成が行えるほか
に、和音演奏が更に容易に行える利点があり、そ
のうえ、同一のLSIチツプを多数製作するだけで
よいから、設計の手間が少なくてすみ、また大量
生産によるコストダウンが実現できる等の利点も
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の要部のシステム
構成図、第2図はLSIチツプ2〜5の詳細な回路
構成図、第3図は乗算部17の具体的な回路構成
図、第4図は時分割処理動作を説明するタイムチ
ヤート、第5図ないし第7図は夫々、CPU1の
制御によつて出力するアドレス情報および上記信
号XS0、信号Y0等の出力状態を夫々示すタイム
チヤートである。 1……CPU、2〜5……LSIチツプ、6……加
算器、12……周波数情報レジスタ、13……加
算器、16……位相情報レジスタ、17……乗算
部、18……加算器、19,20〜2010……
排他的オアゲート、21……加算器、23……エ
ンベロープ情報レジスタ、25……正弦波
ROM、26……累算器、30……アダー、34
……ラツチ、31〜3111,32〜3211
33〜3311,35〜3511,36〜36
11,37〜3711……トランスフアゲート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 時分割処理により複数形成されるチヤンネル
    の夫々に対応して、任意の音階に対応した周波数
    情報を出力する周波数情報出力手段と、 この周波数情報出力手段から各チヤンネル毎に
    出力する上記周波数情報に基づき、基音の位相ア
    ドレスと所定次数の倍音の位相アドレスとを異な
    るタイミングで指定するアドレス指定手段と、 正弦波(あるいは余弦波)を記憶する波形メモ
    リと、 上記各チヤンネルに於ける基音と所定次数の倍
    音とに対するエンベロープ情報を生成するエンベ
    ロープ情報生成手段と、 各チヤンネルに於ける基音、所定次数の倍音に
    対して、夫々同一周波数を有し、上記エンベロー
    プ情報に従つた量だけ位相が互いに逆方向にシフ
    トされた2つの正弦波(あるいは余弦波)を上記
    波形メモリから上記アドレス指定手段が指定する
    上記基音の位相アドレスと上記所定次数の倍音の
    位相アドレスとに夫々基づき時分割的に読出す読
    出し手段と、 この読出し手段にて読出された各正弦波(ある
    いは余弦波)を合成して楽音信号とする合成手段
    とを具備し、 基音と所定次数の倍音とからなる楽音を複数時
    分割的に生成可能としたことを特徴とする電子楽
    器。 2 上記アドレス指定手段は、上記周波数情報出
    力手段から各チヤンネル毎に出力する上記周波数
    情報に基づき、上記基音の位相アドレスを指定す
    る基音アドレス指定手段と、この基音アドレス指
    定手段にて指定される上記基音の位相アドレスに
    応じて、上記所定次数の倍音の位相アドレスを指
    定する倍音アドレス指定手段とを備え、 上記基音アドレス指定手段と上記倍音アドレス
    指定手段とは、各チヤンネル内の異なるタイミン
    グで夫々アドレス指定を行うことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の電子楽器。 3 複数の楽音に対応する夫々の基音及び任意次
    数の倍音を、時分割処理により生成可能なLSIチ
    ツプを複数個有して成る楽音生成手段と、 この楽音生成手段を構成する各LSIチツプに対
    し、任意の楽音を割当てると共に、上記基音に対
    する発生倍音の次数の設定を行う制御手段とを具
    備する電子楽器であつて、 上記LSIチツプの夫々は、時分割処理により複
    数形成されるチヤンネルの夫々に対応して割当て
    られた音階に対応した周波数情報を出力する周波
    数情報出力手段と、この周波数情報出力手段から
    各チヤンネル毎に出力する上記周波数情報に基づ
    き、基音の位相アドレスと設定された次数の倍音
    の位相アドレスとを異なるタイミングで指定する
    アドレス指定手段と、正弦波(あるいは余弦波)
    を記憶する波形メモリと、上記各チヤンネルに於
    ける基音と上記設定された次数の倍音とに対応す
    るエンベロープ情報を生成するエンベロープ情報
    生成手段と、各チヤンネルに於ける基音、設定さ
    れた次数の倍音に対して、夫々同一周波数を有
    し、上記エンベロープ情報に従つた量だけ位相が
    互いに逆方向にシフトされた2つの正弦波(ある
    いは余弦波)を上記波形メモリから上記アドレス
    指定手段が指定する上記基音の位相アドレスと上
    記設定された次数の倍音の位相アドレスとに夫々
    基づき時分割的に読出す読出し手段と、この読出
    し手段にて読出された各正弦波(あるいは余弦
    波)を合成して楽音信号とする合成手段とを備え
    てなるものであり、 上記制御手段の制御に基づき設定次数の倍音を
    含む複数の楽音を時分割的に生成可能としたこと
    を特徴とする電子楽器。
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