JPS62246603A - 作業車の油圧回路構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、作業装置を単動型の油圧シリンダによって昇
降操作自在に機体に取付けると共に、ポンプ−からの圧
油を制御弁−を介して前記油圧シリンダーに供給し、油
圧シリンダーからの排油路−をポンプーの吸入側に接続
しである作業車の油圧回路構造に関する。

〔従来の技術〕

単動型の油圧シリンダを用いて作業装置を昇降操作する
作業車の油圧回路構造としては、ミッションオイルをフ
ィルタを通して油圧シリンダに供給し、再びミッション
ケース内に排油する開ループ型のものが多く用いられて
いる。

この場合、ミッションケース内の金属粉、摩耗粉等が油
圧回路内に侵入するのを抑制するためにフィルりの目お
いを小さくするほどフィルりの目づまりが早期に発生す
るとともにポンプ吸入効率が低下する間組がある。　そ
こで前述のように油圧シリンダからの排油路をポンプの
吸入側に接続する閉ループ型の油圧回路を採用すること
が考え出された。

この閉ループ型の油圧回路においては、ポンプの吸入側
には油漏れ等による回路内の油不足を補う、チャージポ
ンプ’（Ｉ−設けるのが一般的である０ 〔発明が解決しようとする問題点〕 この構成によると閉ループ油圧回路にはチャージポンプ
圧が基準圧として常時発生しているために、制御弁を排
油側に操作して油圧シリンダを作業装置の自重力によっ
て収縮作動させるときチャージポンプ圧が抵抗として働
く。　この丸め作業装置が特に軽い場合やリフトアーム
等の昇降装置のみを下降作動させるときに油圧シリンダ
から十分に排油されず、極端に下降速度が低下したり、
下降不能になることがめった。

ここで本発明の目的は、前述のような閉ループ型の油圧
回路ＩＩ造において油圧シリンダを排油側に操作した場
合に、油圧シリンダから十分に排油され正常に収縮！Ｉ
ｋ作されるような構造を得ることにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の特徴は冒記した作業車の油圧回路構造において
、油圧シリンダと制御弁の間と、油圧シリンダにおける
ピスト′ンロツド例の油室とを連通させる第１バイパス
油路、及び、前記油室とポンプ吸入側とを接続する第２
バイパス油路を設けると共に、油圧シリンダに対して圧
油供給側に操作した場合に、第１バイパス油路を非連通
状態、第２バイパス油路を連通状態、油圧シリンダに対
して排油側に操作した場合に、第１バイパス油路を連通
状患、第２バイパス油路を非連通状急に切換える切換弁
を設けであることにあり、その作用及び効果は次のとお
シである０ 〔作　用〕 例えば圧油供給側に操作すると、切換弁により！Ｊｌバ
イパス油路が閉じ第２バイパス油路が開いて、油圧シリ
ンダのシリンダ底部側の油室に圧油が供給され油圧シリ
ンダが伸張操作される。　この状態から排油側に操作す
ると、第１バイパス油路が開き第２バイパス油路が閉じ
る為に、シリンダ底部側の油室から排油される一部が＠
１バイパス油路を通夛油圧シリンダにおけるピストンロ
ッド例の油室にも送り込まれることになり、これによシ
油圧シリンダの収縮作動が促進されるのである。　そし
て、この状態から圧油供給側に操作すると切換弁により
第１バイパス油路が閉じｊ８２バイパス油路が開いてピ
ストンロッド側の油室内の油は第２バイパス回路を通り
排油されて行くので油圧シリンダの伸張操作も支障なく
行えるのである。

〔発明の効果〕

以上説明したように、作業装置昇降用で閉ループ型の油
圧回路で操作される単動型油圧シリンダを支障なく伸張
収縮できる工うな油圧回路構造が得られ、作業装置の昇
降の操作性及び安全性が向上した。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を作業車の一例である農用トラク
タについて図面に基づいて説明する。

第２図に示すように、走行機体の後部に左右一対のロア
リンク＋１１　、　ｍ及び一本のトップリンク（２）で
構成されたＪ点リンク機構（３）を介して作業装置（４
）の−例であるロータリ耕耘装置を昇降自在に連結して
おシ、さらに単ｌＦＩ型の油圧シリンダ（ｌｉｌによっ
て揺動転動されるり７トアーム（５）とロアリンク１１
）　、　ｉｔ）とを連係ロツ”ドｔ７１　、　＋７１を
介して連結して、油圧シリンダ（５）によりロークリ耕
耘装置１ｔ４１を昇降操作できるように農用トラクタを
構成している。

次に、前記油圧シリンダ（５）に作動油を供給する油圧
回路について詳述すると、第１図に示すように、出力可
変式のポンプ（８）からの圧油はＪ位置切換式の制御弁
（９）から油路ＵＯ＋を介して油圧シリンダ（５）にお
けるシリンダ底部側の油室（５ａＪに供給されている。

　さらに、制御弁［９１は切換弁（ｌりと後述する第１
バイパス油路圓を介して連過接続されると共に、制御弁
（９）からの排油路６匂が前記ポンプ（８）の吸入側に
接続され、ポンプ（８）の吸入側にはチャージポンプａ
場が設けられている。

そして、油圧シリンダ（５）におけるピストンロッド側
の油室（５ｂ）と前記切換弁（１１）を接続する第１バ
イパス油路（Ｉ４）、切換弁（１りとポンプ（８）の吸
入側とを接続する第２バイパス油路（＋５）を設けてい
る。　この切換弁（１１）と制御弁（９）とは７本の昇
降レバー四によって同時操作可能であシ、４ｓ１図は中
立位置■に操作している状態である。　尚、前記ポンプ
（８）はリフトアーム端上昇作動時のみ吐出駆動される
。

例えば、シリンダ底部側の油室（５ａ）に圧油が供給さ
れている状態、つまりロータリ耕耘装置（４）が上昇＃
に作されている状態から制御弁（９）を下降側ｐ）に操
作すると、前記油室（５ａ）内の油は油路１１０１　、
制御弁（９）、排油路（Ｉ２）を介して排油されると共
に、切換弁（１１）から第１バイパス油路圓を通り油圧
シリンダ（５）におけるピストンロッド側の油室（５ｂ
）に送り込まれて油圧シリンダ（５）の収縮作動、つま
りロータリ耕耘装置ｌ（＋ｌの下降作動が円滑に行われ
るのである。

次に切換弁（ｔｇを上昇側（財）に操作すると、ポンプ
（８）からシリンダ低部側の油室（５ａ）に圧油が供給
されると共に、ピストンロッド側の油室（５ｂ）内にあ
った油は第１バイパス油路−１切換弁（１Ｋ）、第２バ
イパス油路ａ＠を通υ排出されて行くのである。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に番号を記しているが、この番号記入によって本発明が
添付図面の構造に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る作業車の油圧回路構造の実施例を示
し、第１図は油圧供給回路図、第２図はロータリ耕耘装
置を収り付けている貴用トラクタ後半部の側面図である
。 （４）・・・・・・作業装置、（５）・・・・・・油圧
シリンダ、（５ｂ）・・・・・・ピストンロッド側の油
室、（８）・・・・・・ポンプ、（９）・・・・・・制
御弁、（１１）・・・・・・切換弁、（１′４・・・・
・・排油路、（１４）・・・・・・第１バイパス油路１
１５）・・・・・・第２バイノくス油路。 代理人　弁理士　北　村　　　修 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 作業装置（４）を単動型の油圧シリンダ（５）によつて
   昇降操作自在に機体に取付けると共に、ポンプ（８）か
   らの圧油を制御弁（９）を介して前記油圧シリンダ（５
   ）に供給し、油圧シリンダ（５）からの排油路（１２）
   をポンプ（８）の吸入側に接続してある作業車の油圧回
   路構造であつて、前記油圧シリンダ（５）と制御弁（９
   ）の間と、油圧シリンダ（５）におけるピストンロッド
   側の油室（５ｂ）とを連通させる第１バイパス油路（１
   ４）、及び、前記油室（５ｂ）とポンプ（８）吸入側と
   を接続する第２バイパス油路（１５）を設けると共に、
   油圧シリンダ（５）に対して圧油供給側に操作した場合
   に、第１バイパス油路（１４）を非連通状態、第２バイ
   パス油路（１５）を連通状態、油圧シリンダ（５）に対
   して排油側に操作した場合に、第１バイパス油路（１４
   ）を連通状態、第２バイパス油路（１５）を非連通状態
   に切換える切換弁（１１）を設けてある作業車の油圧回
   路構造。