JPS62245850A - 交替通話式拡声子機の受話保持方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、交替通話式拡声子機の受話保持方法に関し、
例えば交替通話式拡声子機を介して緊急情報を流す場合
、該拡声子機周辺の雑音によって該緊急情報が途切れる
ことを防止するための受話保持方法に関する。

［従来の技術］ インターホンは、一般家庭の部屋間通話または家人と門
口等にいる訪問者との通話用として、また、マンション
等の束合住宅の管が大または訪問者との通話用として用
いられる。さらに、最近、このようなインターホンにセ
キュリティ機能や放送機能を持たせたものも実現してい
る。拡声子機は、一般用であれば、親機以外の各部屋用
および門、玄ｒＷ１等のドアホンとしで用いられる。ま
た、集合住宅用の住戸内子機（ホームコントローラ）と
して用いられることもある。

従来、拡声子機を用いたインターホンとして同時通話式
のものと、交替通話式のものとがある。

同時通話式のものにおいては、いわゆるハイブリッドト
ランス等を用いて同−拡声子機内のスピーカからマイク
への回り込みを防止しているが、この回り込み量（ルー
プゲイン）は通話線のインピーダンスや同一通話線に接
続されている他の機器の入出力インピーダンスのｒ％を
受けるため、ループゲインの低減には自ずから限界があ
り、ハウリングを発生ざぜないためには、スピーカａｍ
およびマイク感度をある程度低く設定せざるあえない。

７ｊ、交Ｈ通話式のものは、通７δ、無信号時には迄話
状態を保持しいるが、通話線に受話信号が送出されると
、この受話信号と自機のマイクから入力し１１１幅して
通話線へ送出しようとする信号（送話信号）とを比較し
て振幅の大きい方を優先させようとするもので、拡声子
機は受話信号の方が大きければ受話状態に、送話ｆｒｊ
号の方が大きければ送話状態に切り換わる。したがって
、目深のスピーカＪ３よびマイクを経由する閉回路が形
成されないため、理論的にはスピーカ音はおよびマイク
！ｉ８度を任意に設定することができるという長所があ
る。反面、このような交替通話式拡声子機の室内用通話
スピーカを用いて放送を行なったり、警報を鳴動させる
場合、放逐等のレベルが低かったり、まＩζは昌声信号
のように平均レベルが低い場合、外来雑音により受話音
が途切れたり、全く間こえなくなるという不都合がある
。また、該子機の周囲のＪＪ音が大きいとぎも同様の問
題がある。

また、送出側機器も同様の交付通話式拡声子機である場
合、外来Ｍ音によりこちら側が送話状態に切り換わって
この外来ｔｉ′ｉＭを送出すると相手機器は受話状態に
切り換わってしまい、必要な情報を送り出すことができ
なくなるという不都合もある。

［発明が解決しようとする問題点１ 従って本発明の課題は、交替通話式拡声子機の受話状態
を受話信号や外来雑音のレベルにかかわらず所望に応じ
て保持する方法を提供することにある。

［ｒｖＩ題点照点決するための手段］ 上記目的を連成するために本発明では、所望時受話信号
に加えて非可聴域の連続信号を印加することにより、交
替通話式拡声子機の受話状態を保持させる。

［作用ａ５よび効果］ 上述のように、交替通話式拡声子機を用いて警報を鳴動
させる場合や放送を行なう場合等、受話信号に非可聴域
の連続波をｆｆ！畳すれば、受話信号の振幅を常に送話
信号より大きく保つことができ、拡声子機を受話状態に
保持することができる。

この場合、受話信号レベルＯのときにも受話状態を保持
するためには、連続波（重畳信号）は、外来雑音より大
きくする必要がある。また、この重畳信号は、通話には
全く必要ないので受話の妨げにならない様に耳に聞こえ
ない、かつスピーカおよびマイクの感度が落ちる周波数
とし、さらに、送話信号と受話信号とを比較する回路の
周波数特性、伝送線路、トランス、アンプ等の減衰、ゲ
イン等を考慮した周波数に設定する。また、振幅の大き
い信号なのでアンプの負荷となるスピーカのインピーダ
ンスの高くなる点に設定すると消’１１Ｍ力の面′Ｃ″
有利である。

［実１ｆ／！例］ 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一実施例に係る放送装置兼用インター
ホンシステムの構成を示す。

同図において、１は放送信号または警報信号等を発生ず
る信号源、２は交替通話式ドアホン、３゜４は通話線、
５は高周波発＠器、６は信号源１から通話１！ｉ１３に
送出される信号（受話信号）と発振器５から送出される
＾周波信号とを混合して通話線４に送出する混合器であ
る。

発振器５の発振周波数ｆは、 ■可聴周波数でないこと（ハーモニツクスも可聴域でな
いこと）、つまりｆ≧２０ｋＨ２■通話線３，４および
ドアホン２の内部回路を含む伝送線路や図示しないトラ
ンスの減衰量が可聴域と大差ないこと ■アンプ、検波比較回路の周波数特性に影響されないこ
と ■スピーカの電気音響変換効率の悪いところであること ■スピーカのインピーダンスの高い周波数が良いこと 等に留意して設定しである。

また、発振器５および混合器６による通話線４への高周
波信号送出レベルＶｉｎは、 ■出力レベルは外来信号より大でなるべくクリップレベ
ルに近い方が良い ■出力は負荷、電圧変動および温度その他に対して安定
していること ■トランス等の許容入力に注意すること等にｉ￥？意し
て設定しである。

ドアホン２は、マイク２１、スピーカ２２、アンプ２３
、２４、比較器２５、電子スイッチ２６．２７およびイ
ンバータ２８等を具備する。アンプ２３はマイク２１か
ら入力される信号を増幅して比較器２５の一方の端子に
入力する。アンプ２４は混合器６から通話線４を介して
入力される信号Ｖｉｎを増幅して比較器２５の他方の端
子に入力する。比較器２５では、アンプ２３および２４
の出力信号である送話信号■０′と受話信号Ｖｉｎ’　
とを比較して、信号■ｉｎ’の方が信号Ｖ　０１　より
大きいとき“’　ｌ−１”レベルの比較信号を発生σる
。電子スイッチ２６は、この“Ｈ”レベル信号を印加さ
れてオン（閉路）し、これにより、アンプ２４の出力Ｖ
ｉｎ’　がスピーカ２２に供給される。

つまり、ドアホン２は受話モードとなり、信号源１から
の信号がスピーカ２２を介して発音される。

一方、信号■０′の振幅の方が信号■ｉｎ’　より大き
いとぎ、比較器２５は“Ｌ”レベルの比較信号を発生す
る。この場合、電子スイッチ２６はオフ（開路）する。

比較器２５から出力された゛Ｌ′°レベル信号は、イン
バータ２８で反転されて“Ｈ″レベル信号なる。電子ス
イッチ２７は、この゛Ｈ′″レベル信号を印加されてオ
ン（閉路）シ、これにより、アンプ２３で増幅されたマ
イク２１からの信号Ｖ　ＯＩ　が通話線４に送出される
。つまり、ドアホン２は送話モードとなる。

発振器５および混合器６の無い従来のシステムにおいて
は、信号源１からの信号が放送または警報等のように信
号レベル変動の激しい信号であったり、音声信号のよう
に平均レベルの低い信号であると、マイク２１へ到来す
る外来雑音により送話信号ＶＯ′の振幅が受話信号■ｉ
ｎ’を越える期間が発生し、この期間はドアホン２が送
話モードとなってしまうため放送音等が途切れたり、さ
らには常時■０′〉Ｖｉｎ′となって常時送話モードと
なり、放送音等が全く聞こえなくなるという不都合があ
った。

ここでは、発振器５および混合器６を付加し、放送また
は警報音鳴動時などのように受話状態を保持する必要が
あるときには発振器５を動作させて受話信号に信号ＶＯ
′より振幅の大きな高周波信号を重畳することにより常
時Ｖｉｎ’＞Ｖｏ’の状態を作り出すようにしたため、
ドアホン２は受話状態に保持され、放送音や警報音は途
切れることなくスピーカ２２から発音される。

ここで加える保持用の重畳信号は、可聴周波数ではない
ので人間には聞こえない。また、スピーカ２２の感度の
落ちている周波数を用いるので、第１図に破線で示すよ
うに、保持信号がスピーカ２２から出てマイク２１に入
っても、モードが反転して送話モードになることはない
。ざらに、保持信号の周波数が高いのでスピーカ２２の
インピーダンスが大きく、強大な保持信号を出力しても
消費電流に大きな増加はない。、 第２図は本発明の他の実施例を示す。同図のシステムは
、集合住宅管理システムに本発明を適用したものである
。同図のシステムは、管理人親機７、この管理人親機７
に通話線８を介して接続された複数の住戸機９からなり
、管理大観１１１１７と所望の１住戸機どの間で通話す
るインターホン機能、および管理人殺Ｒ７から全部また
は一部の住戸機９を指定して該住戸機のスピーカから放
送音を発生しまたは警報音を鳴動させる放送・警報機能
等を備えている。

管理人親機７において、７１はマイク、７２は警報音発
生器、１３はマイク７１からの放送音と発生器７２から
の警報音とをミキシングして出力するミキサ、７５は本
発明の特徴とする高周波発振器である。

住戸機９において、９１は外線通話用の電話様、９２は
住戸用セキュリティ装置、９３は管理人親機７との間の
インターホンおよび放送回線を形成するためのスイッチ
、９４は子電話機、９５は住戸内通語用スピーカ、９６
はドアホンである。セキュリティ装置９２には図示しな
いが第１図のドアホン２と同様の送受信号比較器および
送受モード切換器が設けられている。

管理人親機７の発振器７５の無い従来のシステムにおい
ては、管理人親機７からの指令によりスイッチ９３を閏
じた状態で住戸機側でセキュリティ装置９２のマイク９
７から管理人殺１７がらの信号に勝る信号が入力された
場合、装置９２が送話モードとなってしまい、上）ホと
同様に放送音や警報音が途切れたり、全く聞こえなくな
るという不都合があった。

この装置においては、放送や警報音を鳴動させる場合、
管理人親機７では住戸１１９を指定した後、放送または
警報音信号送出前に発振器を起動し、高周波信号を発生
して各住戸機９のけキュリティ装置９２の図示しない送
受比較器の受話信号入力端子側に印加し受話信号とミキ
シングさせる。したがって、第１図において述べたよう
に、セキュリティ装置９２は、少なくとも高周波信号が
印加されている間、受話状態に保持され、管理人親機７
がらの放送音および警報音が装＠９２のスピーカ９８、
ドアホン９６のスピーカおよび各スピーカ９５を介して
発音される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る放送装置兼用インター
ホンシステムの概略構成図、第２図は本発明の他の実施
例に係る集合住宅管理システムの接続図である。 １：信号源、２：ドアホン、２１：マイク、２２：スピ
ーカ、２５：比較器、２６．２７：電子スイッチ、３．
４：通話線、５：発振器、６：混合器、７：管理人親機
、７１：放送用マイク、１２：警報音発生器、７５：高
周波発振器、８：通話線、９：住戸機、９２：住戸用セ
キュリティ装置、９５：住戸内通語用スピーカ、９６：
ドアホン、９７：マイク、９８ニスと一部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、通話線の一端に接続され、マイクと、このマイクか
   ら入力され上記通話線へ送出される音響信号である送話
   信号と上記通話線を介して入力される音響信号である受
   話信号とを比較する比較器と、この比較器の出力に応じ
   て送話モードと受話モードとを切り換る切換器と、受話
   モード時、該切換器により上記通話線に接続されて上記
   受話信号を発音するスピーカとを具備する交替通話式拡
   声子機の受話保持方法であって、 上記受話信号に非可聴域の連続波信号を重畳することを
   特徴とする交替通話式拡声子機の受話保持方法。 ２、前記交替通話式拡声子機が、緊急放送および警報音
   発生等の非常通報用として兼用されるものである場合に
   、前記非可聴域の連続波信号を上記非常時のみ重畳する
   特許請求の範囲第１項記載の方法。 ３、前記交替通話式拡声子機に発振器を搭載し、前記連
   続波信号を該発振器より発生させる特許請求の範囲第１
   または２項記載の方法。 ４、前記連続波信号を、前記通話線上において入力し前
   記受話信号に混合する特許請求の範囲第１または２項記
   載の方法。 ５、前記連続波信号を、前記通話線の他端に接続された
   機器で発生して前記受話信号に混合する特許請求の範囲
   第１または２項記載の方法。