JPS62245202A - 光フアイバアレイの整列方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 複数の■溝を形成した基板に光フアイバ素線を整列する
光ファイバアレイの整列方法であって、光フアイバ素線
の外周の全部又は一部に強磁性体材料をコーティングし
、基板の裏面（■溝を形成した反対側の面）に磁石を設
けて、整列又は偏波面調整を行なう。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、光信号の並列伝送用、光部品との光結合用の
光ファイバアレイの整列方法に係り、とくに光フアイバ
素線の外周の全部又は一部に磁性体材料をコーティング
して磁力により整列せしめるようにした光ファイバアレ
イの整列方法に関する。

近年、偏波保存ファイバを含む光ファイバの驚異的な進
歩に伴ない、光信号の伝送用、アレイ状に並んだ発・受
光素子との光結合用或いはプレーナ先導波路との光結合
用に多用されるようになった。とくに偏波面保存ファイ
バを用いると伝播する偏波方向が保存さるため、偏波方
向を制限して使用する光システム、光部品に必要不可欠
となっている。

〔従来の技術〕

従来の光ファイバアレイの整列方法は、複数の光フアイ
バ素線を、シリコン等からなる基板に複数のＶ′ａを所
定の間隔で形成し、このＶ溝に光フアイバ素線を治具等
を用いて整列し接着剤等で接着していた。

第４図は、従来の偏波面保存ファイバの整列方法を説明
する図で、同図（ａｌは偏波面を調整する要部斜視図、
（ｂ）は固着要領の正面図である。

第４図（ａ）は、シリコン等からなる基板３に複数（図
面では２条）のＶ溝３１を形成し、このＶ？ｉ３１に偏
波面保存ファイバ５を嵌め込んで、その異方性軸を基板
３の表面と平行に整列差せしめる場合は、偏波面保存フ
ァイバ５の断面を顕微鏡で目視しながら調整を全ての偏
波面保存ファイバ５の個々について行なったのち、第４
図（ｂｌの如くガラス等からなる押え板７で偏波面保存
ファイバ５を押さえた状態で、基板３と押え板７の隙間
に接着剤８を充填接着している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来の光ファイバアレイの整列方法にあっては、光
フアイバ素線、偏波面保存ファイバの何れの場合も整列
作業および偏波面の異方性軸の調整作業の能率が悪（、
しかも整列積度に難点があり信頼性が悪い等の問題点が
あった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上記の問題点を解決するため光ファイバの外
周の全部又は一部に磁性材をコーティングし、磁石によ
る引力を利用して簡易に整列および異方性軸の調整を行
なえるようにした光ファイバアレイの整列方法を提供す
るものである。

すなわち、第１図の如く光ファイバｌ又は光フアイバ素
線１１の外周の全部又は一部に強磁性体材料２をコーテ
ィングした光ファイバｌ、および光フアイバ素線１１を
整列する複数のＶ溝３１を形成した基板３の裏面に磁石
４を設けて、磁力による引力を利用して整列および異方
性軸の調整を行なうことによって解決される。

（作用） 上記光ファイバアレイの整列方法は、光フアイバ素線の
外周全部、または偏波面保存ファイバの外周の一部（異
方性軸の平行方向又は直交方向）に磁性体材料をコーテ
ィングして、基板のＶ溝に並べ基板の裏面に設けた磁石
により整列せしめるので、精度良く整列が行なえる。

〔実施例〕

第１図は、本発明の一実施例を説明する斜視図で、第４
図と同等の部分については同一符号を付している。

図において、光ファイバ１の端部の被覆を所定長剥離し
、露出した光フアイバ素線１１の外周に鉄。

コバール等からなる強磁性体材料２をコーティングした
光フアイバ素線１１を、シリコン等からなる基板３に複
数（図面では４条）のＶ溝３１を形成して、それぞれの
Ｖ溝３１にコーティングした光フアイバ素線１１を配列
した状態で、前記Ｖ溝３１を形成した基板３の裏面に磁
石４を置けば、該磁石４と光フアイバ素線１１の強磁性
体材料２との間の磁束による引力によって光フアイバ素
線１１は、基板３のＶ溝３１に精度良く整列する。この
整列した状態で接着剤等で固定すればよい。

第２図は、偏波面保存ファイバの異方性軸を調整整列す
る図で、同図（ａｌは外周の一部に強磁性体材料をコー
ティングした正面図、（ｂ）は基板のＶ溝に整列した斜
視図で、第１図と同等の部分については同一符号を付し
ている。

第２図（ａｌは、偏波面保存ファイバ５の異方性軸（偏
波面）Ｘに対してθ１から０２の範囲で偏波面保存ファ
イバ５の外周に鉄、コバール等からなる強磁性体材料２
をコーティングする。そうして第２図（ｂ）に示す如く
、シリコン等からなる基板３に複数（図面では２条）の
■溝３１を形成した基板３の裏面に磁石４を置いた状態
で、それぞれのＶ溝３１に外周の一部に強磁性体材料２
をコーティングした偏波面保存ファイバ５を配列すれば
、偏波面保存ファイバ５の外周に形成した強磁性体材料
２と、磁石４との間の磁束による引力によって強磁性体
材料２が下方に吸引されて異方性軸が揃う。

この揃った状態で接着剤等で固定すればよい。

第３図は、偏波面保存ファイバの異方性軸を整列調整を
行なう他の実施例を示す正面図で、第２図と同等の部分
については同一符号を付している。

図において、偏波面保存ファイバ５の外周の一部に第２
図Ｔａ）で説明したと同様の強磁性体材料２をコーティ
ングした偏波面保存ファイバ５を、シリコン等からなる
基板３に複数（図面では１条）のＶ　溝３１を形成し、
このＶ溝３１に偏波面保存ファイバ５を載置する。そう
して基ｆ！３の裏面に棒状の磁石６を密接せしめると、
該棒状の磁石６と偏波面保存ファイバ５の外周に付設し
た強磁性体材料２゛との間に磁束９を形成し、その引力
により、偏波面保存ファイバ５は矢印へ方向に回転する
ので、前記棒状の磁石６を図示しない微動台等により矢
印Ｂ、Ｃ方向に移動することによって精密に偏波面の調
整が行なえる。したがって複数本の偏波面保存ファイバ
５の調整は１本の調整が終了すれば接着して、順次１本
づつ行なう必要がある。

なお、基板３をシリコンについて説明したが、シリコン
に限らず金属例えばステンレス鋼であってもよい。さら
に偏波面保存ファイバ５の強磁性体材料をコーティング
する位置θ１．θ２は目的に応じ異方性軸と任急の角度
に設けてよい。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれば光フア
イバ素線の整列及び偏波面保存ファイバの偏波面調整が
精密かつ簡易に行なえ信頼性が向上し、作業能率の向上
に極めて有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を説明する斜視図、第２図
は、偏波面保存ファイバの異方性軸を調整整列する図で
、同図（ａｌは外周の一部に強磁性体材料をコーティン
グした正面図、（ｂ）は基板のＶ溝に整列した斜視図、 第３図は、偏波面像、存ファイバの異方性軸を整列調整
を行なう他の実施例を示す正面図、第４図は、従来の偏
波面保存ファイバの整列方法を説明する図で、同図＋８
）は偏波面を調整する要部斜視図、（ｂ）は固着要領の
正面図である。 図において、１は光ファイバ、２は強磁性体材料、３は
基板、４は磁石、５は偏波面保存ファイバ、６は棒状の
磁石、７は押え板、８は接着剤、９は磁束、１１は光フ
アイバ素線、３１は■溝、をそ滓発明哨−ガ油例 第１図 ｔｏ）ｔｂ） イλ１ｉり皮面イ筆ノ）；３−イノ輸咽ｒ、ｗ初を謡」
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Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）強磁性体材料（２）をコーティングした光ファイ
   バ（１）をＶ溝（３１）に配置し、 該Ｖ溝（３１）を形成した基板（３）の裏面から磁石（
   ４）により、前記強磁性体材料（２）を吸引することに
   より、前記光ファイバ（１）を整列せしめることを特徴
   とする光ファイバアレイの整列方法。
2. （２）前記光ファイバが偏波面保存ファイバ（５）であ
   ることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項に記載の
   光ファイバアレイの整列方法。
3. （３）前記磁石を棒状の磁石（６）とし、該棒状磁石（
   ６）を移動して、前記偏波面保存ファイバ（５）の偏波
   面の整列を行なうことを特徴とする特許請求の範囲第（
   ２）項に記載の光ファイバアレイの整列方法。