JP3426665B2 - 光ファイバ支持台を具備する光アイソレータ素子の製造方法 - Google Patents

光ファイバ支持台を具備する光アイソレータ素子の製造方法

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JP3426665B2 JP26702093A JP26702093A JP3426665B2 JP 3426665 B2 JP3426665 B2 JP 3426665B2 JP 26702093 A JP26702093 A JP 26702093A JP 26702093 A JP26702093 A JP 26702093A JP 3426665 B2 JP3426665 B2 JP 3426665B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、光源から発射された光
を光ファイバに導入した際に生じる戻り光を除去するた
めに用いられる光アイソレータに関するものである。 【0002】 【従来技術及びその課題】従来の光アイソレータ用部品
には、基板に形成したV溝の途中にファラデー回転子と
偏光子を埋め込む構造のものがある。これは、図4のよ
うに基板10の表面にはV溝11と、V溝11に交差す
る凹溝12が形成されており、この溝12に光アイソレ
ータを構成するファラデー回転子13と偏光子14とか
ら成る光アイソレータ素子が埋め込まれた構造のもので
ある。 【0003】しかしながら、このような光アイソレータ
用部品を製造するためには、上述のように基板に光アイ
ソレータ素子を埋め込む凹溝12を微細加工により作製
しなければならない。このため、凹溝12の加工精度に
より光アイソレータ素子のアライメントづれが生じ、光
の挿入損失が生じることがある。また、大量生産を行う
とき一つ一つ光アイソレータ溝を微細加工により、作製
しなければならないため、大量生産において効率の面で
問題が生じる。 【0004】本発明の目的は、上述の課題を解決するた
めに、加工の容易な光アイソレータ用部品の製造方法を
提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバ支持
台を具備する光アイソレータ素子の製造方法は、1個以
上のファラデー回転子と2個以上の偏光子とを少なくと
も含む複数個の光学素子が貼り合わされて磁場を印加し
て光アイソレータとして機能させる光アイソレータ素子
と、光ファイバを保持固定する光ファイバ支持台とから
成る光ファイバ支持台を具備する光アイソレータ素子の
製造方法において、前記ファラデー回転子を複数個包含
する大きさの1枚以上のファラデー回転子基板と、前記
偏光子を複数個包含する大きさの2枚以上の偏光子基板
とを少なくとも含む複数枚の平板状光学素子基板を光軸
となる方向に磁界を印加したとき光アイソレータとして
機能する配置で貼り合わせ、さらにその両面に前記光フ
ァイバ支持台を複数個包含する大きさの2個の光ファイ
バ支持台基板を貼り合わせ、これを前記各貼り合わせ面
と交差する方向に所定の間隔で複数個に切断し、切断さ
れた各光ファイバ支持台基板に光ファイバの保持固定部
を形成するものである。 【0006】 【実施例】以下、図面を用いて本発明の一実施例を説明
する。図1(a)は、光アイソレータ素子基板と光ファ
イバ支持台基板の貼り合わせ前の斜視図、図1(b)は
同図(a)を貼り合わせた後の斜視図、図1(c)は同
図(b)からカッティングし、V溝を作製して完成した
光アイソレータ素子の斜視図である。各図において同じ
部材は、同じ符号で示し、1は光アイソレータ素子基
板、2はファラデー回転子基板、3は複素誘電体媒質中
に金属分子を分散させた吸収型偏光子(コーニング社
商品名:ポーラコア)、4は光ファイバ支持台基板、5
はV溝である。また、光アイソレータ素子基板1、ファ
ラデー回転子基板2、吸収型偏光子基板3は、カッティ
ングによって小径化されて、それぞれ光アイソレータ素
子1’、ファラデー回転子2’、吸収型偏光子3’とし
て表示している。光ファイバ支持台基板4はカッティン
グ後にV溝5が形成されてファイバ支持台4’としてい
る。 【0007】はじめに図1(a)のように、直方体の光
アイソレータ素子基板1とシリコンのV溝基板4を予め
作製する。光アイソレータ素子基板1は大きな平板状の
ファラデー回転子基板2と吸収型偏光子基板3とを、フ
ァラデー回転子基板2の両面に吸収型偏光子基板3を相
対的に透過偏光方向が光軸に対して45°回転させた状
態でエポキシ樹脂で貼り合わせたものである。 【0008】次に、図1(b)のように光アイソレータ
素子基板1の両端面に光ファイバ支持台基板4をエポキ
シ樹脂で接続して一体化する。 【0009】その後、この一体化基板を所望の寸法にカ
ッティングし、2個の光ファイバ支持台基板4、光アイ
ソレータ素子1’との一体化部品を多数個作製する。続
いて、このカッティングした一体化基板の側面を研磨し
て平面度を出しておき、図1(c)に示すようにそれぞ
れの一体化基板の2個の光ファイバ支持台基板4にエッ
チングによりV溝5を、光アイソレータ素子1’の両端
面で対向させて形成すると光ファイバ支持台を具備する
光アイソレータ素子が完成する。 【0010】図2は本発明の他の実施例を示すもので、
(a)は光ファイバ支持台を具備する多段型光アイソレ
ータ素子の断面図、(b)は光ファイバ支持台を具備す
る分離型光アイソレータ素子の断面図である。 【0011】図2(a)に示す多段型光アイソレータ素
子は、図1で示した光アイソレータ素子基板1を2段重
ねしたアイソレーションを持つ。具体的には図1で示し
た光アイソレータ素子基板1に、ファラデー回転子基板
2を貼り、さらに吸収型偏光子基板3を透過偏光方向が
真ん中の吸収型偏光子基板3から光軸に対して45°回
転させて貼り合わせたものである。この多段型光アイソ
レータ素子を作製した後の製造工程は、図1の実施例と
同様である。 【0012】図2(b)に示す分離型光アイソレータ素
子は、ルチル結晶板を用いた分離型偏光子6と、ファラ
デー回転子2’と、旋光子7を貼り合わせたもので、製
造方法は平板状の各光学素子を貼り合わせて、分離型光
アイソレータ素子基板を作製し、後は図1の実施例と同
様にして作製する。 【0013】図3は本発明のさらに他の実施例を示すも
のである。図3は貼り合わせ端面での反射戻り光を防ぐ
ためにファラデー回転子2’、吸収型偏光子3’、光フ
ァイバ支持台4’の各貼り合わせ面を光軸に対してある
角度で傾斜させる構造としている。この場合の製造方法
は、光アイソレータ素子基板と光ファイバ支持台基板と
の貼り合わせ前に、光ファイバ支持台基板の接続端面を
斜めに研磨する、あるいはカッティングに角度を付けて
光ファイバ支持台面と光アイソレータ素子とに角度を付
けるようにする。V溝の作製は、上述と同様にカッティ
ングの後に行う。 上述のように、本発明の光アイソレ
ータ素子は、吸収型偏光子を用いたもの、分離型を用い
たもの、さらに多段型に重ね合わせたものなど種々の変
更が可能であって、1個以上のファラデー回転子と、2
個以上の偏光子とを少なくとも構成要素として具備する
ものであればよい。 【0014】なお、上述の各実施例における光ファイバ
支持台基板は石英でも良く、この場合、V溝等の光ファ
イバ保持部の加工方法は切削でも良い。更に光ファイバ
支持台に形成する光ファイバ保持部はV溝に限定され
ず、他の形状の溝、ガイド穴、平面など、光アイソレー
タ素子を間にして光ファイバ端面同士を対向させた状態
で保持できる形状であればよい。 【0015】 【発明の効果】本発明の光ファイバ支持台を具備する光
アイソレータ素子の製造方法は、平板状の光アイソレー
タ素子基板と光ファイバ支持台基板とを貼り合わせ一体
化基板を多数個にカッティングするので量産性が良い。
また、光アイソレータ素子の両面に光ファイバ支持台を
貼り合わせるので、光アイソレータ素子のアライメント
づれが無い。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示し、(a)は光アイソレ
ータ素子基板と光ファイバ支持台基板の貼り合わせ前の
斜視図、(b)は光アイソレータ素子基板と光ファイバ
支持台基板の貼り合わせ時の斜視図、(c)は光ファイ
バ支持台を具備する光アイソレータ素子の斜視図。 【図2】本発明の他の実施例を示し、(a)は光ファイ
バ支持台を具備する多段型光アイソレータ素子の断面
図、(b)は光ファイバ支持台を具備する分離型光アイ
ソレータ素子の断面図。 【図3】本発明のさらに他の実施例を示す光ファイバ支
持台を具備する光アイソレータ素子の断面図。 【図4】従来の実施例を示す光アイソレータ部品の斜視
図。 【符号の説明】 1:光アイソレータ素子基板、1’:光アイソレータ素
子 2:ファラデー回転子基板、2’:ファラデー回転子 3:吸収型偏光子基板、3’:吸収型偏光子 4:光ファイバ支持台基板、4’:光ファイバ支持台 5:V溝、6:分離型偏光子、7:旋光子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−349421(JP,A) 特開 平4−307512(JP,A) 特開 平6−75137(JP,A) 特開 平7−5346(JP,A) 特開 平5−157990(JP,A) 特開 平6−275870(JP,A) 特開 平7−35931(JP,A) 特開 平2−167502(JP,A) 中善寺知広 et.al.,1992年電 子情報通信学会秋季大会講演論文集, 1992年 9月15日,[分冊4]通信・エ レクトロニクス,p.4−251 K.Shiraishi et.a l.,Journal of Ligh twave Technology.V ol.10 No.12(December 1992),pp.1839−1842 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 27/28 G02B 6/00 316 G02B 6/26 - 6/43 G02B 6/12 - 6/14

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】1個以上のファラデー回転子と2個以上の
    偏光子とを少なくとも含む複数個の光学素子が貼り合わ
    されて磁場を印加して光アイソレータとして機能させる
    光アイソレータ素子と、光ファイバを保持固定する光フ
    ァイバ支持台とから成る光ファイバ支持台を具備する光
    アイソレータ素子の製造方法において、前記ファラデー
    回転子を複数個包含する大きさの1枚以上のファラデー
    回転子基板と、前記偏光子を複数個包含する大きさの2
    枚以上の偏光子基板とを少なくとも含む複数枚の平板状
    光学素子基板を光軸となる方向に磁界を印加したとき光
    アイソレータとして機能する配置で貼り合わせ、さらに
    その両面に前記光ファイバ支持台を複数個包含する大き
    さの2個の光ファイバ支持台基板を貼り合わせ、これを
    前記各貼り合わせ面と交差する方向に所定の間隔で複数
    個に切断し、切断された各光ファイバ支持台基板に光フ
    ァイバの保持固定部を形成することを特徴とする光ファ
    イバ支持台を具備する光アイソレータ素子の製造方法。
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Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
K.Shiraishi et.al.,Journal of Lightwave Technology.Vol.10 No.12(December 1992),pp.1839−1842
中善寺知広 et.al.,1992年電子情報通信学会秋季大会講演論文集,1992年 9月15日,[分冊4]通信・エレクトロニクス,p.4−251

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