JP2775499B2 - 光アイソレータ - Google Patents

光アイソレータ

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はレーザ発振光が反射等により送出方向とは逆
方向に戻ることを防ぐ目的で使用される光アイソレータ
に関するものである。
[従来の技術] レーザ発振光の反射戻りを防止するための光アイソレ
ータは,送出方向の光,すなわちアイソレータへレーザ
より入射してくる光の偏波方向が特定の方向である事を
指定する必要のある偏波依存型アイソレータと,偏波が
如何なる方向であってもさしつかえない偏波無依存型ア
イソレータとがある。
本発明の対象は偏波無依存型アイソレータに関するも
のであって,従来のこの型のアイソレータよりも容易に
量産製造しうるものであり,また小型化も可能な偏波無
依存型アイソレータを製造できる技術に関するものであ
る。
先ず従来の偏波無依存型アイソレータとして知られる
ものの第1の例として,永久磁石の他に二枚の複屈折結
晶板の間に夫々45゜の偏波回転するファラデー回転子と
旋光性結晶を入れるタイプのものがある(特公昭60−49
297号)。
この場合,素材としては複屈折結晶,ファラデー回転
子材料,旋光性結晶の3種類を必要としており,旋光性
結晶として代表的な材料である水晶を用いているため45
゜の旋光角を得るのに例えば通信用光波長の1.55μmに
対して約16mmの長さを必要とし小型のアイソレータを構
成することはできない。
また,第2の例として,永久磁石の他に2枚のくさび
型をした複屈折結晶材の間に45゜の偏波回転するファラ
デー回転子入れるタイプのものがある(特願昭55−1766
87号)。
この場合,素材は複屈折結晶とファラデー回転子材料
の2種類であり,第1の例よりも有利であり,水晶のご
とき旋光性結晶を用いないので小型化の点でも有利であ
るが,くさび型の結晶を利用するため,それを加工製造
する事は,平板あるいは角型材の加工よりもずっと工程
が複雑になりこの点は不利である。
そこで本発明の技術的課題は,従来の偏波無依存型ア
イソレータの欠点である多種材料,あるいは大型材料,
加工形状の複雑な材料を用いることなく,少品種で簡単
な加工材料で偏波無依存型アイソレータを提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば,複屈折性を有する複数の結晶板を有
する光アイソレータにおいて,ファラデー回転子の両側
に第1の複屈折結晶板及び第2の複屈折結晶板と,第3
の複屈折結晶板及びい第4の複屈折結晶板とを夫々一組
として,1組づつ配置し,前記複屈折結晶板における偏光
分離距離の比が互いに等しく,且つその値が実質的に1:
tan22.5゜(−0.4142)であり,前記ファラデー回転子
のファラデー回転角度が約45゜であって,前記第1及び
第2の複屈折結晶板,前記第2及び第3の複屈折結晶
板,及び前記第3及び第4の複屈折結晶板の偏光分離方
向のなす角度が約90゜,約45゜,及び約90゜であること
を特徴とする光アイソレータが得られる。
即ち,本発明は2枚一組の複屈折結晶板を用い,2組の
複屈折結晶板の間に45゜の偏波回転するファラデー回転
子を入れる事を特長とする。
[実施例] 次に本発明の実施例を証明する。尚,本発明の対象と
するすべてのアイソレータは常に永久磁石を必要として
いるので,これについては特に省いて以下説明する。
第1図を参照して,本発明の実施例として複屈折結晶
板としてルチル(TiO2),結晶板をファラデー回転子と
してテルビウムビスマス鉄ガーネット((TbBi)3Fe5O
12)結晶板を用いた。
ルチル結晶板の結晶方位はC軸よりa軸に向って45゜
傾いた方向が結晶板の内面にあり,そのa,c軸で形成さ
れる面と結晶板の面とは互いに直角をなしている。
アイソレータの構成はレーザ光の入射方向(第1図の
矢印a)に沿って第1のルチル結晶板A(厚さ2mm,レー
ザ光と平行な方向からのC軸の投影方向は垂直方向),
ついで第2のルチル結晶板B(厚さは0.8284mm,レーザ
光と平行な方向からのC軸の投影方向は第1のルチルよ
り90゜回転して水平方向),ついでファラデー回転子で
あるガーネット結晶板C(厚さ0.5mm,結晶板面の方位は
{111}面で,波長1.5μmに対し偏波面が第2のルチル
の90゜回転と同一方向に45゜回転するように磁化された
状態にある),ついで第3のルチル結晶板D(厚さは0.
8284mm,レーザ光と平行な方向からのC軸の投影方向は
垂直あるいは水平方向より第2のルチルと同方向に45
゜),最後に第4のルチル結晶板E(厚さは2mm,同様に
C軸の投影方向は第3のルチル結晶板よりも結晶板面内
で第2のルチルと同方向に90゜回転して−45゜)の順の
配列である。
図中ので示す矢印は入射光が,そのルチル板を透過
するとき異常光として分離する方向を示す。
第2図にはレーザ光を透過させた場合の光線ビームの
伝播状況を示す。円の中の矢印は偏波方向であってレー
ザビームの送出方向ではアイソレータへの入射ビームは
垂直,水平偏波ともすべて同一線上に出射されるが(第
2図−A)反射戻り光方向では垂直,水平両偏波とも入
射ビームの線上には戻らない事が示される(第2図−
B)。
本アイソレータを構成する結晶の表面に波長1.55μm
に対する無反射コート膜を施し,アイソレータの入射光
側にピッチ1/2のGRINレンズをおき,出射側にコア径10
μmのシングルモードファイバーをおいて半導体レーザ
より発振した光をGRINレンズ,アイソレータ,シングル
モードファイバーの順で透過させたところ半導体レーザ
の偏波がいかなる方向であっても透過損は1dB以下であ
り,逆に接続して出射側より光を透過させると透過損35
dBで以上であった。この場合偏波方向はいかなる方向で
も35dB以上のほぼ同じ値であった。
尚,実施例において,第1と第2のルチル結晶板との
間,及び第3と第4のルチル結晶板との間を片方のみ,
だるいは両方を同時に入れかえても,同様の特性が得ら
れた。
また第1と第2,第3と第4のルチル結晶板の板の厚さ
を,その比を変えることなく1/2倍,2倍,3倍などとして
も同様に偏波方向に依存性のない特性が得られた。
[発明の効果] 以上説明したように,本発明では,ファラデー回転子
と2種類の偏光分離距離を持つ平行平板複屈折材料で構
成され,単純な加工の結晶板を夫々の内面に回転させて
配列することによりすぐれたアイソレーション特性を実
現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における結晶の方位と配列の説
明図,第2図はアイソレータとしての機能の説明図であ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複屈折性を有する複数の結晶板を有する光
    アイソレータにおいて,ファラデー回転子の両側に第1
    の複屈折結晶板及び第2の複屈折結晶板と,第3の複屈
    折結晶板及び第4の複屈折結晶板とを夫々一組として,1
    組づつ配置し,前記複屈折結晶板における偏光分離距離
    の比が互いに等しく,且つその値が実質的に1:tan22.5
    ゜(−0.4142)であり,前記ファラデー回転子のファラ
    デー回転角度が約45゜であって,前記第1及び第2の複
    屈折結晶板,前記第2及び第3の複屈折結晶板,及び前
    記第3及び第4の複屈折結晶板の偏光分離方向のなす角
    度が約90゜,約45゜,及び約90゜であることを特徴とす
    る光アイソレータ。
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