JPS6224514A - 電子機器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は電子機器、特にキー入力操作手段を有する電子
機器に関するものである。

［従来の技術］ 電子式卓上計算機（以下電卓という）、あるいはパーソ
ナルコンピュータのキーボード等の電子機器では、プリ
ント基板を用いてキー入力回路を構成する技術が知られ
ている。

第８図は電卓等の電子機器におけるキー入力手段の構成
を示している。電子機器はプラスチ・ンク等から形成さ
れた上ケース４及び下ケース５の間に以下の各部材を積
層して成るものである。

ケース内の最下層には機器の機械的強度を補強するため
の金属板等から成る補強板１２が配置されている。この
補強板１２の上にはシリコンゴム等の材質から形成され
た絶縁性を有するスペーサｌＯを介して２つのプリント
基板９．１１が対向配置される。プリント基板９の下面
には近接して配置された２つの回路パターンが多数設け
られており、プリント基板９をスペーサ１０の丸穴１０
ａを介して変位させ、基板９上の回路パターンをプリン
ト基板１１上の短絡パターンに接触させることによりキ
ー入力が行なわれる。

プリント基板９の上には、プリント基板９の短絡すべき
回路パターンの位置に対応して複数の操作部６ａを多数
設けたキーゴムシート６が配置されている。操作部６ａ
は上方に向って突出するように形成されたドーム状構造
体の中央部に円筒形状に一体形成されたものである。

この操作部６ａを、上ケース４に摺動自在に支持された
キートップ３により下方に変位させ、操作部６ａによっ
てプリント基板９の回路パターン部分をスペーサ１０の
丸穴１０ａを介して変位させ、プリント基板１１に接触
させることによりキー入力信号を発生する。

プリント基板９で発生されたキー入力信号はプリント基
板９と接続されたプリント基板８のＬＳＩ７に導かれる
。ＬＳＩ７は演算回路、制御回路等を１つのチップに一
体形成したものである。ＬＳＩ７は入力情報に従い演算
を行ない、その結果を液晶表示器等から成る表示器２に
表示させる。

［発明が解決しようとする問題点１ 以上のように、従来の構成では対向配置された２枚のプ
リント基板を必要とし、部品点数が多く、多数の積層部
材を位置決めして組み込まなくてはならないので製造作
業が面倒な欠点があった。

Ｕ問題点を解決するための手段］ 以上の問題点を解決するために、本発明においてはキー
入力のために短絡される回路パターンを有する回路基板
と、この回路基板の回路パターンと対向配置された装置
の機械的強度を保つための導電性材から成る補強板と、
操作に応じて前記回路基板を厚み方向に変位させ前記回
路パターンを前記補強板に接触させる操作部材を設けた
構造を採用した。

［作　用］ 第１図のプリント基板９のキー入力時に短絡されるべき
回路パターンは、スペーサ１ｏの丸穴１０ａを介して金
属板から形成された補強板１ｚと向い合っている。キー
トップ３を押下し、操作部６ａを介してプリント基板９
をその厚み方向に変形させ、所望のキー入力用の回路パ
ターンを補強板１２に接触させることによりキー入力信
号を形成する。このようにして従来例よりもプリント基
板の数を減少させることができ、部品点数を削減し、製
造コストを低減することができる。

［実施例］ 以下図面に示す実施例に基づき、本発明の詳細な説明す
る。

第１図は本発明による電子機器の構造を示した分解斜視
図で、前記の従来例と略同様の構造を有している。

異なっている点はプリント基板１１がなく、プリント基
板９の入力時に短絡される上キー回路パターンがスペー
サ１０の丸穴１０ａを介して金属製の補強板１２と対向
配置される点である６プリント基板９は、ポリエステル
等の高分子材料から成るシートにアルミニウムや銅、ｉ
、カーボン等の導電材料で回路を印刷したものである。

キー入力用のパターンは、第３図に示すようにわずかな
隙間を介して隣り合ったクシ型の回路パターン９ｂ、９
ｃから構成する。この両者の回路パターン９ｂ、９ｃの
短絡により得られたキー入力信号は、従来と同様の演算
、用のＬＳＩ７を搭載したプリント基板８に導かれる。

プリント基板９の上方には従来例と同様にキーゴムシー
ト６及びキートップ３が配置されこれらを上ケース４が
覆い機器が完成する。

完成された機器は、第２図に示すように上ケース４の上
面に表示器２が露出し、その手前に摺動自在に配列され
た多数のキートップ３によりキー入力操作部が構成され
たものとなる。

第２図のＺ−Ｚ線に沿った断面を、第４図（Ａ）、（Ｂ
）に示す。第４図（Ａ）に示すように、キーゴムシート
６、プリント基板９．スペーサ１０及び補強板１２は上
ケース４の突起４ａにより互いに密着して保持されてい
る。キーゴムシート６の操作部６Ｃはキーゴムシート６
に一体形成されたドーム状の構造体の中央部に形成され
ており、キートップ３が操作されていない状態では操作
部６ｃがドーム状の構成体の弾性復帰力によりキートッ
プ３を上方に押し上げている。キーゴムシート６の弾性
復帰力に抗してキートップ３を第４図（Ｂ）のように上
方から押下し、プリント基板９に接触させ更にこれを下
方に向って変形させると、プリント基板９の回路パター
ン９ｂ。

９ｃが金属製の補強板１２に接触して短絡され、キー入
力信号が形成される。

以上のようにして、短絡用のプリント基板を必要とする
ことなくキー入力信号を形成することができるので、部
品点数を削減し、製造コストを低減できる効果がある。

第５図はカード電卓等において、入力部を薄型に構成す
るための異なった実施例である。第５図の例ではプリン
ト基板９の上方をポリエステルシート等のシート材１３
により形成しである。

シート材１３上にはキー入力内容を示すキーシンボル等
を印刷しておき、プリント基板９をシート材１３ごと変
位させ短絡させるべき回路パターン９ｂと９０を金属板
から成る補強板１２に接触させてキー入力を行なう。こ
の場合には、シート材１３の下面にシリコンゴム等から
成る弾性材１３ａを印刷しておき、回路パターン９ｂ、
９ｃが確実に補強板１２に接触するように構成しておく
と良い。

又、第６図は更に異なる実施例を示し、この場合には、
プリント基板９の回路パターンを一種類の回路パターン
９ｄにより構成している。この構成では、回路パターン
９ｄと補強板１２にキー入力信号線を接続しておき、こ
れらの接触を検出することによりキー入力信号を形成す
る。

プリン基板９上のキー入力信号線の回路パターンと金属
製の補強板１２を接続するには第７図に示すような構造
を用いると良い。

プリント基板９の端部９ａに補強板１２と接続すべき回
路パターン９ｅを設けておき、この位置に対応してキー
ゴムシート６の端部に肉厚部分６ｂを形成する。又、こ
の位置に対応する上ケース４の内側に突起４ｂを設けて
おき、上ケース４及び下キース５を固定した際に、突起
４ｂがキーゴムシート６ｂを介して補強板にプリント基
板９の回路パターン９ｅを接触させる。第７図の部材６
ｂ、９ａ、ｌＯｂの位置は第１図にも示しである。

このような構成により、キー入力信号は回路パターン９
ｅ及び９ｄから取り出すことができる。

以上に示した技術は電卓等のキーボード、あるいはパー
ソナルコンピュータ等のキーボード装置に広〈実施する
ことができる。

し効　果］ 以上の説明から明かなように本発明によれば、キー入力
のために短絡される回路パターンを有する回路基板と、
この回路基板の回路パターンと対向配置された装置の機
械的強度を保つための導電性材から成る補強板と、操作
に応じて前記回路基板を厚み方向に変位させ前記回路パ
ターンを前記補強板に接触させる操作部材を設けた構成
を採用しているので、従来必要とさせたキー人カバター
ン短絡用のプリント基板を省略することができ、部品点
数を削減し製造コストを低減できる優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による電子機器の構造を示した分解斜視
図、第２図は本発明による電子機器の外観斜視図、第３
図は第１図のプリント基板に形成する回路パターンを示
した説明図、第４図（Ａ）、（Ｂ）はそれぞれ第２図の
２−２線に沿った断面図、第５図は本発明の異なる実施
例を示した断面図、第６図は本発明の更に異なる実施る
。 ３・・・キートップ　　　４・・・上ケース５・・・下
ケース　　　　６・・・キーゴムシート９・・・プリン
ト基板　　１０・・・スペーサ１２・・・補強板 第２図 （転）かｆ、７／’７　ｆ”Ｉ呻田 第３図 十％格の餌箱１ 第６図 棺略聾伯釦 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. キー入力のために短絡される回路パターンを有する回路
   基板と、この回路基板の回路パターンと対向配置された
   装置の機械的強度を保つための導電性材から成る補強板
   と、操作に応じて前記回路基板を厚み方向に変位させ前
   記回路パターンを前記補強板に接触させる操作部材を設
   けたことを特徴とする電子機器。