JPH0430733Y2 - - Google Patents
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- JPH0430733Y2 JPH0430733Y2 JP1985092440U JP9244085U JPH0430733Y2 JP H0430733 Y2 JPH0430733 Y2 JP H0430733Y2 JP 1985092440 U JP1985092440 U JP 1985092440U JP 9244085 U JP9244085 U JP 9244085U JP H0430733 Y2 JPH0430733 Y2 JP H0430733Y2
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- sheet
- capacitance
- electrode
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- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims description 11
- 239000010408 film Substances 0.000 description 11
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 6
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 5
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
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Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、パーソナルコンピユータ、ワードプ
ロセツサ等の各種入力装置に使用されるキーボー
ドに関し、特に、メンブレン型の静電容量式スイ
ツチに関するものである。
ロセツサ等の各種入力装置に使用されるキーボー
ドに関し、特に、メンブレン型の静電容量式スイ
ツチに関するものである。
[従来の技術]
従来、この種の静電容量式キースイツチとして
は、特開昭54−29209号に開示のものがある。こ
のものは、基板上に形成した一対の固定接点と、
指等により直接押圧されるキー釦と、キー釦の押
圧に伴ないキーガイドの内壁を摺動するステム
と、ステムの下部に設けられたラバースプリング
と、ラバースプリングの内部に設けられた層状軟
質弾性体と、層状軟質弾性体の下面に設けられ電
気的絶縁材料でコーテイングされた導電フイルム
とからなり、キー釦の押圧により導電フイルムが
一対の固定接点に跨つて密接し、これにより一対
の固定接点間の静電容量が変化してスイツチが
ONするものである。
は、特開昭54−29209号に開示のものがある。こ
のものは、基板上に形成した一対の固定接点と、
指等により直接押圧されるキー釦と、キー釦の押
圧に伴ないキーガイドの内壁を摺動するステム
と、ステムの下部に設けられたラバースプリング
と、ラバースプリングの内部に設けられた層状軟
質弾性体と、層状軟質弾性体の下面に設けられ電
気的絶縁材料でコーテイングされた導電フイルム
とからなり、キー釦の押圧により導電フイルムが
一対の固定接点に跨つて密接し、これにより一対
の固定接点間の静電容量が変化してスイツチが
ONするものである。
しかしながら、この静電容量式キースイツチに
よれば、次の問題点がある。
よれば、次の問題点がある。
一接点機構ごとの一物品として構成されてい
るため、キーボード等に使用する場合には、数
十個の静電容量式キースイツチが必要となり、
一物品の構成も複雑であることもさることなが
ら、組付け作業に多大な労力を要する。
るため、キーボード等に使用する場合には、数
十個の静電容量式キースイツチが必要となり、
一物品の構成も複雑であることもさることなが
ら、組付け作業に多大な労力を要する。
導電フイルムが一対の固定接点に跨つて密接
した際の最大容量値は、一方の固定接点と導電
フイルムによる静電容量及び導電フイルムと他
方の固定接点による静電容量の直列合成容量で
与えられるから、固定接点の面積を大ならしめ
ても、固定接点と導電フイルムによる静電容量
の半分であり、したがつて最大容量値を大きく
できないので、S/N比が低い。
した際の最大容量値は、一方の固定接点と導電
フイルムによる静電容量及び導電フイルムと他
方の固定接点による静電容量の直列合成容量で
与えられるから、固定接点の面積を大ならしめ
ても、固定接点と導電フイルムによる静電容量
の半分であり、したがつて最大容量値を大きく
できないので、S/N比が低い。
かかる問題点を解決するものとして、実開昭56
−82831号に開示の透明スイツチがある。このも
のは、複数の表示記号を備える表示記号板と、透
明なマトリクス電極を並設した上下一対の透明基
板と、透明基板の間に複数の窓を有するスペーサ
と高誘電体薄膜を挾んだものである。これによれ
ば、マトリクス電極であるため、一物品で静電容
量式スイツチ群が得られ、また、一つの静電容量
式スイツチについては単一のコンデンサとみるこ
とができるため、最大容量値は単にマトリクス電
極の交叉面積及び間隔で決り、比較的大きくする
ことができる。
−82831号に開示の透明スイツチがある。このも
のは、複数の表示記号を備える表示記号板と、透
明なマトリクス電極を並設した上下一対の透明基
板と、透明基板の間に複数の窓を有するスペーサ
と高誘電体薄膜を挾んだものである。これによれ
ば、マトリクス電極であるため、一物品で静電容
量式スイツチ群が得られ、また、一つの静電容量
式スイツチについては単一のコンデンサとみるこ
とができるため、最大容量値は単にマトリクス電
極の交叉面積及び間隔で決り、比較的大きくする
ことができる。
[解決すべき問題点]
しかしながら、上記スイツチには、次の問題点
がある。
がある。
すなわち、マトリクス電極を並設した上下一対
の透明基板には電極間を連結する導電パターンが
あり、特定要素の静電容量式スイツチを構成する
上下一対の電極間について注目した場合、その他
多数の電極及び導電パターンが対向した状態にあ
るから、これらの電極及び導電パターンは特定要
素の静電容量式スイツチに対して浮遊容量とな
り、上下の電極が離間した際における最小容量値
は小さくならず、なおもS/N比が低い。最大容
量値を大きくすべく、上下の電極間隙を小さく設
定した場合には、浮遊容量が大きくなるので最小
容量値が大きくなつてしまい、最大容量値と最小
容量値の差を大きくとることができないという矛
盾がある。
の透明基板には電極間を連結する導電パターンが
あり、特定要素の静電容量式スイツチを構成する
上下一対の電極間について注目した場合、その他
多数の電極及び導電パターンが対向した状態にあ
るから、これらの電極及び導電パターンは特定要
素の静電容量式スイツチに対して浮遊容量とな
り、上下の電極が離間した際における最小容量値
は小さくならず、なおもS/N比が低い。最大容
量値を大きくすべく、上下の電極間隙を小さく設
定した場合には、浮遊容量が大きくなるので最小
容量値が大きくなつてしまい、最大容量値と最小
容量値の差を大きくとることができないという矛
盾がある。
本考案の目的は、上記問題点を解決するもので
あり、矛盾なく最大容量値と最小容量値の差を大
きくし得、S/N比の高い静電容量式スイツチを
提供することにある。
あり、矛盾なく最大容量値と最小容量値の差を大
きくし得、S/N比の高い静電容量式スイツチを
提供することにある。
[問題点の解決手段]
上記問題点を解決するため、本考案に係る静電
容量式スイツチの構成は、弾性シート上に連結導
体を以つて複数の電極部を連結した導体パターン
を複数列形成した第1のシートと、連結導体を以
つて複数の電極部を連結した導体パターンを複数
列有する第2のシートと、第1のシートの電極部
上又は第2のシートの電極部上に被覆した誘電膜
と、複数の窓を有するスペーサと、複数の窓を有
するシールド板とからなり、第1のシートの導体
パターンと第2のシートの導体パターンを交叉さ
せ、第1のシートと第2のシートの上下一対の電
極部が対応する上記各窓を介して対向するよう第
1のシートと第2のシートとの間に上記スペーサ
を挾んで上記シールド板を設けたものである。
容量式スイツチの構成は、弾性シート上に連結導
体を以つて複数の電極部を連結した導体パターン
を複数列形成した第1のシートと、連結導体を以
つて複数の電極部を連結した導体パターンを複数
列有する第2のシートと、第1のシートの電極部
上又は第2のシートの電極部上に被覆した誘電膜
と、複数の窓を有するスペーサと、複数の窓を有
するシールド板とからなり、第1のシートの導体
パターンと第2のシートの導体パターンを交叉さ
せ、第1のシートと第2のシートの上下一対の電
極部が対応する上記各窓を介して対向するよう第
1のシートと第2のシートとの間に上記スペーサ
を挾んで上記シールド板を設けたものである。
[実施例]
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
第1図は、本考案に係る静電容量式スイツチの
一実施例を示す分解斜視図である。
一実施例を示す分解斜視図である。
第2図A,Bは、同実施例の要部を示す側断面
図である。
図である。
図中、1は、第1のシートとしての上部シート
であり、この片面には複数の島状の電極部1aと
これらを連結する線状の連結部1bとからなる導
電パターンを複数列有している。上部シート1は
ポリエステル等の弾性合成樹脂の膜状体を基板1
cとしており、導電パターンは印刷形成されてい
る。本実施例では島状の電極部1aの面積を線状
の連結部1bのそれに比し大きくしてある。
であり、この片面には複数の島状の電極部1aと
これらを連結する線状の連結部1bとからなる導
電パターンを複数列有している。上部シート1は
ポリエステル等の弾性合成樹脂の膜状体を基板1
cとしており、導電パターンは印刷形成されてい
る。本実施例では島状の電極部1aの面積を線状
の連結部1bのそれに比し大きくしてある。
2は、第2のシートとしての下部シートであ
り、上部シート1と同様に、その片面には複数の
島状の電極部2aとこれらを連結する線状の連結
部2bとからなる導電パターンを複数列有してい
る。下部シート2は、本実施例では基板2c上に
導電パターンを印刷形成した印刷配線板としてあ
る。複数の電極部2aには、第2図に示すよう
に、誘電膜3が被覆されている。なお、上部シー
ト1と下部シート2の導電パターンは、上下一対
の電極部1a,2aが合致してマトリクス電極網
を構成する関係にある。
り、上部シート1と同様に、その片面には複数の
島状の電極部2aとこれらを連結する線状の連結
部2bとからなる導電パターンを複数列有してい
る。下部シート2は、本実施例では基板2c上に
導電パターンを印刷形成した印刷配線板としてあ
る。複数の電極部2aには、第2図に示すよう
に、誘電膜3が被覆されている。なお、上部シー
ト1と下部シート2の導電パターンは、上下一対
の電極部1a,2aが合致してマトリクス電極網
を構成する関係にある。
4,5は、ポリエステル等で構成したスペーサ
であり、上部シート1及び下部シート2の夫々電
極部1a,2aに対応した位置に円形窓4a,5
aを有する。
であり、上部シート1及び下部シート2の夫々電
極部1a,2aに対応した位置に円形窓4a,5
aを有する。
6は、スペーサ4,5間に挾まれて静電シール
ドをするシールド板であり、スペーサ4,5と同
様に、上部シート1及び下部シート2の夫々電極
部1a,2aに対応した位置に円形窓6aを有す
る。
ドをするシールド板であり、スペーサ4,5と同
様に、上部シート1及び下部シート2の夫々電極
部1a,2aに対応した位置に円形窓6aを有す
る。
第2図に示す如く、下部シート2、スペーサ
5、シールド板6、スペーサ4、上部シート1
は、上下一対の電極部1a,2aが円形窓4a,
5a,6aを介して対向する状態で順次積み重ね
られる。なお、この積み重ねは、印刷形成の手順
を繰返すことで実現できる。
5、シールド板6、スペーサ4、上部シート1
は、上下一対の電極部1a,2aが円形窓4a,
5a,6aを介して対向する状態で順次積み重ね
られる。なお、この積み重ねは、印刷形成の手順
を繰返すことで実現できる。
かかる構成の静電容量式スイツチによれば、弾
性を有する上部シート1を押圧すると、第2図B
に示す如く、電極部1aが電極部2aに誘電膜3
を介して密接し、静電容量が最大となり、スイツ
チがONする。上部シート1への押圧力を取り除
くと、上部シート1が第2図Aに示すように復帰
し、上下電極部1a,2a間にギヤツプができ、
静電容量は最小値となる。
性を有する上部シート1を押圧すると、第2図B
に示す如く、電極部1aが電極部2aに誘電膜3
を介して密接し、静電容量が最大となり、スイツ
チがONする。上部シート1への押圧力を取り除
くと、上部シート1が第2図Aに示すように復帰
し、上下電極部1a,2a間にギヤツプができ、
静電容量は最小値となる。
今、特定の上下電極部1a,2aに着目した場
合、シールド板6がない状態では、それ以外の上
下電極部1a,2aの組や連結部1b,2bの交
叉が静電容量式スイツチを構成する特定の上下電
極部1a,2aに対して並列的に浮遊容量が加わ
り、上下電極部1a,2aの最小容量値が大きい
が、このシールド板6を介装せしめたことによ
り、その余分な浮遊容量をカツトできるので、上
下電極部1a,2aの最小容量値が極小になり、
したがつて、最大容量値と最小容量値の差すなわ
ちレンジを広くすることができ、S/N比が向上
する。
合、シールド板6がない状態では、それ以外の上
下電極部1a,2aの組や連結部1b,2bの交
叉が静電容量式スイツチを構成する特定の上下電
極部1a,2aに対して並列的に浮遊容量が加わ
り、上下電極部1a,2aの最小容量値が大きい
が、このシールド板6を介装せしめたことによ
り、その余分な浮遊容量をカツトできるので、上
下電極部1a,2aの最小容量値が極小になり、
したがつて、最大容量値と最小容量値の差すなわ
ちレンジを広くすることができ、S/N比が向上
する。
なお、本実施例では、複数の電極部2aに、誘
電膜3を被覆してあるが、複数の電極部1aに、
誘電膜3を被覆してもよい。
電膜3を被覆してあるが、複数の電極部1aに、
誘電膜3を被覆してもよい。
[考案の効果]
以上説明したように、本考案に係る静電容量式
スイツチは、複数の窓を有するシールド板を設け
た点に特長を有するものであり、第1のシートの
導体パターンと第2のシートの導体パターン間の
浮遊容量を除去したものであるから、最大容量値
と最小容量値の差を大きくし得、高いS/N比に
することができる。また、印刷形成により構成で
きるから、製造コストが安価である。
スイツチは、複数の窓を有するシールド板を設け
た点に特長を有するものであり、第1のシートの
導体パターンと第2のシートの導体パターン間の
浮遊容量を除去したものであるから、最大容量値
と最小容量値の差を大きくし得、高いS/N比に
することができる。また、印刷形成により構成で
きるから、製造コストが安価である。
第1図は、本考案に係る静電容量式スイツチの
一実施例を示す分解斜視図である。第2図A,B
は、同実施例の要部を示す側断面図である。 1……上部シート、1a,2a……電極部、1
b,2b……連結部、1c,2c……基板、2…
…下部シート、3……誘電膜、4,5……スペー
サ、6……シールド板、4a,5a,6a……円
形窓。
一実施例を示す分解斜視図である。第2図A,B
は、同実施例の要部を示す側断面図である。 1……上部シート、1a,2a……電極部、1
b,2b……連結部、1c,2c……基板、2…
…下部シート、3……誘電膜、4,5……スペー
サ、6……シールド板、4a,5a,6a……円
形窓。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 弾性シート上に連結導体を以つて複数の電極
部を連結した導体パターンを複数列形成した第
1のシートと、連結導体を以つて複数の電極部
を連結した導体パターンを複数列有する第2の
シートと、第1のシートの電極部上又は第2の
シートの電極部上に被覆した誘電膜と、複数の
窓を有するスペーサと、複数の窓を有するシー
ルド板とからなり、第1のシートの導体パター
ンと第2のシートの導体パターンを交叉させ、
第1のシートと第2のシートの上下一対の電極
部が対応する前記各窓を介して対向するよう第
1のシートと第2のシートとの間に前記スペー
サを挾んで前記シールド板を設けたことを特徴
とする静電容量式スイツチ。 (2) 前記第1のシートは、印刷配線板で構成され
てなることを特徴とする実用新案登録請求の範
囲第1項に記載の静電容量式スイツチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985092440U JPH0430733Y2 (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985092440U JPH0430733Y2 (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS621317U JPS621317U (ja) | 1987-01-07 |
JPH0430733Y2 true JPH0430733Y2 (ja) | 1992-07-24 |
Family
ID=30649239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985092440U Expired JPH0430733Y2 (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0430733Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999007198A1 (fr) * | 1997-07-31 | 1999-02-11 | Toyotomi Co., Ltd. | Panneau de commande d'un appareil |
JP5098541B2 (ja) * | 2007-09-28 | 2012-12-12 | カシオ計算機株式会社 | 静電容量型タッチパネル |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54104242A (en) * | 1978-02-02 | 1979-08-16 | Pentel Kk | Keyboard unit |
-
1985
- 1985-06-19 JP JP1985092440U patent/JPH0430733Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54104242A (en) * | 1978-02-02 | 1979-08-16 | Pentel Kk | Keyboard unit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS621317U (ja) | 1987-01-07 |
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