JPS62242843A - 光学検知装置の特性変動補償回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は光学検知装置の特性変動補償方法。

特に党による紙幣等の枚数或は真贋検出装置を構成する
発光素子及び受光素子特性の経年変化、温度または汚れ
による変動を補償する方法に関する。

（従来技術） 従来から紙幣等の枚数或は真贋を判別する方法として例
えば発光ダイオード°及びホトダイオードのような発光
素子と受光素子を用い九検知表面の汚れによって発光量
或いは受光量が変動する。

このため上述のような光学検知装置は絶えず素子の清掃
１発光量の調整等を必要とするという欠陥があった。更
にこのような装置の調整はある特定の環境下であらかじ
め定められた調整の基準となる模造紙幣を用いてなされ
るにすぎなかったため温度変化に基づく素子特性の一動
を補償することができないという欠陥を併せ持つもので
６つ九。

（発明の目的） 本発明は上述した様な従来の光学検知装置の欠陥を除去
するためになされたものであってメンテナンスの間隔を
大幅に延長するとともに温度変化に基づく素子特性の変
動をも補償することができる光学検知装置の特性変動補
償方法を提供することを目的とする。

（発明の概要） 上述の目的を達成するため本発明は以下のような方法を
用いる。

すなわち被検出物が存在しない状態下では光学検知装置
を調整モードとし発光素子を微弱発光させ、これによる
受光素子の出力とあらかじめ定められた理想状態におけ
る受光素子の出力との比を算出する。次いで被検出物が
到来するのを検知したら前記光学検知装置を計数モード
に変えて前記発光素子の発光量を増大すると共に発光量
或は受光素子出力の増幅度を調整モードにおける受光素
子出力比が実質的に１となるように変化させるものであ
る。

（実施例） 以下本発明を図面に示した実施例によって詳細に説明す
る。

第１図（ａｔ及び（ｂｌは夫々本発明に係る補償方法を
実現するための異っ念実施例を示すブロック図である。

第１図（ａｌにおいて１及び２はそれぞれ発光素子であ
るＩＤ及び受光素子であるホトダイオードであって、こ
れら両者の間を紙幣が通過した際ホトダイオード２の出
力が変化することを利用して紙幣の枚数を計数するもの
である。

この計数を行うためにホトダイオード２の出力をアンプ
３にて増幅しその出力をＡ／Ｄ　ｉ換器４．切替回路５
を介して識別回路６に入力し紙幣の通過を計数する。

今、この光学検知装置の特性変動の補償を行なおうとす
る場合には計数モードと調整モードとを切替るモード切
替スイッチ７を調整モード側に接続し、このブロック回
路に挿入した前記切替回路５及び前記ＩＪＤ　１の駆動
回路８に前置した切替回路９をそれぞれ調整モード側に
接続し、前記切替回路９を介して微弱な調整電流１０を
前記ＩＪＤ　１に印加する。

このようにしてＬＥＤ　１から発せられた調整用微弱光
を受けたホトダイオード２の出力をアンプ３にて増幅し
、その出力をＡ／Ｄ　ｆ換器４、切替回路５を介して比
較回路１１に入力し。

基準電圧１２と比較し前記ホトダイオード２の出力との
差を演算しこの出力をＤ／Ａ変換器１３を介して補正回
路１４に入力する。

この補正回路１４は例えばホトダイオード２の出力と基
準電圧１２との差が００ときはｌをまた差が基準電圧１
２０５０パーセントある時には２を補償倍率として倍率
保持回路１５に出力するものである。倍率保持回路１５
では前記補正回路１４で得られた補償倍率を保持するも
のである。

以上説明したような補償が終了し前記倍率保持回路１５
に補償倍率が保持された後前記モード切替スイッチ７を
計数モードに戻し倍率保持回路１５へ計数電流１６を入
力し前記補償倍率との演算によって得られた発光電流を
前記切替回路９及び駆動回路８を介してＬＥＤ　１に印
加する。

このようにしてＬＥＤ　１の発光量を補償するのでＬＥ
Ｄ　１及びホトダづオード２の特性の経年変化９表面の
汚れ及び温度によるｆｌｌｌｌを紙幣計数を開始する直
前に一括補償することができる。

なお１本発明に係る補償方法は上述したような回路によ
ってのみ実現すべき必然性はなく。

例えば前記比較回路１１はホトダイオード２の出力と基
準電圧１２との比を求めるものであってもよい。また発
光素子及び受光素子はそれぞれＬＥＤ　、ホトダイオー
ドに限定する必要もない。

更に２本発明に係る補償方法を実現する回路構成として
は＠１図（ｂｌに示すよりに発光素子に印加する電流を
変化するかわりに受光素子出力の増幅度を可変すべく前
記比較回路１１の出力を倍率像持回ＷＰ１１７を介して
アンプ３に環流するようにしてもよい。

以上説明簡単のためディスクＩＪ−トな回路要素の組み
合せによって本発明に係る補償方法を実現する実施例を
説明したが、これらは機械に内蔵されたマイクロプロセ
ッサを用い所要のソフトウェアによって実行する方が容
易であることはいうまでもない。

なお１本発明に係る補償方法を透過光学系に適用した場
合についてのみ説明したが、これを反射光学系に適用す
ることも可能である。

また上述の実施例は紙幣計数機に適用する場合について
のみ説明したものであるがこれは紙幣の真贋識別装置、
各種物体の計数装置等にも適用可能である。

（発明の効果） 本発明は以上説明したような方法によって光学検知装置
の発光素子及び受光素子の経年変化、汚れ及び温度によ
る特性変動を一括して実際に計数作業にはいる直前に補
償することができるので誤検出率を大幅に低下する効果
がある。

また本発明の補償方法によれば調整用の模造紙幣等を必
要としないので調整工種の自動化が容易であ＃７調整に
格別のサービスマンを必要としないという効果を併せ持
つものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａｌ及び（ｂｌは夫々本発明に係る補償方法を
実現するための異った実施例を示すブロック図である。 １・・・・・・・・・発光素子、　　２・・・・・・・
・・受光素子。 ３・・・・・・・・・増幅器、　　　１１・・・・・・
・・・比較回路。 １２・・・・・・・・・基準電圧発生器、　　１５及び
１７・・・・・・・・・倍率保持回路、　　１６・・・
・・・・・・計数用電流発生器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 透過式或は反射式の光学検知装置に於いて被検出物の存
   在しない状態に於ける受光素子出力と、この状態に於け
   る予じめ定めた理想的出力とを比較した後、被検出物到
   来時に発光素子の発光量或は受光素子出力の増幅度を前
   記被検出物不存在時の受光素子からの出力差を補償する
   よう変化させることによって前記発光及び受光素子の経
   年、汚れ、或は温度による特性の変化を補償するように
   したことを特徴とする光学検知装置の特性変動補償方法
   。