JP2004265208A - 蛍光センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】装置を大型化することなく対象物に含まれる蛍光成分を正確に検出することができる蛍光センサを提供する。
【解決手段】蛍光センサ8は筺体10を有し、この筺体10内には、紙幣7に向けて光を照射する発光素子12と、この発光素子12から出射された光のうち紫外成分のみを透過させる紫外線透過フィルタ15と、紫外線の照射によって紙幣7の表面から放出される蛍光を受光する蛍光検知用受光素子16とが収容されている。また、筺体10内には、発光素子12から出射されて紫外線透過フィルタ15で反射された光を受光する光量モニタ用受光素子18が配置されている。この光量モニタ用受光素子18と紫外線透過フィルタ15との間には、紫外線透過フィルタ15で反射した光によって蛍光を発生させる蛍光体20が配置されている。
【選択図】 図2
【解決手段】蛍光センサ8は筺体10を有し、この筺体10内には、紙幣7に向けて光を照射する発光素子12と、この発光素子12から出射された光のうち紫外成分のみを透過させる紫外線透過フィルタ15と、紫外線の照射によって紙幣7の表面から放出される蛍光を受光する蛍光検知用受光素子16とが収容されている。また、筺体10内には、発光素子12から出射されて紫外線透過フィルタ15で反射された光を受光する光量モニタ用受光素子18が配置されている。この光量モニタ用受光素子18と紫外線透過フィルタ15との間には、紫外線透過フィルタ15で反射した光によって蛍光を発生させる蛍光体20が配置されている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙幣、伝票類等の真偽や種類の判別に使用される蛍光センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
紙幣の真偽判別に使用される蛍光センサとしては、例えば特許文献1,2に記載されているように、光源から紙幣に紫外線を照射し、紙幣で反射された紫外光のレベルを測定すると共に、紙幣で発生する蛍光の量を測定するものが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特表平9−507326号公報
【特許文献2】
特開平10−40436号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、光源の発光量は温度変化等によって変動するため、紙幣で発生する蛍光量を正確に測定できないことがある。この場合には、紙幣の真偽判別等を正確に行うことが困難になる。
【0005】
本発明の目的は、装置を大型化することなく対象物に含まれる蛍光成分を正確に検出することができる蛍光センサを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、対象物に含まれる蛍光成分を検出する蛍光センサにおいて、対象物に光を照射する発光素子と、光の照射によって対象物から発する蛍光を受光する蛍光検知用受光素子と、発光素子から出射された光を受光する光量モニタ用受光素子と、光量モニタ用受光素子の前面側に配置され、発光素子から出射される光により蛍光を発生させる蛍光体とを備えることを特徴とするものである。
【0007】
このような蛍光センサにおいては、蛍光検知用受光素子の出力値(対象物で生じる蛍光量)を温度に対して一定の状態に管理しないと、対象物の正確な検査が行えないことがあるため、発光素子から出射された光を受光する光量モニタ用受光素子を設け、発光素子の発光量の変動をモニタする。しかし、蛍光検知用受光素子で受ける光は、発光素子から出射されて対象物で反射された光と対象物から発する蛍光成分とを含んだものであり、光量モニタ用受光素子で受ける光の温度特性とは異なる温度特性を有する。そこで、上記のように光量モニタ用受光素子の前面側に蛍光体を配置することにより、光量モニタ用受光素子は、発光素子から出射された光と蛍光体で発生した蛍光成分とを含んだ光を受光することになる。このため、光量モニタ用受光素子で受ける光の温度特性は、蛍光検知用受光素子で受ける光の温度特性と同等になる。従って、光量モニタ用受光素子の出力値に基づいて発光素子の発光量を補正することにより、蛍光検知用受光素子の出力値を確実に温度に対してほぼ一定にすることができる。これにより、対象物に含まれる蛍光成分を温度に拘らず正確に検出することが可能となる。また、光量モニタ用受光素子の前面側に、例えば光量モニタ用受光素子と同程度のサイズをもった蛍光体を配置すればよいので、蛍光センサを大型化させなくて済む。
【0008】
好ましくは、蛍光体は蛍光ガラスである。蛍光ガラスは、蛍光媒体をイオン化してガラスに封入したものであり、耐環境性に強く、経時的劣化が起きにくい。このような蛍光ガラスを用いることにより、光量モニタ用受光素子の出力値に基づく発光素子の発光量の補正を長期間にわたって高精度に行うことができる。
【0009】
また、好ましくは、光量モニタ用受光素子の出力値と基準値とを比較し、当該比較結果に応じて発光素子の発光量を制御する制御手段を更に備える。これにより、光量モニタ用受光素子の出力値に基づく発光素子の発光量の補正処理が自動的に行われるため、作業者等の負担を軽減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る蛍光センサの好適な実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明に係る蛍光センサの一実施形態を備えた紙幣検査装置を示す概略構成図である。紙幣検査装置1は、正規の紙幣と偽造紙幣との真偽判別や金種判別を行うものであり、偽造紙幣に多量の蛍光成分が含まれていることに着目して判別処理を行う。
【0012】
紙幣検査装置1は、上下のガイド板2,3で挟まれるように形成された搬送経路4を有している。この搬送経路4の途中には搬送ローラ5,6が配置され、各搬送ローラ5,6によって紙幣7が排出側に向けて搬送される。また、搬送経路4の途中には、紙幣7に含まれる蛍光成分を検出する蛍光センサ8と、この蛍光センサ8の検出信号に基づいて紙幣7の真偽判別等を行う判別ユニット9とが配置されている。
【0013】
図2は、蛍光センサ8の断面図である。同図において、蛍光センサ8は略直方体形状の筺体10を有し、この筺体10内には、当該筺体10の内部空間を縦方向に分割する仕切り部11が配置されている。
【0014】
筺体10において、仕切り部11により形成された一方の空間内には、紙幣7の搬送経路4に向けて光を照射する発光素子(光源)12が収容されている。この発光素子12は、紫外成分を含む光を発生させる紫外線LEDである。発光素子12は、リード部12aを介して、筐体10の上面部に設けられた回路基板13に固定されている。なお、発光素子12としてLEDを採用する理由は、筺体10が小さくても収容スペースが少なくて済み、輝度のばらつきが少なく、経時的な光量変動が少ないといったメリットをもっているからである。
【0015】
筺体10の下面には、防塵ガラス板14が接着剤等で固定されている。この防塵ガラス板14は、紫外線透過率が極めて高い石英ガラス等で形成されている。防塵ガラス板14と発光素子12との間には、紫外線透過フィルタ15が配置されている。この紫外線透過フィルタ15は、発光素子12から出射された光のうち紫外成分(例えば300〜400nm程度)のみを透過させる光学フィルタである。
【0016】
筺体10において、仕切り部11により形成された他方の空間内には、紫外線の照射によって紙幣7の表面から放出される蛍光を受光する蛍光検知用受光素子16が収容されている。この蛍光検知用受光素子16は、フォトダイオードやフォトトランジスタ等で構成され、リード部16aを介して回路基板13に固定されている。
【0017】
防塵ガラス板14と蛍光検知用受光素子16との間には、紫外線カットフィルタ17が配置されている。この紫外線カットフィルタ17は、紙幣7の表面で反射された光のうち紫外成分を除去する光学フィルタである。紙幣7で反射した光に含まれる紫外成分は高いエネルギー特性をもっているが、そのような紫外成分を紫外線カットフィルタ17で除去することにより、紫外成分がノイズとして蛍光検知用受光素子16に入射されて誤検出を起こすことが回避される。
【0018】
また、筺体10内における発光素子12の近傍には、光量モニタ用受光素子18が配置されている。この光量モニタ用受光素子18は、発光素子12から出射されて紫外線透過フィルタ15の表面15aで反射された光を受光することにより、発光素子12の発光量をモニタする。光量モニタ用受光素子18は、フォトダイオードやフォトトランジスタ等で構成され、リード部18aを介して回路基板13に固定されている。紫外線透過フィルタ15の表面15aには遮光シート19が固定されており、光量モニタ用受光素子18が紙幣7での反射光を拾わないようにしている。
【0019】
光量モニタ用受光素子18と紫外線透過フィルタ15との間には、紫外線透過フィルタ15で反射した光によって蛍光を発生させる蛍光体20が配置されている。この蛍光体20としては、蛍光材料をイオン化してガラスに封入した蛍光ガラスを使用するのが好ましい。蛍光ガラスは、容易に経年変化することは無いため、長期間にわたって安定した蛍光量が得られる。このような蛍光体20を設けることにより、光量モニタ用受光素子18には、発光素子12から出射されて紫外線透過フィルタ15で反射された光だけではなく、蛍光体20で発生した蛍光成分が加わった光も入射されることになる。
【0020】
図3は、上記の発光素子12、蛍光検知用受光素子16及び光量モニタ用受光素子18が固定された回路基板13の回路構成を示す図である。回路基板13には、発光素子12と接続された駆動回路21と、蛍光検知用受光素子16と接続されたアンプ回路22とが設けられている。駆動回路21はトランジスタ23及び抵抗24,25を有し、この駆動回路21に供給される電圧値によって発光素子12の発光量が決定される。アンプ回路22は、蛍光検知用受光素子16の出力値を電圧信号に変換し、判別ユニット9に出力する。
【0021】
また、回路基板13には、光量モニタ用受光素子18と接続されたアンプ回路26と、差動増幅回路27とが設けられている。アンプ回路26は、光量モニタ用受光素子18の出力値を電圧信号に変換する。差動増幅回路27は、アンプ回路26の出力電圧と基準電圧とを比較し、両者の差分に応じた電圧信号を駆動回路21に出力する。これにより、アンプ回路26の出力電圧が基準電圧に一致するように発光素子12の発光出力量が自動制御されることになる。なお、差動増幅回路27に入力される基準電圧は、CPU(図示せず)により設定される。
【0022】
以上のように構成した紙幣検査装置1において、紙幣7が搬送経路4を通って蛍光センサ8の真下位置まで送り込まれると、発光素子12から出射された紫外線によって紙幣7が照らし出される。このとき、紙幣7が蛍光成分を含んでいる場合には、紙幣7から蛍光が放出され、この蛍光が蛍光検知用受光素子16で受光される。例えば、紙幣7が偽造紙幣である場合には、多量の蛍光成分が含まれているので、蛍光検知用受光素子16で受光した蛍光レベルは高いものとなる。一方、紙幣7が正規の紙幣の場合には、蛍光成分がほとんど含まれていないので、蛍光検知用受光素子16で受光した蛍光レベルは極めて低いものとなる。そして、その蛍光レベルに応じた信号が判別ユニット9に送られ、紙幣7の検査(真偽判別や金種判別)が行われる。
【0023】
ここで、紙幣7の検査を正確に行うためには、同じ一枚の紙幣7については、紙幣7に照射させる光量を管理し、蛍光検知用受光素子16の出力値(蛍光量)を常に所定の範囲内に維持する必要がある。しかし、発光素子12の発光特性は、環境温度の変化や経時的劣化によって変動し、これに伴って蛍光検知用受光素子16で受ける蛍光量も変わってくる。これに対処すべく、本実施形態の蛍光センサ8では、発光素子12から出射される光量変化を監視するための光量モニタ用受光素子18を設け、この光量モニタ用受光素子18の出力値が常に一定になるように発光素子12の発光量を補正するようにしている。
【0024】
ところで、上記の蛍光体20を設けずに、光量モニタ用受光素子18が紫外線透過フィルタ15で反射した光のみを受光するようにした構成では、蛍光成分を含んだ紙幣7に所定量の光を照射した場合、図4に示すように、蛍光検知用受光素子16で受ける光の温度分布と光量モニタ用受光素子18で受ける光の温度分布とは大きく異なる。図4において、実線Aは、蛍光検知用受光素子16で受ける光の温度分布特性を示し、1点鎖線Bは、光量モニタ用受光素子18で受ける光の温度分布特性を示したものである。なお、グラフの横軸は周辺温度を示し、グラフの縦軸は、常温(25℃)における受光素子16,18の受光量を基準値としたときに、各温度における受光素子16,18の受光量と基準値との偏差を百分率で表わしたものを示している。
【0025】
本図から分かるように、周辺温度が低温の場合には、光量モニタ用受光素子18の受光量偏差が蛍光検知用受光素子16の受光量偏差に対して大きくずれている。この原因は、光量モニタ用受光素子18に入射される光が発光素子12から出射された光だけであるのに対し、蛍光検知用受光素子16に入射される光は、発光素子12から出射される光と紙幣7から発する蛍光成分とを含んでいるためである。
【0026】
このように光量モニタ用受光素子18で受ける光と蛍光検知用受光素子16で受ける光とでは温度分布特性が大きく異なるため、光量モニタ用受光素子18により発光素子12の発光出力量をそのままモニタするだけでは、蛍光検知用受光素子16の出力値(蛍光量)を温度に対して一定にすることはできない。この場合には、特に低温環境下において、紙幣7に含まれる蛍光成分の含有量が正確に検出されず、結果的に紙幣7の真偽判別等を正確に行うことが困難になる。
【0027】
これに対し本実施形態では、光量モニタ用受光素子18の前面側に蛍光体20を配置したので、光量モニタ用受光素子18で受ける光は、発光素子12から出射された光と蛍光体20で発生した蛍光成分とを含んだものとなる。ここで、蛍光検知用受光素子16には入らない紫外線成分が光量モニタ用受光素子18に入るが、蛍光の量が多い為ほとんど問題にはならないので、蛍光検知用受光素子16で受ける光とほぼ同等になる。この時の光量モニタ用受光素子18で受ける光の温度分布特性は、図4の破線Cで示す様なものとなり、蛍光検知用受光素子16で受ける光の温度分布特性に近似する。
【0028】
そして、そのような光量モニタ用受光素子18の出力値に基づいて発光素子12の発光量を補正することにより、蛍光検知用受光素子16の出力値(蛍光量)は、同じ紙幣7に対しては常にほぼ一定になる。これにより、紙幣7に含まれる蛍光成分の含有量を温度に関係なく正確に検出することができるため、後処理において紙幣7の真偽判別等が正確に行えるようになる。
【0029】
また、発光素子12をLEDで構成すると共に、蛍光体20を光量モニタ用受光素子18と紫外線透過フィルタ15との間のスペースに配置したので、筺体10を大きくしなくて済む。これにより、蛍光センサ8の大型化を防止することができる。
【0030】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態は、紙幣に含まれる蛍光成分を検出するものであるが、本発明に適用される検出対象物は、特に紙幣には限定されず、伝票、証券、カード等であってもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、発光素子から出射された光を受光する光量モニタ用受光素子を設け、この光量モニタ用受光素子の前面側に、発光素子から出射される光によって蛍光を発生させる蛍光体を配置したので、温度や発光素子の経年劣化等に関係なく、対象物に含まれる蛍光成分を正確に検出することができる。また、装置の大型化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蛍光センサの一実施形態を備えた紙幣検査装置を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す蛍光センサの断面図である。
【図3】蛍光スレッドの電気回路構成を示す図である。
【図4】蛍光検知用受光素子で受ける光の温度特性と光量モニタ用受光素子で受ける光の温度特性との比較を示す図である。
【符号の説明】
7…紙幣(対象物)、8…蛍光センサ、12…発光素子、16…蛍光検知用受光素子、18…光量モニタ用受光素子、20…蛍光体、21…駆動回路(制御手段)、26…アンプ回路(制御手段)、27…差動増幅回路(制御手段)。
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙幣、伝票類等の真偽や種類の判別に使用される蛍光センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
紙幣の真偽判別に使用される蛍光センサとしては、例えば特許文献1,2に記載されているように、光源から紙幣に紫外線を照射し、紙幣で反射された紫外光のレベルを測定すると共に、紙幣で発生する蛍光の量を測定するものが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特表平9−507326号公報
【特許文献2】
特開平10−40436号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、光源の発光量は温度変化等によって変動するため、紙幣で発生する蛍光量を正確に測定できないことがある。この場合には、紙幣の真偽判別等を正確に行うことが困難になる。
【0005】
本発明の目的は、装置を大型化することなく対象物に含まれる蛍光成分を正確に検出することができる蛍光センサを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、対象物に含まれる蛍光成分を検出する蛍光センサにおいて、対象物に光を照射する発光素子と、光の照射によって対象物から発する蛍光を受光する蛍光検知用受光素子と、発光素子から出射された光を受光する光量モニタ用受光素子と、光量モニタ用受光素子の前面側に配置され、発光素子から出射される光により蛍光を発生させる蛍光体とを備えることを特徴とするものである。
【0007】
このような蛍光センサにおいては、蛍光検知用受光素子の出力値(対象物で生じる蛍光量)を温度に対して一定の状態に管理しないと、対象物の正確な検査が行えないことがあるため、発光素子から出射された光を受光する光量モニタ用受光素子を設け、発光素子の発光量の変動をモニタする。しかし、蛍光検知用受光素子で受ける光は、発光素子から出射されて対象物で反射された光と対象物から発する蛍光成分とを含んだものであり、光量モニタ用受光素子で受ける光の温度特性とは異なる温度特性を有する。そこで、上記のように光量モニタ用受光素子の前面側に蛍光体を配置することにより、光量モニタ用受光素子は、発光素子から出射された光と蛍光体で発生した蛍光成分とを含んだ光を受光することになる。このため、光量モニタ用受光素子で受ける光の温度特性は、蛍光検知用受光素子で受ける光の温度特性と同等になる。従って、光量モニタ用受光素子の出力値に基づいて発光素子の発光量を補正することにより、蛍光検知用受光素子の出力値を確実に温度に対してほぼ一定にすることができる。これにより、対象物に含まれる蛍光成分を温度に拘らず正確に検出することが可能となる。また、光量モニタ用受光素子の前面側に、例えば光量モニタ用受光素子と同程度のサイズをもった蛍光体を配置すればよいので、蛍光センサを大型化させなくて済む。
【0008】
好ましくは、蛍光体は蛍光ガラスである。蛍光ガラスは、蛍光媒体をイオン化してガラスに封入したものであり、耐環境性に強く、経時的劣化が起きにくい。このような蛍光ガラスを用いることにより、光量モニタ用受光素子の出力値に基づく発光素子の発光量の補正を長期間にわたって高精度に行うことができる。
【0009】
また、好ましくは、光量モニタ用受光素子の出力値と基準値とを比較し、当該比較結果に応じて発光素子の発光量を制御する制御手段を更に備える。これにより、光量モニタ用受光素子の出力値に基づく発光素子の発光量の補正処理が自動的に行われるため、作業者等の負担を軽減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る蛍光センサの好適な実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明に係る蛍光センサの一実施形態を備えた紙幣検査装置を示す概略構成図である。紙幣検査装置1は、正規の紙幣と偽造紙幣との真偽判別や金種判別を行うものであり、偽造紙幣に多量の蛍光成分が含まれていることに着目して判別処理を行う。
【0012】
紙幣検査装置1は、上下のガイド板2,3で挟まれるように形成された搬送経路4を有している。この搬送経路4の途中には搬送ローラ5,6が配置され、各搬送ローラ5,6によって紙幣7が排出側に向けて搬送される。また、搬送経路4の途中には、紙幣7に含まれる蛍光成分を検出する蛍光センサ8と、この蛍光センサ8の検出信号に基づいて紙幣7の真偽判別等を行う判別ユニット9とが配置されている。
【0013】
図2は、蛍光センサ8の断面図である。同図において、蛍光センサ8は略直方体形状の筺体10を有し、この筺体10内には、当該筺体10の内部空間を縦方向に分割する仕切り部11が配置されている。
【0014】
筺体10において、仕切り部11により形成された一方の空間内には、紙幣7の搬送経路4に向けて光を照射する発光素子(光源)12が収容されている。この発光素子12は、紫外成分を含む光を発生させる紫外線LEDである。発光素子12は、リード部12aを介して、筐体10の上面部に設けられた回路基板13に固定されている。なお、発光素子12としてLEDを採用する理由は、筺体10が小さくても収容スペースが少なくて済み、輝度のばらつきが少なく、経時的な光量変動が少ないといったメリットをもっているからである。
【0015】
筺体10の下面には、防塵ガラス板14が接着剤等で固定されている。この防塵ガラス板14は、紫外線透過率が極めて高い石英ガラス等で形成されている。防塵ガラス板14と発光素子12との間には、紫外線透過フィルタ15が配置されている。この紫外線透過フィルタ15は、発光素子12から出射された光のうち紫外成分(例えば300〜400nm程度)のみを透過させる光学フィルタである。
【0016】
筺体10において、仕切り部11により形成された他方の空間内には、紫外線の照射によって紙幣7の表面から放出される蛍光を受光する蛍光検知用受光素子16が収容されている。この蛍光検知用受光素子16は、フォトダイオードやフォトトランジスタ等で構成され、リード部16aを介して回路基板13に固定されている。
【0017】
防塵ガラス板14と蛍光検知用受光素子16との間には、紫外線カットフィルタ17が配置されている。この紫外線カットフィルタ17は、紙幣7の表面で反射された光のうち紫外成分を除去する光学フィルタである。紙幣7で反射した光に含まれる紫外成分は高いエネルギー特性をもっているが、そのような紫外成分を紫外線カットフィルタ17で除去することにより、紫外成分がノイズとして蛍光検知用受光素子16に入射されて誤検出を起こすことが回避される。
【0018】
また、筺体10内における発光素子12の近傍には、光量モニタ用受光素子18が配置されている。この光量モニタ用受光素子18は、発光素子12から出射されて紫外線透過フィルタ15の表面15aで反射された光を受光することにより、発光素子12の発光量をモニタする。光量モニタ用受光素子18は、フォトダイオードやフォトトランジスタ等で構成され、リード部18aを介して回路基板13に固定されている。紫外線透過フィルタ15の表面15aには遮光シート19が固定されており、光量モニタ用受光素子18が紙幣7での反射光を拾わないようにしている。
【0019】
光量モニタ用受光素子18と紫外線透過フィルタ15との間には、紫外線透過フィルタ15で反射した光によって蛍光を発生させる蛍光体20が配置されている。この蛍光体20としては、蛍光材料をイオン化してガラスに封入した蛍光ガラスを使用するのが好ましい。蛍光ガラスは、容易に経年変化することは無いため、長期間にわたって安定した蛍光量が得られる。このような蛍光体20を設けることにより、光量モニタ用受光素子18には、発光素子12から出射されて紫外線透過フィルタ15で反射された光だけではなく、蛍光体20で発生した蛍光成分が加わった光も入射されることになる。
【0020】
図3は、上記の発光素子12、蛍光検知用受光素子16及び光量モニタ用受光素子18が固定された回路基板13の回路構成を示す図である。回路基板13には、発光素子12と接続された駆動回路21と、蛍光検知用受光素子16と接続されたアンプ回路22とが設けられている。駆動回路21はトランジスタ23及び抵抗24,25を有し、この駆動回路21に供給される電圧値によって発光素子12の発光量が決定される。アンプ回路22は、蛍光検知用受光素子16の出力値を電圧信号に変換し、判別ユニット9に出力する。
【0021】
また、回路基板13には、光量モニタ用受光素子18と接続されたアンプ回路26と、差動増幅回路27とが設けられている。アンプ回路26は、光量モニタ用受光素子18の出力値を電圧信号に変換する。差動増幅回路27は、アンプ回路26の出力電圧と基準電圧とを比較し、両者の差分に応じた電圧信号を駆動回路21に出力する。これにより、アンプ回路26の出力電圧が基準電圧に一致するように発光素子12の発光出力量が自動制御されることになる。なお、差動増幅回路27に入力される基準電圧は、CPU(図示せず)により設定される。
【0022】
以上のように構成した紙幣検査装置1において、紙幣7が搬送経路4を通って蛍光センサ8の真下位置まで送り込まれると、発光素子12から出射された紫外線によって紙幣7が照らし出される。このとき、紙幣7が蛍光成分を含んでいる場合には、紙幣7から蛍光が放出され、この蛍光が蛍光検知用受光素子16で受光される。例えば、紙幣7が偽造紙幣である場合には、多量の蛍光成分が含まれているので、蛍光検知用受光素子16で受光した蛍光レベルは高いものとなる。一方、紙幣7が正規の紙幣の場合には、蛍光成分がほとんど含まれていないので、蛍光検知用受光素子16で受光した蛍光レベルは極めて低いものとなる。そして、その蛍光レベルに応じた信号が判別ユニット9に送られ、紙幣7の検査(真偽判別や金種判別)が行われる。
【0023】
ここで、紙幣7の検査を正確に行うためには、同じ一枚の紙幣7については、紙幣7に照射させる光量を管理し、蛍光検知用受光素子16の出力値(蛍光量)を常に所定の範囲内に維持する必要がある。しかし、発光素子12の発光特性は、環境温度の変化や経時的劣化によって変動し、これに伴って蛍光検知用受光素子16で受ける蛍光量も変わってくる。これに対処すべく、本実施形態の蛍光センサ8では、発光素子12から出射される光量変化を監視するための光量モニタ用受光素子18を設け、この光量モニタ用受光素子18の出力値が常に一定になるように発光素子12の発光量を補正するようにしている。
【0024】
ところで、上記の蛍光体20を設けずに、光量モニタ用受光素子18が紫外線透過フィルタ15で反射した光のみを受光するようにした構成では、蛍光成分を含んだ紙幣7に所定量の光を照射した場合、図4に示すように、蛍光検知用受光素子16で受ける光の温度分布と光量モニタ用受光素子18で受ける光の温度分布とは大きく異なる。図4において、実線Aは、蛍光検知用受光素子16で受ける光の温度分布特性を示し、1点鎖線Bは、光量モニタ用受光素子18で受ける光の温度分布特性を示したものである。なお、グラフの横軸は周辺温度を示し、グラフの縦軸は、常温(25℃)における受光素子16,18の受光量を基準値としたときに、各温度における受光素子16,18の受光量と基準値との偏差を百分率で表わしたものを示している。
【0025】
本図から分かるように、周辺温度が低温の場合には、光量モニタ用受光素子18の受光量偏差が蛍光検知用受光素子16の受光量偏差に対して大きくずれている。この原因は、光量モニタ用受光素子18に入射される光が発光素子12から出射された光だけであるのに対し、蛍光検知用受光素子16に入射される光は、発光素子12から出射される光と紙幣7から発する蛍光成分とを含んでいるためである。
【0026】
このように光量モニタ用受光素子18で受ける光と蛍光検知用受光素子16で受ける光とでは温度分布特性が大きく異なるため、光量モニタ用受光素子18により発光素子12の発光出力量をそのままモニタするだけでは、蛍光検知用受光素子16の出力値(蛍光量)を温度に対して一定にすることはできない。この場合には、特に低温環境下において、紙幣7に含まれる蛍光成分の含有量が正確に検出されず、結果的に紙幣7の真偽判別等を正確に行うことが困難になる。
【0027】
これに対し本実施形態では、光量モニタ用受光素子18の前面側に蛍光体20を配置したので、光量モニタ用受光素子18で受ける光は、発光素子12から出射された光と蛍光体20で発生した蛍光成分とを含んだものとなる。ここで、蛍光検知用受光素子16には入らない紫外線成分が光量モニタ用受光素子18に入るが、蛍光の量が多い為ほとんど問題にはならないので、蛍光検知用受光素子16で受ける光とほぼ同等になる。この時の光量モニタ用受光素子18で受ける光の温度分布特性は、図4の破線Cで示す様なものとなり、蛍光検知用受光素子16で受ける光の温度分布特性に近似する。
【0028】
そして、そのような光量モニタ用受光素子18の出力値に基づいて発光素子12の発光量を補正することにより、蛍光検知用受光素子16の出力値(蛍光量)は、同じ紙幣7に対しては常にほぼ一定になる。これにより、紙幣7に含まれる蛍光成分の含有量を温度に関係なく正確に検出することができるため、後処理において紙幣7の真偽判別等が正確に行えるようになる。
【0029】
また、発光素子12をLEDで構成すると共に、蛍光体20を光量モニタ用受光素子18と紫外線透過フィルタ15との間のスペースに配置したので、筺体10を大きくしなくて済む。これにより、蛍光センサ8の大型化を防止することができる。
【0030】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態は、紙幣に含まれる蛍光成分を検出するものであるが、本発明に適用される検出対象物は、特に紙幣には限定されず、伝票、証券、カード等であってもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、発光素子から出射された光を受光する光量モニタ用受光素子を設け、この光量モニタ用受光素子の前面側に、発光素子から出射される光によって蛍光を発生させる蛍光体を配置したので、温度や発光素子の経年劣化等に関係なく、対象物に含まれる蛍光成分を正確に検出することができる。また、装置の大型化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蛍光センサの一実施形態を備えた紙幣検査装置を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す蛍光センサの断面図である。
【図3】蛍光スレッドの電気回路構成を示す図である。
【図4】蛍光検知用受光素子で受ける光の温度特性と光量モニタ用受光素子で受ける光の温度特性との比較を示す図である。
【符号の説明】
7…紙幣(対象物)、8…蛍光センサ、12…発光素子、16…蛍光検知用受光素子、18…光量モニタ用受光素子、20…蛍光体、21…駆動回路(制御手段)、26…アンプ回路(制御手段)、27…差動増幅回路(制御手段)。
Claims (3)
- 対象物に含まれる蛍光成分を検出する蛍光センサにおいて、
前記対象物に光を照射する発光素子と、
前記光の照射によって前記対象物から発する蛍光を受光する蛍光検知用受光素子と、
前記発光素子から出射された光を受光する光量モニタ用受光素子と、
前記光量モニタ用受光素子の前面側に配置され、前記発光素子から出射される光により蛍光を発生させる蛍光体とを備えることを特徴とする蛍光センサ。 - 前記蛍光体は蛍光ガラスであることを特徴とする請求項1記載の蛍光センサ。
- 前記光量モニタ用受光素子の出力値と基準値とを比較し、当該比較結果に応じて前記発光素子の発光量を制御する制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1または2記載の蛍光センサ。
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KR100765915B1 (ko) * | 2006-10-17 | 2007-10-10 | 주식회사 오디텍 | 종이류 형광검출 센서 |
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-
2003
- 2003-03-03 JP JP2003055810A patent/JP2004265208A/ja active Pending
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