JPS62242650A - p−フエニレンジアミンの精製方法 - Google Patents

p−フエニレンジアミンの精製方法

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JPS62242650A
JPS62242650A JP8508786A JP8508786A JPS62242650A JP S62242650 A JPS62242650 A JP S62242650A JP 8508786 A JP8508786 A JP 8508786A JP 8508786 A JP8508786 A JP 8508786A JP S62242650 A JPS62242650 A JP S62242650A
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JP
Japan
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pda
phenylenediamine
type solvent
nuclear
amide type
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Pending
Application number
JP8508786A
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English (en)
Inventor
Yasufumi Miyawaki
宮脇 康文
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はp−フェニレンジアミン(以下p−PDAと略
す)の精製方法に関する。さらに詳しくは、0−フェニ
レンジアミン(以下o−PDAと略す)、核、tl換ア
ニリン類を含有するp−PDA f、アミド型溶剤又は
p−フェニレンジアミンのアミド型溶剤溶液で洗浄する
ことによfi p−PDA を精製する方法に関するも
のである。
(従来の技術) p−PDAは、多くの用途をもつ有用な化合物であシ、
工業的にも重要なものである。近年、化学業界において
は、高強度、高弾性率、耐熱性等を有する、有機高分子
素材の要望が強く、その為にP系芳香族ポリアミド等の
ポリマーの製造が行なわれ、これらは既に繊維、フィル
ムに成形され、各種工業用品として利用されている。p
−PDAはこれら芳香族ポリアミrの原料となるばかり
でなく、染料、農医薬等の中間体として重要な化合物で
ある。通常p−PDAはp−ニトロアニリンあるいはp
−アミノアゾベンゼンの還元によ勺、又はp−ジクロロ
ベンゼン、p−クロロアニリンのアミノ化により製造さ
れているが、このような方法で製造されるp−PDAは
原料中に存在する〇−異性体の還元又はアミノ化によシ
生成する。−PDA、又は原料そのものを不純物として
含有する。従って、純度の高いp−PDAを得るために
は何らかの手段によシQ−PDA、核置換アニIJン類
を除去する必要がある。
特に、高強度、高弾性率、耐熱性繊維原料として用いら
れるp−PDA中の0−PDA1核蒙換アニリン類の含
有率は極めて低いことが要求されるので、効率よ<0−
PDA、核置換ア31Jン類を除去する方法の開発が望
まれてきた。このため、従来0−PDAを含有するp−
PDA混合物に0−PDAと選択的に反応して、p−P
DAとの沸点差が大きい化合物を生成するよ5な適当な
試薬を加えて加熱蒸留し、o−PDA含有率の低いp−
PDA f 312得する方法が種々提案されている。
これらの方法のうち代表的な例を挙げると、(1)ホウ
酸、ポロン酸等の存在下に蒸留する方法(特公昭40−
19326号)、(2)カルボン酸類と加熱したのち蒸
留する方法(英国特許 第1.323.614号)、(3)メチレン架橋ボリア
リールポリイソシアナートを加えて加熱処理したのち蒸
留する方法(英国特許第1.357.222号)、(4
)尿素のアルキルまたはアリール化合物を加えて加熱処
理したのち蒸留する方法(4!)公開45−4972号
) 、(5)シュウ酸またはシュウ酸エステルの存在下
に蒸留する方法(英国特許 第982.483号)、(6)尿素を加えて加熱処理し
たのち蒸留する方法(特公昭43−7215号)、(7
)チオ尿素、ロダン酸塩類、シアン酸塩類、インシアナ
ート類、イソチオシアナート類等を加えて加熱処理した
のち蒸留する方法(%公開45−4737号L(81ア
ルキルキサントrン酸塩またはジアルキルジチオカルバ
ミン酸の存在下に蒸留する方法(特開昭48−9102
3号)、(9)二酸化炭素と高温高圧下に反応させたの
ち蒸留する方法(特公昭42−1978号)、鵠高温高
圧下に水素処理したのち蒸留する方法(米国特許第3.
414.619号)、などがある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、これらの方法は種々の点で問題を残して
おり工業的に十分満足できる方法とは言い難い。例えば
、(1)〜(4)の方法はオルソ芳香族ジアミンの除去
効果の点でまだ不十分であJ、(5)の方法においては
オルソ芳香族ジアミンの除去効果を上げるためには多量
の試剤を要し、また(6)の方法ではオルソ芳香族ジア
ミンを効率良く除去するためには長時間を要する。(7
)および(8)の方法においては使用するイオウ化合物
に起因する製品の着色、着臭の問題があシ、さらにイソ
シアナート類は含水芳香族ジアミンには適用できないと
い5!点がある。(9)の方法は高温高圧を袋するとい
う操作上の問題の他にオルソ芳香族ジアミンの除去効果
を上げるためには長時間を要するという欠点があp、u
nの方法も操作条件およびオルン芳香族ジアミン除去効
果に問題を有する。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、o−PDA、核置換アニリン類、p−PDA
のアミド型溶剤に対する溶解度に注目し、鋭意研究の結
果、従来問題となっている0−PDAの除去効果を高め
、該問題を解決したものである。
本発明の精製法は、化学反応f:利用するすのではなく
、安定な化合物を洗浄用溶剤として用いる事によフ、溶
剤の除去も容易であシ、後に精製したp−PDAを使用
する際に悪影′4を及ぼさない。さらに操作も容易であ
る。
すなわち、本発明は、0−フェニレンジアミン〔以下、
o−PDAと略す〕及び核置換アニリン類を少量含有す
る粉状もしくは粒状のp−フェニレンジアミン〔以下、
p−PDAと略す〕をアミド型溶剤又はp−PDAのア
ミド型溶剤浴液で洗浄し、o−PDA。
核置換アニリン類を除去することを特徴とするp−フェ
ニレンジアミンの精製方法である。
本発明において、核置換ア= IJノン類は一般式、X で表わされる化合物であり、アミド型溶媒とは、N、N
−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミ
ド、N、N、N’、N’−テトラメチルウレア、N−メ
チルピロリドン等であり、単独又は二種以上の混合溶剤
として用いられてよい。
本発明では、まず、o−FDA、核置換アニリン類を含
有するp−PDAにアミド型溶剤を添加し、攪拌振盪後
、濾過することによt)、o−PDA、核置換アニリン
類、p−PDAのアミド型溶剤溶液f p−p″DAは
アミド系溶剤に溶解し易いので速やかに飽和溶液となる
)及び濾滓を得る。この濾滓は、o−PDA。
核置換アニリン類を含まない純粋なp−PDAである。
続いて、この溶液を洗浄液として、o−PDA、核置換
アニリン類を含有するp−PDAと該溶液を混合攪拌振
盪した後、濾過する。濾滓はo−PDA、核置換アニリ
ン類を含まないp −PDAであシ、楕液中にはo−P
DA、核置換アニIJン類が濃縮されていく。濾滓中の
アミー型溶剤は、減圧蒸留もしくは、少量の水又はアル
コールで洗浄することにより簡単に除かれる。濾液は祠
σ洗浄液として用いる事が可能であり、o−PDA、核
置換ア= リン類が飽和するまで用いてもよいが、通常
は5〜10回使用した後は、蒸留等によシ0−PDA、
核置換アニリン類濃度を下げた後、凋利用される。
通常、汎用のp−PDAに含有されている0−PDA。
核1換アニリン類は、数ppmから数千ppmであシ本
発明では1 ppmから1%含有していてよい。
本発明を実施するに当たシ、用いられるアミド型溶剤の
量は、規定されるものではなく、実施者が適宜決定すれ
ばよいが、通常は操作性の面から0−PDA、核置換ア
ニリン類ヲ含むp−PDAに対して重量比で1〜4倍量
が好ましい。
本発明において、精製されるo−p:oA、核置換アニ
リンを含有するp−PDAの形状も規定されるものでは
ないが、o−PDA、核置換アニIJン類の豚去効果を
さらに上げ、洗浄時間を短くする為には粉状、又は粒径
が1MIk程度の粒状が好ましい。すなわち、塊状のp
−PDA f扱う場合には粉砕した後に本発明を実施す
るのがよい。
本発明に使用される洗浄装置としては、例えば、攪拌装
置、もしくは振盪装置を備えた、タンクで洗浄を行なっ
た後、濾過装置を用いてもよいし、p−FDAのアJ 
P型溶剤溶液中にo−PDA、核置換アニリン類を含有
するp−PDA f向流状態となるよう通す装置でもよ
い。又、精製するp−PDA f詰めた塔に該溶液を通
す装置でもよい。
本発明においては、p−FDA中にはo−PDA、核置
換アニリン類がそれぞれ単独で混入していてもよいし、
祷数混入していてもかまわない。
本発明によシ得られる精fJJ p−PDAは白色の固
体であシ、該精製p−PDA を用いて例えば、テレフ
タル酸クロライドとの重合を行なえば着色の少ない高純
度のポリマーが得られる。
(実施例) 以下、実施例により、本発明の精製方法を説明する。な
お、実施例中の百分率は重量ppmであシ、分析はガス
クロマトグラフィー(以下GOと略す〕による。
実施例1 O−PDA 500 ppm含有するp−FDA 10
 pに5.7JのDMIP i添加し、攪拌振盪した。
この後、濾過を行ない、濾液〔夏〕と濾滓を得た。繞滓
はGoによる分析でp−FDA 100.00%であっ
た。さらに0−PDA 500 ppmを含有するp−
I”DA 5 、!il K濾液(1)を加え攪拌振盪
後、濾過することによシ、濾滓4.99’を得た。この
濾滓はGO分析でp−FDAl 00.00%であった
実施例2〜4 アミド型溶剤N、N−ジメチルアセトアミド、N 、 
N 、 N’ 、 N’−テトラメチルウレア、N−メ
チルぎロリドンについて実施例1と同様々操作を行なっ
たところ表−1に示す結果を得た。
実施例5 p−クロロアニリン(以下POAと略す) を500p
pm含有するp−FDA 1 [1gに5.79のDM
F i添加し、攪拌振盪した。その後、濾過を行ない、
濾液(1)と濾滓を得た。濾滓はGoによる分析で、p
−FDA 100.00%であった。さらにpcA50
0ppm k含有するP−PDA 5 、li’に濾液
(1) を加え、攪拌振盪後、濾過する事によ)、濾滓
4.99に得た。
この濾滓はGo分析により p−FDA 100.00
%であった。
実施例6〜8 アミド型溶剤、N、N−ジメチルアミド、N。
N 、 N’ 、 N’−テトラメチルウレア、N−メ
チルピロリドンについて実施例5と同様な操作を行なり
之ところ表−1に示す結果を得た。
実施例9 o−PDA 、 PCA fそれぞれ300 ppm含
有するp−PDA 1017に5.71のDMFを添加
し、攪拌振盪した。この後、濾過を行ない論液(1)と
濾滓を得た。
濾滓ハG OFCヨルC16分析チルAl 00.00
 Toであった。続いて、o−PDASPCAをそれぞ
れ300ppm含有するp−PDA 511に濾液0ヲ
加え攪拌振盪後、濾過する事により、濾滓4.9.9 
k得た。この濾滓はGo分析で1)−FDA 100.
00%であった。
実施例10 o−PDA 、 POA fそれぞれ300 ppm含
有するp−FDA 109に5.79のDMFを添加し
、攪拌振盪した後、#過によシ濾液岐〕と濾滓併〕を得
た。さらに、上記p−PDA 5 、iil K濾液昨
〕ヲ加え攪拌振盪した後、濾過を行ない濾液(V)と濾
滓(V)を得た。これと同様な操作tmシ返し、濾液U
)〜叫及び濾滓(Vl)〜(支)〕を得た。濾滓([V
)〜(支)〕はいずれもGoによりp−PDA 100
.00チであった。
(以下余白) (発明の効果) 本発明のg選方法によれば、o−PDA、核置換アニリ
ン類を含有するp−PDA f 、アミド型溶剤で洗浄
する事によ〕、通常、蒸留等では除去困難なQ−PDA
、核置換アニリン類を効率よく、容易に除去する事がで
き、その工業的意義は大きい。
又、得られる精製p−PDAは、白色の粉床であシ、通
常、粉床p−PDA、フレーク状p−I’DAに見られ
る淡赤色は見られない。従って、この精製p−PDA 
f用いて、最近研究の盛んな芳香族ポリアミドを合成す
れば、着色のない、高重合度でかつ高純度のポリマーが
得られる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)o−フェニレンジアミン(以下、o−PDAと略
    す)及び核置換アニリン類を少量含有する粉状もしくは
    粒状のp−フェニレンジアミン(以下、p−PDAと略
    す)をアミド型溶剤又はp−PDAのアミド型溶剤溶液
    で洗浄し、o−PDA、核置換アニリン類を除去するこ
    とを特徴とするp−フェニレンジアミンの精製方法
  2. (2)核置換アニリン類が、下記、一般式で表わされる
    化合物である特許請求の範囲第1項記載の精製方法 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼(X=−Cl、−Br、−NO_2)
  3. (3)アミド型溶剤が、N,N−ジメチルホルムアミド
    、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N,N′,N′
    −テトラメチルウレア、N−メチルピロリドン、又はそ
    れらの2種以上の混合物である特許請求の範囲第1項記
    載の精製方法
JP8508786A 1986-04-15 1986-04-15 p−フエニレンジアミンの精製方法 Pending JPS62242650A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013515768A (ja) * 2009-12-29 2013-05-09 コーロン インダストリーズ インク 芳香族ジアミン及びその製造方法、アラミド繊維及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013515768A (ja) * 2009-12-29 2013-05-09 コーロン インダストリーズ インク 芳香族ジアミン及びその製造方法、アラミド繊維及びその製造方法

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