JPS62239601A

JPS62239601A - 導波管の気密装置

Info

Publication number: JPS62239601A
Application number: JP8234886A
Authority: JP
Inventors: Masayuki Watanabe; 渡辺　正之
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1986-04-11
Filing date: 1986-04-11
Publication date: 1987-10-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、放送衛星等により発信されるＳＨＦ帯の電波
を周波数変換するコンバータ装置の導波管の気密装置に
関するものである。

（従来の技術）近年、衛星放送受信が一般家庭に普及しはじめている。

このＳＨＦ放送を受信するためには、パラボラアンテナ
とともに約１２ＧＨｚ＊で送信されてくる電波を受は低
周波数に変換するコンバータ装置が必要である。このコ
ンバータ装置はパラボラアンテナと共に屋外に設置され
、風雨にさらされるため防水構造が要求される。

第７図は従来の導波管の気密装置の要部断面図である。

同図において、５０は周波数変換装置を備えた後部導波
管であり、開口端５１を有する前部導波管５２と２分割
で形成され、ごく薄い防水フィルム５３を挟着し、圧入
等で一体化される。導波管５０゜５２には接着剤充填部
５４．５５が形成され、接着剤５６゜５７を充填し気密
構造となっている。すなわち、前部導波脣５２と後部導
波管５０の間で気密構造となっている。５８．５９は導
波管内壁である。図中の矢印Ａ、Ｂで示すように、両導
波管の接合部で湿気が侵入するのを防止している。

（発明が解決しようとする問題点）上記構成において、防水フィルムは導波管の受信パワー
の低下を生じないためにごく薄いフィルムを選択する必
要があり、その弾性はほとんどない。また防水フィルム
の内側（図中Ｐの部分）は接着剤や汚物の付着などによ
り導波管の受信パワーに低下が生じる。

また、長期間の温度、湿度、熱衝撃、防水フィルムや導
波管の膨張、収縮の操り返し等で接着剤の剥離が生じ気
密構造がそこなわれる欠点があった。。

本発明の目的は、従来の欠点を解消し、長期間にわたり
気密性能の高信頼性を有し、受信パワーが低下すること
なく、さらに組立作業性のすぐれた気密装置を提供する
ことである。

（問題点を解決するための手段）本発明の導波管の気密装置は、導波管および周波数変換
装置を備えたコンバータ装置の導波管を、開口端を有す
る前部導波管と、周波数変換装置に連結する後部導波管
の２ピースで形成し、前部および後部導波管の間に、導
波管内径より大きい外形で形成した防水性フィルムと、
導波管内径より大きい貫通孔を有し、防水性フィルム外
形より小さい外形で形成した弾性を有するゴムパツキン
を配設し、導波管のいずれかには、ゴムパツキンの挿入
溝を形成し、前部導波管と後部導波管を重ねて接続固定
したものである。

（作　用）本発明によれば、・従来の接着剤の代りにＯリングなど
のゴムパツキンを配設して、ゴムパツキンの持つ弾性が
前部導波管と防水フィルム、防水フィルムと後部導波管
の間に密着面を形成し、ゴムパツキンの材料はシリコン
ゴムの採用で湿度、温度、熱Ｎ撃、振動、衝撃等に対し
て、長時間にわたり高信頼性をもつことができる。

（実施例）本発明の実施例を第１図ないし第６図に基づいて説明す
る。

第１図は本発明の第１実施例における気密装置の完成図
であり、第２図は同要部分解斜視図、第３図は同要部拡
大断面図である。

同図において、１は受信電波の受け１コである開口端２
を有する前部導波管であり、弾性を有するＯリング３の
挿入溝４を形成し、さらにその外周囲にも第２のＯリン
グ５の挿入溝６を形成し、それぞれＯリング３，５を挿
入する。７は防水フィルム、８は後部導波管であり、周
波数変換回路９を上面に備え、１０はアンテナピンであ
り、導波管内の電波を受信し、周波数変換回路９に導く
。周波数変換回路９はシールドケース１１でおおい、さ
らに外装ケース１２でおおい、Ｏリング１３を装着し、
導波管８にネジ１４で固定される。Ｏリング３と防水フ
ィルム７は、前部導波管１と後部導波管８に挟着され気
密構造を形成する。０リング挿入溝４はＯリング５の線
径より浅く形成されており、０リング５の弾性により、
前部導波管１と０リング、５、Ｏリング５と防水フィル
ム７、防水フィルム７と後部導波管８の密着性が得られ
、前部導波管１と後部導波管８の間に気密構造が形成さ
れる。

１５はアンテナピン１０を保持するためのスペーサであ
り、テフロン、ポリプロピレン等の低誘電体で形成して
いる。１６はゴムパツキン、１７はパツキン押さえ板で
あり、ネジ１８で後部導波管８に固定している。１９は
位置決めピンであり孔２０に頭部を残して挿入し、導波
管１に設けた嵌合孔に位置決め川として挿入される。２
１．２２．２３．２４は前部導波管１に設けられた孔で
あり、２５．２６．２７．２８は後部導波Ｉｇ８に設け
られたタップ孔である。

第４図ないし第６図は本発明の第２実施例を示す。第４
図は気密装置の完成図５第５図は要部分解斜視図であり
、第６図は要部拡大断面図である。

同図において、３０は開口端３０′をもつ前部導波管、
３１は後部導波管、３２は防水フィルム、３３は弾性を
有するＯリング、３４はＯリング挿入溝であり、前部導
波管３０と後部導波管３１が圧入固定されると同時に０
リング３３と防水フィルム３２が挟着され、０リング３
２の弾性力で前記導波管３０と防水フィルム３２、防水
フィルムとＯリング３３．０リング３３と後部導波管３
１の間に密着面を形成し、前部導波管３０と後部導波管
３１の間で気密構造を形成する。

（発明の効果）本発明によれば、従来例に生じ易かった接着剤による防
水フィルムの損傷、導波管内壁の損傷がなくなり、組立
作業が容易で、さらに半永久的な弾性を有するＯリング
の採用により気密構造に長期間にわたって高い信頼性が
得られる等実用上の効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例における導波管の気密装置
の完成図、第２図は同要部分解斜視図、第３図は同要部
拡大断面図、第４図は本発明の第２実施例における導波
管の気密装置の完成図、第５図は同要部分解斜視図、第
６図は同要部拡大断面図、第７図は従来の導波管の気密
装置の要部断面図である。１．３０・・・前部導波管、　　２・・・開口端。３、５．１３．３３・・・０リング、　４，６．３４・
・・Ｏリング挿入溝、　７，３２・・・防水フィルム、
　８，３１・・・後部導波管、　９・・・周波数変換回
路、　１０・・・アンテナ、　１１・・・シールドケー
ス、１２・・・外装ケース、　１４．１８・・・ネジ、
　１５・・・スペーサ、　１６・・・ゴムパツキン、　
１７・・・パツキン押さえ板、　Ｉ９・・・位置決めピ
ン、　２０・・・位置決ピン挿入孔、　２１゜２２、２
３．２４・・・孔、　２５．２６．２７．２８・・・タ
ップ孔。特許出願人　松下電器産業株式会社第１図第２図１、−Ｆｌ辞Ａ流管］７−・−べ・ｌ千ン押；琢第３図第４図第５図ｊｊ、＝ｔＪソンフー第６図第７図

Claims

【特許請求の範囲】

　導波管および周波数変換装置を備えたコンバータ装置
において、前記導波管を、開口端を有する前部導波管と
、前記周波数変換装置に連結する後部導波管の２ピース
で形成し、前部導波管および後部導波管の間に、前記各
導波管の内径より大きい外形で形成した防水性フィルム
と、導波管内径より大きい貫通孔を有し、前記防水性フ
ィルム外形より小さい外形で形成した弾性を有するゴム
パッキンを配設し、前記導波管のいずれかには、前記ゴ
ムパッキンの挿入溝を形成し、前記前部導波管と後部導
波管を重ねて互いに接続固定したことを特徴とする導波
管の気密装置。