JPH10107517A - 導波管同軸変換回路 - Google Patents

導波管同軸変換回路

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JPH10107517A
JPH10107517A JP8255096A JP25509696A JPH10107517A JP H10107517 A JPH10107517 A JP H10107517A JP 8255096 A JP8255096 A JP 8255096A JP 25509696 A JP25509696 A JP 25509696A JP H10107517 A JPH10107517 A JP H10107517A
Authority
JP
Japan
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waveguide
coaxial
isolator
coaxial connector
antenna
Prior art date
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Pending
Application number
JP8255096A
Other languages
English (en)
Inventor
Nagamitsu Sugawara
永光 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
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Publication of JPH10107517A publication Critical patent/JPH10107517A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多くの導波管素子を必要とすることなく、良
好な単一方向伝送特性を得ることができ、通過信号に対
する損失の増大等による伝送特性の劣化を防止すること
ができる導波管同軸変換回路を提供する。 【解決手段】 導波管1内にはアイソレータ2と同軸コ
ネクタ7のアンテナ8とが配設されている。アイソレー
タ2は導波管同軸変換部で発生する不要反射波を抑圧す
る。インピーダンス調整ネジ3はアイソレータ2への整
合が最適となるよう調整し、インピーダンス調整ネジ4
はアンテナ8を介した同軸コネクタ7への整合が最適と
なるよう調整する。気密保持用のパッキン5はフランジ
6を介して接続される他の導波管と導波管1との間の気
密を保持する。同軸コネクタ7は導波管1を伝送されて
きた信号をアンテナ8を介して同軸ケーブルに伝送す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は導波管同軸変換回路
に関し、特にマイクロ波帯単一方向信号伝送用に用いら
れる導波管同軸変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロ波帯伝送回路において
は、図3に示すように、アイソレータ11と、ガスバリ
ア12と、導波管同軸変換器13と、同軸コネクタ14
と、フランジ15とから構成されている。
【0003】アイソレータ11は信号を導波管(図示せ
ず)から同軸コネクタ14を介して同軸ケーブル(図示
せず)に伝送するための導波管同軸変換器13で発生す
る反射波及び外部から混入する逆方向信号を抑圧するた
めに配設されている。
【0004】ガスバリア12は導波管内の結露防止用に
封入する乾燥空気の気密を保持するために、アイソレー
タ11と導波管同軸変換器13との間に配置されてい
る。ここで、導波管を通して伝送される信号はアイソレ
ータ11内を単一方向(矢印Bの方向)に伝送され、導
波管同軸変換器13及び同軸コネクタ14を介して同軸
ケーブルに伝送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のマイク
ロ波帯伝送回路では、各機能毎の素子(アイソレータ、
ガスバリア、導波管同軸変換器、同軸コネクタ等)を接
続して使用しているので、多くの導波管素子が必要とな
る。
【0006】また、上記のマイクロ波帯伝送回路を屋外
で使用する場合には、同軸コネクタから浸入する水分に
よって通過信号に対する損失が増大する等の伝送特性の
劣化を招いてしまう。
【0007】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、多くの導波管素子を必要とすることなく、良好な
単一方向伝送特性を得ることができ、通過信号に対する
損失の増大等の伝送特性の劣化を防止することができる
導波管同軸変換回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による導波管同軸
変換回路は、信号を伝送する導波管と、前記信号を送受
信するアンテナを前記導波管内に配置しかつ前記導波管
に気密性をもって取付けた同軸コネクタと、前記導波管
内に配設されかつ不要反射波を抑圧するアイソレータと
を備えている。
【0009】上記の如く、導波管同軸変換部で発生する
不要反射波を抑圧するアイソレータと、信号を送受信す
る同軸コネクタのアンテナとを同一導波管内に備え、こ
の同軸コネクタを導波管に気密性をもって取付ける。
【0010】これによって、簡単な構成で、良好な単一
方向伝送特性を有する導波管同軸変換回路を実現するこ
とが可能となる。また同時に、ガスバリアを配置するこ
となく、信号の通過損失の増大等の伝送特性の劣化を防
ぐことが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1(a)は本発明の一実施
例による導波管同軸変換回路の平面図であり、図1
(b)は本発明の一実施例による導波管同軸変換回路の
側面図である。
【0012】これらの図において、本発明の一実施例に
よる導波管同軸変換回路は導波管1と、アイソレータ2
と、インピーダンス調整ネジ3,4と、気密保持用のパ
ッキン5と、他の導波管(図示せず)との接続用のフラ
ンジ6と、同軸コネクタ7と、アンテナ8とから構成さ
れている。
【0013】導波管1内にはアイソレータ2と同軸コネ
クタ7のアンテナ8とが配設されている。アイソレータ
2は導波管同軸変換部で発生する不要反射波を抑圧する
ためのものであり、インピーダンス調整ネジ3はアイソ
レータ2への整合が最適となるように調整するためのも
のであり、インピーダンス調整ネジ4はアンテナ8を介
した同軸コネクタ7への整合が最適となるように調整す
るためのものである。
【0014】気密保持用のパッキン5はフランジ6を介
して接続される他の導波管と導波管1との間の気密を保
持するためのものである。同軸コネクタ7は導波管1を
伝送されたきたマイクロ波をアンテナ8を介して図示せ
ぬ同軸ケーブルに伝送するためのものである。
【0015】この図1を用いて本発明の一実施例による
導波管同軸変換回路の動作について説明する。まず、フ
ランジ6から入力された信号電波は導波管1の内部に取
付けられたアイソレータ2を順方向信号(矢印Aの方向
への信号)として低損失で通過し、アンテナ8で受信さ
れて同軸コネクタ7から取出される。
【0016】アイソレータ2は同軸コネクタ7やアンテ
ナ8によって生ずる反射波の逆方向信号を入力部である
フランジ6に戻る成分を抑圧する。インピーダンス調整
ネジ3はアイソレータ2からの反射波を反射すること
で、アイソレータ2への整合が最適となるように調整
し、インピーダンス調整ネジ4はアンテナ8や導波管1
の端部から反射する反射波を反射することで、アンテナ
8を介した同軸コネクタ7への整合が最適となるように
調整する。
【0017】パッキン5は導波管1と他の導波管との接
続部の気密を保持する。尚、本発明の一実施例による導
波管同軸変換回路はアイソレータ2の方向性を逆向きに
取付ければ、同軸コネクタ7から入力された信号電波を
フランジ6から取出すことができる逆の単一方向信号伝
送用として使用することができる。
【0018】図2は図1の同軸コネクタ7の取付け部分
の拡大断面図である。図において、同軸コネクタ7はパ
ッキン9を介して導波管1に取付けられており、パッキ
ン9によって導波管1と同軸コネクタ7との間の気密を
保持している。
【0019】アンテナ8は信号伝送効率が最高となるよ
うに長さが調整され、その後に絶縁体10に接着剤にて
固定保持される。絶縁体10は同軸コネクタ7の内壁に
接着剤にて固定保持される。同時に、接着剤は同軸コネ
クタ7内部の機密を保持している。この接着剤として
は、例えばマイクロ波に影響の少ないアラルダイト等が
適当である。
【0020】このように、不要反射波を抑圧するアイソ
レータと、導波管同軸変換器(同軸コネクタ7及びアン
テナ8)とを同一導波管1内に備えることによって、簡
単な構成で、良好な単一方向伝送特性を有する導波管同
軸変換回路を実現することができる。
【0021】また、同軸コネクタ7及び同軸コネクタ7
の導波管1への取付け部分に接着剤及びパッキン9で気
密性を持たせることによって、従来必要としていたガス
バリアを省略することができ、さらに同軸コネクタ7へ
の水分の浸入を防ぐことができるので、信号の通過損失
の増大等の伝送特性の劣化を防ぐことができる。したが
って、回路全体の小型化及び軽量化を図ることができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、信
号を伝送する導波管内に信号を送受信する同軸コネクタ
のアンテナと不要反射波を抑圧するアイソレータとを配
置し、同軸コネクタを導波管に気密性をもって取付ける
ことによって、多くの導波管素子を必要とすることな
く、良好な単一方向伝送特性を得ることができ、通過信
号に対する損失の増大等による伝送特性の劣化を防止す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例による導波管同軸変
換回路の平面図、(b)は本発明の一実施例による導波
管同軸変換回路の側面図である。
【図2】図1の同軸コネクタの取付け部分の拡大断面図
である。
【図3】従来例による導波管同軸変換回路の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 導波管 2 アイソレータ 3,4 インピーダンス調整ネジ 5,9 パッキン 6 フランジ 7 同軸コネクタ 8 アンテナ 10 絶縁体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を伝送する導波管と、前記信号を送
    受信するアンテナを前記導波管内に配置しかつ前記導波
    管に気密性をもって取付けた同軸コネクタと、前記導波
    管内に配設されかつ不要反射波を抑圧するアイソレータ
    とを有することを特徴とする導波管同軸変換回路。
  2. 【請求項2】 前記導波管と前記同軸コネクタとの取付
    け位置の気密性を確保するための第1のパッキン部材
    と、前記導波管と他の導波管との接続部の気密性を確保
    するための第2のパッキン部材とを含むことを特徴とす
    る請求項1記載の導波管同軸変換回路。
  3. 【請求項3】 前記アンテナを介した前記同軸コネクタ
    への整合が最適となるよう調整する第1のインピーダン
    ス調整用ねじと、前記アイソレータへの整合が最適とな
    るよう調整する第2のインピーダンス調整用ねじとを含
    むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の導波
    管同軸変換回路。
  4. 【請求項4】 前記アイソレータは、前記アンテナ及び
    前記同軸コネクタで生ずる不要反射波を抑圧するよう構
    成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれ
    か記載の導波管同軸変換回路。
JP8255096A 1996-09-26 1996-09-26 導波管同軸変換回路 Pending JPH10107517A (ja)

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Cited By (2)

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JP2000049501A (ja) * 1998-07-30 2000-02-18 Nec Eng Ltd 送信電力監視用導波管
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031224