JPS5823170Y2 - マイクロ波管装置 - Google Patents
マイクロ波管装置Info
- Publication number
- JPS5823170Y2 JPS5823170Y2 JP2603976U JP2603976U JPS5823170Y2 JP S5823170 Y2 JPS5823170 Y2 JP S5823170Y2 JP 2603976 U JP2603976 U JP 2603976U JP 2603976 U JP2603976 U JP 2603976U JP S5823170 Y2 JPS5823170 Y2 JP S5823170Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- waveguide
- cavity
- microwave tube
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は例えば大電力クライストロン等の出力導波管を
備えたマイクロ波管装置に係り、特にその出力導波管の
改良に関する。
備えたマイクロ波管装置に係り、特にその出力導波管の
改良に関する。
一般に、特に高い周波数帯域で用いられる大電力クライ
ストロンは空胴が小さくなるために空胴自体も真空容器
の一部とするいわゆる空胴内蔵形クライストロンとなり
、空胴の内壁は真空気密を保つ真空外囲器の役割も担っ
ている。
ストロンは空胴が小さくなるために空胴自体も真空容器
の一部とするいわゆる空胴内蔵形クライストロンとなり
、空胴の内壁は真空気密を保つ真空外囲器の役割も担っ
ている。
即ち、従来の空胴内蔵形クライストロンは第１図に示す
ように、電子銃部１とコレクタ２との間に、入力信号が
加えられる入力空胴３、複数の中間空胴部４、出力空胴
５が順次配設され、前記出力空胴５には出力導波管部６
が結合孔７で結合される。
ように、電子銃部１とコレクタ２との間に、入力信号が
加えられる入力空胴３、複数の中間空胴部４、出力空胴
５が順次配設され、前記出力空胴５には出力導波管部６
が結合孔７で結合される。
前記出力導波管部６にはステップ導波管８を介して真空
気密を保つ誘電体９を有する電磁波透過用気密窓１０が
設けられる。
気密を保つ誘電体９を有する電磁波透過用気密窓１０が
設けられる。
しかしながら、このような構成の空胴内蔵形クライスト
ロンは出力空胴部が真空容器の一部を形成しているから
クライストロンを組立、封止後においては、出力空胴の
Ｑ値を調整することが非常に困難となる。
ロンは出力空胴部が真空容器の一部を形成しているから
クライストロンを組立、封止後においては、出力空胴の
Ｑ値を調整することが非常に困難となる。
即ち、結合孔７を調整することはきわめて複雑な構造と
なってしまいほとんど不可能である。
なってしまいほとんど不可能である。
一方、普通には設計値のままのＱ値で調整なしでクライ
ストロンに必要な特性を確保することは無理であり、適
当な調整手段を与えることが必要であった。
ストロンに必要な特性を確保することは無理であり、適
当な調整手段を与えることが必要であった。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、出力導波
管部にＱ調整部を設けることにより、出力空胴のＱ値を
確実容易に調整し得るマイクロ波管装置を提供すること
を目的とする。
管部にＱ調整部を設けることにより、出力空胴のＱ値を
確実容易に調整し得るマイクロ波管装置を提供すること
を目的とする。
以下第２図及び第３図を参照して本考案の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
第２図はマイク９波管として空胴内蔵形クライストロン
を用いた場合の出力空胴及び出力導波管部を示す。
を用いた場合の出力空胴及び出力導波管部を示す。
即ち、空胴内蔵形クライストロンの出力空胴１１には出
力導波管部１２が結合孔１３で結合され、この出力導波
管部１２には真空気密を保つ誘電体１４を有する電磁波
透過用気密窓１５が設けられる。
力導波管部１２が結合孔１３で結合され、この出力導波
管部１２には真空気密を保つ誘電体１４を有する電磁波
透過用気密窓１５が設けられる。
前記出力導波管部１２にはＱ調整部１６が設けられる。
このＱ調整部１６は次のように構成される。
即ち、第２図及び第３図に示すように、前記出力導波管
部１２の電界と平行する導波管壁１２１に電界と平行に
複数個のスリット１７を切り、このスリット１７ではさ
まれた導波管壁１２２に、この導波管壁１２２を移動さ
せるための内面に螺溝を形成した円筒状の保持具１８を
設ける。
部１２の電界と平行する導波管壁１２１に電界と平行に
複数個のスリット１７を切り、このスリット１７ではさ
まれた導波管壁１２２に、この導波管壁１２２を移動さ
せるための内面に螺溝を形成した円筒状の保持具１８を
設ける。
この保持具１８と前記導波管壁１２１には前記スリット
１７を覆うように気密を保持するベローズ１９が設けら
れる。
１７を覆うように気密を保持するベローズ１９が設けら
れる。
このベローズ１９及び前記保持具１８をかこむように支
持部材２０が設けられ、この支持部材２０にはねヒ２１
が支持され、このねじ２１は前記保持具１８の内面螺溝
に螺合される。
持部材２０が設けられ、この支持部材２０にはねヒ２１
が支持され、このねじ２１は前記保持具１８の内面螺溝
に螺合される。
即ち、出力空胴１において励振された高周波電力は結合
孔１３を通り出力導波管部１２を伝播し、電磁波透過用
気密窓１５を通って出力される。
孔１３を通り出力導波管部１２を伝播し、電磁波透過用
気密窓１５を通って出力される。
その場合、真空気密は出力空胴１１．出力導波管部１２
、気密窓１５及びベローズ１９によって保たれる。
、気密窓１５及びベローズ１９によって保たれる。
前記スリット１７は高周波電流が最大となる附近に設け
られる。
られる。
従って、ねじ２１を外部から廻わすことによって保持具
１８が移動するため、導波管壁１２２が電界と直角方向
に真空気密を保ちながら移動可能となり、この導波管壁
１２２の導波管部１２内への挿入長によって出力空胴１
１のＱ値が調整可能となる。
１８が移動するため、導波管壁１２２が電界と直角方向
に真空気密を保ちながら移動可能となり、この導波管壁
１２２の導波管部１２内への挿入長によって出力空胴１
１のＱ値が調整可能となる。
又、スリット１７は電界と平行であり、導波管壁１２１
を流れる高周波電流と同方向であるから、電磁界の不要
モードは発生することなくクライストロンの特性を損な
わないし、放電の恐れもまったくない。
を流れる高周波電流と同方向であるから、電磁界の不要
モードは発生することなくクライストロンの特性を損な
わないし、放電の恐れもまったくない。
このようにこの実施例による空胴内蔵形タライストロン
は、出力導波管の一部が調整可能のため、管の組立て封
止後においても、これによって出力空胴のＱ値が調整可
能となる。
は、出力導波管の一部が調整可能のため、管の組立て封
止後においても、これによって出力空胴のＱ値が調整可
能となる。
又、調整部分はスリットではさまれているため導波管壁
の挿入長調整が容易に行ない得、又その変形の応力もこ
の部分のみに吸収されて他に及ばないため、きわめて有
用性の高いものである。
の挿入長調整が容易に行ない得、又その変形の応力もこ
の部分のみに吸収されて他に及ばないため、きわめて有
用性の高いものである。
以上述べたように本考案によれば、出力導波管部にＱ調
整部を設けることにより、出力空胴のＱ値を確実容易に
調整できるマイクロ波管装置を提供することができる。
整部を設けることにより、出力空胴のＱ値を確実容易に
調整できるマイクロ波管装置を提供することができる。
従って、例えば空胴内蔵形クライストロン等のマイクロ
波管装置に好適する。
波管装置に好適する。
第１図は従来の空胴内蔵形クライストロンを示す構成説
明図、第２図は本考案マイクロ波管装置の一実施例の一
部を示す断面図、第３図は本考案に係るＱ調整部の一例
を示す一部切欠斜視図である。 １１・・・・・・出力空胴、１２・・・・・・出力導波
管部、１３・・・・・・結合孔、１５・・・・・・電磁
波透過用気密窓、１６・・・・・・Ｑ調整部、１７・・
・・・・スリット、１８・・・・・・保持具、１９・・
・・・・ベローズ。
明図、第２図は本考案マイクロ波管装置の一実施例の一
部を示す断面図、第３図は本考案に係るＱ調整部の一例
を示す一部切欠斜視図である。 １１・・・・・・出力空胴、１２・・・・・・出力導波
管部、１３・・・・・・結合孔、１５・・・・・・電磁
波透過用気密窓、１６・・・・・・Ｑ調整部、１７・・
・・・・スリット、１８・・・・・・保持具、１９・・
・・・・ベローズ。
Claims (1)
- 一端部が出力空胴１１に結合され他端部が誘電体１４で
気密に閉じられて内部が真空に保たれる出力導波管部１
２をもってマイクロ波管装置において、上記出力導波管
部１２のマイクロ波電界方向と平行する導波管壁１２１
に、該電界方向と平行な複数のスリン） １７．１７が
形成され、このスリン） １７．１７ではさまれる導波
管壁１２２の外側に該導波管１２２を移動可能に保持す
る保持具１８が設けられ、この保持具１８および上記ス
リン） ｉ７．１７の外側を気密に覆うようにベローズ
１９が設けられ、かつ出力導波管１２に固定された支持
部材２０を支点にして上記保持具１８を移動させるよう
に調整用のねじ２１が設けられてなることを特徴とする
マイクロ波管装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2603976U JPS5823170Y2 (ja) | 1976-03-05 | 1976-03-05 | マイクロ波管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2603976U JPS5823170Y2 (ja) | 1976-03-05 | 1976-03-05 | マイクロ波管装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52120543U JPS52120543U (ja) | 1977-09-13 |
| JPS5823170Y2 true JPS5823170Y2 (ja) | 1983-05-18 |
Family
ID=28485847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2603976U Expired JPS5823170Y2 (ja) | 1976-03-05 | 1976-03-05 | マイクロ波管装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5823170Y2 (ja) |
-
1976
- 1976-03-05 JP JP2603976U patent/JPS5823170Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52120543U (ja) | 1977-09-13 |
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