JPS622384Y2 - - Google Patents

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JPS622384Y2
JPS622384Y2 JP924783U JP924783U JPS622384Y2 JP S622384 Y2 JPS622384 Y2 JP S622384Y2 JP 924783 U JP924783 U JP 924783U JP 924783 U JP924783 U JP 924783U JP S622384 Y2 JPS622384 Y2 JP S622384Y2
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JP
Japan
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valve
shape memory
memory alloy
disc spring
heating element
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JP924783U
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JPS59115171U (ja
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  • Temperature-Responsive Valves (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、形状記憶合金により形成された皿ば
ねを利用した制御弁に関する。
従来制御弁としては例えば第1図に例示した電
磁弁がある。図示した電磁弁は電磁石を利用して
通電遮断を繰返すことにより弁の開閉を行うもの
であるが、まず、弁体2の具備する弁部3が弁孔
4を閉塞している時コイル7に通電すると鉄心6
が磁化されプランジヤ8がコイルばね9の弾性力
に抗して鉄心6の方向に吸引される。この吸引に
よつて、プランジヤ8と一体的に固定されている
弁体2も上方に移動しこれによつて弁部3が弁孔
4を開放する。次に通電を遮断すると鉄心6の磁
化が消滅しこれによつてコイルばね9のばね力が
復元してプランジヤ8を押圧し再び弁部3が弁孔
4を閉塞するという構成のものであつた。
しかしかゝる構成になる電磁弁にあつては、電
磁石の作動毎にプランジヤ8との接触音の発生を
誘発し、また作動ストローク即ち電磁弁の大きさ
に比例し電磁石自体の大きさも大形となり従つて
総体的に形状、価格も大とならざるを得ないもの
であつた。
本考案は上記欠点に鑑み案出されたもので、電
磁石の代りに形状記憶合金によるコイルばねを利
用することにより制御作動を与え、また制御によ
る接触音の発生がなく総体的に安価で、たとえ制
御容量が大きくなつても小型のまゝで作動が可能
な制御弁を提供するものである。
以下、本考案になる制御弁につき一実施例の構
造を図面に基づいて説明する。第2図aで図示し
た皿ばね10は電磁石の代りにするものでNi−
Ti材料による形状記憶合金を薄板状に加工し中
心孔11を有する円形体に切断し同時に上下高さ
を保有する皿ばねにプレス成形する。そして、成
形後形状記憶熱処理を与えることによつて電磁石
に代り得る機能を持たせるものである。第2図b
は、前記形状記憶合金皿ばね10の表面部12に
薄板状に加工した面状発熱体13を接着したもの
である。同図cは同図bの断面を示したもので、
同図dは同一皿ばね10の上下両面に同一発熱体
13を接着したものである。又同図eは2枚の同
一形状の皿ばね10を重層しその間に面状発熱体
13を挿着したものである。第3図は、上記した
形状記憶合金皿ばね10を電磁石の代りに装着し
完成した制御弁の断面説明図である。即ち20は
本考案になる制御弁であつて、本体21と本体2
1に一体的に固定された制動部22とより成つて
いる。
具体的には、前記本体21は内部に弁室24を
形成し一方の端に弁孔25を穿設した弁枠体23
より成る。また制動部22には、本体21の上端
で固定され一体化されている支持筒30の内部に
上記した形状記憶合金になる皿ばね10が面状発
熱体13を接着した状態で装着されている。即
ち、前記形状記憶合金の皿ばね10は、支持筒3
0内にあつて、フランジ31の中央部に立上つて
突出する支持柱36の所定個所の円周にわたつて
形成された係止構37,37と、支持筒30の内
周で前記形状記憶合金皿ばね10の上下高さに合
致する位置に形成された同様の係止構37,37
に、前記形状記憶合金皿ばね10の中心孔11の
周面と外周面14をそれぞれ係止し前記形状記憶
合金皿ばね10が反転自在に可動状態を保持でき
るようになつている。そして形状記憶合金皿ばね
10の表面部12上に接着されている面状発熱体
に連結されている別線のコード線は円環フランジ
32の透孔33より外部へ通過している。
また、フランジ31の下面に位置し弁体26を
包囲した空間35にステンレスのコイルばね34
が弁枠体23の一部に係止して設置され、常にコ
イルばね34はフランジ31を上方に押圧する弾
性力を保有した構成となつている。更にフランジ
31の下方には弁体26が一体的に固定されてい
て弁体26の先端には弁孔25を閉塞又は開放す
るための弁部27が付設されている。また弁室2
4の側面には流体が流入するための通路28と、
流体を弁孔25を介して放出するための別の通路
29が、それぞれ設置されている。
よつて、上記構成になる制御弁20の実施例を
用いて使用した時の作動を説明すれば、まず第3
図において、上記した如く、制動部22内に装着
した形状記憶合金になる皿ばね10は通電をしな
い状態で弁部27を有する弁体26によつて弁孔
25を押圧閉塞する状態となつている。そして流
体は一方の通路28から弁室24に充満しこゝで
阻止されている。流体を他の一方の通路29から
放出するには形状記憶合金皿ばね10に接着され
ている面状発熱体13に通電すれば、前記面状発
熱体13は指定の一定温度即ち80℃前後に発熱
し、この熱が形状記憶合金皿ばね10を加温す
る。形状記憶合金皿ばね10は表面全体が加温さ
れることによつてコイルばね34の復元力が回復
し同時にフランジ31を押圧する。この作動力に
よつて形状記憶合金皿ばね10は反転し、その反
転力によつて支持柱36を上方に押上げる。第4
図はこの状態を示す説明図であつて押上げられた
支持柱36は同時にフランジ31に固定されてい
る弁体26を押上げることになり、これによつて
弁孔25が開放する。弁孔25の開放によつて流
体は弁孔25を通して他の一方の通路29から掛
出される。
なお、形状記憶合金皿ばね10の反転について
上記説明では全反転について説明したが、支持筒
30内の係止構37,37…の形成位置を調整す
ることまたは、弁部27と弁孔25との位置関係
の調整によつては半転にすることもできる。
次いで再度弁孔25を閉塞するには通電を停止
し円環フランジ32に穿設されている透孔33よ
り空気を強風すれば面状発熱体13が冷却してい
き形状記憶合金皿ばね10は従前の形状に戻るた
め反転する。これによつて、再び弁部27が弁孔
25を閉塞することになる。
なお第5図に図示した如く、面状発熱体13が
独立して形状記憶合金皿ばね10の中間部に間隔
をあけて装着した場合でもよく、この場合には係
止構37も独立して中間に形成する。
以上の説明によつて明確なように、本考案によ
れば、形状記憶合金によつて形成された皿ばねを
利用し、面状発熱体を前記皿ばねの表面部に直接
接着するか、あるいは前記皿ばね間に間隙をあけ
て独立に装着することにより、前記皿ばねを加温
しその加温によつて反転作動を与え、その反転作
動で弁体の上下運動を行う構成としたので、従来
使用されていた電磁弁のように作動音の発生が誘
起されることがなく、また弁の形状あるいは流量
によつては電磁石が大きくなりそれに従つて価格
も高くなるようなこともなくなるので、低価格で
小型の制御弁を提供することができるという効果
が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来使用になる電磁弁の断面説明図、
第2図は本考案になる制御弁に使用される形状記
憶合金により形成された皿ばねの使用状態説明図
で、aは皿ばねの斜視図、bは表面部に面状発熱
体を接着した斜視図、cはbの断面図、dは両面
に面状発熱体を接着した断面図、eは皿ばねの重
層した間に面状発熱体を接着した断面図、第3図
は本考案になる形状記憶合金皿ばね制御弁で弁孔
を閉塞した時の断面説明図、第4図は皿ばねが反
転し弁孔を開放した時の断面説明図、第5図は皿
ばねの使用状態を示す他の実施例で、皿ばね間に
面状発熱体を独立して装着した説明図である。 10……形状記憶合金皿ばね、13……面状発
熱体、20……制御弁、21……本体、22……
制動部、24……弁室、25……弁孔、26……
弁体、27……弁部、30……支持筒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内部に弁室を形成しかつ一端に弁孔を穿設し
    た本体と、本体の上部で支持筒内に嵌装された
    形状記憶合金による皿ばねと、皿ばねを保持す
    る支持柱と支持柱と連設しているフランジとに
    より構成された制動部とを具備し、前記本体内
    には制動部と連設し軸方向に進退自在に移動で
    きる弁体と、この弁体の先端に付設して弁孔を
    開閉するための弁部とを具備した制御弁であつ
    て、前記形状記憶合金により形成された皿ばね
    は1枚又は2枚以上嵌装され面状発熱体によつ
    て加温し制動作動を与えるような構成としたこ
    とを特徴とする形状記憶合金皿ばね制御弁。 (2) 形状記憶合金により形成された皿ばねの片面
    または両面に面状発熱体の薄膜板を接着するこ
    とにより加温するようにした実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の形状記憶合金皿ばね制御
    弁。 (3) 形状記憶合金により形成された皿ばねを同一
    形状に2枚重層し重層した間隙に面状発熱体を
    挿着することにより加温するようにした実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の形状記憶合金皿
    ばね制御弁。
JP924783U 1983-01-26 1983-01-26 形状記憶合金による皿ばね制御弁 Granted JPS59115171U (ja)

Priority Applications (1)

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JP924783U JPS59115171U (ja) 1983-01-26 1983-01-26 形状記憶合金による皿ばね制御弁

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JP924783U JPS59115171U (ja) 1983-01-26 1983-01-26 形状記憶合金による皿ばね制御弁

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Publication Number Publication Date
JPS59115171U JPS59115171U (ja) 1984-08-03
JPS622384Y2 true JPS622384Y2 (ja) 1987-01-20

Family

ID=30140715

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JP924783U Granted JPS59115171U (ja) 1983-01-26 1983-01-26 形状記憶合金による皿ばね制御弁

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