JPS62238134A - シ−トサスペンシヨン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両用座席等に備えられるシートサスペンショ
ン装置に関する。

〔従来の技術〕

車両用座席、特にトラックの運転席等においては、座席
を弾性的に支持することＫよって悪路等の走行時等に振
動を吸収するようにしたシートサスペンション装置を備
えたものが広〈実施されている。

従来この種のシートサスペンション装置トシては、例え
ば「実開昭５９−１５１８３７号公報」に開示されるよ
うなものがある。即ち、このシートサスペンション装置
は、床面側に固定されるロアーフレームに、座席が固定
されるアッパーフレームを、Ｘ形すンクを介して垂直方
向に移動可能に支持し、このＸ形すンクを偏倚部材によ
って起立方向に付勢することによシアノ・七−フレーム
即ち座席を弾性的に支持するように構成されている。

ところが、このＸ形すンクを用いたシートサスペンショ
ン装置の場合、リンクの良さが長いの１１横方向の荷重
に対して弱く、サスペンション動作時に横揺れが大きい
という欠点を有しているため、近年このシートサスペン
ション装置においては、いわゆる平行リンク機構を用い
たものが提案されまた実施されている。

即ちこのシートサスペンション装置は、床面側に固定さ
れるロアーフレームと、座席が固定されるアラ・ぞ−フ
レームを、平行に傾斜して配される前後のリンク部材を
介して連結し、この前後のリンク部材に偏倚部材によっ
て夫々起立方向の弾性偏倚力を付与することにより、ア
ッパーフレーム即ち座席を弾性的に支持する如く構成し
である。

〔発明が解決しよ°うとする問題点〕

しかしながら、従来のこのシートサスペンション装置は
、平行リンク機構を用いであるため、サスヘンジョン動
作時にはアッパーフレームハ前後方向に移動されながら
上下動されることになり、このため着座者は前後及び上
下に揺動される状態となるので、快適な座υ心地が得ら
れないという不都合を有していた。

本発明は斯る点に鑑みてなされたもの１、サスペンショ
ン動作時に快適な座シ心地が得られるシートサスペンシ
ョン装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上述の目的を達成するために、床面側に固定さ
れるロアーフレームに対して座席が固定されるアッパ−
フレームを、平行に傾斜して配される前後のリンク部材
を介して上下方向に揺動可能に支持してなるシートサス
ペンション装置において、例えば前後のリンク部材の下
端部をロアーフレームに軸支すると共に１上端部をアラ
・に−フレームに前後方向に移動可能に係合し、かつ、
後部のリンク部材に、後部のリンク部材と略対称的に傾
斜される補助リンク部材を、その下端部において枢着す
ると共に、この補助リンク部材の上端部をアラ・瘤−フ
レームに軸支状態１保持して構成したものｒ！おる。

〔作用〕

上述の手段は次のように作用する。

着座時にその荷重によって前後のリンク部材が倒伏回動
されると、補助リンク部材も後部リンク部材の回動に伴
なって対称的に倒伏回動されるが、この補助リン久部材
の上端部はアッパーフレームに軸支状態にあるため、ア
ッパーフレームはリンク部材の倒伏回動によりその前後
位置が変化することなく壬直に下降される。

〔実施例〕

以下、図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。

図において（１）はシートサスペンション装置の全体を
示し、（２）はロアーフレーム、（３）はアラ／臂−７
レーム〒、ロアーフレーム（２）は車体床面側に固定さ
れ、またアッパーフレーム（３）の上面側には座席Ｓが
載置固定される。

アッパ−フレーム（３）は、ロアーフレーム（２）に対
して左右一対ずつ前後に配されるリンク部材（４）及び
（５）を介して上下方向に移動可能に支持されている。

即ち、この前後のリンク部材（４）及び（５）は、上端
部が前方に向って傾斜した状態で互いに平行に配され、
夫々その下端部においてシャフト（６）及び（７）によ
ってロアーフレーム（２）の両側部（２ａ）に対し起伏
回動可能に軸支されており、またこの前後のリンク部材
（４）及び（５）の上端部には夫々ローラー（８）及び
（９）が軸支され、このローラー（８）及び（９）をア
ッパーフレーム（３）の両側部（３ａ）の上下７ランジ
部（３ｂ）　（３ｃ）間に前後方向に摺動可能に係合し
である。

また、前後のリンク部材（４）と（５）の上端部間は連
結リンクＱｌによって連繋されておシ、これによって前
後のリンク部材（４）と（５）は連動して常に平行に起
伏回動される如くなされている。

また、前部のリンク部材（４）が軸支されるシャフト（
６）には、この前部のリンク部材（４）の内側において
ねじシコイルバネ住υを嵌装してあり、このねじシコイ
ルパネαυの一端部（ｌｌａ）は前部のリンク部材（４
）の前側縁部に係止され、他端部（ｌｌｂ）はロア−フ
レーム（２）の前部に配設された後述する体重調整機構
（１２に関連されている。一方、後部のリンク部材（５
）が軸支されるシャフト（７）においても、この後部の
リンク部材（５）の内側においてねじりコイルバネ（１
３を嵌装してあυ、このねじりコイルバネＱ３の一端部
（１３ａ）は後部のリンク部材（５）の前側縁部に係止
され、他端部（１３ｂ）はロアーフレーム（２）の底面
部に当接係止されており、これらねじりコイル・５ネ（
１１）及び（１３の弾性反発力によって前後のリンク部
材（４）及び（５）は夫々ロアーフレーム（２）に対し
起立方向に回動付勢され、アッパーフレーム（３）を押
し上げるように作用している。

体重調整機構α４は、ロアーフレーム（２）の前側面部
（２ｂ）に軸支された調整螺子軸（１４）と、この螺子
軸α４に螺着された調整ブロック０５とによシ成り、こ
の、、！４整ブロック０９の後部上面にはこう配が付さ
れ、このこう配面（１５ａ）にねじりコイルバネ住υの
他端部（ｌｌｂ）を摺接させである。そして操作ノ・ン
Ｐル（１４ａ）によって調整螺子用αうを回転操作して
調整ブロックα９を進退移動させることＫより、ねじり
コイルバネａυの他端部（ｌｌｂ）を調整ブロックα９
のこう配面（１５ａ）に沿って上下に移動させてねじり
コイルバネ（１１）の弾性反発力を変化させ、これによ
ってアブ−ぞ一フレーム（３）即ち座席Ｓを着座者の体
重に応じて常に一定の支持高さとなるように調整する如
くなされる。

また、ロアーフレーム（２）には、前部のリンク部材（
４）の後方に位置してストン・セ一部材αｅが固着嘔れ
ており、前部のリンク部材（４）は所定の起立角度フこ
のストッパ一部材（ｌＧに当接し、これによってアッパ
ーフレーム（３）は非着座状態においてその支持高さで
保持されるようになされている。

マタ、アッパーフレーム（３）の前部においては、その
両側部（３ａ）間に支持フレームαηが横架固定され、
一方ロアーフレーム（２）の後部にはその両側部（２ａ
）間に支持ロッド（１秒が横架されており、この支持フ
レームαηと支持ロツｌ’ＱＩ間にショックアブソー−
ＺａＳが取付けられている。

そして、このシートサスペンション装置（１）の前後の
リンク部材（４）及び（５）のいずれか一方、本例にお
いては後部のリンク部材（５）とアッパーフレーム（３
）との間に補助リンク部材（イ）が設けられている。

この補助リンク部材（至）は、両リンク部材（４）及び
（５）の略１／２の長さに形成されておシ、後部のリン
ク部材（５）と略対称的に傾斜した状態１その下端部を
後部のリンク部材（５）の中央部に軸ピン（２υによっ
て枢着すると共に上端部をロツＰ（２３を介してアブ・
ぞ−フレーム（３）の後部に後述するように軸支状態で
保持しである。即ち、本例においては、ロアーフレーム
（２）に対する後部のリンク部材（５）の軸支部と後部
のリンク部材（５）に対する補助リンク部材（１）の枢
着部間の距離ａ１後部のリンク部材（５）に対する補助
リンク部材（イ）の枢着部とアッパーフレーム（３）に
対する補助リンク部材翰の軸支部間の距離ｂ１後部のリ
ンク部材（５）に対する補助リンク部材（１）の枢着部
とアブ・セーフレーム（３）に対する後部のリンク部材
（５）の保合部間の距離Ｃがいずれも等しくなるように
設定されている。

まだ、補助リンク部材翰の上端部間にはロッドＱりが貫
通され、このロッド＠の両端部は、アブ・ぜ−フレーム
（３）の両側部（３ａ）の上下７ランジ部（３ｂ）（３
Ｃ）間に前後方向に摺動可能に嵌挿された摺動ブロック
（ハ）Ｋ連結されており、とのブロック（ハ）の前面部
とアブ・９−フレーム（３）に設けられたストン・ξ−
壁Ｃ２４１との間に前部バネ（ハ）が圧縮状態フ嵌挿さ
れ、またブロック（ハ）の後面部とアブ・ソーフレーム
（３）の後側面部（３ｄ）との間に後部バネ（１）が圧
縮状態〒嵌挿されており、この両・マネ（ハ）（イ）の
バランスによってゾロツク（ハ）はアッパーフレーム（
３）に対し常に一定の位置で略固定状態に保持される如
くなされている。尚、この両バネ四〇〇は、アブ／ぐ一
フレーム（３）に対し異常な前後方向の力が加わったと
きにのみ伸縮するような剛性の大きいものを用いである
。

このように構成される本例のシートサスペンション装置
（１１は、座席Ｓに着座すると、その荷重によって前後
のリンク部材（４）及び（５）が夫々ねじりコイルバネ
０υ及びα謙の偏倚力に抗して倒伏方向に回動されてア
ッパーフレーム（３）が下降され、このねじりコイルノ
９ネ（１υ及びα３とアブソーバ（１１の協動によって
サスペンション動作が行なわれる。ぞしてこの動作にお
いては、後部のリンク部材（５）の倒伏回動に伴なって
補助リンク部材■が後部のリンク部材（５）と対称的に
倒伏回動されるが、この補助リンク部材（至）の上端部
はアラ、ｅ　−７レーム（３）に対し略軸支状態に保持
されているため、後部のリンク部材（５）と補助リンク
部材（至）とは、アラ・セーフレーム（３）に対しいわ
ゆるＸ形すンクと同様に動作されることになり、このた
めアブノぞ一フレーム（３）はその前後位置が変化する
ことなく垂直に下降される（第２図参照）。

゛また、この着座状態において、座席Ｓ即ちアッパーフ
レーム（３）に強大な前後方向の荷重が作用した場合に
は、前後のバネ（ハ）及び翰が伸縮することニヨってア
ッパーフレーム（３）がロアーフレーム（２）に対し前
後方向に揺動し、このとき、アラ・に−フレーム（３）
とロアーフレーム（２）間に設けられたアブソーバ住ｌ
が働き、このアブソーバ（［１と前後のバネ（ハ）及び
（至）の協動によってアッパーフレーム（３）の前後の
揺れが吸収される。

このように本例のシートサスペンションａ［は、後部の
リンク部材（５）とアッパーフレーム（３）との間に補
助リンク部材員を軸支状態を配したことによす、サスペ
ンション動作時にアラ・ぞ−７レーム（３）はロアーフ
レーム（２）に対し前後に移動することなく垂直に上下
動され、この丸め着座者は快適なサスペンション効果が
得られ、また、補助リンク部材（イ）の上端部を前後の
バネ（ハ）及び（至）を介してアラ・ンーフレーム（３
）に連結する如くなしであるの１、アラ／＃　　７レー
ム（３）に前後方向に強大な荷重が作用したときＬこ０
前後のバネ翰及び四によって前後の揺れが吸収されるた
め一層快適な座夛心地が得られ、しかもこのサスベ／ジ
ョン装置（１）ニおいては、アッパーフレーム（３）の
上下方向及び前後方向のいずれの動作においてもアブン
ーパ員が働くようになされるため、上下及び前後の振動
吸収のために夫々別個のアブソーバを備える必要がない
ので、重量及びコストの低減を図ることがフきる効果を
も有する。

尚、本例においては、補助リンク部材（至）の下端部を
後部のリンク部材（５）の中央部に枢着しであるが、ア
ッパーフレーム（３）の上下移動ストロークが小さいシ
ートサスペンションの場合は、この補助リンク部材−の
下端部を後部のリンク部材（５）の中央部以外の部位に
枢着することもｔきる。ただし、この場合においても、
後部のリンク部材（５）に対する補助リンク部材（至）
の枢着部とアラ・ぐ−７レーム（３）に対する補助リン
ク部材（イ）の軸支部間の距離ｂ１後部のリンク部材（
５）に対する補助リンク部材（至）の枢着部とアッパ−
フレーム（３）に対する後部のリンク部材（５）の保合
部間の距離Ｃが等しくなるように設定しておく。

また、本例では後部のリンク部材（５）とアッパーフレ
ーム（３）間に補助リンク部材−を設けた例を示したが
、これに限ることなく前部のリンク部材（４）とアブノ
ぞ−フＶ−ム（３）間、あるいは前後両リンク部材（４
）及び（５）とアッパーフレーム（３）間に夫々補助リ
ンク部材（イ）を設けてもよい。

さらに、本例のシート丈スペンション装置ハ、前後のリ
ンク部材（４）及び（５）の下端部をロアーフレーム（
２）に軸支し、上端部をアラ・に−７レーム（３）に対
して摺動可能に係合しであるが、これを逆に構成、即ち
、前後のリンク部材（４）及び（５）の上端部をアラ・
セーフレーム（３）ＫｊｌｌＣＬ、下ｍｆｆ１ｌロアー
フレーム（２）　ＶＣ対し摺動可能に係合して、この前
後のリンク部材（４）及び（５）の一方もしくは両方と
ロアーフレーム（２）間に補助リンク部材−を設けるよ
うに構成してもよい等、その他の構成においても本例に
示すもの以外にも櫨々の実施態様を採シ得るもの＋４あ
る。

〔発明の効果〕

以上の如く本発明のシートサスペンション＝［は、前後
のリンク部材の少なくとも一方のリンク部材と、このリ
ンク部材が摺動可能に係合される側のフレームとの間に
、リンク部材と対称的に傾斜される補助リンク部材を軸
支状態で配したことＫよシ、サスペンション動作時にア
ラ・ぜ−フレームはロアーフレームに対し前後に移動す
ることなく略垂直に上下動され、このため着座者は快適
なサスペンション効果を得ることができ、しかもこのシ
ートサスペンション装置においては、平行すンクを用い
たことによシ、Ｘ形すンクに比してリンク長が短かいた
め横揺れを少なく抑えることが１きるので、着座者は一
層快適な座シ心地が得られる等、実用的効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のシートサスペンション装置の縦断側面
図〒、アラ・ぞ−フレームが最上端位置にある状態、第
２図は同、アッパー７レームが最下端位置にある状態、
第３図は本発明のシートサスペンション装置の一部切欠
いた平面図−Ｔ！ある。 図中、（２）ａロアーフレーム、（３）はアッパー７レ
ーム、（４）は前部のリンク部材、（５）は後部のリン
ク部材、翰は補助リンク部材である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 床面側に固定されるロアーフレームに対して座席が固定
   されるアッパーフレームを、平行に傾斜して配される前
   後のリンク部材を介して上下方向に揺動可能に支持して
   なるシートサスペンション装置であって、 上記ロアーフレームとアッパーフレームのいずれか一方
   に上記前後のリンク部材の一端部を軸支すると共に、他
   方に上記前後のリンク部材の他端部を前後方向に移動可
   能に係合し、 かつ、上記前後のリンク部材の少なくともいずれか一方
   に、該リンク部材と略対称的に傾斜される補助リンク部
   材を、その一端部において枢着すると共に、該補助リン
   ク部材の他端部を、上記前後のリンク部材が移動可能に
   係合される側のフレームに軸支状態に保持して成り、 サスペンション動作時に上記アッパーフレームが上記ロ
   アーフレームに対し垂直に移動されるようにしたことを
   特徴とするシートサスペンション装置。