JPS62236588A - 三ツ巻き縫合物の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産呈上立剋里立Ｊ 本発明は、パジャマやパンツの胴部分など、筒状生地の
端部側を核部に環状のゴムベルトを位置させた状態で三
ツ巻きに折り返して、その折り返し部分を縫合して成る
三ツ巻き縫合物の製造方法に関するものである。

ｌ米■茨歪 上記の三ツ巻き縫合物を製造するのに従来は、全てが人
為的に行われる次の作業手段、即ち、環状のゴムベルト
を筒状生地の端部側に巻き掛けると共に、前記筒状生地
の端部を少し外側に折り返し、かつ、該折り返した生地
の端部をそのままにした状態で、今度は前記ゴムベルト
を被うように更に外側に折り返して、かかる三ツ巻きに
なった部分をミシンで縫合する手段をとっている。

■が”決しようとする間　占 しかしながら、上記の手段では、製造能率が極めて悪い
上、二度にわたる筒状生地の折り返し代を一定にするこ
とが極めて困難であると共に、これに起因して縫合線が
一直線になり難く、縫合位置も乱れやすく、而して、見
栄えが悪くなって商品価値を損ないやすいと共に、延い
ては、購買意欲の低下を招来しやすい欠点があったので
ある。

本発明は、上記の点に留意して発案されたものであって
、三ツ巻き縫合物を能率良く合理的に、しかも、見栄え
が良くて製品精度が一定したものを得やすい製造方法を
提供せんことを目的としている。

。　占を　°するための 上記の目的を達成するための本発明による三ツ巻き縫合
物の製造方法は、環状のゴムベルトを伸縮ならびに環状
軸線方向に前後移動させるゴムベルト掛けに環状のゴム
ベルトを巻回し、且つ、一対のローラにわたって筒状生
地を人為作業で被嵌させ、次いで自動作業による以下の
工程、即ち、前記ゴムベルト掛けによる前記筒状生地の
被嵌端部側へのゴムベルトの掛け渡し工程、前記筒状生
地の被嵌端部を生地端部折り返し機構によって前記ゴム
ベルトを被うように外巻きに折り返す工程、該折り返し
生地の端部を内巻き折り返し機構によってゴムベルト側
に内巻きに折り返す工程、上記の工程を経て三ツ巻きに
折り返えされた筒状生地の三ツ巻き部分を、前記ローラ
の回転による筒状生地の移動下においてミシンで縫合す
る工程、縫合始端が前記内巻き折り返し機構近傍に戻っ
てきた時点で前記内巻き折り返し機構を退避させる工程
、咳内巻き折り返し機構の退避後に縫合を再開させると
共に縫合完了後に糸切りを行わせる工程、及び、上記の
工程完了後に人為作業によって三ツ巻き縫合物を前記ロ
ーラから取り出す工程により、三ツ巻き縫合物を得る点
に特徴を有する。

道Ｌ」１ 上記の方法によれば、筒状生地の端部側に対する環状の
ゴムベルトの掛け渡しと、筒状生地の二度にわたる三ツ
巻きのための折り返し、及び、該三ツ巻き折り返し部分
の縫合を、夫々機械的に行わせるので、筒状生地の祈り
返し代を一定にすることが容易であると共に、縫合線も
一定位置で見栄え良く一直線にでき、延いては、商品価
値の高い三ツ巻き縫合物を能率的に得られる。

叉鳳斑 先ず、本発明による三ツ巻き縫合物の製造方法に用いる
三ツ巻き縫合物の製造装置について説明すると、かかる
三ツ巻き縫合物の製造装置は、第１図乃至第３図に示す
ように、筒状に縫合された生地１の端部側を被嵌状態で
保持する左右一対のローラ２，２と、該被嵌保持された
筒状生地１の前記被嵌端部側に環状のゴムベルト３を掛
け渡すゴムベルト掛け渡し機構４と、前記ゴムベルト３
を被うように前記筒状生地１の被嵌端部を外巻きに折り
返す生地端部折り返し機構５と、核外巻きに折り返され
た生地端部を前記ゴムベルト３側に内巻きに折り返す内
巻き折り返し機構６、及び、上記二度にわたる折り返し
によって三ツ巻きに折り返された筒状生地１の該三ツ巻
き部分を縫合するミシン８を、主要構成体として成る。

具体的には、前記左右一対の各ローラ２は、その周面部
にローレット状の縞模様が形成され、かつ、ローラ周面
の後部側がやや小径に加工されていて、縫合方向Ｐに直
交する前後向き軸芯Ｑが互いに平行状態で同期回転する
水平軸９に固着されている。

前記ゴムベルト掛け渡し機構４は、第４図にも示すよう
に、夫々がストッパ一部分ａを有する各２個で一対のゴ
ムベルト掛け１２の２組を、各組において夫々シリンダ
１３．１４により、前記縫合方向Ｐならびに軸芯Ｑ方向
に同期移動自在に設けて成り、詳しくは、第７図乃至第
９図にも示すように、軸芯Ｑ方向視において、各組の一
対のゴムベルト掛け１２が前記左右のローラ２の横外側
に位置する第１状ａＡと、各左右ローラ２の上下部分に
位置する第２状［Ｂとにわたって縫合方向Ｐに移動自在
で、且つ平面視において、ゴムベルト掛け１２の先端が
ローラ２，２の後端を結ぶ線よりも後方に後退位置する
第３状ＭＣと、前記線から前方に前進位置する第４状態
りとにわたって軸芯Ｑ方向に移動自在に構成されている
。

而して、第４図及び第７図に示すように、上記ゴムベル
ト掛け１２を第１及び第４状［Ａ、Ｄにあらしめて、前
記環状のゴムベルト３を伸長させなかせら手作業で前記
ゴムベルト掛け１２に巻回すると共に、第８図に示すよ
うに、当該ゴムベルト掛け１２を第３状ａＣに切換える
一方、パジャマ等の素材である筒状に縫合された生地１
を、後述する生地端部折り返し具１５のストッパ一部す
に端縁を当接させるように、前記ローラ２．２に手作業
で被嵌させ、然る後、第９図に示すように、前記第１及
び第３状態Ａ、Ｃにあるゴムベルト掛け１２を第４状態
りから第２状ｃ、Ｂに切換えることによって、即ち、ゴ
ムベルト３をそれの環状軸芯方向前方に移動させると共
に収縮させることによって、前記ローラ２，２に被嵌さ
れた筒状生地１の前記ローラ小径部相当箇所に、前記ゴ
ムベルト３を自動的に掛け渡すことができるようになっ
ている。

次に、生地端部折り返し機構５は、第２図及び第３図に
示すように、夫々がストッパ一部すを備えた各３個で一
対のヘラ状の生地端部折り返し具１５の２組を、各組に
おいて該生地端部折り返し具１５が軸芯Ｑ方向視でロー
ラ２．２の上下部分と横外側部分とに位置するように設
けると共に、シリンダ１６によって前端側か前記線の後
方側に位置する第１姿ｖｊＥ（第５図参照）と、前記線
よりも前方側に位置する第２姿勢Ｆ（第６図参照）とに
わたって軸芯Ｑ方向に移動自在で、且つシリンダ１７に
よって、第４図に示すように、前記前端側かローラ２の
前記小径部近くに位置する第３姿勢Ｇと、第５図に示す
ように、前記ローラ２の大径部よりも外方に位置する第
４姿勢Ｈとにわたって位置変更自在に設けられている。

而して、当該生地端部折り返し具１５を第１及び第３姿
勢Ｅ、　Ｇにあらしめて、該生地端部折り返し具１５を
被うように且つ既述したようにストッパ一部すに縁部を
当接させるように、前記筒状生地１を前記ローラ２，２
に被嵌（第４図参照）させると共に、該筒状生地ｌの被
嵌端部にゴムベルト３を掛け渡した状態で、第５．６図
及び第１０図に示すように、上記生地端部折り返し具１
５を第４姿勢Ｈから第２姿勢Ｆに切換えることにより、
前記ゴムベルト３で緊縛状態にある筒状生地ｌの被嵌端
部を、前記ゴムベルト３を被うように外巻きに折り返す
（第１１図参照）ことができるようになっている。

前記内巻き折り返し機構６は次のように構成されている
。即ち、前記縫合方向Ｐの軸１８を介してブラケット１
９に揺動板２０を枢着すると共に、該揺動板２０に軸芯
Ｑ方向の４本のロンドア、７．２３゜２４を貫設し、こ
の内の上部側ロンドア、７に、シリンダ２１を枢着した
基板２２を取付けると共に、該基板２２に下部側の第１
及び第２０ンド２３．２４を貫挿させる一方、該第１及
び第２０ンド２３．２４の夫々にシリンダ１０．１１の
チューブを、かつ、前記基板２２にシリンダ１０．１１
のロッドを、夫々固着しである。

そして、前記ミシン８に近い側の第１０ツド２３の先端
下部にＵ字状の第１内巻きガイド２５を固着し、他方の
第２０フド２４の先端部には、上下方向の回動輪２６を
介してそれの下部側にＬ字状の第２内巻きガイド２７を
設けると共に、前記回動輪２６の上端にギヤ２８を固着
しである。

更に、前記第２０ツド２４にブロック３０を取付けて、
これにシリンダ２９のチューブを保持させると共に、前
記ギヤ２８に巻回されるチェーン３１の一端を前記シリ
ンダ２９のロッドに、かつ、該チェーン３１の他端をス
プリング３２を介して前記ブロック３０に、夫々取付け
、もって、前記シリンダ２９の伸縮に伴う前記ギヤ２日
の回動によって、前記回動軸２６を介して前記第２内巻
きガイド２７を往復回動させるようにしである。

尚、前記第１内巻きガイド２５は、第１２図に示すよう
に、それの下部側の面部が縫合方向Ｐ下流側はど幅広に
なる三角形状を呈し、前記シリンダ１０の伸縮に伴って
、前記下部側面部が筒状生地１の折り返し縁部よりも前
方に位置する折り返し解除状態と、前記下部側面部の遊
端が前記巻回されたゴムベルト３近くに位置する折り返
し作用状態とに位置変更操作されるようになっている。

一方、前記第２内巻きガイド２７は、前記シリンダ２９
の伸縮による回動に伴って、前記折り返し作用状態にあ
る第１内巻きガイド２５の上下面部間に突入位置する突
入状態と、前記上下面部間から抜は出す退避状態とに位
置変更され、かつ、前記突入状態において、当接第２内
巻きガイド２７と前記第１内巻きガイド２５とでＵ字状
の折り曲げ経路を形成するように構成されている。

而して、既述したように前記筒状生地１を外巻きに折り
返した状態で、前記第１内巻きガイド２５を上方に揺動
させると共に折り返し解除状態に位置させ、且つ、該第
１内巻きガイド２５を下方に揺動させて後に、前記折り
返し端部を第１内巻きガイド２５の上下面部間に入れ込
むように折り返し作用状態に切換えると共に、第２内巻
きガイド２７を突入状態に切換えると、第１３図及び第
１４図に示すように、筒状生地１の前記折り返し端部が
、第１内巻きガイド２５の上部側面部から折曲部と下部
側面部とに沿って折り曲げ経路内に白参きに折り返され
ることになる。

この状態で前記ローラ２．ゼを回転させると、前記ゴム
ヘルド３を被うように折り返された前記筒状生地１の折
り返し端部が、第１５図に示すように、第１内巻きガイ
ド２５及び第２内巻きガイド２７を通過する間に順次内
巻きに折り返えされるのであり、ここでミシン８を縫合
動作させると、第１６図に示すように、前記ゴムベルト
３を包むように二度にわたって折り返された三ツ巻き部
分が縫合される。

そして、該縫合の始端が白参き折り返し機構６の近くに
戻ってきた時点で該白参き折り返し機構６を退避させる
と共に、更に縫合を継続して前記縫合始端部を重ね合わ
せ縫合し、かつ、所定の重ね合わせ縫合（例えば、７１
程度）を完了した時点で糸切りを行うことによって、三
ツ巻き縫合物を得られるのであり、そして、前記生地端
部折り返し機構５を初期の姿勢に戻すと共に、前記三ツ
巻き縫合物を手作業で前記ローラ２．２から取り出すを
もって三ツ巻き縫合物の製造を完了するのである。

尚、図中の３３は筒状生地１の抜止めストッパーである
。

上記三ツ巻き縫合物の製造装置を用いての三ツ巻き縫合
物の製造方法を要約すると、ゴムベルト掛け渡し機構４
のゴムベルト掛け１２に環状のゴムベルト３を巻回し、
且つ、一対のローラ２，２にわたって筒状生地１を人為
作業で被嵌させ、次いで自動作業による以下の工程、即
ち、前記ゴムベルト掛け１２による前記筒状生地１の被
嵌端部側へのゴムベルト３の掛け渡し工程、前記筒状生
地ｌの被嵌端部を生地端部折り返し機構５によって前記
ゴムベルト３を被うように外巻きに折り返す工程、該折
り返し生地１の端部を白参き折り返し機構６によってゴ
ムベルト側に白参きに折り返す工程、上記の工程を経て
三ツ巻きに折り返えされた筒状生地ｌの三ツ巻き部分を
、前記ローラ２．２の回転による筒状生地１の移動下に
おいてミシン８で縫合する工程、縫合始端が前記白参き
折り返し機構６近傍に戻ってきた時点で前記白参き折り
返し機構６を退避させる工程、該白参き折り返し機構６
の退避後に縫合を再開させると共に縫合完了後に糸切り
を行わせる工程をとらせ、そして最終的に、人為作業に
よって縫合を完了した三ツ巻き縫合物を前記ローラ２，
２から取り出させるのであり、而して、本発明の三ツ巻
き縫合物の製造方法によれば、筒状生地の端部側に対す
る環状の　′ゴムベルトの掛け渡しと、筒状生地の二度
にわたる三ツ巻きのための折り返し、及び、該三ツ巻き
折り返し部分の縫合を、夫々機械的に行わせるので、筒
状生地の折り返し代を一定にすることが容易であると共
に、縫合線も一定位置で見栄え良く一直線にでき、延い
ては、商品価値の高い三ツ巻き縫合物を能率的に得られ
るのである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明方法に用いる三ツ巻き縫合物の製造装置の
一実施例を示し、第１図は全体正面図、第２図は要部の
側面図、第３図は主要構成部の斜視図、第４図乃至第６
図は夫々ゴムベルト掛け渡し機構と生地端部折り返し機
構の状態切換え説明図、第７図乃至第１１図はゴムベル
トの掛け渡しならびに筒状生地の被嵌端部折り返しの説
明図、第１２図は内巻き折り返し機構の斜視図、第１３
図乃至第１６図は筒状生地の被嵌端部の内巻きと縫合の
説明図である。 １・・・筒状生地、２・・・ローラ、３・・・ゴムベル
ト、５・・・生地端部折り返し機構、６・・・内巻き折
り返し機構、８・・・ミシン、１２・・・ゴムベルト掛
け。 出　願　人　　　グンゼ株式会社 代　理　人　　　弁理士　中島司朗 第２図 １・・・筒状生地 ２・・・ローラ ３・・・ゴムベルト ５・・・住ｔｔ！婢郭訴ソ逅、Ｌ顆（槙。 ６・・・内憂ｉ！Ｆ祈りｔＬ徴構 ８・・・ミシン １２・・・ゴムベルト掛け 第４図 Ｆ（Ｈン 第１０図 第１２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 環状のゴムベルトを伸縮ならびに環状軸線方向に前後移
   動させるゴムベルト掛けに環状のゴムベルトを巻回し、
   且つ、一対のローラにわたって筒状生地を人為作業で被
   嵌させ、次いで自動作業による以下の工程、即ち、 前記ゴムベルト掛けによる前記筒状生地の被嵌端部側へ
   のゴムベルトの掛け渡し工程、 前記筒状生地の被嵌端部を生地端部折り返し機構によっ
   て前記ゴムベルトを被うように外巻きに折り返す工程、 該折り返し生地の端部を内巻き折り返し機構によってゴ
   ムベルト側に内巻きに折り返す工程、上記の工程を経て
   三ツ巻きに折り返えされた筒状生地の三ッ巻き部分を、
   前記ローラの回転による筒状生地の移動下においてミシ
   ンで縫合する工程、 縫合始端が前記内巻き折り返し機構近傍に戻ってきた時
   点で前記内巻き折り返し機構を退避させる工程、 該内巻き折り返し機構の退避後に縫合を再開させると共
   に縫合完了後に糸切りを行わせる工程、及び、上記の工
   程完了後に人為作業によって三ツ巻き縫合物を前記ロー
   ラから取り出す工程から成る三ツ巻き縫合物の製造方法
   。