JPS62236585A - 刺繍ミシン - Google Patents

刺繍ミシン

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JPS62236585A
JPS62236585A JP23477486A JP23477486A JPS62236585A JP S62236585 A JPS62236585 A JP S62236585A JP 23477486 A JP23477486 A JP 23477486A JP 23477486 A JP23477486 A JP 23477486A JP S62236585 A JPS62236585 A JP S62236585A
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JP
Japan
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pattern
sewing
input
point
routine
Prior art date
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Pending
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JP23477486A
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English (en)
Inventor
二郎 木村
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Ricoh Denshi Kogyo KK
Nakanihon System Co Ltd
Barudan Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Denshi Kogyo KK
Nakanihon System Co Ltd
Barudan Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Denshi Kogyo KK, Nakanihon System Co Ltd, Barudan Co Ltd filed Critical Ricoh Denshi Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、布地に縫目を利用して所望の模様を形成する
刺繍ミシンであって、その縫目模様の出来映えを予め知
り、補正することのできる刺繍ミシンに関するものであ
る。
[従来技術] 従来より、布地に縫目を利用して種々の模様を施し、イ
[地の美的価値を高めるため種々のミシンが提案されて
いしる。第2図に従来の模様形成ミシンの構造概略図を
示す。図において、Aは操作者が布地B上に形成したい
模様等を入力する入力部、Cは該入力部Aからの入力信
号に応じ、パターン記憶部りに予め記憶されている先の
入力信号に応じた制御手順を読み出し、当該手順に従っ
て、縫目形成部E及び布地Bと縫目形成部Eとの相対位
置を変化させる駆動部Fへ制御信号を出力する制御部で
ある。この様なミシンにあっては、パターン記憶部り内
に記憶しているパターン毎の制御手順は定まったもので
あり、公知の花文字やゴシック体等の美的模様を縫目形
成部E及び駆動部Fによって形成できるように考慮して
おり、操作者はこのようなパターンの中から所望のもの
を選択し、布地Bに縫い上げることができる。
し発明が解決しようとする問題点] しかし、上記従来の刺繍ミシンにあっても未だに充分な
ものでなく、次のような問題点を有していた。
前記パターン記憶部りに記憶されているパターン毎の制
御手順は、良好にパターンを形成できるように各々完成
されたものである。従って、そのパターンを縫い上げる
に際して無用な糸の引き回しが発生しないようになされ
ている。
しかし、複数のパターンを選択し、これら複数のパター
ンを任意の位置に配置して刺繍模様を作製するとき、パ
ターン間に渡される糸、いわゆる渡り糸をパターン縫い
上げに際して縫い込む場合があった。この場合、渡り糸
の処置に不必要に時間を費やすことになり、刺繍作業の
効率が大幅に低下する。
しかも、前記パターンの縫い上げ状態を自由に拡大、縮
小したり、パターン単位に回転する等の編集能力を有す
る刺繍ミシンにあっては最早渡り糸がどのように発生す
るかを想定することは不可能であり、上記渡り糸の処置
に看過し得ない程の長時間を要することもあった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、
パターンの配置がどのように設定され、かつパターン縫
い上げ状態がいかに編集されようとも渡り糸の処置を極
めて単時間に完了することができる優れた刺繍ミシンを
提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] かかる目的を達成するための本発明の構成は第1図に示
すごとく、 布地に@目を形成する縫目形成手段C1と、前記布地を
保持する布地保持手段C2と、該布地保持手段C2と前
記縫目形成手段C1との相対位置を変化させる駆動手段
C3と、前記縫目形成手段C1と駆動手段C3との制御
データの集合として定められる刺繍模様のパターンデー
タを複数記憶するパターン記憶手段C4と、該パターン
記憶手段C4の記憶するパターンデータを順次選択する
選択手段C5と、 該選択手段C5によって順次選択されたパターンデータ
により構成される刺繍模様に基づいて前記縫目形成手段
C1と駆動手段C3とを制御する制御手段C6とを有す
る刺繍ミシンにおいて、前記制御手段C6の制御結果と
して前記布地に形成される刺繍模様の縫目を二次元表示
画面Pに模擬表示する表示制御手段C7と、 前記二次元表示画面Pに模擬表示された刺繍模様のパタ
ーンデータの相互間に、新たな位置の縫目を設定する縫
目設定手段C8と、 を備えることを特徴とする刺繍ミシンをその要旨として
いる。
し作用] 本発明の刺繍ミシンは、パターン記憶手段c4から選択
手段C5によって任意に選択された複数のパターンデー
タにより自由に刺繍模様を創作することができる。しか
も、その刺繍模様のシュミレートを表示制御手段C7は
二次元表示画面P上に行うことができる。また、該二次
元表示画面Pに模擬表示された複数のパターンからなる
刺繍模様にあって、あるパターンと他のパターンとの間
に縫目設定手段C8により自由に新たな縫点を設定する
ことができる。
こうして最終的刺繍模様が創作された後には、従来同様
に制御手段C6が縫目形成手段c1および駆動手段C3
を制御して創作した刺繍模様を布地上に1qる。
[実施例] 以下、図面を参照しながら、本発明に係る一実施例につ
いて各項目ごとに説明する。
(実施例の構成) 第3図は本実施例の構成を示す概略図である。
図において、1は縫目形成手段である公知のミシンで、
公知のごとく、縫針1′及び図示しない該縫針と協動す
る釜及び後述するソーイングモータを備えて成る。2は
布地保持手段である布地保持部で、刺繍ワタ2′により
布地を保持し、レール3及び4上を自在に移動可能にさ
れている。5はミシンテーブルで、その上にはレール4
が設けられ前記布地保持手段2が該テーブル5上を移動
できるよう構成されている。6は前記したミシン1の縫
針1′を上下動させるソーイングモータと、駆動部であ
る前記布地保持部2を前記レール3に添って移動させる
ステッピングモータ(以下、単にVモータと呼ぶ)、前
記レール4に添って移動させるステッピングモータ(以
下、単にXモータと呼ぶ)の3つのモータを駆動力とし
、該駆動力(回転力)を所望の針の上下動力や直線レー
ル上の移動力に変換する公知のローラ、ワイヤ、カム等
からなる動力部である。7は操作者が模様の創作を行い
、当該創作した模様に基づいた制御入力を行う入力部で
あるキーボードである。、8は、キーボード7からの入
力情報に基づいた模様のfil1作や当該01作した模
様の変更、修正等が行われると、該キーボード7により
創作され実際に布地に形成される模様とほぼ同一のもの
を逐次操作者に視覚的に認識させるだめの二次元的な表
示部であるカソード・レイ・チューブ(以下、単にCR
Tと呼、S′X)、9は前記キーボード7によりCRT
a上に写し出された模様とほぼ同一の模様を布地上に形
成するため、前記動力部6内の3つのモータへ制御信号
を出力する制御手段である。
次に、第4図に第3図で述べた本実施例の各構成要素を
ブロック図で表わし、その係合関係について図を塁に説
明する。図において、7は入力部であるキーボード、8
は表示部であるCRTを示しており、第3図で前述した
それと同一のものである。又、第3図において述べたよ
うに動力部6には3種モータを駆動源として僅えている
が、これらのモータが第4図における5x 、6V及び
6Sである。第4図において、10は本制御系の制御を
行うセントラルプロセッシングユニット(以下、単にC
PUと呼、S′X)、11はCPtJloの実行すべき
一連の制御手順をプログラムとして予め記憶しているリ
ードオンリメモリ(以下、単にROMと呼ぶ)、12は
CPU10にて行われる種々の演算結果等を一時記憶す
るランダムアクセスメモリ(以下、単にRAMと呼ぶ)
である。これらCPU10.ROMI L RAMI 
2によって本システムの制御手段9の主要部が構成され
ている。13はパターンROMで、入力部であるキーボ
ード70入力信号によって選択される複数種のパターン
を予め記憶しているものである。本例では直線及び曲線
により設定される幾何学模様を記憶する第1の記憶部と
しての基本ROM13aと、ブロック体やゴシック体、
花文字等の英字を記憶する第2の記憶部としての文字パ
ターンROM13bとから構成されており、メモリ領域
を大きくするためにチップセレクト14を設け、文字パ
ターンROMには複数個のROMチップを使用している
。15はキーボードインターフェイスでキーボード7と
CPLlloとの間で情報伝達を可能にするものである
。16はCRTコントローラで、CPU10からの情報
に基づいてビデオRAM 17内に書ぎ込まれた内容を
、CPU10からの指令に応じて適宜CRT8に表示す
るものでおる。
18はCPtJloの指令に応じてXモータ6x又はy
モータ6yを適宜正逆運転し、図示しない布地保持部2
を移動させるx−yモータコントローラ、19も同様に
CPU10からの指令に応じてソーイングモータ6Sを
駆動して、図示しない縫針1′を上下動させるソーイン
グモータコントローラである。
以上、第3図および第4図に本実施例の全体の構成をそ
の関係について述べながら説明した。次に、上記各構成
要素についてざらに細かく説明を加える。
第5図は入力部であるキーボード7の概略斜視図である
。図において、7aはキーボード7から入力するデータ
のモードを決定するファンクションキ一群、7bは公知
の英数字等の配列からなり種々の選択を行う選択キ一群
、7Cは数字入力が実行しやすいように設けられたテン
キー、7dは本システムの実用上の便宜のために設けら
れたもので、図示するように矢印でそのキー人力操作に
よるシステムの実行を略式表現している操作キ一群。そ
して、7eに示す発光ダイオードの点灯、消灯で前記操
作キ一群7dの入力許可を視覚表示し、その操作性の向
上を図っている。7fは図示しない制御手段9への情報
の伝達を行うコネクターである。
第6図はCRT8の表示画面の一例を示すものである。
図示するように、本例では画面を2分割し、画面左方へ
本システムの有する各職能を表示する機能表示部8aと
、前記したように本システムにより模様のfi1作をす
る操作者に該創作された模様を視覚表示する模様表示部
8bとを設けている。8Cは、は能表示部8aに表示し
ている各種機能をキーボード7のファンクションキ一群
7aを用いて選択したとき、当該選択された機能を表わ
す文字の先頭へ図示するように表示されるカーソルで、
操作性の向上のために設けたものである。
模様表示部8bは、本例では所定のドツト数の71〜リ
ツクスが予め表示可能に構成してあり、後述するように
各種の手順を経て算出された該マトリックス上の点が発
光し、その点の集合として操作者が自己の創作した模様
を視覚的に認識可能になるのである。
第7図は、本システムのパターンを記憶している文字パ
ターンROM13b内の記憶方式を示したものである。
例として英字rAJを挙げている。
図示するように本例では各パターン毎に定められた第1
の基準点に相当する点COを基に複数の点の集合として
一つのパターンを記憶している。ここでは、基準点CO
はパターンの高さH1パターンの幅Wそれぞれの中点、
即ちパターンの中心に定められている。そして、その基
準点COを基に図示する縫点1S、2S、3S、・・・
123が定められ、該縫点により定まる複数のコラム(
第7図中の1、■、■)の集合とじて一〇の幅を有する
パターンを定義している。
該コラムの集合として捉えられるパターンをミシン1及
び動力部6を制御して実際に一45地上に縫目を形成す
る手順は次のように行われる。
まず、各コラムはその性質−ヒ第8図に示す縫点と他の
縫点間が直線で囲まれるコラムと、第9図に示すように
各縫点間が曲線で囲まれる場合との2つの種類に大別で
きるものである。従ってこの2種類のコラムが操作者に
よってどのように移動されようと本システムは確実かつ
正確に模様を縫い上げることが可能であることを示す。
第8図は、基準点COからの距離が直角座標を用いて(
Xl、Vl)(Xz、Vl)(X3#Va)(Xq、V
a)で表ワサレル縫点1S、2S。
3S、及び4Sによって定義されるコラムである。
このコラムを図示するように縫い上げるためには縫点移
動距離Δx1.Δy1及びΔx2.Δy2を算出すれば
よいことがわかる。この縫点移動距離Δx1.Δy1及
びΔx2.Δy2を算出する手順を流れ同第10図に示
ず。CPU10においてこの種のコラムを縫う際に必ず
実行される手順である。まず、CPU10において、4
つの点(Xl、Vl)(Xl、Vl)〜(Xq、V4)
から成るコラムであることを判断するとステップ101
が実行され、コラムの平均長りを算出するために必要な
コラムの辺(Xl、yl)と(x2゜Vl)及び(X 
3 、 V 3 )と(Xq、V4)のそれぞれの中点
が求められる。
次に、ステップ102ではその結果(xml 、 ym
l)と(XH12、Vl2)とを用いてコラム平均長り
を算出する。そして、続くステップ103によって、予
め入力されている該コラムを縫うピッチ数P(回数/c
m)と前記コラムの平均長りとから目的とする縫点移動
距離(Δx1.Δy1)、ΔX2、Δy2の4種の値が
算出される。以上によって、操作者は所望のピッチ数で
均一な縫目模様が得られるのである。
次に、第9図に示す曲線コラムの場合について、流れ同
第11図を参照して詳細に説明する。この種のコラムは
第8図に示した四角形コラムと相違しており第9図に図
示するように(X 1 、 V 1)(Xz、V’z>
・・・(X5.Vs)の5点により表示されている。従
って前述のごとく、CPU10は処理しようとするコラ
ムが5点で構成されるコラムであると判断すると、第1
1図に示す流れ図のステップ201を実行するのでおる
ステップ201では、まず縫点(×1.yl)、(X 
2 、 V 2 )及び(X4.V4)、(Xs、V5
)から成る2線分の中点(xma、 Vma)、(xm
4 、 Vma )を求める。次にステップ202によ
って先に求めた2つの中点と縫点(X 3 、 V 3
 )との3点を通る1つの円の方程式を演算し、該円の
中心点(xc、 yc)及びその半径rを算出する。
続くステップ203では、(xc、 yc)を中心とす
る半径rの円と点(xma 、 Vma)、(Xm4.
V1114)とを基に次の2つの伍を算出する。まず、
線分(xc、 yc)、(Xllla 、 Vll13
)と線分(xc、 yc)、(Xm4 、 Vma)と
によって挾まれる角α、第2に該角度αによって作られ
る半径「の円の円弧長Lαである。
そして、次のステップ204にて、予め入力されている
本コラムを縫うピッチ数P(回数/cm)と先のステッ
プ203にて算出されたα及びしαとを用い、円弧長[
αを所定のピッチ数で縫うときの各縫目が中心(XC,
yc)・半径rの円に対して作る円弧の角度Δαnが算
出され、続くステップ205にて当該Δαnと半径rと
に基づいて前記(Xm3 、 Vma )、(X 3 
、 V 3 )、(xm4 、 yl4)にて作られる
円弧上に仮想の縫点(xdn 、 Vdn)(ただしn
=’l、2、・・・)を算出する。
ステップ206では、上記したステップ205までに得
られた仮想縫点を基準に、そして(Xl。
yl)、(X2.V2)、・・・、(X s 、 V 
s )で作られる円弧コラムの形状に添って縫目を形成
するために中心(xc、 yc)の円の半径方向と該コ
ラムとのなす角αO及びαeが算出され、次にそのαO
とαeとの角度差αS=α〇−αeを求め、該αSと先
の(xdn 、 ydn )とを基に第9図に示すよう
にαn (ただしn=1.2.3、・・・)が演算され
る。そして次のステップ207で実際の縫点(xon 
、 yon >、(xin 、 yin )と仮縫点(
xdn 、 ydn )との差Δrnが算出される。
続くステップ208では、Δrn、Δαn1αnに基づ
いて既知のxdn 、 ydnを原点として(xon。
yon )が算出される。
ステップ209では、(xon 、 yon >に塁ツ
イて(xin 、 yin )が同様に算出され、目的
としている(xin 、 yin >、(xon 、 
yon )  (ただしn=1.2.3、・・・)が求
められることとなる。
以上本システムの文字パターンROM13b中に記憶さ
れているパターンの記憶方式と、その記憶情報に基づく
縫針1′が布地を縫う点の算出方法に関して詳述したか
、これらの関係はCRTB上に当該パターンを視覚表示
する際もまったく同様である。即ち前述のごとく、CR
T8の模様表示部8bは多数の規則的に配列された点の
集合によって表現されるマトリックスを予め有しており
、第8図〜第11図において示した縫点に対応するマト
リックス上の点を光点とし、視覚表示することにより、
CRTa上には本システムの制御手段9が布地上に形成
する模様とほぼ同一の模様が二次元的に表示されるので
ある。本例においては、前述のような手順に従って求め
た各縫点と縫点とを通る直線の式を計算し、実際に縫針
1′が糸を  用して作る縫目模様とほぼ同一の模様が
CRTB上に表わされるように構成している。
(実施例の動作) 次に、以上詳述した本実施例の各構成要素間の動作関係
について述べる。
第12図は、本システムの制御手順のメイン流れ図を示
す。図において、ステップ301は初期設定のルーチン
であり、以下に行う各種制御のために使用するRAM’
l 2及びビデオRAM17やCRTコントローラ16
、x−yモータコントローラ18、ソーイングモータコ
ント〔1−ラ19の各種コントローラ等のクリヤ、初期
設定を行う。
次のステップ302では本メインの処理手段が開始され
、以後の操作に対応する¥J制御か可能でおることをC
RT8を通して操作者に知らせる表示ルーチンであり、
そのCRTB上への表示内容は既に第6図に示した機能
表示部8aに表わすがごとくのちのである。
続くステップ303〜ステツプ312は各種の機能ルー
チンを選ぶ選択ステップで、図示するように操作者から
の入力を持ち続けるように構成されている。その選択可
能なルーチンの機能を操作者に知らせるため前記したよ
うにCRTa上の機能表示部8aに表示された文字の先
頭には、第5図に示したキーボード7のファンクション
キ一群7aにより機能の選択入力された所にのみ第6図
に示したカーソル8Cが表示され、システムの動作状態
を常に操作者に認識できるようにしている。
以下に各ステップにより選択される各種機能ルーチンの
説明をする。
第13図は、第12図におけるステップ303にて選択
される「零点調整」ルーチンの流れ図を示す。本ルーチ
ンはCRTa上に作られた模様と縫針1′との相対位置
を規定するルーチンである。
まず、キーボード7のファンクションキー「fl」が操
作されると第12図中のステップ303が実行され、そ
れまでの選択ルーチン(ステップ303〜ステツプ31
2)を扱は出しステップ4O1か実行される。ステップ
401はカーソルをCRT a上の「ZerO」の先頭
へ表示するステップであり、操作者に本ルーチンにシス
テムの実行が移ったことを知らせる。続くステップ40
2は「零点調整」を自動により行うか、又は手動により
行うかの判定を操作者に問うためのステップで、「A」
又はrMJによる入力を促する意味でCRT8上にrA
、M?Jを表示させる。続くステップ403は、キーボ
ード入力を持つステップであり、操作者により何かのキ
ーが操作されるとステップ404へ移る。
ステップ404はステジブ403にて入力された文字が
rAJか否かを判断し、「A」ならばステップ405へ
、rAJでなければ406へ移行する。ステップ406
は前ステップ403にて入力された文字が「M」か否か
を判断するステップであり、rMJでなければ、ステッ
プ402へ戻り、もう一度rAJ又はrMJによる入力
を促する。
ステップ405は、上記のように入力がrAJのときに
実行されるステップで、駆動部6のXモータ及びyモー
タへ指令を出し、第3図に示したミシンテーブル5の所
定の隅にまで無条件に刺繍ワク2′を移動させる。これ
によって、操作者はイ5地を刺繍ワタ2′に取り付は容
易になる。次のステップ407は、後述の「縫い」の機
能が実行されたとき、ステップ405にてミシンテーブ
ル5の所定の隅にまで移動させた刺繍ワタ2′を縫目形
成手段1である縫針1′の真下まで移動させるに必要な
移動座標のデータNX及びNVを変数XS及びYsに格
納する。
ステップ408は、ステップ403での操作者入力が「
M」のとぎに実行されるステップで、変数(XS 、 
YS )を設定する必要がないため(Xs 、Ys )
= (0,O)としステップ409へ移る。
ステップ409はステップ407又はステップ408に
て(XS 、 YS )が設定されると実行されるステ
ップで、本ルーチンが終了することを表示する目的でス
テップ401及びステップ402で表示したカーソル及
びrA、M?Jの文字を消去する。そして、図示するご
とく第12図のメインルーチン11へ戻ることになる。
第14図(A>は、第12図におけるステップ304に
て選択される「基準表示」ルーチンの流れ図を示す。本
ルーチンはCRTB上に表示されたrBaseJにより
表現されるルーチンで、模様表示部8bに基準となる幾
何学模様を表示し、操作者がパターンの集合による模様
の創作を行うのを助けるためのルーチンである。ステッ
プ501は本ルーチンがファンクションキー「f2」に
より選択されたことを示すためCRTa上の「[3as
e」の先頭へカーソルを表示するステップ。
ステップ502は以後、本ルーチンでの数字入力はCR
T8の模様表示部8bの中心を原点とする直角座標系に
より処理することを制御系に設定する正規化ステップで
あり、操作者に便宜を図っている。即ら、CRT8の模
様表示部8bは第14図(B)に示すようにm行n列の
マトリックスに細分されており、該マトリックスの各要
素の発光によって模様を表示するのである。しかし、操
作者にとっては上記マトリックスの各要素を指定するこ
とは煩しい作業になってしまうため、第14図(B)の
0点に示す模様表示部8bの中心を新たな原点とする直
角座標として操作者が認識して以後の操作を行えばすむ
ようにするのである。
従って、0点でのマトリックス上の要素が(no。
mo >(= (x、v )= (0,O))とすれば
、操作者がある点Pの座標として(X、V)=(6゜3
)を入力したとすれば本正規化ステップにより設定され
た制御系は上記マトリックス上の点(n。
+6.mo−3>で表わされるマトリックスの要素を発
光させるのである。
次のステップ503は、前述のように各種の幾何学模様
を描くための基本となる図形基本式を記憶している基本
ROM13aをチップセレクト14を用いて選び、CP
U10を中心と覆る本システムに連結し、以後該ROM
13aのデータに基づいて実行を行うことを可能とする
ステップである。
続くステップ504〜ステツプ509は基本ROM13
a内に格納している基本図形の数式のうちどれを選択す
るかを入力するステップ群であり、本実施例では図示す
るように円、楕円、直線、インボリュート曲線、サイク
ロイドの5種を用意している。これらのステップ群のい
ずれかが選択されると基準ROM13a内の該選択に応
じたプログラムが実行される。
例えば1円」について述べるとその基本式である(x 
−A) 2+ (y −B) 2=Rがステップ510
により選択され、続くステップ511で該基本式内の必
要なデータである図形の大きさく半径R)や図形の位@
(円の中心(A。
B))等の入力を操作者に要求する。
ステップ512ではステップ511までに得られた基本
式及び必要データとから操作者の指定した図形を算出し
、その演算結果はステップ513によって正規化され、
マトリックスの要素を示す情報としてビデオRAM17
に格納される。次のステップ514ではCRTコントロ
ーラ16により上述のごとくビデオRAM17内に格納
されたデータ値に応じたCRTS上に予め用意されてい
るマトリックスの点を発光させてこれら一連の動作を終
え、第14図(A>に示す13に帰り、再びステップ5
04〜ステツプ509の選択を待つ状態に戻る。
以上「円」の場合について詳述したが、その他の基本図
形についても上記した手順と同一の流れによってCRT
a上に表示可能である。その他の図形に関しては公知の
コンピュータグラフィックの技術によって前記のごとく
達成可能であることは明らかであり、ここではその詳細
は省略する。
上記のように、本ルーチンは再起的に実行可能であるた
め、第15図(A)に示すように2種以上の図形をCR
Ta上に表示することも可能である。第15図(A)は
、刺繍ワク2′の大きさを模式的に円Cで表示し、次い
でインボリュート曲線をその内部に表示した状態を示す
図である。このようにすれば模様のB1作者は常に刺繍
ワタ2′の大きざの範囲でその81作ができるのである
このようにして、CRT B上に所望の幾何学図形を表
示し終えると、操作者はrENDJキーを操作すること
によってステップ509が実行され、ステップ504〜
ステツプ509の選択ステップ群から俵は出ずことがで
き続くステップ515が実行される。ステップ515で
は前記ステップ501にて表示されたカーソルを消去し
、第12図のメインルーヂン11へ戻る。
第16図は、第12図に示したステップ305の選択に
より実行される「書体選択」ルーチンの流れ図である。
ステップ601は前記した各種ルーチン同様にCRT 
8の上のカーソル表示でこの場合には[5tyleJの
先頭にその表示が行われる。
ステップ602はキーボード7からの入力信号待ちのス
フツブであり、何かの入力が操作者により実行されると
次のステップ603〜ステツプ606の選択ステップへ
移る。
この選択ステップは、ステップ602でキーボード7か
ら入力された情報が数字1.2.3.4のいずれかでお
るかを判断し、それ以外の情報入力が行われたときには
ステップ602が再び実行され、以下同様の実行をする
。ステップ603〜ステツプ606で数字1、り、3.
4のいずれかの入力が操作者により行われていることが
選択判断されると、ステップ607が次に実行される。
このステップ607は、前述したように複数のROMで
構成されている文字パターンROM13bを選択し、そ
れらのうち1つのROMをCPU10を中心とするii
制御系に電気的に接続するステップで、以下当該ROM
内に記憶しているデータを用いて制御が実行されるので
ある。本例では、複数個のROM13の選択はチップセ
レクト14を用いて実行しているが、完全にソフト的に
選択しても同様である。また、第4図及び第16図に示
すように本例は4個のROMから文字パターンROM1
3bを構成しているが、これは文字パターンROM13
bの部分の@造をカートリッジ方式としており、通常よ
く利用される文字書体の組を1つのカートリッジに収納
できるよう構成し、システムの柔軟性を高めている。
続くステップ60Bは、前記ステップ601で表示した
カーソルを消去するステップで、これにより本ルーチン
による処理の完了を操作者に知らせ、その後第12図に
示すメインルーチンの11へ帰る。
第17図は、[ピッチ数設定コル−チンの流れ図である
。本ルーチンは第12図中のステップ306により選択
されるルーチンで、キーボード7のファンクションキー
f4を抑圧操作することにより実行される。
ステップ701は前記した各ルーチンと同一の動作をす
るステップでその動作については省略する。次のステッ
プ702はキーボード入力待ちのステップで、何らかの
入力があるとステップ703へ移る。
ステップ703は、ステップ702での入力が予め定め
ているピッチ数(回数/Cm)の設定範囲内である数字
入力であるか否かの判断ステップで、範囲内であればス
テップ704が実行されるが、もし範囲外であれば誤操
作と判断して再びステップ702へ戻り、再入力を待つ
ステップ704は、正規の入力であると判断されたとき
に実行するステップで、ステップ702で入力された数
字データを変数Pに設定する。
ステップ705以後は前述したステップ608に示す処
理と同一であるので説明を省略する。
第18図は、第12図ステップ307により選択される
「文字選択」ルーチンの流れ図である。
ステップ801は前述したステップ401.501.6
01.701と同様であるので説明を省略する。次にス
テップ802は、キーボードの入力待らのステップで、
何らかの入力があるまで実行を中止する。
続くステップ803は入力情報判定ステップであり、キ
ーボード7からの入力が選択キ一群7bによる入力であ
るか否かを判断する。そして、選択キ一群7bによる入
力である場合にはステップ804へその実行が移る。
ステップ804は、この選択キ一群7bによる入力を予
め定められた変換コードに基づいて「番地コード」に変
換するステップである。「番地コード」とは、前述のよ
うに各文字パターンROM13bに格納しである文字(
第7図参照)の1文字に対応する記憶アドレス群を示す
もので、文字パターンROM13bは前記第16図に示
した「書体選択」ルーチンにより選択された1個のRO
Mでおる。これにより、操作者は所望のパターンを選択
することができる。
続くステップ805においては、上記選択された1つの
パターンを示すデータ、即ち、文字パターンROM13
b内の所望のデータをCPU10が読み出し、RAM1
2内の所定のエリヤに格納する。
ステップ806は変INをインクリメントするステップ
である。この変数Nは、第12図メインルーチンの初期
設定ルーチンでrOJに初期設定しているものである。
次のステップ807は、上記変数Nを用いてステップ8
05にて所定のエリヤに格納されたバタ−ンデータに順
位付けをするステップであり、これにより以後の操作に
おいて操作者は該順位を指定するのみで制御系に対して
前記選択されたパターンデータの指定が可能となる。
ステップ808は、CT RT 8上への表示ステップ
である。本ステップにより前記選択されたパターンがC
RTa上に表示される。この処理の方法は、既に詳述し
たごとく、第8図〜第11図において説明した手順に従
いステップ805にてRAM12内に書き込まれたパタ
ーンデータを計算し、パターンの各縫点を決定する。次
に、該決定された各縫点位置のデータをCRT8の模様
表示部8bの中心をX軸、y軸の原点として正規化して
ビデオRAM17に入力するのである。例としてCRT
 8の画面が第15図(A>に示す状態のとぎ文字rA
Jが操作者によって選択された場合を第15図(B)に
示す図より明らかなように、本例では各パターンの中心
を該パターンデータの中心rcOJとして記憶させてお
り、それを本ルーチンのステップ808にてCRT8の
模様表示部8bの中心を直角座標の中心として正規化し
ているため、CRT 8の画面の中央に図示するように
表示される。
本ステップ808の上記した処理を終えるとその実行は
ステップ802に戻る。ここで、多数の文字を選択した
ければ前記した通りにキーボード7の選択キ一群7bに
より文字を選択し、上記一連の動作を繰り返し行う。
ステップ802において、選択キーu7b以外のキーが
操作されるとステップ803を経て続くステップ809
が実行される。
ステップ809は、ステップ802にて操作されたキー
がrENDJならばステップ810へ、その他のキーな
らば誤操作であると判断して再びステップ802へ戻る
ステップ810はrENDJキーの操作を受け、ステッ
プ801で表示された本ルーチン実行中のカーソルにる
よるサインを消去するステップで、本ステップの実行後
動作はメインルーチンの11へ戻る。
第19図は、第12図に示すステップ308により選択
される「文字の大きさ」ルーチンの流れ図である。
ステップ901は前述のステップ401.501、・・
・、801と同様に本ルーチンが選択されたことを示す
カーソルの表示ステップで、CRTa上に既に表示され
ているr E xpanJの先頭にカーソル表示を行う
次のステップ902は、パターンの大きざを入力するキ
ーボードの操作を待つステップで、本例の場合、予め大
きさの決定しであるパターン(第7図参照)を所定範囲
内の拡大、縮小を希望する数値をキーボード7のテンキ
ー7cを用いて、入力し、続くステップ903へ移行す
る。
ステップ903では該入力された数値データを設定可能
な範囲内であるか否かを判定し、範囲外であれば操作者
に再入力を促するためにステップ9.01へ戻り、適正
範囲内であれば次のステップ904を実行する。
ステップ904は上記のごとく入力された数値データを
変ff1Kとして記憶するステップでおる。
ここまでの動作でパターンの倍率が決定されると、次に
ステップ905で、当該倍率rKJで拡大または縮小づ
るパターンをキーボード7により入力する。このとき、
そのパターンの指定は第18図に示した1文字選択」ル
ーチンにより予め文字パターンROM13bからRAM
12内に格納されているパターンに限られ、その指定の
方法もE文字選択」ルーチンでパターン毎に指定されて
いる順位rNJにより実行される。従って先はど第15
図(B)に示した例では、文字rAJに付与されたrN
J=r1Jの順位を入力することにより行われる。
ステップ906では、その入力された数値データが現在
変数Nの持つ数値以内であるか否が判断され、rNJよ
りも大きな数が入力された場合等はステップ905へ戻
り、再入力の機会を与え、又N以内の入力のときはステ
ップ907へ移行する。
ステップ907はRAM12内の数値rNJの順位が付
されているパターン記憶のエリヤに記憶されている縫点
の座標位置を示すデータを読み出し、そのX座標値、y
座標値ともステップ904で変数にの設定された値rK
Jを乗じ、その値をRAM12内の別のエリヤに一時格
納する。これにより、RAM12内にあった順位rNJ
のパターンデータは、そのパターンデータの基準点であ
るCOを中心としてrKJ倍される。
ステップ908では、このrKJ場合された順位rNJ
のパターンデータをCRT8に表示する。
本ルーチンでは単純に縫点データをrKJ倍するだけで
おるからCRTa上への表示は順位rNJのパターンデ
ータが有する第1の基準点COを中心に行われる。従っ
て、第15図(B)のように文字rAJが表示されてお
り、これを2倍にしたとすると第15図(C)に示すよ
うに基準点COを中心として拡大されるのである。
次のステップ909は、確認のステップで、CRTに拡
大されて表示されたパターンを視覚的に判断し、好みに
合致したか否かを操作者が判断し、入力を(寺つステッ
プである。
ステップ910は、ステップ909で操作者か入力した
データを判断し、もし操作者が気に入っていないと入力
していたならステップ902へ戻り、上記した一連の手
順を再度繰り返し、操作者の所望の模様が得られるまで
続けるのである。又、操作者が表示された模様(拡大さ
れたパターン)を気にいったと入力したならばステップ
912へ移行する。
ステップ911はデータの書き換えを行うステップで、
ステップ907で格納しているrKJ倍したデータを、
RAM12内の順位rNJが(=4されているパターン
記憶のエリヤに格納しである各縫点のデータアドレスに
再格納する。そして、「K」倍されて一時的に格納され
ていたデータはもはや必要としないため消去するのであ
る。これにより、RAM12の記憶容量の有効利用を図
っている。
続くステップ912は本ルーチンを使用してパターンの
拡大または縮小を行うパターンがまだあるか否かを入力
するステップで、次のステップ913にて当該入力を判
断し、他にも本ルーチンの使用を必要とするパターンが
存在するならばステップ902へ移り、以上のステップ
を再度行い、又、そうでなければステップ914を実行
して本ステップの実行の終わりを操作者に表示するため
にステップ901で表示したカーソルを消去するととも
にメインルーチンのポイント1]へ戻る。
第20図はし文字移動」ルーチンを示す流れ図でメイン
ルーチンのステップ309で選択される。
本ルーチンはパターンの平行移動を行うもので、CRT
B上の[Displace J テ称’;:5 レルB
l能ヲ有している。
ステップ1001は、CRTB上の表示[[)ispl
ace Jの先頭へカーソルを表示して本ルーチンの実
行状態にft、II御系が移行したことを操作者に知ら
せるためのものである。
ステップ1002は本ルーチンを使用して移動させたい
パターンに付された順位rNJを人力するステップであ
り、次のステップ1003で該入力が正しいか否かが判
断され、現在の制tiitl系に設定されている順位r
NJよりも大きな数が入力されたり、数字人力か行われ
なかった等のときはステップ]002へ戻り、正しい入
力を促す。又、正しい順位rNJが入力されているとき
はステップ1004へ移る。
ステップ1004では、入力された順位「N」のパター
ンデータの記憶されているRAM12から、該パターン
データのうちそのパターンの各縫点の基準でめる00点
のデータをロードする。各パターンの00点のデータと
いうのは、前記したCRTB上に仮想した直角座標での
座標値(XCO。
yco )である。従って、第18図に示した「文字選
択」ルーチンによりCRT上に表示されたばかりの00
点データは(0,O>となっており、第15図(B)又
は(C)に示すように模様表示部8bの0点を中心に図
示するようにパターンが表示されている。
次のステップ1005は前述したようにキーボード7に
設けた操作キーR−¥ 7 dの操作人力が可能になっ
たことを操作者に表示する発光ダイオード7eの点灯を
行うステップである。本ルーチンの場合はパターンの平
行移動のみが可能となるのであるから、第5図に示す上
下左右4方向の矢印の中心に設けられた発光ダイオード
のみが点灯し、該上下左右の4方向を示した矢印のキー
操作が以後有効となる。
ステップ1006はキーボード入力の待ち状態のステッ
プで、何らかの入力があると次のステップ1007が実
行される。
ステップ1007は4つの矢印キー(J&作キー)によ
る入力か否かを判断するステップで、矢印キーによる入
力であればステップ1008へ、その他のキー人力であ
ればステップ1013へ移行する。
ステップ1013はキー人力がENDキーによるものか
否かを判断し、ENDキー以外のキー人力であれば操作
者の入力ミスであると判断してステップ1002へ移行
し、ENDキーによる入力でおればステップ1014へ
移行する。
ステップ1014は本ルーチンの実行が終了したことを
操作者へ表示するためステップ1001で表示したカー
ソルを消去およびステップ1005で点灯した発光ダイ
オードを消灯し、メインルーチンの11へ戻る。
ステップ1008は前述のように矢印キーによる入力が
行われたときに実行されるステップで、ステップ1 、
OO3で入力されたパターンの順位rNJに対応するビ
デオRAM17の内容をクリヤする。即ち、ビデオRA
M17の内容に基づいてCRTコントローラ16はCR
Ta上に画像を表示しているため、CRTa上からパタ
ーン順位rNJのパターンが消去される。
次に、ステップ1009が実行され、矢印キーの入力に
応じてパターンの基準点COの値を更新して行く。これ
は「←」キーならば、第14図(B)に示す座標系にお
いてX座標の負の方向であるから(XCO−Ex 、 
VCO)、「→」キーならば(XCO+EX 、 yc
o )、「↑」キーならば(XCO、yCO+Ey )
、「↓」キーならば(xco 、 yco−Ey)(た
だし、EX及びEyは任意の定@)のように単純な加減
算により行われ次のステップ10”toに移動する。
ステップ1010は次の2つの動作を行う。まず、RA
M12内に新たな00点の座標位置をストアする。次に
、第8図〜第11図に示した計算の手順に従い全ての縫
点を搾出する。
続くステップ1011では、該算出されたデータをCR
Ta上の表示に適したように正規化し、ビデオRAM1
7に記憶する。
ステップ1012は、その記憶されたデータに基づいて
CRTコントローラ16を制御してCRT8上にEX又
はEVだけ座標移動したパターンを表示し、ステップ1
006に戻る。
従って、ステップ1006〜1012は再び実行される
ことになり、操作者が矢印キーを操作する限りは一定数
EX又はEyづつの平行移動を行うことが可能となる。
本実施例では、上述のようにパターンの平行移動を一定
数づつのステップ式の移動として説明したが、操作者が
直接最終的なパターンの座標位置(x co、 y c
o)を指定してもよく、この場合には本ルーチンのステ
ップ1009での00点を直接設定すればよいことがわ
かる。
また、CRTB上への表示に際しても、本例ではメモリ
領域を有効に使用するために各縫点座標をその都度計算
しているが、CPU10の処理能力やメモリ領域との関
係ではステップ1011で正規化された情報を別のエリ
ヤに格納しておき、これらのデータ全てに一定数を加減
算することによってもパターンの平行移動は達成できる
。この方法によれば処理速度は速くなるが、メモリ領域
を大きくしなければならないので、システムの能力に応
じて適宜選択すればよい。
第21図(A)は「文字回転」ルーチンを示す流れ図で
、メインルーチンのステップ310により選択されるも
のである。
ステップ1101は本ルーチンの略称でありCRTa上
に表示されているr RotatJの先頭へカーソルを
点灯させ、本ルーチンの処理に制御系のが移行したこと
を操作者に知らせる。
続くステップ1102はキーボードからの入力を待つス
テップで、何らかの入力が操作者によりなされると次の
ステップ1103へ移行する。
ステップ1103は、キーボードからの入力が第18図
に示すパターンに付した順位rNJを示す入力であるか
否かを判断し、順位rNJ以外の入力であったらステッ
プ1102を再度実行するようにステップ1102へ戻
る。順位rNJを示す入力であると判断すると次のステ
ップ1104が実行され、第5図に示す発光ダイオード
7eを点灯させる。この場合は、パターンの回転を行う
ための操作キ一群を指示するのみであるので第5図の右
上方にある1対の矢印キーを示す発光ダイオードのみが
点灯される。続くステップ1105はキーボードからの
入力を待つステップで、操作キー等の入力が行われると
ステップ1106へ移る。
ステップ1106は、操作キー(矢印キー)による入力
か否かを判断するステップで、操作キー人力ならばステ
ップ1109へ、それ以外のキー人力ならばステップ1
107へ移行する。
ステップ1107は本ルーチンの処理を終わるか否かの
判断ステップで、ステップ1105で操作されたキーが
rENDjキーならばステップ1108を実行し、ステ
ップ1101で表示したカーソル及びステップ1104
で点灯した発光ダイオードを消し、メインルーチンのポ
イント11へ戻る。もし、それ以外のキー操作ならば操
作者の誤入力と判断してステップ1102へ戻る。
ステップ1109は前述のように操作キー人力によって
実行されるステップであり、ステップ1102で入力さ
れた順位rNJのパターンをCRTs上から潤去する。
即ち、順位rNJの付されたRAM12内のパターンデ
ータを正規化して得られ、ビデオRAM17内に記憶し
ていたデータをクリヤする。
次のステップ1110は、1対の操作キー「S」キー又
は「(」キーの操作に応じて、RAM12内の順位rN
Jの付されたパターンデータ内の縫点データを、その基
準点COを基に更新する。例えば「J」キーによる操作
においては各縫点の座標値(xs、 ys)を第21図
(B)に示すように反時計方向へ角度「θ」だけ回転さ
せた座標(xs’ 。
ys’ )に、「へ」キーによる操作においては同じく
角度「θ」だけ時計方向へ回転させた座標(XS” 、
 ys” )に更新するのである。このとき、角度「θ
」はシステムに予め定められている定数である。
ステップ1111は、当該更新された順位rNJのパタ
ーンデータをCRT a上に表示するために正規化し、
その正規化したデータをビデオRAM17に格納するス
テップで、続くステップ1112により当該ビデオRA
M17に格納されたデータはCRTコントローラ16に
よりCRTB上に表示される。
以上、ステップ1104〜ステツプ1112が連続的に
実行されるため操作者は操作キー「)」又はr(Jを押
圧し続けることにより、所定角「θ」づつパターンを回
転させ続けることが可能となり、その回転の毎にRAM
12内のパターンデータは最新のデータに更新されてい
ることになる。
第22図(A>は、第12図に示すメインルーチンのス
テップ311により選択される「縫い」ルーチンの流れ
図を示すものである。本ルーチンを実行することにより
操作者は、それ以前に模様表示部8bに自由に創作した
各パターンにより構成される模様を布地に形成できるの
である。
ステップ1201は本ルーチンの実行に制御系が移った
ことを操作者に知らせるため、CRT8上のrstit
ch Jの先頭にカーソルを表示するためのステップ。
ステップ1202は本ルーチンを実行して縫うパターン
が複数個(順位rNJが1以上)であるとき縫目形成手
段1によって布地に縫い上げるパターンの順序を入力す
るとともに、おるパターンを縫い終えてから次のパター
ンを縫い初めるまでの間に、縫針1′を上下させ、模様
と関係ない点(以下、単に遊び点と呼ぶ)を縫う必要が
あるか否か、及びその遊び点の座標値(xa、ya)を
入力するステップで、操作者は遊び点の座標値(第14
図(B)に示すCRTa上に仮想的に設定されている直
角座標の値)及び該遊び点を縫うタイミングを入力する
。即ち第22図(B)に示す英文字rBJ、rAJ、r
CJの3文字を図示するような模様として縫い上げる場
合、英文字rBJの縫い初めの点Bf、縫い終わりの点
BQ、同じく英文字rAJの縫い初めの点Af、縫い終
わりの点AQ、英文字「C」の縫い初めの点Cf、縫い
終わりの点CQとして考える。この様な場合、英文字「
B」を縫い終えて、次に英文字rAJを縫うとき、縫針
1′により布地に!ll繍されている糸は図示するよう
に線分BQAfの間を延うことになり、同様に英文字r
AJから「C」へ移行するときには線分AQCfに存在
することとなる。
しかし、線分BΩAf間の糸については3つの英文字の
刺繍に対して何らの影響は及ぼさないにしても、線分A
QCf間の糸は英文字rCJを刺繍する際に該英文字を
形成する糸の下敷となってしまい、!ll繍の動作終了
後では当該下敷となった糸の除去は不可能となる。従っ
て、操作者は各パターンの縫い順序を変えるか、又は各
パターン毎にミシン1の動作を一時停止して糸を予め切
断しなければならない。
そこで、前述のごとく遊び点を設けることとしている。
第22図(B)の場合は図中のQ点がそれである。英文
字rAJを縫い終わると縫目形成手段1は次にQ点を縫
いその後英文字「C」の刺繍を実行するのである。
このように、ステップ1202では第22図(B)につ
いて例示すると、その縫いの順序をrBJ、「A」、Q
点、「C」として入力し、かつQ点の座標値(xa、y
a)を入力するのである。
続くステップ1203はステップ1202で決定された
順序(変rIll)をまず1に初1t11設定する。
次のステップ1204は順序1番目に縫うものがパター
ンなのか遊び点なのかを判断するステップで、遊び点な
らばステップ1205.1206の2つのステップをジ
ャンプしてステップ1207へ移行、パターンを縫うと
きにはステップ1205へ移る。
ステップ1205は、順序Iで指定されたパターンを記
憶しているRAM12をロードし、そのパターンの縫点
や基準点coの座標値データを読み込む。
そしてステップ1206では当該読み込まれたデータに
基づいてパターンをコラムに細分し、第8図〜第11図
に示したように全ての縫い点を算出する。
ステップ1207は、駆動部であるXモータ6x、■モ
ータ6yに出力を出し、刺繍の基準となるイ■地上の点
と縫針1′ との相対位置を一致させる零点移動のステ
ップである。まず第12図で詳述した零点データ(XS
 、 YS )に基づいて駆動部6へ出力する。本実施
例は零点調整には「手動」と「自動」の2つのモードが
あり、「手動」モードでは(XS 、 YS )の内容
はrOJであるからXモータ6X、Vモータ6yへの出
力は行われず、「自動」モードのときは(XS 、 Y
S )の内容はNX、NV(ミシンテーブル5の隅にあ
る刺繍ワク2′の中心を縫針1′の真下に移動させるた
めのXモータ6x及びyモータ6vへの出力データ)と
なっており、刺繍ワク2′は自動的に縫針1′の真下に
移動される。次に現在実行している順序1のデータがパ
ターンデータならば該パターンデータの基準点COの座
標(xco 、 yco >に基づいて、遊び点のデー
タならばその座標値(x a 、 ya)に基づいてX
モータ6x 1yモータ6yへ出力し縫針1′ と布地
との相対位置を決定して次のステップ1208へ移る。
ステップ1208は零点データ(XS 、 YS )を
初S!ll 設定状態に戻すステップで、縫う順序lが
2以上の場合は順序1のときのデータと同一の点を零点
として縫うために初期状態に戻す。
続くステップ1209は実際に布地上に縫目を形成する
ステップである。即ち、順序■のデータがパターンデー
タならばステップ1206にて算出された全縫点につい
て、遊び点データならばその座標値に基づいてXモータ
5x 、Vモータ6vを駆動して布地保持手段2を移動
させ、次いでソーイングモータ6Sへ指令を出し縫針1
′を上下動させて所定の点を縫うのである。
次のステップ1210は縫う順序Iをインクリメントす
るステップで、現在の変数■の値を「1」増加しステッ
プ1211へ移行する。
ステップ1211は順序Iが全てのパターンデータ及び
遊び点データについて実行されたか否かを判断するステ
ップでI> (N+遊び点の数)を演算し、真ならばス
テップ12]2へ移行し本ルーチンの終了を示すためス
テップ1201にて表示したカーソルを消去してメイン
ルーチンの11へ帰り、偽ならば本ルーチンのステップ
1204へ戻り、以下同様の動作を繰り返し実行する。
なお、本例においては遊び点の座標入力をキーボード7
によって行う場合について述べたが、本システムを更に
機能向上させるために公知のライトペンやマウスを使用
することも可能である。この場合には遊び点を必要とす
る座標(xa、 ya)及び該遊び点(xa、 ya)
を縫う直前、直後の縫い点(第22図(B)中ではAQ
点及びCf点)を該ライトペンやマウスを用いてポイン
ティングすることにより、本システムはどのパターンを
縫い終えたときに該遊び点を縫う動作を行うのか、又該
遊び点を縫い終えた後どのパターンを縫い始めるのかを
判断することが可能である。
上記のように遊び点の設定が自由に可能であるため、本
実施例の刺繍ミシンは第22図(C)のように前)ホし
たパターンの移動・拡大・回転といった変更、修正がい
かに行われようとも各パターン間の渡り糸がパターンの
刺繍に際して縫い込まれる(図中の点線)ことなく、遊
び点Q1.Q2゜Q3を介して糸の引き回しを行わせる
ことが可能となる。
(実施例の効果) 以上、実施例についてその構成及び動作を詳述したが、
本実施例によればCRT a上に視覚表示される二次元
の模様は予め美的に処理されたパターンを基礎とし、該
パターンの組み合わせによって作成される。しかも、該
パターンはそれ自体の表現位置や大きさ表示角度等を自
由変化できるため操作者は自己の創作に基づいた所望の
模様をCRTa上に容易に視覚表示できる。そして、当
該CRTに表示された模様は制御手段9により適宜判断
されミシン1、動力部6を制御することにより所望の布
地上にほぼ同一の縫目による模様が自助的に形成される
のである。従って操作者は、自己の創作した模様を複雑
なコード変換等を行うことなく簡単に制御系に入力がで
きるとともに、該入力に応じて制御系が一連の動作を終
了した俊に布地上に形成される模様をCRTB上に予め
認識することができるのである。この際、パターン相互
間に引き回される渡り糸の発生も同様にCRTB上で確
認でき、かつ、渡り糸の発生状況を遊び点の設定によっ
て自由に変更することができる。
従って操作者は、各パターンの刺繍開始点、刺繍終了点
がどこに設定されているのか等を全く気にせずにパター
ンの移動・拡大・回転を実行し、糸の引ぎ回しをCRT
8上で(([認しつつ渡り糸の発生状況を遊び点を利用
して所望に設定すればよい。
このように、遊び点が自由に設定可能であるため、布地
上に刺繍作業が完了した際の渡り糸の処置に費やす時間
を省略することができ、また無用に刺繍系を消費するこ
ともなく、極めて経済的で操作性に富む刺繍ミシンとな
る。
[発明の効果] 以上実施例を挙げて詳述したように、本発明の刺繍ミシ
ンによれば、パターンの配置がどのように設定され、か
つパターンの縫い上げ状態がいかに編集されようとも渡
り糸の発生を自由に制御することができ、その処置に貸
す時間を短縮でき、かつ、刺繍糸の有効利用が達成でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成の概略ブロック図、第2図
は従来の刺繍ミシンの構成ブロック図、第3図は一実施
例の概略斜視図、第4図はそのブロック図、第5図はそ
の入力部であるキーボードの斜視図、第6図はその表示
部であるCRTの表示例を示した模式図、第7図はその
文字パターンR0M内の記憶方法を示した模式図、第8
図はパターンの1つのコラム処理を示す模式図、第9図
はパターンのもう1つのコラム処理を示す模式図、第1
0図は第8図に示したコラム処理の流れ図、第11図は
第9図に示したコラム処理の流れ図、第12図は一実施
例のメインルーチンの流れ図、第13図は零点調整ルー
チンの流れ図、第14図(A>は基準表示ルーチンの流
れ図、第14図(B)はCRTB上の仮想直角座標を示
す模式図、第15図(A)〜第15図(C)はCRTB
上の表示の例を示す模式図、第16図は書体選択ルーチ
ンをの流れ図、第17図はピッチ数設定ルーヂンの流れ
図、第18図は文字選択ルーチンの流れ図、第19図は
文字の大きざルーチンの流れ図、第20図は文字移動ル
ーチンの流れ図、第21図(A>は文字回転ルーチンの
流れ図、第21図(B)は文字回転の説明図、第22図
(A)は縫いルーチンの流れ図、第22図(B)および
第22図(C)は縫いルーチンの説明図をそれぞれ示す
。 1・・・縫目形成手段 2・・・イ]i地保持手段 3.4・・・レール 6・・・動力部 7・・・キーボード 8・・・CRT 9・・・制御手段 13a−・・基本ROM

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 布地に縫目を形成する縫目形成手段と、 前記布地を保持する布地保持手段と、 該布地保持手段と前記縫目形成手段との相対位置を変化
    させる駆動手段と、 前記縫目形成手段と駆動手段との制御データの集合とし
    て定められる刺繍模様のパターンデータを複数記憶する
    パターン記憶手段と、 該パターン記憶手段の記憶するパターンデータを順次選
    択する選択手段と、 該選択手段によって順次選択されたパターンデータによ
    り構成される刺繍模様に基づいて前記縫目形成手段と駆
    動手段とを制御する制御手段とを有する刺繍ミシンにお
    いて、 前記制御手段の制御結果として前記布地に形成される刺
    繍模様の縫目を二次元表示画面に模擬表示する表示制御
    手段と、 前記二次元表示画面に模擬表示された刺繍模様のパター
    ンデータの相互間に、新たな位置の縫目を設定する縫目
    設定手段と、 を備えることを特徴とする刺繍ミシン。
JP23477486A 1986-10-02 1986-10-02 刺繍ミシン Pending JPS62236585A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01166797A (ja) * 1987-12-23 1989-06-30 Tokai Ind Sewing Mach Co Ltd 自動刺繍機におけるデータ設定装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57134185A (en) * 1981-02-16 1982-08-19 Brother Ind Ltd Electronic embroidery sewing machine
JPS58190484A (ja) * 1982-04-30 1983-11-07 三菱電機株式会社 ミシン用縫いパタ−ン形成器

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