JPS6223597B2 - - Google Patents

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JPS6223597B2
JPS6223597B2 JP16336879A JP16336879A JPS6223597B2 JP S6223597 B2 JPS6223597 B2 JP S6223597B2 JP 16336879 A JP16336879 A JP 16336879A JP 16336879 A JP16336879 A JP 16336879A JP S6223597 B2 JPS6223597 B2 JP S6223597B2
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JP
Japan
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command voltage
speed
speed command
needle
motor
Prior art date
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Application number
JP16336879A
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English (en)
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JPS5685391A (en
Inventor
Kunio Hirota
Masayuki Yamashita
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Publication of JPS5685391A publication Critical patent/JPS5685391A/ja
Publication of JPS6223597B2 publication Critical patent/JPS6223597B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はミシンモータの減速制御、たとえば
ミシンを所定の位置に停止させる際、一旦ミシン
モータを所定の回転速度に減速させて一定時間内
に停止させる場合等の電動ミシンの制御装置に関
するものである。
従来技術 従来、ミシンを針下位置に停止させる場合、第
1図に示すように作業者のペダル解放指令信号等
により、通常ミシンモータはペダル解放指令前の
ペダル指令に基づく高速回転から定位置停止させ
る為に設定された極低速回転(200r.p.m)に減
速させる。そして、極低速回転時において針下位
置検出信号の発生を検出してミシンを針下停止さ
せるようになつていた。
しかし、作業者によるペダル解放指令信号発生
に基づき前記ミシンモータが極低速回転にされる
タイミングと前記針下位置検出信号が発生される
タイミングとの間に何等関連がない為、第1図に
破線にて示すように極低速回転になつた直後に針
下位置検出信号が発生される場合と、実線にて示
すように極低速回転になつてから約1回転後に前
記針下位置検出信号が発生される場合とがあり、
そのペダル解放後針下停止までに要するそれらの
所要時間の差が最大300msec(前記ミシンモータ
200r.p.m回転時1回転に要する時間Δt1)にも達
し、それらの所要時間のバラツキは作業者に不安
感を与えるのみならず作業能率の低下をもたらし
ていた。
又、高速回転から極低速回転にモータを減速す
ることは電気的にも、又機械的にも難しく、殊に
負荷トルクが変動した場合所定の極低速回転にモ
ータを正確に回転制御することは難かしかつた。
これによつて、ミシンを所定の位置に停止させる
ことができないといつた不都合な場合も生じてい
た。
目 的 この発明の目的は前記欠陥を解消して、高速回
転から確実に所定の回転速度に減速させて、一定
の短かい時間内に確実に所定の針位置に停止させ
ることができ、停止に要する時間のバラツキを小
さくし作業者のミシン操作における応答性及び正
確性を向上させ、縫製作業の能率アツプを図るこ
とができる電動ミシンの制御装置を提供するにあ
る。
実施例 以下、この発明を具体化した電動ミシンの制御
装置の一実施例を第2〜14図に基づいて説明す
る。
1はミシンテーブル、2はミシンテーブル1に
載置されたミシン本体であつて、一側にブラケツ
ト3が取着されている。Mは前記ブラケツト3の
上部一側に固設されたミシン駆動用の直流モータ
(以下モータという)であつて、そのモータ軸Ma
がプーリ4を介してミシン主軸5に連結されてい
る。
6はモータMのブラケツト部Mbに取着したホ
ルダであつて、第4図に2点鎖線で示すようにそ
の側面には、共にホール素子で構成された針下位
置検出用センサー7、糸切り用センサー8及び変
速点検出用センサー9がプーリ4に対向するよう
に取着されている。10はボルト11により前記
ブラケツト3の内面に取着されたホルダであつ
て、第4図に2点鎖線で示すように、その一部が
ブラケツト3に透設された円弧状の長孔12に嵌
合され、前記モータ軸Maの回転軸心を中心にし
てその取付位置を移動調整できるようになつてい
る。
13は同ホルダ10の先端部プーリ側に取着さ
れた針上位置検出用センサーであつて、ホール素
子で構成されている。14は第4図に示すように
前記プーリ4の羽根部4aに取着された針下位置
検出用の磁石であつて、ミシン本体2の針15が
上下動して針下位置に来た時、同磁石14が前記
針下位置検出用センサー7と最も近接した対向位
置を回動通過するように相対配置されている。1
6は同じくプーリ4の羽根部4aに取着された糸
切り信号検出用の磁石であつて、針15が上下動
して糸切り位置に来た時、同磁石16が前記糸切
り用センサー8と最も近接した対向位置を回動通
過するように相対配置されている。17a,17
bは同じくプーリ4の羽根部4aに取着した1対
の磁石であつて、針15が上下動して針上位置に
来た時、同磁石17aが針上位置検出用センサー
13と最も近接した対向位置を回動通過して、次
にもう一方の磁石17bが同センサー13を回動
通過するように相対配置されている。18は同じ
くプーリ4のボス部4bに取着された磁石であつ
て、前記変速点検出用センサー9と近接する対向
位置を回動連通するように相対配置されている。
尚前記したように針下位置検出用センサー7及
び糸切り用センサー8はともに前記針下位置検出
用磁石14及び糸切り用磁石16の回動軌跡に対
応する位置に配置されるが、それら磁石14,1
6は互にその磁界の向きが逆方向に配置され、ま
たそれらのセンサー7,8は互にその感応磁界の
向きが逆方向となるように配置されているので、
前記針下位置検出用センサー7が前記糸切り用磁
石16の回動通過時に作動したり、又前記糸切り
用センサー8が前記針下位置検出用磁石14の回
動通過時に作動することはない。
そして、これら各磁石14,16,17a,1
7b,18が回動して対応する各センサー7,
8,9,13を通過すると、それぞれゼロ電位
(以下Lレベルという)の検出信号が出力される
ようになつている。
SW1は第2図に示すようにミシンテーブル1
の右側下面に設けられた起動スイツチ、SW2は
同起動スイツチSW1の右側に設けられた停止ス
イツチである。CBはミシンテーブル1の左側下
面に支持アーム19を介して取付けられたコント
ロールボツクスであつて、後記する電動ミシンを
駆動制御する電気回路が内蔵されている。20は
コントロールボツクスCBの前面に設けられ、前
止め縫い加工の有無を決める前止め縫い設定用ス
イツチであつて、その下側に前止め縫いをする際
の針数を決める針数設定用のデジタルスイツチ2
1が設けられている。22は後止め縫い加工を有
無を決める後止め縫い設定用スイツチであつて、
その下側に後止め縫いをする際の針数を決める針
数設定用デジタルスイツチが設けられている。
RBは針数設定用デジタルスイツチ23の右側に
設けられた最高速度調整用ボリウムであつて、前
記モータMの回転速度の上限が設定される。
PDはミシンテーブル1の下方に取付けられた
ペダルであつて、第5図に示すように同ペダル
PDの前端側を中立位置領域から下方へ踏み込ん
だ際にはその踏み込み量に応じて、同ペダルPD
が布押え領域、前踏み込み領域の第1速度領域及
びペダル指令速度領域(第2速領域)に移動さ
れ、一方ペダルPDの後端側を下方に踏み込んだ
際には同ペダルPDが後踏み込み領域に移動され
るようになつている。
24は下端がペダルPDに連結され、上端がコ
ントロールボツクスCB内の後記するポテンシヨ
メータPOTに連結された連結杆であつて、スプ
リング25によつて、常時ペダルPDを中立位置
領域に保持するようになつている。そして、ペダ
ルPDが踏み込み操作されることにより、この連
結杆24を介してポテンシヨメータPOTが同ペ
ダルPDの踏み込み量に対応した出力信号を出力
するようになつている。
次に上記のように構成した電動ミシンの制御装
置を第6図に示す電気ブロツク回路に基づいて説
明する。
31は前記ペダルPDと連動するポテンシヨメ
ータPOTからの出力電圧及び前記最高速度調整
用ボリウムRBからの出力電圧が入力される速度
指令電圧発生回路であつて、モータMを止め縫い
速度(この実施例では1500r.p.m)に対応した回
転速度、糸切り速度又は定位置停止のための低速
度(この実施例では300r.p.m及び200r.p.m)、及
び前記止め縫い速度と低速度の略中間(この実施
例では500r.p.m)の回転速度に速度制御するた
めに、予め設定された値の各速度指令電圧C15
00,C300,C200,C500が出力され
るとともに、同モータMをポテンシヨメータ
POTを介して前記ペダルPDの踏み込み量に応じ
た回転速度に速度制御するためのペダル速度指令
電圧CPEDが出力される。又、同速度指令電圧発
生回路31は前記ポテンシヨメータPOTを介し
て前記ペダルPDの踏み込み量に応じたペダル踏
み込み位置を検出する制御信号,,
,2を後記する制御回路38へ出力
させている。
32は前記速度指令電圧発生回路31から速度
指令電圧C1500,C300,C200,C5
00及びペダル速度指令電圧CPEDが入力される
セレクタ回路であつて、後記する制御回路38か
らの選択制御信号SG1に基づき前記各速度指令
電圧C1500,C500,C300,C20
0,CPEDのうち1つの指令電圧を選択して出力
する。
33はセレクタ回路32から選択された速度指
令電圧と、後記するモータ駆動状態検出回路35
からのモータMの回転速度に比例する速度電圧
VSとを比較する比較回路であつて、モータMの
実際の回転速度と選択された速度指令電圧に基づ
く回転速度とを比較して、同モータMを選択した
回転速度にするための速度指令信号SG2を出力
する。
34はモータMに駆動電源を供給するモータ駆
動回路であつて、前記比較回路33からの速度指
令信号SG2に基づいてモータMの駆動電源をオ
ン、オフ動作させ、モータMの回転速度を前記選
択した回転速度にするように制御する。
35はモータMの回転速度に比例する電圧(逆
起電圧)を検出するモータ駆動状態検出回路であ
つて、その電圧を速度電圧VSとして前記比較回
路33へ出力するとともに、後記する制御回路3
8へ出力する。
36はミシン作動位置検出回路であつて、前記
針下位置検出用、糸切り用、変速点用及び針上位
置検出用の各センサー7,8,9,13とから構
成され、針上位置検出信号NLUP等の各検出信号
が後記する制御回路38へ出力される。37は止
め縫い及び針数設定回路であつて、前記前及び後
止め縫い設定スイツチ20,22及び針数設定用
デイジタルスイツチ21,23等から構成され、
止め縫いの有無、及び止め縫い針数を設定する制
御信号が制御回路38へ出力される。
38は前記速度指令電圧発生回路31、モータ
駆動状態検出回路35、ミシン作動位置検出回路
36等から制御信号が入力される制御回路であつ
て、中央処理装置、読み出しメモリ(Read Only
Memory)、読み出し書き込み可能なメモリ
(Random Access Memory)等を有するマイク
ロコンピユータで構成されている。そして、前記
速度指令電圧発生回路31からペダルPDの操作
に基づく制御信号,,,2
UP、モータ駆動状態検出回路35からの速度電
圧VS、ミシン作動位置検出回路36からの検出
信号等に基づいて、予め設定されたプログラムに
従つて同制御回路38は前記セレクタ回路32へ
選択制御信号SG1を出力して、前記速度指令電
圧CPED,C1500,C500,C300,C
200のうち1つの速度指令電圧を同セレクタ回
路32にて選択させ、次段の比較回路33へ出力
させるとともに、モータMを制動及び停止させる
べく前記モータ駆動回路34に制御信号SG3を
出力する。
次に上記した電気ブロツク回路図のうち速度指
令電圧発生回路31の詳細を第7図に基づいて説
明する。
41はオペアンプ(Operational Amplifier)
42、抵抗43,44,45,46及びコンデン
サ47とで構成された基準電圧発生回路であつ
て、その抵抗46の一端がモータMの界磁用永久
磁石MGに取付けた(第3図参照)温度補償用の
ツエナーダイオードDZを介して15Vプラス電圧端
子に接続されている。そして、この発生回路41
から出力される基準電圧VOREFは後記するポテ
ンシヨメータPOT、ペダル操作指令信号発生回
路48及び第2及び第4の速度指令電圧発生回路
72,75に供給される。
POTは前記基準電圧VOREFが印加されるポテ
ンシヨメータであつて、その摺動子POTaは前記
連結杆24を介してペダルPDに連結され、ペダ
ルPDの踏み込み量に応じて同摺動子POTaの接点
から踏み込み領域検出電圧VPOTを出し、後記す
るペダル操作指令信号発生回路48及び第1の速
度指令電圧発生回路67に入力させている。
49,50,51,52,53はそれぞれ直列
に接続された基準電圧設定用の抵抗であつて、そ
の直列回路に前記基準電圧VOREFが印加され、
各接続点にそれぞれ分圧による基準値設定電圧が
設定される。
54,55,56,57は反転入力端子にそれ
ぞれ抵抗58,59,60,61を介して前記ポ
テンシヨメータPOTの踏み込み領域検出電圧
VPOTが入力され、非反転入力端子にそれぞれ対
応した接続点の基準値設定電圧が入力されるシユ
ミツト回路であつて、その各出力端子からは抵抗
62とコンデンサ63とで構成された積分回路
(ただしシユミツト回路54のみは同積分回路と
インバータ64)を介して前記制御回路38にそ
れぞれ制御信号,,,2

を入力させている。65は各シユミツト回路54
〜57の帰還抵抗、66は同シユミツト回路54
〜57の出力端子と5Vプラス電圧端子間に接続
された抵抗である。従つて、ペダル操作指令信号
発生回路48は第5図に示すようにペダルPDが
各踏み込み領域に踏み込み操作されると、第8図
に示す表に従つたレベルでもつて各制御信号
,,,2を前記制御回

38に入力させる。
67はそのオペアンプ68の非反転入力端子に
抵抗69aを介して、前記ポテンシヨメータ
POTの踏み込み領域検出電圧VPOTが入力さ
れ、一方反転入力端子に抵抗69bを介して調整
用抵抗70が接続されるとともに、前記コントロ
ールボツクスCBの前面に設けた最高速度調整用
ボリウムRBによつて前記オペアンプ68の出力
からその入力端子へのフイードバツク量を可変し
得るようにした第1の速度指令電圧発生回路であ
つて、同ボリウムRBによつて設定された上限の
範囲内でペダルPDの踏み込み量に比例して大き
くなる前記オペアンプ68の出力電圧、すなわち
ペダル速度指令電圧CPEDを前記セレクタ回路3
2へ出力する。71はペダルPDが中立位置領域
に位置するとき前記ペダル速度指令電圧CPEDの
出力電圧がゼロとなるように、オペアンプ68に
バイアスを与えるためのオフセツト調整用のボリ
ウムである。
72は可変抵抗73と抵抗74とからなる第2
の速度指令電圧発生回路であつて、前記基準電圧
VOREFが印加され、その可変抵抗73の分圧値
がモータMを1500r.p.mの止め縫い速度に速度制
御するための予め設定された速度指令電圧C15
00として前記セレクタ回路32に出力される。
75は可変抵抗76で構成された第4の速度指
令電圧発生回路であつて、同じく基準電圧
VOREFが印加され、その分圧値がモータMを
500r.p.mの回転速度に制御するための予め設定
された速度指令電圧C500として前記セレクタ
回路32に出力される。
77は可変抵抗78,79及び抵抗80,81
とからなる第3の速度指令電圧発生回路であつ
て、各抵抗80,81の分圧値がそれぞれモータ
Mを300r.p.mの糸切り速度、及び200r.p.mの定
位置停止のために適した低速度に制御するよう
に、予め設定された速度指令電圧C300,C2
00として前記セレクタ回路32に出力される。
次に上記のように構成された電動ミシンの制御
装置の作用を第9図〜第11図に基づいて説明す
る。
加工布の縫製途中において、作業者により前記
ペダルPDの解放がなされ、ペダルPDが前踏み込
み領域から中立位置領域に操作されると、第9図
に示すフローチヤートに従い、プログラムはペダ
ルPDが前踏み込み領域から中立位置領域に操作
されたか否かを前記制御信号,,
,2に基づいて判別するチエツクル
ーチン91から前記モータMへの駆動電力の供給
を遮断して、モータMを減速させるルーチン92
を経てモータMの回転速度が550r.p.m以上であ
るか否かを判別するチエツクルーチン93まで達
する。この時モータMの回転速度が550r.p.m以
下である場合にはプログラムはB番地にジヤンプ
する(ペダルPDの解放時の縫製痛速度が低速に
てなされている場合)。一方高速縫製時にペダル
PDの解放がなされているような通常運転におい
てはこの時のモータMの回転速度は550r.p.m以
上であるので、プログラムはさらにモータMに逆
相制動をかけるべくモータ駆動制御回路34に制
御回路38から制御信号SG3を出力させるルー
チン94を経てA番地に達する。更にプログラム
はA番地からモータMの回転速度が550r.p.m以
上であるか否かを判別するチエツクルーチン9
5、ペダルPDが後踏み込みされているか否かを
判別するチエツクルーチン111を経てA番地に
戻るループ(逆相制動ループ)を回り続ける。プ
ログラムが上述したループを回り続ける間、モー
タMは逆相制動が印加されるので急速に減速され
る。
前記モータMが550r.p.mまで減速されると、
プログラムは前記ループを抜け出し前記チエツク
ルーチン95から前記逆相制動を解除させるため
の制御信号SG3を出力するルーチン96、前記
モータMの回転速度を500r.p.mにて回転駆動さ
せるために前記選択制御信号SG1に基づき前記
第4の速度指令電圧発生回路75の速度指令電圧
C500をセレクタ回路32で選択させるルーチ
ン97を経てC番地まで達する。
更にプログラムは前記磁石17aの回動に基づ
き針上位置検出用センサー13に発生される第1
の針上検出信号の有無を判別するチエツクルーチ
ン98からペダルPDが後踏み込みされているか
否かを判別するチエツクルーチン113を経てC
番地へ戻るループ(500r.p.m定速駆動ループ)
を回り続ける。従つて、プログラムが上述したル
ープを回り続ける間、前記モータMは定速駆動
(500r.p.m)されることになる。定速駆動(500r.
p.m)時において、前記モータMの回転に伴い前
記第1の針上検出信号が検出されると、プログラ
ムは前記速度指令電圧C500を解除するルーチ
ン100からモータMに逆相制御をかけるべくモ
ータ駆動制御回路34に制御回路38から制御信
号SG3を出力させるルーチン101、前記マイ
クロコンピユータのタイマカウンタに所定時間を
プリセツトするルーチン102を経て、E番地に
達し、更に前記タイマのタイムアツプを判別する
チエツクルーチン103を経て再びE番地に戻る
ループ(所要時間の逆相制動ループ)を回り続け
る。プログラムが上述したループを回り続ける間
前記モータMは所定時間(500r.p.mから200r.p.
mまでの減速に必要な時間(この実施例では数m
sec)の逆相制動がなされる。
そのタイマ時間後、プログラムは前記チエツク
ルーチン103から前記逆相制動を解除するルー
チン104、モータMの回転速度を200r.p.mに
て回転駆動させるために、前記選択制御信号SG
1に基づき、前記第3の速度指令電圧発生回路7
7の速度指令電圧C200をセレクタ回路32で
選択させるルーチン105を経てF番地へ達し、
次にプログラムはミシンのモータMを前記第1の
針上検出信号に続いて(前記磁石17aが約70〜
80度回動した後)発生される針下位置検出信号に
基づいて針下停止させるルーチン106に従つ
て、針15を直ちに針下停止させる。
従つて、モータMは前記ルーチン95,105
によつて回転速度が縫製時における高速回転から
500r.p.mの回転速度に減速され、次に定位置停
止のための回転速度に減速された後、前記針下位
置検出信号に基づいて停止させるように制御され
る。すなわち第10図に示すように本実施例にお
いては定速回転時(500r.p.m)に発生される針
上位置検出信号に基づき定位置停止の為に設定さ
れた極低速(200r.p.m)にミシンモータが減速
され引続き発生される針下位置検出信号により針
下停止が為されるようにしたので、従来装置の極
低速回転時における針下位置検出信号の発生のタ
イミングのバラツキによる針下停止に要する所要
時間のバラツキΔt1時間(Ma×300msec)を定
速回転時(500r.p.m)における針上位置検出信
号の発生のバラツキΔt2時間(Ma×120msec)
以下に抑え得る。又本実施例においては前記定速
回転(500r.p.m)から極低速回転(200r.p.m)
への減速後、針下位置信号が直ちに発生されるよ
うに設定されている為(ミシンモータ200r.p.m
にて実際に駆動される時間Δt3は数msec以下)、
この低速回転時に要する時間Δt2及び前記定速回
転(500r.p.m)時に要する時間Δt3等を加えた針
下停止に要する全所要時間及びその平均値を短縮
し得る。
針下停止状態から、作業者によりペダルPDの
後踏み込みがなされていると、プログラムは前記
ペダルPDの後踏み込みがなされたか否かを判別
するチエツクルーチン107から後止め縫い設定
がなされているか否かの判別を行うチエツクルー
チン108へ達する。ここでは、後止め縫いがな
されないので後止め縫いが設定されていないこと
を判別して、プログラムは同チエツクルーチン1
08から前記モータMの回転数を200r.p.mにて
回転駆動させるために速度指令電圧C200を選
択させるルーチン109を経てH番地に達する。
そして、次にプログラムは前記ミシン作動位置
検出回路36の針下位置検出用、糸切り用、変速
点検出用、及び針上位置検出用センサー7,8,
9,13等の検出信号に基づいて、糸切り機構の
駆動制御、針上停止及びワイパー機構を駆動制御
するルーチン110を経て、ペダルPDの踏み込
みに応じて、前記モータMの回転駆動制御する縫
製ルーチン90にリターンする。
次に後止め縫いの縫製の場合について説明する
と、前記止め縫いなしの場合と同様に前記縫製ル
ーチン90に従つてモータMは駆動制御され縫製
が行われる。そして、縫製が終りに近づいた時、
作業者にて前記ペダルPDが前踏み込み領域から
中立位置領域を経て後踏み込み領域に踏み込み操
作されると、プログラムは前記チエツクルーチン
91、ルーチン92、チエツクルーチン93、ル
ーチン94、A番地等を経て前記と同様に逆相制
動ループまで達する。前記ペダルPDが後踏み込
み領域に踏み込まれるので前記逆相制動ループ中
の前記チエツクルーチン111から後止め縫いの
設定が前記止め縫い及び針数設定回路37の前記
後止め縫い設定用スイツチ22に基づいてなされ
ているか否かを判別するチエツクルーチン112
を経てG番地まで達する。又、ペダルPDの後踏
み込み操作が遅れて、モータMの回転速度が
500r.p.m以下になつた時に同ペダルPDが後踏み
込み領域に踏み込まれる場合、プログラムは前記
と同様にB番地、C番地等を経て前記定速駆動
(500r.p.m)ループに達し、ペダルPDは後踏み込
み領域に操作されたか否かを判別するチエツクル
ーチン113から、後止め縫いがなされているか
否かを判別するチエツクルーチン114を経てG
番地まで達する。
そして、G番地に移るとプログラムは後止め縫
いサブルーチン115、ミシン減速サブルーチン
116を経てH番地まで達する。前記サブルーチ
ン115に従い前記ミシン及びモータMはその駆
動速度が止め縫い速度指令電圧C1500が選択
され前記止め縫い及び針数設定回路37からの制
御信号に基づいて、所定の針数縫製された後、前
記1500r.p.mのモータMの回転速度の解除がなさ
れる。
後止め縫いが完了するとミシン減速サブルーチ
ン116に従つてモータMは前記と同様に1500r.
p.mの回転速度から500r.p.mの回転速度に落さ
れ、次に定位置停止のための200r.p.mの回転速
度に落される。
そして、モータMの回転速度が200r.p.mに減
速されると、プログラムは前記H番地へジヤンプ
して前記糸切り針上停止等のサブルーチン110
に従つて、糸切り機構の駆動制御、針上停止及び
ワイパー機構を駆動して後止め縫い加工は終了す
る。
以上詳述したようにこの発明によればミシンの
定位置で停止させる場合におけるミシンの最大所
要針下停止時間を短かくし得るのみならず、定位
置停止に要する所要時間のバラツキを小さくする
ことができ、作業者のミシン操作における応答性
及び正確性を向上させ、縫製作業の能率アツプを
図ることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電動ミシンモータの回転速度曲
線、第2図はこの発明を具体化した電動ミシンの
正面図、第3図はモータとミシン主軸の連結状態
を示す要部側断面図、第4図は第3図のA−A線
断面図、第5図はペダルの踏み込み領域を示す説
明図、第6図は電動ミシンの全体電気回路図、第
7図は速度指令電圧発生回路の電気回路図、第8
図はペダルの踏み込み操作に基づいて速度指令電
圧から出力される制御信号の表、第9図はこの電
動ミシンを駆動制御するためのプログラムのフロ
ーチヤート、第10図は止め縫いなしの場合のモ
ータの回転速度曲線、第11図は後止め縫いの場
合のモータの回転速度曲線である。 ミシン本体……2、針上位置検出用センサー…
…13、速度指令電圧発生回路……31、セレク
タ回路……32、比較回路……33、モータ駆動
回路……34、ミシン作動位置検出回路……3
6、制御回路……38、第1の速度指令電圧発生
回路……67、第2の速度指令電圧発生回路……
72、第4の速度指令電圧発生回路……75、第
3の速度指令電圧発生回路……77、モータ……
M、ペダル……PD。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ミシン主軸に連結されたモータと、 そのモータを駆動するための駆動回路と、 前記ミシン主軸に連結されたミシン針の針上及
    び針下位置を検出するための検出器と、 操作ペダルと、 を備え、操作ペダルの操作に関連して前記モータ
    の始動、止め縫い、糸切り等を行うとともに、前
    記モータを針上又は針下位置において停止させる
    ように制御するミシンにおいて、 前記操作ペダルの踏み込み量に応じた速度の指
    令電圧を発生する第1の速度指令電圧発生回路
    と、 止め縫い速度に対応する指令電圧を発生する第
    2の速度指令電圧発生回路と、 糸切り速度又は定位置停止のために設定された
    低速度に対応し、前記止め縫い用指令電圧より低
    く設定された指令電圧を発生する第3の速度指令
    電圧発生回路と、 前記第2の速度指令電圧発生回路から発生され
    る指令電圧と前記第3の速度指令電圧発生回路か
    ら発生される指令電圧との間の指令電圧を発生す
    る第4の速度指令電圧発生回路と、 前記操作ペダルの操作に関連し、予め定められ
    たシーケンスに従つて前記速度指令電圧のいずれ
    か一つを前記駆動回路に接続するための制御手段
    と、 その制御手段は通常の高速運転状態から針下停
    止させる場合、前記第1の速度指令電圧発生回路
    の速度指令電圧から第4の速度指令電圧発生回路
    の速度指令電圧を経て、第3の速度指令電圧発生
    回路の速度指令電圧に切換えられるようにされて
    いることと からなることを特徴とする電動ミシンの制御装
    置。 2 前記制御手段は前記第4の速度指令電圧発生
    回路の速度指令電圧による前記モータの運転速度
    から、前記検出器の針上位置検出信号に基づき前
    記第3の速度指令電圧発生回路の速度指令電圧に
    よる運転速度に切換えられた後、前記検出器の針
    下位置検出信号に基づき針下停止される制御回路
    を含むことを特徴とする前記特許請求の範囲第1
    項記載の電動ミシンの制御装置。
JP16336879A 1979-12-15 1979-12-15 Controller for motor sewing machine Granted JPS5685391A (en)

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