JPS62235456A - 硫酸浴電解発色処理用アルミニウム合金板およびその製造法 - Google Patents
硫酸浴電解発色処理用アルミニウム合金板およびその製造法Info
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- JPS62235456A JPS62235456A JP7542486A JP7542486A JPS62235456A JP S62235456 A JPS62235456 A JP S62235456A JP 7542486 A JP7542486 A JP 7542486A JP 7542486 A JP7542486 A JP 7542486A JP S62235456 A JPS62235456 A JP S62235456A
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Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は硫酸浴発色処理用アルミニウム合金板、特に
、グレー発色建材パネル用アルミニラム合金板およびそ
の製造法に関するものであり、建材以外にも装飾効果を
必要とするところに利用できる。
、グレー発色建材パネル用アルミニラム合金板およびそ
の製造法に関するものであり、建材以外にも装飾効果を
必要とするところに利用できる。
[従来の技術]
硫酸浴による通常の陽極酸化処理(いわゆるアルマイト
加工)はアルミニウム合金板に耐食性、耐候性を与える
ので建築用部材の表面処理法として広く利用されている
。
加工)はアルミニウム合金板に耐食性、耐候性を与える
ので建築用部材の表面処理法として広く利用されている
。
建築部材として用いられているアルミニウム材料は、大
部分が純度99.O〜99.5%の工業用純アルミニウ
ム材料で、一部にマグネシウムを含有するJIS A
5052系合金、形材としてはマグネシウム、ケイ素を
含有するA 6063系合金がある。これら既存の合金
材は陽極酸化処理をしたときに銀白色を呈し、その装飾
効果と耐食性が優れていることは周知のことである。
部分が純度99.O〜99.5%の工業用純アルミニウ
ム材料で、一部にマグネシウムを含有するJIS A
5052系合金、形材としてはマグネシウム、ケイ素を
含有するA 6063系合金がある。これら既存の合金
材は陽極酸化処理をしたときに銀白色を呈し、その装飾
効果と耐食性が優れていることは周知のことである。
一方、銀白色以外の各種(!!調を有する建築用部材の
需要が強く、染色、着色あるいは各種二次電解発色処理
等が提案され、実行されてきた。
需要が強く、染色、着色あるいは各種二次電解発色処理
等が提案され、実行されてきた。
二次電解発色は、特定の金属イオンを含む浴中で電解す
ることで発色素となる金属を板表面に析出させるもので
、その色調、耐食性、耐候性が優れているが、発色処理
に多くの工程と電力、薬品等を必要とするのが欠点であ
った。
ることで発色素となる金属を板表面に析出させるもので
、その色調、耐食性、耐候性が優れているが、発色処理
に多くの工程と電力、薬品等を必要とするのが欠点であ
った。
一方、この発明と同じ効果を発揮する既存の合金として
A 4043系合金があるが、その陽極酸化皮膜の耐食
性、耐候性が悪く、実用化されていない。
A 4043系合金があるが、その陽極酸化皮膜の耐食
性、耐候性が悪く、実用化されていない。
[発明が解決しようとする問題点]
この発明は、このような背景のもとに完成したもので、
通常のIii!I酸浴中で陽極酸化処理をすることによ
って灰色に発色し、耐食性、耐候性のよい表面皮膜を形
成できるアルミニウム合金板を提供しようとするもので
ある。
通常のIii!I酸浴中で陽極酸化処理をすることによ
って灰色に発色し、耐食性、耐候性のよい表面皮膜を形
成できるアルミニウム合金板を提供しようとするもので
ある。
[問題点を解決するための手段]
上記問題点を解決するためのこの発明の構成は、ケイ素
0.7〜2.5%、鉄0.10〜0.70%、チタニウ
ム0.01〜0.05%を含み、残部がアルミニウムと
不純物からなるアルミニウム合金であって、ケイ素を主
成分とする平均径1μm 〜0.1μmの析出粒子が3
000個/mm2以上の密度で均一分散している硫酸浴
電解発色処理用アルミニウム合金板である。
0.7〜2.5%、鉄0.10〜0.70%、チタニウ
ム0.01〜0.05%を含み、残部がアルミニウムと
不純物からなるアルミニウム合金であって、ケイ素を主
成分とする平均径1μm 〜0.1μmの析出粒子が3
000個/mm2以上の密度で均一分散している硫酸浴
電解発色処理用アルミニウム合金板である。
上記金属成分のうちSiは陽極酸化皮膜中に微細粒子と
して存在し、灰色の発色に寄与する。硫酸浴で形成され
る陽極酸化皮膜が灰色を呈する物理的機構については完
全に解明されてはいない。しかし、経験的に1μm以下
の微細粒子が皮膜中に分布すると白色光の吸収が起り灰
色または黒色を呈することが知られている。従って添加
される3iを合金板中で1μmより小ざい粒子として均
一に分散させることがこの発明の要点である。
して存在し、灰色の発色に寄与する。硫酸浴で形成され
る陽極酸化皮膜が灰色を呈する物理的機構については完
全に解明されてはいない。しかし、経験的に1μm以下
の微細粒子が皮膜中に分布すると白色光の吸収が起り灰
色または黒色を呈することが知られている。従って添加
される3iを合金板中で1μmより小ざい粒子として均
一に分散させることがこの発明の要点である。
2.5%をこえる多ωの3iを添加すると1μm以下の
微細粒子も増加し灰色ないし黒色の度合いは強くなるが
、多爪のSi粒子を含む陽極酸化皮膜は耐腐食性が不十
分でおる。
微細粒子も増加し灰色ないし黒色の度合いは強くなるが
、多爪のSi粒子を含む陽極酸化皮膜は耐腐食性が不十
分でおる。
0.7%未満のSiでも、ある程度の発色は可能である
が、3i粒子の総数が少なくなって十分な発色が得られ
ない。
が、3i粒子の総数が少なくなって十分な発色が得られ
ない。
鉄(Fe)は、中間焼鈍時に生成する再結晶粒を微細化
するために添加され、その母が少なければ効果なく、多
すぎると粗大なA1−Fe化合物あるいは化合物群を形
成し陽極酸化処理したときの色調にむらが生じる。再結
晶粒を微細化するのは、建築部材等に利用するときに必
然的に伴う曲げ、張り出しなどの加工に必要な成形性を
与えるためのほか、加工に伴う板面の肌荒れ現象、陽極
酸化処理したときの結晶粒ごとの結晶方位の差から生ず
る光沢、色調等の不均一性を解消するためである。
するために添加され、その母が少なければ効果なく、多
すぎると粗大なA1−Fe化合物あるいは化合物群を形
成し陽極酸化処理したときの色調にむらが生じる。再結
晶粒を微細化するのは、建築部材等に利用するときに必
然的に伴う曲げ、張り出しなどの加工に必要な成形性を
与えるためのほか、加工に伴う板面の肌荒れ現象、陽極
酸化処理したときの結晶粒ごとの結晶方位の差から生ず
る光沢、色調等の不均一性を解消するためである。
Si、Feは上記効果の他に合金板の強度を高めるにも
有効である。
有効である。
チタニウム(Ti>は鋳塊組織の微細化のために添加さ
れる。これは最終板の色調の不均一性を解消するためで
ある。この目的をより確実にするためTiとともに数p
pmのホウ素(B)が同時添加されてもよい。 ・
上記合金板の第一の製造方法は、上記化学組成の合金鋳
塊を溶融温度以下で均質化熱処理したのち、350〜4
50℃で熱間圧延し、冷間圧延してから、350〜45
0℃で60秒以内の中間焼鈍をし、引き続き圧下率15
%以上の最終冷間圧延で所望の板厚とし、更に、150
〜250℃で1〜30時間の熱処理を施す方法である。
れる。これは最終板の色調の不均一性を解消するためで
ある。この目的をより確実にするためTiとともに数p
pmのホウ素(B)が同時添加されてもよい。 ・
上記合金板の第一の製造方法は、上記化学組成の合金鋳
塊を溶融温度以下で均質化熱処理したのち、350〜4
50℃で熱間圧延し、冷間圧延してから、350〜45
0℃で60秒以内の中間焼鈍をし、引き続き圧下率15
%以上の最終冷間圧延で所望の板厚とし、更に、150
〜250℃で1〜30時間の熱処理を施す方法である。
なお、熱間圧延の直後、または、冷間圧延の途中の段階
でケイ素(S i >を固溶させるための溶体化熱処理
をしたり、あるいは350〜450℃で60秒以内の中
間焼鈍をざらに追加してもこの発明の効果が損われるこ
とはない。
でケイ素(S i >を固溶させるための溶体化熱処理
をしたり、あるいは350〜450℃で60秒以内の中
間焼鈍をざらに追加してもこの発明の効果が損われるこ
とはない。
この第一の方法では、まず、合金鋳塊中の巨視的な成分
偏析による特性の不均一性を解消させるために適当な温
度、通常は500〜550℃で5〜20時間均質化処理
する。つぎに350〜450℃で熱間圧延し、冷間圧延
後350〜450℃で60秒以内の中間焼鈍を行なう。
偏析による特性の不均一性を解消させるために適当な温
度、通常は500〜550℃で5〜20時間均質化処理
する。つぎに350〜450℃で熱間圧延し、冷間圧延
後350〜450℃で60秒以内の中間焼鈍を行なう。
熱間圧延の温度が350℃未満では変形抵抗が大きくて
圧延が困難となり、450℃より高温では熱間圧延中に
Siの析出が進行しすぎて発色に支障が生じる。
圧延が困難となり、450℃より高温では熱間圧延中に
Siの析出が進行しすぎて発色に支障が生じる。
中間焼鈍の温度が350℃未満では再結晶粒の生成が不
均一になる恐れがあるので好ましくない。450℃より
高温では、熱間圧延の場合と同じ<Siの析出が進行し
すぎて発色に支障ができる。中間焼鈍の加熱時間を60
秒以内とするのは、再結晶を完全に行なわせて、S;の
析出を防止するためである。
均一になる恐れがあるので好ましくない。450℃より
高温では、熱間圧延の場合と同じ<Siの析出が進行し
すぎて発色に支障ができる。中間焼鈍の加熱時間を60
秒以内とするのは、再結晶を完全に行なわせて、S;の
析出を防止するためである。
中間焼鈍後に行なう、圧下率15%以上の最終冷間圧延
は最終合金板に必要な強度と剛性を付与するためである
。また、引き続き行なう150〜250℃での最終熱処
理によって3iの均一微細析出を容易ならしめる効果も
有する。
は最終合金板に必要な強度と剛性を付与するためである
。また、引き続き行なう150〜250℃での最終熱処
理によって3iの均一微細析出を容易ならしめる効果も
有する。
この最後に行なう150〜250℃の1〜30時間の熱
処理は、発色に有効な0.1〜1μmの3i粒子の析出
を調整するものであり、要求される色調(濃度)に対応
して必要十分な温度と時間で処理がなされる。
処理は、発色に有効な0.1〜1μmの3i粒子の析出
を調整するものであり、要求される色調(濃度)に対応
して必要十分な温度と時間で処理がなされる。
当然の事ながら温度が低ければより微細な3i粒子が析
出するが処理時間は長くなる。
出するが処理時間は長くなる。
また温度が高ければ、短時間で必要な3i粒子が析出し
、過剰処理すれば3i粒子が数μmに粗大化し発色に寄
与しなくなる。この発明では工業生産において経済的に
見合う温度と時間を選定した。
、過剰処理すれば3i粒子が数μmに粗大化し発色に寄
与しなくなる。この発明では工業生産において経済的に
見合う温度と時間を選定した。
最終の熱処理は最終冷間圧延で加工硬化した合金板を軟
化させる効果を奏する。これにより伸びが回復し、合金
板の成形性は向上する。
化させる効果を奏する。これにより伸びが回復し、合金
板の成形性は向上する。
又、上記合金板の第二の製造法は、ケイ素0.7〜2,
5%、鉄0.10−0.70%、チタニウム0、01〜
0.05%を含み、残部がアルミニウムと不純物からな
るアルミニウム合金溶湯を厚み20mm以下の板状中間
製品に鋳造し、この中間製品を溶融温度以下で均質化熱
処理したのち、450℃以下で熱間圧延、温間圧延を経
てあるいは経ることなく冷間圧延してから、350〜4
50℃で60秒以内の中間焼鈍し、引き続き圧下率15
%以上の最終冷間圧延で所望、の板厚とし、更に、15
0〜250℃で1〜30時間の最終熱処理を施すことを
特徴とするものである。
5%、鉄0.10−0.70%、チタニウム0、01〜
0.05%を含み、残部がアルミニウムと不純物からな
るアルミニウム合金溶湯を厚み20mm以下の板状中間
製品に鋳造し、この中間製品を溶融温度以下で均質化熱
処理したのち、450℃以下で熱間圧延、温間圧延を経
てあるいは経ることなく冷間圧延してから、350〜4
50℃で60秒以内の中間焼鈍し、引き続き圧下率15
%以上の最終冷間圧延で所望、の板厚とし、更に、15
0〜250℃で1〜30時間の最終熱処理を施すことを
特徴とするものである。
上記第一の製造法における熱間圧延は、要するに鋳造さ
れた鋳塊を薄板に加工するために行なうものであって、
その主旨にしたがえば、第二の製造法としていわゆる溶
湯圧延のような、合金溶湯を直接板状に鋳造することで
、Siの析出を伴なわない板状中間製品を作ることがで
きる。そして以下、均質化熱処理をしたのち、所定の熱
間圧延、温間圧延を経てあるいは経ることなく、第一の
方法と同じく冷間圧延と所定の中間焼鈍、最終熱処理を
行なう。
れた鋳塊を薄板に加工するために行なうものであって、
その主旨にしたがえば、第二の製造法としていわゆる溶
湯圧延のような、合金溶湯を直接板状に鋳造することで
、Siの析出を伴なわない板状中間製品を作ることがで
きる。そして以下、均質化熱処理をしたのち、所定の熱
間圧延、温間圧延を経てあるいは経ることなく、第一の
方法と同じく冷間圧延と所定の中間焼鈍、最終熱処理を
行なう。
合金溶湯を直接、板状中間製品に鋳造する方法としては
、水冷された一対のロール間で凝固させる溶湯圧延法、
無端帯状の冷却板の間で凝固させる方法、水冷鋳型を用
いて連続的に板状中間製品を鋳造する方法などがあるが
、この発明ではこれらの何れを利用しても差支えない。
、水冷された一対のロール間で凝固させる溶湯圧延法、
無端帯状の冷却板の間で凝固させる方法、水冷鋳型を用
いて連続的に板状中間製品を鋳造する方法などがあるが
、この発明ではこれらの何れを利用しても差支えない。
[実施例]
以下本発明を実施例により詳細に説明する。
実施例1
第1表
第1表に示す合金鋳塊を520℃xlO11r均質化処
理してから420℃で熱間圧延して5mm厚となし、冷
間圧延で1.5mm厚とした。この厚さで440℃X
30秒間の中間焼鈍を施し、ひき続いて冷間圧延して1
.0mm厚(圧下率33%)にし180℃x5Hrの焼
鈍を行なって、試験用アルミ合金板を作製した。
理してから420℃で熱間圧延して5mm厚となし、冷
間圧延で1.5mm厚とした。この厚さで440℃X
30秒間の中間焼鈍を施し、ひき続いて冷間圧延して1
.0mm厚(圧下率33%)にし180℃x5Hrの焼
鈍を行なって、試験用アルミ合金板を作製した。
つぎにこれらの板を苛性ソーダ水溶液による脱脂エツチ
ングと水洗ののち、20%硫酸水溶液(25℃)中で直
流的15Vの電圧をかけて陽極酸化処理した。
ングと水洗ののち、20%硫酸水溶液(25℃)中で直
流的15Vの電圧をかけて陽極酸化処理した。
陽極酸化皮膜厚みが20μmになるよう処理時間は各試
験板ごとに調整した。処理後水洗、乾燥して板面の色調
を色調計で測定し、均一性を目視で評価した。また材料
特性として、処理前の板において、o、 io〜1μm
の3i粒子の単位面積当りの数、結晶粒径、機械的性質
を測定した。それらの結果を第2表に示す。
験板ごとに調整した。処理後水洗、乾燥して板面の色調
を色調計で測定し、均一性を目視で評価した。また材料
特性として、処理前の板において、o、 io〜1μm
の3i粒子の単位面積当りの数、結晶粒径、機械的性質
を測定した。それらの結果を第2表に示す。
第2表
Si、Fe、Tiが不足または過剰なNo、3〜8では
陽極酸化処理後の色調にむら、筋が目立ち、色濃度も濃
すぎたり淡すぎたりして好ましくない。
陽極酸化処理後の色調にむら、筋が目立ち、色濃度も濃
すぎたり淡すぎたりして好ましくない。
色濃度(L値大はど明るい)は陽極酸化皮膜の厚みが5
μm増すとL値で約5低下するような相関を示す。した
がってNO,4のような合金でも膜厚をさらに5〜10
μ増やしてやればNo。
μm増すとL値で約5低下するような相関を示す。した
がってNO,4のような合金でも膜厚をさらに5〜10
μ増やしてやればNo。
1.2に近い濃灰色を得ることができるが、膜厚はまた
陽極酸化処理の通電量にも比例するので、いたずらに膜
厚を増して色を濃くすることは経済的でない。No、6
合金のように逆に膜を薄くすれば所望の色調が得られる
合金もあるが、一般に建築等部材に用いるアルミ合金板
は耐食性を確保するために15〜20μm厚みの陽極酸
化皮膜を必要とするので、これも好ましくないことにな
る。
陽極酸化処理の通電量にも比例するので、いたずらに膜
厚を増して色を濃くすることは経済的でない。No、6
合金のように逆に膜を薄くすれば所望の色調が得られる
合金もあるが、一般に建築等部材に用いるアルミ合金板
は耐食性を確保するために15〜20μm厚みの陽極酸
化皮膜を必要とするので、これも好ましくないことにな
る。
実施例2
第3表
第3表に示すNO,9、N 0.10合金鋳塊を下記第
4表に示す方法により2.0mm厚の板となし、実施例
1と同じ方法によって元板および陽4fA酸化処理後の
特性を測定。その結果を第4表下部に示す。
4表に示す方法により2.0mm厚の板となし、実施例
1と同じ方法によって元板および陽4fA酸化処理後の
特性を測定。その結果を第4表下部に示す。
第4表
実施例3
第5表
第5表に示す谷金(N O,11)鋳塊を540℃×5
[1r均質化処理後、420℃で熱間圧延して8mm厚
とし、4mm厚に冷間圧延してから440℃X30秒中
間焼鈍し、ひき続き冷間圧延で3mm厚(圧下率25%
)とした。この冷延板を120〜400℃で5〜301
1r熱処理してから実施例1に示すと同じ条件で陽極酸
化処理を施し、板面色調等を評価した結果を第6表に示
す。最終熱処理によって灰色色調(濃度、L値)をかな
り幅広く変えることができるが、建築部材に必要な強度
、剛性と色調を得る条件として150〜250℃が適当
である。
[1r均質化処理後、420℃で熱間圧延して8mm厚
とし、4mm厚に冷間圧延してから440℃X30秒中
間焼鈍し、ひき続き冷間圧延で3mm厚(圧下率25%
)とした。この冷延板を120〜400℃で5〜301
1r熱処理してから実施例1に示すと同じ条件で陽極酸
化処理を施し、板面色調等を評価した結果を第6表に示
す。最終熱処理によって灰色色調(濃度、L値)をかな
り幅広く変えることができるが、建築部材に必要な強度
、剛性と色調を得る条件として150〜250℃が適当
である。
第6表
実施例4
第7表
第7表に示す合金(No、12>を水冷した一対のm′
fA回転ロールを用いて10mm厚みの板状中間製品に
鋳造し、これを540℃x 5Hr均質化熱処理し、冷
間圧延して2mm厚みとした。
fA回転ロールを用いて10mm厚みの板状中間製品に
鋳造し、これを540℃x 5Hr均質化熱処理し、冷
間圧延して2mm厚みとした。
この冷延板を450℃X30秒中間焼鈍し、ひきつづい
て冷間圧延でimm厚(圧下率50%)とした。こうし
て1qだ板を120〜400℃で各3時間熱処理し、実
施例1に示すと同じ条件で陽極酸化処理し、板面色調等
を評価した結果を第8表に示す。最終熱処理によって灰
色色調(濃度、L値)をかなり幅広く変えることができ
るが、建築部材に必要な強度、剛性と色調を得る条件と
して150〜250℃が適当である。
て冷間圧延でimm厚(圧下率50%)とした。こうし
て1qだ板を120〜400℃で各3時間熱処理し、実
施例1に示すと同じ条件で陽極酸化処理し、板面色調等
を評価した結果を第8表に示す。最終熱処理によって灰
色色調(濃度、L値)をかなり幅広く変えることができ
るが、建築部材に必要な強度、剛性と色調を得る条件と
して150〜250℃が適当である。
第8表
[発明の効果]
以上説明したこの発明の効果は下記のように要約するこ
とができる。
とができる。
1)硫酸浴による陽極酸化処理で灰色の表面色調を得ら
れるので、従来からある他の発色、着色処理に比べて簡
便、経済的である。
れるので、従来からある他の発色、着色処理に比べて簡
便、経済的である。
2)耐腐食性の良い陽極酸化皮膜が得られ、紫外線等に
よる色調など性能劣化が少ないので、ビル外装等に利用
するのに都合がよい。
よる色調など性能劣化が少ないので、ビル外装等に利用
するのに都合がよい。
3)陽極酸化皮膜の膜厚および合金板の最終熱処理によ
る析出3i粒子の分布を変えることにより灰色の濃度を
変えることができるので、装飾性の多様化が容易である
。
る析出3i粒子の分布を変えることにより灰色の濃度を
変えることができるので、装飾性の多様化が容易である
。
Claims (3)
- (1)ケイ素0.7〜2.5%、鉄0.10〜0.70
%、チタニウム0.01〜0.05%を含み、残部がア
ルミニウムと不純物からなるアルミニウム合金であって
、ケイ素を主成分とする平均径1μm〜0.1μmの析
出粒子が3000個/mm^2以上の密度で均一分散し
ていることを特徴とする硫酸浴電解発色処理用アルミニ
ウム合金板。 - (2)ケイ素0.7〜2.5%、鉄0.10〜0、70
%、チタニウム0.01〜0.05%を含み、残部がア
ルミニウムと不純物からなるアルミニウム合金鋳塊を溶
融温度以下で均質化熱処理したのち、350〜450℃
で熱間圧延し、冷間圧延してから、350〜450℃で
60秒以内の中間焼鈍し、引き続き圧下率15%以上の
最終冷間圧延で所望の板厚とし、更に、150〜250
℃で1〜30時間の最終熱処理を施すことを特徴とする
硫酸浴電解発色処理用アルミニウム合金板の製造方法。 - (3)ケイ素0.7〜2.5%、鉄0.10〜0.70
%、チタニウム0.01〜0.05%を含み、残部がア
ルミニウムと不純物からなるアルミニウム合金溶湯を厚
み20mm以下の板状中間製品に鋳造し、この中間製品
を溶融温度以下で均質化熱処理したのち、450℃以下
で熱間圧延、温間圧延を経てあるいは経ることなく冷間
圧延してから、350〜450℃で60秒以内の中間焼
鈍し、引き続き圧下率15%以上の最終冷間圧延で所望
の板厚とし、更に、150〜250℃で1〜30時間の
最終熱処理を施すことを特徴とする硫酸浴電解発色処理
用アルミニウム合金板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7542486A JPS62235456A (ja) | 1986-04-03 | 1986-04-03 | 硫酸浴電解発色処理用アルミニウム合金板およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7542486A JPS62235456A (ja) | 1986-04-03 | 1986-04-03 | 硫酸浴電解発色処理用アルミニウム合金板およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62235456A true JPS62235456A (ja) | 1987-10-15 |
JPH0254412B2 JPH0254412B2 (ja) | 1990-11-21 |
Family
ID=13575804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7542486A Granted JPS62235456A (ja) | 1986-04-03 | 1986-04-03 | 硫酸浴電解発色処理用アルミニウム合金板およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62235456A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03257135A (ja) * | 1990-03-06 | 1991-11-15 | Sky Alum Co Ltd | 陽極酸化処理後の色調が黒色のアルミニウム合金およびその製造方法 |
-
1986
- 1986-04-03 JP JP7542486A patent/JPS62235456A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03257135A (ja) * | 1990-03-06 | 1991-11-15 | Sky Alum Co Ltd | 陽極酸化処理後の色調が黒色のアルミニウム合金およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0254412B2 (ja) | 1990-11-21 |
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