JPS62235422A - 方向性電磁鋼板の脱炭連続焼鈍設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、方向性電磁鋼板の脱炭連続焼鈍設備に係わり
、密着性、皮膜張力などの皮膜特性および鉄損特性のす
ぐれ方向性電磁鋼板を得るに適した脱炭連続焼鈍設備に
関する。

（従来の技術） 方向性電磁鋼板は、主としてトランス、発電機等の電気
機器の鉄心として使用されるが、磁気特性の俳坦枯什乃
γドｈｎ訪共什≠；自詳〒あ入とシ　卦よびグラス皮膜
特性がすぐれていることが重要である。

通常、方向性電磁鋼板は、　Ｓｉ　４％以下を含有する
珪素鋼素材を熱間圧延し、必要に応じて熱延板焼鈍し、
１回又は２回以上の冷間圧延工程により、最終仕上厚み
の冷延板を得、次に脱炭焼鈍を行った後、ＭｇＯを主成
分とする焼鈍分離剤を塗布し、仕上焼鈍を施してゴス方
位金もった２次再結晶粒を発現させ、更にＳ、Ｎなどの
不純物を除去するとともに、グラス皮膜を生成させて製
造される。さらに必要に応じて、平坦化焼鈍及び絶縁コ
ーティング処理が施される。

ところで方向性電磁鋼板の磁気特性、なかでも鉄損特性
の改善とともに、グラス皮膜が検討されている。例えば
特開昭５０−７１５２６号公報では、最終板厚に冷間圧
延された方向性電磁鋼帯に対し、脱炭焼鈍を行う前に、
その表面ｍｋ５ｔ／−以上除去するように酸洗して、表
面付着物と地鉄表層部を除去し、脱炭反応及び酸化物の
形成及内　をすＰ　磨　外　？　イｔ２〒弐　謙ｈ−Ｉ
ｆφ岸れ矢金ｆｓ２糸ｆれｒ龜ｔｉ４卵［預１を塗布し
、仕上焼鈍を施して均一性と密着性のよいＭｇＯ−５ｉ
０２系絶縁皮膜を形成することが記載されている。

また特開昭５７−１０１６７３号公報では、最終板厚に
冷間圧延された方向性電磁鋼帯を、脱炭焼鈍後に、Ｍｇ
Ｏ等の焼鈍分離剤を塗布する前に、前記鋼帯の表面を片
面で０．０２５〜０．５　ｆ／ｒｎ″研削あるいは酸洗
によって除去して、鋼板表面層の酸１ヒ被膜を除き、次
いで焼鈍分離剤を塗布し、仕上焼鈍を施して１．密着性
がよく均一な灰色の外観を呈するグラス皮膜を形成する
ことが記載されている。

これらは、鋼板の表面をきれいにし、ある込は平滑にし
、グラス皮膜の特性を良好とするものであシ、それなフ
の作用効果が１尋られるであろう。

鉄損特性の改善を行う装置については、例えば特開昭６
０−１０６９２２号公報では、連続焼鈍炉の直前に、鋼
板へ脱炭促進剤または脱炭遅延剤を塗布する凹凸表面を
設けた軟７１０−ルを設け、これによシ前記脱炭促進剤
または脱炭遅延剤を鋼板に塗布して、鉄損の低減を図る
ことが提案されている。

（発明が解決しようとする問題点） 方向性電磁鋼板のグラス皮膜は、脱炭焼鈍にて、鋼板表
面に８１０２を含む酸化層と、該鋼板に塗布されたＭｇ
Ｏを主成分とする焼鈍分離剤が、仕上焼鈍過程で反応し
て形成されるのである。

ところで仕上焼鈍は周知のように、鋼板はコイル状で行
われるので、コイル板間は雰囲気ガスの流通が難しい。

またコイル内での温度偏差が大である。かかることから
、コイル内の位置によっては過酸化になったシ、あるい
は酸化不足が生じたシして、グラス皮膜の形成反応が影
響され、密着性、外観、皮膜張力などの皮膜特性が、コ
イル内で一様とならないことがある。

また磁気特性についても、省エネルギーが強く要望され
、電力損失の低減を図るには、鉄損特性の改善をさらに
行う必要がある。

本発明は、皮膜特性および鉄損特性のすぐれた方向性電
磁鋼板に得るに適する脱炭連続焼鈍設備を目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明の要旨は、所定最終板厚に圧延された方向性電磁
鋼板を脱失する脱炭連続焼鈍炉において、脱炭連続焼鈍
炉の入側または／および出側て、鋼板表面研磨装置を設
け、鋼、板表面て微細な凹凸を形成せしめるようにした
ことを特徴とする。

本発明の設備に、方向性電磁鋼板を通板して製造すると
、脱炭焼鈍あるいは仕上焼鈍で、部分的に鋼板地鉄に入
り込んだ酸化物、が形成され、密着性、皮膜張力および
外観がすぐれたグラス皮膜が形成され、また鉄損の低い
方向性電磁鋼板が安定して、かつ低コストで得られる。

本発明を一実施例に基づき、図面を参照して詳細に説明
する。

図面において、１は脱炭連続焼鈍炉でらシ、所望の最終
板厚に圧延された方向性電磁鋼板Ｓが脱炭焼鈍される。

該脱炭連続焼鈍炉１は、例えば加熱帯２、均熱帯３、冷
却帯４から構成され、露点を制御された雰囲気ガスが、
供給管（図示しない）から供給され、脱炭雰囲気となる
ようになされている。５は張力調整ロール、例えばプラ
イドルロールであり、炉の入側および出側に設けられ、
鋼板の張力を調整する。

６は鋼板表面研磨装置で、例えばブラシロール、グライ
ンダー、サンド布紙を設けたロール、鋼板通板方向に、
はソ直交方向に往復動自在な研磨器などである。該鋼板
表面研磨装置６は、この実施例では炉の入側に設けられ
ておシ、方向性電磁鋼板Ｓの表面に、微細な凹凸を形成
させ、鋼板表面を活性化させる。

前記微細な凹凸とは、例えば２〜１５ＩＪ／ｒｎ　程度
の深さを呈する粗さであシ、鋼板の表面に全面的に形成
される。

このような微細な凹凸が、鋼板表面に形成されると、鋼
板表面は活性化され、脱炭焼鈍で、あるいはその後の仕
上焼鈍で、雰囲気ガスや、焼鈍分離剤との反応が増大さ
れ、鋼板に部分的に深く入り込んだ酸化物が形成される
。この理由は現時点では明らかでないが、鋼板に形成さ
れた酸化物は、Ｓｉ○２成分が、従来の通常の脱炭焼鈍
を行った場合Ｋ〈らべて、非常に多くなる。

ところで、グラス皮膜は前述の如く鋼板に生成された酸
化物と焼鈍分離剤との反応によシ形成されるが、酸化物
は前記のように、鋼板に部分的に入シ込んでいるので、
グラス皮膜の密着が非常にすぐれ、外観は濃灰色を一様
に呈し良好でアク、さらに皮膜張力が極めて高くなる。

第２図：／Ｃ＠板表板表面研磨装置−例のブラシロール
を示す。ブラシロール６−１は、鋼板通板方向り向きに
回転するように、通板ラインに設けてもよいし、あるい
は第２図に示すように、そのロール軸を鋼板通板方向Ａ
の向きとして、鋼板通板方向に対し、はソ直交方向の向
きに回転させてもよい。この場合には、プランコール６
−１を通板ライン内に分割して、例えば千鳥状に設ける
ことが望ましい。

なお７は洗浄・乾燥装置で、鋼板の付着物を除去するも
のである。９はモーター、８はルーパーで、炉つ入側と
出側にそれぞれ設けられている。

（発明の効果） 本発明は以上のようであるので、との脱炭連続焼鈍炉全
通板された方向性電磁鋼板は、密着性、外観、皮膜張力
ともすぐれたグラス皮膜が形成され、また皮膜張力の増
大などにより鉄損が低減される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す説明図、第２図は本発
明の鋼板表面研磨装置の一例を示す説明図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 所定板厚に圧延された方向性電磁鋼板を脱炭する脱炭連
   続焼鈍炉において、脱炭連続焼鈍炉の入側または出側に
   、鋼板表面研磨装置を設け、鋼板表面に微細な凹凸を形
   成せしめるようにしたことを特徴とする方向性電磁鋼板
   の脱炭連続焼鈍設備。