JP3148092B2 - 鉄損の低い鏡面方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents
鉄損の低い鏡面方向性電磁鋼板の製造方法Info
- Publication number
- JP3148092B2 JP3148092B2 JP07271895A JP7271895A JP3148092B2 JP 3148092 B2 JP3148092 B2 JP 3148092B2 JP 07271895 A JP07271895 A JP 07271895A JP 7271895 A JP7271895 A JP 7271895A JP 3148092 B2 JP3148092 B2 JP 3148092B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annealing
- steel sheet
- iron loss
- oriented electrical
- electrical steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Description
の電気機器等の鉄心として利用される方向性電磁鋼板の
製造方法に関するものである。特に、その表面の鏡面化
手段及び磁区細分化手段を効果的に導入することによ
り、鉄損特性の向上を低コストで達成する製造方法を開
示するものである。
の電気機器に用いられている。方向性電磁鋼板は、Si
を0.8〜4.8%含有し製品の結晶粒の方位を{11
0}<001>方位に高度に集積させた鋼板である。そ
の磁気特性として磁束密度が高く(B8値で代表され
る)、鉄損が低い(W17/50値で代表される)こと
が要求される。特に、最近では省エネルギーの見地から
電力損失の低減に対する要求が高まっている。
を低減させる手段として、磁区を細分化する技術が開発
された。仕上げ焼鈍後の鋼板にレーザービームを照射す
ることにより磁区を細分化して鉄損を低減させる方法
が、例えば特開昭58−26405号公報に開示されて
いる。しかしながら、該方法による鉄損の低減はレーザ
ー照射によって導入された歪に起因するので、トランス
に成形したのちに歪取り焼鈍を必要とする巻鉄心トラン
ス用としては使用することができない。
117218号公報において、仕上焼鈍後に例えば歯車
型ロールにより加工歪を加え微細粒を形成させて磁区細
分化する方法が開示されている。しかしながら該方法に
おいては、歯車型ロールによって方向性電磁鋼板の表面
セラミックス層を破砕する必要があるために歯車ロール
摩耗が大きく、製造コストに問題を生じる。
の磁区の動きを詳細に観察すると、静的には細分化した
磁区の中には動かない磁区も存在していることが判っ
た。方向性電磁鋼板の鉄損値を更に低減させるために
は、上記方法による磁区細分化技術と合わせて磁区の動
きを阻害する要因を排除する技術(磁区の活性化技術)
を導入する必要がある。
な要因である鋼板表面のグラス被膜等を除去し表面を鏡
面化する方法が有効である。その手段として、仕上げ焼
鈍後にグラス被膜を酸洗等により除去した後に、化学研
磨或いは電解研磨を行い表面を鏡面化させる方法が、例
えば特開昭64−83620号公報に開示されている。
しかしながら、化学研磨・電解研磨等の方法は、研究室
レベルでの少試料の材料を加工することは可能である
が、工業的規模で行うには薬液の濃度管理、温度管理、
公害防止設備の付与等の点で大きな問題があり、更にこ
のような工程を付加することにより製造コストが高くな
ってしまうために、未だ実用化されるに至っていない。
ール等により加工歪を加え微細粒を形成させることによ
り低鉄損値は得られるが、歯車ロールの摩耗が大きく製
造コストが高くなるという問題点、更に、この磁区細分
化処理の効果を最大限に発揮して大幅な低鉄損値を得る
ために酸洗・化学研磨等の表面処理を施した場合に、コ
ストが高くなるという問題点を同時に解決するものであ
る。すなわち、歪取り焼鈍を施しても磁気特性が劣化せ
ず、しかも鉄損特性が大幅に向上する安価な方向性電磁
鋼板の製造方法を開示するものである。
決するために、脱炭焼鈍をFe系酸化物の形成しない酸
化度の雰囲気ガス中で脱炭焼鈍し、焼鈍分離剤としてア
ルミナを塗布することにより、仕上げ焼鈍後の鋼板表面
を鏡面状態にし、該鋼板に機械的に局所応力を付加して
溝を形成した後に張力被膜を形成させ、活動磁壁数を増
加させることにより、歪取り焼鈍を施しても特性劣化す
ることがなく、且つ従来製品よりも低い鉄損の方向性電
磁鋼板を提供するものである。また、従来製造工程と比
較して付加工程がないので、製造コストも実質的に高く
ならない。
法としては、小松等による(Al,Si)Nを主インヒ
ビターとして用いる製造法(例えば特公昭62−452
85号公報)、又は田口・坂倉等によるAlNとMnS
を主インヒビターとして用いる製造法(例えば特公昭4
0−15644号公報)を適用すればよい。
重要な元素である。含有量が4.8%を超えると、冷間
圧延時に材料が割れ易くなり圧延不可能となる。一方、
Si量を下げると仕上げ焼鈍時にα→γ変態を生じ、結
晶の方向性が損なわれるので、仕上げ焼鈍において結晶
の方向性に影響を及ぼさない0.8%を下限とする。
(Al,Si)Nとしてインヒビターとして機能するた
めに必須の元素である。磁束密度が高くなる0.012
〜0.050%を限定範囲とする。Nは製鋼時に0.0
1%以上添加するとブリスターと呼ばれる鋼板中の空孔
を生じるので、0.01%を上限とする。
ビターとしての役割を果たす。Mnが0.02%より少
なく、またSが0.005%より少ないと所定量の有効
なMnSインヒビターが確保できない。また、Mnが
0.3%、Sが0.04%より多いとスラブ加熱時の溶
体化が不十分となり、二次再結晶が安定して行われなく
なる。故にMn:0.02〜0.3%、S:0.005
〜0.04%とする。他のインヒビター構成元素とし
て、B,Bi,Se,Pb,Sn,Ti等を添加するこ
ともできる。
板とされる。小松等による(Al,Si)Nを主インヒ
ビターとして用いる製造法(例えば特公昭62−452
85号公報)では、熱間圧延時の温度確保の観点から1
100℃以上、またAlNの完全溶体化しない1280
℃以下の温度で加熱を行った後に熱間圧延を行う。ま
た、田口・坂倉等によるAlNとMnSを主インヒビタ
ーとして用いる製造法(例えば特公昭40−15644
号公報)では、完全溶体化する1300℃以上の温度で
加熱した後に熱延を行えば良い。
を経て冷間圧延される。焼鈍は750〜1200℃の温
度域で30秒〜30分間行われ、この焼鈍は製品の磁気
特性を高めるために有効である。望む製品の特性レベル
とコストを勘案して採否を決めるとよい。
15644号公報に開示されているように、最終冷延圧
下率80%以上とすれば良い。冷間圧延後の材料は、鋼
中に含まれる炭素を除去するために湿水素雰囲気中で、
750〜900℃の温度域で脱炭焼鈍を行う。
(Fe2 SiO4 、FeO等)を形成させない酸化度で
焼鈍を行い、焼鈍分離剤としてアルミナを塗布すること
が本発明の一つのポイントである。例えば、通常脱炭焼
鈍が行われる800〜850℃の温度域においては、雰
囲気ガスの酸化度(P H2 O /P H2 )<0.15に調
整することにより、Fe系酸化物の生成を抑制すること
ができる。
が遅くなってしまい、工業的観点から好ましくない。こ
の両者を勘案すると、750〜900℃の温度域におい
て、雰囲気ガスの酸化度(P H2 O /P H2 ):0.0
1〜0.15の範囲で焼鈍することが好ましい。
ンヒビターとして用いる製造法(例えば特公昭62−4
5285号公報)においては、窒化処理を施す。この窒
化処理の方法は特に限定するものではなく、アンモニア
等の窒化能のある雰囲気ガス中で行う方法等がある。量
的には0.005%以上、望ましくは全窒素量として鋼
中のAl当量以上窒化すれば良い。
分離剤としてアルミナを水スラリーもしくは静電塗布法
等によりドライ・コートする。水スラリーで塗布する場
合には、例えば特願平5−211602号明細書で開示
する方法を採用することが好ましい。
結晶と窒化物の純化を行う。二次再結晶を特開平2−2
58929号公報で開示されるように、一定の温度で保
持する等の手段により所定の温度で行うことは、磁束密
度を上げるうえで有効である。
化と表面の平滑化を行うために、100%水素で110
0℃以上の温度で焼鈍する。仕上げ焼鈍後、該鋼板に機
械的に局所応力を付加して溝を形成した後に張力被膜を
形成させることにより、歪取り焼鈍により影響を受けな
いような方法で活動磁壁数を増加させることが本発明の
重要なポイントである。
発明法で製造した仕上焼鈍後の板を、歯車ロールにより
幅20μm、深さ10μmの溝を5mm間隔で形成した。
その後、コロイド状シリカとリン酸塩を主成分とするコ
ーティング液を塗布して、850℃で2分間焼き付け張
力被膜を形成した後、800℃で4時間の歪取り焼鈍を
行った。
製造した製品(b)の磁区顕微鏡写真、図2に両者製品
の交流磁界下での磁壁移動速度を示す。図3に、製品の
磁束密度(B8値)と鉄損(W17/50)の関係を示
す。図4は、歯車ロールの摩耗による鉄損劣化代を示
す。
明法による製品(b)の磁区細分化効果は、静的には従
来材(a)と同じように観察されるが、図2に示すよう
に交流磁界下での磁壁移動挙動をみると、本発明法によ
る製品の磁壁は殆ど全て動いていることが分かる。一
方、従来製品では一部の磁壁はグラス被膜によるピン止
め効果のために全く移動できない。このような、実際の
活動磁壁数の差により、図3に示すように鉄損値として
10〜20%もの差が生じる。
劣化代を示すものであるが、本発明法では仕上焼鈍後の
鋼板表面には従来のようにセラミックス被膜が存在しな
いので、歯車ロールの寿命が5倍以上伸びることが分か
る。このように本発明法によると、従来法と比較して、
新たな製造工程を付加することなく、鉄損が10〜20
%向上し、かつ歯車ロールの寿命も5倍以上伸びること
が分かる。
角もしくは直角から45度の範囲内で、その間隔は2〜
10mmが鉄損低下の観点から好ましい。溝の形状は連続
的、不連続又は点状のいずれでも良い。溝の幅及び深さ
は、それぞれ10〜300μm、5〜50μmの範囲が
鉄損低下の観点から好ましい。溝の幅を狭くすると、曲
率半径の小さな曲げ加工を施す際に折れの起点となり易
い。また溝の幅を広くすると磁束密度が低下してしま
う。溝の深さも同様にあまり深くすると磁束密度が低下
してしまう。
9338号公報によるコロイド状シリカとリン酸アルミ
ニウムを主体とするコーティング液、特開昭50−79
442号公報によるコロイド状シリカとリン酸マグネシ
ウムを主体とするコーティング液、又は特開平6−65
754号公報によるアルミナ・ゾルとホウ酸を主成分と
するコーティング液を焼き付ける方法等を採用すればよ
い。
C:0.05%、S: 0.007%、酸可溶性Al:0.03%、
N: 0.008%、Sn:0.05%、残部実質的にFe及び不
可避的不純物からなる珪素鋼スラブを1150℃で加熱した
後、熱間圧延し板厚 2.3mmとした。この熱延板を 1.8mm
に冷延し、1100℃で2分間焼鈍した後、最終板厚0.23mm
に冷延した。
いて酸化度(A:本発明法)0.06、及び(B:従来法)
0.44で 830℃の温度で 100秒焼鈍し一次再結晶させた。
次いでアンモニア雰囲気中で焼鈍することにより、窒素
量を 0.025%に増加して、インヒビターの強化を行っ
た。
アルミナ(Al2 O3 )、及び(B:従来法)マグネシ
ア(MgO)を水スラリーで塗布した後、仕上げ焼鈍を
施した。これらの試料に歯車ロールで圧延方向と直角方
向から10度の方向で、幅50μm、深さ15μmの溝
を形成した後、コロイド状シリカとリン酸塩を主成分と
するコーティング液を塗布して 850℃で2分間焼き付け
た。これらの試料の磁気特性を測定した後、更に 800℃
で4時間の歪取り焼鈍を行った。得られた製品の磁気特
性を表1に示す。
に、圧延方向と直角方向に、幅30μm、深さ10μm
の溝を歯型の金型をプレスして形成した後、アルミナ・
ゾルとホウ酸を主成分とするコーティング液を塗布して
870℃で2分間焼き付けた。これらの試料の磁気特性を
測定した後、更に 800℃で4時間の歪取り焼鈍を行っ
た。得られた製品の磁気特性を表2に示す。
n: 0.1%、C:0.05%、S: 0.007%、酸可溶性A
l:0.03%、N: 0.008%、Sn:0.05%、残部実質的
にFe及び不可避的不純物からなる珪素鋼スラブを1150
℃で加熱した後、熱間圧延し板厚 2.3mmとした。この熱
延板を1100℃で2分間焼鈍した後、最終板厚0.30mmに冷
延した。
いて酸化度(A:本発明法)0.06、及び(B:従来法)
0.44で 830℃の温度で 150秒焼鈍し一次再結晶させた。
次いでアンモニア雰囲気中で焼鈍することにより、窒素
量を 0.025%に増加して、インヒビターの強化を行っ
た。
アルミナ(Al2 O3 )、及び(B:従来法)マグネシ
ア(MgO)を水スラリーで塗布した後、仕上げ焼鈍を
施した。これらの試料に歯車ロールで圧延方向と直角方
向から10度の方向で、幅50μm、深さ15μmの溝
を形成した後、コロイド状シリカとリン酸塩を主成分と
するコーティング液を塗布して 850℃で2分間焼き付け
た。これらの試料の磁気特性を測定した後、更に 800℃
で4時間の歪取り焼鈍を行った。得られた製品の磁気特
性を表3に示す。
n: 0.1%、C:0.05%、S: 0.007%、酸可溶性A
l:0.03%、N: 0.008%、Sn:0.05%、残部実質的
にFe及び不可避的不純物からなる珪素鋼スラブを1150
℃で加熱した後、熱間圧延し板厚 1.8mmとした。この熱
延板を 1.4mmに冷延し、1100℃で2分間焼鈍した後、最
終板厚0.15mmに冷延した。
いて酸化度(A:本発明法)0.06、及び(B:従来法)
0.44で 830℃の温度で70秒焼鈍し一次再結晶させた。次
いでアンモニア雰囲気中で焼鈍することにより、窒素量
を 0.025%に増加して、インヒビターの強化を行った。
アルミナ(Al2 O3 )、及び(B:従来法)マグネシ
ア(MgO)を水スラリーで塗布した後、仕上げ焼鈍を
施した。これらの試料に歯車ロールで圧延方向と直角方
向から10度の方向で、幅50μm、深さ15μmの溝
を形成した後、コロイド状シリカとリン酸塩を主成分と
するコーティング液を塗布して 850℃で2分間焼き付け
た。これらの試料の磁気特性を測定した後、更に 800℃
で4時間の歪取り焼鈍を行った。得られた製品の磁気特
性を表4に示す。
n:0.07%、C:0.07%、S: 0.025%、酸可溶性A
l: 0.026%、N: 0.008%、Sn: 0.1%、残部実質
的にFe及び不可避的不純物からなる珪素鋼スラブを13
50℃で加熱した後、熱間圧延し板厚 2.3mmとした。この
熱延板を酸洗後 1.8mmに冷延し、1100℃で2分間焼鈍し
た後、最終板厚0.23mmに冷延した。
いて酸化度(A:本発明法)0.1 、及び(B:従来法)
0.44で 850℃の温度で 100秒焼鈍し一次再結晶させた。
これらの鋼板をその後、(A:本発明法)アルミナ(A
l2 O3 )、及び(B:従来法)マグネシア(MgO)
を水スラリーで塗布した後、仕上げ焼鈍を施した。
角方向から10度の方向で、幅50μm、深さ15μm
の溝を形成した後、コロイド状シリカとリン酸塩を主成
分とするコーティング液を塗布して 850℃で2分間焼き
付けた。これらの試料の磁気特性を測定した後、更に 8
00℃で4時間の歪取り焼鈍を行った。得られた製品の磁
気特性を表5に示す。
特性が劣化せず、且つ従来よりも格段に鉄損特性の良好
な方向性電磁鋼板をコストアップすることなく製造する
ことができる。
性電磁鋼板(b)の磁区の状況を示す顕微鏡写真。
板の交流磁界下での磁壁移動速度の図表。
0)の関係の図表。
Claims (3)
- 【請求項1】 重量比で、 Si:0.8〜4.8%、 酸可溶性Al:0.012〜0.05%、 N ≦0.01%、 残部実質的にFe及び不可避的不純物からなる珪素鋼ス
ラブを1100℃以上1280℃以下で加熱した後に熱
間圧延し、一回もしくは中間焼鈍をはさむ二回以上の冷
間圧延により最終板厚とし、脱炭焼鈍・窒化処理を行っ
た後、仕上げ焼鈍を施す方向性電磁鋼板の製造方法にお
いて、脱炭焼鈍をFe系酸化物の形成しない酸化度の雰
囲気ガス中で行った後、焼鈍分離剤としてアルミナを塗
布することにより、仕上げ焼鈍後の鋼板表面を鏡面状態
にし、該鋼板に機械的に局所応力を付加して溝を形成し
た後に張力被膜を形成することにより、活動磁壁数を増
加させることを特徴とする鉄損の低い鏡面方向性電磁鋼
板の製造方法。 - 【請求項2】 重量比で、 Si:0.8〜4.8%、 酸可溶性Al:0.012〜0.05%、 N ≦0.01%、 Mn:0.02〜0.3%、 S :0.005〜0.040%、 残部実質的にFe及び不可避的不純物からなる珪素鋼ス
ラブを1300℃以上に加熱した後に熱間圧延し、一回
もしくは中間焼鈍をはさむ二回以上の冷間圧延により最
終板厚とし、次いで脱炭焼鈍・仕上げ焼鈍を施す方向性
電磁鋼板の製造方法において、脱炭焼鈍をFe系酸化物
の形成しない酸化度の雰囲気ガス中で行った後、焼鈍分
離剤としてアルミナを塗布することにより、仕上げ焼鈍
後の鋼板表面を鏡面状態にし、該鋼板に機械的に局所応
力を付加して溝を形成した後に張力被膜を形成すること
により、活動磁壁数を増加させることを特徴とする鉄損
の低い鏡面方向性電磁鋼板の製造方法。 - 【請求項3】 機械的に局所応力を付加して溝を形成す
る方法において、鋼板に形成する溝が圧延方向に直角も
しくは直角から45度の範囲内で、その間隔が圧延方向
に1〜20mm、幅が10〜300μm、深さが5μm以
上50μm以下であることを特徴とする請求項1もしく
は2記載の鉄損の低い鏡面方向性電磁鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07271895A JP3148092B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 鉄損の低い鏡面方向性電磁鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07271895A JP3148092B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 鉄損の低い鏡面方向性電磁鋼板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08269554A JPH08269554A (ja) | 1996-10-15 |
JP3148092B2 true JP3148092B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=13497423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07271895A Expired - Lifetime JP3148092B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 鉄損の低い鏡面方向性電磁鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3148092B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101762339B1 (ko) * | 2015-12-22 | 2017-07-27 | 주식회사 포스코 | 방향성 전기강판 및 방향성 전기강판의 제조방법 |
KR102567688B1 (ko) | 2019-01-16 | 2023-08-18 | 닛폰세이테츠 가부시키가이샤 | 방향성 전자 강판 및 그 제조 방법 |
BR112021013725A2 (pt) * | 2019-01-16 | 2021-09-21 | Nippon Steel Corporation | Chapa de aço elétrico de grão orientado |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP07271895A patent/JP3148092B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08269554A (ja) | 1996-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3537339B2 (ja) | 皮膜特性と磁気特性に優れた方向性電磁鋼板及びその製造方法 | |
JP2679944B2 (ja) | 鉄損の低い鏡面方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP3456862B2 (ja) | 極めて低い鉄損をもつ一方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP2653638B2 (ja) | 鉄損の低い方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JPH10152724A (ja) | 極めて低い鉄損をもつ一方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP3496067B2 (ja) | 鏡面一方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP3489945B2 (ja) | 鏡面一方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP3474837B2 (ja) | B8が1.91t以上の鏡面一方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP3148092B2 (ja) | 鉄損の低い鏡面方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP2680987B2 (ja) | 鉄損の低い方向性珪素鋼板の製造方法 | |
JP3148096B2 (ja) | 鉄損の低い鏡面方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP4331886B2 (ja) | 方向性珪素鋼板の製造方法 | |
JPS6332849B2 (ja) | ||
JP3148094B2 (ja) | 鉄損の低い鏡面方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JPS637333A (ja) | グラス皮膜特性のすぐれた低鉄損方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP3148093B2 (ja) | 鉄損の低い鏡面方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP3148095B2 (ja) | 鉄損の低い鏡面方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP2678855B2 (ja) | 超低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法 | |
JP2680532B2 (ja) | 鉄損の低い方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP3300194B2 (ja) | 鉄損の低い鏡面方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP2719266B2 (ja) | 超低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法 | |
JP2678850B2 (ja) | 超低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法 | |
JPH07278669A (ja) | 鉄損の低い鏡面方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP4585141B2 (ja) | 方向性珪素鋼板の製造方法及び脱炭焼鈍炉 | |
JP3154935B2 (ja) | 磁束密度の高い低鉄損鏡面一方向性電磁鋼板の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20001128 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090112 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100112 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120112 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130112 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130112 Year of fee payment: 12 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130112 Year of fee payment: 12 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130112 Year of fee payment: 12 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140112 Year of fee payment: 13 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |