JPS62235213A - 酸化錫−アルミナ混合粉体の合成方法 - Google Patents

酸化錫−アルミナ混合粉体の合成方法

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JPS62235213A
JPS62235213A JP61076070A JP7607086A JPS62235213A JP S62235213 A JPS62235213 A JP S62235213A JP 61076070 A JP61076070 A JP 61076070A JP 7607086 A JP7607086 A JP 7607086A JP S62235213 A JPS62235213 A JP S62235213A
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俊彦 高野
Yoshihisa Inoue
井上 喜央
Yukiko Kobayashi
小林 有紀子
Shigeo Harada
原田 茂夫
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  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は触媒またはガスセンサ母体等に用いることので
きる、活性の高い、酸化錫−アルミナ混合粉体を比較的
少ない工程でかつ安価に合成するための酸化錫−アルミ
ナ混合粉体の合成方法に関するものである。
〈発明の技術的背景とその問題点〉 従来、複数の酸化物の混合は、粉体の状態でボールミル
や乳バチ等を用いて行なわれることが多かった。しかし
、各々の酸化物の比重及び硬度の違いから混合効率は、
それほど高くなかった。また、機械的混合装置による粉
体の混合は、熱的あるいは機械的な作用により、粒子の
粉砕過程や表面状態の改変を伴うことが常であり、粉体
の触媒機能等1粒子の表面状態に大きく左右される現象
に対して十分制御を行うには、かならずしも適した方法
とは言い難い。特に本発明で示した酸化錫−アルミナの
混合粉体においては、アルミナと酸化錫の比重がアルミ
ナ3.2 ?/crtl (γ−アルミナ)及び酸化錫
6.9 y/c!(S no 2 )と倍以上も違い、
また硬度はアルミナがきわめて高いため、上記で示した
問題が顕著に現われる。
本発明は上記の点に鑑みて創案されたものであり、粉体
の状態での混合工程を経ることなく、それでもなお均一
に分散し、活性の損なわれることのない粉体を少ない有
効な手順で、安価に作ることのできる酸化錫−アルミナ
混合粉体の合成方法を提供することを目的としている。
く問題点を解決するための手段及び作用ン上記の目的を
達成するため、本発明の酸化錫−アルミナ混合粉体の合
成方法は、水または有機溶剤あるいは水−有機混合溶媒
に錫塩及びアルミニウム塩を溶解して錫塩・アルミニウ
ム塩混合溶液を調製する錫塩・アルミニウム塩混合溶液
調↓工程と、上記の錫塩・アルミニウム塩混合溶液にア
ルカリ水溶液またはアルカリ有機溶液あるいはアルカリ
・水−有機溶液を混合することによυ、錫水酸化物及び
アルミニウム水酸化物の混合ゾルを作成する工程と、上
記の混合ゾルを溶媒と分離後乾燥する工程と、その後に
300℃〜1000℃で焼成することにより酸化錫−ア
ルミナ混合粉体を得る工程とを含むように構成している
即ち、本発明の特徴は、溶媒中で錫水酸化物及びアルミ
ニウム水酸化物のゲルを同時に生成し、溶媒中でゲル同
士の混合を行うことにより、上記した従来技術における
粉体の混合において見られたいくつかの技術的困難を回
避することが出来、またこのような各酸化物を同時に作
製することにより、粉体の混合工程が不要になる他、粉
体製造ラインが短縮されることになる。
く各工程の説明〉 次に本発明の合成方法の各工程を説明する。
塩化錫及び塩化アルミニウムといった化合物は、水及び
アルコール、DMF等の溶剤に良く溶けることが知られ
ている。
本発明においては、まず水またはエチルアルコール、N
・N′−ジメルホルムアミド、イングロビルアルコール
、n−ブタノール、テトラヒドロフラン等の溶剤あるい
は水−有機混合溶媒に錫塩及びアルミニウム塩の各々の
金属塩を、例えば第1図に示した様に最終生成含有比率
に見合った配合で溶解させる。なお、第1図は後述する
実施例2における95wt%のエチルアルコール中で行
なった反応に供した、塩化錫の含有比に対する生成した
酸化錫の含有比をグラフで表わしたものであり、横軸に
塩化錫含有比を、縦軸に酸化錫の含有比を示している。
また、この溶解させる際には、得られる粒子径表面積等
を勘案して濃度及び反応速度を決定する必要がある。い
くつかの試験を行ってみたところ酸化錫の合成は、溶媒
の種類、塩化錫の譲度など合成条件が生成粒子径に影響
を与えることが判明した。
一方アルミナは、溶媒の種類、アルミニウム塩濃度に対
して酸化錫はど影響を受けない。従って、この反応工程
では主に酸化錫の合成条件に合わせて、混合粉体の合成
条件を決めることが妥当である。さらに、生成した粉体
の触媒能を修飾するために任意の金属塩、例えばパラジ
ウム、金、白金。
アンチモンといった金属の塩(Pdctz、HAuCl
< 。
HzPtC16等)を溶液中に添加混入させることも可
能である。
次に、この錫塩・アルミニウム塩混合溶液あるいはこの
溶液に、一種または複数の任意の可溶な金属塩を添加し
た混合溶液にアルカリ水溶液またはアルカリ有機溶液あ
るいはアルカリ・水−有機溶液を混合することになるが
、アルカリとしてはアンモニア水、アンモニア−アルコ
ール溶i、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムの水溶液
あるいは上記の有機溶剤の溶液等、各種アルカリ金属の
水酸化物、アンモニア7アミン等有機化合物の水溶液あ
るいは有機−水溶液、有機溶液を用いることかできる。
この溶液濃度も粒子生成条件を考慮して選択する必要が
ある。
以上2種の溶液を混合することにより錫水酸化物アルミ
ニウム水酸化物を同時に混合ゾルとして生成させること
ができる。当然ながら粒子生成条件はこの混合時間、即
ち反応速度にも関係している0 これらの一連の反応は、加水分解として良く知られたも
のであるが、後述する実施例4で示す様に、はとんど水
を含まない条件下でも反応が生じ、混合粉体の合成が可
能である。さらに、このような液相中での金属酸化物合
成においては、極性の小さい溶媒あるいは非プロトン性
溶媒を用いることにより、二次凝集の少ない、微粉体を
得ることが出来る。また、こういった粒子状態に関与す
る項目以外に蒸気圧の大きな溶媒を用いることにより、
引き続き行う乾燥工程でのコストは低減する。
ただし、溶媒自体のコストを考えると、水を用いた場合
が最も小さく抑えられる0 以上を勘案した上で最も実情に合った溶媒を選択する必
要があるが、塩化錫(IV)及び塩化アルミニウムは多
くの溶媒に可溶であり、選択の幅はかなシあり、必要に
応じて適宜選択すれば良いことになる。
次に、以上の工程で得られた混合ゾルを濾過。
遠心分離等の方法で溶媒と分離後、乾燥し300℃〜1
000℃の温度で焼成する。この焼成温度の範囲は、各
金属水酸化物の分解開始温度が300℃程度であること
、及びアルミナが活性アルミナからコランダムへ転移す
る温度が1150℃程度であることに基づいて設定した
ものであり、さらに酸化錫微粒子の焼結が1000℃以
上でかなり速く進行することにより設定している。
上記のゾルの段階で十分に混合されていれば、焼成して
得られた粒子もおおむね良く分散した均質な粉体となる
〈発明の効果ン 以上のように、本発明によれば、溶媒中で錫水酸化物及
びアルミニウム水酸化物のゲルを同時に生成し、溶媒中
でゲル同士の混合を行なうことにより、従来の粉体の混
合において見られた種々の技術的困難を回避することが
出来、また錫及びアルミニウムの各酸化物を同時に作製
することにより、粉体の混合工程が不要となり、その結
果として、粉体製造ラインを短縮することが出来る。
また本発明によれば、任意の酸化第二錫微粒子を含む酸
化錫−アルミナ粉体、または第3の微量の添加物を含む
酸化錫−アルミナ粉体の生成が可能であシ、二次凝集の
少ない均一に分散された活性度の高い微粉体を作製する
ことができる。
〈実施例2 次に本発明を実施例を挙げて、更に詳細に説明するが、
以下に示す実施例はあくまでも一例であって、これらの
実施例により本発明の技術的範囲を限定するものではな
い。
実施例1 市販の塩化第二錫(SnC14・5H20) 3 S’
及び塩化アルミニウム(AlCl2・6H20)0.6
52を水10〇−中に溶かし、29%アンモニア水10
−を30分かけて滴下する。次にこの工程により生成し
た混合ゾルを濾過後、温度60℃気圧5 torr以下
で5時間乾燥し、得られた白色粉末を900℃で1時間
焼成する。生成物は淡い茶色の粉末で収量は1.182
であった。生成物をX線回折装置で内部標準法を用いて
定量を行った。標準物質にNiOを用い、酸化錫の量を
求めたところ84wt%であった。
SEM観察によると、酸化錫は0.1μ程度の粒径を持
ち、アルミナのそれは10μ程度であった。
実施例2 溶媒として95%のエチルアルコールを用い塩化第二錫
及び塩化アルミニウムの混合比による生成物の組成比を
調べた。塩化第二錫6りに対して、塩化アルミニウムを
表1に示した量をとり95%のエチルアルコール100
−に溶かした。各溶液の塩素イオン濃度に比例する表1
に示す分量の29%アンモニア水を加えた。この時30
分で全てのアンモニア水が加えられるようにアンモニア
水を加える滴下速度を調節した。反応終了後生じたゲル
を濾過後、60℃、5 torr以下の条件で乾燥し、
700℃で3時間焼成を行った。
各々の酸化錫含量の測定は、実施例1と同様の方法で行
−ンた。その結果を表1右欄に示す。生成酸化錫含有量
と反応に加える塩化物濃度の関係を図1に示す。これに
より、今度は逆に生成物の混合比から、目的とする混合
比を得るため反応に加える塩化錫及び塩化アンモニウム
量を決めることができた。
実施例3 塩化第二錫(5nC14・5H20) 6 t 、 塩
化アルミニウム(AlCl2−6H20) 1.4 f
を100m/!95%エチルアルコール中に溶かし、A
u換算0.0473?/mlの濃度のHAuC14水溶
液を1rnA加える。次に、29%NH3水溶液を12
.5 m 滴下して加え、得られたゲルを濾過乾燥後7
00℃で3時間焼成した。
この結果、1.891の赤火色の約5wtXのAuを含
有した酸化錫アルミナ混合粉体を得た。
同上の実験をHAuCl4のかわυに0.0896 r
/mAのHzPtC16水溶液0.53−を加えて行っ
たところ、1.97Fの約5wt%のptを含有した青
灰色の酸化錫アルミナ混合粉体が得られた。また別に0
.00.60?/mlのPdCl2水溶液を8,3−加
えて2.44 fの約5wtXのPdを含有した血赤灰
色の混合粉体を得た○ 実施例4 2.58?の無水塩化第二錫及び0.759の無水塩化
アルミニウムを100−〇N、N’−ジメチルホルムア
ミドに溶かし、40−の飽和アンモニア・エタノール溶
液を加えた。生じたゲルを濾過乾燥後700℃で3時間
焼成した。その結果淡茶色の酸化錫、アルミナ混合粉体
を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例2における95wt%のエチ
ルアルコール中で行なった反応に供した、塩化錫の含有
比に対する生成した酸化錫の含有比をグラフで表わした
ものである。 代理人 弁理士 杉 山 毅 至(他1名)第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水または有機溶剤あるいは水−有機混合溶媒に錫塩
    及びアルミニウム塩を溶解して錫塩・アルミニウム塩混
    合溶液を調製する錫塩・アルミニウム塩混合溶液調製工
    程と、 上記錫塩・アルミニウム塩混合溶液にアルカリ水溶液ま
    たはアルカリ有機溶液あるいはアルカリ・水−有機溶液
    を混合することにより、錫水酸化物及びアルミニウム水
    酸化物の混合ゾルを作成する工程と、 上記混合ゾルを溶媒と分離後乾燥する工程と、その後に
    300℃〜1000℃で焼成することにより酸化錫−ア
    ルミナ混合粉体を得る工程とを含んでなることを特徴と
    する酸化錫−アルミナ混合粉体の合成方法。 2、前記錫塩、アルミニウム塩混合溶液調製工程は更に
    前記溶媒に可溶な一種または複数の任意の金属塩を添加
    する工程を含み、 前記混合ゾルは上記添加した金属の酸化物あるいは水酸
    化物を含む錫水酸化物及びアルミニウム水酸化物の混合
    ゾルである ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の酸化錫−
    アルミナ混合粉体の合成方法。
JP61076070A 1986-04-02 1986-04-02 酸化錫−アルミナ混合粉体の合成方法 Granted JPS62235213A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104528811A (zh) * 2015-01-20 2015-04-22 天津大学 一步水热法制备高分散的二氧化锡纳米颗粒的制备方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104528811A (zh) * 2015-01-20 2015-04-22 天津大学 一步水热法制备高分散的二氧化锡纳米颗粒的制备方法
CN104528811B (zh) * 2015-01-20 2016-06-22 天津大学 一步水热法制备高分散的二氧化锡纳米颗粒的制备方法

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