JPS62234658A - 蒸気処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、はんだ材料を使って２つ以上の物品を接合す
るために伝熱媒体として空気の比重よりも大きい飽和蒸
気を用い、この飽和蒸気が凝縮するときに出る蒸気潜熱
を利用してはんだ材料を加熱溶融し、物品を接合する蒸
気処理装置に関するものである。

従来の技術 近年この種の蒸気処理装置は各種工夫されている。例え
ば特公昭６３−４０９３４号公報記載の装置の実施例で
は飽和蒸気で満たされた容器の端部に、対向して入口導
管と出口導管を設け、各導管の中には飽和蒸気を凝縮さ
せて凝縮した液体を容器へ戻すだめの冷却コイルを設け
、溶着される物品を移送するコンベア装置が入口導管の
冷却コイルを通り、飽和蒸気で満たされた容器内へ連通
し、コンベア装置により移送された物品は飽和蒸気の蒸
気潜熱により加熱され、所望の溶着作業が行なわれた後
、出口導管の冷却コイルを通って容器外へ出るように々
っている。他の実施例では大気に開口する容器内に蒸気
層を上下に二重層として、溶着作業に必要な温度をもつ
第１蒸気層の土に低沸点で低密度の空気よりは大きい密
度の第２蒸気層を形成し、第１蒸気が大気に漏出するの
を減少又は防止するようにし、開口から物品を第１蒸気
層まで下降垂下する事によって第１蒸気の蒸気潜熱によ
り物品に２加熱され所望の溶着作業が行なわれた後第２
蒸気層を通って容器から取出され大気温まで冷却される
。−１だ特開昭５８−６７７４号公報記載の装置では密
閉された処理室の両端に比較的長めの導管を設け、導管
の管路にはコンベアが設けられており、ワークはコンベ
アより処理室の蒸気ゾーンへ搬送され、この蒸気ゾーン
を通過して蒸気処理を行なった後、他の導管を介して外
部へ送出するようにし、発生する蒸気が処理室から導管
を通り大気中へ逃げようとするのを導管内に配置の冷却
コイルにより凝縮して捕え、処理室へ戻すと七により蒸
気の外部拡散を防止している。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら前記のような構成では、例えば特公昭６３
−４０９３４号公報記載の実施例では物品を移送するコ
ンベア装置が傾斜して、飽和蒸気槽中へ設けられている
ので蒸気潜熱ｒ（よりはんだが溶融するとはんだ」−の
物品がその自重により正規位置からはずれたり、落下し
たりする場合がある。他の実施例では物品を容器内に出
入する開口部を容器上部に設けているので物品を搬入用
する時に蒸気を上下にかき寸ゎすのでがき丑ゎされた蒸
気は大気中に拡散しゃすい。捷だ特開昭５８−６７７４
号公報記載の装置では、このような蒸気槽で使用される
蒸気は空気よりも比重が大きいので処理室から導管へ蒸
気は５ｆｆ、ｔＬやすぐこの流れてくる蒸気を一度に冷
却し、液化してから回収することは非常に大きなエネル
ギーを必要とし、これだけで蒸気が大気中に拡散するの
を防止することはできなりという問題点を有していた。

本発明は上記欠点に鑑み、物品がその自重により正規位
置からずれたり落下したりすることがなく、寸だ蒸気が
蒸気槽外に流出するのを防止する蒸気処理装置を提供す
るものである。

問題点を解決するだめの手段 上記問題点を解決するだめに本発明の蒸気処理装置は、
蒸気が蒸気槽外に拡散しない程度の位置に前記物品を前
記蒸気槽内に搬入、搬出するための入出口を設け、前記
入出口には各々前記物品を水平に搬送する第１の搬送路
を設け、前記蒸気槽内には前記蒸気面を通過する位置に
前記物品を水平に搬送する第２の搬送路を設け、それぞ
れの搬送路を連結して物品を水平に保持した１−１搬送
し、蒸気処理をするという構成を備えたものである。

作　　用 本発明は前記した構成によって接合しようとす６ベー７
、 る物品は常に水平姿勢を保ったｉｔ飽和蒸気槽を通過さ
せら九るのではんだ溶融時に物品がその自重により正規
位置からずれたり、落下したりすることが々ぐ、丑た蒸
気槽内への物品の搬入、搬出口が蒸気面よりも高い位置
に設けであるので空気より比重の大きい蒸気は蒸気槽の
底部に滞留し、蒸気槽外に流出しにくく貴重な蒸気を失
うことを防止できる。

実施例 以下本発明の一実施例の蒸気処理装置について、図面を
参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例における蒸気処理装置の要部
断面図である。蒸気槽１の両側に搬送管２．３が設けら
れ、更にそれぞれの端部には搬入口４．搬出口６が設け
られている。処理する物品６Ｕ、搬入口４より蒸気槽１
に搬送され、搬出口６より搬出される。蒸気槽１の底部
には液体子が溜められておりヒータ８により加熱され蒸
気を発生する。連続して発生する蒸気は蒸気ゾーン９を
形成し、蒸気槽１内に滞留する。１０は冷却コイルで連
続して発生する蒸気を冷却し、凝縮液化して蒸気槽１の
底部へ滴下し、リサイクリングさせる。搬送管２，３と
搬入口４．搬出口６０間にはそれぞれコンベア１１．１
２が設けである。寸だ搬送管２．蒸気槽１．搬送管３そ
れぞれを連通し、蒸気ゾーン９を通過する高さにコンベ
ア１３が設けである。搬入口４と搬出口６は蒸気ゾーン
９よりも高い位置に設けられているのでコンベア１１と
１２が」−下に移動して、それぞれコンベア１３と物品
６を搬送する搬送高さが同一になるようになっている。

冷却コイル１４．１５はそれぞれ搬送管２，３に密着し
て設けてあり、蒸気槽１から搬送管２゜３へ流れてくる
蒸気を凝縮させ、液化して搬送管２．３の底部」：り蒸
気槽１の底部液体ヘリサイクリングしている。この冷却
コイル１４．１５は搬送管の長さに対して設置位置や本
数等を変える事により冷却能力すなわち蒸気の凝縮能力
を変える事によって蒸気槽１から搬送管２，３の間の蒸
気ゾーン９の蒸気濃度勾配を変える事ができる。これは
搬送管２から蒸気槽１への温度上昇勾配を、丑／コ蒸気
槽１から搬送管３への温度下降勾配を変える事ができ、
物品に与えるヒートショックを少なくする事ができる。

冷却コイル１６．１７は搬送管２，３の端部で搬入口４
．搬出口５の下部位置に設けてあり搬送管２，３よりわ
ずかに漏れてくる蒸気を更に冷却凝縮させるものである
。１８゜１９は排気口で搬入口４．搬出口６の内側に設
けてあり、それぞれ搬入口４．搬出口６の内側の空気を
換気扇２０でわずかに吸引して内側を負圧にする事によ
り搬入口４．搬出口５より外側の空気も同時に吸引し、
内側の空気が搬入口４．搬出口６から外部に出ないよう
にしである。

２１は排気口１８．１９より吸引した空気の中に蒸気が
混入してきた場合に凝縮させ回収する回収器であり、回
収しだ液はパイプ２２を通じて蒸気槽へ戻される。２３
．２４はそれぞれ物品６をコンベア１１へ送り込み、寸
たけコンベア１２より送り出された物品６を受は取る外
部装置のコンベアである。第２図はコンベア１２の要部
斜視図で、上下移動機構を示すものである。物品６を乗
せてモータ等による駆動機構（図示せず）により回動さ
せられて搬送するコンベア１２がベース２５に設けてあ
り、ベース２６の端部にはガイド部２６が設けられ、上
下摺動自在にガイドシャツ］・２７が挿入されている。

捷だベース２５にはブロック２８が固着され、ネジ棒２
９がブロック２８をネジ、ナツトの関係で係合貫通して
いる。ネジ棒２９の同軸上に歯車３０が固着され、モー
タ３１に固着された歯車３２とかみ合わされている。こ
のモータ３１を正転又は逆転回転させる事によって歯車
３２．３０を介してネジ棒２９が正転又は逆転回転し、
ブロック２８が上下移動させられコンベア１２も上下に
移動する。

尚本実施例ではモータの回転によりコンベア１２の上下
移動を行なったがエアーシリンダー等でもよい。またコ
ンベア１１もコンベア１２と同様の構成で上下移動する
ようになっている。以上のように構成された蒸気処理装
置において、コンベア２３により送られてきた物品６は
搬入口４よりコ１０／、−７ ンベア１１に送りこ捷れる。次にコンベア１１が下降し
、回動する事によって先程の物品６はコンベア１３に乗
り移りコンベア１３０回動によって蒸気ゾーン９を通過
し、蒸気処理され下端で待機するコンベア１２に送られ
る。物品６を受取ったコンベア１２は上昇し、搬出口６
の位置で回動する事によってコンベア２４へ物品６を搬
出する。

発明の効果 以上のように本実施例によれば蒸気が蒸気槽外に拡散し
ない程度の位置に処理される物品を蒸気槽内に搬入、搬
出するための入出口を設け、入出口には物品を水平に搬
送するコンベアをそれぞれ設け、蒸気槽には蒸気面を通
過する位置に前記物品を水平に搬送するコンベアを設け
、入出口のそれぞれのコンベアを」−下に移動して蒸気
槽のコンベアと連結させる事によって物品を水平に保持
したｉｔ搬送し、蒸気処理を行なうのではんだ溶融時に
物品がその自重により正規位置からずれたり、落下した
りすることがなく、また物品の搬入、搬出口が蒸気面よ
りも高い位置に設けであるので空気より比重の大きい蒸
気は蒸気槽の底部に滞留し、蒸気槽外に流出しにくく、
高価な蒸気を無駄なく使用でき、きわめて経済的であり
その実用的効果は犬なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における蒸気処理装置の要部
断面図、第２図は第１図の矢視Ａにおけるコンベアの要
部斜視図である。 １・・・・・・蒸気槽、２，３・・・・・搬送管、４・
・・・・・搬入口、５・・・・・・搬出口、６・・・・
・・物品、７・・・・・・液、８・・・・・・ヒータ、
９・・・・・蒸気ゾーン、１０，１４，１５゜１６．１
７・・・・・冷却パイプ、１１，１２．１３・・・・・
・コンベア。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）はんだ材料を使って２つ以上の物品を接合するた
   めに伝熱媒体として空気の比重よりも大きい飽和蒸気を
   用い、前記飽和蒸気が凝縮するときに出る蒸気潜熱を利
   用してはんだ材料を加熱溶融し、前記物品を接合するは
   んだ付け装置であって、前記物品を前記飽和蒸気を充満
   させた蒸気槽内に搬入、搬出するための入出口を備え、
   前記入出口には各々前記物品を水平に搬送する第１の搬
   送路を設け、前記蒸気槽内には前記蒸気面を通過する位
   置に前記物品を水平に搬送する第２の搬送路を設け、前
   記入出口の位置は、前記蒸気が蒸気槽外に拡散しない程
   度の高さに設け、前記第１及び第２の搬送路を連結して
   物品を水平に保持したまま搬送し、蒸気処理を行なうよ
   う設けられたことを特徴とする蒸気処理装置。
2. （２）第１の搬送路が物品の搬送方向に対して略垂直方
   向に移動して第２の搬送路と連結するよう設けられた特
   許請求の範囲第１項記載の蒸気処理装置。
3. （３）蒸気槽の入出口を蒸気槽の側面に設けたことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の蒸気処理装置。