JPS62234475A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、ディジタル信号処理を用いた内挿補間によ
り再生映像の水平解像度向上を図った磁気記録再生装置
に関する。

［従来の技術］ 家庭用として一般に用いられているビデオテープレコー
ダには、Ｉ／２インチ幅のビデオテープに信号を記録す
る方式や、８ミリ幅のビデオテープを使用するものなど
があるが、フォーマット上の多少の相異はあるにしても
、低域変換色信号と周波数変調輝度信号を周波数多重記
録する方式を基本とすることに変わりはない。

第３図に示す従来の磁気記録再生装置１は、ライン入力
端子２に印加された複合カラー映像信号を、くし状のろ
波特性をもつくし形フィルタ３により輝度信号と色信号
に分離し、低域が波回路４を通した輝度信号は周波数変
調回路５にて周波数変調し、また帯域が波回路６を通し
た色信号は周波数変換回路７により低域変換したのち、
混合器８にて混合して磁気ヘッド９に供給する構成とさ
れている。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記従来の磁気記録再生装置ｌは、例えばホワイトクリ
ップレベルを拡大することにより、画質改迎を図ろうと
しても、所定のフォーマットに従って規格化された輝度
信号の記録帯域と色信号の記録帯域は、−切拡張するこ
とをしないため、輝度信号の記録可能帯域の上限は、低
域が波回路４により２．８ＭＨｚに抑えられたままであ
る。このため、ホワイトクリップレベルの拡大にともな
い画像の再現性は高めることができるものの、水平解像
度については数値に現れる向上は期待できず、水平解像
度２３０本程鹿の制約内での画質向上にとどまらざるを
えない等の問題点があった。

［問題点、を解決するための手段］ この発明は、上記問題点を解決したものであり、輝度信
号を奇数フレームと偶数フレームとで位相が反転するサ
ンプリングクロックにてサンプル・ホールドするサンプ
ル・ホールド回路と、このサンプル・ホールド回路の出
力を磁気記録媒体に磁気記録し、磁気記録媒体からは記
録信号を再生する磁気記録再生回路と、この磁気記録再
生回路の再生出力をディジタル信号処理し、奇数と偶数
の２フレーム分の輝度信号を使って相互に内挿補間した
高密度映像を形成する内挿補間回路とを設けて構成した
ことを特徴とするものである。

［作用］ この発明は、輝度信号をフレーム単位で位相が反転する
サンプリングクロックによりサンプル・ホールドし、奇
数フレームと偶数フレームとでサンプリング点を異なら
しめて記録し、信号再生時には、奇数フレームと偶数フ
レームの輝度信号をディジタル信号処理して相互に内挿
補間させ、再生映像の高密度化を図る。

［実施例］ 以下、この発明の実施例について、第１，２図を参照し
て説明する。第１図は、この発明の磁気記録再生装置の
一実施例を示す回路構成図、第２図は、第１図に示した
内挿補間回路の各部の信号波形図である。

第１図中、磁気記録再生装置１１は、信号再生時にフレ
ーム相関を利用した内挿補間により再生信号の高密度化
を図る構成としである。回転磁気ヘッド等の機構率分を
含む磁気記録再生回路Ｉ２は、信シ）記録系にサンプル
・ホールド回路１３が、また信号再生系に内挿補間回路
１４が接続しである。

信号記録系は、信号入力端子に印加された映像信号を、
低域が波回路ｉ５と帯域が波回路１６及び同期分離回路
１７により、それぞれ輝度信号と色信号及び水平同期信
号に分離する。磁気記録再生回路１２の記録可能帯域に
合わせて、遮断周波数ｆｂを２．８ＭＨｚとした低域が
波回路Ｉ５には、前述のサンプル・ホールド回路１３が
接続しである。このサンプル・ホールド回路１３は、奇
数フレームと偶数フレームとで位相が反転するサンプリ
ングクロックによりサンプリング動作を行う。サンプリ
ングクロックを発生するクロック信号発生回路１８は、
同期分離回路１７が分離した水平同期信号にもとづいて
、水平走査周波数ｆＨ（７）（ｎ＋０．５）倍の周波数
ｆｓのクロックパルスを形成するクロックパルス発生回
路１８ａと、同期分離回路１７から供給されるフレーム
周波数の１／２の周波数の切り換え信号によりクロック
パルスの位相を１８０度シフトする位相シフト回路＋８
ｂからなる。この実施例では、ｎは３６０としてあり、
このためｆｓ＝３６０．５ｆｕで、おおよそ５．６７Ｍ
Ｈｚとなる。

なお、サンプリング周波数ｆｓでもって輝度信号をサン
プリングすると、よく知られているように、原信号のほ
かに原信号とサンプリングクロックの周波数の和と差の
周波数成分をもつ折り返し信号が発生する。しかし、こ
の場合の折り返し中心周波数はｆｓ／２（＝１８０．２
５ｆ＋−＋）であり、このため差の周波数成分のうち、
磁気記録再生回路１２の記録可能帯域内に折り返された
高域成分（ｆ　ｂ　−ｆ　ｃ　）は、原信号の１８０　
ｆ　Ｈ以下のスペクトラム成分の各隙間にはめ込まれて
しまう。従って、原信号と折り返し信号との重複による
悪影響は、最大限回避することができる。

なお、サンプル・ホールド回路Ｉ３には、ろ波帯域が記
録可能帯域に合致する低域が波回路Ｉ９が接続してあり
、記録可能帯域を越える不要周波数成分は、ここで取り
除かれる。この低域が波回路１９を通過した輝度信号は
、前記帯域が波回路＋６を通過した色信号とともに磁気
記録再生回路Ｉ２に供給され、そこで輝度信号は周波数
変調記録され、色信号は低域変換されたのち、磁気テー
プに記録される。

一方、磁気記録再生回路１２の信号再生系に接続した内
挿補間回路Ｉ４は、前記記録可能帯域をが波帯域とする
低域が波回路２０とＡＤ変換回路２Ｉを介して輝度信号
を供給される。ＡＤ変換回路２１は、信号記録系に設け
たクロック信号発生回路１８と同一回路構成のクロック
信号発生回路２２により駆動され、ＡＤ変換した輝度信
号を内挿補間回路１４に供給する。２３は、クロック信
号発生回路２２に水平同期信号を供給するための同期分
離回路である。

内挿補間回路Ｉ４は、フレーム単位で映像情報を記憶す
るフレームメモリ回路１４ａと、これを迂回する信号線
路！４ｂとを、切り換えスイッチ１４ｃに接続したもの
である。フレームメモリ回路１４ａは、ＡＤ変換回路２
１と同じく位相シフト回路２２ｂからのクロック信号に
従って動作し、切り換えスイッチ＋４ｃは、クロックパ
ルス発生回路２２ａが発生ずるクロックパルスによって
切り換えられる。第２図（Ａ）ないしくＢ）には、内挿
Ｍｌｉ間回路ｌ小の各部の信号波形が示しである。

ここで、位相シフト回路２２ｂの出力であるクロック信
号は、フレーム周期で位相反転するため、信号記録時に
フレーム周期でサンプリング点をずらされた輝度信号は
、偶数フレームと奇数フレームとが相互に補間しあい、
内挿補間回路１４からは、フレーム相関にもとづく倍密
度の映像情報をもつディジタルデータが得られる。

内挿補間回路１４の出力は、ＤＡ変換回路２４によりア
ナログ信号に変換されたのち、低域ろ波回路２５を経て
輝度・色混合回路２６に供給され、再生アンプ回路２７
を介して出力される。

このように、上記磁気記録再生装置ＩＩは、フレーム弔
位で位相が反転するサンプリングクロックにより駆動さ
れるサンプル・ホールド回路１３により、輝度信号をサ
ンプリングすることにより、奇数フレームと偶数フレー
ムとでサンプリング点の異なる映像信号を記録し、再生
した映像信号はＡＤ変換回路２Ｉにてディジタル信号化
したあと、内挿補間回路１４にて奇数フレームと偶数フ
レームの情報を相互に内挿補間させる構成としたから、
磁気記録再生回路１２による記録可能帯域を拡張しなく
とも、映像信号のフレーム相関を利用して再生映像の信
号密度を倍密度化し、画像の水平解像度を効果的に高め
ることができる。また、記録時のサンプリングにともな
って発生する折り返し成分は、原信号のスペクトラム成
分の隙間にはめ込まれるので、記録可能帯域内の信号に
及ぶサンプリングによる悪影響を可能な限り排除するこ
とができる。

なお、上記実施例において、内挿補間回路１４内に設け
たフレームメモリ回路＋４ａは、垂直解像度の劣化が問
題とならない範囲でフィールドメモリ回路に代えること
も可能である。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明は、フレーム単駆動され
るサンプル・ホールド回路により、輝度信号をサンプリ
ングすることにより、奇数フレームと偶数フレームとで
サンプリング点の異なる映像信号を記録し、再生した映
像信号はディジタル信号化したあと、奇数フレームと偶
数フレームの情報を相互に内挿補間させる構成としたか
ら、磁気記録媒体に対する記録可能帯域を拡張しなくと
も、映像信号のフレーム相関を利用して再生映像の信号
密度を倍密度化し、画像の水平解像度を効果的に高める
ことができる等の優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の磁気記録再生装置の一実施例を示
す回路構成図、第２図は、第１図に示した内挿補間回路
の各部の信号波形図、第３図は、従来の磁気記録再生装
置の一例を示す回路構成図である。 ＋１．、、磁気記録再生装置、１３．、、サンプル・ホ
ールド回路、１４．、、内挿補間回路。 ｌ　　　Ｑ　　　　　　　　　　　　）ｔ　　、　、、
、　　ｈ　Ｉ＋＋　ｑ　？ｋ　　小　ｒｍＴ　　肪　　
　　ｎ　　　＋ＡＤ変換回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 輝度信号を奇数フレームと偶数フレームとで位相が反転
   するサンプリングクロックにてサンプル・ホールドする
   サンプル・ホールド回路と、このサンプル・ホールド回
   路の出力を磁気記録媒体に磁気記録し、磁気記録媒体か
   らは記録信号を再生する磁気記録再生回路と、この磁気
   記録再生回路の再生出力をディジタル信号処理し、奇数
   と偶数の２フレーム分の輝度信号を使って相互に内挿補
   間した高密度映像を形成する内挿補間回路とを有する磁
   気記録再生装置。