JPS622340Y2 - - Google Patents
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- JPS622340Y2 JPS622340Y2 JP1982022407U JP2240782U JPS622340Y2 JP S622340 Y2 JPS622340 Y2 JP S622340Y2 JP 1982022407 U JP1982022407 U JP 1982022407U JP 2240782 U JP2240782 U JP 2240782U JP S622340 Y2 JPS622340 Y2 JP S622340Y2
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- Japan
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- plate
- transmission disk
- input shaft
- lining
- output member
- Prior art date
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 39
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 13
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 4
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 15
- 238000004512 die casting Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 241001272720 Medialuna californiensis Species 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
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- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
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- Harvester Elements (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、エンジンケース等の機体(ハウジン
グ)から突出した入力軸の回転トルクを、出力側
に伝達する装置であつて、トルク伝達を遮断して
瞬間的に出力側の回転を停止するようにしたクラ
ツチ・ブレーキ装置に関するもので、特に動力芝
刈機に装着されて、クラツチ機構を介して回転し
ている刈刃を、クラツチを切断した時に瞬時にブ
レーキにより停止しようとするものである。
グ)から突出した入力軸の回転トルクを、出力側
に伝達する装置であつて、トルク伝達を遮断して
瞬間的に出力側の回転を停止するようにしたクラ
ツチ・ブレーキ装置に関するもので、特に動力芝
刈機に装着されて、クラツチ機構を介して回転し
ている刈刃を、クラツチを切断した時に瞬時にブ
レーキにより停止しようとするものである。
例えば、動力芝刈機を、芝刈場所を変えるため
に移動させるときなどに、安全を図るために刈刃
の回転を停止する必要がある。この場合にエンジ
ンの回転を停止させることによつて刈刃の回転を
停止することも可能であるが、引続き使用する場
合には、エンジンを再始動する必要がある。この
ため、エンジンを停止することなく刈刃の回転を
停止させることが望ましい。
に移動させるときなどに、安全を図るために刈刃
の回転を停止する必要がある。この場合にエンジ
ンの回転を停止させることによつて刈刃の回転を
停止することも可能であるが、引続き使用する場
合には、エンジンを再始動する必要がある。この
ため、エンジンを停止することなく刈刃の回転を
停止させることが望ましい。
そこで、このような装置として、本出願人は、
先に入力伝達デイスク、出力部材、ライニングプ
レート及びクラツチスプリングを有するクラツ
チ・ブレーキ機構と、操作カムプレート、プレツ
ヤープレート及びブレーキスプリングを有するク
ラツチ・ブレーキ操作切換機構とをそれぞれユニ
ツト化して入力軸の周りに組付けて、構造簡単か
つ製造容易な乾式のクラツチ・ブレーキ装置を特
願昭56−16427号(特開昭57−129936号)として
提案した。
先に入力伝達デイスク、出力部材、ライニングプ
レート及びクラツチスプリングを有するクラツ
チ・ブレーキ機構と、操作カムプレート、プレツ
ヤープレート及びブレーキスプリングを有するク
ラツチ・ブレーキ操作切換機構とをそれぞれユニ
ツト化して入力軸の周りに組付けて、構造簡単か
つ製造容易な乾式のクラツチ・ブレーキ装置を特
願昭56−16427号(特開昭57−129936号)として
提案した。
しかし、この装置を小型化する場合には、入力
軸を細く形成するために、衝撃が出力部材から入
力軸先端に加わると、入力軸が変形する虞れがあ
る。例えば動力芝刈機に用いると、出力部材に取
付けた刈刃に石等が当つた際に、その衝撃が入力
軸先端に加わり、入力軸が変形する虞れが生じ
る。
軸を細く形成するために、衝撃が出力部材から入
力軸先端に加わると、入力軸が変形する虞れがあ
る。例えば動力芝刈機に用いると、出力部材に取
付けた刈刃に石等が当つた際に、その衝撃が入力
軸先端に加わり、入力軸が変形する虞れが生じ
る。
そこで、本考案は、入力軸を軸受支持するボス
部を機体に突設し、該ボス部にクラツチ・ブレー
キ操作切換機構を備えることにより、出力部材か
ら入力軸先端に加えられる衝撃によつて入力軸が
変形する虞れを極力抑えたクラツチ・ブレーキ装
置を提供することにある。
部を機体に突設し、該ボス部にクラツチ・ブレー
キ操作切換機構を備えることにより、出力部材か
ら入力軸先端に加えられる衝撃によつて入力軸が
変形する虞れを極力抑えたクラツチ・ブレーキ装
置を提供することにある。
本考案の特徴とするところは、機体より突出し
て、入力軸を軸受支持するボス部と;前記機体の
ボス部の基部周囲に形成したスプリング受凹部
と;前記入力軸の前記ボス部先端近接位置に、該
入力軸と一体回転可能に設けた入力伝達デイスク
と;該入力伝達デイスクよりも入力軸の先端側に
回動可能に設けた出力部材と;前記入力伝達デイ
スクより大径であつて、入力伝達デイスクと出力
部材との間に軸方向移動可能、かつ出力部材と一
体回転可能に設けたライニングプレートと;該ラ
イニングプレートと出力部材間に縮設され、ライ
ニングプレートを入力伝達デイスク方向に付勢し
て非制動時に入力伝達デイスクにライニングプレ
ートを係接させるクラツチスプリングと;前記入
力伝達デイスクと前記機体との間であつて、前記
ボス部に周方向に所定角度切換可能、かつ軸方向
への移動を規制された状態で設けた操作カムプレ
ートと;該操作カムプレート及び入力伝達デイス
クの外周縁より外側をライニングプレート方向に
折曲して周壁部を形成し、この周壁部に操作カム
プレートの操作杆が貫通する切欠部を設け、前記
周壁部の外周に制動時にライニングプレートに係
接するブレーキトルク受面を形成し、前記操作カ
ムプレートと機体との間であつて、周方向の回動
を規制されて、前記ボス部に操作カムプレートの
切換によつてカムボールを介して軸方向に移動可
能な状態で設けたプレツシヤープレートと;前記
機体のスプリング受凹部と前記プレツシヤープレ
ート間に縮設され、プレツシヤープレートをライ
ニングプレート方向に付勢するブレーキスプリン
グと;を備えたことにある。
て、入力軸を軸受支持するボス部と;前記機体の
ボス部の基部周囲に形成したスプリング受凹部
と;前記入力軸の前記ボス部先端近接位置に、該
入力軸と一体回転可能に設けた入力伝達デイスク
と;該入力伝達デイスクよりも入力軸の先端側に
回動可能に設けた出力部材と;前記入力伝達デイ
スクより大径であつて、入力伝達デイスクと出力
部材との間に軸方向移動可能、かつ出力部材と一
体回転可能に設けたライニングプレートと;該ラ
イニングプレートと出力部材間に縮設され、ライ
ニングプレートを入力伝達デイスク方向に付勢し
て非制動時に入力伝達デイスクにライニングプレ
ートを係接させるクラツチスプリングと;前記入
力伝達デイスクと前記機体との間であつて、前記
ボス部に周方向に所定角度切換可能、かつ軸方向
への移動を規制された状態で設けた操作カムプレ
ートと;該操作カムプレート及び入力伝達デイス
クの外周縁より外側をライニングプレート方向に
折曲して周壁部を形成し、この周壁部に操作カム
プレートの操作杆が貫通する切欠部を設け、前記
周壁部の外周に制動時にライニングプレートに係
接するブレーキトルク受面を形成し、前記操作カ
ムプレートと機体との間であつて、周方向の回動
を規制されて、前記ボス部に操作カムプレートの
切換によつてカムボールを介して軸方向に移動可
能な状態で設けたプレツシヤープレートと;前記
機体のスプリング受凹部と前記プレツシヤープレ
ート間に縮設され、プレツシヤープレートをライ
ニングプレート方向に付勢するブレーキスプリン
グと;を備えたことにある。
以下、図面により本考案を動力芝刈機に適用し
た実施例を説明する。
た実施例を説明する。
第1図はクラツチ・ブレーキ装置の一実施例を
示す断面正面図、第2図は第1図の一部切断平面
図である。
示す断面正面図、第2図は第1図の一部切断平面
図である。
本考案のクラツチ・ブレーキ装置を用いた動力
芝刈機は、第1図に示す如く、動力芝刈機のエン
ジンケース等の機体(ハウジング)1の下部を貫
通して下方に突出している入力軸4の先端に底部
外面に刈刃(図示せず)を固設した出力部材12
を回転可能に支持し、前記入力軸4と出力部材1
2との間にクラツチ・ブレーキ手段を介在させ、
クラツチ・ブレーキ操作切換機構の操作杆22を
ケーブル(図示せず)を介して矢印A方向(第2
図々示)に引くことによつてブレーキ状態を解除
するとともに、クラツチ接続を行なつて、駆動源
であるエンジン(図示せず)にて回転している入
力軸4の回転をクラツチ手段を介して出力部材1
2に伝達して出力部材12を回転し、この回転に
よつて刈刃が回転して芝を刈ることができ、また
前記ケーブルを解放することによつて、操作杆2
2を矢印B方向(第2図々示)に復帰させ、クラ
ツチを断つとともに出力部材12の回転トルクを
プレツシヤープレート17を介して機体1で受け
てブレーキを掛け、出力部材12の回転を停止さ
せ、刈刃の回転を停止させるようにしたものであ
る。
芝刈機は、第1図に示す如く、動力芝刈機のエン
ジンケース等の機体(ハウジング)1の下部を貫
通して下方に突出している入力軸4の先端に底部
外面に刈刃(図示せず)を固設した出力部材12
を回転可能に支持し、前記入力軸4と出力部材1
2との間にクラツチ・ブレーキ手段を介在させ、
クラツチ・ブレーキ操作切換機構の操作杆22を
ケーブル(図示せず)を介して矢印A方向(第2
図々示)に引くことによつてブレーキ状態を解除
するとともに、クラツチ接続を行なつて、駆動源
であるエンジン(図示せず)にて回転している入
力軸4の回転をクラツチ手段を介して出力部材1
2に伝達して出力部材12を回転し、この回転に
よつて刈刃が回転して芝を刈ることができ、また
前記ケーブルを解放することによつて、操作杆2
2を矢印B方向(第2図々示)に復帰させ、クラ
ツチを断つとともに出力部材12の回転トルクを
プレツシヤープレート17を介して機体1で受け
てブレーキを掛け、出力部材12の回転を停止さ
せ、刈刃の回転を停止させるようにしたものであ
る。
動力芝刈機に用いられる前記クラツチ・ブレー
キ装置は、第1図に示す如く、動力芝刈機の機体
1の下部部材を例えばダイキヤスト法で成形され
たエンジンケースの一部を利用したもので、機体
1の下部には、軸心に入力軸貫通孔2を有して機
体1より突出するボス部1aと、機体1のボス部
1a周囲に形成した軸線方向のスプリング受凹部
1bと、かつボス部1aと同心円で下方へ突出し
クラツチ・ブレーキ装置を覆うダストカバー1c
とが一体に成形されている。このボス部1aの外
周部1dは、ダイキヤスト成形した後、入力軸貫
通孔2の内周面に併せてこれと平行となるように
切削加工され、その平行度は入力軸貫通孔2に併
せて加工されるので簡単かつ確実に形成すること
ができる。ボス部1aの先端には凹部1eが形成
され、これにベアリング3が嵌合して設けられ、
エンジンのクランク軸(図示せず)に連なる入力
軸4が軸受支持されて下方へ突出している。
キ装置は、第1図に示す如く、動力芝刈機の機体
1の下部部材を例えばダイキヤスト法で成形され
たエンジンケースの一部を利用したもので、機体
1の下部には、軸心に入力軸貫通孔2を有して機
体1より突出するボス部1aと、機体1のボス部
1a周囲に形成した軸線方向のスプリング受凹部
1bと、かつボス部1aと同心円で下方へ突出し
クラツチ・ブレーキ装置を覆うダストカバー1c
とが一体に成形されている。このボス部1aの外
周部1dは、ダイキヤスト成形した後、入力軸貫
通孔2の内周面に併せてこれと平行となるように
切削加工され、その平行度は入力軸貫通孔2に併
せて加工されるので簡単かつ確実に形成すること
ができる。ボス部1aの先端には凹部1eが形成
され、これにベアリング3が嵌合して設けられ、
エンジンのクランク軸(図示せず)に連なる入力
軸4が軸受支持されて下方へ突出している。
該入力軸4のボス部1aより突出している部分
には、カラー部材6が入力軸4と一体回転可能に
装着されている。このカラー部材6は入力軸4の
先端が挿入される中空部を有し、その胴部略中央
に位置決め用の鍔部がまた下端には入力軸4の先
端面が当接する内方に屈曲したフランジ部が夫々
形成されている。
には、カラー部材6が入力軸4と一体回転可能に
装着されている。このカラー部材6は入力軸4の
先端が挿入される中空部を有し、その胴部略中央
に位置決め用の鍔部がまた下端には入力軸4の先
端面が当接する内方に屈曲したフランジ部が夫々
形成されている。
このカラー部材6の上部には入力伝達デイスク
5が嵌合されて、前記鍔部上面にてボス部1a先
端近接位置決めされて固定されている。
5が嵌合されて、前記鍔部上面にてボス部1a先
端近接位置決めされて固定されている。
カラー部材6の下部には、ベアリング8が鍔部
下面にて位置決めされて嵌合され、該ベアリング
8のアウタレースに出力部材12が嵌合され、カ
ラー部材6に対して回転可能に支持されている。
この出力部材12は、入力伝達デイスク5より大
径であつて、中央部にカラー部材6の貫通孔が形
成され、その外周を下方に屈曲してベアリング8
の嵌合部を形成し、該嵌合部の外周を水平方向に
屈曲して取付平面を形成し、この取付平面にブレ
ード止ねじ孔13を設け、取付平面底部に刈刃
(図示せず)を該ねじ孔13に螺合した刈刃止ね
じ(図示せず)により固設し、外周縁にはガイド
溝12aを適数個等間隔に形成する。
下面にて位置決めされて嵌合され、該ベアリング
8のアウタレースに出力部材12が嵌合され、カ
ラー部材6に対して回転可能に支持されている。
この出力部材12は、入力伝達デイスク5より大
径であつて、中央部にカラー部材6の貫通孔が形
成され、その外周を下方に屈曲してベアリング8
の嵌合部を形成し、該嵌合部の外周を水平方向に
屈曲して取付平面を形成し、この取付平面にブレ
ード止ねじ孔13を設け、取付平面底部に刈刃
(図示せず)を該ねじ孔13に螺合した刈刃止ね
じ(図示せず)により固設し、外周縁にはガイド
溝12aを適数個等間隔に形成する。
また、前記カラー部材6は、半月キー7によつ
て入力軸4に回転を規制されて装着され、下部の
フランジ部を入力軸4の先端面に当接させて、ワ
ツシヤ9でベアリング8を保持するように固定ボ
ルト10をスプリングワツシヤ11を介して入力
軸4の先端に螺着して入力軸4と一体回転可能に
取付けられている。
て入力軸4に回転を規制されて装着され、下部の
フランジ部を入力軸4の先端面に当接させて、ワ
ツシヤ9でベアリング8を保持するように固定ボ
ルト10をスプリングワツシヤ11を介して入力
軸4の先端に螺着して入力軸4と一体回転可能に
取付けられている。
入力伝達デイスク5と出力部材12との間には
ライニングプレート14が入力軸4に対し軸線方
向に移動可能かつ回転可能に配置されている。こ
のライニングプレート14は出力部材12と略同
形であつて、中央部に出力部材12のベアリング
8の嵌合部が遊装される貫通孔が形成され、その
外周部の入力伝達デイスク5と対向する位置にリ
ング状のクラツチライニング16を入力軸2と同
心状に固設したライニング取付面が、該取付面の
外側であつて入力伝達デイスク5の周縁より外側
の位置にはリング状のブレーキライニング28を
入力軸4を中心として同心状に固設した制動面が
夫々形成され、かつ周縁の出力部材12のガイド
溝12aに対応した位置にガイド片14aが出力
部材12方向に屈曲形成され、このガイド片14
aをガイド溝12aに係合し、ライニングプレー
ト14の入力軸4の軸線方向の移動を許容し、か
つライニングプレート14が回転している時は、
ガイド片14a、ガイド溝12aを介して出力部
材12を回転し、ライニングプレート14が停止
するとガイド溝12aがガイド片14aに規制さ
れて出力部材12も回転を停止する。
ライニングプレート14が入力軸4に対し軸線方
向に移動可能かつ回転可能に配置されている。こ
のライニングプレート14は出力部材12と略同
形であつて、中央部に出力部材12のベアリング
8の嵌合部が遊装される貫通孔が形成され、その
外周部の入力伝達デイスク5と対向する位置にリ
ング状のクラツチライニング16を入力軸2と同
心状に固設したライニング取付面が、該取付面の
外側であつて入力伝達デイスク5の周縁より外側
の位置にはリング状のブレーキライニング28を
入力軸4を中心として同心状に固設した制動面が
夫々形成され、かつ周縁の出力部材12のガイド
溝12aに対応した位置にガイド片14aが出力
部材12方向に屈曲形成され、このガイド片14
aをガイド溝12aに係合し、ライニングプレー
ト14の入力軸4の軸線方向の移動を許容し、か
つライニングプレート14が回転している時は、
ガイド片14a、ガイド溝12aを介して出力部
材12を回転し、ライニングプレート14が停止
するとガイド溝12aがガイド片14aに規制さ
れて出力部材12も回転を停止する。
ライニングプレート14と出力部材12間には
クラツチスプリング15が縮設され、ライニング
プレート14を入力伝達デイスク5方向に付勢
し、ライニングプレート14の前記ライニング取
付面に固着したクラツチライニング16を入力伝
達デイスク5に圧接できるようにしている。
クラツチスプリング15が縮設され、ライニング
プレート14を入力伝達デイスク5方向に付勢
し、ライニングプレート14の前記ライニング取
付面に固着したクラツチライニング16を入力伝
達デイスク5に圧接できるようにしている。
前記入力伝達デイスク5と機体1との間には操
作カムプレート18が配設されている。この操作
カムプレート18は、機体1のボス部1aの先端
側外周部に、所定角度切換可能に、かつ該ボス部
1aの外周部に嵌着された止め輪19によつて入
力伝達デイスク5方向への移動を規制された状態
で設けられ、該操作カムプレート18に固設され
た操作杆22によつて所定角度回動する。
作カムプレート18が配設されている。この操作
カムプレート18は、機体1のボス部1aの先端
側外周部に、所定角度切換可能に、かつ該ボス部
1aの外周部に嵌着された止め輪19によつて入
力伝達デイスク5方向への移動を規制された状態
で設けられ、該操作カムプレート18に固設され
た操作杆22によつて所定角度回動する。
また、該操作カムプレート18と機体1との間
には、プレツシヤープレート17が配設されてい
る。このプレツシヤープレート17は、機体1の
ボス部1a外周部の機体1側に遊装されているも
ので、入力伝達デイスク5及び操作カムプレート
18よりも大径であつて、入力伝達デイスク5及
び操作カムプレート18の周縁よりも外側に位置
する部分を下方に折曲して、操作カムプレート1
8及び入力伝達デイスク5を覆うように周壁部を
形成し、この周壁部の一部に操作カムプレート1
8の操作杆22が貫通する切欠部を形成し、前記
周壁部の外周をさらに外周方向に入力軸4と直交
するように折曲してライニングプレート14の前
記ブレーキライニング28と対向するブレーキト
ルク受面を形成している。
には、プレツシヤープレート17が配設されてい
る。このプレツシヤープレート17は、機体1の
ボス部1a外周部の機体1側に遊装されているも
ので、入力伝達デイスク5及び操作カムプレート
18よりも大径であつて、入力伝達デイスク5及
び操作カムプレート18の周縁よりも外側に位置
する部分を下方に折曲して、操作カムプレート1
8及び入力伝達デイスク5を覆うように周壁部を
形成し、この周壁部の一部に操作カムプレート1
8の操作杆22が貫通する切欠部を形成し、前記
周壁部の外周をさらに外周方向に入力軸4と直交
するように折曲してライニングプレート14の前
記ブレーキライニング28と対向するブレーキト
ルク受面を形成している。
なお、機体1の下部をアルミニウム合金等で成
形した場合においては、ボス部1aの外周部にプ
レツシヤープレート17の摺動でかじりが生じる
おそれがあるが、この場合リテーナをボス部1a
に嵌合し、これにプレツシヤープレート17が摺
動するようにすれば、かじりの発生もなく円滑な
摺動ができる。
形した場合においては、ボス部1aの外周部にプ
レツシヤープレート17の摺動でかじりが生じる
おそれがあるが、この場合リテーナをボス部1a
に嵌合し、これにプレツシヤープレート17が摺
動するようにすれば、かじりの発生もなく円滑な
摺動ができる。
操作カムプレート18のプレツシヤープレート
17と対向する面には操作杆22の作動方向(第
2図矢印A方向)に傾斜して深くなるボールクラ
ンプ25が3箇所等間隔に形成され、一方プレツ
シヤープレート17の操作カムプレート18と対
向する面には操作杆22の反作動方向(第2図矢
印B方向)に傾斜して深くなるボールクランプ2
6が前記ボールクランプ25と対応して形成され
ている。これらのボールクランプ25,26間に
はカムボール27がそれぞれの傾斜面を転動する
ように設けられており、プレツシヤープレート1
7はこのカムボール27がボールクランプ25,
26の最も深い位置にあるとき、操作カムプレー
ト18と最も近い位置にあり、この状態を操作杆
22の初期位置とする。
17と対向する面には操作杆22の作動方向(第
2図矢印A方向)に傾斜して深くなるボールクラ
ンプ25が3箇所等間隔に形成され、一方プレツ
シヤープレート17の操作カムプレート18と対
向する面には操作杆22の反作動方向(第2図矢
印B方向)に傾斜して深くなるボールクランプ2
6が前記ボールクランプ25と対応して形成され
ている。これらのボールクランプ25,26間に
はカムボール27がそれぞれの傾斜面を転動する
ように設けられており、プレツシヤープレート1
7はこのカムボール27がボールクランプ25,
26の最も深い位置にあるとき、操作カムプレー
ト18と最も近い位置にあり、この状態を操作杆
22の初期位置とする。
機体1下部のスプリング受凹部1bより外側の
位置には、ボス部1aと平行にボルトストツパ2
0がスプリングワツシヤ21を介してねじ部20
bにより螺着されている。そして、そのストレー
ト軸部20aは、プレツシヤープレート17の孔
及び操作カムプレート18と操作杆22の取付部
に形成された周方向の長孔23に挿通されてい
る。
位置には、ボス部1aと平行にボルトストツパ2
0がスプリングワツシヤ21を介してねじ部20
bにより螺着されている。そして、そのストレー
ト軸部20aは、プレツシヤープレート17の孔
及び操作カムプレート18と操作杆22の取付部
に形成された周方向の長孔23に挿通されてい
る。
機体1のスプリング受凹部1bとプレツシヤー
プレート17間にはボス部1aに遊装して配置さ
れたブレーキスプリング24が縮設され、プレツ
シヤープレート17をライニングプレート14方
向へ常に付勢している。そして、このスプリング
24のスプリング力はクラツチスプリング15の
スプリング力より大きく設定してある。これによ
り、プレツシヤープレート17はカムボール27
を介して操作カムプレート18を常に入力伝達デ
イスク5方向へ押圧するように付勢され、止め輪
19とにより操作カムプレート18の軸方向への
移動を規制し、操作杆22の初期位置において、
カムボール27をボールクランプ25,26の最
深位置に保持するとともに、ライニングプレート
14のブレーキライニング28にプレツシヤープ
レート17のトルク受面を押圧し、クラツチスプ
リング15を圧縮し、クラツチライニング16は
入力伝達デイスク5から離間した状態を維持して
いる。このブレーキスプリング24はインナとア
ウタに2本設けて弾発力を強くしているが、所定
の単発力を得られれば1本でもよい。
プレート17間にはボス部1aに遊装して配置さ
れたブレーキスプリング24が縮設され、プレツ
シヤープレート17をライニングプレート14方
向へ常に付勢している。そして、このスプリング
24のスプリング力はクラツチスプリング15の
スプリング力より大きく設定してある。これによ
り、プレツシヤープレート17はカムボール27
を介して操作カムプレート18を常に入力伝達デ
イスク5方向へ押圧するように付勢され、止め輪
19とにより操作カムプレート18の軸方向への
移動を規制し、操作杆22の初期位置において、
カムボール27をボールクランプ25,26の最
深位置に保持するとともに、ライニングプレート
14のブレーキライニング28にプレツシヤープ
レート17のトルク受面を押圧し、クラツチスプ
リング15を圧縮し、クラツチライニング16は
入力伝達デイスク5から離間した状態を維持して
いる。このブレーキスプリング24はインナとア
ウタに2本設けて弾発力を強くしているが、所定
の単発力を得られれば1本でもよい。
そして、操作カムプレート18、プレツシヤー
プレート17、ボルトストツパ20、ブレーキス
プリング24の組付けは、ボルトストツパ20を
機体1の下部に螺着した後に、ブレーキスプリン
グ24をボス部1bに遊装してその一端をスプリ
ング受凹部1bに挿入し、ボルトストツパ20の
ストレート軸部20aにプレツシヤープレート1
7の孔及び操作カムプレート18の長孔23を挿
通させるとともに両プレート17,18のボール
クランプ25,26間にカムボール27を挾持さ
せて、両プレート17,18をボス部1aに組付
け、止め輪19をボス部1aに嵌着して固定し終
了する。これにより、ブレーキスプリング24、
プレツシヤープレート17および操作カムプレー
ト18は機体1側に組込まれ、したがつて機体1
から下方へ突出する入力軸4に装着した入力伝達
デイスク5および出力部材12を機体1側へ寄せ
て組付けることが可能となり、装置の入力軸方向
の長さが短縮し小型化が図れる。一方この組付け
において、プレツシヤープレート17及び操作カ
ムプレート18は入力軸4と平行なボス部1aの
外周部に入力軸4に対し直角度をもつて容易に組
付けられ、しかもプレツシヤープレート17はボ
ス部1aの外周部によつて摺動可能にガイドさ
れ、円滑かつ確実な平行移動が可能となる。
プレート17、ボルトストツパ20、ブレーキス
プリング24の組付けは、ボルトストツパ20を
機体1の下部に螺着した後に、ブレーキスプリン
グ24をボス部1bに遊装してその一端をスプリ
ング受凹部1bに挿入し、ボルトストツパ20の
ストレート軸部20aにプレツシヤープレート1
7の孔及び操作カムプレート18の長孔23を挿
通させるとともに両プレート17,18のボール
クランプ25,26間にカムボール27を挾持さ
せて、両プレート17,18をボス部1aに組付
け、止め輪19をボス部1aに嵌着して固定し終
了する。これにより、ブレーキスプリング24、
プレツシヤープレート17および操作カムプレー
ト18は機体1側に組込まれ、したがつて機体1
から下方へ突出する入力軸4に装着した入力伝達
デイスク5および出力部材12を機体1側へ寄せ
て組付けることが可能となり、装置の入力軸方向
の長さが短縮し小型化が図れる。一方この組付け
において、プレツシヤープレート17及び操作カ
ムプレート18は入力軸4と平行なボス部1aの
外周部に入力軸4に対し直角度をもつて容易に組
付けられ、しかもプレツシヤープレート17はボ
ス部1aの外周部によつて摺動可能にガイドさ
れ、円滑かつ確実な平行移動が可能となる。
前記ボルトストツパ20は、ボス部1aととも
にプレツシヤープレート17の軸線方向への移動
のガイドをしており、またプレツシヤープレート
17がライニングプレート14のブレーキライニ
ング28を押圧する制動時において、出力部材1
2からプレツシヤープレート17に伝達される制
動トルクを受ける。さらに、プレツシヤープレー
ト17がブレーキスプリング24の弾発力によ
り、操作カムプレート18の長孔23の作動方向
(第2図矢印A方向)側端部23aがボルトスト
ツパ20に当接して初期位置にあり、このときプ
レツシヤープレート17はライニングプレート1
4のブレーキライニング28を押圧し、クラツチ
ライニング16が入力伝達デイスク5から離間し
て所定のクリアランスを存した状態を維持し、ア
イドリング運転状態等において引きづりが生じな
いようにレバーストロークの規制をしている。
にプレツシヤープレート17の軸線方向への移動
のガイドをしており、またプレツシヤープレート
17がライニングプレート14のブレーキライニ
ング28を押圧する制動時において、出力部材1
2からプレツシヤープレート17に伝達される制
動トルクを受ける。さらに、プレツシヤープレー
ト17がブレーキスプリング24の弾発力によ
り、操作カムプレート18の長孔23の作動方向
(第2図矢印A方向)側端部23aがボルトスト
ツパ20に当接して初期位置にあり、このときプ
レツシヤープレート17はライニングプレート1
4のブレーキライニング28を押圧し、クラツチ
ライニング16が入力伝達デイスク5から離間し
て所定のクリアランスを存した状態を維持し、ア
イドリング運転状態等において引きづりが生じな
いようにレバーストロークの規制をしている。
次に、この実施例の作動について説明する。第
1図の左半部は制動状態を示し、右半部は非制動
状態を示している。
1図の左半部は制動状態を示し、右半部は非制動
状態を示している。
ブレーキスプリング24がセツト荷重で伸張し
ている制動状態においては、カムボール27はボ
ールクランプ25,26の最深位置に位置し、こ
れによりプレツシヤープレート17と操作カムプ
レート18との距離は最小で、操作杆22は第2
図に実線で示す如く初期位置にあり、一方ライニ
ングプレート14はプレツシヤープレート17に
より押圧されてクラツチスプリング15が収縮
し、クラツチライニング16は入力伝達デイスク
5と接触せずに所定のクリアランスを存して離間
している。したがつて、入力軸4および入力伝達
デイスク5の回転トルクは出力部材12に伝達さ
れず、刈刃(図示せず)を静止したままでエンジ
ンはアイドリング運転状態を保持している。
ている制動状態においては、カムボール27はボ
ールクランプ25,26の最深位置に位置し、こ
れによりプレツシヤープレート17と操作カムプ
レート18との距離は最小で、操作杆22は第2
図に実線で示す如く初期位置にあり、一方ライニ
ングプレート14はプレツシヤープレート17に
より押圧されてクラツチスプリング15が収縮
し、クラツチライニング16は入力伝達デイスク
5と接触せずに所定のクリアランスを存して離間
している。したがつて、入力軸4および入力伝達
デイスク5の回転トルクは出力部材12に伝達さ
れず、刈刃(図示せず)を静止したままでエンジ
ンはアイドリング運転状態を保持している。
次に刈刃を回転させる場合には操作杆22に連
結されているケーブル(図示せず)を引き、第2
図において矢印A方向へ回動させると、第1図右
半部に示す非制動状態となる。すなわち、操作カ
ムプレート18が、回転を規制されているプレツ
シヤープレート17に対して長孔23の非作動方
向(第2図矢印B方向)側端23bがボルトスト
ツパ20と当接する迄所定角度回動する。このと
き、カムボール27はボールクランプ25,26
の傾斜面に沿つて転動して上昇し、これによりプ
レツシヤープレート17はブレーキスプリング2
4に抗してボス部1a及びボルトストツパ20に
案内されて操作カムプレート18から離れ、機体
1の下部方向(第1図において上方)へ移動す
る。この移動につれて、ライニングプレート14
はクラツチスプリング15のスプリング力により
ブレーキライニング28との圧接状態を保持した
まま追従して入力伝達デイスク5方向へ移動し、
クラツチライニング16が入力伝達デイスク5に
接触し、一方プレツシヤープレート17が上方へ
移動してブレーキライニング28がライニングプ
レート14から離間して係合状態は解消され、ラ
イニングプレート14は入力伝達デイスク5と一
体に回転し、クラツチ接続が行なわれる。これに
より、入力軸4の回転力はカラー部材6、入力伝
達デイスク5、ライニングプレート14を経て出
力部材12に伝達され、刈刃を回転させる。
結されているケーブル(図示せず)を引き、第2
図において矢印A方向へ回動させると、第1図右
半部に示す非制動状態となる。すなわち、操作カ
ムプレート18が、回転を規制されているプレツ
シヤープレート17に対して長孔23の非作動方
向(第2図矢印B方向)側端23bがボルトスト
ツパ20と当接する迄所定角度回動する。このと
き、カムボール27はボールクランプ25,26
の傾斜面に沿つて転動して上昇し、これによりプ
レツシヤープレート17はブレーキスプリング2
4に抗してボス部1a及びボルトストツパ20に
案内されて操作カムプレート18から離れ、機体
1の下部方向(第1図において上方)へ移動す
る。この移動につれて、ライニングプレート14
はクラツチスプリング15のスプリング力により
ブレーキライニング28との圧接状態を保持した
まま追従して入力伝達デイスク5方向へ移動し、
クラツチライニング16が入力伝達デイスク5に
接触し、一方プレツシヤープレート17が上方へ
移動してブレーキライニング28がライニングプ
レート14から離間して係合状態は解消され、ラ
イニングプレート14は入力伝達デイスク5と一
体に回転し、クラツチ接続が行なわれる。これに
より、入力軸4の回転力はカラー部材6、入力伝
達デイスク5、ライニングプレート14を経て出
力部材12に伝達され、刈刃を回転させる。
ケーブルを解放すれば、操作杆22は第2図に
おいて矢印B方向へ回動し、第1図の左半部の制
動状態となる。すなわち、プレツシヤープレート
17はブレーキスプリング24の復元力によつて
第1図において下方へ押下げられ、プレツシヤー
プレート17がブレーキライニング28に圧接し
て制動を始めるとともにライニングプレート14
を下方へ押動して、クラツチライニング16を入
力伝達デイスク5より離間させ、ライニングプレ
ート14と入力伝達デイスク5との連結を断ち、
プレツシヤープレート17に伝達される制動トル
クは、ボルトストツパ20を介して機体1にて受
けられ、これによりライニングプレート14の回
転を制動して刈刃の回転を停止する。
おいて矢印B方向へ回動し、第1図の左半部の制
動状態となる。すなわち、プレツシヤープレート
17はブレーキスプリング24の復元力によつて
第1図において下方へ押下げられ、プレツシヤー
プレート17がブレーキライニング28に圧接し
て制動を始めるとともにライニングプレート14
を下方へ押動して、クラツチライニング16を入
力伝達デイスク5より離間させ、ライニングプレ
ート14と入力伝達デイスク5との連結を断ち、
プレツシヤープレート17に伝達される制動トル
クは、ボルトストツパ20を介して機体1にて受
けられ、これによりライニングプレート14の回
転を制動して刈刃の回転を停止する。
また、操作杆22と操作カムプレート18は一
体に回動して初期位置に復帰し、カムボール27
はボールクランプ25,26の最深位置に保持さ
れる。
体に回動して初期位置に復帰し、カムボール27
はボールクランプ25,26の最深位置に保持さ
れる。
第3図および第4図は前記のボルトストツパ2
0を用いない他の実施例を示している。
0を用いない他の実施例を示している。
第3図の実施例は機体1を成形する際に、ピン
部1fをボス部1aと平行に下方へ突出して一体
成形したもので、これにプレツシヤープレート1
7の孔、操作カムプレート18と操作杆22との
取付部に形成した長孔23を挿通している。これ
により、部品点数の削減が図られ、組付作業が一
層簡単となる。そして、このピン部1fの作用は
前記実施例と同様で、プレツシヤープレート17
が移動するガイド、また制動時にプレツシヤープ
レート17に伝達される制動トルクを受ける作
用、さらに操作杆22の回動ストローク規制とな
る。
部1fをボス部1aと平行に下方へ突出して一体
成形したもので、これにプレツシヤープレート1
7の孔、操作カムプレート18と操作杆22との
取付部に形成した長孔23を挿通している。これ
により、部品点数の削減が図られ、組付作業が一
層簡単となる。そして、このピン部1fの作用は
前記実施例と同様で、プレツシヤープレート17
が移動するガイド、また制動時にプレツシヤープ
レート17に伝達される制動トルクを受ける作
用、さらに操作杆22の回動ストローク規制とな
る。
第4図の実施例は機体1の下部に穴部1gを形
成し、この穴部1gにプレツシヤープレート17
の一部を機体1側に折り曲げて形成したピン部1
7aを、摺動可能に嵌合したものである。これに
より、プレツシヤープレート17はそのピン部1
7aと穴部1gとの嵌合状態によつて、円滑にガ
イドされるとともに、プレツシヤープレート17
が機体1側へ所定量移動すると、ピン部17aの
先端が穴部1gの底部に当接してその移動量を規
制する。また、制動時にプレツシヤープレート1
7に伝達される制動トルクは、ピン部17aの側
部が穴部1gの側壁に当接して確実に受けられ
る。
成し、この穴部1gにプレツシヤープレート17
の一部を機体1側に折り曲げて形成したピン部1
7aを、摺動可能に嵌合したものである。これに
より、プレツシヤープレート17はそのピン部1
7aと穴部1gとの嵌合状態によつて、円滑にガ
イドされるとともに、プレツシヤープレート17
が機体1側へ所定量移動すると、ピン部17aの
先端が穴部1gの底部に当接してその移動量を規
制する。また、制動時にプレツシヤープレート1
7に伝達される制動トルクは、ピン部17aの側
部が穴部1gの側壁に当接して確実に受けられ
る。
本考案は以上のように、機体に入力軸を軸受支
持する突出したボス部と該ボス部の基部周囲に形
成したブレーキスプリングのスプリング受凹部と
を備え、このボス部にプレツシヤープレート、操
作カムプレート等のクラツチ・ブレーキ操作切換
機構を組付けたので、入力軸はその先端近傍まで
を軸受支持できるから、衝撃が入力軸先端部に加
わつても入力軸が変形する虞れを極力抑えること
ができる。
持する突出したボス部と該ボス部の基部周囲に形
成したブレーキスプリングのスプリング受凹部と
を備え、このボス部にプレツシヤープレート、操
作カムプレート等のクラツチ・ブレーキ操作切換
機構を組付けたので、入力軸はその先端近傍まで
を軸受支持できるから、衝撃が入力軸先端部に加
わつても入力軸が変形する虞れを極力抑えること
ができる。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は断面正面図、第2図は一部切断平面図、第3図
は他の実施例を示す要部断面図、第4図は更に他
の実施例を示す要部断面図である。 1……機体、1a……ボス部、1b……スプリ
ング受凹部、4……入力軸、5……入力伝達デイ
スク、12……出力部材、14……ライニングプ
レート、17……プレツシヤープレート、18…
…操作カムプレート、19……止め輪、22……
操作杆。
は断面正面図、第2図は一部切断平面図、第3図
は他の実施例を示す要部断面図、第4図は更に他
の実施例を示す要部断面図である。 1……機体、1a……ボス部、1b……スプリ
ング受凹部、4……入力軸、5……入力伝達デイ
スク、12……出力部材、14……ライニングプ
レート、17……プレツシヤープレート、18…
…操作カムプレート、19……止め輪、22……
操作杆。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 機体1より突出して、入力軸4を軸受支持する
ボス部1aと; 前記機体1のボス部1aの基部周囲に形成した
スプリング受凹部1bと; 前記入力軸4の前記ボス部1a先端近接位置
に、該入力軸4と一体回転可能に設けた入力伝達
デイスク5と; 該入力伝達デイスク5よりも入力軸4の先端側
に回動可能に設けた出力部材12と; 前記入力伝達デイスク5より大径であつて、入
力伝達デイスク5と出力部材12との間に軸方向
移動可能、かつ出力部材12と一体回転可能に設
けたライニングプレート14と; 該ライニングプレート14と出力部材12間に
縮設され、ライニングプレート14を入力伝達デ
イスク5方向に付勢して非制動時に入力伝達デイ
スク5にライニングプレート14を係接させるク
ラツチスプリング15と; 前記入力伝達デイスク5と前記機体1との間で
あつて、前記ボス部1aに周方向に所定角度切換
可能、かつ軸方向への移動を規制された状態で設
けた操作カムプレート18と; 該操作カムプレート18及び入力伝達デイスク
5の外周縁より外側をライニングプレート14方
向に折曲して周壁部を形成し、この周壁部に操作
カムプレート18の操作杆22が貫通する切欠部
を設け、前記周壁部の外周に制動時にライニング
プレート14に係接するブレーキトルク受面を形
成し、前記操作カムプレート18と機体1との間
であつて、周方向の回動を規制されて、前記ボス
部1aに操作カムプレート18の切換によつてカ
ムボール27を介して軸方向に移動可能な状態で
設けたプレツシヤープレート17と; 前記機体1のスプリング受凹部1bと前記プレ
ツシヤープレート17間に縮設され、プレツシヤ
ープレート17をライニングプレート14方向に
付勢するブレーキスプリング24と; を備えたクラツチ・ブレーキ装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2240782U JPS58125930U (ja) | 1982-02-19 | 1982-02-19 | クラッチ・ブレ−キ装置 |
US06/463,563 US4538712A (en) | 1982-02-19 | 1983-02-03 | Clutch brake arrangement for farm working machinery etc. |
AU11179/83A AU561895B2 (en) | 1982-02-19 | 1983-02-07 | Clutch brake arrangement |
DE3305632A DE3305632C2 (de) | 1982-02-19 | 1983-02-18 | Reibungskupplungs- und Bremskombination |
CA000422060A CA1207682A (en) | 1982-02-19 | 1983-02-21 | Clutch brake arrangement for farm working machinery etc. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2240782U JPS58125930U (ja) | 1982-02-19 | 1982-02-19 | クラッチ・ブレ−キ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58125930U JPS58125930U (ja) | 1983-08-26 |
JPS622340Y2 true JPS622340Y2 (ja) | 1987-01-20 |
Family
ID=30034492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2240782U Granted JPS58125930U (ja) | 1982-02-19 | 1982-02-19 | クラッチ・ブレ−キ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58125930U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0224426Y2 (ja) * | 1985-08-13 | 1990-07-04 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5655731A (en) * | 1979-10-11 | 1981-05-16 | Ogura Clutch Co Ltd | Clutch/brake device |
-
1982
- 1982-02-19 JP JP2240782U patent/JPS58125930U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5655731A (en) * | 1979-10-11 | 1981-05-16 | Ogura Clutch Co Ltd | Clutch/brake device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58125930U (ja) | 1983-08-26 |
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