JPS6038573B2 - クラッチ・ブレ−キ装置 - Google Patents

クラッチ・ブレ−キ装置

Info

Publication number
JPS6038573B2
JPS6038573B2 JP6756180A JP6756180A JPS6038573B2 JP S6038573 B2 JPS6038573 B2 JP S6038573B2 JP 6756180 A JP6756180 A JP 6756180A JP 6756180 A JP6756180 A JP 6756180A JP S6038573 B2 JPS6038573 B2 JP S6038573B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
torque receiving
brake
input shaft
passive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6756180A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56164713A (en
Inventor
茂夫 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP6756180A priority Critical patent/JPS6038573B2/ja
Priority to US06/265,808 priority patent/US4418808A/en
Publication of JPS56164713A publication Critical patent/JPS56164713A/ja
Publication of JPS6038573B2 publication Critical patent/JPS6038573B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、入力軸の回転トルクをクラッチ機構を介して
出力側に伝達するとともに、トルク伝達を遮断した瞬間
にブレーキ機構によって出力側の回転を停止するように
したクラッチ・ブレーキ装置に関するもので、特に動力
芝刈機に装着されて、クラッチ機構を介してエンジンに
より駆動される刈刃を、クラッチを切断した時に瞬時に
ブレーキにより停止しようとするものである。
例えば、動力芝刈機において、芝刈場所を変えるために
移動させるときなどに、安全を図るために刈刃の回転を
停止する必要がある。
この場合に駆動源であるエンジンの回転を停止させるこ
とによって刈刃の回転を停止することも可能であるが、
引続き使用する場合には、エンジンを再始動する必要が
ある。このため、エンジンを停止することなく刈刃の回
転を停止させることが望ましい。そこで、特開昭54一
40954号公報に示されるように、前押型の動力芝刈
機において、エンジンの下部にクラッチ・ブレーキ装置
を備えてエンジンを停止することなく刈刃の回転を停止
するものがある。この装置は、垂直方向に配設された入
力軸にフライホイールを設け、刈刃を固設したシャフト
を入力軸と同心配談し、このシャフトに遠心クラッチ機
構とブレーキドラムを設け、該ブレーキドラムにブレー
キバンドで制動を懸けて出力側の回転が落ちた時にクラ
ッチが切断されて、出力側にエンジンの回転トルクを伝
達しないようにしたものである。しかしながら、この装
置の遠心クラッチ機構は、ブレーキドラムに情接してい
る支持部材に径方向に移動可能にクラッチ片を設け、こ
のクラッチ片に遠心力を与えて入力軸と一体回転してい
るフライホイールの内面に当接させてクラッチ接続を行
なっている。したがってクラッチ接続初期にクラッチ片
に遠心力を与えるために、スプリングにてクラッチ片の
先端を回転しているフライホィ−ルに常に摺接させてい
るので、クラッチ片及びフライホイールの摩滅量が多く
なるおそれがある。また、ブレーキ機構がバンド形式で
あるため、出力部材と一体回転するブレーキドラムを入
力軸と一体回転しているフライウェイトの外周を覆うよ
うに設け、このブレーキドラムの外周にブレーキバンド
で制動をかけ、入力軸から出力部材への駆動トルクの伝
達を制御しているので、ブレーキドラム外周に配設され
たブレーキバンドを支持してブレーキトルクを受ける必
要上及びブレーキドラムとブレーキバンドとの間に苅草
等のゴミが侵入し‘こくいようにする必要上これらの外
部を覆う固定カバーを設けなければならず、装置全体が
大型化するという問題点がある。本発明は、このような
点に鑑みなされたもので、改良された遠心クラッチ機構
とブレーキ機構を備えて装置全体をコンパクト化し、さ
らにブレーキ状態にあって、クラッチ部品が入力部品に
摺接しないようにしたクラッチ・ブレーキ装置を提供す
ることを目的とする。本発明のクラッチ・ブレーキ装置
は、入力軸に回転可能に支持されたドラム状の出力部材
と:該出力部材の開□端に隣接して配置され、前記入力
軸に対して直交するブレーキトルク受面を有し、機体に
面設されたトルク受部材と;前記出力部村内にあって、
該出力部材の底部内面と対向配置させて前記入力軸に、
該入力髄と一体回転可能に取付けたドラム状の入力伝達
部材と;前記出力部材内にあって、外周縁に形成した造
数個の突部を前記出力部材の周壁に適数個入力軸の麹線
方向に形成した凹部に係合させて、入力軸に対し回転可
能かつ藤線方向移動可能に配談され、クラッチスプリン
グにて入力伝達部材の底部内面に向けて付勢された受動
部材と;該受動部材の入力伝達部材の底部内面の対向面
に拡開可能に取付けられ、入力伝達部材の底部内面に対
向する摩擦面と入力伝達部材の周壁内面に対向する摩擦
面とを有するクラッチ用フライウェイトと;前記トルク
受部材のブレーキトルク受面に対向して配設され、受動
部村と一体に設けられたディスクプレートと;該ディス
クプレートと受動部村間に配設され、外周線に折曲形成
した複数の支持片を前記トルク受部材に貫通することに
よってトルク受部材に支持され、該支持片に設けたプレ
ッシャースプリングにてトルク受部村のトルク受面方向
に付勢されたプレーキプレートと:前記トルク受部材に
設けられ、クラッチ接続に際して該ブレーキプレートを
前記受動部材方向に移動させる操作機構と;を備えた該
ことを特徴とし、クラッチを接続する際には操作機構に
て前記ブレーキプレートをプレッシャースプリングの付
勢力に抗して入力伝達部材の底部内面方向に神動させ、
ディスクプレートを受動部材と共にクラッチスプリング
の付勢力で入力伝達部材の底部内面方向に移動させ、デ
ィスクプレートとトルク受部材との係合を解除し、受動
部材のクラッチ用フライウェイトを回転している入力伝
達部材の底部内面に係合させ、受動部材及びディスクプ
レートを回転させながら、クラッチ用フライウェイトに
遠心力を与えて受動部材と入力伝達部村の接続を強固に
して受動部村を回転させ出力部材を受動部材に伴って回
転させ、操作機構を解除することによってブレーキプレ
ートをプレッシャースプリングの付勢力でトルク受部村
方向に移動させて、ディスクプレートをトルク受面に押
圧させてディスクプレートの回転を止めるとともに受動
部材をブレーキプレート方向に移動させてクラッチ用フ
ライウェイトを入力伝達部村から切離させ、入力伝達部
材から出力部材への回転トルクの伝達を遮断するように
している。
以下、本発明を実施例に塞いて詳細に説明する。
図は本発明のクラッチ・ブレーキ装置の一実施例を動力
芝刈機に用いたもので、第1図は断面正明図、第2図は
平面図、第3図は一部切断底面図、第4図は一部切断正
明図である。
本発明のクラッチ・ブレーキ装置を用いた動力芝刈機は
、第4図に示す如く、動力芝刈機の機体下部のエンジン
マウンティング3を貫通して下方に突出している入力軸
4の先端に底部外面に刈刃18を固談したドラム状の出
力部村17を回転可能に支持し、前記入力軸4と出力部
材17との間にクラッチ・ブレーキ機構を介在させ、前
記エンジンマゥンティング3に固設したトルク受部材1
に操作機構を設け、操作機構の操作好35をケーブル(
図示せず)を介して矢印A方向に引くことによって操作
村35にてブレーキ状態を解除すると共に、クラッチ接
続を行なって、駆動源であるエンジン(図示せず)にて
回転している入力軸4の回転を遠心クラッチ機構を介し
て出力部村17に伝達して出力部材17を回転し、この
回転によって刈刃18が回転して芝を刈ることができ、
また前記ケーブルが解放されることによって、操作杵3
5を矢印B方向に復帰させ、出力部材17の回転トルク
をトルク受部材1のブレーキトルク受面で受けてブレー
キを掛けるとともにクラッチを遮断して出力部村17の
回転を停止させ、刈刃l8の回転を停止させるようにし
たものである。
第1図及び第4図に示す如く、動力芝刈機の下部には機
体の一部を構成するエンジンマウンティング3が設けら
れ、このエンジンマウンティング3の下面にはトルク受
部材1が固設されている。このトルク受部材1は、中央
部に駆動源となるエンジン(図示せず)にて回転する入
力軸4の貫通孔が穿談され、この貫通孔の周囲に入力軸
4に対し直交するブレーキトルク受面が形成され、この
ブレーキトルク受面の外周は上方に折曲され、その外周
はフランジ部laを外方に折曲形成されて、全体として
カバー状に成形され、フランジ部laに複数個形成した
ボルト孔2に挿適する縦付けボルト(図示せず)によっ
て、エンジンマウンティング3の下面に固定される。こ
のエンジンマウンティング3からは、第1図に示す如く
、先端がトルク受部材1の貫通孔より下方に突出するよ
うに入力鞄4が垂設され、この入力軸4にカラー部材5
が駿挿されて、後記する半月キー1川こより入力軸4と
一体回転する。
このカラー部材5は、上部より長円筒部5a、フラソジ
部5b、小径の短円筒部5cとを有している。そして、
入力藤4の先端にはカラー部材5の短円筒部5c、ベア
リング12を介してドラム状の出力部材17が回転可能
に支持されるとともに、該出力部村17内にあって、該
出力部材17の底部内面と対向配置させたドラム状の入
力伝達部村がカラー部材5のフランジ部5bに固設され
、入力軸4と一体回転可能に設けられている。カラー部
材5の短円筒部5cにベアリング12を介して設けられ
た出力部材17は、ベアリング12の外周に位置し入力
伝達部材7の底部外面と対向する底部と該底部の外周に
折曲形成された入力伝達部材7の周壁外面に対向する周
壁を有するドラム状を呈し、その開□端がトルク受部材
1のトルク受面に隣接するように配置されて各作動部材
のカバーの役目をし、前記底部外面に出力部17aを介
して刈刃18が、ボルト19とナット20とにより固設
されている。0 一方入力伝達部材7は、カラー部材5
のフランジ部6bの下面に係接する内周縁の外側に底部
を、さらにその外側に上方に屈曲した周壁を形成したド
ラム状を呈しており、入力伝達部村7の内周緑とカラー
部材5の長円筒部5aに接合した円筒状のキーストッパ
ー8のフランジ部とで、カラー部材5のフランジ部5b
を挟んでリベットにて該フランジ部5bに固設され、前
記出力部材17内にあって、該出力部材17の底部内面
と対向配置されている。
また、前記カラー部材5は、長円薗部5aからフランジ
部5bにわたって二本のキー溝6,6が形成されており
、入力軸4に横合される半月キー10を一方のキー溝6
に係合し、キーストッパー8を長円筒部5aに被せるこ
とにより、入力軸4とカラー部材5及び入力伝達部材7
は一体に回転することができる。
カラー部材5の短円筒部5cの藤孔には雌ねじ5dが刻
設され、この雌ねじ5dに全軸周に雄ねじ11aを刻設
した円筒状のアジヤストポルト11が、該ボルト11の
先端部が入力麹4の頭部に当援するように螺合されてお
り、アジヤストボルト11の後端部に形成した蚤方向の
溝11bに工具を係合してアジャストボルト11を回動
し、前記雌ねじ5dと雄ねじ11aの螺合量を調整する
ことにより、カラー部村5を入力軸4に沿って移動させ
、入力伝達部材7及び出力部材17の上下位置を調整可
能としている。
カラー部材5の短円筒部5cの外周にはベアリング12
が鉄合され、ベアリング12の下端面にはワツシャ−1
3があてがわれ、ボルト14をスプリングワッシヤー1
5を介してアジヤストポルト11を貫通させて入力軸4
のねじ孔4aに螺合させ、アジャストボルト1 1の先
端面とベアリング12の下端面を入力軸4の頭部とワッ
シャ−13とで琢持し、カラー部材5の上下への移動を
規制している。
また、エンジンから漏洩して入力軸4を伝って落下する
エンジンオイルは半月キー10が孫合していない側のキ
ー溝6が排出路となりこれと連なるカラー部材5のフラ
ンジ部5bの排出路を通り、入力伝達部材7の底部に穿
設したオイル排出孔16より下方へ排出される。次に第
1図に示す如く、前記出力部材17内にあって、入力伝
達部材7の方向内面に対向させて受動部材21が入力軸
4に対し回敷可能かつ軸線方向に移動可能に配設されて
いる。
この受動部材21は、フライウェイト取付平面の内周に
後記するディスクプレート22との連結部をトルク受部
材1方向に突出形成するとともに、外周緑に出力部村1
7と係合可能な突部が3個所等間隔に備えられている。
この突部は、第1図及び第3図に示す如く、受動部村2
1の外周縁に3個所等間隔に突出形成され先端を下方へ
折り曲げた突片39と、この突片39に挿通され、この
突片39の先端に形成されている切り溝41に、工具等
を挿入して外方へ押し拡げて抜け止めされて装着いる合
成樹脂製等のガイド部材40とで構成されており、一方
出力部村17の周壁に前記突片39に対応して3個所等
間隔に凹部42が入力滋4の鍵線方向に形成され、この
凹部42に突片39のガイド部材40を、その先端がク
リアランスを存し、両側または一柳が当接して上下方向
に酒敷可能に鉄装する。これにより、受動部村21は入
力軸4の鞠線方向に移動しても、ガイド部材40は凹部
42内を上下方向に移動して、受動部材21の上下方向
の移動を妨げず、合成樹脂等のガイド部村40‘こて円
滑に作動するとともにこのガイド部材40にて回転始め
と終りに生ずるショック等が緩衝される。受動部材21
と出力部材17との間には比較的バネ力の弱いクラッチ
スプリング43が張設されている(第1図参照)。この
クラッチスプリング43は、その一端を受動部材21の
外周緑に3個所等間隔で外方へ突出して形成された支持
部44の小孔44aに、池端をこの支持部44に対応し
て出力部村17の底部と周壁の接続部を下方へ突出して
形成した凹部45の屈曲片46の小孔46aに係止して
いる。そして、このクラッチスプリング43のスプリン
グ力によって、受動部村21は入力伝達部村7側へ常に
引っ張られ、一定予荷重が与えられている。したがって
後述する操作機構によってブレーキプレ−ト26が押し
下げられた際には、この一定の予備塁、即ちクラッチス
プリング43のスプリング力によって受動部材21とデ
ィスクプレート22は一緒に下降する。
また、受動部村21のフライウェイト敬付平面の入力伝
達部材7の底部内面の対向面則ち下面には、円弧状のク
ラッチ用フライウェイト47が第1図に示す如く支持ピ
ン48にて拡開可能に一端部を枢支され、このクラッチ
用フライウェイト47の下部と外側を覆うように入力伝
達部材7の底部内面に対向する摩擦面と入力伝達部材7
の周壁内面に対向する摩擦面を有するラ・イニング49
が固着されている。
これにより、受動部材21が入力伝達部材7側に移動し
、ラィニング49の下側の藤擬面が入力伝達部材7の底
部内面に当援すると、ラィニング49を介して入力伝達
部材7の回転が受動部材21に伝達され、受動部材21
の回転により遠心力が生じ、クラッチ用フライウェイト
47は支持ピン48を支点として回動して外方へ拡開し
、ラィニング49の外側の摩擦面が入力伝達部材7の周
壁内面に圧嬢係合する。前記入力伝達部材7のディスク
プレート22の連結部には、第1図に示す如く、ディス
クプレート22がボルト24及びナット25にて固定さ
れている。
このディスクプレート22は、両面にそれぞれ環状のブ
レーキラィニング23a,23bを備え、トルク受部材
1のブレーキトルク受面に近接して入力軸4に対し回転
可能かつ鞠線方向に移動可能に鞍設されている。さらに
、ディスクプレート22の下面には、この下面に近接し
てブレーキプレート26が、入力軸4に対し車母線方向
に移動可能に配設されている。
このブレーキプレート26は、第1図、第2図及び第4
図に示す如く、ディスクプレート22より大径であって
、中央部に入力軸4の貫通孔を、その周囲にディスクプ
レート22の下面のブレーキラィニング23bを押圧す
るトルク受面を形成し、外周縁に一対の支持片27を2
組それぞれ対向して上方へ折曲形成している。この支持
片27はトルク受部材1にそれぞれ支持片27の断面形
状に対応して形成されている長孔28よりトルク受部材
1内に突出させ、その先端にスプリングリテーナを固定
し、各支持片27にはプレッシャースプリング30が挿
通されてトルク受部材1の内面とIJテーナ29との間
に縮設されており、そのスプリング力によって、ブレー
キプレート26はトルク受部材1側に付勢され、それに
よりディスクプレート22のライニング23bを介して
ディスクプレート22の上面のラィニソグ23aをトル
ク受部材1の下面のトルク受面に圧接し、ブレーキトル
クをラィニング23aからトルク受面を介してトルク受
部材1に、またラィニング23bからブレーキプレート
26、支持片27を介してトルク受部村1に伝達してい
る。
前記トルク受部村1とエンジンマウンティング3との間
には、クラッチ接続に際してブレーキプレート26を受
動部村21方向に移動させる操作機構が備えられている
(第1図、第2図及び第4図)。
この操作機構は、一対のガイド片31,31、プレッシ
ャープレート33及び操作村35とで構成されており、
ガイド片31は一対の支持片27の中間位置において支
持片27と同様にブレーキプレート26の外周緑に一対
対向して上方に折曲形成されており、トルク受部村1に
形成されているガイド孔32からトルク受部材1内に突
出し、ガイド片31の両側をガイド孔32の側面に摺接
し、ガイドが円滑に行なわれるようになすとともに、支
持片27とともにブレーキトルクをトルク受部材に伝達
している。
プレッシャープレート33は、トルク受部材1内におい
て、中央部に入力軸4に挿通され、その両端部をトルク
受部材1内に突出しているブレーキプレートのガイド片
31の先端上部から外側を覆うように下方へ折曲げ、先
端をボルト34によりガイド片31に締結している。
トルク受部材1内に固着されたブラケット36にはピン
37を支点として回動可能に、操作村35が腕部35c
をプレッシャープレート33に対して直角に配置される
ように設けられており、腕部35cの先端の押圧部35
aは入力軸4を囲むように二股状に形成されている。
そして、この押圧部35aの下部には突起35bが、入
力軸4の中心点と操作村35の回動支点の中心点とを結
ぶ線L,に対して、入力軸4の中心点を通って直交する
線L上のプレッシャープレート33の上面に当接するよ
うに形成され、操作村35の腕部35cの外端は、トル
ク受部材1の側壁に形成した窓38から外部に突出し、
腕部35cの外端に連結されたクラッチレバーに連なる
ケーブル(図示せず)を引き、操作杵35を回動させる
と、押圧部35aの突起35bがプレッシャープレート
33を下方へ押し、これによりブレーキプレート26は
下方へ平行に移動する。出力部村17の側壁にはのぞき
窓50が設けられ、こののぞき窓50から入力伝達部材
7の側壁に設けた通し窓51を通してクラッチ用フライ
ウェイト47のラィニング49の下部の摩擦面と入力伝
達部村7の底部内面との間隙が目視でき、アジャストボ
ルト11を工具にて回転することによって、カラー部材
5を入力軸4の軸線方向に移動させ、カラー部材5に設
けられた入力伝達部材7を上下方向に移動させて、クラ
ッチ間隙の調整作業をスムーズに行なうことができると
ともに、ラィニング49の摩耗量の点検を外部から容易
に行なうことができる。
出力部材17の底部には排出孔52が貫通形成され、出
力部材17の内部に侵入してくる水やエンジンオイル等
は出力部村17に生じる遠心力によって外側に寄り、こ
の排出孔52から外部へ排出する。53はトルク受部材
1に設けた水抜き孔である。
次にこの実施例の作動について説明する。
第1図のようにプレッシャースプリング30が伸長して
いる制動状態においては、ブレーキプレート26はこの
プレツシヤースプリング30のスプリング力により上方
へ引上げられており、ディスクプレート22のラィニン
グ23aをトルク受部材1のトルク受面に圧接している
。したがってディスクプレート22と一体の受動部材2
1も上方へ引上げられクラッチスプリング43は伸長し
、クラッチ用フライウェイト47のライニング49の下
面は入力伝達部村7の底部内面と接触せずに離間してい
る。したがって、エンジンは駆動しているも入力軸4お
よび入力伝達部材7は空回りをしているが、出力部村1
7には回転トルクは伝達されず、刈刃18は静止したま
までエンジンはアイドリング運転状態を保持している。
次に刈刃18を回転させる場合には、操作村35の腕部
35cに連結されている図示しないケーブルをクラッチ
レバーにて引き、操作杵35を第1図および第4図にお
いて矢印A方向へ回動させると、操作村35の押圧部3
5aに形成した突起35dがプレッシャープレート33
を下方へ押圧して、ブレーキプレート26を押下げる。
これによりプレッシャースプリング30は収縮し、ブレ
ーキプレート26はガイド片31に案内されて下方へ平
行に移動する。したがってこれに伴いクラッチスプリン
グ43にて下方に一定予荷重を与えられていた受動部材
21は下方へ引張られ、これによりディスクプレート2
2はライニング23bをブレーキプレート26に係合状
態を保持したまま受動部材21に追従して一体に下方へ
移動し、まず、ディスクプレ−ト22のライニング23
aがトルク受面から離間し、受動部村21に取付けたク
ラッチ用フライウェイト47のライニング49の下側の
摩擦面が入力軸4と一体に回転している入力伝達部材7
の底部内面に当援する。クラッチ用フライウェイト47
のライニング49の下側の摩擦面が前記のように入力伝
達部材7の底部内面に当援すると、ディスクプレート2
2はそれ以上下降せず、ブレーキプレート26が操作好
35の回動にてさらに押下げられ、ディスクプレート2
2のライニング23bとブレーキプレート26との間が
離れてブレーキ状態は解除され、一方ラィニング49の
下側の摩擦面は、クラッチスプリング43によるクラッ
チ接続方向への一定予荷重により入力伝達部材7の底部
内面に比較的弱いスプリング力にて接触しているから、
ラィニング49の下側の摩擦面が入力伝達部材の底部内
面上を滑りながら、入力伝達部材7の回転力が受動部材
21に伝達され、受動部材21の回転速度が遠くなるに
したがって受動部材21に遠0力が生じ、クラッチ用フ
ライウェイト47はピン48を支点としてそれぞれ外方
へ押し拡げられるように拡開し、ラィニング49の外側
の摩擦面が入力伝達部材7の周壁内面に圧薮係合してク
ラッチ力が発生し、受動部材21は入力伝達部材7と一
体に回転を始め、クラッチ接続が完了する。
これにより、入力軸4の駆動トルクはカラー部材5、入
力伝達部材7、受動部村21、突片39、ガイド部材4
0を経て出力部村17に伝達され、刈刃18を回転させ
る。そして、刈刃18の回転を停止させる場合には、握
っていたクラッチレバーを離すとケーブルが復帰してプ
レッシャースプリング30がそのスプリング力で伸長し
、ブレーキプレート26は上方へ引き上げられ、プレッ
シャープレート33を介して操作村35は第11図およ
び第4図において矢印B方向へ回動され、ブレーキプレ
ート26は回転しているディスクプレート22のラィニ
ング23bに当俵し(制動初期)、ついでディスクプレ
ート22を上方へ引き上げる。
これに伴い受動部材21はクラッチスプリング43のス
プリング力に抗して上方に引き上げられ、これによりガ
イド部材40が出力部材17の凹部42内をスラィドし
ながら上方へ移動し、クラッチ用フライウェイト47の
ライニング49の下側の摩擦面は、入力伝達部材7の底
部内面より離間する。そして、ブレーキプレート261
こよりデイスクプレート22のラィニング23aがトル
ク受部材1のトルク受面に圧接されると、ディスクプレ
ート22の両面に制動がかかり、受動部材21および出
力部材17の回転が制動され、回転速度が急に減速して
遠心力が減少しクラッチ用フライウェイト47のラィニ
ング49の外側の摩擦面と入力伝達部材7の周壁内面と
の圧薮係合状態が瞬間に解消され、入力伝達部村7は回
転したままで出力部材17および刈刃18は回転を停止
する。なお、前記実施例では出力部材に刈刃を設けてい
るが、この代りに他の作業臭を固設することもでき、ま
た出力部材をプーリー等に利用してベルト等を介して刈
刃を回転させることも可能であり、さらにこの装置は種
々の作業機械等にも用いることができる。
前記のように本発明によれば、クラッチ部分とブレーキ
部分とを1つの出力部材内に収容すると共にこの出力部
材をクラッチ構成要素及び保護カバーとして使用できる
ので、装置全体を小型化し、構成を簡単にすることがで
きる。
又、制動状態にある受動部材を、入力軸と一体に回転し
ている入力伝達部材に、クラッチスプリングのクラッチ
方向の一定の予荷重によって圧酸せしめ、この圧暖とと
もに受動部材に一体のディスクプレートとブレーキプレ
ートとの係合を解消して入力伝達部材の回転力をクラッ
チ用フライウェイトを介して受動部材に伝え、受動部材
に生じた遠心力によりこのクラッチ用フライウェイトを
入力伝達部村に圧後係合して出力部村を回転せしめたか
ら、クラッチは半クラッチの状態を経て鞍続されて、接
続がスムーズに行なわれ、クラッチ接続の際に生ずる動
力源への負荷を極力少なくすることができ、しかも制動
負荷を動力源に与えないからクラッチ接続が円滑に行な
われ、動力源に無益な負荷を与えないので、小容量の動
力源においてもエンジンストップは起こらず、かつ動力
源の立ち上りが早くなり動力源の動力を迅速で確実に出
力部村に伝達することができる。
更に、操作機構を解放すれば自動的にプレッシャースプ
リングによってブレーキプレートがディスクプレートを
トルク受部村に圧接してブレーキをかけ、これにより直
ちに入力伝達部材と受動部村および出力部村とを遮断し
、受動部材と入力伝達部材の回転を停止するので安全で
あり、しかもクラッチの接続を迅速かつ確実に切ること
ができ、常時回転している入力側部品にクラッチ部品が
摺接することがないため部品の摩滅等が少ない。
【図面の簡単な説明】
図は本発明のクラッチ・ブレーキ装置の一実施例を動力
芝刈機に用いたもので、第1図は断面正面図、第2図は
平面図、第3図は一部切断底面図、第4図は一部切断正
面図である。 1・・・・・・トルク受部材、3・・・・・・エンジン
マゥンティング、4・・・…入力軸、7・・・・・・入
力伝達部材、17・・・・・・出力部材、21・・・・
・・受動部材、22…・・・ナイスクプレート、26…
…ブレーキプレート、27・・…・支持片、30・・・
・・・プレッシャースプリング、31・・・…ガイド片
、33・・・・・・プレッシャープレート、35・・・
・・・操作村、35a・・・・・・押圧部、36・・・
・・・ブラケツト、39・・・・・・突片、40・・・
・・・ガイド部村、42・・・・・・凹部、43・・・
・・・クラッチスプリング、47……クラッチ用フライ
ウェイト。 弟ー図絹2図 兼3図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 入力軸4に回転可能に支持されたドラム状の出力部
    材17と;該出力部材17の開口端に隣接して配置され
    、前記入力軸4に対して直交するブレーキトルク受面を
    有し、機体に固設されたトルク受部材1と;前記出力部
    材17内にあつて、該出力部材17の底部内面と対向配
    置させて前記入力軸4に、該入力軸4と一体回転可能に
    取付けたドラム状の入力伝達部材7と;前記出力部材1
    7内にあつて、外周縁に形成した適数個の突部を前記出
    力部材17の周壁に適数個入力軸4の軸線方向に形成し
    た凹部42に係合させて、入力軸4に対し回転可能かつ
    軸線方向移動可能に配設され、クラツチスプリング43
    にて入力伝達部材7の底部内面方向に向けて付勢された
    受動部材21と;該受動部材21の入力伝達部材7の底
    部内面の対向面に拡開可能に取付けられ、入力伝達部材
    7の底部内面に対向する摩擦面と入力伝達部材7の周壁
    内面に対向する摩擦面とを有するクラツチ用フライウエ
    イト47と;前記トルク受部材1のブレーキトルク受面
    に対向して配設され、受動部材21と一体に設けられた
    デイスクプレート22と;該デイスクプレート22と受
    動部材21間に配設され、外周縁に折曲形成した複数の
    支持片27を前記トルク受部材1に貫通することによつ
    てトルク受部材1に支持され、該支持片27に設けたプ
    レツシヤースプリング30にてトルク受部材1のトルク
    受面方向に付勢されたブレーキプレート26と;前記ト
    ルク受部材1に設けられ、クラツチ接続に際して該ブレ
    ーキプレート26を前記受動部材21方向に移動させる
    操作機構と;を備えたクラツチ・ブレーキ装置。 2 前記操作機構は、前記ブレーキプレート26の外周
    縁に複数の支持片27を挾んで対称に折曲形成されて前
    記トルク受部材1を貫通した一対のガイド片31,31
    と、この一対のガイド片31,31間に架設されたプレ
    ツシヤープレート33と、該プレツシヤープレート33
    に直交する如く配設され、トルク受部材1のブラケツト
    36に入力軸4の軸線方向に回動可能に設けられて先端
    に形成された押圧部35aにて前記プレツシヤープレー
    ト33を押動する操作杆35とを備えていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のクラツチ・ブレーキ
    装置。 3 前記受動部材21の突部は、受動部材21の外周縁
    に突出形成された突片39と、出力部材17の凹部42
    に係合する該突片39に装着された合成樹脂製のガイド
    部材40とで構成されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のクラツチ・ブレーキ装置。
JP6756180A 1980-05-21 1980-05-21 クラッチ・ブレ−キ装置 Expired JPS6038573B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6756180A JPS6038573B2 (ja) 1980-05-21 1980-05-21 クラッチ・ブレ−キ装置
US06/265,808 US4418808A (en) 1980-05-21 1981-05-20 Centrifugal clutch brake arrangement for farm work machinery or other apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6756180A JPS6038573B2 (ja) 1980-05-21 1980-05-21 クラッチ・ブレ−キ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56164713A JPS56164713A (en) 1981-12-17
JPS6038573B2 true JPS6038573B2 (ja) 1985-09-02

Family

ID=13348486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6756180A Expired JPS6038573B2 (ja) 1980-05-21 1980-05-21 クラッチ・ブレ−キ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6038573B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH051384Y2 (ja) * 1985-10-11 1993-01-14

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH051384Y2 (ja) * 1985-10-11 1993-01-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56164713A (en) 1981-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5595274A (en) Automatically adjusting friction torque device with relatively rotating cam rings
US4313293A (en) Clutch-brake device for cutting machines
US4372433A (en) Combination clutch/brake mechanism
EP1224853B1 (en) Braking and clutching device for bush cutting apparatus
JP3723872B2 (ja) クラッチ/ブレーキ・アセンブリ
US4416107A (en) Lawn mower blade control mechanism
US4057134A (en) Automatic clutch wear adjuster
US4753330A (en) Multiple clutch system having cam coupler between clutches
US4418808A (en) Centrifugal clutch brake arrangement for farm work machinery or other apparatus
US4285424A (en) Locking device for a friction type clutch
US4429776A (en) Friction clutch
JPS6038573B2 (ja) クラッチ・ブレ−キ装置
US4889215A (en) Anti-overload centrifugal clutch
US20040011601A1 (en) Implement for driving a tool and including a brake for braking the tool
US4431101A (en) Clutch actuating control mechanism
US6827192B2 (en) Resilient plate for adjustable clutches
JPS6116429Y2 (ja)
US6460670B2 (en) Clutch for blade engagement
JPS622340Y2 (ja)
JPS6116427Y2 (ja)
JPS6116428Y2 (ja)
JPS6116430Y2 (ja)
JPS6116431Y2 (ja)
JPS6123699Y2 (ja)
JPS6116425Y2 (ja)