JPS6116429Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6116429Y2
JPS6116429Y2 JP13560980U JP13560980U JPS6116429Y2 JP S6116429 Y2 JPS6116429 Y2 JP S6116429Y2 JP 13560980 U JP13560980 U JP 13560980U JP 13560980 U JP13560980 U JP 13560980U JP S6116429 Y2 JPS6116429 Y2 JP S6116429Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input shaft
input
clutch
operating mechanism
pressure plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13560980U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5759527U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13560980U priority Critical patent/JPS6116429Y2/ja
Priority to US06/254,591 priority patent/US4511023A/en
Priority to CA000375866A priority patent/CA1196300A/en
Priority to DE19813116673 priority patent/DE3116673C2/de
Publication of JPS5759527U publication Critical patent/JPS5759527U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6116429Y2 publication Critical patent/JPS6116429Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、入力軸の回転トルクをクラツチ機構
を介して出力側に伝達するとともに、トルク伝達
を遮断した瞬間にブレーキ機構によつて出力側の
回転を停止するようにしたクラツチ・ブレーキ装
置に関するもので、特に動力芝刈機に装着され
て、クラツチ機構を介してエンジンにより駆動さ
れる刈刃を、クラツチを切断した時に瞬時にブレ
ーキにより停止しようとするものである。
例えば、動力芝刈機において、芝刈場所を変え
るために移動させるときなどに、安全を図るため
に刈刃の回転を停止する必要がある。この場合に
駆動源であるエンジンの回転を停止させることに
よつて刈刃の回転を停止することも可能である
が、引続き使用する場合には、エンジンを再始動
する必要がある。このため、エンジンを停止する
ことなく刈刃の回転を停止させることが望まし
い。
そこで、米国特許第3871159号明細書に示され
るように、前押型の動力芝刈機において、エンジ
ンの下部にクラツチ・ブレーキ装置を備えてエン
ジンを停止することなく刈刃の回転を停止するも
のがある。この装置は、ハウジング内に垂直方向
に配置された入力軸にクラツチデイスクを固設
し、刈刃を取付けた出力軸を入力軸と同心配置
し、前記クラツチデイスクに係設可能なデイスク
状のトルク伝達部材と、ハウジングの内部底面に
固設したブレーキトルク受部に係接可能なブレー
キデイスクとを前記出力軸にその軸線方向に一体
的に移動可能に設け、ハウジングに回動可能に設
けた操作機構としての操作杆をトルク伝達部材と
ブレーキデイスクとの間に形成した作用支点に係
合し、該操作杆にてトルク伝達部材とブレーキデ
イスクを操作し、レバーを引いて操作機構を作動
するとブレーキデイスクはブレーキトルク受部か
ら離れ、しかる後トルク伝達部材がクラツチデイ
スクに係接し、入力軸の回転が出力軸に伝達され
て刈刃を回転することができ、レバーを離すと操
作杆は反対方向に回動してトルク伝達部材はクラ
ツチデイスクから離れ、しかる後ブレーキデイス
クがブレーキトルク受部に係接し、出力軸の回転
を停止するようにしたものである。
しかしながら、この装置は、トルク伝達部材を
クラツチデイスクに圧接させるクラツチスプリン
グを有していないため、クラツチ接続は、作業者
の操作部材握り力を利用していることから、クラ
ツチ接続に安定性が欠け、また、出力軸に設けら
れた刈刃に石等が当ると、瞬間的な過負荷が出力
軸からトルク伝達部材を経てクラツチデイスクに
伝達され、作業者が操作部材を握つたままでいる
とクラツチ接続状態が維持されて、過負荷によつ
てエンジンの停止や、装置の破損をきたすおそれ
がある。また、トルク伝達部材とクラツチデイス
クとの間に塵埃等が侵入することを防ぐため、固
定ハウジングを設けて装置全体を覆つている。さ
らにトルク伝達部材とブレーキデイスクとの間に
操作機構の作用支点を設けているため、この部材
を鋳造あるいは鍛造によつて製造しなければなら
ない。
そこで、本考案はこのような点に鑑みなされた
もので、改良されたクラツチ機構を備えてクラツ
チ接続の安定が図れ、かつ特別のハウジングを必
要とせずにクラツチ機構をカバーし、しかも製造
が容易であつて、しかもクラツチ機構内に侵入し
た泥,砂,芝等の塵芥が出力部材のベアリング内
に侵入することを防止して、ベアリングの破損あ
るいは塵芥の侵入によつて、ベアリングが回転不
良・不能になつたり、エンジンへの負荷が生ずる
ことを防ぎ、長期間良好に使用することができる
クラツチ・ブレーキ装置を提供することを目的と
する。
本考案のクラツチ・ブレーキ装置は、入力軸に
ベアリングを介して回転可能に支持されたドラム
状の出力部材と;該出力部材内にあつて、該出力
部材の底部内面と対向配置させて前記入力軸に、
該入力軸と一体回転可能に取付けた入力伝達デイ
スクと;前記ベアリングを覆う周壁と、該周壁に
入力軸の軸線方向に適数個突出させて形成した羽
根とを有し、前記入力軸と出力部材との間に配置
され、入力軸と一体回転可能に設けられたベアリ
ングカバーと;前記入力軸に対して直交するとと
もに前記出力部材の開口端に隣接配置されるブレ
ーキトルク受部を有し、機体に固設された操作機
構カバー部材と;円筒状であつて一端にフランジ
部を有し、該フランジ部を前記入力伝達デイスク
に対向するよう前記入力軸に遊装されたリテーナ
と;表裏に前記操作機構カバー部材のブレーキト
ルク受部に対向するブレーキ接続面と前記入力伝
達デイスクに対向するクラツチ接続面とを形成し
たトルク伝達部と、前記出力部材の周壁に前記入
力軸の軸線方向に適数個形成した凹部に係合する
外周縁に形成した適数個の凸部とを有し、内周縁
を前記リテーナに回動可能にかつフランジ部にて
入力伝達デイスク方向に移動を規制された状態で
設けられたトルク伝達部材と;該トルク伝達部材
を入力伝達デイスク方向に付勢できるように該ト
ルク伝達部材と出力部材とに係設したクラツチス
プリングと;前記操作機構カバー部材内に配置さ
れ、内周縁を前記リテーナに反入力伝達デイスク
方向への移動を規制されて入力軸の軸線方向に移
動可能に設けられたプレツシヤープレートと;前
記操作機構カバー部材とプレツシヤープレート間
に縮設され、該プレツシヤープレートを反入力伝
達デイスク方向に付勢するプレツシヤースプリン
グと;前記操作機構カバー部材内に設けられ、ク
ラツチ接続に際して前記プレツシヤープレートを
入力伝達デイスク方向に移動させる操作機構と;
を備えたことを特徴とし、クラツチを接続する際
には操作機構にてプレツシヤープレートをプレツ
シヤースプリングの付勢力に抗して入力伝達デイ
スク方向に移動させ、クラツチスプリングの付勢
力にてトルク伝達部材とブレーキトルク受部との
係合を解除し、しかる後トルク伝達部材を回転し
ている入力伝達デイスクに係接させてトルク伝達
部材を回転せしめ、トルク伝達部材と出力部材と
の凹凸係合にて出力部材を回転させ、操作機構を
解除することによつてプレツシヤープレートをプ
レツシヤースプリングの付勢力で、クラツチスプ
リングの付勢力に抗して機体側に移動させ、トル
ク伝達部材と入力伝達デイスクのクラツチ接続を
解除し、しかる後トルク伝達部材をブレーキトル
ク受部に係接させてトルク伝達部材及び出力部材
の回転を停止させるようにしている。
以下、本考案を実施例に基づいて詳細に説明す
る。
図は本考案のクラツチ・ブレーキ装置の一実施
例を動力芝刈機に用いたもので、第1図は断面正
面図、第2図はベアリングカバーの正面図、第3
図は第2図−断面図、第4図はワツシヤーの
斜視図である。
本考案のクラツチ・ブレーキ装置を用いた動力
芝刈機は、第1図に示す如く、動力芝刈機の機体
下部のエンジンマウンテイング2を貫通して下方
に突出している入力軸3の先端に底部外面に刈刃
(図示せず)を固設したドラム状の出力部材23
を回転可能に支持し、前記入力軸3と出力部材2
3との間にクラツチ・ブレーキ機構を介在させ、
前記エンジンマウンテイング2に固設した操作機
構カバー部材1に操作機構としての操作杆7を回
動可能に設け、操作杆7をケーブル(図示せず)
を介して回動させることによつてブレーキ状態を
解除し、しかる後クラツチ接続を行なつて、駆動
源であるエンジン(図示せず)にて回転している
入力軸3の回転をクラツチ機構を介して出力部材
23に伝達して該出力部材23を回転し、この回
転によつて刈刃が回転して芝を刈ることができ、
また前記ケーブルが解放されることによつて、操
作杆11が前記と反対方向に回動して、クラツチ
を遮断し、しかる後、出力部材23の回転を停止
させ、刈刃の回転を停止させるようにしたもので
ある。
第1図に示す如く、動力芝刈機の下部には機体
の一部を構成するエンジンマウンテイング2が設
けられ、このエンジンマウンテイング2の下面に
は操作機構カバー部材1が固設されている。この
操作機構カバー部材1は、中央部に駆動源となる
エンジン(図示せず)にて回転する入力軸3の貫
通孔が穿設され、この貫通孔の周囲に貫通孔と同
心状に環状凹部が形成され、環状凹部の外周は上
方に折曲され、さらにその外周に環状の段状平面
部を折曲形成し、この段状平面部の外周はさらに
上方に折曲されて周壁を形成し、周壁の外周は水
平に折曲されてフランジ部が形成されて全体とし
てカバー状に成形され、フランジ部に複数個形成
されたボルト孔(図示せず)に挿通する締付ボル
ト(図示せず)によつてエンジンマウンテイング
2の下面に固定されている。前記環状凹部の底面
は、入力軸3に対して直交するように平面状に形
成され、その下面がブレーキトルク受部になる。
前記操作機構カバー部材1の段状平面部には3
本のガイドピン5が上方に向けて等間隔に立設し
ている。そして、操作機構カバー部材1内に配置
されたプレツシヤープレート4が後記するリテー
ナ18に遊装され、このプレツシヤープレート4
の外周縁にガイドピン5を挿通してプレツシヤー
プレート4を操作機構カバー部材1に入力軸3の
軸線方向に平行移動できるように内装されてい
る。プレツシヤープレート4と操作機構カバー部
材1間には複数のプレツシヤースプリング6が縮
設され、そのスプリング力によつてプレツシヤー
プレート4を操作機構カバー部材1内に設けた操
作機構としての操作杆7に常に圧接している。
該操作機構は、ガイドピン5,プレツシヤープ
レート4及び操作機構カバー部材1の側壁に貫通
して回動自在に設けられている操作杆7とで構成
されており、操作杆7を回動させると、プレツシ
ヤープレート4はガイドピン5に案内されて下方
へ平行移動する。
エンジンマウンテイング2からは、第1図に示
す如く、先端が操作機構カバー部材1の貫通孔よ
り下方に突出するように入力軸3にカラー部材8
が貫挿されて、キー9により入力軸3と一体回転
する。そして入力軸3の先端にはカラー部材8の
下部、ベアリング13を介してドラム状の出力部
材23が回転可能に支持されるとともに、該出力
部材23内にあつて、該出力部材23の底部内面
と対向配置された入力伝達デイスク10がカラー
部材8のフランジ部に固設され、入力軸3と一体
回転可能に設けられている。そして、カラー部材
8の下部には、ベアリング13を保持するワツシ
ヤー14が当てがわれ、ボルト15がスプリング
ワツシヤー16を介してカラー部材8の嵌合量を
調整するアジヤストボルト17を貫通し、入力軸
3に螺着して取付けられ、これによりカラー部材
8及びベアリング13の下方への抜け止めがなさ
れている。そして、ワツシヤー14の外周縁14
aにはベアリング13の下端を覆い外部から泥,
砂,芝等がベアリング13内に侵入することを防
止している。
カラー部材8の下部にベアリング13を介して
設けられた出力部材23は、ベアリング13の外
周に位置し入力伝達デイスク10に対向する底部
と該底部の外周に折曲形成された周壁を有するド
ラム状を呈し、その開口端が操作機構カバー部材
1のブレーキトルク受部に隣接するように配置さ
れてクラツチ機構のカラーの役目をし、前記底部
外面には刈刃が出力部材23の内部から基部を挿
通したボルト33にして取付けられる。
一方、入力伝達デイスク10は、カラー部材8
のフランジ部の上面に係接する内周縁の外周を下
方に折曲し、その外周に水平面部を形成したデイ
スク状を呈しており、該デイスク10の内周縁を
カラー部材8のフランジ部とカラー部材8の上部
に嵌合した円筒状のキーストツパ11のフランジ
部とで挾んでリベツト12で固設されている。
前記入力軸3のカラー部材8の上方には円筒状
のリテーナ18が遊装されている。このリテーナ
18は下端にフランジ部18aを形成し、フラン
ジ部18aが入力伝達デイスク10に対向するよ
うに上端に設けられた止め輪19によつてプレツ
シヤープレート4の内周縁に吊持されている。し
たがつて、プレツシヤープレート4は止め輪19
によつて反入力伝達デイスク10方向への移動が
規制される。
このリテーナ18には、操作機構カバー部材1
と入力伝達デイスク10間に配置されるトルク伝
達部材20が回動可能に設けられている。このト
ルク伝達部材20は、表裏に前記操作機構カバー
部材1のブレーキトルク受部に対向するブレーキ
制動面と前記入力伝達デイスク10に対向するク
ラツチ接続面とを備えたトルク伝達部を有し、ブ
レーキ制動面とクラツチ接続面には環状のブレー
キライニング21a,クラツチライニング21b
が固着されている。このトルク伝達部材20の内
周部20aはリテーナ18のフランジ部18aに
スラスト軸受22を介在して回動自在に係合して
いる。
また、トルク伝達部材20の外周縁には第1図
に示す如く支持部25が外方へ複数突出形成さ
れ、この支持部25に大径のピン孔26が穿設さ
れており、出力部材23に固着した支持ピン24
をこのピン孔26にクリアランスを存して挿通
し、支持ピン24の先端はスプリングストツパー
27を貫通し、更にその先端に固定した止め輪2
8によつてスプリングストツパー27の抜け止め
がなされている。
トルク伝達部材20と出力部材23とに係設さ
れるクラツチスプリング29は、トルク伝達部材
20の支持部25とスプリングストツパー27間
に縮設され、そのスプリング力によつてトルク伝
達部材20の出力部材23側に常に押圧するとと
もに出力部材23を弾持している。
これにより、操作杆7を回動してプレツシヤー
プレート4を下方へ押動すると、クラツチスプリ
ング29のスプリング力によつてトルク伝達部材
20は入力伝達デイスク10方向へ押されてクラ
ツチライニング20bは入力伝達デイスク10に
圧接する。そして、操作杆7のプレツシヤープレ
ート4への押圧力を解除するとプレツシヤープレ
ート4はプレツシヤースプリング6によつて上方
へ押上げられ、これに伴いトルク伝達部材20は
ブレーキライニング20aを前記ブレーキトルク
受部に圧接して制動する。
トルク伝達部材20の外周縁には凸部30が突
出形成され、この凸部30はガイド部材31が先
端と周囲を被包するように取付けられている。一
方、出力部材23の周壁にはトルク伝達部材20
の凸部30が係合する凹部32が形成され、トル
ク伝達部材20の凸部30のガイド部材31をこ
の凹部32に上下方向に摺動可能に係合させ、こ
れにより出力部材23はトルク伝達部材20と一
体に回転することができる。
34はベアリング13を覆う周壁34aを有す
るベアリングカバーで、周壁34aに入力軸3の
軸線方向に等間隔で外方へ突出して羽根34bが
形成されている。そして、このベアリングカバー
34は入力伝達デイスク10と出力伝達部材23
との間に配置され、取付孔34cにリベツト12
を挿通して入力伝達デイスク10とともにカラー
部材8に固定され、周壁34aはベアリング13
の上端から外周を覆つている。このベアリングカ
バー34は入力軸3の回転により入力伝達デイス
ク10と一体に回転し、羽根34bによつて風を
起こして作業時に装置内に侵入してくる泥,砂,
芝等を吹き飛ばして、これらがベアリング13内
に侵入することを防止する。
なお、このベアリングカバー34は入力伝達デ
イスク等に直接取付けてもよい。
次にこの実施例の作動についてて説明する。第
1図のようにプレツシヤースプリング6が伸張し
ている制動状態においては、トルク伝達部材20
はプレツシヤープレート4に吊持されているリテ
ーナ18により上方へ引張られ、ブレーキライニ
ング21aは操作機構カバー部材1のブレーキト
ルク受部に係接し、一方これによりクラツチスプ
リング29は収縮して、トルク伝達部材20のク
ラツチライニング21bは入力伝達デイスク10
と接触せずに離間している。したがつて、エンジ
ンは駆動していても入力軸3および入力伝達デイ
スク10は空回りをして出力部材23には回転力
は伝達されず、刈刃(図示せず)は静止したまま
でエンジンはアイドリング運転状態を保持してい
る。
次に刈刃を回転させる場合にはケーブル(図示
せず)を引き操作杆7を回動させると、操作杆7
がプレツシヤープレート4を下方へ押圧する。こ
れによりプレツシヤースプリング6は収縮し、プ
レツシヤープレート4はガイドピン5に案内され
て下方へ平行に移動する。これに伴いクラツチス
プリング29が伸張して、トルク伝達部材20は
リテーナ18との係合状態を保持したままプレツ
シヤープレート4に追従して一体に下方へ移動
し、まずトルク伝達部材20のクラツチライニン
グ21aが操作機構カバー部材1のブレーキトル
ク受部から離間し、しかる後にトルク伝達部材2
0のクラツチライニング21bが入力軸3と一体
に回転している入力伝達デイスク10に接触す
る。そして、さらにプレツシヤースプリング6の
収縮に伴いクラツチスプリング29が伸張してラ
イニング21bが入力デイスク10に圧接され、
ついでプレツシヤープレート4が更に下方へ移動
するとリテーナ18に設けられたスラスト軸受2
2はトルク伝達部材20から離間して係合状態は
解消され、トルク伝達部材20の制動力は解消し
てクラツチ力が発生し、入力軸3の動力はカラー
部材8、入力伝達デイスク10、トルク伝達部材
20、凸部30、ガイド部材31を経て出力部材
23に伝達され、刈刃を回転させる。
ケーブルを解放すれば、プレツシヤープレート
4はプレツシヤースプリング6によつて第1図に
おいて上方へ押上げられ、操作杆7を前記と反対
方向に回動するとともにリテーナ18を上方へ引
き上げる。これにより、スラスト軸受22とトル
ク伝達部材20との間に生じている間隙は解消し
てトルク伝達部材20を上方へ引き上げる。これ
に伴いクラツチスプリング29は収縮してトルク
伝達部材20のクラツチライニング21bが入力
伝達デイスク10より離間し、トルク伝達部材2
0と入力伝達デイスク10との連結を断ち、つい
でニユートラル状態を経てブレーキライニング2
1aは操作機構カバー部材1のブレーキトルク受
部に圧接され、これにより出力部材23の回転を
制動して刈刃の回転を停止する。
なお、前記実施例では出力部材に刈刃を設けて
いるが、他の作業具を固設することもでき、また
出力部材をプーリー等に利用することも可能であ
り、この装置は種々の作業機等に用いることがで
きる。
前記のように本考案によれば、クラツチ接続時
にトルク伝達部材を入力伝達デイスクにクラツチ
スプリングの付勢力にて常に圧接するようにした
から、クラツチ接続が安定し、しかも出力部材に
クラツチスプリングの付勢力よりも大きい何らか
の過負荷が加わつた場合には、クラツチ接続面は
空回りして駆動源に過負荷を伝達しないから、駆
動源が停止せず、かつクラツチ機構の破損を防止
することができる。また、出力部材をドラム状に
形成し、入力伝達デイスク及びトルク伝達部材の
クラツチ接続部を出力部材内に納めたから、特別
のカバー部材を設けずにクラツチ機構への塵埃等
の侵入を防止できる。さらに入力伝達デイスクと
出力部材を対向させ、ブレーキトルク受部と入力
伝達デイスクの間にトルク伝達部材を配設し、操
作機構にて作動するプレツシヤープレートをブレ
ーキトルク受部を形成した操作機構カバー部材内
に配設したので、これら各部材をプレスあるいは
板金にて製造することが可能となるため、製造容
易であつて鋳造あるいは鍛造品を用いたこの種装
置に比べ安価に製造することができる。
しかも、本考案は周壁に羽根を突出させて形成
したベアリングカバーを入力軸と一体に回転する
トルク伝達デイスクに固定し、出力部材を入力軸
に回転可能にしているベアリングを覆つたから、
入力軸を回転させるとベアリングカバーは入力伝
達デイスクとともに一体に回転し、作業時に装置
内に泥,砂,芝等が侵入しても、羽根の回転によ
つて風が起こり、これらの泥,砂、芝等の侵入物
を吹き飛ばし、あるいは羽根によつて引き飛ばし
て阻止し、ベアリング内に侵入することを確実に
防止する。したがつて、泥,砂,芝等の侵入物に
よつてベアリングが回転不良・不能になつたり、
エンジンへの負荷が大きくなることは防止され、
更にベアリングの破損等もなく長期間良好に使用
することができ、また、このベアリングカバーは
周壁に羽根を突出させて形成したから、プレス加
工によつて容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は断面正面図、第2図はベアリングカバーの正面
図、第3図は第2図−断面図、第4図はワツ
シヤーの斜視図である。 1……操作機構カバー部材、3……入力軸、4
……プレツシヤープレート、6……プレツシヤー
スプリング、7……操作杆、8……カラー部材、
10……入力伝達デイスク、13……ベアリン
グ、14……ワツシヤー、18……リテーナ、2
0……トルク伝達部材、23……出力部材、29
……クラツチスプリング、30……凸部、32…
…凹部、34……ベアリングカバー、34a……
周壁、34b……羽根。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 入力軸3にベアリング13を介して回転可能に
    支持されたドラム状の出力部材23と; 該出力部材23内にあつて、該出力部材23の
    底部内面と対向配置させて前記入力軸3に、該入
    力軸3と一体回転可能に取付けた入力伝達デイス
    ク10と; 前記ベアリング13を覆う周壁34aと、該周
    壁34aに入力軸3の軸線方向に適数個突出させ
    て形成した羽根34bとを有し、前記入力軸3と
    出力部材23との間に配置され、入力軸3と一体
    回転可能に設けられたベアリングカバー34と; 前記入力軸3に対して直交するとともに前記出
    力部材23の開口端に隣接配置されるブレーキト
    ルク受部を有し、機体に固設された操作機構カバ
    ー部材1と; 円筒状であつて一端にフランジ部18aを有
    し、該フランジ部18aを前記入力伝達デイスク
    10に対向するよう前記入力軸3に遊装されたリ
    テーナ18と; 表裏に前記操作機構カバー部材1のブレーキト
    ルク受部に対向するブレーキ接続面と前記入力伝
    達デイスク10に対向するクラツチ接続面とを形
    成したトルク伝達部と、前記出力部材23の周壁
    に前記入力軸3の軸線方向に適数個形成した凹部
    32に係合する外周縁に形成した適数個の凸部3
    0とを有し、内周縁20aを前記リテーナ18に
    回動可能にかつフランジ部18aにて入力伝達デ
    イスク10方向に移動を規制された状態で設けら
    れたトルク伝達部材20と; 該トルク伝達部材20を入力伝達デイスク10
    方向に付勢できるように該トルク伝達部材20と
    出力部材23とに係設したクラツチスプリング2
    9と; 前記操作機構カバー部材1内に配置され、内周
    縁を前記リテーナ18に反入力伝達デイスク10
    方向への移動を規制されて入力軸3の軸線方向に
    移動可能に設けられたプレツシヤープレート4
    と; 前記操作機構カバー部材1とプレツシヤープレ
    ート4間に縮設され、該プレツシヤープレート4
    を反入力伝達デイスク10方向に付勢するプレツ
    シヤースプリング6と;ト 前記操作機構カバー部材1内に設けられ、クラ
    ツチ接続に際して前記プレツシヤープレート4を
    入力伝達デイスク10方向に移動させる操作機構
    と; を備えたクラツチ・ブレーキ装置。
JP13560980U 1980-04-28 1980-09-24 Expired JPS6116429Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13560980U JPS6116429Y2 (ja) 1980-09-24 1980-09-24
US06/254,591 US4511023A (en) 1980-04-28 1981-04-16 Clutch brake apparatus for farm work machinery or other apparatus
CA000375866A CA1196300A (en) 1980-04-28 1981-04-21 Clutch brake apparatus for farm work machinery or other apparatus
DE19813116673 DE3116673C2 (de) 1980-04-28 1981-04-27 Mechanisch betätigbare Reibungskupplungs- und Bremskombination

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13560980U JPS6116429Y2 (ja) 1980-09-24 1980-09-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5759527U JPS5759527U (ja) 1982-04-08
JPS6116429Y2 true JPS6116429Y2 (ja) 1986-05-21

Family

ID=29495769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13560980U Expired JPS6116429Y2 (ja) 1980-04-28 1980-09-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6116429Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5759527U (ja) 1982-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4148173A (en) Lawn mower blade control apparatus
JP3723872B2 (ja) クラッチ/ブレーキ・アセンブリ
US4313293A (en) Clutch-brake device for cutting machines
US4372433A (en) Combination clutch/brake mechanism
US7849987B2 (en) Centrifugal blade brake clutch apparatuses and methods
US5570765A (en) Clutch/brake assembly
CA1158577A (en) Lawn mower with combined clutch and self biasing brake
EP1785025B1 (en) Blade brake and clutch
JPS6116429Y2 (ja)
US4285424A (en) Locking device for a friction type clutch
US4418808A (en) Centrifugal clutch brake arrangement for farm work machinery or other apparatus
JPS6116427Y2 (ja)
JPS6116428Y2 (ja)
JPS6116426Y2 (ja)
JPS6116425Y2 (ja)
JPS6116430Y2 (ja)
JPS6116431Y2 (ja)
JPS6123409B2 (ja)
US6460670B2 (en) Clutch for blade engagement
JPS6123699Y2 (ja)
JP3576620B2 (ja) 非常用ブレーキ装置
JPS6132526B2 (ja)
US4271658A (en) Clutch and blade brake for lawn mower
JPS6038573B2 (ja) クラッチ・ブレ−キ装置
JPH0247785Y2 (ja)