JPS6123698Y2 - - Google Patents

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JPS6123698Y2
JPS6123698Y2 JP4551581U JP4551581U JPS6123698Y2 JP S6123698 Y2 JPS6123698 Y2 JP S6123698Y2 JP 4551581 U JP4551581 U JP 4551581U JP 4551581 U JP4551581 U JP 4551581U JP S6123698 Y2 JPS6123698 Y2 JP S6123698Y2
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JP
Japan
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clutch
plate
cam
brake
transmission disk
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、入力軸の回転トルクを、出力側に伝
達する装置であつて、トルク伝達を遮断した瞬間
に出力側の回転を停止するようにしたクラツチ・
ブレーキ装置に関するもので、特に動力芝刈機に
装着されて、クラツチ機構を介して回転している
刈刃を、クラツチを切断した時に瞬時にブレーキ
により停止しようとするものである。
例えば、動力芝刈機において、芝刈場所を変え
るために移動させるときなどに、安全を図るため
に刈刃の回転を停止する必要がある。この場合に
エンジンの回転を停止させることによつて刈刃の
回転を停止することも可能であるが、引続き使用
する場合には、エンジンを再始動する必要があ
る。このため、エンジンを停止することなく刈刃
の回転を停止させることが望ましい。
そこで、米国特許第4141439号明細書に示され
るように、前押型の動力芝刈機において、エンジ
ンの下部にクラツチ・ブレーキ装置を備えてエン
ジンを停止することなく刈刃を停止させるものが
ある。この装置は、動力芝刈機の駆動源より垂直
方向に下方に延出させた入力軸に固設された入力
伝達デイスクと該入力軸の下端に回転可能に支持
された出力デイスクの間にクラツチデイスクを入
力軸に対して回転可能に設け、クラツチスプリン
グにて出力デイスクを入力伝達デイスク方向に付
勢し、クラツチ・ブレーキ操作切換機構を操作し
てクラツチスプリングの付勢力でクラツチデイス
クを介して出力デイスクを入力伝達デイスクに係
接させてクラツチ接続を行なつて入力伝達デイス
クの回転を出力デイスクに伝達し、出力デイスク
に設けた刈刃を回転させ、クラツチ・ブレーキ操
作切換機構を解除することにより出力デイスクを
クラツチスプリングの付勢力に抗して下降させク
ラツチ接続を断つとともに、クラツチ・ブレーキ
操作切換機構にて出力デイスクを制動して刈刃の
回転を停止している。
しかし、この装置は機体下部にクラツチ・ブレ
ーキ切換機構の操作杆を回動自在に支承させると
ともに第1カムリングを固定させ、入力軸に入力
伝達デイスクをキー結合させ、入力伝達デイスク
の外周にカムボールを挟んで第2カムリングを第
1カムリングに対向配置させて第2カムリングの
ピンを第1カムリングの溝に挿通させて操作杆の
一端に支承させ、さらに入力伝達デイスクに該デ
イスクと略同径のクラツチデイスクを対向配置さ
せるとともにその外周にプレツシヤリングを配置
し、入力伝達デイスクより大径の出力デイスクを
入力軸に同軸上に回動可能に設け、出力軸をハウ
ジング下部に回動可能に支持するベアリングと出
力デイスクの間にデイスク状のクラツチスプリン
グを配設し、ハウジングを機体の下部に固定する
ことにより組立てを行なつている。
したがつて各構成部材を順々に組付けなければ
ならないため、組付け作業に手数を必要とし、し
かも誤組の生ずるおそれがある。また、湿式であ
るため構造が複雑であつた。
そこで、本考案は、クラツチ・ブレーキ機構と
クラツチ・ブレーキ操作切換機構とを夫々ユニツ
ト化して組付けを容易にするとともに誤組を極力
押えた構造簡単な乾式クラツチ・ブレーキ装置を
提供することを目的としている。さらにクラツ
チ・ブレーキ操作切換機構のガイド部材でもある
カムプレートを機体に精度よく取付けできること
を目的とするものである。
そこで、本考案は、クラツチ・ブレーキユニツ
トとクラツチ・ブレーキ操作切換ユニツトとを備
えたクラツチ・ブレーキ装置であつて、前記クラ
ツチ・ブレーキユニツトは、入力軸の先端に固着
される中空部を有するカラー部材と;カラー部材
に内周縁を固着された入力伝達デイスクと;カラ
ー部材にベアリングを介して回転可能に設けられ
た出力部材と;前記入力伝達デイスクより大径で
あつて、入力伝達デイスクと出力部材の間に配設
され、該出力部材と一体回転可能に設けられたラ
イニングプレートと;該ライニングプレートと出
力部材間に縮設され、ライニングプレートを入力
伝達デイスク方向に付勢して非制動時に入力伝達
デイスクにライニングプレートを係接させるクラ
ツチスプリングと;で構成され、前記クラツチ・
ブレーキ操作切換ユニツトは、入力軸の機体側に
遊装される中空孔を有する筒体胴部にガイド溝を
入力軸の軸線方向に形成したリテーナと;前記リ
テーナに内周縁を固着し、対向している前記入力
伝達デイスクの外周縁より外側にて前記ライニン
グプレートに係接できるブレーキトルク受面を形
成したプレツシヤープレートと;前記リテーナに
円周方向に所定角度切換可能に設けられ、かつリ
テーナの機体側端部に嵌着したリング状のスラス
トプレートを介して係止部材により反プレツシヤ
ープレート方向の移動を規制された操作カム部材
と;該操作カム部材とプレツシヤープレートとの
間に配設され、内周縁に形成した突片をガイド溝
に係合するとともに外周縁を機体に突設した適数
個の取付ボス部に固設されるカムプレートと;該
カムプレートと操作カム部材との間に配設された
カムボールと;カムプレートとプレツシヤープレ
ート間に縮設され、カムボールを操作カム部材に
圧接させるとともにプレツシヤープレートをライ
ニングプレートに係接できる方向に付勢せしめる
ブレーキスプリングと;で構成され、さらにリテ
ーナの機体側端部内周と入力軸との間にダストシ
ールを挿入し、前記スラストプレートは、その中
間部に前記リテーナが嵌挿する円弧状の挿通溝を
形成し、この挿通溝の外周側は前記係止部材と操
作カム部材との間に介在されるスラスト部とな
し、挿通溝の内周側は前記ダストシールの受部と
なし、かつ前記スラスト部に前記係止部と係合す
る突起を形成したことを特徴とし、入力軸にクラ
ツチ・ブレーキ操作切換ユニツトのリテーナを操
作カム部材が機体側になるように遊装し、カムプ
レートを機体に固設するとともに、前記クラツ
チ・ブレーキユニツトのカラー部材を、入力伝達
デイスクがプレツシヤープレートと対向するよう
に入力軸に装着固定して組付けるようにしたもの
である。
以下、図面により本考案を動力芝刈機に適用し
た一実施例について説明する。
図は本考案のクラツチ・ブレーキ装置の一実施
例を動力芝刈機に用いたもので、第1図は断面正
面図、第2図は一部初截平面図、第3図はスラス
トプレートの斜視図である。
本考案のクラツチ・ブレーキ装置を用いた動力
芝刈機は、第1図に示す如く、動力芝刈機の機体
下部のエンジンマウンテイング4を貫通して下方
に突出している入力軸5の先端に底部外面に刈刃
(図示せず)を固設した出力部材12を回転可能
に支持し、前記入力軸5と出力部材12との間に
クラツチ・ブレーキ装置を介在させ、クラツチ・
ブレーキ操作切換機構の操作杆24をケーブル
(図示せず)を介して矢印A方向(第2図々示)
に引くことによつて操作杆24にてブレーキ状態
を解除するとともに、クラツチを接続を行なつ
て、駆動源であるエンジン(図示せず)にて回転
している入力軸5の回転をクラツチ機構を介して
出力部材12に伝達して出力部材12を回転し、
この回転によつて刈刃が回転して芝を刈ることが
でき、また前記ケーブルが解放されることによつ
て、操作杆24を矢印C方向に復帰させ、クラツ
チ機構を断つとともに出力部材12の回転トルク
をプレツシヤープレート17を介してエンジンマ
ウンテイング4に固設したカムプレート1で受け
てブレーキを掛けて出力部材12の回転を停止さ
せ、刈刃の回転を停止させるようにしたものであ
る。
動力芝刈機に用いられる前記クラツチ・ブレー
キ装置は、第1図に示す如く、動力芝刈機の下部
に機体の一部を構成するエンジンマウンテイング
4を貫通して下方に突出している入力軸5の先端
にクラツチ・ブレーキ装置を、またクラツチ・ブ
レーキ機構とエンジンマウンテイング4との間に
クラツチ・ブレーキ操作切換機構を夫々ユニツト
化して設けて組付けを容易にしたものである。
先ず、クラツチ・ブレーキユニツトを第1図及
び第3図について説明すると、クラツチ・ブレー
キユニツトは、カラー部材7、入力伝達デイスク
6、出力部材12、ライニングプレート14及び
クラツチスプリング15を備えている。
カラー部材7は入力軸5の先端が挿入される中
空部を有し、その胴部略中央に位置決め用の鍔部
が、また下端には入力軸5の先端面が当接する内
方に屈曲したフランジ部が夫々形成されている。
このカラー部材7の上部には入力伝達デイスク
6が嵌合されて、鍔部上面にて位置決めされて固
定されている。
カラー部材7の下部には、ベアリング8が鍔部
下面にて位置決めされて嵌合され、該ベアリング
8のアウタレースに出力部材12が嵌合され、カ
ラー部材7に対して回転可能に支持されている。
この出力部材12は、入力伝達デイスク6より大
径であつて、中央部にカラー部材7の貫通孔が形
成され、その外周を下方に屈曲してベアリング8
の嵌合部を形成し、該嵌合部の外周を水平方向に
屈曲して取付平面を形成し、この取付平面にブレ
ード止ねじ孔13を設け、取付平面底部に刈刃
(図示せず)を該ねじ孔13に螺合した刈刃止ね
じ(図示せず)により固設し、外周縁にはガイド
溝12aを数個所等間隔に形成する。
入力伝達デイスク6と出力部材12との間には
ライニングプレート14が入力軸5に対し軸線方
向に移動可能かつ回転可能に配置されている。こ
のライニングプレート14は出力部材12と略同
径であつて、中央部に出力部材12のベアリング
8の嵌合部が遊装される貫通孔が形成され、その
外周部の入力伝達デイスク6と対向する位置にリ
ング状のクラツチライニング16を入力軸5と同
心状に固設したライニング取付面が、該取付面の
外周であつて入力伝達デイスク6の周縁より外側
の位置には制動面が夫々入力軸5を中心として同
心状に形成され、かつ周縁の出力部材12のガイ
ド溝12aに対応した位置にガイド片14aが出
力部材12方向に屈曲形成され、このガイド片1
4aをガイド溝12aに係合し、ライニングプレ
ート14の入力軸5の軸線方向の移動を許容し、
かつライニングプレート14が回転している時
は、ガイド片14a、ガイド溝12aを介して出
力部材12を回転し、ライニングプレート14が
停止するとガイド溝12aがガイド片14aに規
制されて出力部材12も回転を停止する。
ライニングプレート14と出力部材12との間
にはクラツチスプリング15が縮設され、ライニ
ングプレート14を入力伝達デイスク6方向に付
勢し、ライニングプレート14の前記ライニング
取付面に固着したクラツチライニング16を入力
伝達デイスク6に圧接できるようにしている。
一方、クラツチ・ブレーキ操作切換ユニツト
は、第1図及び第2図に示す如く、リテーナ1
9、プレツシヤープレート17、操作カム部材2
2、カムプレート1、カムボール29及びブレー
キスプリング31とを備えている。
リテーナ19は、入力軸5の機体側に遊装され
る中空孔を有し、その筒体胴部には上部より入力
軸5の軸線方向のガイド溝20が対向して形成さ
れるとともに下部に外方に屈曲したフランジ部1
9aが形成されている。
このリテーナ19には、プレツシヤープレート
17が嵌装され、フランジ部19a上面に内周縁
17aが固定され、内周縁17aに形成した突片
17bがリテーナ19のガイド溝20に嵌合して
いる。このプレツシヤープレート17は入力伝達
デイスク6よりも大径であつて、入力伝達デイス
ク6の外周縁よりも外周に位置する部分を下方に
折曲し、さらに外周方向に折曲してライニングプ
レート14の前記制動面と対向するブレーキトル
ク受面17cを形成し、この受面にリング状のブ
レーキライニング18を入力軸5と同心状に固設
している。
また、リテーナ19には、エンジンマウンテイ
ング4の下面に突設した適数個の取付ボス部4a
に固設されるガイド部材にもなるカムプレート1
が遊装され、その内周縁に突出形成した突片1a
をリテーナ19のガイド溝20に係合し、この突
片1aによつてリテーナ19は入力軸5に対し回
転を規制される。このカムプレート1の外周縁に
は前記取付ボス部4aに取付ボルト(図示せず)
にて固定するための取付孔2を複数個形成してい
る。そして、エンジンマウンテイング4の下面に
カムプレート1を固設する場合に、エンジンマウ
ンテイング4の下面に直接取付面を形成するより
も、上記のように下面に取付ボス部を突設し、そ
の先端を取付面とした方が取付面を同一平面上に
加工することが容易であり、取付精度が向上し、
ガイド溝20に係合にしたカムプレート1の突片
1aによつてリテーナ19は入力軸5の軸線方向
に正確に移動することができる。
リテーナ19のエンジンマウンテイング4側、
即ち上部には、操作カム部材22がリテーナ19
の軸線方向に移動可能かつ回転可能に挿通され、
リテーナ19の上端部に固定したスラストプレー
ト25と係止部材21とによりエンジンマウンテ
イング4側への抜け止めがなされており、該部材
22に操作杆24をボルト23で固定し、該操作
杆24を第2図において矢印Aあるいは矢印C方
向に回動することにより、操作カム部材22を所
定角度回動させる。
スラストプレート25は、第3図に示す如くリ
ング状に形成され、その中間部にプレツシヤープ
レート17のリテーナ19の胴部が嵌挿する円弧
状の挿通溝25aを対向して形成し、この挿通溝
25aの外周側か係止部材21と操作カム部材2
2との間に介在されるスラスト部25bとなし、
挿通溝25aの内周側はリテーナ19の内周と入
力軸5との間に挿入されるダストシール26の受
部25cとなし、更にこのスラスト部25bに係
止部材21と係合する突起25dが形成されてい
る。そして、このスラストプレート25はリテー
ナ19の上端に挿通溝25aを挿通して取付けら
れ、スラスト部25bでスラスト荷重を受け操作
カム部材22の回動を円滑かつ確実に行なわし
め、また突起25dが係止部材21の両端部21
a,21a間に係合して操作カム部材22の回動
によつて係止部材21が回動しないようにし、抜
け落ちることを防止している。更にダストシール
受部25cにダストシール26が固着等適宜手段
で設けられ、リテーナ19の上端あるいはリテー
ナ19とスラストプレート25の挿通溝25a間
からゴミ等が装置内部に侵入することを防止して
いる。
カムプレート1の操作カム部材22と対向する
面には操作杆24の反作動方向に傾斜した深くな
るボールクランプ27が3個所等間隔に形成さ
れ、一方操作カム部材22のカムプレート1と対
向する面には操作杆24の作動方向に傾斜して深
くなるボールクランプ28がボールクランプ27
と対応して形成されている。これらのボールクラ
ンプ27,28間にはカムボール29がそれぞれ
の傾斜面を転動するように設けられており、操作
カム部材22はこのカムボール29がボールクラ
ンプ27,28の最も深い位置にあるとき、カム
プレート1と最も近い位置にあり、この状態を操
作杆24の初期位置とする。
プレツシヤープレート17のブレーキトルク受
面17cの反対側面にプレス等により突起30が
多数突出形成されている。この突起30は周方向
に長くかつ制動面17cより外側に外れた位置に
円周状に沿つて不連続に適数個形成されている。
これにより、トルク伝達デイスク6と一体に回転
しているライニングプレート14にプレツシヤー
プレート17を圧接して制動するとき、プレツシ
ヤープレート17に発生する振動が共振して増大
することを突起30によつてその振動に変化を与
え、互いに打消し合うように防止している。
カムプレート1とプレツシヤープレート17と
の間には6個のブレーキスプリング31が、その
一方の端部31aを前記と突起30に係止し、他
方の端部31bを突起30とクロスしてカムプレ
ート1に形成された突起32に係止して縮設さ
れ、プレツシヤープレート17をライニングプレ
ート14方向へ常に付勢している。そして、この
スプリング31のスプリング力はクラツチスプリ
ング14のスプリング力より大きく設定してあ
る。これにより、操作カム部材22はスラストプ
レート25を介してカムプレート1に常時近接す
る方向に付勢され、操作杆24の初期位置におい
ては、カムボール29をボールクランプ27,2
8の最深位置に保持し、これによつてライニング
プレート14の制動面にプレツシヤープレート1
7のブレーキライニング18を押圧し、クラツチ
ライニング16が入力伝達デイスク6から離間し
た状態を維持している。
このように構成されたクラツチ・ブレーキユニ
ツトとクラツチ・ブレーキ切換ユニツトとを組付
けるには、先ず機体から突出している入力軸5に
操作カム部材22をエンジンマウンテイング4側
にしてリテーナ19を入力軸5に遊装し、カムプ
レート1の外周縁に形成した取付孔2に取付ボル
トを挿通してカムプレート1をエンジンマウンテ
イング4の取付ボス部4aに固定して、リテーナ
19がカムプレート1の突片1aにて入力軸5の
軸線方向に移動可能に支持し、次にプレツシヤー
プレート17に入力伝達デイスク6が対向するよ
うにカラー部材7を入力軸5に嵌合し、カラー部
材7下部のフランジ部を入力軸5の先端面に当接
させて、ワヤシヤ9でベアリング8を保持するよ
うに固定ボルト10をスプリングワツシヤ11を
介して入力軸5の先端部に螺着して、クラツチ・
ブレーキユニツトを入力軸5に固設する。
次にこの実施例の作動について説明する。第1
図に示すようにブレーキスプリング31がセツト
荷重で伸張している制動状態においては、カムボ
ール29はボールクランプ27,28の最深位置
に位置し、これにより操作カム部材22とカムプ
レート1との距離は最小で、操作杆24は切期位
置にあり、一方ライニングプレート14はプレツ
シヤープレート17により押圧されてクラツチス
プリング15が収縮し、クラツチライニング16
は入力伝達デイスク6と接触せずに離間してい
る。したがつて、入力軸5および入力伝達デイス
ク6の回転トルクは出力部材12に伝達されず、
刈刃(図示せず)は静止したままでエンジンはア
イドリング運転状態を保持している。
次に刈刃を回転させる場合には操作杆24に連
結されているケーブル(図示せず)を引き、第2
図において矢印A方向へ回動させると、操作カム
部材22が、機体に固定されているカムプレート
1に対して所定角度回動する。このとき、カムボ
ール29はボールクランプ27,28の傾斜面に
沿つて転動して上昇し、これにより操作カム部材
22は回動しながらカムプレート1から離れて行
き、これに伴いスラストプレート25により操作
カム部材22に係止されているリテーナ19はガ
イド溝20に嵌合したカムプレート1の突片1a
に案内されて回転することなく上昇し、プレツシ
ヤープレート17をブレーキスプリング31に抗
してカムプレート1方向へ移動させる。この移動
につれて、ライニングプレート14はクラツチス
プリング15のスプリング力によりブレーキライ
ニング18との圧接状態を保持したまま追従して
入力伝達デイスク6方向へ移動し、クラツチライ
ニング16が入力伝達デイスク6に接触し、一方
プレツシヤープレート17が上方へ移動してブレ
ーキライニング18がライニングプレート14か
ら離間してブレーキ係合状態は解消され、ライニ
ングプレート14は入力伝達デイスク6と一体に
回転し、クラツチ接続が行なわれる。これによ
り、入力軸5の動力はカラー部材7、入力伝達デ
イスク6、ライニングプレート14を経て出力部
材12に伝達され、刈刃を第2図において矢印B
方向へ回転させる。
ケーブルを解放すれば、プレツシヤープレート
17はブレーキスプリング31の付勢力によつて
第1図において下方へ押下げられ、プレツシヤー
プレート17がブレーキライニング18に圧接し
て制動を始めるとともにライニングプレート14
を下方へ押動して、クラツチライニング16を入
力伝達デイスク6より離間させ、ライニングプレ
ート14と入力伝達デイスク6との連結を断ち、
これによりライニングプレート14の回転を制動
して刈刃の回転を停止する。
これに伴い操作杆24と操作カム部材22は一
体に第2図において矢印C方向に回動して初期位
置に復帰し、カムボール29はボールクランプ2
7,28の最深位置に保持される。
このクラツチおよびブレーキの作動において、
操作カム部材22は、カムプレート1の内周突起
にて入力軸5に設けたリテーナ19に遊装し、か
つスラストプレート25にて抜け止めされている
から、作動が円滑に行なわれる。
本考案は以上のように、カラー部材、入力伝達
デイスク、出力部材、ライニングプレート、クラ
ツチスプリングで構成されるクラツチ・ブレーキ
機構とリテーナ、プレツシヤープレート、カムプ
レート、カムボール、ブレーキスプリングで構成
されるクラツチ・ブレーキ操作切換機構を夫々ユ
ニツト化し、クラツチ・ブレーキユニツトとクラ
ツチ・ブレーキ操作切換ユニツトとし、クラツ
チ・ブレーキユニツトとクラツチ・ブレーキ操作
切換ユニツトを入力軸に組付けたから、製造が容
易であつて、しかも誤組を少なくすることが可能
である。また、ブレーキスプリングをクラツチ・
ブレーキ操作ユニツトに組込んだから、ブレーキ
振動をブレーキスプリングで吸収でき、各部品の
長期使用が可能となり、長期のブレーキ切換が安
定する。
しかも、スラストプレートにダストシールを設
けて入力軸とリテーナ間の隙間をシールしたか
ら、機体とカムプレートとの間の間隙から侵入し
たゴミ等は、該ダストシールに阻止されてプレツ
シヤープレートとライニングプレートの間に侵入
することが阻止される。したがつて、取付精度を
容易に得られる取付ボス部にカムプレートを固設
することができ、クラツチ・ブレーキ操作切換ユ
ニツトはリテーナを介して入力軸の軸線方向に正
確に移動できる。さらに操作杆による操作カム部
材の回動がスラストプレートによつて円滑かつ確
実となり、かつこのスラストプレートとこれを係
止する係止部材は確実に係合固定されているから
長期間使用してもリテーナより抜け落ちることは
確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は断面正面図、第2図は一部切截平面図、第3図
はスラストプレートの斜視図である。 1……カムプレート、5……入力軸、6……入
力伝達デイスク、7……カラー部材、8……ベア
リング、12……出力部材、14……ライニング
プレート、15……クラツチスプリング、17…
…プレツシヤープレート、19……リテーナ、2
0……ガイド溝、22……操作カム部材、24…
…操作杆、25……スラストプレート、26……
ダストシール、29……カムボール、31……ブ
レーキスプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 クラツチ・ブレーキユニツトとクラツチ・ブレ
    ーキ操作切換ユニツトとを備えたクラツチ・ブレ
    ーキ装置であつて、 前記クラツチ・ブレーキユニツトは、 入力軸5の先端に固着される中空部を有するカ
    ラー部材7と; カラー部材7に内周縁を固着された入力伝達デ
    イスク6と; カラー部材7にベアリング8を介して回転可能
    に設けられた出力部材12と; 前記入力伝達デイスク6より大径であつて、入
    力伝達デイスク6と出力部材12の間に軸方向移
    動可能、かつ該出力部材12と一体回転可能に設
    けられたライニングプレート14と; 該ライニングプレート14と出力部材12間に
    縮設され、ライニングプレート14を入力伝達デ
    イスク6方向に付勢して非制動時に入力伝達デイ
    スク6にライニングプレート14を係接させるク
    ラツチスプリング15と; で構成され、 前記クラツチ・ブレーキ操作切換ユニツトは、
    入力軸5の機体側に遊装される中空孔を有する筒
    体胴部にガイド溝20を入力軸5の軸線方向に形
    成したリテーナ19と; 前記リテーナ19に内周縁17aを固着し、対
    向している前記入力伝達デイスク6の外周縁より
    外側にて前記ライニングプレート14に係接でき
    るブレーキトルク受面を形成したプレツシヤープ
    レート17と; 前記リテーナ19に円周方向に所定角度切換可
    能に設けられ、かつリテーナ19の機体側端部に
    嵌着したリング状のスラストプレート25を介し
    て係止部材21により反プレツシヤープレート1
    6方向の移動を規制された操作カム部材22と: 該操作カム部材22とプレツシヤープレート1
    7との間に配設され、内周縁に形成した突片1a
    をガイド溝20に係合するとともに外周縁に機体
    に突設した適数個の取付ボス部4aにに固設され
    るカムプレート1と; 該カムプレート1と操作カム部材22との間に
    配設されたカムボール29と; カムプレート1とプレツシヤープレート17間
    に縮設され、カムボール29を操作カム部材22
    に圧接させるとともにプレツシヤープレート17
    をライニングプレート14に係接できる方向に付
    勢せしめるブレーキスプリング31と; で構成され、 さらにリテーナ19の機体側端部内周と入力軸
    5との間にダストシール26を挿入し、前記スラ
    ストプレート25は、その中間部に前記リテーナ
    19が嵌挿する円弧状の挿通溝25aを形成し、
    この挿通溝25aの外周側は前記係止部材21と
    操作カム部材22との間に介在されるスラスト部
    25bとなし、挿通溝25aの内周側は前記ダス
    トシール26の受部25cとなし、かつ前記スラ
    スト部25bに前記係止部材21と係合する突起
    25dを形成したことを特徴とする乾式クラツ
    チ・ブレーキ装置。
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