JPS62231017A - コポリイミド中空糸及びその製造方法 - Google Patents

コポリイミド中空糸及びその製造方法

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JPS62231017A
JPS62231017A JP6947186A JP6947186A JPS62231017A JP S62231017 A JPS62231017 A JP S62231017A JP 6947186 A JP6947186 A JP 6947186A JP 6947186 A JP6947186 A JP 6947186A JP S62231017 A JPS62231017 A JP S62231017A
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弥永 幸雄
Asaji Hayashi
浅次 林
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酒井 静枝
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は1.7. lI、 、?’、 lI’−ベンゾ
フェノンテトラカルポン酸二無水物をトリレンジイソシ
アネートおよびメチレンビスフェニルイソシアネートの
混合物と反応させて得られた芳香族コポリイミドの中空
糸およびその製造方法に関するものである。
すなわち、本発明はベンゾフェノンテトラカルボン酸系
の芳香族ポリイミドが極性有機溶媒を主成分とする溶媒
に溶解しているコポリイミド溶液を中空糸の紡糸用ドー
プ液として使用し、そのドープ液の中空糸状体を形成し
、凝固させるコポリイミド中空糸の製造方法に関するも
のである。
〔従来の技術〕
・!従′来、ポリイミド中空糸の製造方法としては、種
々の方法が提案されており、たとえば、特開昭!7−2
0!;3/7号公報に記載されているように、ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸系の芳香族ポリイミドをフェノ
ール系化合物を主成分とする溶媒に溶解させた溶液をド
ープ液として使用して中空糸を製造する方法がある。ま
た、特開昭!;7−/&7’l/’I号公報に記載され
ているように、ビフェニルテトラカルボン酸系の芳香族
ポリイミドをフェノール系化合物を主成分とする溶媒に
溶解させた溶液をドープ液として使用して中空糸を製造
する方法等が知られているが、この方法によると7工ノ
ール系化合物として、たとえば、p−クロルフェノール
であれば、(i)  高融点(ダ3℃)であるため室温
での取扱いが困難、 (11)高沸点(2/9.73℃)であるため中空糸製
造の最終段階で溶媒除去が困難、 (11D  有害、腐食性があるため作業性が悪い、等
の欠点を有しており、有利な方法とは言えない0・ 〔発明の目的〕 本発明者らは耐熱性が高く、耐薬品性、機械的強度に優
れた芳香族ポリイミドの中空糸を有利に一製造する方法
について鋭意研究を行った結果、ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸系の芳香族コポリイミドが極性有機溶媒に溶
解しているコポリイミド溶液をドープ液として使用して
、中空糸を紡糸することによって、耐熱性が高く、耐薬
品性、機械的強度に優れた芳香族コポリイミド中空糸を
有利に製造できることを見い出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明の要旨は、繰シ返し単位のを0〜70
モルチが式(I) で表わされる構造を有し、かつ繰シ返し単位の10〜3
0モルチが式(n) で表わされる構造を有するコポリイミドを王たる構成材
料とする中空糸であって、該中空糸の外側表面と内側表
面にはさまれた内部に、両表面に連通しかつその平均孔
径が厚み方向において変化した傾斜型多孔質層を有する
コポリイミド中空糸及びその製造方法に存する。
〔発明の構成〕
以下に本発明の詳細な説明する。本発明のコポリイミド
中空糸は、繰り返し単位のりO〜りOモルチが式(I) で表わされる構造を有し、かつ繰り返し単位の10〜3
0モルチが式(n) で表わされる構造を有するコポリイミドを主たる構成材
料とする中空糸であって、該中空糸の外側表面と内側表
面にはさまれ九内部に、両表面に連通しかつその平均孔
径が厚み方向において変化した傾斜型多孔質層を有する
コポリイミド中空糸である。
本発明においては、繰り返し単位の?θ〜70モルチが
式(1) で表わされる構造を有し、かつ繰り返し単位の10〜3
0モルチが式(n) で表わされる構造を有するコポリイミドを用い定的に製
造することができる。
分離膜の形状としては、シート状、スパイラル状、管状
、中空糸状勢種々あるが、本発明のような中空糸状とす
ることにより単位容積当シの有効膜面積を大きくするこ
とができ、また中空糸の外周側から加圧する場合には、
管壁の厚さが小さい割に高圧に対する機械的強度が高い
等め利点が得られる。
匈発明のような両表面に連通しかつその平均孔径が厚み
方向において変化している傾斜型多孔質構造をとること
によシ、十分な透過速度及び機掛的強度を得ることがで
きる。比較的孔径の小さい多孔質】のみが存在している
と、多孔質層における透過抵抗が大きくなり、十分な透
過速度を得ることができない。また、比較的孔径の大き
い多孔質層のみが存在していると、多孔質層における透
過抵抗は減少するため好ましいが、多孔質層全体の機械
的強度が低下し、緻密層が存在する場合には緻密層を支
持することが困難となり好ましくない。
多孔質層の平均孔径は、厚み方向の各位置で/μm以下
であることが好ましい。これよシ孔径が大きいと機械的
強度が低下し好ましくない。
また本発明の中空糸は、平均孔径がSOOλ以下であり
、厚みが/μm以下である緻密層を両表面のいずれか一
方又は両方に有していてもよい。平均孔径がSOO^よ
り大きいと分離性能が低下し、また厚みがこれより厚い
と透過速度が低くなって好ましくない。
緻密層を両表面のいずれか一方又は両方に有している場
合には、緻密層に近い方の多孔質層の平均孔径が100
〜1000λ、緻密層から十分はなれた多孔質層の平均
孔径が1ooo−sooo^であることが好ましい。こ
れらの範囲よ)孔径の小さいものは透過速度が小さくな
υ、これらの範囲より孔径の大きいものは緻密層を支持
することが困難となり、機械的強度も小さくなるため、
いずれも好ましくない。また、多孔質層の孔径は緻密層
の孔径よりも大きくなければならない。
次に、上記本発明中空糸の製造方法について説明する。
本発明において使用されるコポリイミドは一般式 の繰り返し単位の存在を特徴とするコポリイミドであ゛
す、ここで上記繰り返し単位の10〜30す、上記繰り
返し単位の?O〜70モルチはRがY3(これは 、茫
1 または で3を表わす)を表わすものである。
ごのコポリイミドは、7. J’、 4(、9’−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物を適当なモル比の
11、Q’ −)Ifレンビスフェニルインシアネート
(<<、lI’−ジフェニルメタンジインシアネート)
およびトリレンジイソシアネート(コ、6−異性体、あ
るいはコ、グー異性体、あるいはそれらの混合物)とと
もに極性溶媒の存在下で反応させることにより容易に得
ることができる。
この重合に用いられる溶媒は極性有機溶媒であり、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル
ピロリドン、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホン
、ヘキサメチルホスホルアミド、テトラメチル尿素、ピ
リジンなどが例示されるが、特に限定されるものではな
い。好ましくはジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド、N−メチルピロリドン、よシ好ましくはジメチ
ルホルムアミドが好適に用いられる。
上述の反応に使用する極性有機溶媒の分量はすべての反
応体が最初に溶解するのに少なくとも十−分なものであ
ることが好ましい。溶媒の使用量−はコポリイミドの粘
度によって調節されるものであり、重合体固形分(コポ
リイミド)の重量%はそれほどM要でないが、典型的に
は約5重i%から約35重量%までが好ましい。
コポリイミドの対数粘度は0./dt/11以上、より
好ましくは0.3〜@ dt/11 (30℃、N−メ
チルピロリドン中0.夕%)の範囲から選ばれる。
上記のドープ液を用いて中空糸を形成する方法としては
、基本的には、中空糸の内側表面を芯液あるいは芯ガス
等の流体と接触させ、かつ核中空糸の外側表面を凝固浴
と接触させることによって行う。本発明による中空糸は
このような芯液あるいは芯ガスと凝固浴による凝固条件
に−傅って透過性能がコントロールされ、さらに熱処理
条件によっても透過性能と機械的強度が−」 コントロールされる。
また、中空糸用ノズル出口と凝固浴間の距離(エアギャ
ップ)の設定の仕方によっても凝固条件をコントロール
することが可能である。
芯液あるいは芯ガスと凝固浴による凝固条件のコントロ
ールとは、具体的には凝固速度の制御であり、凝固速度
の速い側の表面#1ど緻密層が形成されやすい。
本発明では上記のコントロールを行うことにより広範囲
の透過性能を有する中空糸を容易に製造することができ
る。たとえば、中空糸の内側の表面に、透過性能をコン
トロールする緻密層を形成させ、外側の表面に傾斜型多
孔質層を形成させるならば、芯液としては良溶媒である
極性有機溶媒、すなわちジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスル
ホキシド、ジメチルスルホン、ヘキサメチルホスホルア
ミド、テトラメチル尿素、ピリジン等が挙げられ、また
貧溶媒である水、プロパツール等の低級アルコール類、
アセトン等のケトン類、エチレングリコール等のエーテ
ル類、トルエン等の芳香族類、あるいはこれらの混合物
等が挙げられる。これらの中で良溶媒と貧溶媒の特定の
混合物が好ましい。なかでもジメチルホルムアミドと水
を特定の割合で混合した混合物が特に好適に用いられる
。貧溶媒とは溶液中の溶媒と相溶性を有し、かつ溶質と
の溶解性の低い溶媒であり、ここではドープ液との相溶
性が良好であってコポリイミドとの溶解性が低いもので
ある。
水とジメチルホルムアミドのような良溶媒と貧溶媒の混
合割合は特に制限されるものではなく、混合割合によっ
て異った透過性能を有する中空糸が得られる。
芯液の代りに芯ガスとして空気、窒素等の不活性気体を
用いてもよい。
凝固させるのは液体中でも気体中でもよく、例えば液体
の凝固浴としては、水、プロパツール等の低級アルコー
ル類、アセトン等のケトン類、エチレンクリコール等の
エーテル類、トルエン醸の芳香族類あるいはこれらの混
合物等が用いられる。なかでも水が好適に用いられる。
中空糸用ノズルは凝固浴上に適当な間隔(エアギャップ
)をおいて設置されることが好ましい。
また1、中空糸の外側表面に緻密層を形成させる場合に
は、芯ガスとして空気等を用い、液体の凝固浴として水
あるいは水と極性有機溶媒との混合物等を用いればよい
また、気体の凝固浴としては空気、窒素等の不活性気体
が好ましい。
この発明の方法において、ポリイミド組成物(ドープ液
)の中空糸状体を形成する中空糸用ノズルとしては、ポ
リマー溶液組成物のドープ液から中空糸状体を押出して
形成することができれば、どのような形式の中空糸用ノ
ズルであってもよく、例えば、チューブ・イン・オリア
イス型ノズル(tube in orifice ty
pe )、セグメンテイツド・アーク型ノズル(Sθg
mentedarc type )  などを挙げるこ
とができる。この発明では、チューブ・イン・オリフィ
ス型ノズルが、中空糸用ノズルとして好適である。この
チューブ・イン・オリフィス型ノズルとしては、ノズル
ヘッドの底面の中央に開口しているオリフィス(内径0
.2〜2鴎)の中央に、チューブ(外径0175〜/、
4m、内径0.03〜ハ弘篩)が位置しているものであ
り、オリフィスの開口内周面とチューブの外周面との間
の空隙部(現状部)からドープ液を背圧で押し出し、同
時にチューブの内孔から気体、または液体(芯液ともい
う)を供給して、中空糸状体を形成するのである。
この発明では、前述の中空糸状体の押し出しの際に、前
記中空糸用ノズルの内部のチューブから押し出されつつ
ある中空糸状体の内部へ、気体または液体(芯液)を供
給しながら行うのである。
つぎに、中空糸形成時の操作条件について説明する。中
空糸の製造条件、例えば、ドープ液の押出し速度、芯液
あるいは芯ガスの吐出量、ノズル出口と凝固浴間の距離
(エアギャップ)、”1 凝固時間、中空糸の引取シ速度等は、中空糸の、フ 外径100〜11000At、管壁の厚さ!ro−go
θμmとなるようにそれぞれの条件を調節することによ
り決められるのであって、目的とする寸法に形成される
ならば、特に制限されない。
例えば、中空糸外径1.70μm1内径3SOμの中空
糸を製造する場合には、ドープ液濃度を3〜33″M!
1%とすると、ドープ液の押出し速度として0.7〜/
 0017分、芯液として水とジメチルホルムアミドを
重量比でaO〜70/1,0〜30の割合で十分混合し
た液、該芯液の吐出量として0.03〜30117分、
エアギャップとしてO〜jm、凝固時間/〜too秒、
引取シ速度0./〜200 m/分で製造することがで
きる0中空糸用ノズルから垂直真下に押出されたドープ
液および芯液または芯ガスは凝固液中に導かれるが、こ
のときノズル出口と凝固浴の間に間隔があると、この部
分でドープ液中の溶媒の一部が大気中に蒸発し、一方で
、芯液での凝固速度が速い場合は中空糸内側表面よりゲ
ル化が進行し、あるいは芯ガスが空気であって凝固浴中
よシ凝固速度が遅い場合は中空糸外側表面よりゲル化が
進行する。
中空糸用ノズルの出口を凝固浴中に浸漬して、直接凝固
浴中に押出してもよい。
こうして形成された中空糸状体を十分に乾燥して本発明
の中空糸は製造される。
また、本発明の中空糸は、このあと乾燥炉で熱処理を行
うこともできる。熱処理を行うことによって膜の機械的
強度や耐薬品性、耐溶剤性を増大させることができる。
また熱処理の温度に応じて膜の分離性能を制御すること
が可能であるので、目的とするガス透過速度が得られる
よう熱処理温度、時間等を決めればよい。たとえば、熱
処理の温度としては、/θO〜3り0℃、好ましくは2
5Q〜3SO℃、熱処理の時間としては、7〜60分、
好ましくは3〜30分程度が好適である。
熱処理の仕方としては徐々に昇温させてもよいし、急激
に昇温させてもよい。
このはうにして本発明の中空糸は製造される。
なお、上記の中空糸の製造工程において、乾燥、熱処理
以外の部分は室温、大気雰囲気下で行うこ1とができる
。また中空糸は適当な張力下で連続、的に製造される。
本発明によるコポリイミド中空糸は製造時の諸条件をコ
ントロールすることによシ広範囲の性能を付与すること
ができる。
たとえば芯液の組成が極性有機溶媒であるジメチルホル
ムアミド55〜lIsと水lIS〜!!(重量比)の混
合溶液であり、熱処理温度が250〜3SO℃、好まし
くは2tO〜320℃である場合、得られるコポリイミ
ド中空糸は水蒸気透過速度10−710−’ (1d 
(8TP)/cn・sea −6yrHg 。
メタン透過速度/ o−’ 〜t o−’ ctl(5
TP)肩・sec・虐(いずれもコ0−+0℃、1−j
V−での測定値)の性能を持ち、メタン中の水蒸気の除
去に対して効果的に用いることができる。
つぎに本発明の中空糸を製造する装置について説明する
。本発明の方法は、第1図に示すような紡糸装置によっ
て行うことができる。
すなわち、コポリイミド溶液(ドープ液)lを適当な孔
径を有する濾過フィルターコを通過させながら連続的に
チューブ・イン・オリフィス屋ノズルを有する紡糸用ノ
ズルヘッドに供給し、同時に該ノズルのチューブに芯液
(あるいは芯ガス)参を供給しつつ、該ノズルのオリフ
ィス内周面とチューブ外周面との間の環状空隙からドー
プ液を中空糸状に押出し、ドープ液の中空糸状体を形成
し、七の中空糸状体に引張シカを加えて伸張させながら
凝固浴jの中で凝固させ、次いで、その中空糸状体を適
当な張力下乾蝕、熱処理炉6を通過させ、巻取機7によ
り適当な張力、曲率で巻き取る。
本発明の方法で製造されるコポリイミド中空糸は耐熱性
、耐薬品性、機械的強度が優れていると共に芯液の組成
のコントロールや、熱処理条件のコントロールによって
ガス透過性能の調節が可能であり、ガス分離膜としてき
わめて好適であ暮。また、液体分離膜、透析膜、各種膜
材料を支持する多孔質体等としても使用することができ
る。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明、する
製造参考例−/ 米国特許第、370に1113号の実施例ダに述ぺられ
ている手順を使用し3 、.7’、 II、 lI’−
ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物とざ0モル−〇
トリレンジイソシアネート(a4−異性体的soモルチ
とコ、6−異性体約−θモルチの混合物)およびコOモ
ルチのa、lI’−ジフェニルメタンジインシアネート
を含む混合物よシ共重合ポリイミドを重合した。
重合溶媒はN、N’−ジメチルホルムアミドt−使用し
樹脂初濃度は21重jk%であった。
このコポリイミドは30℃において固有粘度(ジメチル
ホルムアミド中0.!r % ) 0. /、 dl/
IIを有していた。
実施例1 製、造参考例/に従ってコポリイミドを製造し、ジメチ
ルホルムアミドを添加して固形分濃度を25重量%に調
整した。
中空糸製造用ノズルから上記コポリイミド溶液を−定流
量で押出し、同時に芯液として水とジメチルホルムアミ
ドを5o7so (重量比)の割合で混合した液を一定
流量で押出し、形成された中空糸状体を約λmのエアギ
ャップをとって水からなる凝固浴中へ導き約10秒間浸
漬したのち一定速度A m1分で巻き取った。このあと
水中に3分間浸漬し、−昼夜風乾した。
この中空糸の形状及び気体透過速度の測定結果を表/に
示した。
水蒸気の透過速度は、go℃の飽和水、蒸気を含む空気
を中空糸の外側に供給し、中空糸の内側(透過側)を減
圧にして測定した。
OH4,N、の透過速度は、−0℃、J Kf/mG 
t7)各純ガスを中空糸の外側に供給し、中空糸内側を
大気に開放して測定した。
実施例2〜3 エア、ギャップを/2(Mとしたこと以外は実施例/と
同様にして製造した中空糸を、さらにiso〜330℃
の範囲の各温度でそれぞれ30分間熱処理を行った。
この中空糸の形状及び気体透過速度の測定結果を表/に
示した。
実施例q〜7 芯液の組成として水とジメチルホルムアミドの割合を0
/100,2!/7!r、7り/2!;、10010(
重量比)としたこと以外は実施例/と同様にして中空糸
を製造し、さらに300℃で約30分間熱処理を行った
この中空糸の形状及び気体透過速度の測定結果を表/に
示した。
実施例ざ エアギャップを12cr11とし、芯ガスとして空気を
用いたこと以外は実゛施例/と同様にして中空糸を製造
し、さらに、200℃で約30分間熱処理を行った。こ
の中空糸の形状及び気体透過速度の測定結果を表/に示
した。
実施例り 凝固浴としてエアギャップ/コ3crnの空気層及び芯
液水/ジメチルホルムアミド=/!71!(重量比)を
使用したこと以外は実施例/と同様にして中空糸を製造
し、さらに300℃で約30分間熱処理を行った。この
中空糸の形状及び気体透過速度の測定結果を表/に示し
た。
〔発明の効果〕
゛禾発明の方法で製造されるコポリイミド中空糸ム耐熱
性、耐薬品性、機械的強度が優れていると共に芯液の組
成のコントロールや、熱処理条件のコントロールによっ
てガス透過性能の調節が可能であシ、ガス分離膜として
きわめて好適である。また、液体分離膜、透析膜、各極
膜材料を支持する多孔質体等としても使用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の中空糸を製造する紡糸装置の一例の概
略説明図である。/はドープ液、−は濾過フィルター、
3は紡糸用ノズル、ダは芯液又は芯ガス、Sは凝固浴、
6は乾燥・熱処理炉、りは巻取機をそれぞれ示す。 出 願 人  三菱化成工業株式会社 代 理 人 弁理士長香川  − (ほか7名) 手続補正書(自発) 昭和67年ヲ月/7日 特許庁長官殿         ゛ひ、1 事件の表示
 昭和67年 特 許 願第62≠77 琴爪 2 発 明 の名称  コポリイミド中空〆及びその製
造方法3 補正をする者 出願人 (196)三菱化成工業株式会社4代理人〒1
00 東京都千代田区丸の内二丁目5番2号 6補正の内容 (1)明細書の「発明の名称」の欄に「コポリイミドす
る。          χでス〕\(2)  明細書
の「特許請求の範囲」を別紙のとおシ訂正する。 (31明細書第25頁「表1」中の気体透過速度のOH
,の欄を次のように訂正する。 以  上 別紙 特許請求の範囲 [11繰り返し単位の20〜70モル3が式(1)で表
わされる構造を有し、かつ繰シ返し単位の10〜30モ
ル比が式(1) で表わされる構造を有するコポリイミドを主たる構成材
料とする中空糸であって、該中空糸の外側表面と内側表
面にはさまれた内部に、両表面に連通しかつその平均孔
径が厚み方向において変化した傾斜型多孔質層を有する
コポリイミド中空糸。 (2)多孔質層の平均孔径が厚み方向の各位置で1μm
以下であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
のコポリイミド中空糸。 (31両表面のいずれか一方又は両方に平均孔径が!O
O^以下であり、厚みが74m以下である緻′l!!層
を有し、内部に多孔質層を有することを特徴とする特許
請求の範囲第1項又は第2項記載のコポリイミド中空糸
。 (4)緻密層に近い方の多孔質層の平均孔径がioo〜
/ 000λであり、緻密層から十分はなれた多孔質層
の平均孔径がl000〜5000λであることを特徴と
する特許請求の範囲第3項記載のコポリイミド中空糸。 (5)繰少返し単位のりO〜70モル免が式(11で表
わされる構造を有し、かつ繰シ返し単位の10〜30モ
ル比が式(111 で表わされる構造を有するコポリイミドを極性有機溶媒
に溶琳させたコポリイミド溶液をドープ欣として使用し
、前記ドープgを中空糸用ノズルから押出し、同時に芯
液あるいは芯ガスを該ノズルの中心部よシ押出して中空
糸状体を形成し、該中空糸状体f:凝固させ、乾燥させ
ることを特徴とするコポリイミド中空糸の製造方法。 (6)中空糸状体を凝固させ乾燥させた後、さらに温度
100〜310℃の条件下で熱処理することt%徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 (7)芯液が極性有機溶媒と貧溶媒の混合物からなる特
許請求の範囲第5項ないし第6項のい(8)芯ガスが不
活性気体である特訂詞ボの範囲第5項ないし第6項のい
ずれか7つの項記載の製造方法。 の範囲第5項ないし第r項のいずれか/っの項記載の製
造方法。 αQ 中空糸状体を不活性気体中で凝固させることを特
徴とする特許請求の範囲第5項ないし第1項のいずれか
7つの項記載の製造方法。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繰り返し単位の90〜70モル%が式( I )▲
    数式、化学式、表等があります▼…( I ) で表わされる構造を有し、かつ繰り返し単位の10〜3
    0モル−が式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼…(II) で表わされる構造を有するコポリイミドを主たる構成材
    料とする中空系であつて、該中空系の外側表面と内側表
    面にはさまれた内部に、両表面に連通しかつその平均孔
    径が厚み方向において変化した傾斜型多孔質層を有する
    コポリイミド中空系。
  2. (2)多孔質層の平均孔径が厚み方向の各位置で/μm
    以下であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のコポリイミド中空系。
  3. (3)両表面のいずれか一方又は両方に平均孔径が50
    0Å以下であり、厚みが1μm以下である緻密層を有し
    、内部に多孔質層を有することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項又は第2項記載のコポリイミド中空系。
  4. (4)緻密層に近い方の多孔質層の平均孔径が100〜
    1000Åであり、緻密層から十分はなれた多孔質層の
    平均孔径が1000〜5000Åであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項記載のコポリイミド中空系。
  5. (5)繰り返し単位のを0〜70モル%が式〔 I 〕▲
    数式、化学式、表等があります▼………〔 I 〕 で表わされる構造を有し、かつ繰り返し単位の10〜3
    0モル%が式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼………〔II〕 で表わされる構造を有するコポリイミドを極性有機溶媒
    に溶解させたコポリイミド溶液をドープ液として使用し
    、前記ドープ液を中空糸用ノズルから押出し、同時に芯
    液あるいは芯ガスを該ノズルの中心部より押出して中空
    糸状体を形成し、該中空糸状体を凝固させ、乾燥させる
    ことを特徴とするコポリイミド中空糸の製造方法。
  6. (6)中空糸状体を凝固させ乾燥させた後、さらに温度
    100〜350℃の条件下で熱処理することを特徴とす
    る特許請求の範囲第5項記載の製造方法。
  7. (7)芯液が極性有機溶媒と貧溶媒の混合物からなる特
    許請求の範囲第5項ないし第6項のいずれか1つの項記
    載の製造方法。
  8. (8)芯ガスが不活性気体である特許請求の範囲第5項
    ないし第6項のいずれか1つの項記載の製造方法。
  9. (9)中空糸状体を極性有機溶媒と貧溶媒の混合液中で
    凝固させることを特徴とする特許請求の範囲第5項ない
    し第1項のいずれか1つの項記載の製造方法。
  10. (10)中空糸状体を不活性気体中で凝固させることを
    特徴とする特許請求の範囲第5項ないし第8項のいずれ
    か1つの項記載の製造方法。
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