JPS62230160A - 多色レ−ザビ−ムプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、複数種の色ドツトを重畳してマルチカラー
プリントを得る多色レーザビームプリンタに関するもの
である。

〔従来の技術〕

従来、電子写真プロセスを用いたレーザビームプリンタ
においては、画像信号によって変調されたレーザ光が回
転しているプリズムまたは反射ミラー（以後スキャナと
云う）によって反射され、電子感光体上を走査すること
によって画像形成を行っている。この場合、感光体は主
にドラム状のものが多く使用されている。この方式をカ
ラープリンタに応用する場合、色の異なる複数の画像を
記録紙上に重ね合せる必要がある。この重ね合せ技術を
達成するための主な従来の構成には次に述べるものがあ
る。

第１の構成は、第１の色画像信号を感光ドラム上に走査
して潜像を作り、可視化するために現像剤を付着させ、
これを記録紙に転写して、その後に感光ドラムをクリー
ニングし、再び第２の色画像信号を同一の感光ドラムに
走査し、潜像を作り、第１の工程と同様の工程を行う。

ただし、現像剤は第２の色のものを使用する。以ｒ第３
色。

第４色、第ｎ色の画像信号に対しても上述と同様の工程
を順次行う。このようにして、同一の記録紙に複数回現
像を重ね合せることによって１つの画像記録を行うよう
に構成されている。

第２の構成は、複数の画像信号に対して同数の感光ドラ
ムを配設し、それぞれの色画像信号に対して１対１に対
応する感光ドラムに潜像を作り。

それぞれ異なる色の現像剤によって可視化、現像を行い
、そして、記録紙に順次転写を行うものである。この場
合、１つの画像信号に対してそれぞれレーザ、スキャナ
、感光ドラム等を１組ずつ配設しなければならず、重ね
合せるべき画像信号（色数）の数に対応する組数のレー
ザ、スキャナ、感光ドラム等が必要となる。

１記いずれの構成においても、従来は外部ホスト（例え
ばコンピュータ）からの複数の色画像情報をそのまま画
像信号としてレーザを変調し、重ね合せプリントを行う
のが一般的であった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、この方法によると、外部ホストからの色画像情
報が記録紙上の同位置に複数の色スポットが重なるよう
なものであった場合、複数の色スポットが同位置に印字
されて混色してしまい、非常に品位の悪い画像となって
しまう問題点を有していた。

また多色レーザビームプリンタでは、ある決められたフ
ォーマットをある色で印字した後に、他の色で任意の図
あるいは文字等を印字する場合が多い。例、えば５ｍｍ
方眼紙にプリンタの構造図を描いたものの画像を再現す
る場合には、方眼紙の仕切線とに描かれるプリンタの線
とが共有するケースでは上記のような画像品位低下が頻
繁に発生する恐れがあり、その点からも改善が強く望ま
れる。

この発明は、上記の問題点を解消するためになされたも
ので、画像の重なり点における再現色に優先順位を設け
て混色のない高品位な画像を得ることができる多色レー
ザビームプリンタを得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る多色レーザビームプリンタは、あらかじ
め色毎に優先順位を割り付けるとともに、複数の色のド
ツトが重ね合される場合においては、優先順位の高い色
ドツトのみを印字させる印字制御手段を設けたものであ
る。

〔作用〕

この発明においては、あらかじめ割り付けられた優先順
位に基づいて、印字制御手段が格納された色ドツトの画
像情報を読み出し、優先順位の高い色ドツトのみを印字
させる。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例を示す多色レーザビームプ
リンタの構成を説明する図であり、１は感光ドラムで、
この感光ドラム１の周囲に電子写真プロセスに必要な現
像器２，３．転写前帯電器４、クリーナ５．転写帯電器
６が配設されており、現像器２．３は感光ドラム１に形
成される静電潜像を例えば黒、赤に現像する。７は搬送
路で、給紙カセット１４から給紙される記録紙が矢印方
向に搬送される。８は定着器で、記録紙に転写されたト
ナー像を熱と圧力により定若させる。

９はレーザユニー／　）で１図示しない半導体レーザ、
スキャナ、レーザ光学系を有し、プリンタ制御装置１０
より送出される変調されたレーザ光１１を発生させる。

１２はこの発明の印字制御手段を有する画像処理装置で
、ポストコンピュータ１３（外部装置）から送出される
画像情報に所定の画像処理を加えた後、プリンタ制御装
Ｗ１１ｏに画像信号を出力する。プリンタ制御装置１ｏ
は画像処理装置１２より送出される画像信号に基づいて
レーザユニット９内の半導体レーザをドライブするレー
ザ変調信号を発生させる機能を有し、プリンタ全体を制
御する。１５はフラッパで、記録紙の搬送経路を選択す
る。１６は排紙トレイで。

画像形成の終了した記録紙を載置する。なお、画像処理
装置１２は、現像器２．３用の画像情報を１頁分蓄える
ページメモリ１２ａ　　、　１２ｂ　ｅ有している。ま
た現像器２による現像が行われている最中は、現像器３
が感光ドラム１から遠ざかり。

現像器３による現像を行う場合に、現像器２が感光ドラ
ム１より遠ざかり、現像器３が感光ドラム１に接近する
ように構成されている。

詔２図は第１図に示した画像処理装置１２の構成を説明
する１０７７図であり、第１図と同一のものには同じ符
号を付している。

この図において、２１はクロック発生回路で、アドレス
発生回路２２．シフトレジスタ２３゜２４にクロック信
号を供給する。アドレス発生回路２２はページメモリ１
２ａ、１２ｂのアドレスを順次指定する。シフトレジス
タ２３はページメモリ１２ａに書き込まれた黒色のパラ
レルデータをシリアルデータに変換する。シフトレジス
タ２４はページメモリ１２ｂに書き込まれた赤色のパラ
レルデータをシリアルデータに変換する。

２５．２６はラインバッファで、シリアルデータに変換
された画像データＶＤＯＩ　、ＶＤＯ２を１行分蓄える
。２７は優先順位決定回路で、黒画像、赤画像の優先順
位を決定する。この実施例では、黒画像を優先させるた
め、優先順位決定回路２７では画像データＶＤＯ１を反
転させ、画像デー、夕ＶＤＯ２とのアンドをとった画像
データＶＤ０２２を画像信号選択回路２８に出力する。

画像信号選択回路２８は、アンドゲート２８ａ。

２８ｂおよびオアゲート２８ｃを有し、アントゲ−）２
８ａは画像選択信号ＳＥＬ　１と画像データＶＤＯ１の
アンドをとり、アンド出力ＶＤＩをオアゲート２８ｃに
出力し、アンドゲート２８ｂは画像データＶＤＯ２２と
画像選択信号５ＥＬ２とのアンドをとり、アンド出力Ｖ
Ｄ２をオアゲート２８ｃに出力する。オアゲート２８Ｃ
の出力がプリンタ制御部１ｏに最終的な画像データＶＤ
Ｏとして出力される。

次に現像器２，３の現像動作について説明する。

画像処理装置１２から黒の画像情報がプリンタ制御装置
１ｏにシリアルな画像信号として送出され、これに応じ
たレーザ変調信号がプリンタ制御装置１ｏからレーザユ
ニット９に出力される。このとき、黒色トナーを有する
現像器２は感光ドラム１に接近しており、赤色トナーを
有する現像器３は感光ドラム１より離れている。以後、
レーザビームプリンタの機能によりあらかじめタイミン
　　　　□グを合せて給紙カセット１４から給紙された
記録紙１に黒のトナー像が転写される。この時、フラッ
パ１５を記録紙が定着されたのちプリンタ機内を巡回し
て再び印字される紙搬送系に導くように操作しておく。

次いで、紙搬送のタイミングに合せて画像処理装置１２
から赤の画像信号がプリンタ制御装置１０に送出される
。ただし、この赤の画像信号は前述の黒の画像信号より
記録紙に印字された位置には印字されないように画像処
理がされている。続いて、赤の画像信号に応じたレーザ
変調信号がプリンタ制御装置１０からレーザユニット９
に送出される。またこのとき、黒色トナーを有する現像
器２は感光ドラム１から離れており、赤色トナーを有す
る現像器３が感光ドラム１に接近している。以後、レー
ザビームプリンタのプロセスによりプリンタ内を巡回し
てきた、既に黒色で印字されている記録紙上に赤のトナ
ー像が転写される。ただし、後述の画像処理により黒色
印字部分の上に赤色トナーが重ねて転写されることはな
い。またこのとき、フラッパ１５は記録紙が排紙トレイ
１６に排紙されるように、操作される。よって記録紙は
定石器８を通過して排紙トレイ１６に排紙される。

次に第３図を参照しながらこの発明による印字制御動作
を説明する。

第３図はこの発明による印字制御動作を説明するタイミ
ングチャートであり、第２図と同一のものには同じ符号
を付している。

外部のホストコンピュータ１３から黒色および赤色の画
像情報が１頁分ページメモリ１２ａ。

１２ｂに蓄えられて、黒色画像の印字開始タイミングに
なると、アドレス発生回路２２がページメモリ１２ａの
アドレスを順次アクセスし、それにともないページメモ
リ１２ａから黒色画像情報が順次バイト単位で読み出さ
れ、シフトレジスタ２３により初期黒色用の画像データ
ＶＤＩが発生すると同時に、ページメモリ１２ｂのアド
レスもページメモリ１２ａ°と同順序、同タイミングで
アクセスされ、シフトレジスタ２４により初期赤色画像
データＶＤＯ２が発生する。この画像データＶＤＯＩ、
２が優先順位決定回路２７に入力される。優先順位決定
回路２７は、あらかじめ赤色用の画像データＶＤ２より
も黒色用の画像データの方が優先順位が高く設定されて
おり、黒色用の画像データＶＤＯＩはそのまま出力され
、赤色用の画像データＶＤＯ２は黒色用の画像データＶ
ＤＯ１を反転した信号とのアンドがとられて赤色用の画
像データＶＤＯ２２に変換される。すなわち、黒色用の
画像データＶＤＯＩが立ち上った時点（ＴＲＵＥ）で、
赤色用の画像データＶＤＯ２２はＦＡＬＳＥとなる。赤
色用の画像データＶＤＯ２２、黒色用の画像データＶＤ
Ｏ１は後段の画像信号選択回路２８にそれぞれ入力され
、プリンタ制御装置１ｏから送出される画像選択信号５
ＥＬ１．５ＥＬ２とのアンドがとられる。なお、画像選
択信号ＳＥＬ　ｌは画像選択信号５ＥＬ２がＴＲＵＥの
場合にＦＡＬＳＥになり、画像選択信号５ＥＬ２は画像
選択信号５ＥＬＬがＴＲＵＥの場合にＦＡＬＳＥになる
。このため、第３図に示されるように、黒色用の画像デ
ータＶＤＯ１とアンド出力ＶＤＩとが一致し、このとき
、アンド出力ＶＤ２はＬｏｗとなる。黒色印字時は、ホ
ストコンピュータ１３からの黒色画像情報がそのまま印
字される。

赤色画像印字時は、優先順位決定回路２７において、黒
色用の画像データＶＤＯＬを反転した信号と赤色用の画
像データＶＤＯ２とのアンドがとられる。次いで、プリ
ンタ制御部１０より画像選択信号５ＥＬＬ　（Ｌｏｗ）
、画像選択信号５ＥＬ２　（Ｈｉｇｈ）が送出されるた
め、アンド出力■Ｄ１は常にＬｏｗとなり、赤色用の画
像データＶＤＯ２２がアンドゲート２８ｂに出力され、
アンド出力ＶＤ２がオアゲート２８Ｃに出力される。こ
のため、黒色用の画像データＶＤＯＬと赤色用の画像デ
ータＶＤＯ２の共存する位置（重なる位置）、すなわち
第３図に示すアンド出力ＶＤ２の斜線部分は、優先順位
の高い黒色用の画像データＶＤＯＬのみが記録紙に形成
される。

なお、ｈ記実施例では２色レーザビームプリンタを例に
して説明したが、２色に限定されるものではなく多色の
レーザビームプリンタにも適用できる。その場合、第４
図に示されるように使用する４色に対応した優先順位を
定めて、入力される画像選択信号ＳＥＬ　ｌ〜４と各色
の画像データＤ１〜Ｄ４とのアンドをとることにより容
易に達成できることは云うまでもない。

また上記実施例では記録紙をプリンタ機内を巡回させて
画像を重ね合せる場合について説明したが、複数個の感
光ドラムを紙搬送路上に並置する方式のもの、露光、現
像プロセスを複数回行い、転写、定着は１回で行う方式
のマルチカラーレーザビームプリンタにも容易に適用で
きることは云うまでもない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明はあらかじめ色毎に優先
順位を割り付けるとともに、複数の色のドツトが重ね合
される場合においては、優先順位の高い色ドツトのみを
印字させる印字制御手段を設けたので、複数種類の色ド
ツトに任意の優先順位をつけ、２種類以上の色ドツトが
重なる部分に最も優先順位の高い色ドツトのみを印字さ
せることができ、混色のない高品位のマルチカラープリ
ントを出力できる優れた利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す多色レーザビームプ
リンタの構成を説明する図、第２図は第１図に示した画
像処理装置の構成を説明するブロック図、第３図はこの
発明による印字制御動作を説明するタイミングチャート
、第４図はこの発明の変形例を示す印字制御ブロック図
である。 図中、１２は画像処理装置、１２ａ　、１２ｂはページ
メモリ、２１はクロック発生回路、２２はアドレス発生
回路、２３．２４はシフトレジスタ、２７は優先順位決
定回路、２８は画像信号選択回路である。 −さ 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ドットに対応した画像情報を各色毎に格納し、格納され
   た各色画像情報を読み出しマルチカラー画像を形成する
   多色レーザビームプリンタにおいて、あらかじめ色毎に
   優先順位を割り付けるとともに、複数の色のドットが重
   ね合される場合においては、優先順位の高い色ドットの
   みを印字させる印字制御手段を具備したことを特徴とす
   る多色レーザビームプリンタ。