JPS62229716A - 車載用雑音防止電線 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ノイズの発生を防止した車載用雑音防止電線
に関するものである。

従来の技術及び問題点 車載用装置の電子化に伴い電線から発生するノイズに基
づ（電子装置の誤動作ないし誤表示等が問題になってい
る。車載用電子装置の誤動作ないし誤表示等は人命にか
かわりうる問題であるだけにその急務な克服が望まれる
が、未だ満足できる車載用雑音防止電線は提案されるに
至っていない。

問題点を解決するための手段 本発明は特殊な絶縁組成物を用いることにより上記の問
題点を克服したものである。

すなわち、本発明は、導体を体積抵抗率が１０１１Ω備
以上で誘電率（６０Ｈｚ）が１０以上の可とう性を有す
る絶縁組成物で被覆してなる車載用雑音防止電線を提供
するものである。

本発明において用いられる導体については特に限定はな
（、公知のものが用いられる。

本発明において導体を被覆するための絶縁組成物として
は体積抵抗率が１０１１Ωｃ１１以上、好ましくは１０
１２Ω備以上で、誘電率（６０Ｈｚ）が１０以上、好ま
しくは１５以上で、かつ可とう性を有するものが用いら
れる。上記の条件を満足する絶縁組成物としては、例え
ばアクリロニトリル−ブタジェンゴム（ＮＢＲ）等のゴ
ム類、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）、塩素化ポリエチレン
等の重合体類、エチレン・酢酸ビニル共重合体（ＥＶＡ
）等のコポリマ類、エチレン・酢酸ビニル共重合体グラ
フトポリ塩化ビ二ル（ＥＶＡ−ｇ−ＰＶＣ）、ポリ塩化
ビニルグー７７ト塩素化ポリエチレン、ポリ塩化ビニル
グラフトエチレン・エチルアクリレート共重合体等のグ
ラフトマなどで代表される公知の導体被覆用のゴム又は
プラスチックに導電性付与剤を配合したものをあげるこ
とができる。

その導電性付与剤としては、例えばメデアムサーマルフ
ァーネスカーボン（ＭＴカーボン）、金属粉、導電性有
機物、あるいはこれらの導電性物質を酸化亜鉛、炭酸カ
ルシウムなどのキャリヤに含ませたものなどをあげるこ
とができる。なお、導電性付与剤はゴム又はプラスチッ
クとの相容性を良くするためにチタネート系、アルミニ
ウム系、シラン系などで代表されるカップリング剤で表
面処理されたものなどであってもよい。

絶縁組成物における導電性付与剤の配合量はゴム又は／
及びプラスチック１００重量部あたり２０〜１５０重量
部、好ましくは５０〜１００重量部が適当である。その
配合量が前記の範囲外であると得られる絶縁組成物が上
記した条件を満足しない。

なお、本発明において絶縁組成物に可とう性を損なわな
い程度の架橋剤、老化防止剤、滑剤、受酸剤、顔料ある
いはミストロンベーパタルク、硫酸バリウム、焼成りレ
ー、炭酸カルシウム、シリカ、水和アルミナ、水和マグ
ネシウム等の充填剤などの車載用の電線絶縁材に通常用
いられる配合剤を添加することは支障ない。

本発明の車載用雑音防止電線は導体を絶縁組成物で被覆
したものであるが、その製造は例えば押出成形方式など
公知の電線製造方式を適用することにより得ることがで
きる。

発明の効果 本発明の車載用雑音防止電線によれば、電線のノイズに
よる車載用電子装置の誤動作ないし誤表示等を有効に防
止することができる。

実施例 線１を作製し、これを第２図に示したエンジン点火回路
に適用して、ノイズ評価に供した。

なお、第１図中１８は導体、１ｂは前記絶縁組成物の押
出成形物からなる厚さ約１＋＋ｗ＊の絶縁層、１ｃは銅
、アルミニウム等の導電線を編組したシールド体、１ｄ
は外絶縁層である。

一方、第２図のエンジン点火回路において、２はバッテ
リからなる直流電源であり、この直流電源２には点火コ
イル３の１次コイル３ｐとトランジスタからなるスイッ
チング素子４の直列回路が接続されている。そのトラン
ジスタはコレクタ４ａが１次コイル３ｐに、エミッタ４
ｂが直流電源２の負電極に接続されている。

１次コイル３ｐとスイッチング素子４との直列回路には
、点火コイル３の２次コイル３Ｓとスパークプラグ５の
直列回路が並列接続されている。

また直流電源２には雑音防止用コンデンサ６が接続され
ている。

スイッチング素子４のトランジスタのベース４Ｃは、エ
ンジンコントローラ７の出力端子と接続されている。Ｌ
３は直流電源２から点火コイル３に通電を行う電源側配
線ノう自体が有する自己インダクタンス、ＬＡはエンジ
ンコントローラ７からスイッチング素子４に制御信号を
与える制御側□配線り自体が有する自己インダクタンス
であり、両配線烏と人間には相互インダクタンスＭが存
在している。

そして、電源側配線あの直流電源２から雑音防止用コン
デンサ６の接続点Ｚまでの間に被試験体としての電線１
が組み込まれている。

［ノイズ評価方法］ 上記のエンジン点火回路のスイッチング素子４をオン・
オフさせた場合のオフした時点の２点の電圧波形をオシ
ロスコープにより測定し、発生電圧のピーク値が第３図
のように低（、かつ第２波以降急激に減衰した場合を０
１第４図のように高く、かつ第２波以降の減衰が遅い場
合を×として評価した。

結果を表に示した。

【図面の簡単な説明】

第１図は評価試験に供した電線の断面図、第２図は評価
試験におけるエンジン点火回路図、第３図、第４図は２
点の電圧波形図 である。 に車載用雑音防止電線 １ａ：導体 １ｂ：絶縁層 ＩＣ：シールド体

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　導体を体積抵抗率が１０＾１＾１Ωｃｍ以上で誘電
   率（６０Ｈｚ）が１０以上の可とう性を有する絶縁組成
   物で被覆してなる車載用雑音防止電線。 ２　絶縁組成物がゴム又は／及びプラスチック１００重
   量部に導電性付与剤を２０〜１５０重量部配合したもの
   からなるものである特許請求の範囲第１項記載の電線。