JPS6222754A - N,n′−ジメタクリロイルシスタミン - Google Patents
N,n′−ジメタクリロイルシスタミンInfo
- Publication number
- JPS6222754A JPS6222754A JP16125685A JP16125685A JPS6222754A JP S6222754 A JPS6222754 A JP S6222754A JP 16125685 A JP16125685 A JP 16125685A JP 16125685 A JP16125685 A JP 16125685A JP S6222754 A JPS6222754 A JP S6222754A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dimethacryloylcystamine
- cystamine
- bond
- formula
- polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
く産業上の利用分野〉
本発明は下記式(I)で示される新規なN、N’ −ジ
メタクリロイルシスタミンに関する。
メタクリロイルシスタミンに関する。
Ct12=CCNf−ICt−12G)12SSCI4
2C112NHCC=C1(2(I)本発明によって提
供される上記式(I)で示される新、規なN、N’ −
ジメタクリロイルシスタミンはそれ自体で重合させるか
または各種のオレフィン性二重結合を有する化合物と共
重合さゼることによってS−8結合を含む架m構造をも
つポリマーとなる。S−8結合は適当な還元剤によって
容易に切断することができ、S−ト1結合が生成するこ
とから上記ポリマーは側鎖の末端にS−H基をもつ有用
なポリマーに容易に変換できる。さらにS = 1−1
結合は適当な酸化剤によって容易にS−8結合にもどす
ことができることから、上記ポリマーは架橋型と非架橋
型の相互変換が自由な、特異な機能をもつポリマーであ
る。
2C112NHCC=C1(2(I)本発明によって提
供される上記式(I)で示される新、規なN、N’ −
ジメタクリロイルシスタミンはそれ自体で重合させるか
または各種のオレフィン性二重結合を有する化合物と共
重合さゼることによってS−8結合を含む架m構造をも
つポリマーとなる。S−8結合は適当な還元剤によって
容易に切断することができ、S−ト1結合が生成するこ
とから上記ポリマーは側鎖の末端にS−H基をもつ有用
なポリマーに容易に変換できる。さらにS = 1−1
結合は適当な酸化剤によって容易にS−8結合にもどす
ことができることから、上記ポリマーは架橋型と非架橋
型の相互変換が自由な、特異な機能をもつポリマーであ
る。
このようなポリマーは、たとえばアミノ酸や核酸のよう
な生体物質の分離精製用ゲルや生分解性や光分解性の良
好な高分子材料等、広い応用分野が期待されている。
な生体物質の分離精製用ゲルや生分解性や光分解性の良
好な高分子材料等、広い応用分野が期待されている。
〈従来の技術〉
従来、通常の架橋性上ツマ−は数多く知られており、各
種高分子の架橋剤として広く用いられてきたが、上記の
ように架橋型ポリマーと非架橋型ポリマーの相互変換が
容易なS−8結合を含む架橋性上ツマ−は数少ない。
種高分子の架橋剤として広く用いられてきたが、上記の
ように架橋型ポリマーと非架橋型ポリマーの相互変換が
容易なS−8結合を含む架橋性上ツマ−は数少ない。
本発明による上記式(I)で示されるN。
N′−ジメタクリロイルシスタミンの製造方法は今まで
全く報告されていない。一方、この化合物と類似したN
、N’ −ジアクリロイルシスタミンの合成法としては
、たとえばシスタミンの二塩酸塩どアクリル酸クロライ
ドの反応において、クロロホルム溶媒中、脱塩酸剤とし
て水酸化ナトリウム水溶液を用いる方法(米国特許第4
.124,638号)が知られている。
全く報告されていない。一方、この化合物と類似したN
、N’ −ジアクリロイルシスタミンの合成法としては
、たとえばシスタミンの二塩酸塩どアクリル酸クロライ
ドの反応において、クロロホルム溶媒中、脱塩酸剤とし
て水酸化ナトリウム水溶液を用いる方法(米国特許第4
.124,638号)が知られている。
〈本発明が解決しようとする問題点〉
本発明は上記のような特異な機能をもつ架橋型ポリマー
や側鎖の末端にS −H基をもつポリマーとなり得る七
ツマー成分としてきわめて有用な新規なN、N’ −ジ
メタクリロイルシスタミンを提供することを目的とする
ものである。
や側鎖の末端にS −H基をもつポリマーとなり得る七
ツマー成分としてきわめて有用な新規なN、N’ −ジ
メタクリロイルシスタミンを提供することを目的とする
ものである。
〈問題点を解決するための手段おJζび作用〉本発明者
等は上記式(I>で示される新規なN、N’ −ジメタ
クリロイルシスタミンの製造方法を検討した結果、シス
タミンまたはシスタミンの二塩酸塩または硫酸塩とメタ
クリル酸ハライドとの反応において、脱塩酸剤としてア
ルカリ金属水酸化物の水溶液を用いる方法によって容易
に製造できることを見出した。
等は上記式(I>で示される新規なN、N’ −ジメタ
クリロイルシスタミンの製造方法を検討した結果、シス
タミンまたはシスタミンの二塩酸塩または硫酸塩とメタ
クリル酸ハライドとの反応において、脱塩酸剤としてア
ルカリ金属水酸化物の水溶液を用いる方法によって容易
に製造できることを見出した。
なお、本発明化合物(I)の製造方法が上記のものに限
定されないことは勿論である。
定されないことは勿論である。
以下、本発明における新規物質の製造方法を実施例によ
り具体的に説明し、得られた新規物質を構造決定するた
めの分析結果をも同時に示す。
り具体的に説明し、得られた新規物質を構造決定するた
めの分析結果をも同時に示す。
実施例 1
撹拌機、温度計、ジムロート型冷却管および滴下漏斗を
備えた容量1ノのガラス製フラスコにシスタミン硫酸塩
50.0q(0,200モル)を仕込み、フラスコを冷
却しながら10重量%水酸化ナトリウム水溶液383.
5 Gを徐々に加えながら系内を撹拌し続けた。内温を
10℃まで冷却した後、ジクロロメタン350me、フ
ェノチアジン5〜を加えた。内温を20℃以下に保ちな
がらメタクリル酸クロライド45.9g(0,439モ
ル)を120合間で滴下した。滴下終了後、更に90分
間同じ温度で撹拌した後、ジクロロメタン450m、水
200 mQを加え、二層分液した。得られた有機層中
のジクロロメタンを留去して、N、N’−ジメタクリロ
イルシスタミン54.2CI(0,188モル、収率9
4゜0%)を得た。さらにこのものをクロロホルムJ:
り再結晶することによって精製した。
備えた容量1ノのガラス製フラスコにシスタミン硫酸塩
50.0q(0,200モル)を仕込み、フラスコを冷
却しながら10重量%水酸化ナトリウム水溶液383.
5 Gを徐々に加えながら系内を撹拌し続けた。内温を
10℃まで冷却した後、ジクロロメタン350me、フ
ェノチアジン5〜を加えた。内温を20℃以下に保ちな
がらメタクリル酸クロライド45.9g(0,439モ
ル)を120合間で滴下した。滴下終了後、更に90分
間同じ温度で撹拌した後、ジクロロメタン450m、水
200 mQを加え、二層分液した。得られた有機層中
のジクロロメタンを留去して、N、N’−ジメタクリロ
イルシスタミン54.2CI(0,188モル、収率9
4゜0%)を得た。さらにこのものをクロロホルムJ:
り再結晶することによって精製した。
下記に得られたこの新規物質の構造決定のための分析結
果を示した。
果を示した。
0融点 120.4℃
0元素分析値
C(%)[1(%) N(%) S(%)理論値
49.97 6.99 9.71 22.23分
析値 49.86 ’6.90 9.53 22.
40 ’ HNHR(溶媒:CDCj!3、内部標準物
質:TH8) δ=7.32 ppm (broad 5inolet
、211.>N11)δ−5,76ppm (sina
let、 211. = Cl1)δ−5,76pp
m (sir+olet、 211. = C
jl)δ=3.62111UI (quartet、
4tl、 N−ClI2−)δ=2.89 ppm
(triplet、 411.5−CH2−)δ−
1,97Dllm (sinalet、 611.−
CH3)o 13C−NHR(溶媒HCDCj!3.
内部標準物質二CD+、J13) δ−169,11)l)Ill (>C=O)δ−
139,9ppm (=C−)δ= 120.3t
lpIl (=CH2)δ−39,11)DIR(
N−CH2−)δ−38,0FI11m (5−C
H2−)δ−18,9ppm (−CH3)0質量
分析スペクトル FD m/e=288 (M+) 0赤外線吸収スペクトル(KBr錠剤)3325cm−
1(アミドνIf−H)1655cm−1,1615C
IR−1(アミドνC=0) なお、この赤外線吸収スペクトルを第1図に示す。
49.97 6.99 9.71 22.23分
析値 49.86 ’6.90 9.53 22.
40 ’ HNHR(溶媒:CDCj!3、内部標準物
質:TH8) δ=7.32 ppm (broad 5inolet
、211.>N11)δ−5,76ppm (sina
let、 211. = Cl1)δ−5,76pp
m (sir+olet、 211. = C
jl)δ=3.62111UI (quartet、
4tl、 N−ClI2−)δ=2.89 ppm
(triplet、 411.5−CH2−)δ−
1,97Dllm (sinalet、 611.−
CH3)o 13C−NHR(溶媒HCDCj!3.
内部標準物質二CD+、J13) δ−169,11)l)Ill (>C=O)δ−
139,9ppm (=C−)δ= 120.3t
lpIl (=CH2)δ−39,11)DIR(
N−CH2−)δ−38,0FI11m (5−C
H2−)δ−18,9ppm (−CH3)0質量
分析スペクトル FD m/e=288 (M+) 0赤外線吸収スペクトル(KBr錠剤)3325cm−
1(アミドνIf−H)1655cm−1,1615C
IR−1(アミドνC=0) なお、この赤外線吸収スペクトルを第1図に示す。
実施例 2
実施例1と同様の反応装置にシスタミンニ塩酸jm45
.1 g(0,200モル)を仕込み、フラスコを冷却
しながら10重量%水酸化す1−リウム水溶液383.
50を徐々に加えながら系内を撹拌した。内温を10℃
まで冷却した後、内温を20℃以下に保ちながらメタク
リル酸クロライド46.0(1(0,440モル)を1
20分間で滴下した。滴下終了後、更に90分間同じ温
度で撹拌した後、生成した白色結晶をか過、水洗した後
、減圧乾燥して、N、N’ −ジメタクリロイルシスタ
ミン52.6g(0,182モル、収率91.0%)を
得た。
.1 g(0,200モル)を仕込み、フラスコを冷却
しながら10重量%水酸化す1−リウム水溶液383.
50を徐々に加えながら系内を撹拌した。内温を10℃
まで冷却した後、内温を20℃以下に保ちながらメタク
リル酸クロライド46.0(1(0,440モル)を1
20分間で滴下した。滴下終了後、更に90分間同じ温
度で撹拌した後、生成した白色結晶をか過、水洗した後
、減圧乾燥して、N、N’ −ジメタクリロイルシスタ
ミン52.6g(0,182モル、収率91.0%)を
得た。
得られた新規物質の構造決定のための分析結果は実施例
1と同じであった。
1と同じであった。
実施例 3
実施例1と同様の反応装置にシスタミン30゜5o(0
,200モル)、10重量%水酸化ナトリウム191.
8a、クロロホルム350m、フェノチアジン5 my
を加えた。内温を20℃以下に保ちながらメタクリル酸
クロライド46.20(0,442モル)を120分間
で滴下した。滴下終了後更に90分間同じ温度で撹拌し
た後、二層分液し、得られた有機層中のクロロホルムを
留去し、N、N’ −ジメタクリロイルシスタミン55
.3 g(0,192モル、収率96.0%)を得た。
,200モル)、10重量%水酸化ナトリウム191.
8a、クロロホルム350m、フェノチアジン5 my
を加えた。内温を20℃以下に保ちながらメタクリル酸
クロライド46.20(0,442モル)を120分間
で滴下した。滴下終了後更に90分間同じ温度で撹拌し
た後、二層分液し、得られた有機層中のクロロホルムを
留去し、N、N’ −ジメタクリロイルシスタミン55
.3 g(0,192モル、収率96.0%)を得た。
得られた新規物質の構造決定のための分析結果は実施例
1と同じであった。
1と同じであった。
第1図は実施例1で得られたN、N’ −ジメタクリロ
イルシスタミンの赤外線吸収スペクトルを示す。 特許出願人 日本触媒化学工業株式会社手 続 補
正 書 (方式)昭和60年11月 1z日
イルシスタミンの赤外線吸収スペクトルを示す。 特許出願人 日本触媒化学工業株式会社手 続 補
正 書 (方式)昭和60年11月 1z日
Claims (1)
- (1)下記式( I )で示されるN,N′−ジメタクリ
ロイルシスタミン ▲数式、化学式、表等があります▼( I )
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16125685A JPS6222754A (ja) | 1985-07-23 | 1985-07-23 | N,n′−ジメタクリロイルシスタミン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16125685A JPS6222754A (ja) | 1985-07-23 | 1985-07-23 | N,n′−ジメタクリロイルシスタミン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6222754A true JPS6222754A (ja) | 1987-01-30 |
JPH0460467B2 JPH0460467B2 (ja) | 1992-09-28 |
Family
ID=15731630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16125685A Granted JPS6222754A (ja) | 1985-07-23 | 1985-07-23 | N,n′−ジメタクリロイルシスタミン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6222754A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03441A (ja) * | 1989-05-30 | 1991-01-07 | Asahi Okuma Ind Co Ltd | 割り型を用いた圧造方法及び装置 |
JP2007517077A (ja) * | 2003-09-04 | 2007-06-28 | ザ・ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカ・アズ・リプレゼンティッド・バイ・ザ・デパートメント・オブ・ヴェテランズ・アフェアーズ | 眼用ハイドロゲルナノコンポジット |
-
1985
- 1985-07-23 JP JP16125685A patent/JPS6222754A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03441A (ja) * | 1989-05-30 | 1991-01-07 | Asahi Okuma Ind Co Ltd | 割り型を用いた圧造方法及び装置 |
JP2007517077A (ja) * | 2003-09-04 | 2007-06-28 | ザ・ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカ・アズ・リプレゼンティッド・バイ・ザ・デパートメント・オブ・ヴェテランズ・アフェアーズ | 眼用ハイドロゲルナノコンポジット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0460467B2 (ja) | 1992-09-28 |
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