JPS62227250A - 集合住宅情報システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、マンション等における集合住宅情報システム
に関する。

従来の技術 近年、マンション等の集合住宅では、管理人室に管理人
室親機を設けるとともに、集合住宅の共用玄関には集合
玄関機を設け、これらを各住戸内の通話装置などの住戸
内機器と接続したシステム構成とし、各種情報の伝送を
可能としたり、防犯性を確保するような傾向にある。こ
の場合、各住戸内に設置される通話装置を考えると、従
来は１戸建て住宅用として一般的なインターホンであっ
てドアホンが２局のものを集合住宅でもそのまま用いて
いるものである。より具体的には、ドアホンの１局を各
住戸玄関用とし、残りの１局を集合住宅の共用玄関用と
して用いているものである。

発明が解決しようとする問題点 ところが、ドアホン回線はこのドアホン回路に電力を供
給するため、不平衡であり、外来ノイズや伝送信号から
の漏話があり、通話路を長くすることができない。

このようなドアホン回路について、第２図を参照して更
に説明する。まず、ドアホン１はマイク２及びアンプ３
を備えているとともに、スピーカ４を備えており、イン
ターホン５もハンドセット６のマイク７、アンプ８とと
もにアンプ９、ハンドセット６のスピーカ１０を備えて
いる。そして、これらのドアホン１とインターホン５と
はドアホン通話路１１により接続されている。ここで、
インターホン５内にはトランス１２が設けられており、
電源Ｖｃｃが抵抗Ｒ及びトランス１２を介してドアホン
ｌにも供給されるように設定されている。

このようにドアホン１に電力を供給するため、第３図に
示すようにドアホン通話路１１のり、　−Ｌ。

間にはＤＣ成分があり、マイク２、アンプ３を動作させ
る。二のように、Ｌ、　−Ｌ、間にはＤＣ電位差が存在
し、例えば絶対アースＧからＬｌとＬ！とをみた時にＧ
−Ｌ、間とＧ−Ｌ、間との電位が異なることになり、不
平衡を生ずるものである。

このような不平衡を生ずると、漏話が発生しやすく通話
品質が悪くなるとともに、通話路長を長くすることがで
栓ない。これは、近年の集合住宅の大型化を考えると、
大きな問題点といえる。

しかして、本発明は、このような点に鑑みなされたもの
で、集合住宅の大型化に伴う通話路長の延長の要求に対
処しながら漏話を防止して通話品質を向上させることが
できる集合住宅情報システムを得ることを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は、管理人室に設置される管理人室親機と共用玄
関に設置される集合玄関機との少なくとも一方を備える
とともに、各住戸内に設置される通話装置を備えた集合
住宅情報システムにおいて、前記管理人室親機及び集合
玄関機と前記各住戸内の通話装置との間の通話を前記通
話装置に設けられたドアホン通話路により行ない、前記
ドアホン通話路中に不平衡−平衡変換回路を設けたもの
である。

作用 住戸内の通話装置と管理人室親機又は集合玄関機との間
の通話に通話装置のドアホン通話路を用いる場合、不平
衡状態を生ずる。しかし、このドアホン通話路中に不平
衡−平衡回路があるので。

通話路を長くしたとしてもその不平衡状態が平衡状態に
変換された平衡化され、外来ノイズ等による漏話がなく
通話品質も確保される。

実施例 本発明の一実施例を第１図に基づいて説明する。

まず、管理人室に設置された管理人室親機１３と、集合
住宅の共用玄関に設置された集合玄関機１４と、各住戸
内に設置された通話装置１５とが設けられ、前記管理人
室親機１３及び集合玄関′機１４と通話装置１５とはア
ダプタ１６を介して通話路１７により接続されてシステ
ム構成されている。

このアダプタ１６は前記管理人室親機１３及び集合玄関
機１４から各通話装置１５に対する通話制御、住戸内の
火災・ガス漏れ等の各種センサーの警報制御の機能を有
するものである。そして、前記通話装置１５は例えば２
心線を平等より合わせしたＣＰＥＶ　（ＰＥ絶縁ｐｖｃ
シース市内対ケーブル）（静電遮蔽用のアルミテープ遮
蔽付き）を通話線に用いたドアホン通話路１８を有する
。又、前記管理人室親機１３と集合玄関機１４との間の
通話回路には別の電源が設けられている。

しかして、本実施例では、通話装置１５のドアホン通話
路１８を用いるものであるが、前記アダプタ１６内にお
いてこのドアホン通話路中に不平衡−平衡変換回路１９
を設けるものである。この不平衡−平衡変換回路１９は
絶縁変圧器により構成されている。

このような不平衡−平衡変換回路１９を通話装置１５の
ドアホン通話路に設け、管理人室親機１３や集合玄関機
１４側との通話を行なうようにしたので、管理人室親機
１３や集合玄関機１４側との通話路を長くしても平衡化
が図られ、外来ノイズや伝送信号からの漏話が防止され
、通話品質が向上することになる。

なお、前述したようなＣＰＥＶを用いた場合のデータを
息下に示す。まず、不平衡−平衡変換回路１９を設けず
１００Ω不平−衡のままの状態で０．９ｍｍ径のＣＰＥ
Ｖを通話線に用いた場合には通話線路長がｌｏｏｍで線
路抵抗が６Ωとなり、信号の減衰率は６Ω／１００Ω＝
６％となる。しかるに、本実施例のように不平衡−平衡
変換回路１９を設けて６００Ω平衡とした状態において
同一のＣＰＥＶを通話線に用いた場合には通話線路長が
５００ｍで線路抵抗が３０Ωとなり、信号の減衰率は３
ｏΩ／６００Ω＝５％となったものである。通話路とし
ては減衰率を数％程度にすることが好ましい。

又、本実施例では、管理人室親機１３と集合玄関機１４
との双方を備えたシステム構成で説明したが、少なくと
も一方を備えたシステム構成にあっても同様に適用でき
る。

発明の効果 本発明は、上述したように各住戸に設置される通話装置
のドアホン通話路を利用し、このドアホン通話路中に不
平衡−平衡変換回路を設けたので、管理人室親機又は集
合玄関機と通話装置との間の通話路を長く延長しても平
衡化を得ることができ、集合住宅の大型化に対応した通
話配線を行なうことができ、この際に外来ノイズ等から
の漏話を防止して通話品質を向上させることができるも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図。 第２図は従来例を示す回路図、第３図は電圧波形図であ
る。 １３・・・管理人室親機、１４・・・集合玄関機、１５
・・・通話装置、１８・・・ドアホン通話路、１９・・
・不平衡−平衡変換回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 管理人室に設置される管理人室親機と共用玄関に設置さ
   れる集合玄関機との少なくとも一方を備えるとともに、
   各住戸内に設置される通話装置を備えた集合住宅情報シ
   ステムにおいて、前記管理人室親機及び集合玄関機と前
   記各住戸内の通話装置との間の通話を前記通話装置に設
   けられたドアホン通話路により行ない、前記ドアホン通
   話路中に不平衡−平衡変換回路を設けたことを特徴とす
   る集合住宅情報システム。