JPS62226837A - ガラス繊維のロ−ビングの製造方法 - Google Patents
ガラス繊維のロ−ビングの製造方法Info
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- JPS62226837A JPS62226837A JP7056886A JP7056886A JPS62226837A JP S62226837 A JPS62226837 A JP S62226837A JP 7056886 A JP7056886 A JP 7056886A JP 7056886 A JP7056886 A JP 7056886A JP S62226837 A JPS62226837 A JP S62226837A
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Landscapes
- Inorganic Fibers (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はガラス繊維のロービングの製造方法に係り、特
にフィラメントワインディング法などによるFRPの製
造に有用なガラス繊維ロービングの製造方法に関する。
にフィラメントワインディング法などによるFRPの製
造に有用なガラス繊維ロービングの製造方法に関する。
[従来の技術]
ガラス長繊維の最大の用途は、複合材料の強化用であり
、強化するマトリックスとしては熱硬化性樹脂、熱可塑
性樹脂、ゴム、石コウ、セメント、金属などがある。こ
の中で最も発達しているのが熱硬化性樹脂との組合せに
よる複合材料で、一般にF RP (Fibergla
ss reinforcedρ1asticsの略)と
呼ばれている。FRPに使用される熱硬化性樹脂は不飽
和ポリエステル樹脂が中心で、その他、フェノール樹脂
、エポキシ樹脂なども使用される。FRP製品は例えば
ヘルメット、ベンチ、スキー1釣竿、船、浴槽、ロケッ
ト、容器など、幅広い分野に採用されている。
、強化するマトリックスとしては熱硬化性樹脂、熱可塑
性樹脂、ゴム、石コウ、セメント、金属などがある。こ
の中で最も発達しているのが熱硬化性樹脂との組合せに
よる複合材料で、一般にF RP (Fibergla
ss reinforcedρ1asticsの略)と
呼ばれている。FRPに使用される熱硬化性樹脂は不飽
和ポリエステル樹脂が中心で、その他、フェノール樹脂
、エポキシ樹脂なども使用される。FRP製品は例えば
ヘルメット、ベンチ、スキー1釣竿、船、浴槽、ロケッ
ト、容器など、幅広い分野に採用されている。
FRPtJ品の製造法としては、フィラメントワインデ
ィング法、ハンドレーアツブ法、スズレーアッ7’ 法
あるいはシートモールディングコンパウンド法、バルク
モールディングコンパウンド法などが行なわれている。
ィング法、ハンドレーアツブ法、スズレーアッ7’ 法
あるいはシートモールディングコンパウンド法、バルク
モールディングコンパウンド法などが行なわれている。
FRP製品のなかでも特に断面円形状のものの製造には
、一般にフィラメントワインディング法が採用されてい
る。この方法は、ガラス繊維のロービングを熱硬化性樹
脂の液に浸漬して型に巻き付けて成形する方法で1巻き
付けに際し、型を回転する方V、と、型を固定して樹脂
液を浸111させたロービングを巻き付ける方法とがあ
る。フィラメンi・ワインディング法による製品は、ガ
ラス繊維含有率を70%以りにすることもでき、FRP
製品中最も強度が高く精密な製品がつくれる方法である
J二、自動化や1巻き方によりいろいろな方向性をもた
せることも可能で、高級製品の量産にも好適な方法であ
る。
、一般にフィラメントワインディング法が採用されてい
る。この方法は、ガラス繊維のロービングを熱硬化性樹
脂の液に浸漬して型に巻き付けて成形する方法で1巻き
付けに際し、型を回転する方V、と、型を固定して樹脂
液を浸111させたロービングを巻き付ける方法とがあ
る。フィラメンi・ワインディング法による製品は、ガ
ラス繊維含有率を70%以りにすることもでき、FRP
製品中最も強度が高く精密な製品がつくれる方法である
J二、自動化や1巻き方によりいろいろな方向性をもた
せることも可能で、高級製品の量産にも好適な方法であ
る。
ところで、フィラメントワイディング法によりFRPを
製造する際には、ロービングを型に巻き付ける際の巻き
付は効率の面から、ロービングはフィラメント数の多い
ものほど好ましい、一方。
製造する際には、ロービングを型に巻き付ける際の巻き
付は効率の面から、ロービングはフィラメント数の多い
ものほど好ましい、一方。
ロービングの樹脂液の含浸性能の面からは、ロービング
の長さ方向に直交する断面の厚さが薄いものほど好まし
い。
の長さ方向に直交する断面の厚さが薄いものほど好まし
い。
また、ハンドレーアツブ法やスプレーアップ法でも、薄
く偏平なロービングを用いれば、含浸性の向に、成形型
への型なじみの向ヒが図れ、好適である。
く偏平なロービングを用いれば、含浸性の向に、成形型
への型なじみの向ヒが図れ、好適である。
従来、フィラメントワインディング法等に好適なストラ
ンドやロービングとしては、次のものが知られている。
ンドやロービングとしては、次のものが知られている。
(D 細く偏平なストランド、あるいはこのストランド
を複数本引き揃えたロービング(特開昭56−1467
94)。
を複数本引き揃えたロービング(特開昭56−1467
94)。
■ 第2図(a)(正面図)、(b)(側面図)に示す
如く、ロービングの製造にあたり、ブッシングlのチッ
プからひき出される多数のフィラメント2を幾つかの群
に分けてスプリットストランド3にし、これを巻きとっ
てロービングとしたもの(スプリットストランドロービ
ング)、(特開昭57−35055、特開昭59−13
8567)、なお、第2図(a)。
如く、ロービングの製造にあたり、ブッシングlのチッ
プからひき出される多数のフィラメント2を幾つかの群
に分けてスプリットストランド3にし、これを巻きとっ
てロービングとしたもの(スプリットストランドロービ
ング)、(特開昭57−35055、特開昭59−13
8567)、なお、第2図(a)。
(b)において、4はバインダアプリケータ、5は集束
用部材、6は巻取装置である。
用部材、6は巻取装置である。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、上記従来の技術のうち、■によるものは
、偏トストランドを作製してケーキ状にしてから、複数
のケーキからストランドを引き揃えてロービングとする
ため、工程数が多く効率が悪い1−に歩留も悪い、この
ため、相当にコ1スト高となるという欠点がある。
、偏トストランドを作製してケーキ状にしてから、複数
のケーキからストランドを引き揃えてロービングとする
ため、工程数が多く効率が悪い1−に歩留も悪い、この
ため、相当にコ1スト高となるという欠点がある。
また、(2)のスプリットストランドロービングは、そ
の製造に程において、紡糸スタート時にフィラメントを
いくつかに分けてガイドに導き巻き取る必要があるため
1作業性が悪い。
の製造に程において、紡糸スタート時にフィラメントを
いくつかに分けてガイドに導き巻き取る必要があるため
1作業性が悪い。
また、巻取装置にロービングを巻き取るに際し、端面の
揃った巻取体とするには、巻取体端面部分ではスプリッ
ト化を避けなければならない。
揃った巻取体とするには、巻取体端面部分ではスプリッ
ト化を避けなければならない。
このため、このスプリット化されていない部分において
は樹脂液が含浸されに〈〈なり、含浸ムラの原因となる
。
は樹脂液が含浸されに〈〈なり、含浸ムラの原因となる
。
c問題点を解決するための手段]
本発明のガラス繊維のロービングの製造方法は、ブッシ
ングから引き出される多数のフィラメントに集束剤を付
着させ、これらをそのまま引き揃えて一本の偏平帯状体
となし、これを巻取装置で巻き取ることを特徴とするも
のである。
ングから引き出される多数のフィラメントに集束剤を付
着させ、これらをそのまま引き揃えて一本の偏平帯状体
となし、これを巻取装置で巻き取ることを特徴とするも
のである。
以ド、本発明を図面を参照して詳細に説明する。
第1図(a)、(b)は本発明の実施に好適なカラス繊
維のロービングの装造装置を示す図であって、第1図(
a)は正面図、第1図(b)は側面図である。
維のロービングの装造装置を示す図であって、第1図(
a)は正面図、第1図(b)は側面図である。
図示の如く1本発明の方法によりガラス繊維のロービン
グを製造するには、ブッシング10から引き出される多
数のフィラメント11にバインダアプリケータ12によ
り集束剤(バインダ)を付着させ、集束剤を付着させた
フィラメント群13をそのまま車き揃えて一本の偏平帯
状体14となし、これを巻取装置15で巻き取るもので
ある。
グを製造するには、ブッシング10から引き出される多
数のフィラメント11にバインダアプリケータ12によ
り集束剤(バインダ)を付着させ、集束剤を付着させた
フィラメント群13をそのまま車き揃えて一本の偏平帯
状体14となし、これを巻取装置15で巻き取るもので
ある。
なお、バインダアプリケータ12からの集束剤としては
、でん粉系のもの、プラスチックエマルジョン系のもの
、シラン系のものなど各種のものを用いることができる
。
、でん粉系のもの、プラスチックエマルジョン系のもの
、シラン系のものなど各種のものを用いることができる
。
巻取装置15は、駆動装置ii!(図示せず)によって
回転されるドラム16と、該ドラム16の軸心方向(第
1図(a)の矢印A方向)に往復動されるトラバースガ
イド17とを備えており、トラバースガイド17で偏平
帯状体14を案内して略均等厚さにドラム16に巻き取
ることができるように構成されている。なお、1Bは巻
取りを安定させるためのタッチロールである。
回転されるドラム16と、該ドラム16の軸心方向(第
1図(a)の矢印A方向)に往復動されるトラバースガ
イド17とを備えており、トラバースガイド17で偏平
帯状体14を案内して略均等厚さにドラム16に巻き取
ることができるように構成されている。なお、1Bは巻
取りを安定させるためのタッチロールである。
偏平帯状体14を案内するトラバースがイド17の材質
としては、フィラメントの摺動性の点から真鍮が最適で
ある。また、その形状は、偏平帯状体14がその通過部
分のガイド面に整列溝らかに案内されるものが用いられ
る0例えば、第3図に示す如く、偏平帯状体14が通過
する部分17aが略二等辺三角形(第3図(a))ない
し円弧形(第3図(b))状であって、該三角形の底辺
又は円弧の弦の長さ文が5〜75mmとりわけ20〜6
0mm、該三角形の高さ又は円弧の高さdが10〜20
mm、前記長さ文と高さdとの北見/dが0.5〜7.
5とりわけ1.0〜6.0、また三角形の頂角の角度θ
が30〜150’程度のものが好ましい、なお、第3図
(a)、(b)において17bはガイド面。
としては、フィラメントの摺動性の点から真鍮が最適で
ある。また、その形状は、偏平帯状体14がその通過部
分のガイド面に整列溝らかに案内されるものが用いられ
る0例えば、第3図に示す如く、偏平帯状体14が通過
する部分17aが略二等辺三角形(第3図(a))ない
し円弧形(第3図(b))状であって、該三角形の底辺
又は円弧の弦の長さ文が5〜75mmとりわけ20〜6
0mm、該三角形の高さ又は円弧の高さdが10〜20
mm、前記長さ文と高さdとの北見/dが0.5〜7.
5とりわけ1.0〜6.0、また三角形の頂角の角度θ
が30〜150’程度のものが好ましい、なお、第3図
(a)、(b)において17bはガイド面。
17cはトラバースガイドの保持板である。
トラバースガイドの形状は第3図(a)。
(b)に示すものに何ら限定されるものではなく、第4
図(a)〜(C)に示すものでも良い。
図(a)〜(C)に示すものでも良い。
第4図(&)は1対の半割体を、偏平帯状体の通過部分
17の三角形状の頂角部分で交叉するように組み合せた
ものであり、第4図(b)は該部分17aが略菱形状の
ものである。また、第4図(C)は該部分17aが半円
形状のものである。
17の三角形状の頂角部分で交叉するように組み合せた
ものであり、第4図(b)は該部分17aが略菱形状の
ものである。また、第4図(C)は該部分17aが半円
形状のものである。
このようなトラバースガイド17を用いることにより、
フィラメントの偏平帯状体14は、トラバースガイド1
7のガイド面17bに整然と配列されて通過部17aを
通過するため、偏平帯状形状を保持しつつ、良好にドラ
ム16に巻き取ることができる。しかも、トラバースガ
イド17の偏平帯状体14の通過部17aの形状を変え
ることにより1巻き取るロービングの幅を所望のものに
変化させることができる。
フィラメントの偏平帯状体14は、トラバースガイド1
7のガイド面17bに整然と配列されて通過部17aを
通過するため、偏平帯状形状を保持しつつ、良好にドラ
ム16に巻き取ることができる。しかも、トラバースガ
イド17の偏平帯状体14の通過部17aの形状を変え
ることにより1巻き取るロービングの幅を所望のものに
変化させることができる。
第1図(a)、(b)に示す装置では、集束剤を付着さ
せたフィラメント群13を、ギヤザリングロール19で
案内し、更に集束幅調整ロール20で案内してトラバー
スガイド17に導いている。このギヤザリングロール1
9及び集束幅調整ロール20を設けることにより、フィ
ラメント群13を良好な幅を保持して、偏平帯状体とし
て導くことが可能となる。
せたフィラメント群13を、ギヤザリングロール19で
案内し、更に集束幅調整ロール20で案内してトラバー
スガイド17に導いている。このギヤザリングロール1
9及び集束幅調整ロール20を設けることにより、フィ
ラメント群13を良好な幅を保持して、偏平帯状体とし
て導くことが可能となる。
ギヤザリングロール19は、周方向に延びる多数の溝が
形成されているものである。その材質としては、摺動性
が高いことからグラファイトが好適である。また、ロー
ル径は75mm程度が適当である。ギヤザリングロール
19はブッシングlOのチップ10aから引き出されて
フィラメント群の@Wtl−維持する作用を有する。な
お、このギヤザリングロールの代わりに、溝のない平滑
なグラファイト製ロールを用いても良い。
形成されているものである。その材質としては、摺動性
が高いことからグラファイトが好適である。また、ロー
ル径は75mm程度が適当である。ギヤザリングロール
19はブッシングlOのチップ10aから引き出されて
フィラメント群の@Wtl−維持する作用を有する。な
お、このギヤザリングロールの代わりに、溝のない平滑
なグラファイト製ロールを用いても良い。
集束幅調整ロール20としては、摺動性の面からグラフ
ァイト製のものが好ましく、その形状は長さ方向に等径
の円柱状でもよいが、第1図(a)、(b)に示す如く
、両端部よりも中心部において、その軸心に直交する断
面積が大きい略円柱形状とするのが好適である。このよ
うな形状の場合、集束幅調整ロール20は、例えば、長
さく軸心方向の長さ)が300mmで、軸心に直交する
断面の直径が中心部で60mm、両端部で50mm程度
であるようなものが好ましい、なお、集束幅調整ロール
は、真鍮のワイヤをく字形あるいは円弧形に曲げたもの
でも代用ヤきる。これらの集束@調整ロール20やワイ
ヤは、フィラメント群13の幅を拡げる作用を有してお
り1幅広偏平なロービングの製造を容易なものとする。
ァイト製のものが好ましく、その形状は長さ方向に等径
の円柱状でもよいが、第1図(a)、(b)に示す如く
、両端部よりも中心部において、その軸心に直交する断
面積が大きい略円柱形状とするのが好適である。このよ
うな形状の場合、集束幅調整ロール20は、例えば、長
さく軸心方向の長さ)が300mmで、軸心に直交する
断面の直径が中心部で60mm、両端部で50mm程度
であるようなものが好ましい、なお、集束幅調整ロール
は、真鍮のワイヤをく字形あるいは円弧形に曲げたもの
でも代用ヤきる。これらの集束@調整ロール20やワイ
ヤは、フィラメント群13の幅を拡げる作用を有してお
り1幅広偏平なロービングの製造を容易なものとする。
なお、本発明においては、フィラメント群13を幅広に
保ちながらトラバースガイド17に導くことが可能であ
るならば、ギヤザリングロール19、集束幅調整ロール
20はなくても良く、また、いずれか一方のみでも良い
、ギヤザリングロール19及び集束幅調整ロール20の
いずれか一方のみを設ける場合には、上述の如く、フィ
ラメント群13の幅をトラバースガイド17に致るまで
、できるだけ広く保持するために、ギヤザリングロール
19又は集束幅調整ロール20は、設置位置をなるべく
下方に位、置させて設けるのが好ましい。
保ちながらトラバースガイド17に導くことが可能であ
るならば、ギヤザリングロール19、集束幅調整ロール
20はなくても良く、また、いずれか一方のみでも良い
、ギヤザリングロール19及び集束幅調整ロール20の
いずれか一方のみを設ける場合には、上述の如く、フィ
ラメント群13の幅をトラバースガイド17に致るまで
、できるだけ広く保持するために、ギヤザリングロール
19又は集束幅調整ロール20は、設置位置をなるべく
下方に位、置させて設けるのが好ましい。
ギヤザリングロール19、集束幅調整ロール20は、ま
た、各々複数個設けても良い。
た、各々複数個設けても良い。
このような本発明のガラスm維のロービングの装造方法
によれば、第5図に示す如く、偏平断面形状のロービン
グを容易に製造することができる。
によれば、第5図に示す如く、偏平断面形状のロービン
グを容易に製造することができる。
なお、第5図(a)、(b)は本発明で製造されるガラ
スMll、I!のロービングを示し、第5図(a)は断
面(ロービングの長さ方向と直交する断面)図、第5図
(b)は第5図(a)のBの部分の拡大図である。
スMll、I!のロービングを示し、第5図(a)は断
面(ロービングの長さ方向と直交する断面)図、第5図
(b)は第5図(a)のBの部分の拡大図である。
本発明においてロービングに引き揃えて集東させるフィ
ラメントの本数は1600〜i ooo。
ラメントの本数は1600〜i ooo。
本とするのが好ましい、このフィラメント本数が少ない
とロービングをフィラメントワインディング法に採用し
た場合の巻き付は効率の向上効果が低く、また逆に多過
ぎるとロービングとして集東し難くなる。特に好ましい
フィラメントの本数は2000〜4000本である。な
お、このフィラメントの径は特に制限されないが、一般
には、f均直径15〜30JLm、特に約24pm程度
のものとするのが好ましい。
とロービングをフィラメントワインディング法に採用し
た場合の巻き付は効率の向上効果が低く、また逆に多過
ぎるとロービングとして集東し難くなる。特に好ましい
フィラメントの本数は2000〜4000本である。な
お、このフィラメントの径は特に制限されないが、一般
には、f均直径15〜30JLm、特に約24pm程度
のものとするのが好ましい。
また、本発明において、製造されるロービング1は、第
5図(8L)における偏平断面の厚さaが0.05〜1
.0mm、幅すが5〜30mm、幅すと厚さaとの比b
/ aが20〜400であることが好ましい。厚さa
が0.05mmより薄いとロービングの幅方向の引張強
度が不足し、裂は易くなる等、取り扱い性が悪くなり、
1.Ommより厚いと樹脂液の含浸性催が低下して、ロ
ービングの中心部まで樹脂液が十分に含浸されなくなる
。また、幅すが5mmよりも小さいとフィラメントワイ
ンディング法における巻き付は効率が悪く1作業性も低
下する。逆に、幅すが30mmより大きいと使用時に裂
けたり折れ曲ったすして取り扱い性が悪くなる。同様の
理由から、輻すと厚さaとの比b / aは、20≦b
/ a≦400、好ましくは30≦b / a≦20
0とするするのが好ましい。
5図(8L)における偏平断面の厚さaが0.05〜1
.0mm、幅すが5〜30mm、幅すと厚さaとの比b
/ aが20〜400であることが好ましい。厚さa
が0.05mmより薄いとロービングの幅方向の引張強
度が不足し、裂は易くなる等、取り扱い性が悪くなり、
1.Ommより厚いと樹脂液の含浸性催が低下して、ロ
ービングの中心部まで樹脂液が十分に含浸されなくなる
。また、幅すが5mmよりも小さいとフィラメントワイ
ンディング法における巻き付は効率が悪く1作業性も低
下する。逆に、幅すが30mmより大きいと使用時に裂
けたり折れ曲ったすして取り扱い性が悪くなる。同様の
理由から、輻すと厚さaとの比b / aは、20≦b
/ a≦400、好ましくは30≦b / a≦20
0とするするのが好ましい。
本発明の方法によれば、このようなガラス繊維のロービ
ングを、従来のダイレクトロービングワイングー装置を
用いて、極めて容易にSl造することがii[能であり
、ロービングの偏f断面の輻す及び厚さaも、集束幅調
整ロールやトラバースガイド等の組み合せで自在に変化
させることができる。
ングを、従来のダイレクトロービングワイングー装置を
用いて、極めて容易にSl造することがii[能であり
、ロービングの偏f断面の輻す及び厚さaも、集束幅調
整ロールやトラバースガイド等の組み合せで自在に変化
させることができる。
[作用]
本発明のガラス繊維ロービングの製造方法は、ブッシン
グから引き出される多数のフィラメントをそのまま引き
揃えて一本の偏平帯状体として巻き取るため、製造工程
数が少なく、また製造作業も容易であり、極めて高い生
産性でロービングを製造することができる。
グから引き出される多数のフィラメントをそのまま引き
揃えて一本の偏平帯状体として巻き取るため、製造工程
数が少なく、また製造作業も容易であり、極めて高い生
産性でロービングを製造することができる。
しかも、その製造にあたっては、従来のダイレクトロー
ビングワイングー装置を用いることができるため、極め
て有利である。
ビングワイングー装置を用いることができるため、極め
て有利である。
また、製造されたロービングは、フィラメントが平行か
つ均一に並んだ偏平帯状体であるため、樹脂液の含浸性
も良好で、しかも、フィラメントワインディング法にお
ける巻き付は作業効率の極めて高いものとなる。勿論、
ハンドレーアツブ法やスプレーアップ法においても極め
て有用である。
つ均一に並んだ偏平帯状体であるため、樹脂液の含浸性
も良好で、しかも、フィラメントワインディング法にお
ける巻き付は作業効率の極めて高いものとなる。勿論、
ハンドレーアツブ法やスプレーアップ法においても極め
て有用である。
[実施例]
以下、実施例について説明する。
実施例1
第1図(a)、(b)に示すような装置を用い、ブッシ
ングから2000本のフィラメントを引出し、これを引
き揃えて偏平帯状体とし、巻取装置で巻き取り、ガラス
繊維のロービングを製造した。
ングから2000本のフィラメントを引出し、これを引
き揃えて偏平帯状体とし、巻取装置で巻き取り、ガラス
繊維のロービングを製造した。
なお、この際に、集束幅調整ロールとしては。
長さ250mmのグラファイトロールを、その軸心とド
ラムの軸心との距離が800mmとな−るように設け、
ドラムは長さ250 mmのものを用いた。また、トラ
バースガイドとしては、直径2mmの真鍮線を曲げて、
保持板に溶接した、第3図(a)に示すような形状のも
のとし、その大きさ見、d、θを第1表に示す如く種々
変えて、製造されるロービングの偏平形状との関係、即
ち。
ラムの軸心との距離が800mmとな−るように設け、
ドラムは長さ250 mmのものを用いた。また、トラ
バースガイドとしては、直径2mmの真鍮線を曲げて、
保持板に溶接した、第3図(a)に示すような形状のも
のとし、その大きさ見、d、θを第1表に示す如く種々
変えて、製造されるロービングの偏平形状との関係、即
ち。
第5図(a)における偏平断面の厚さa、幅b、を調べ
た。結果を第1表に示す。
た。結果を第1表に示す。
第1表
第1表より、本発明の方法によれば、容易に偏平帯状ロ
ービングを製造することができることが明らかである。
ービングを製造することができることが明らかである。
しかもトラバースガイドの形状を変えることにより、得
られるロービングの断面形状を変化させることが可能で
ある。
られるロービングの断面形状を変化させることが可能で
ある。
[発明の効果]
以上詳述した通り、本発明のガラス繊維のロービングの
製造方法によれば、偏平帯状のロービングを極めて高効
率で製造することができ、その製造コストを大幅に低下
させることができる。また、製造にあたっては、得られ
るロービングの断その製造には、従来のダイレクトロー
ビングワイングー装置を応用することができ、設備費等
の面からも極めて有利である。
製造方法によれば、偏平帯状のロービングを極めて高効
率で製造することができ、その製造コストを大幅に低下
させることができる。また、製造にあたっては、得られ
るロービングの断その製造には、従来のダイレクトロー
ビングワイングー装置を応用することができ、設備費等
の面からも極めて有利である。
しかして、このような本発明の方法で得られたロービン
グはフィラメントが平行かつ均一に並んだ偏平帯状体で
あるため、フィラメントワインディング法における巻き
付は効率が良く、樹脂液の含浸性能に優れ、しかもその
取り扱い性も極めて良好である。このため、本発明で得
られるガラス繊維のロービングによれば、フィラメント
ワインディング法等にて、FRPを極めて効率良く製造
することができ、しかもロービングの樹脂液含浸ムラ等
がないことから、製造されるFRPは極めて品質良いも
のとなる0本発明で製造されるガラス繊維のロービンン
グは、FRPの製造の他、あらゆるガラス繊維製品の製
造分野において極めて有用である。
グはフィラメントが平行かつ均一に並んだ偏平帯状体で
あるため、フィラメントワインディング法における巻き
付は効率が良く、樹脂液の含浸性能に優れ、しかもその
取り扱い性も極めて良好である。このため、本発明で得
られるガラス繊維のロービングによれば、フィラメント
ワインディング法等にて、FRPを極めて効率良く製造
することができ、しかもロービングの樹脂液含浸ムラ等
がないことから、製造されるFRPは極めて品質良いも
のとなる0本発明で製造されるガラス繊維のロービンン
グは、FRPの製造の他、あらゆるガラス繊維製品の製
造分野において極めて有用である。
第1図(a)、(b)は本発明の実施に好適なあって、
第1図(a)は正面図、第1図(b)は側面図である。 m2図(a)、(b)は従来のスプリットストランドロ
ービングの製造装置を示す図であって、第2図CL)は
正面図、第2図(b)は側面図である。第3図(a)、
(b)はトラバースガイドの例を示す正面図、第4図(
a)〜(C)はトラバースガイドの他の例を示す正面図
である。第5図(a)、(b)は本発明で製造されるガ
ラス繊維のロービングを示し。 第5図(a)は断面図、fJIlS図(b)は第5図(
L)のBの部分の拡大図である。 10・・・ブッシング、 11・・・フィラメント
、12・・・バインダアプリケータ。 13・・・フィラメント群、■4・・・偏平帯状体。 15・・・巻取装置、 16・・・ドラム、17
・・・トラバースガイド。 19・・・ギヤザリングロール、 20・・・集束幅調整ロール、 21・・・ガラス!a維のロービング、22・0.フィ
ラメント、 23・・・バインダ。 代理人 弁理士 重 野 剛(a)
(b)
第1図(a)は正面図、第1図(b)は側面図である。 m2図(a)、(b)は従来のスプリットストランドロ
ービングの製造装置を示す図であって、第2図CL)は
正面図、第2図(b)は側面図である。第3図(a)、
(b)はトラバースガイドの例を示す正面図、第4図(
a)〜(C)はトラバースガイドの他の例を示す正面図
である。第5図(a)、(b)は本発明で製造されるガ
ラス繊維のロービングを示し。 第5図(a)は断面図、fJIlS図(b)は第5図(
L)のBの部分の拡大図である。 10・・・ブッシング、 11・・・フィラメント
、12・・・バインダアプリケータ。 13・・・フィラメント群、■4・・・偏平帯状体。 15・・・巻取装置、 16・・・ドラム、17
・・・トラバースガイド。 19・・・ギヤザリングロール、 20・・・集束幅調整ロール、 21・・・ガラス!a維のロービング、22・0.フィ
ラメント、 23・・・バインダ。 代理人 弁理士 重 野 剛(a)
(b)
Claims (9)
- (1)ブッシングから引き出される多数のフィラメント
に集束剤を付着させ、これらをそのまま引き揃えて一本
の偏平帯状体となし、これを巻取装置で巻き取ることを
特徴とするガラス繊維のロービングの製造方法。 - (2)巻取装置はドラムと該ドラムの軸心方向に往復動
されるトラバースガイドとを備えており、該トラバース
ガイドで前記偏平帯状体を案内して略均等厚さに巻き取
る特許請求の範囲第1項に記載の方法。 - (3)トラバースガイドは偏平帯状体が通過する部分が
略二等辺三角形又は円弧形状であって、該三角形の底辺
又は円弧の弦の長さlが5〜75mm、該三角形の高さ
又は円弧の高さdが10〜20mm、前記長さlと高さ
dとの比l/dが0.5〜7.5である特許請求の範囲
第2項に記載の方法。 - (4)集束剤を付着させたフィラメントを、周方向に多
数の溝が形成されたギャザリングロールで案内する特許
請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項に記載の
方法。 - (5)集束剤を付着させたフィラメントを、平滑面を有
する集束幅調整ロールで案内する特許請求の範囲第1項
ないし第3項のいずれか1項に記載の方法。 - (6)集束幅調整ロールは、両端部よりも中心部におい
て、その軸心に直交する断面積が大きい略円柱形状であ
る特許請求の範囲第5項に記載の方法。 - (7)集束幅調整ロールは円柱形状である特許請求の範
囲第5項に記載の方法。 - (8)集束剤を付着させたフィラメントをギャザリング
ロール及び集束幅調整ロールで案内する特許請求の範囲
第2項ないし第7項のいずれか1項に記載の方法。 - (9)1600〜10000本のフィラメントを引き揃
え、長さ方向と直交する断面の厚さaが0.05〜1.
0mm、幅bが5〜30mm、最大幅bと最大厚さaと
の比b/aが20〜400である偏平帯状体として巻き
取る特許請求の範囲第1項ないし第8項のいずれか1項
に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61070568A JPH0617245B2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | ガラス繊維のロ−ビングの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61070568A JPH0617245B2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | ガラス繊維のロ−ビングの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62226837A true JPS62226837A (ja) | 1987-10-05 |
JPH0617245B2 JPH0617245B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=13435279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61070568A Expired - Lifetime JPH0617245B2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | ガラス繊維のロ−ビングの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617245B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113913984A (zh) * | 2021-11-25 | 2022-01-11 | 泰山玻璃纤维邹城有限公司 | 2400h漏板生产两分拉合股纱的工艺方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5560034A (en) * | 1978-10-27 | 1980-05-06 | Asahi Fiber Glass Co Ltd | Production of glass fiber strand |
JPS59138567A (ja) * | 1983-01-10 | 1984-08-09 | ピ−ピ−ジ− インダストリ−ズ,インコ−ポレ−テツド | フィラメントの集合方法及び装置 |
JPS6023808A (ja) * | 1983-07-19 | 1985-02-06 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 導光体の製造方法 |
-
1986
- 1986-03-28 JP JP61070568A patent/JPH0617245B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5560034A (en) * | 1978-10-27 | 1980-05-06 | Asahi Fiber Glass Co Ltd | Production of glass fiber strand |
JPS59138567A (ja) * | 1983-01-10 | 1984-08-09 | ピ−ピ−ジ− インダストリ−ズ,インコ−ポレ−テツド | フィラメントの集合方法及び装置 |
JPS6023808A (ja) * | 1983-07-19 | 1985-02-06 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 導光体の製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113913984A (zh) * | 2021-11-25 | 2022-01-11 | 泰山玻璃纤维邹城有限公司 | 2400h漏板生产两分拉合股纱的工艺方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0617245B2 (ja) | 1994-03-09 |
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