JPS6222665B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6222665B2 JPS6222665B2 JP10106983A JP10106983A JPS6222665B2 JP S6222665 B2 JPS6222665 B2 JP S6222665B2 JP 10106983 A JP10106983 A JP 10106983A JP 10106983 A JP10106983 A JP 10106983A JP S6222665 B2 JPS6222665 B2 JP S6222665B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- film thickness
- disk
- disk substrate
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 9
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 21
- 238000004528 spin coating Methods 0.000 description 7
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- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
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Landscapes
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(a) 発明の技術分野
本発明は回転板に皮膜を設ける方法に係わり、
具体的には磁気デイスクにおける磁気塗料のスピ
ンコート、あるいは光デイスクの原盤製造におけ
るレジストのスピンコートなどにおいて、円板の
内周から外周にかけての膜厚勾配を制御する方法
に関する。
具体的には磁気デイスクにおける磁気塗料のスピ
ンコート、あるいは光デイスクの原盤製造におけ
るレジストのスピンコートなどにおいて、円板の
内周から外周にかけての膜厚勾配を制御する方法
に関する。
(b) 従来技術と問題点
従来のスピンコートは第1図に示すようなスピ
ンコート装置を用いて行なわれている。即ち、コ
ートされる円板1がモータMにより回転されるス
ピンドル軸2に保持されて回転し、該円板1の内
周部の上部より樹脂溶液がタンク3よりフイルタ
4を介してノズル5より滴下され、該滴下した液
6が外周に広がつたら滴下を終了する。
ンコート装置を用いて行なわれている。即ち、コ
ートされる円板1がモータMにより回転されるス
ピンドル軸2に保持されて回転し、該円板1の内
周部の上部より樹脂溶液がタンク3よりフイルタ
4を介してノズル5より滴下され、該滴下した液
6が外周に広がつたら滴下を終了する。
このときのコーテイング膜7の膜厚は内周部に
滴下した液6が円板1の遠心力で外周に流れてい
くので、一般に内周が薄く、外周が厚いという膜
厚勾配(例えば内周1とすると外周1.2〜1.5倍
位)が溶液濃度や回転円板1の回転数によらず存
在する。特に磁気デイスクにおける磁性材のコー
テイング、光デイスクにおけるレジストコーテイ
ングでは、内周から外周まで均一な膜厚を必要と
するため、上記の膜厚勾配はデイスク性能を制限
する要因となつていた。
滴下した液6が円板1の遠心力で外周に流れてい
くので、一般に内周が薄く、外周が厚いという膜
厚勾配(例えば内周1とすると外周1.2〜1.5倍
位)が溶液濃度や回転円板1の回転数によらず存
在する。特に磁気デイスクにおける磁性材のコー
テイング、光デイスクにおけるレジストコーテイ
ングでは、内周から外周まで均一な膜厚を必要と
するため、上記の膜厚勾配はデイスク性能を制限
する要因となつていた。
(c) 発明の目的
本発明の目的は円板上に任意の膜厚勾配を得る
ことができ、かつ精密に再現性良く膜厚勾配をコ
ントロールするコーテイング方法を提供すること
にある。
ことができ、かつ精密に再現性良く膜厚勾配をコ
ントロールするコーテイング方法を提供すること
にある。
(d) 発明の構成
そしてこの目的は、本発明によれば回転板上に
溶液を滴下して、皮膜を形成するコーテイング方
法において、前記溶液を滴下するノズルの位置を
前記回転板の内周から外周にかけて移動するとと
もに、該ノズル位置が該回転板中心より距離Rに
あるとき、該回転板の回転数Wを該回転数中心よ
りの距離Rの関数として制御することを特徴とす
るコーテイング方法を提供することにより達成し
ている。
溶液を滴下して、皮膜を形成するコーテイング方
法において、前記溶液を滴下するノズルの位置を
前記回転板の内周から外周にかけて移動するとと
もに、該ノズル位置が該回転板中心より距離Rに
あるとき、該回転板の回転数Wを該回転数中心よ
りの距離Rの関数として制御することを特徴とす
るコーテイング方法を提供することにより達成し
ている。
(e) 発明の実施例
以下本発明の実施例を図面により詳述する。
第2図は本発明のコーテイング方法の1実施例
を説明するための図である。
を説明するための図である。
図において、4はフイルタ、5はノズル、8は
回転板(以下デイスク基板と云う)、9は皮膜を
示し、他の省略した部分は第1図に示したスピン
コート装置と同様である。
回転板(以下デイスク基板と云う)、9は皮膜を
示し、他の省略した部分は第1図に示したスピン
コート装置と同様である。
コートされるデイスク基板8が図示しないモー
タにより回転されて、該デイスク基板8の上部
に、図示しないタンクにある樹脂溶液がフイルタ
4を介してノズル5より滴下されてコーテイング
が行われる。
タにより回転されて、該デイスク基板8の上部
に、図示しないタンクにある樹脂溶液がフイルタ
4を介してノズル5より滴下されてコーテイング
が行われる。
従来のスピンコートでは、デイスク基板8の内
周部にノズル5より溶液を滴下し、該液が外周に
広がつて皮膜が形成されるので、一般に内周が薄
く、外周が厚い膜厚勾配となつていた。そこで本
発明では前記膜厚勾配をコントロールするため
に、ノズル5位置をデイスク基板8の内周より外
周にかけて移動させるとともに、該ノズル位置に
おけるデイスク基板8の回転数を変化させ、スピ
ンコートを行つたところ、次のようなことが判つ
た。
周部にノズル5より溶液を滴下し、該液が外周に
広がつて皮膜が形成されるので、一般に内周が薄
く、外周が厚い膜厚勾配となつていた。そこで本
発明では前記膜厚勾配をコントロールするため
に、ノズル5位置をデイスク基板8の内周より外
周にかけて移動させるとともに、該ノズル位置に
おけるデイスク基板8の回転数を変化させ、スピ
ンコートを行つたところ、次のようなことが判つ
た。
(1) 第2図に示すように、例えばデイスク基板8
(円板14″)を用い、デイスク基板8回転数を
500γpmに一定回転させ、デイスク基板8内周
にノズル5より液滴下し、該ノズル5を徐々に
外周に移動させながらコーテイングしたとこ
ろ、デイスク基板8の外周膜厚が内周膜厚より
薄い第3図のN=0に示すような膜厚勾配であ
つた。
(円板14″)を用い、デイスク基板8回転数を
500γpmに一定回転させ、デイスク基板8内周
にノズル5より液滴下し、該ノズル5を徐々に
外周に移動させながらコーテイングしたとこ
ろ、デイスク基板8の外周膜厚が内周膜厚より
薄い第3図のN=0に示すような膜厚勾配であ
つた。
(2) 次に、同じデイスク基板8を用い、最初デイ
スク基板8を500γpmで回転させて、デイスク
基板8内周(半径45mm)にノズル5より液滴下
し、該ノズル5を徐々に外周に移動させなが
ら、ノズル5の角位置におけるデイスク基板8
の回転も徐々に下げていき、外周のノズル位置
(半径175mm)における回転数を275γpmとした
とき、第3図のN=0.44に示すような膜厚の均
一なものが得られた。
スク基板8を500γpmで回転させて、デイスク
基板8内周(半径45mm)にノズル5より液滴下
し、該ノズル5を徐々に外周に移動させなが
ら、ノズル5の角位置におけるデイスク基板8
の回転も徐々に下げていき、外周のノズル位置
(半径175mm)における回転数を275γpmとした
とき、第3図のN=0.44に示すような膜厚の均
一なものが得られた。
(3) その次に、同上(2)の条件において、外周のノ
ズル位置におけるデイスク基板8回転数を150
γpm以下としたとき、第3図のN=1に示す
ような外周の膜厚が内周の膜厚より大きくなつ
た。
ズル位置におけるデイスク基板8回転数を150
γpm以下としたとき、第3図のN=1に示す
ような外周の膜厚が内周の膜厚より大きくなつ
た。
第3図に示すノズル5を移動しながら、デイス
ク基板8の回転制御したときの膜厚分布におい
て、デイスク基板8の回転数Wrpm、ノズル5の
デイスク基板8の半径位置をRmmとし、RとWの
初期値をそれぞれR、Wとすると、 ノズル5の半径位置Rに応じてデイスク基板8
の回転数はW=W0(R/R0)の関係になる。
ク基板8の回転制御したときの膜厚分布におい
て、デイスク基板8の回転数Wrpm、ノズル5の
デイスク基板8の半径位置をRmmとし、RとWの
初期値をそれぞれR、Wとすると、 ノズル5の半径位置Rに応じてデイスク基板8
の回転数はW=W0(R/R0)の関係になる。
磁気デイスク、光デイスクのように一定膜厚が
望まれるときは、W=W0(R/R0)において、N
を実験的に求めるとN=0.44±0.2にすればよ
い。
望まれるときは、W=W0(R/R0)において、N
を実験的に求めるとN=0.44±0.2にすればよ
い。
このときのデイスク基板8の回転数Wはノズル
5の半径位置に応じて、第4図のAのような変化
をすることになる。この回転数Wのコントロール
は無段階で行つてもよいし、或いは半径位置10ケ
所位をとり行い、一定膜厚を得るようにしてもよ
い。
5の半径位置に応じて、第4図のAのような変化
をすることになる。この回転数Wのコントロール
は無段階で行つてもよいし、或いは半径位置10ケ
所位をとり行い、一定膜厚を得るようにしてもよ
い。
又膜厚勾配を外周で厚くするときは、実験的に
求めるとN=0.5〜1がよく、外周で薄くすると
きはN=0.1〜0.3がよい。
求めるとN=0.5〜1がよく、外周で薄くすると
きはN=0.1〜0.3がよい。
上記のようにノズル5を移動させながらデイス
ク基板8の回転数の制御を組合せてコーテイング
することにより形成される膜厚分布はデイスク基
板8の内周から外周まで勾配なし(一定膜厚)及
び広範な勾配範囲の実現が可能である。
ク基板8の回転数の制御を組合せてコーテイング
することにより形成される膜厚分布はデイスク基
板8の内周から外周まで勾配なし(一定膜厚)及
び広範な勾配範囲の実現が可能である。
(f) 発明の効果
以上詳細に説明したように本発明のコーテイン
グ方法は溶液を滴下するノズルの位置を回転円板
の内周から外周にかけて移動するとともに、回転
円板の回転数をノズルの半径位置の関数として制
御することによつて、従来のノズル位置を回転円
板の内周に固定する方法で得られるような一定の
膜厚勾配でなく、任意の膜厚勾配が得られ、特に
回転円板の内周から外周まで精密に再現良く一定
膜厚にすることができる。従つて磁気デイスク、
光デイスクの性能向上に著しく促進する効果があ
る。
グ方法は溶液を滴下するノズルの位置を回転円板
の内周から外周にかけて移動するとともに、回転
円板の回転数をノズルの半径位置の関数として制
御することによつて、従来のノズル位置を回転円
板の内周に固定する方法で得られるような一定の
膜厚勾配でなく、任意の膜厚勾配が得られ、特に
回転円板の内周から外周まで精密に再現良く一定
膜厚にすることができる。従つて磁気デイスク、
光デイスクの性能向上に著しく促進する効果があ
る。
第1図は従来のコーテイング方法に用いられる
スピンコート装置を示す断面図、第2図は本発明
のコーテイング方法を説明するための図、第3図
は本発明のコーテイング方法による膜厚分布を示
す図、第4図は本発明のノズルの半径位置Rと回
転円板の回転数Wの関係を示す図である。 図において、4はフイルタ、5はノズル、8は
デイスク基板、9は膜厚を示す。
スピンコート装置を示す断面図、第2図は本発明
のコーテイング方法を説明するための図、第3図
は本発明のコーテイング方法による膜厚分布を示
す図、第4図は本発明のノズルの半径位置Rと回
転円板の回転数Wの関係を示す図である。 図において、4はフイルタ、5はノズル、8は
デイスク基板、9は膜厚を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 回転板8上に溶液を滴下して皮膜9を形成す
るコーテイング方法であつて、 前記溶液を滴下するノズル5の位置を、前記回
転板8の内周から外周にかけて移動させるととも
に、該ノズル5の半径上の位置に対応させ、該回
転板8の回転数制御を行い均一な膜厚を得ること
を特徴とするコーテイング方法。 2 上記回転数制御は上記皮膜9の膜厚勾配を設
定する値N、上記ノズル5の半径上の位置を回転
板中心より距離R、該位置における回転板8の回
転数Wとし、RとWの初期値をそれぞれR0、W0
としたとき、W=W0(R/R0)とすることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載のコーテイング
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10106983A JPS59225769A (ja) | 1983-06-07 | 1983-06-07 | コ−テイング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10106983A JPS59225769A (ja) | 1983-06-07 | 1983-06-07 | コ−テイング方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59225769A JPS59225769A (ja) | 1984-12-18 |
JPS6222665B2 true JPS6222665B2 (ja) | 1987-05-19 |
Family
ID=14290810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10106983A Granted JPS59225769A (ja) | 1983-06-07 | 1983-06-07 | コ−テイング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59225769A (ja) |
-
1983
- 1983-06-07 JP JP10106983A patent/JPS59225769A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59225769A (ja) | 1984-12-18 |
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