JPS62226489A - 磁性メモリ素子 - Google Patents

磁性メモリ素子

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JPS62226489A
JPS62226489A JP61068498A JP6849886A JPS62226489A JP S62226489 A JPS62226489 A JP S62226489A JP 61068498 A JP61068498 A JP 61068498A JP 6849886 A JP6849886 A JP 6849886A JP S62226489 A JPS62226489 A JP S62226489A
Authority
JP
Japan
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magnetic
ploch
magnetization
memory element
domain
Prior art date
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Pending
Application number
JP61068498A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Suzuki
良 鈴木
Akira Imura
亮 井村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP61068498A priority Critical patent/JPS62226489A/ja
Publication of JPS62226489A publication Critical patent/JPS62226489A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁壁構造を利用した磁性メモリ素子に係り、特
に2′a情報を表わすに好適な磁壁のプロッホライン対
の構造を固定する手段を施しである磁性メモリ素子に関
する。
〔従来の技術〕
磁気バブルを細長く引伸して形成されるストライプ磁区
の周辺の磁壁中に存在するプロッホラインの対を情報担
体として用いるプロッホラインメモリは、従来の磁気バ
ブルメモリに較べて飛躍的に記憶密度を増加することが
できる。しかしこのような磁性メモリ素子は特開昭59
−98384および特開昭59−96592に記載しで
あるように、プロッホライン対を記憶するストライプ磁
区に直交するように軟磁性体を配置するようになってい
た。
これらの構造を第5図について説明する0図は中にスト
ライプ磁区を形成した強磁性体の上面にストライプ磁区
と直交する軟磁性体を配置した磁気メモリ素子の1部を
示す斜視図である1図において上表面に垂直な方向9を
磁化容易方向とする強磁性体1に存在するストライプ磁
区11の周辺の磁壁(ブロッホ磁壁といわれている)1
2の中に作った相隣る二つの垂直プロッホラインから成
る垂直プロッホライン対が記憶情報単位として用いられ
る。プロッホライン対を所定の位置に固定する、すなわ
ちビット固定のために、前記強磁性体1の表面または内
部にその長手方向がストライプ磁区11の長手方向10
に対して垂直な方向4であって、互いに平行な複数の軟
磁性体8が形成されている。
そして、該軟磁性体8に対し、ストライプ磁区11の長
手方向すなわち矢印10の方向に磁界を印加する手段を
備えている。
また、別のビット固定手段として昭和60年度電子通信
学会総会全国大会講演論文集分冊1の1−248頁に記
載しであるように、軟磁性体8の代りに導体を配置する
ことも提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしこれらの方法では上記の如くストライプ磁区11
の磁壁12内の磁化の向きを規定するために外部から常
時磁界を矢印10の方向に加えたり、磁界を発生するた
めに常時通電することが必要であり、またプロッホライ
ン対の向きを確実に固定できないという欠点があった。
本発明の目的は上記した従来技術の欠点である固定不確
実なプロッホラインの向きを規定するために、外部から
磁界を印加する手段を施すことなく、また通電する手段
を施すことなく確実にプロッホライン対を常に所定の位
置に保持できる。すなわちピッI・固定を確実にし得る
手段が施された磁性メモリ素子を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前傾記載の従来技術の欠点を解消するためのプロッホラ
イン固定の手段すなわちビット固定の手段は、情報を保
持するプロッホライン対をもつ強磁性体の上部に磁化容
易方向が異なる2系統の磁性層領域か、または磁性層領
域と非磁性層領域を周期的に交互に配置することにより
達成される。
〔作用〕
プロッホライン対を保持するストライプ磁区のある強磁
性体の上部に磁化容易方向が互いに90゜異なる第1領
域の磁区および第2領域の磁区からなる軟磁性層が設け
である。これらそれぞれの磁区の磁化容易方向はいずれ
も強磁性体の中のストライプ磁区の磁化容易方向に対し
て直交している。
このような状態、すなわち磁化容易方向が互いに90°
異なる二つの磁区からなる軟磁性層が存在する状態は昭
和60年度電子通信学会総合全国大会講演論文集分冊1
の1−248頁に記載されている電流によって作られた
周期的な面内磁界と同様な状態となるから1強磁性体の
磁壁中のプロッホライン対は最もエネルギの低くなる位
置、すなわち軟磁性層の第2領域の磁化の向き(第4図
に示した4の方向)と一致する位置で安定となる。
なおピッ1−固定の強さすなわちプロッホライン固定の
強さは軟磁性層の膜厚および磁化の強さで決まり、膜厚
が大で磁化の強さが大きいほど漏洩磁束が増すから強く
固定することになる。
上記の手段では強磁性体に接して直接軟磁性層を設けた
が、強磁性体と軟磁性層の間に非磁性層を設けてもよい
。ただしこの場合はビット固定の強さは上記の軟磁性層
のNさおよび磁化の強さの他に非磁性層の厚さによって
も影響される。
以上は磁化安定方向が軟磁性層の面に対して垂直な強磁
性体の磁壁中にできるプロッホラインに対してビット固
定を行うものを例として説明したが、磁化安定方向が軟
磁性層の面に平行である強磁性体の磁壁中にできるプロ
ッホラインに対しても適用できるものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図乃至第4図によって説明
する。
(実施例1) 第1図における強磁性体1(例えばガーネット、)に軟
磁性層2(例えばパーマロイ)の磁区31の矢印41で
示した磁化の向きと同じ向きすなわちストライプ磁区の
長年方向である10の方向に外部から磁界を印加しなが
ら、磁性体1の面上にパーマロイ(Ni−Fe系軟磁性
合金)を1000人の厚さに蒸着してパーマロイ膜の軟
磁性層2を設ける。この状態を第2図(a)に示した。
この蒸着方法は磁界中蒸着と呼ばれ、磁界を印加した方
向が磁化容易軸となり、磁化は磁界印加方向に向く。
つぎに、ホトレジスト(感光性樹脂)をパーマロイ膜の
軟磁性層2の上に1−の厚さに塗布してホトレジスト膜
14を形成し、第1図の磁区32に相当する領域32′
のホトレジスト膜を公知のホトリソグラフィ法により除
去する。この状態を第2図(b)に示した。
以上の操作を行った後、次に第1図の矢印42で示した
方向、すなわち図中の磁区32の磁化方向に一致する矢
印4の方向に磁界を印加しながらパーマロイ膜の軟磁性
層2の表面全面にH2イオンを打込む。この場合、前記
のホトリソグラフィによって残存している領域31’の
ホトレジスト膜はH,、イオンの侵入を遮断するから、
H2イオンが打込まれるのは領域32′だけである。
特願昭59−5585に記載されているように、H8イ
オンが打込まれた領域32′の磁化容易方向は。
イオン打込みの際の外部磁界の方向42に変って磁区3
2が形成される。このため第1図の矢印41、および矢
印42で示されるように局部的に磁化容易方向が異なる
磁性層2が形成され1本発明に係る磁性メモリ素子が作
られる。
このようにして得られた本発明に係る磁性メモリ素子を
第1図によってさらに詳しく説明する。
図は第5図に示した一つのストライプ磁区11の1部分
、 abc、efghで囲んだ個所に相当する部分の斜
視図である。
強磁性体1の中に存在し二つのプロッホライン7aと7
bからなるプロッホライン対7を保持するストライプ磁
区は第1図の矢印10で示したように図面の右から左へ
配置されていてその磁壁5の中の磁化の向きは矢印51
で示される。図中■Oの記号は方向が互いに反対である
磁化の方向を示している。ストライプ磁区11を保持す
る強磁性体1の上部に磁化容易方向が互いに90°異な
る第1領域の磁区31および第2領域の磁区32からな
る軟磁性層2がある。これらそれぞれの磁区の磁化容易
方向41および42は強磁性体1の中のストライプ磁区
の磁化容易方向13に対して直交している。
このような構成にすれば、強磁性体1の磁壁中のプロッ
ホライン対7は最もエネルギの低くなる位置、すなわち
軟磁性層32の磁化の向き42と一致する位置で安定と
なること先に〔作用〕の項で述べたとおりである。
このように本実施例によれば磁性メモリ素子のプロッホ
ライン対7の固定は最もエネルギの低い7の位置で確実
となり、ピッ1−固定の効果が得られる。
(実施例2) 前項実施例1においてはパーマロイ膜に打込むH2イオ
ン量はパーマロイ膜が依然として磁性をもつ範囲内に留
めておくのであるが、そのうえさらにNeやFeなどの
重いイオンを多量に打込むと。
第2図33で示される領域のパーマロイ膜の結晶性は破
壊され、磁性が消失する。
この場合は第3図に示すように磁化を持った領域の磁区
31が非磁性領域33を隔てて縞状に並ぶことになる。
本実施例においてはこの部分が実施例1におけると同様
にプロッホライン対を固定することになる。
(実施例3) 第4図も本発明の他の実施例の一つであって。
強磁性体1の上にSin、、A琵、01、SiOおよび
樹脂などの絶縁層6を被着する。そののち実施例1と同
様に磁界を印加しながらパーマロイを1500人蒸着す
る。これにより磁界印加方向を磁化容易方向とするパー
マロイ1漠の軟磁性層2が形成される。つぎにその上に
ホトレジストを塗布した後、露光を行い領域32に相当
する部分だけのホトレジスト膜を除去する。露光方法は
通常のホトリソグラフィによってもよいが、0.54以
下の微細なパターンに対してはX線露光または電子線露
光などによることが好ましい。その後の操作は実施例1
、または実施例2に準じて行う。このようにして得られ
た本実施例によれば強磁性体1の中のプロッホライン対
を固定することができ、磁性メモリ素子のビットの固定
に効果がある。また、本実施例の如く軟磁性T42と強
磁性体1との間に絶縁層6がある場合と軟磁性層2が強
磁性体1に与える歪の影響を低減できる。軟磁性層2が
プロッホライン対を固定する強さを絶縁T46の厚さで
調節できるなどの効果がある。
以上3例の実施例において第2領域の磁化安定方向が第
1領域の磁化安定方向に対して90’ としたのはこの
角度がプロッホライン対の固定に最も望ましい角度だか
らであって、本発明における第2領域の磁化安定方向は
第1領域の磁化安定方向に対して異なる方向であればよ
く、必ずしも90″に限る必要はない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、情報を保持する強磁性体上に磁化容易
方向が異なる二つの軟磁性層領域を周期的に交互に配置
するか、または磁性層領域と非磁性層領域を周期的に交
互に配置することにより、強磁性体の磁壁中のプロッホ
ライン対は容易に固定される。したがって一旦記憶した
情報を安定に保持することができる。またプロッホライ
ン対を固定するために、従来のごとく特別に外部磁界を
常時印加する必要がなく情報を安定に保持することがで
きる。
上記作用を有する本発明は従来の磁壁構造を利用したプ
ロッホラインメモリの欠点を完全に解消したものである
から磁気メモリ素子の機能性において発明の効果は極め
て顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるストライプ磁区の上面に磁化容易
方向が異なる2系統の軟磁性層を交互に附着させた磁性
メモリ素子の構造を示す斜視図、第2図は本発明の第1
の実施例の製造過程を説明する図、第3図は本発明によ
るストライプ磁区の上面に軟磁性層と非磁性層を交互に
附着させた磁性メモリ素子の構造を示す斜視図、第4図
は本発明によるストライプ磁区の上面に絶a層を介して
軟磁性層を附着させた磁性メモリ素子の構造を示す斜視
図および第5図は従来技術による磁性メモリ素子の構造
を示す斜視図である。 1・・・強磁性体(ガーネット) 2・・・軟軟磁性層(パーマロイ) 3.4.10・・・方向を示す矢印 5・・・軟磁性体1の磁壁 7a、7b・・・プロッホライン 7・・・プロッホライン対 8・・・軟磁性体(パーマロイ) 11・・・ストライプ磁区 12・・・磁壁(ブロッホ磁壁) 13・・・ストライプ磁区の磁化の向き14・・・ホト
レジスト膜 31・・・軟磁性層2の第1領域の磁区32・・・軟磁
性層2の第2領域の磁区33・・・非磁性領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、磁壁中の磁化の向きの違いを利用して2進情報を記
    憶する磁性メモリ素子において、情報を記憶する磁性体
    の上方に直接あるいは絶縁層を介して磁性層を附着し、
    上記磁性周内に磁化容易軸が所定の方向を向いた複数個
    の第1の領域と、上記複数個の磁性層のそれぞれの中間
    に磁化容易方向が上記第1の領域の磁性層と異なる方向
    を向いている磁性層、あるいは非磁性の第2の領域を、
    周期的に交互に配置して設けてあることを特徴とする磁
    性メモリ素子。
JP61068498A 1986-03-28 1986-03-28 磁性メモリ素子 Pending JPS62226489A (ja)

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