JPS62225387A - ポリエステル樹脂表面を備えた被印刷基材を用いた印刷物およびその印刷方法 - Google Patents
ポリエステル樹脂表面を備えた被印刷基材を用いた印刷物およびその印刷方法Info
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- JPS62225387A JPS62225387A JP6942186A JP6942186A JPS62225387A JP S62225387 A JPS62225387 A JP S62225387A JP 6942186 A JP6942186 A JP 6942186A JP 6942186 A JP6942186 A JP 6942186A JP S62225387 A JPS62225387 A JP S62225387A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/50—Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
- B41M5/52—Macromolecular coatings
- B41M5/5254—Macromolecular coatings characterised by the use of polymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. vinyl polymers
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、印刷物および印刷方法に関するもので、特に
プラスチック表面を備えた被印刷基材への印刷に関する
ものである。
プラスチック表面を備えた被印刷基材への印刷に関する
ものである。
ここで、プラスチック表面を備えた被印刷基材とは、プ
ラスチックだけからなる基材はもちろん。
ラスチックだけからなる基材はもちろん。
他の材料上にプラスチック層を形成してなる被印刷基材
をも意味する。
をも意味する。
ポリエステル樹脂(PET)は注型品として電気製品・
置物・ボタンなどや、成型品として自動車のボデ一部品
、化粧板、いす、家具、プリント基板。
置物・ボタンなどや、成型品として自動車のボデ一部品
、化粧板、いす、家具、プリント基板。
電気部品などに実用化されている。
この他に、銀行カード、クレノットカード、テレホンカ
ード、あるいは身分証明(ID)カードなどの磁気カー
ドあるいはICカード、エンゴスカードなどの基材にも
多く使用されている。
ード、あるいは身分証明(ID)カードなどの磁気カー
ドあるいはICカード、エンゴスカードなどの基材にも
多く使用されている。
これらの樹脂面に2文字や絵などを印刷して。
美しさを出して商品価値を向上させる手法はよくとられ
る。
る。
一般に印刷は、顔料を顔粉分散媒に分散させたインクを
被印刷基材面に移し、その後固着する過程を終る。この
固着の際に2分散媒によっては。
被印刷基材面に移し、その後固着する過程を終る。この
固着の際に2分散媒によっては。
乾燥のために多くの時間あるいはエネルギーを要すると
いう問題がある。
いう問題がある。
プラスチック面への印刷では、印刷用インキの吸収性が
不良である関係もあって、インキの乗りが悪く、印刷表
示がかすれたシ、不鮮明であったすする欠点は避けられ
ない。また、プラスチックに対するインキの親和性が乏
しいこともあって。
不良である関係もあって、インキの乗りが悪く、印刷表
示がかすれたシ、不鮮明であったすする欠点は避けられ
ない。また、プラスチックに対するインキの親和性が乏
しいこともあって。
印刷した文字や図形がはく(剥)離する問題が多量ある
。特にポリエステル樹脂では印刷層の乾燥に長時間を要
するとともに、印刷層の上から樹脂でオーバーコート(
膜)をしている。
。特にポリエステル樹脂では印刷層の乾燥に長時間を要
するとともに、印刷層の上から樹脂でオーバーコート(
膜)をしている。
ところで、前述の乾燥の問題を解決するものとして、紫
外線硬化型インキ(以下、 U、V、インキと略称する
)が知られている。このU、V、インキは1946年の
米国特許2406878号が端と言われ、その開発は極
めて古い。U、V、インキは200〜400(ナノメー
タ: nm )の紫外線照射によってほぼ瞬間的に硬化
(乾燥)する特長を有する。
外線硬化型インキ(以下、 U、V、インキと略称する
)が知られている。このU、V、インキは1946年の
米国特許2406878号が端と言われ、その開発は極
めて古い。U、V、インキは200〜400(ナノメー
タ: nm )の紫外線照射によってほぼ瞬間的に硬化
(乾燥)する特長を有する。
日本では、このU、V、インキは長所はあるが、一般の
油性インキ、水性インキなどに比べ、印刷適性、接着性
、可撓性に劣シ、また高価でもあることがあって、普及
はまだまだであシ、わずかに金属面への印刷や食品用パ
ッケージへの印刷などに実用化が図られつつある。
油性インキ、水性インキなどに比べ、印刷適性、接着性
、可撓性に劣シ、また高価でもあることがあって、普及
はまだまだであシ、わずかに金属面への印刷や食品用パ
ッケージへの印刷などに実用化が図られつつある。
このU、V、インキをプラスチック面への印刷に用いて
も、速乾性の利点はあるKしても、前述した樹脂表面へ
の印刷の欠点は解決されない。即ち。
も、速乾性の利点はあるKしても、前述した樹脂表面へ
の印刷の欠点は解決されない。即ち。
平滑なプラスチック表面に、直接、UVインキを塗布し
て紫外線照射しても、接着性、はくシなどの問題は解決
されず、さらに2例えばシート状のものを連続的に多量
に印刷する時に、印刷において発生する裏移りや2枚葉
印刷におけるブロッキング、ウェブ印刷におけるガイド
ロールによるこすれ汚れなどの間層はほとんど解決され
ない。
て紫外線照射しても、接着性、はくシなどの問題は解決
されず、さらに2例えばシート状のものを連続的に多量
に印刷する時に、印刷において発生する裏移りや2枚葉
印刷におけるブロッキング、ウェブ印刷におけるガイド
ロールによるこすれ汚れなどの間層はほとんど解決され
ない。
これは、UVインキの硬化は常温に近い温度でしかも1
秒内外で行なわれるとは言うものの、インキ内の高分子
皮膜を合成するので、プラスチックとのぬれが不十分で
あるばかりでなく、硬化時の体積収縮に伴う内部応力の
蓄積によって接着力が低下することによる。
秒内外で行なわれるとは言うものの、インキ内の高分子
皮膜を合成するので、プラスチックとのぬれが不十分で
あるばかりでなく、硬化時の体積収縮に伴う内部応力の
蓄積によって接着力が低下することによる。
本発明はプラスチック表面への印刷における上記欠点を
解決することを目的とするものであり。
解決することを目的とするものであり。
この目的のために、プラスチック表面とインキ層との間
に、ぬれ性、接着性を改善するために次に述べる中間層
被膜を二層形成したものである。
に、ぬれ性、接着性を改善するために次に述べる中間層
被膜を二層形成したものである。
即ち本発明によれば、ポリエステル樹脂表面を備えた被
印刷基材と、該ポリエステル樹脂表面に被着された塩ビ
酢ビ共重合体の樹脂からなる第1被膜と、該第1の被膜
上に被着された紫外線硬化性の樹脂を基剤とした第2の
硬化被膜と、この第2の被膜上に印刷された文字、記号
2図形、絵模様等を表わす紫外線硬化性樹脂を基剤とし
た樹脂インキ層とを有することを特徴としたプラスチッ
ク表面を備えた被印刷物基材を用いた印刷物が得られる
。
印刷基材と、該ポリエステル樹脂表面に被着された塩ビ
酢ビ共重合体の樹脂からなる第1被膜と、該第1の被膜
上に被着された紫外線硬化性の樹脂を基剤とした第2の
硬化被膜と、この第2の被膜上に印刷された文字、記号
2図形、絵模様等を表わす紫外線硬化性樹脂を基剤とし
た樹脂インキ層とを有することを特徴としたプラスチッ
ク表面を備えた被印刷物基材を用いた印刷物が得られる
。
この印刷物の印刷は、該被印刷基材のプラスチック表面
を粗面化処理する工程と、該処理面上に塩ビ酢ビ共重合
体を含む熱可塑性樹脂を塗布し加熱硬化させて第1の被
膜を形成する工程と、該第1の被膜の上にアクリル酸エ
ステル系樹脂をプレポリマー材とした紫外線硬化型のメ
ノウムインキを塗布し紫外線照射して硬化させて第2の
被膜を形成する工程と、該第2の被膜の上にアクリル酸
エステル系樹脂をプレポリマー材とした紫外線硬化型イ
ンキで文字、記号2図形、絵模様等を印刷し紫外線照射
して硬化固定する工程を通して行われる。
を粗面化処理する工程と、該処理面上に塩ビ酢ビ共重合
体を含む熱可塑性樹脂を塗布し加熱硬化させて第1の被
膜を形成する工程と、該第1の被膜の上にアクリル酸エ
ステル系樹脂をプレポリマー材とした紫外線硬化型のメ
ノウムインキを塗布し紫外線照射して硬化させて第2の
被膜を形成する工程と、該第2の被膜の上にアクリル酸
エステル系樹脂をプレポリマー材とした紫外線硬化型イ
ンキで文字、記号2図形、絵模様等を印刷し紫外線照射
して硬化固定する工程を通して行われる。
以下2本発明を2図に示す実施例について説明する。
第1図において、1はポリエステル樹脂のみからなる被
印刷基材で、限定するものではないが。
印刷基材で、限定するものではないが。
説明のため厚さ0.2〜0.5 mmのシートの例とす
る。
る。
シート1の印刷しようとする表面1aを、まずサンドブ
ラスト、コロナ放電などの物理的手段で粗面化する。
ラスト、コロナ放電などの物理的手段で粗面化する。
この粗面化された表面1aの上に、第1の樹脂被膜2を
被着する。即ち、熱可塑性の塩ビ酢ビ共重合体とポリエ
チレンとを反応させた樹脂を基剤としアセトンに溶かし
た液をロール塗装などで面1aに塗布し、120℃の熱
風乾燥炉を10〜15分位で通過させて乾燥し、樹脂被
膜2をシート1上に密着固着する。被膜の厚さは3μm
程度とする。
被着する。即ち、熱可塑性の塩ビ酢ビ共重合体とポリエ
チレンとを反応させた樹脂を基剤としアセトンに溶かし
た液をロール塗装などで面1aに塗布し、120℃の熱
風乾燥炉を10〜15分位で通過させて乾燥し、樹脂被
膜2をシート1上に密着固着する。被膜の厚さは3μm
程度とする。
シートの片面1aを粗面化することと、この樹脂被膜に
塩ビ酢ビ共重合体とポリエチレンとを反応させた樹脂を
用いることにより、被膜2はシート1に対し強固に固着
される。
塩ビ酢ビ共重合体とポリエチレンとを反応させた樹脂を
用いることにより、被膜2はシート1に対し強固に固着
される。
また樹脂被膜2はポリエチレン反応基を持っているため
に、後述するメジウムインキ層3での紫外線照射による
影響は全く受けない。
に、後述するメジウムインキ層3での紫外線照射による
影響は全く受けない。
3は紫外線硬化型の樹脂を基剤としたメジウムインキ膜
で、膜厚は3μm(ミクロン)前後である。
で、膜厚は3μm(ミクロン)前後である。
メノウムインキは、一般に顔料を含有しておらず。
色インキの色薄め液として用いられるものであり。
ここで用いるメジクムインキはU、V、インキの一種テ
フレポリマー、モノマー光重合開始剤、助剤などで構成
され、顔料が入っておらず、はとんど透明である。プレ
ポリマーは分散媒でアシ、本発明ではこのプレポリマー
としてエデキ/アクリレート(エポキシ樹脂にアクリル
酸を反応させて得られる)樹脂を用いている。
フレポリマー、モノマー光重合開始剤、助剤などで構成
され、顔料が入っておらず、はとんど透明である。プレ
ポリマーは分散媒でアシ、本発明ではこのプレポリマー
としてエデキ/アクリレート(エポキシ樹脂にアクリル
酸を反応させて得られる)樹脂を用いている。
このようなメノウムインキを樹脂被膜2上に塗布した後
、紫外線を照射すると瞬時(0,5秒位)硬化して膜3
を形成する。
、紫外線を照射すると瞬時(0,5秒位)硬化して膜3
を形成する。
油性インキや水性゛インキと比べて大幅に硬化時間は短
いが、 U、V、インキは、含有する顔料の種類によシ
、硬化速度は異なる。例えば、墨(黒色)インキでは、
その顔料であるカーボンの紫外線の吸光度が高いため硬
化反応が遅く、また黄インキは紫外線の吸光度が低いた
め硬化反応が速い、また黄インキでも、不透明な黄イン
キは光の反射により硬化速度が落ちる。従って、高速多
量印刷では、前述した裏移り、プロッキンダなどという
問題が起シ得る◎ 前述のメノウムインキは、顔料が入っていないから硬化
速度は極めて速く、樹脂被膜2上と後述する印刷インキ
層4とのそれぞれに対する親和性。
いが、 U、V、インキは、含有する顔料の種類によシ
、硬化速度は異なる。例えば、墨(黒色)インキでは、
その顔料であるカーボンの紫外線の吸光度が高いため硬
化反応が遅く、また黄インキは紫外線の吸光度が低いた
め硬化反応が速い、また黄インキでも、不透明な黄イン
キは光の反射により硬化速度が落ちる。従って、高速多
量印刷では、前述した裏移り、プロッキンダなどという
問題が起シ得る◎ 前述のメノウムインキは、顔料が入っていないから硬化
速度は極めて速く、樹脂被膜2上と後述する印刷インキ
層4とのそれぞれに対する親和性。
密着性が極めて高い。
4は印刷インキ層で、成分は前記3のメノウムインキと
ほぼ同じであるが顔料が含有されているU、V、インキ
である。
ほぼ同じであるが顔料が含有されているU、V、インキ
である。
作業としてはメジウムインキ膜3と同様に、転写後ただ
ちに紫外線を照射して瞬時に硬化させて形成する。こう
して印刷完了した印刷物においては、ポリエステル7−
ト1と印刷インキ層4とを結合固定させるために、2つ
の中間層2,3が存在する。被膜2は前述のように熱可
塑性樹脂を基剤としておりポリエステルシート1および
メジウムインキ膜3に対しともに親和性が大きく、また
メジウムインキ層3は印刷インキ層4に対して親和力が
犬きく、結合はそれぞれ強固である。
ちに紫外線を照射して瞬時に硬化させて形成する。こう
して印刷完了した印刷物においては、ポリエステル7−
ト1と印刷インキ層4とを結合固定させるために、2つ
の中間層2,3が存在する。被膜2は前述のように熱可
塑性樹脂を基剤としておりポリエステルシート1および
メジウムインキ膜3に対しともに親和性が大きく、また
メジウムインキ層3は印刷インキ層4に対して親和力が
犬きく、結合はそれぞれ強固である。
印刷インキ層4の固着性を試験するために爪などによっ
て引っかいたり、セロノーンテープを印刷面上に接着し
てから引き剥す剥離試験をくり返えしても、その印刷イ
ンキ層4の剥離は生じなかった。
て引っかいたり、セロノーンテープを印刷面上に接着し
てから引き剥す剥離試験をくり返えしても、その印刷イ
ンキ層4の剥離は生じなかった。
被膜2上に直接印刷して、印刷インキ層4を設けた場合
、印刷インキ層4が剥離、欠落しやすい。
、印刷インキ層4が剥離、欠落しやすい。
これは被膜2の形成後印刷迄の間に被膜2上に静電力で
付着した微小なほこり等の影響によるものである。これ
に対し、被膜2上に前記したメジウム膜3の層を形成し
た後、印刷した場合印刷インキ層4の剥離欠落は大幅に
改善された。この理由は、究明されてはいないが、メジ
ウムインキ層のロール塗布の際に、被膜20面上に付着
しているほこシがその面から除去されることによるもの
と考えられる。
付着した微小なほこり等の影響によるものである。これ
に対し、被膜2上に前記したメジウム膜3の層を形成し
た後、印刷した場合印刷インキ層4の剥離欠落は大幅に
改善された。この理由は、究明されてはいないが、メジ
ウムインキ層のロール塗布の際に、被膜20面上に付着
しているほこシがその面から除去されることによるもの
と考えられる。
第2図は、ポリエステルカード1の裏面に磁気記録層5
を形成したクレジットカードの表面に第1図と同様の被
膜2,3を形成後、印刷を行なった実施例を示す断面図
である。
を形成したクレジットカードの表面に第1図と同様の被
膜2,3を形成後、印刷を行なった実施例を示す断面図
である。
第3図は2本発明の他の実施例で、被印刷基材として紙
6の表面にポリエステル樹脂1を密着させたコート紙1
0を用いた場合を示している。2゜3.4は第1図の実
施例と同様である。
6の表面にポリエステル樹脂1を密着させたコート紙1
0を用いた場合を示している。2゜3.4は第1図の実
施例と同様である。
なお、UVインクによる印刷インク層4は1日光などの
可視光線による変色は全くなく、繊細な印刷も可能であ
シさらに灯油などの石油系溶剤に対する信頼性も極めて
高い。例えばガンリン中に長時間浸漬しても印刷インク
層4の溶失などは全く生じなかった。
可視光線による変色は全くなく、繊細な印刷も可能であ
シさらに灯油などの石油系溶剤に対する信頼性も極めて
高い。例えばガンリン中に長時間浸漬しても印刷インク
層4の溶失などは全く生じなかった。
さらに瞬時の紫外線照射により印刷インキ層の乾燥硬化
が瞬時に行なわれるので多色印刷における工程時間を大
幅に短縮でき、またブロッキングなどのおそれも全くな
い。
が瞬時に行なわれるので多色印刷における工程時間を大
幅に短縮でき、またブロッキングなどのおそれも全くな
い。
〔発明の効果〕
本発明によれば、被印刷基材のプラスチック表面に塩ビ
酢ビ共重合体の熱可塑性樹脂による第1の被膜を形成し
、その上にメジウムインキからなる第2の被膜を形成し
、その上に印刷を行うようにしたから、プラスチック表
面と第1の被膜間。
酢ビ共重合体の熱可塑性樹脂による第1の被膜を形成し
、その上にメジウムインキからなる第2の被膜を形成し
、その上に印刷を行うようにしたから、プラスチック表
面と第1の被膜間。
第1および第2の被膜間および第2の被膜と印刷インキ
層間の相互の親和性および強固な結合力の故に印刷イン
キ層は被印刷基材のプラスチック表面に強固に固着され
、引っかき、こすシ等の外部力によっても剥離を生ずる
ことなく、良好な印刷物を得ることができる。しかも第
1および第2の被膜の存在および印刷インキにUVイン
キを用いることにより印刷適性が向上するとともに、印
刷時間の短縮、良好な仕上がシが確保される。
層間の相互の親和性および強固な結合力の故に印刷イン
キ層は被印刷基材のプラスチック表面に強固に固着され
、引っかき、こすシ等の外部力によっても剥離を生ずる
ことなく、良好な印刷物を得ることができる。しかも第
1および第2の被膜の存在および印刷インキにUVイン
キを用いることにより印刷適性が向上するとともに、印
刷時間の短縮、良好な仕上がシが確保される。
第1図は2本発明の第1の実施例を示す断面図。
第2図は本発明を適用したクレジットカードの断面図、
第3図は、印刷基材としてコート紙を用いた場合の実施
例を示す断面図である0 1・・・ポリエステル樹脂、2・・・樹脂被膜(第1の
被膜)、3・・・メジウムインキ属(第2の被膜)#4
・・・印刷インキ層、5・・・磁性層、6・・・紙、1
0・・・コート紙。 第1図
第3図は、印刷基材としてコート紙を用いた場合の実施
例を示す断面図である0 1・・・ポリエステル樹脂、2・・・樹脂被膜(第1の
被膜)、3・・・メジウムインキ属(第2の被膜)#4
・・・印刷インキ層、5・・・磁性層、6・・・紙、1
0・・・コート紙。 第1図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)ポリエステル樹脂表面を備えた被印刷基材と、該ポ
リエステル樹脂表面に被着された塩ビ酢ビ共重合体の樹
脂からなる第1の被膜と、該第1の被膜上に被着された
紫外線硬化性の樹脂を基剤としたメジウムインキからな
る第2の硬化被膜と、この第2の被膜上に印刷された文
字、記号、図形、絵模様等を表わす紫外線硬化性樹脂を
基剤とした樹脂インキ層とを有することを特徴としたプ
ラスチック表面を備えた被印刷基材を用いた印刷物。 2)ポリエステル樹脂表面を備えた被印刷基材への印刷
方法において、該被印刷基材のプラスチック表面を粗面
化処理する工程と、該処理面上に塩ビ酢ビ共重合体を含
む熱可塑性樹脂を塗布し加熱硬化させて第1の被膜を形
成する工程と、該第1の被膜の上にアクリル酸エステル
系樹脂をプレポリマー材とした紫外線硬化型のメジウム
インキを塗布し紫外線照射して硬化させて第2の被膜を
形成する工程と、該第2の被膜の上にアクリル酸エステ
ル系樹脂をプレポリマー材とした紫外線硬化型インキで
文字、記号、図形、絵模様等を印刷し紫外線照射して硬
化固定する工程とを含むことを特徴としたプラスチック
表面を備えた被印刷基材への印刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6942186A JPS62225387A (ja) | 1986-03-27 | 1986-03-27 | ポリエステル樹脂表面を備えた被印刷基材を用いた印刷物およびその印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6942186A JPS62225387A (ja) | 1986-03-27 | 1986-03-27 | ポリエステル樹脂表面を備えた被印刷基材を用いた印刷物およびその印刷方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62225387A true JPS62225387A (ja) | 1987-10-03 |
JPH0236393B2 JPH0236393B2 (ja) | 1990-08-16 |
Family
ID=13402131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6942186A Granted JPS62225387A (ja) | 1986-03-27 | 1986-03-27 | ポリエステル樹脂表面を備えた被印刷基材を用いた印刷物およびその印刷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62225387A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011125176A1 (ja) * | 2010-04-06 | 2011-10-13 | Ykk株式会社 | ファスナーストリンガー及びスライドファスナー |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59103793A (ja) * | 1982-08-18 | 1984-06-15 | Toa Paint Kk | 紫外線硬化性下塗塗料を利用する複層塗膜の形成法 |
JPS60104387A (ja) * | 1983-11-10 | 1985-06-08 | Dainippon Printing Co Ltd | ポリプロピレン樹脂製ビデオテ−プカセツト用ケ−スへのオフセツト印刷方法 |
-
1986
- 1986-03-27 JP JP6942186A patent/JPS62225387A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59103793A (ja) * | 1982-08-18 | 1984-06-15 | Toa Paint Kk | 紫外線硬化性下塗塗料を利用する複層塗膜の形成法 |
JPS60104387A (ja) * | 1983-11-10 | 1985-06-08 | Dainippon Printing Co Ltd | ポリプロピレン樹脂製ビデオテ−プカセツト用ケ−スへのオフセツト印刷方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011125176A1 (ja) * | 2010-04-06 | 2011-10-13 | Ykk株式会社 | ファスナーストリンガー及びスライドファスナー |
CN102821639A (zh) * | 2010-04-06 | 2012-12-12 | Ykk株式会社 | 拉链条以及拉链 |
US8938863B2 (en) | 2010-04-06 | 2015-01-27 | Ykk Corporation | Fastener stringer and slide fastener |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0236393B2 (ja) | 1990-08-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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