JPS62225306A - グリンシ−トとマイラシ−トとの剥離方法 - Google Patents

グリンシ−トとマイラシ−トとの剥離方法

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JPS62225306A
JPS62225306A JP6836886A JP6836886A JPS62225306A JP S62225306 A JPS62225306 A JP S62225306A JP 6836886 A JP6836886 A JP 6836886A JP 6836886 A JP6836886 A JP 6836886A JP S62225306 A JPS62225306 A JP S62225306A
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JP
Japan
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green sheet
sheet
mylar
green
cracks
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Pending
Application number
JP6836886A
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English (en)
Inventor
永山 更成
信之 牛房
浩一 篠原
荻原 覚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、グリンシートとマイラシートとの剥離方法に
係り、特にグリンシートとマイラシート間に発生する静
電気を防止し、能率良く高品質のグリンシートを得るの
に好適なグリンシートとマイラシートとの剥離方法に関
する。
〔従来の技術〕
従来、グリンシート作成機を用いてグリンシート(生の
成形体)を製造するには、まず原料に樹脂、溶剤等又は
水系バインダーで均一な混合を行った泥奨いわゆるスラ
リー状にした前記該原料をマイラシートと称するポリエ
ステルフィルム上に流し込み、ドクターブレードを通し
所望寸法の厚さに塗工し乾燥させ、グリンシートとマイ
ラシートとの界面にグリンシート作成機に設けである剥
離用ガイドを介してグリンシートのみを剥離し、グリン
シートのみを所望寸法に切断する工程により一般的に構
成されている。また、マイラシート自体も、グリンシー
トとの剥離性を良好にするために、スラリーを流す面に
はシリコンコートがなされている。しかし、実際問題と
して、グリンシート剥離時グリンシートとマイラシート
間に静電気が発生するため剥離が困難となり、シリコン
コートのみでは対応できない。その結果、グリンシ−ト
を剥離するためにグリンシート作成機に設けである剥離
用ガイド部で、回転ローラで強制的に巻きこまれている
ため、グリンシートが剥離しにくいと、グリンシートが
変形したり、盛り上がったりし、さらには割れ及びヒビ
等の欠陥を発生させる原因となりグリンシートの歩留り
を低下させている。
また、その他グリンシートとマイラシートとの剥離方法
に効果のある方法としては、マイラシートを導電性のも
のにする方法であるが、実際グリンシートを量産する立
場から考えると、グリンシート作成機自身が長さ20m
以上もあると、そこに使用されるマイラシートは、例え
ばマイラシートの幅が0.5〜1m、長さで100m以
上のものを使用するものが多く、全体を導電性のマイラ
シートにすると現在シリコンコートされているマイラシ
ートの数倍以上もの高価なマイラシートとなり、工数低
減の面から見ても適用しにくい問題がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
グリンシートは、単枚または複数枚積層により一体化さ
れた絶縁基板及び導体印刷等がなされ導体材料として多
層回路基板等へ適用されている。
しかるに、前記の多層回路基板において、最も重要な因
子は、グリンシートの特性であり、そのため高品質で高
信頼性のグリンシートを提供しなければならない。
しかし、従来グリンシートを作成する場合、グリンシー
トの剥離時グリンシートとマイラシード間に発生する静
電気により、グリンシートの剥離を困難にするため、グ
リンシートに割れ及びヒビ等の欠陥を発生させ、高品質
で高信頼性のグリンシートが得られない問題があった。
本発明の目的は、グリンシートとマイラシートとの剥離
を容易にし、グリンシートへの割れ及びヒビ等の欠陥の
ない高品質で高信頼性のグリンシートを提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、グリンシートとマイラシートとの剥離方法に
係り、グリンシートを作成するためのスラリー該原料中
に帯電防止剤を添加均一混合したスラリーでドクターブ
レード法によりグリンシートを作成することにより、グ
リンシートとマイラシート間に発生する静電気を防止す
るため、グリンシートの剥離が容易となり、その結果、
グリンシートに割れ及びヒビ等の欠陥のない高品質で高
信頼性のグリンシートが得られることを特徴とするもの
である。
上記目的であるグリンシートとグリンシートとの剥離を
容易にするためには、まず両者間に発生する静電気を防
止または除去することを考えた。
その方法の一つとして前述した導電性のマイラシートの
適用を考えたが、グリンシートを一度に量産するグリン
シート作成機においては、マイラシート幅0.5〜1m
、長さ100m以上と大きくなり価格面から見ても非常
に高価で、再利用が困難という欠点もあり、適用しにく
い面がある。
従って、次に量産機用を用いた場合、現在のシリコンコ
ートされているマイラシートでグリンシートとマイラシ
ートとの剥離性を向上させる方法を考えた。その方法と
して、グリンシートを作成するスラリー該原料中に帯電
防止剤を添加することにより、グリンシートとマイラシ
ート間に発生する静電気を防止し、且つその操作も単純
で帯電防止剤自身の価格も安価なため、適用性の高いも
のと考えた。帯電防止剤としては、グリンシートを作成
する場合、溶剤系を用いるか水系バインダー系を用いる
か等により、帯電防止剤の種類も異なるが一般に溶剤系
を用いた場合は、非イオンの帯電防止剤を、水系バイン
ダー系を用いた場合は、カチオン(陽イオン)系の帯電
防止剤を適用した方が良好である。又、帯電防止剤の添
加量としては、グリンシートとマイラシート間に発生す
る静電気の強さ及び溶剤量、溶剤の種類及び水系バイン
ダー量、その種類により状態は異なるが、グリンシート
の場合だと、通常スラリー該原料100重量部に対し帯
電防止剤0.5〜1.0重量部添加すれば、グリンシー
トとマイラシートとの剥離性を良好にするようである。
又、帯電防止剤を適量以上入れてグリンシートとマイラ
シートとの剥離をさらに向上させようとすると、グリン
シートの特性を低下させる原因となり、逆にグリンシー
トへ悪影響を及ぼし問題となる。
〔作用〕
グリンシートを作成するスラリー該原料中に、帯電防止
剤を添加、均一場合したスラリーでドクターレード法に
より、グリンシートを作成することで、グリンシートと
マイラシート間に発生する静電気を防止することが可能
である。
これにより、従来グリンシート剥離時に静電気により剥
離困難なため発生した割れ及びヒビ等の欠陥が防止でき
、高品質で且つ高信頼性のグリンシートが得られ、歩留
りも向上した。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。なお文中に部
とあるものは重量部を、%とあるものは重量%を示す。
実施例1 ムライト(3A n zOa ・2SiOz)粉末平均
粒径2μmの原料80%、コージェライト組成物20%
に重合度1000のポリビニルブチラール5.9部、ト
リクロルエチレン124部、テトラクロルエチレン32
部、n−ブチルアルコール32部、ブチルフタリルグリ
コール酸ブチル2部を加えたスラリー該原料中に非イオ
ン系の帯電防止剤を1部添加し、ボールミルで20時間
混合し均一混合したスラリー該原料を真空脱気処理によ
り、粘度を約1ooo。
CPSに調整したのち、ドクタブレードを介しシリコン
コートされている。
マイラシート上に、約200μm厚さに塗工し、乾燥炉
により乾燥させ、グリンシート作成機に設けである剥離
用ガイドでグリンシートとマイラシートとの剥離を行っ
たところ、従来、帯電防止剤を添加していない状態に比
べ、非常に剥離性が良好で、グリンシートへのダメージ
も少なく、割れ及びヒビ等の欠陥のないグリンシートが
得られた。
その結果を第1表に示す。表からも、わかるように従来
、帯電防止剤の添加されていないグリンシートは、剥離
時にグリンシートに割れ及びヒビ等の欠陥が発生するた
め歩留りも70〜80%と低い。それに比べ、帯電防止
剤が添加されているものは、グリンシートに欠陥がない
ため歩留りも95%と高〈従来に比べ約30%歩留りが
向上した。
実施例2 ムライト(3A !l zOs、 2SiOz)粉末平
均粒径2μmの原料80%、コージェライト組成物20
%に水系バインダー(酢酸ビニル系樹脂の部分酸化物)
を14重量部、解こう剤1重量部、消泡剤0.5部、水
を32部加えたスラリー該原料に、カチコン(陽イオン
)系の帯電防止剤を1重量部添加し、ボールミルで20
時間混合し均一混合したスラリーを作り、真空脱気処理
によりスラリーの粘度を10000cpsに調整したの
ち、ドクターブレードを介し、シリコンコートされてい
るマイラシート上に約200μmの厚さに塗工したのち
、乾燥炉を通し乾燥させ、剥離用ガイドでグリンシート
とマイラシートとの剥離を行ったところ非常に剥離性が
良好で、欠陥のないグリンシートが得られた。その結果
を第1表に併せて示す。表からも、わかるように従来方
法で行うとグリンシートに欠陥が発生するため、歩留り
が70〜80%と低い。それに比べ、帯電防止剤が添加
されているものは、グリンシートに欠陥がないために歩
留りも95%と高く良好である。
実施例3 大型電子計算機に用いられる多層回路板の絶縁材料に適
用されるガラス組成物及びガラス複合材へ本漬を適用し
、グリンシートの剥離性を検討した。ガラス組成物とし
ては、LzOdO,0−KzO5,0−AQzOs4.
0−8ioz81.0%から構成されるものである。溶
剤系としては、実施例1のものと同じ組成量を添加さら
に非イオン系の帯電防止剤を1重量部加え、ボールミル
で均一混合なスラリーを作り、真空脱気処理によりスラ
リーの粘度を約10000cpsに調整したのち、ドク
ターブレードを介しシリジンコートされているマイラシ
ート上に約200μm厚さに塗工し、乾燥炉により乾燥
させ、剥離用ガイドでグリンシートとマイラシートを剥
離した所、容易に剥離が可能で、グリンシートに割れ及
びヒビ等の欠陥のない健全なグリンシートが得られる。
又、大型電子計算機に用いられる多層回路板の絶縁材料
となるグリンシートにミクロ割れ及びヒビ等の欠陥が存
在すると、導体を埋め込むために設けるスルーホール(
孔)が欠けたり、導体を印刷した絶縁材料(グリンシー
ト)と同時焼成した際、焼結体に割れやそり等が発生、
さらに、短絡や断線となりかねない。
従って本漬を適用し、グリンシートを作成することによ
り、グリンシートに割れ及びヒビ等の欠陥のない高品質
で高信頼性のグリンシートが得られるため、大型電子計
算機用の多層回路板の絶縁材料への適用が可能となった
〔発明の効果〕
本発明は、グリンシート作成機を用いて、グリンシート
を作成する方法において、グリンシートの剥離時にグリ
ンシートとマイラシート間に発生する静電気により、グ
リンシートの剥離が困難なために、グリンシートに割れ
及びヒビ等の欠陥が発生し、高品質で高信頼性のグリン
シートが得られず、歩留りも低い。そこで、前記の解決
策として、グリンシートを作成するためのスラリー該原
料に帯電防止剤を添加し均一混合したスラリーでドクタ
ーブレード法により、グリンシートを作成することで、
グリンシートとマイラシートとの間に発生する静電気を
防止できるため、容易にグリンシートが剥離できる。そ
の結果、グリンシートに割れ及びヒビ等の欠陥のない高
品質で且つ高信頼性のグリンシートが得られ、従来より
も約30%歩留りが向上した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、粉末及びファイバー等及びそれからの混合物に樹脂
    、溶剤又は水系バインダーを加えたスラリー状にした該
    原料をドクターブレード法によりマイラシート状に板状
    のグリンシートを作成し、乾燥及びグリンシートとマイ
    ラシートとを剥離してグリンシートのみを所望寸法に切
    断する連続工程において、前記スラリー該原料中に帯電
    防止剤を添加均一混合し、グリンシートを作成すること
    によりグリンシートとマイラシート間に発生する静電気
    を防止することを特徴とするグリンシートとマイラシー
    トとの剥離方法。
JP6836886A 1986-03-28 1986-03-28 グリンシ−トとマイラシ−トとの剥離方法 Pending JPS62225306A (ja)

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JP6836886A JPS62225306A (ja) 1986-03-28 1986-03-28 グリンシ−トとマイラシ−トとの剥離方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004533535A (ja) * 2001-07-05 2004-11-04 フレキシタリック インベストメンツ インコーポレイテッド バーミキュライトホイルを製造するための方法

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