JPS62224240A - カカオ材料からのメチルキサンチンの除去方法 - Google Patents

カカオ材料からのメチルキサンチンの除去方法

Info

Publication number
JPS62224240A
JPS62224240A JP62010122A JP1012287A JPS62224240A JP S62224240 A JPS62224240 A JP S62224240A JP 62010122 A JP62010122 A JP 62010122A JP 1012287 A JP1012287 A JP 1012287A JP S62224240 A JPS62224240 A JP S62224240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extraction
cocoa
theobromine
water
extractions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62010122A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH084458B2 (ja
Inventor
ジョバンニ エル.ビガッリ
ロバート ディー.ホーシール,ジュニア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAAC FOODS CORP
Original Assignee
HAAC FOODS CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HAAC FOODS CORP filed Critical HAAC FOODS CORP
Publication of JPS62224240A publication Critical patent/JPS62224240A/ja
Publication of JPH084458B2 publication Critical patent/JPH084458B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D473/00Heterocyclic compounds containing purine ring systems
    • C07D473/02Heterocyclic compounds containing purine ring systems with oxygen, sulphur, or nitrogen atoms directly attached in positions 2 and 6
    • C07D473/04Heterocyclic compounds containing purine ring systems with oxygen, sulphur, or nitrogen atoms directly attached in positions 2 and 6 two oxygen atoms
    • C07D473/06Heterocyclic compounds containing purine ring systems with oxygen, sulphur, or nitrogen atoms directly attached in positions 2 and 6 two oxygen atoms with radicals containing only hydrogen and carbon atoms, attached in position 1 or 3
    • C07D473/10Heterocyclic compounds containing purine ring systems with oxygen, sulphur, or nitrogen atoms directly attached in positions 2 and 6 two oxygen atoms with radicals containing only hydrogen and carbon atoms, attached in position 1 or 3 with methyl radicals in positions 3 and 7, e.g. theobromine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G1/00Cocoa; Cocoa products, e.g. chocolate; Substitutes therefor
    • A23G1/02Preliminary treatment, e.g. fermentation of cocoa
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D473/00Heterocyclic compounds containing purine ring systems
    • C07D473/02Heterocyclic compounds containing purine ring systems with oxygen, sulphur, or nitrogen atoms directly attached in positions 2 and 6
    • C07D473/04Heterocyclic compounds containing purine ring systems with oxygen, sulphur, or nitrogen atoms directly attached in positions 2 and 6 two oxygen atoms
    • C07D473/06Heterocyclic compounds containing purine ring systems with oxygen, sulphur, or nitrogen atoms directly attached in positions 2 and 6 two oxygen atoms with radicals containing only hydrogen and carbon atoms, attached in position 1 or 3
    • C07D473/12Heterocyclic compounds containing purine ring systems with oxygen, sulphur, or nitrogen atoms directly attached in positions 2 and 6 two oxygen atoms with radicals containing only hydrogen and carbon atoms, attached in position 1 or 3 with methyl radicals in positions 1, 3, and 7, e.g. caffeine

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Confectionery (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 肢歪坐宜且 しばらくの間、カカオ子(cacao bean)が少
量のカフェイン(1、3、7トリメチルキサンチン)お
よびかなり多量のテオプロミン(3,7ジメチルキサン
チン)を含んでいることが知られていた。
この関係は、特定の種類のカカオ子に依存しており、約
2対1のテオプロミン対カフェインの比から約10対l
のテオブロミン対カフェインの比まで変化する。さらに
、テオブロミンはカフェインより約100倍水溶性が低
いことが見い出された。
従って、カカオ子からのこれらメチルキサンチンの有効
な除去は、主として、比較的不溶性のテオプロミンの大
部分を除去しそして同時に比較的より少量のより可溶性
のカフェインを除去する方法を扱わねばならない。本発
明は、テオプロミンおよびカフェインからなるメチルキ
サンチンを除去する、カカオ子またはカカオ豆(cac
ao n1b)の改善された処理方法を指向するもので
ある。このようなキサンチンは、プリンとして知られる
広い化学的クラスのメンバーである。プリン系は一緒に
縮合されたイミダゾール環およびピリミジン環から構成
されている。プリン分子の環は、ピリミジン環の左上ず
みの窒素原子から出発して番号付けされ、6番目の位置
まで時計の針と反対回りに(左回りに)進み次にピリミ
ジンの5番目の位置から右回りに進んでイミダゾール環
において7゜8および9の位置を与える。ジヒドロキシ
プリンはキサンチンとして知られており同じ方法で番号
付けされる。この命名法システムは本明細書の全体を通
じて使用する。
カカオ材料からこのようなメチルキサンチンの除去を達
成する種々の方法は従来提案されてきた。
このような従来方法の1つは、塩素化炭化水素溶剤、例
えば、クロロホルム、二塩化エチレンまたはテトラクロ
ロエタンを使用することによるこれらメチルキサンチン
の抽出を含んでいる。このような溶剤抽出法は米国特許
第1.073,441号、第1.855,026号およ
び第1.925.326号の各明細書に示されている。
しかしながら、このような抽出溶剤の使用は、とりわけ
食品が関与している場合には勧められない。なぜならば
、これら溶剤の残渣は食品中で望ましくないからである
。カカオ子からテオブロミンを除去する別の方法は、水
による抽出を行ない次いでこの水性抽出物を小分けして
吸着剤を用いて処理することを含んでいる。この方法は
好ましくない化学物質、例えば、塩素化炭化水素溶剤の
使用を含んでいないが、最終的な脱プリン化カカオ製品
の味覚に悪影響を与える前記吸着剤の使用に関連した困
難を有している。さらに、テオブロミンの除去の割合は
限られている。
カカオ材料からメチルキサンチンを抽出するさらに別の
従来方法は、比較的少量の水を用いた処理によって膨潤
させたカカオ材料を、食品上許容され得る溶剤ガス、例
えば、超臨界亜酸化窒素または超臨界二酸化炭素と接触
させることを含んでなる。しかしながら、この方法は長
い処理時間を要し、しばしばテオプロミン含量の十分な
割合低下を達成しない。さらに、超臨界ガスからのメチ
ルキサンチンの除去は、通常そうであるが超臨界ガスの
再使用が望ましい場合には、問題を与える。
コーヒーからカフェインを除去するさらに別の方法は、
米国特許第4,474,821号明細書に、向流操作に
おいて複数の抽出容器を用いる向流抽出法として開示さ
れている。しかしながら、この特許の方法においては、
酢酸エチルおよび水からなる抽出溶剤が用いられ、酢酸
エチル−水共沸混合物が最終的に差圧蒸気ストリッピン
グによって除去される。この特許の方法においては、抽
出溶剤の乱流を用いて促進された脱カフエイン速度を得
、これによってカフェイン抽出時間を短縮する。この従
来方法は、有機溶剤を用いる他の抽出方法と同様に、生
成物または水抽出物の大部分が溶剤に暴露されることを
必要とするという不都合を有している。
光1図り1威 本発明は、脱プリン化された最終製品に悪影響を及ぼす
いかなる工程をも使用することなく、および有機溶剤に
暴露される最終製品の量を最小にする、カカオ材料中に
存在する実質的にすべてのメチルキサンチンを除去する
方法を指向するものである。本発明者らは、約90℃〜
約60℃の範囲内の温度まで加熱した水によるカカオ材
料の抽出がこのような水抽出を何回も繰り返した場合で
さえカカオ材料中に存在するメチルキサンチンのすべて
は除去しないということを見い出した。このことはとり
わけテオブロミン除去の場合にそうであり、除去されず
に残留するテオブロミンは1%〜3%のオーダーである
。しかしながら、本発明者らは、約45℃〜約55℃の
水による1回またはそれ以上の抽出工程の後に約90℃
〜約105°Cの水による数回の抽出工程を行なった場
合大いに改善されたテオブロミン除去が達成されるとい
うことも見い出した。本発明者らは、このような低温水
抽出の後に連続の有意に高温の水抽出工程を用いること
により、これらの抽出温度のいずれか一方を単独で用い
た際に得られるよりはるかに高い割合の全テオブロミン
除去が得られるということを見い出した。明らかに、約
45℃〜約55℃での水抽出は、引き続きの約90°C
〜約105℃における連続の水抽出工程がいずれか一方
の温度単独で前には除去されなかった残留テオブロミン
を除去するように、カカオ豆混合物の内容物およびおそ
らくは構造を変化させる。最初に低温抽出を行なわずに
連続の高温抽出工程を用いた場合には、テオブロミンの
すべては除去されない。同様に、後に連続の高温抽出工
程を行なわない低温抽出を用いた場合にもテオブロミン
のすべては除去されない、この驚くべき予想外の結果は
、種々の温度および多数の抽出工程を用いてカカオ豆の
水抽出から得られたデータに基づいて第1表および第2
表に示す。これらの表のデータは、本明細書の一部を構
成する図面の第2図および第3図の各曲線を作製する際
に用いた。
第1表および第2表に示すデータは以下のようにして得
た。
以下余白 劃−」− 均一の集団の袋から得られた各450gの生の選別され
脱胚芽されたカカオ豆の4セツトを準備した。
各セットについて、豆をlOOメツシュステンレス鋼円
筒濾管内に入れ、次いでこれを外部循環水浴によって恒
温に維持されたジャケット付ステンレス鋼抽出溜め内に
入れた。抽出器めに1400艷の水を加え、1分間当り
約500 mZの速度で運転する再循環ポンプを20分
間使用して抽出器の底部から上部へ再循環することによ
って水を連続的にカカオ豆中に撹拌した。最初の抽出の
後さらに7回抽出を行ない、これらの抽出において毎回
1100−の水を添加して液体の初期容量に戻した。4
つのセットの各々は以下の記載かられかるように特定の
目的を有していた。
4つの抽出セットを次のように実施した:1−a  第
1のセットにおいては、8回の抽出すべてを55℃で実
施した。
1−b  第2のセットにおいては、8回の抽出すべて
を95℃で実施した。
1−c  第3のセントにおいては、3回の抽出を55
℃で行ないその後5回の抽出を95℃で実施した。
1−d  第4のセットにおいては、3回の抽出を55
℃で行ないその後5回の抽出を105℃で実施した。 
(105℃の温度を達成するために、抽出器を適当な正
圧に保った。)これら4つの抽出法の結果を第1表に示
す。
゛ 星−土−1 抽出された累積テオブロミン(グラム、g)(テオブロ
ミンのg数/450gのカカオ豆)1234567B 1−a  1.31 2.32 3.12 3.67 
4.0?  4.39 4.63 4.821−b  
2.27 3.72 4.55 4.96 5.16 
5.24 5.26 5.271−c  1.35 2
.37 3.1B  4.49 5.27 5.65 
5.83 5.911−d  1.30 2.2B  
3.05 4.54 5.37 5.67 5.79 
5.84上記の結果の意味は第2図に示される曲線を調
ベると明らかである。55℃曲線は抽出されたテオプロ
ミンの累積量の一様の上昇を示しており、この曲線は8
回の抽出後破線よりかなり下で終わっている。この破線
は標準AOAC分析法を用いて得られる理論的テオブロ
ミン量を表わしている。
95℃曲線は4回の抽出後顕著に平らになり8回の抽出
後は実質的に破線のレベルで終わっている。
しかしながら、下端に55℃をそして上端に55℃+9
5℃を印した曲線は破線のかなり上で終わっており、5
5℃での3回の抽出の後に95℃で5回の抽出を行なっ
た場合にはテオブロミンの除去における実質的増加が見
られることを示している。
朶り−4 3つの抽出セットについて例1の手順を繰り返しそして
この3つの抽出セットを以下のように実施した: 2−a  第1のセットにおいては、55℃で1回の抽
出を行なった後95℃で7回の抽出を行なった。
2−b  第2のセットにおいては、55℃で2回の抽
出を行なった後95℃で6回の抽出を行なった。
2−c  第3のセットにおいては、55℃で3回の抽
出を行なった後95℃で5回の抽出を行なった。
3つの抽出法の結果を第2表に示す。
玉−U 抽出された累積テオブロミン(ダラム、g)(テオプロ
ミンのg数/450gのカカオ豆)ニーi   3  
4  5   i   7  82−a  1.31 
3.17 4.43 5.07 5.40 5.55 
5.61 5.642−b  1.26 2.21 3
.81 4.79 5.29 5.53 5.63 5
.672−C1,352,373,1B  4.49 
5.27 5.65 5.85 5.91抽出回数は、
1回および7回、または2回および6回、または3回お
よび5回について匹敵する結果であると言えよう、最初
の抽出温度が約55℃より高くなくかつ約45℃より低
くなかった場合に許容され得る結果が得られる。
五−主 7つの抽出セットについて例1の手順を操り返しそして
この7つの抽出セットを以下のように実施した: 3−a  第1のセットにおいては、40℃で3回の抽
出を行なった後95℃で5回の抽出を行なった。
3−b  第2のセットにおいては、50℃で3回の抽
出を行なった後95℃で5回の抽出を行なった。
3−c  第3のセットにおいては、55℃で3回の抽
出を行なった後95℃で5回の抽出を行なった。
3−d  第4のセットにおいては、60℃で3回の抽
出を行なった後95℃で5回の抽出を行なった。
3−e  第5のセントにおいては、70℃で3回の抽
出を行なった後95℃で5回の抽出を行なった。
3−f  第6のセットにおいては、80℃で3回の抽
出を行なった後95℃で5回の抽出を行なった。
3−g  第7のセットにおいては、毎回95℃で8回
の抽出を行なった。
これらの7つの抽出法の結果を第3表に示す。
里−1−l 抽出された累積テオブロミン(ダラム、g)(テオブロ
ミンのg数/450gのカカオ豆)上23互56エ主 3−a  O,811,441,933,494,46
4,995,265,413−b  1.26 2.1
9 2.95 4.43 5.31 5.7B  5.
99 6.093−c  1.40 2.41 3.2
2 4.47 5.27  s、6s  5.89 5
.983−d  1.45 2.56 3.42 4.
495.1?  5.54 5.73 5.823−e
  1.72 2.96 3.82 4.71 5.2
3 5.50 5.64 5.713−f  2.03
 3.40 4.25 4.90 5.26 5.45
 5.55 5.593−g  2.28 3.78 
4.62 5.03;  5.23 5.32 5.3
6 5.37上記結果の意味は第3図に示した曲線を調
べると明白である。この第3図には、プロットされた各
点に、抽出されたテオブロミンの累積量を示すg数が印
されている。各曲線の温度も表示されている。95℃曲
線を除く各々については2つの温度が示されている。そ
の第1の温度は特定の曲線の下の部分(3回抽出)に当
てはまり、そして第2の温度は上の部分(追加の5回抽
出)に当てはまる。この実験の示すところは、初3tl
l温度が50℃±5℃である場合に最大の抽出が生ずる
ということである。
日    るための  しい 本発明の方法を実施するための便利な出発点(10) 
(第1図)は、よく知られている標準的手順を用いて、
カカオ子から得られる多量の生のカカオ豆を用意するこ
とからなる。実際的に言えば、本発明の方法は、最初の
生のカカオ豆からカフェインおよびテオブロミンを含む
実質的にすべての水溶性材料を分離しそのことによって
カカオ豆の水抽出物および多量の湿潤カカオ豆を生成す
る連続の水抽出工程からなる。この水抽出は2つの全く
異なる温度での連続工程によって実施される:(1)豆
は最初に約45℃〜約55℃の水で抽出される。(2)
これに続いて約90℃〜約105℃の水で約4〜5回抽
出される。各抽出の後、実質的にすべての液体を抽出容
器から排出し、次いで水を添加する。
実質的にすべてのメチルキサンチンおよび大部分の水溶
性材料を除去された、水抽出工程後に残った湿ったカカ
オ豆(27)を徐々に乾燥させる(28)。
豊中の水分が約4%より下のポイントに達した後、豆を
保存し最終的には磨砕して(29)生カカオマス(30
)として知られる生成物を得る。ポンプ輸送可能な液体
を得るために、このマスを再磨砕する。
この再磨砕した生カカオマス(31)は、最初に豆から
抽出された水溶性材料(26)の固形分とブレンドされ
るのにすぐ使用できる。
抽出工程から得られた水抽出物は小粒子を取り除くため
にフィルタープレス(13)または遠心清澄器によって
濾過される。次いで、濾過された抽出物は、約10.0
00または約20 、000のカットオフ分子量を有す
る分離膜を用いた限外濾過工程(14)に付される。こ
の膜からの濾液(15)は、水抽出物に初めから存在し
ていた水の97%以上を含み、そしてカフェイン、テオ
ブロミンおよび膜のカットオフ値より小さい分子を含ん
でいる。残留している材料は、分子量が20.000よ
り大きい可溶性のカカオ材料を含む限外濾過残留物(r
e ten ta te) (23)である。水は最初
の容量のわずか3%であり極めて少量のカフェインおよ
びテオブロミンを含んでいる。
前記残留物中に残留する少量の2つの主要なメチルキサ
ンチン、すなわちジメチルキサンチンおよびトリメチル
キサンチンは、残留物に同容量(最初の3%)の水を添
加することによって実施されるダイアフィルトレーショ
ン(24)によって最小にされる。次いで、別の同容量
の水を添加し、ダイアフィルトレーション(24)の過
程を少な(とも4回繰り返す。ダイアフィルトレーショ
ン工程の濾液を主たる濾液(15)に添加する。濾液の
最終的容量は、抽出物の初期容量の約109〜115%
である。約10%のカカオ固体を含有する残留物を、も
との容量が約1/2または1/3の容量に低減されるま
でエバポレータ中で濃縮する。この溶液〔最終UF残留
物(25)と呼ぶ〕は一層の処理に適した状態にある。
濾過工程(15)の後に残った材料は、20.000未
満の分子量を有する水溶性物質を含んでおり、濃縮プロ
セス(I6)に付される。この濃縮プロセス(16)に
おいて、含有される水の少なくとも80%が、固体の濃
縮および海水の脱塩に対して商業的に利用可能な公知の
物理的方法である逆浸透によって除去される。カフェイ
ン、テオブロミン、カカオ固形物および水溶性の低分子
量物質を含有する濃縮された濾液(17)を、塩化メチ
レンを用いた向流抽出(18)に付する。この間流抽出
は、水と塩化メチレンとの間での2種類のメチルキサン
チンの分配係数に基づくものである。塩化メチレンは、
塩化メチレン溶剤の比重を利用して分配カラム内を上か
ら下に循環するように、一定速度で再循環させそして再
蒸留する。向流抽出工程に用いられる分配カラムは、約
90℃〜約38℃の温度に維持される。濃縮された濾液
は、塩化メチレンの蒸留速度に等しい速度で分配カラム
中に底からポンプ輸送される。97%より良好なカフェ
インの除去を得るためには、濃縮濾液の各容量に対して
6容量の塩化メチレンを再蒸留しなければならないが、
テオブロミンの抽出の場合には同じ効率に対して18容
量が必要である。この結果は、直列に反応性カラムの数
を増やすことによって、必要とされるだけ同じカラム内
に濃縮濾液を再循環させることによってまたは比例して
濃縮濾液の流速を減少させることによって得ることがで
きる。
向流抽出から得られる濃縮濾液はここではメチルキサン
チンが抽出された画分の形である。カフェインおよびテ
オブロミン(19)は塩化メチレン抽出工程の後エバポ
レータから高い純度で回収される。次いで、メチルキサ
ンチンが抽出された画分(20)を減圧下で蒸発させ溶
剤の少残留量のすべてを実質的に除去する。固形分が約
10容量%に達するまで蒸発を継続する。この濃縮材料
を最終濾液(21)と呼ぶ。
ここで最終濾液および最終UF残留物(25)を合する
(22)。次いで、合した最終溶液を、通常の乾燥技法
、例えば、凍結乾燥または噴霧乾燥によって乾燥させる
(26)。このようにして得られた粉末を再磨砕された
化カカオマス(31)に添加し、次いで公知の設計のカ
カオマスロースタ(32)でローストする。
第2の別法は、合した最終溶液(22)を濃縮しこれを
カカオマス反応器内に直接注入することである。溶液を
数回の工程で添加して、同じ反応器内で全部のカカオマ
スをローストする前に水を蒸発させる。ローストされた
カカオマスは、品質、風味および官能性(f onc 
t 1ona I i ty)において通常のカカオ液
と同等であるが、キサンチン刺激物、とりわけテオブロ
ミンを実質的に含んでいない。
上記のプロセス全体の記載は、本発明の多段階抽出プロ
セスを用いる1方法を説明するために提供されたもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法を実施するための1方法を示す
フローチャートである。 第2図は、第1表に示されたデータをグラフに描いたも
のであり、直交座標の横座標に抽出回数をとりそして縦
座標に抽出されたテオブロミン量をとることによって低
温抽出、高温抽出および低温と高温とを組み合わせた抽
出を示す一連の曲線からなる図である。各曲線に当ては
まる温度は引出線によって示されている。 第3図は、第3表に示されたデータをグラフ化したもの
であり、種々の初期段階温度で操作される2つの温度抽
出系の効果を示す一連の曲線からなる図である。 第1図中、 IO・・・カカオ豆、 11・・・水抽出、 33・・・カカオ液、 である。 図面の浄書(内容(二変更なし) 一15分・l 第  1  表 チオプロミノ 抽出回数 第3表 抽出回数 手続補正書(方式) %式% 1、 事件の表示 昭和62年特許願第10122号 2、発明の名称 カカオ材料からのメチルキサンチンの除去方法3、 補
正をする者 事件との関係    特許出願人 名称  バーシー フーズ コーポレイション4、代理
人 6、補正の対象 (11願書の「出願人の代表者」の欄 (2)委任状 (3)図 面 7、補正の内容 (11(21別紙の通り (3)図面の浄書(内容に変更なし) 8、添付書類の目録 (11訂正願書    1通 (2)委任状及び訳文        各1通(3)浄
書図面    1通

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、カカオ子からテオブロミンおよびカフェインを除去
    する方法であって、カカオ豆を約45℃〜約55℃の温
    度における低温水抽出に付す工程に続く約90℃〜約1
    05℃の温度における一連の高温水抽出工程、抽出濾液
    を除去する工程および次いで、このようにして得られた
    カカオマスからテオブロミンおよびカフェインを実質的
    に含まないカカオ液を回収する工程を含んでなる方法。 2、さらに、低温セットの抽出による少なくとも1回の
    水抽出工程および高温セットの抽出による少なくとも3
    回の水抽出工程を含んでいることを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 3、さらに、前記低温抽出を約55℃で実施しそして高
    温抽出工程を約95℃で実施することを特徴とする、特
    許請求の範囲第2項記載の方法。 4、さらに、前記除去された抽出濾液を限外濾過および
    ダイアフィルトレーションに付して限外濾過残留物を得
    る工程および次いで、カカオマスからテオブロミンおよ
    びカフェインが抽出されたカカオ液を回収する前にカカ
    オマスに前記残留物を添加する工程を特徴とする、特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 5、さらに、前記抽出濾液からメチルキサンチンを除去
    する工程および次いで、このようにして得られたメチル
    キサンチンが抽出された画分を、カカオマスからカカオ
    液に処理する前に、前記カカオマスに添加する工程を特
    徴とする、特許請求の範囲第1項記載の方法。 6、さらに、限外濾過およびダイアフィルトレーション
    工程からの抽出濾液を濃縮および向流抽出工程に付し、
    次いで、カカオマスからカカオ液に処理する前に前記メ
    チルキサンチンが抽出された画分をカカオマスに添加す
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第4項記載の方法
    。 7、さらに、前記濃縮工程を逆浸透によって実施するこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第6項記載の方法。
JP62010122A 1986-01-22 1987-01-21 カカオ材料からのメチルキサンチンの除去方法 Expired - Lifetime JPH084458B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US82139586A 1986-01-22 1986-01-22
US821395 1986-01-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62224240A true JPS62224240A (ja) 1987-10-02
JPH084458B2 JPH084458B2 (ja) 1996-01-24

Family

ID=25233285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62010122A Expired - Lifetime JPH084458B2 (ja) 1986-01-22 1987-01-21 カカオ材料からのメチルキサンチンの除去方法

Country Status (7)

Country Link
JP (1) JPH084458B2 (ja)
DE (1) DE3700871C2 (ja)
FR (1) FR2593029B1 (ja)
GB (1) GB2185376B (ja)
IT (1) IT1206853B (ja)
NL (1) NL8700139A (ja)
SE (1) SE466881B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0451848A (ja) * 1990-06-14 1992-02-20 Kanebo Ltd カカオ風味飲料の製法
US6495298B1 (en) 1998-06-08 2002-12-17 Nippon Steel Chemical Co., Ltd. Photopolymerizable resin compositions and use thereof
WO2017111066A1 (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 不二製油グループ本社株式会社 カカオマスの製造法及びチョコレート様食品の製造法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2009201515B2 (en) 2008-05-14 2011-05-19 Unilever Plc Frozen confectionery products
CA2798911C (en) 2010-05-19 2018-07-03 Unilever Plc Theobromine for increasing hdl-cholesterol
WO2020219545A1 (en) * 2019-04-22 2020-10-29 The Hershey Company Reduced sugar chocolate and method of making the same
WO2023247527A1 (en) * 2022-06-23 2023-12-28 Société des Produits Nestlé S.A. Non-alkalized boiled cocoa powder

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB189714624A (en) * 1897-06-16 1897-07-31 Hans Christensen A New or Improved Extract of Cocoa Husks, and a Method of Preparing the same.
IT976328B (it) * 1972-12-29 1974-08-20 Ferrero & C Spa P Procedimento di lavorazione del ca cao
FR2499369A1 (fr) * 1981-02-12 1982-08-13 Bonneau Marc Procede d'obtention de preparations d'origine vegetale privees de leurs constituants nocifs, appareillage utilise et preparations vegetales ainsi obtenues
GB2095091B (en) * 1981-03-20 1984-08-22 Nestle Sa Removal of xanthine stimulants from cocoa
US4407834A (en) * 1981-05-21 1983-10-04 Societe D'assistance Technique Pour Produits Nestle S.A. Recovery of xanthine stimulants from aqueous media
CH641935A5 (fr) * 1981-07-22 1984-03-30 Nestle Sa Procede d'elimination des composes stimulants du cacao.
JPS6043355A (ja) * 1983-08-19 1985-03-07 Glyco Eiyou Shokuhin Kk 精製カカオ色素の製造法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0451848A (ja) * 1990-06-14 1992-02-20 Kanebo Ltd カカオ風味飲料の製法
JPH0753094B2 (ja) * 1990-06-14 1995-06-07 鐘紡株式会社 カカオ風味飲料の製法
US6495298B1 (en) 1998-06-08 2002-12-17 Nippon Steel Chemical Co., Ltd. Photopolymerizable resin compositions and use thereof
WO2017111066A1 (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 不二製油グループ本社株式会社 カカオマスの製造法及びチョコレート様食品の製造法

Also Published As

Publication number Publication date
IT8767031A0 (it) 1987-01-20
DE3700871C2 (de) 1995-02-02
GB2185376A (en) 1987-07-22
FR2593029A1 (fr) 1987-07-24
SE8700069D0 (sv) 1987-01-09
DE3700871A1 (de) 1987-07-23
IT1206853B (it) 1989-05-11
SE466881B (sv) 1992-04-27
GB2185376B (en) 1990-01-24
SE8700069L (sv) 1987-07-23
NL8700139A (nl) 1987-08-17
FR2593029B1 (fr) 1991-01-18
JPH084458B2 (ja) 1996-01-24
GB8700272D0 (en) 1987-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5114728A (en) Process for decaffeinating green coffee beans
GB1596364A (en) Process for the selective exraction of caffeine from plant materials
EP0040712B1 (en) Process for the removal of caffeine from green coffee and process for the recovery of caffeine
US4755391A (en) Removal of methylxanthines from cacao materials
JPS62224240A (ja) カカオ材料からのメチルキサンチンの除去方法
US3769033A (en) Green bean decaffination employing fluorinated hydrocarbons
US5208056A (en) Process for decaffeinating raw coffee
CA1103983A (en) Process for decaffeinating tea and resulting tea product
JPS6049463B2 (ja) ココア成分よりキサンチン興奮剤を回収する方法
US2891866A (en) Manufacture of an improved tea product
JPS5940414B2 (ja) ダツカフエインカシヨクブツザイリヨウノセイホウ
DK158700B (da) Fremgangsmaade til udvinding af xanthin-stimulanter fra vandige medier
EP0115095B1 (en) Desolventizing process
US4508743A (en) Caffeine adsorption
DE2634535B2 (de) Verfahren zur Enteoffeinierung von Rohkaffee
JP3315418B2 (ja) インスタントコーヒーの製造方法
US4465699A (en) Decaffeination process
DE2031830C3 (de) Verfahren zur Entfernung von wachsartigen Stoffen und Carbonsäure-5-(hydroxy)tryptamiden aus Kaffee ohne wesentliche Verminderung des Coffeingehaltes
US4087562A (en) Decaffeination of green coffee
DK162687B (da) Fremgangsmaade til fjernelse af coffein fra groenne kaffeboenner med aktivt kul
CA1201918A (en) Process for decaffeinating green coffee
EP0062775B1 (en) Soluble coffee process
US4446162A (en) Decaffeination of a coffee extract
CA1106222A (en) Process for the decaffeination of raw coffee beans
GB2095091A (en) Removal of xanthine stimulants from cocoa