JPS62223490A - ベ−ン型圧縮機 - Google Patents

ベ−ン型圧縮機

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JPS62223490A
JPS62223490A JP61064460A JP6446086A JPS62223490A JP S62223490 A JPS62223490 A JP S62223490A JP 61064460 A JP61064460 A JP 61064460A JP 6446086 A JP6446086 A JP 6446086A JP S62223490 A JPS62223490 A JP S62223490A
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JP
Japan
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chamber
pressure
bypass port
control member
vane
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Pending
Application number
JP61064460A
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English (en)
Inventor
Shigeru Okada
茂 岡田
Nobufumi Nakajima
中島 信文
Kenichi Inomata
猪俣 健一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Diesel Kiki Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/946,425 priority patent/US4744732A/en
Priority to DE8686310078T priority patent/DE3672476D1/de
Priority to EP86310078A priority patent/EP0231648B1/en
Priority to AU67000/86A priority patent/AU576105B2/en
Priority to KR1019860011438A priority patent/KR890001685B1/ko
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば自動車用空調装置の冷媒圧縮機として
用いられるベーン型圧縮機に関する。
(従来技術及びその問題点) 従来、ベーン型圧縮機の能力を被圧縮ガスの吸人)kの
調節によって制御し?:)るようにした所謂、可変容量
式ベーン型圧縮機として、実開昭55−2000号か公
知である。
斯かる従来のベーン型圧縮機は、シリンダの下側部分に
設けた吸入ボートの側方にエンドプレートを通して円弧
状のスロットを穿設し、該スロットにスロットルプレー
1〜を摺動自在に嵌装し、該スロットルプレートをスロ
ット内にて摺動偏位させ、その先端で吸入ポートの長さ
を規制することにより圧縮開始位置を変化させ、吐出容
量を可変し得る如く構成されている。また、前記スロッ
トルプレ一 連結され、該揺動レバーは前記エンドプレートに固着さ
れた支持軸に軸支されており、他端に連結されたアクチ
ュエータが該揺動レバーを回動して前記スロットルプレ
ー1〜を摺動偏位するようにしている。
従って、駆動手段であるアクチュエータが揺動レバーを
介して吸入ボーj−の制御部材であるスロッI・ルプレ
ートを偏位させるようにしているため、制御部材のヒス
テリシスが大きく、また加工及びKIL r’f、が参
夏雑であるという問題かあった。
また、[−記の制御部材のヒステリシスを少なくしたベ
ーン型圧縮機として、本出願人により特願1lifb(
1−71!384号が出願されている。該出願に係るベ
ーンノ(“!圧縮機は、両端面をサイドフロックにて閉
ン;(シた力11リンタと、該カムリンク内に回転自在
に11己l没さ才したロータと1.ン亥ロータのベーン
溝にも1;動自在に嵌装された複数のベーンと、前記−
側のサイ1〜ブロツクの吸入ボートに偏位自在に取り付
けられた制御部材と、該制御部材を1駆動せしめろ駆動
手段とを備え、前記サイドブロック、ロータ及びベーン
によって画成される圧縮室の容積変動によって流体の圧
縮を行なうようにすると共に。
前記制御部材にて前記吸入ボートの圧縮開始位置を会化
させることにより吐出容量を可変制御し得るようにした
ベーン型圧縮機において、前記制御部材に被!駆動用の
歯部を刻設すると共に、該歯部とlh=合する歯部を前
記!駆動手段の出力軸に設け。
前記制御部材を前記駆動手段により直接駆動するように
したものである。
しかしながら、このベーン型圧縮機においては。
駆動手段としてステンプモータをハウジングに内蔵して
いるので、そのための広い収納スペースが必要になると
共に構造も複雑となり、且つコストも高くなる等の問題
があった。
(発明の目的) 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、構造が簡単
且つコンパクトでコストが安く、しかも制御の信頼性が
高い可変容量制御機構を備えたベーン型圧縮機を提供す
ることを1]的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本発明においては、両側を
サイドブロックにて閉塞したカムリングと。
該カムリング内に回転自在に配設されたロータと、該ロ
ータのベーン溝に摺動自在に嵌装されたベーンとを備え
、前記サイドブロック、カムリング、ロータ及びベーン
によって画成される空隙室の容積変動によって流体の圧
縮を行なうようにしたベーン型圧縮機において、前記両
サイドブロックのうちの吸入ボー1−を有するサイトブ
ロックに設けられたバイパスポートと、前記吸入ボート
を有するサイ1−フロックに設けられ且つ低圧室側と高
圧室側とに連通ずる圧力作動室と、該圧力作動室内に該
圧力作パリj室内を前記低圧室側に連通される第1の室
と前記高圧室側に連通される第2の室とに気密に区画す
る如くしてスライド可能に嵌装された受圧部を有すると
共に前記バイパスポートの開き角を制御する制御部材と
、該制御部材を前記バイパスポートの開き角が大きくな
る方向に付勢する付勢部材と、前記第2の室と低圧室側
とを連通ずる連通路と、該連通路に配設されて前記低圧
室側圧力が所定値以上の時、前記連通路を閉塞し且つ1
)η記低圧室側圧力が所定値以下の時、Yf記連通路を
開口する開閉弁機構と、前記低圧室側圧力が所定値以上
の時、前記制御部材を前記バイパスポートの開き角が小
さくなる方向へ回動させる容量増加機構とを具備し、前
記第1の室と第2の室との差圧に応じて前記制御部材が
回動して前記バイパスポートの開き角を制御することに
より圧縮開始時期を制御して吐出8是を可変制御し得る
ようにしたことを特徴とするものである。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づき説明する。
第1図は本発明のベーン型圧縮機の一部切欠側面図であ
り、同図中1はハウジンクで一端面が開口する円筒形の
ケース2と、該ケース2の一端面にその開口面を閉塞す
る如くボルト(図示省略)にて取り付けたフロントヘッ
ド3とからなる。前記ケース2のリヤ側上面には熱媒体
である冷媒ガスの吐出口4が、また、前記フロントヘッ
ド3の上面には冷媒ガスの吸入口5がそれぞれ設けであ
る。
これら吐出口4と吸入口5は後述する吐出室と吸入室に
それぞれ連通している。
前記ハウジング1の内部にはポンプ本体6が収納しであ
る。該ポンプ本体6は、カムリング7と、1咳カムリン
タフの両側開口端に該開口面を閉塞する如く装着したフ
ロントサイドブロック8、及びリヤサイトブロック9と
、前記カムリング7の内部に回I耘自在に収納した円形
状のロータ1Gと、該ロータ10の1中匠輔11とをビ
要構成′要索としており+ 1+亥回転軸1.1は前記
両サイドブロック8.9に設けた各軸受(フロン1〜サ
イトブロツク8側のみ図示しである。)12に回転可能
に支持しである。
前記カムリング7の内周面は第2図に示す如く楕円形状
をなし、1核カムリング7の内周面とl’lll 記ロ
ータ10の外周面との間に、周方向に180度偏位いて
対称的に空隙室13.13が画成されている。
1)i+ 1:jロータ10にはその径方向に冶うベー
ン溝14が周方向に等間隔を存して複数(例えは4個)
設けてあり、これらのベーン溝14内にベーン151〜
154がそれぞれ放射方向に沿って出没自在に嵌装しで
ある。
11?i記フロントサイドブロツク8には周方向に1.
80Jσ偏位して対称的に吸入ボー1−16.16が設
けである(第2図乃至第7図参照)。これら吸入ボー1
〜16.16は前記ベーン151〜151によって区分
される空隙室13の容積が最大となる位置に配置しであ
る。前記吸入ボー1−16.16は前記フロントサイト
ブロック8の厚さ方向に貫通しており、これら吸入ポー
ト16を介して、前5己フロントヘツド3とフロントサ
イドブロック8との間の吸入室(低圧側室)17と前記
空隙室13とが連通している。
前記カムリンク7の両側周壁には吐出ポート18.18
が、没けてあり、これら吐出ボート18を介して前記ケ
ース2内の吐出室(高圧側室)19と前記空隙室13と
が連通している。これら吐出ボート18.18には第2
図に示すように吐出弁20及び吐出弁止め21がそれぞ
れ設けである。
前記フロンl−サイドブロック8には、第7図に示すよ
うにその片側(ロータ10側)表面に環状の四部22が
設けてあり、この凹部22内に円弧状のバイパスポート
23.23が周方向に180度偏位いて対称的に設けら
れ、これらバイパスポート23を介して吸入室17と空
隙室13とが連通ずる。更に、この四部22内には前記
バイパスポート23.23の開き角を制御するためのリ
ンク状の制御部材24が正逆回転可能に嵌装されている
。1成制御部材24の外周縁にはその周方向に180度
偏位いて対称的に円弧状の切欠部25.25が設けられ
ている。また、前記制御部材24の一側面には周方向に
180度偏位いて対称的に突片状の受圧部26.26が
一体的に突設されている。これら受圧部26.26は、
前記バイパスポート23.23と連続して設けた円弧状
の圧力作llu+室27,27内にスライド可能に嵌装
されている。これら圧力作動室27内は第3図に示した
ように前記受圧部2Gにより第1の室271と第2の室
27□とに2分され、第1の室271は吸入ポート16
及びバイパスポート23を介して吸入室17に、第2の
室272はオリフィス28を介して吐出室19にそれぞ
れ連通ずる。前記一方の第2の室27□と他方の第2の
室27□とは連通孔29を介して互いに連通し、一方の
第2の室27□と吐出室19との間に前記オリフィス2
8が介装しである。
1前記制御部材24の一側面中央部及び受圧部26の両
端面に亘って特殊形状のシール部材30が装着しである
。該シール部材30により第3図に示す如く前記第1の
室27.と第2の室27□との間が、第1図に示す如く
前記制御部材24の一側面中央部と前記フロントサイド
ブロック8の環状凹部22の中央部との間がそれぞれ気
密状態にシールされている。
前記制御部材24は付勢部材であるコイルばね31によ
り前記バイパスボート23の開き角を大きくする方向(
第5図中反時計方向)に付勢されている。このコイルば
ね31は前記吸入室17側に延出している前記フロント
サイドブロック8の中央ボス部8aの外周側に嵌合しで
ある。このコイルばね31はその一端31aが前記中央
ボス部8aに連結され、他端側には屈曲形成された受部
31b及び先端のフック31cが形成されている。
そして、該受部31bはフロントサイドブロック8の一
方のバイパスポート23と同位置に位置し、かつフック
31cは制御部材24に穿設された孔39に係合する。
第4図及び第7図において、40は、圧縮機の起動時等
において速やかに吐出容量を増加させるへ〈前記吸入室
17に設けた容量増加機構であって、該吸入室17内の
圧力(吸入圧)を感知して伸縮するベローズ41と、該
ベローズ41が収容されるII)動枠42と、該1f動
枠42の外側に固着されているロッド43とからなる。
該ベローズ41はその一端に形成した突条41aがフロ
ントヘッド23に突設されたストッパ44に係合するこ
とによりその一端を固定され、かつ他端は前記可動枠4
2にビス45で固定される。i「記ロッド43の先端に
は小径部43aが形成されており、該小径部43aは前
記コイルばね31の受部31bに挿通され、また該ロッ
ド43の大径部の先端はワッシャ46を介して上記受部
31bに当接している。そして、吸入圧が通常の値より
も高い場合(例えば3 kg/crJ以上)には、ベロ
ーズ41が収縮するため可動枠42が第4図中、右上方
向へ移動し、ロッド43がコイルばね31の付勢力に抗
してその受部31bを押して制御部材24を第5図中時
計方向へ回動させ、吸入圧が通常の値(例えば2kg/
−以下)になるとベローズ41が膨張して可動枠42が
左下方向へ移動するため、制御部材24はコイルばね3
1の付勢力によって第5図中反時計方向に回動するよう
に構成されている。
前記他方の第2の室27□は第1図及び第3図に示す如
く連通路32を介して前記吸入室17に連通してあり、
該連通路32には開閉弁機構33が設けである。該開閉
弁機構33は吸入室17側(低圧室側)の圧力に感応し
て開閉作動するもので、へローズ34と、ケース35と
、ボール弁体36と、該ボール弁体36を閉弁方向に付
勢するばね37とからなる。前記吸入室17側の圧力が
所定値以上の時前記ベローズ34は収縮状態にあって、
ボール弁体36ばばね37の付勢力により連通路32を
閉塞している。また、前記吸入室17側の圧力が所定値
以下の時前記ベローズ34は膨張状態となってその先端
のロッド34aによりボール弁体36ばばね37の付勢
力に抗して押圧されて連通路32を開口する。前記ケー
ス35とフロントサイ1くブロック8との間には○リン
グ38が介装しである。
次にト記構成になる本発明のベーン型圧縮機の作動を説
明する。
回転軸11が車両の機関等に関連して回転されてロータ
10が第2図中時計方向に回転すると、ベーン151〜
154が遠心力及びベーン背圧によりベーン溝14から
放射方向に突出し、その先端面がカムリング8の内周面
に摺接しながら前記ロータ10と一体に回転し、各ベー
ン151〜15゜にて区分された空隙室13の容積を拡
大する吸入行程において、吸入ボート16がら空隙室1
3内に熱媒体である冷媒ガスを吸入し、該空隙室13の
容積を縮小する圧縮行程で冷媒ガスを圧縮し、圧縮行程
末期の吐出行程で該圧縮冷媒ガスの圧力にて吐出弁20
が開弁されて、該圧縮冷媒ガスは吐出ボート18.吐出
室19及び吐出口4を順次介して図示しない空気調和装
置の熱交換回路に供給される。
このような圧縮機の作動時において低圧側である吸入室
17内の圧力が吸入ボ゛−ト16を介して両方の圧力作
動室27.27の第1の室271.27□内に導入され
、また高圧側である吐出室19内の圧力がオリフィス2
8及び連通孔29を介して両方の圧力作動室27.27
の第2の室27□、27□内に心入される。従って、第
1の室27、内の圧力とコイルばね31の付勢力との和
の力(制御部材24をバイパスポート23の開き角が大
きくなる方向に押圧する力、即ち第5図中矢印B方向へ
回動させる力)と第2の室27□内の圧力(制御部材2
4をバイパスポート23の開き角が小さくなる方向に抑
圧する力、即ち第5図中矢印A方向へ回動させる力)と
の差圧に応じて制御部材24が回動して、前記バイパス
ポート23の開き角を制御することにより圧縮開始時期
を制御して吐出容量を制御するものである。
即ち、上記圧縮機の低速運転時においては吸入室17内
の冷媒ガスの圧力(吸入圧力)が比較的高いため、開閉
弁機構33のベローズ34は収縮し、ボール弁体36が
連通路32を閉塞した状態にあり、第2の室27□内の
圧力が、第1の室271内の圧力とコイルばね31の付
勢力との和の力に打ち勝って、制御部材24は第5図中
矢印へ方向への回動限界位置に回動保持され、該制御部
材24により第5図中2点鎖線で示す如くバイパスポー
ト23の全体が閉塞される(開き角はゼロ)。従って、
吸入ポート16から空隙室13内に送られた冷媒ガスの
総てが圧縮されて吐出されるため、圧縮機の吐出容h(
が最大となり全稼動状態となる。
次いで、圧縮機が高速運転状態になると、吸入室17内
の吸入圧が低下するため、開閉弁機構33のベローズ3
4が膨張してロッド34aがボール弁体36をばね37
の付勢力に抗して押圧して開弁するため連通路32が開
口する。これにより、第2の室27□内の圧力が連通路
32を介して低圧側である吸入室17内へリークするた
め該第2の室27□内の圧力が低下し、その結果、制御
部材24は第5図中矢印B方向に回動し、該制御部材2
4の切欠部25がバイパスポート23と合致することに
より、第5図中実線で示す如く該バイパスポート23が
開口する。従って、ポート16がら空隙室13内に送ら
れた冷媒ガスがバイパスポート23を通って吸入室17
ヘリークするためそのバイパスポート23が開口した分
だけ圧縮開始時期が遅くなり、空隙室13内の冷媒ガス
の圧縮量が減少するため、圧縮機の吐出容量が減少し一
部稼動状態となる。
なお、上記バイパスポート23の開き角は、第1の室2
71内の圧力とばね31との和の力と、第2の室27□
内の圧力とが釣り合うところで決まるものであり、低圧
側である吸入室17内の圧力(吸入圧)の変化に応じて
制御部材24の回動位置が連続的に変化するので圧縮機
の連続的な可変容量制御が可能である6また、第2の室
27□に吐出室19の圧力即ち吐出圧力を導入するよう
にしたが、これに限らずベーン151〜154を突出方
向に押圧すべく作用する圧力、即ちベーン背圧を導入す
るようにしてもよい。
次に前記容量増加機構40の作用を説明する。
圧縮機の起動時や一部稼動状態から全稼動状態への転換
時においては、吐出室19側(高圧室側)の圧力が低下
しているため前記第2の室272内の圧力も低下してお
り、その結果、制御部材24は第5図中矢印B方向に回
動してバイパスポート23の開き角が大きくなっている
。そのため、制御部材24を全稼動方向(矢印入方向)
へ回動させるために必要な吐出圧が速やかに上昇せず吐
出容量の増加が遅れるという問題があったが、本発明は
L記起動時や転換時においては吸入圧が通常時より上昇
しているという点に着目して、該吸入圧のI−昇を感知
して制御部材24を全稼動方向へ回動させる容量増加機
構40を設けた。即ち、吸入圧が通常の値より上昇する
と、ベローズ41が収縮して可動枠42を第4図中、右
上方向へ移動させろため、ロッド43がコイルばね31
の受部31bを押して制御部材24を第5図中へ方向、
即ち全稼動方向へ回動させる。その結果、バイパスポー
1−23の開き角が小さくなるため吐出圧が速やかに、
■−昇し吐出容量が急速に増加する。
圧縮機が通常運転状態になれば、吸入圧は低下するため
、ベローズ41が1膨張して可!lul枠42及びロッ
ド43が左下方向へ移動し、制御部材24はコイルばね
31の付勢力によって第5図中B方向に回動して元の状
態に戻るため通常の可変制御が行なわれるようになる。
なお圧力感知部材としては上記ベローズ41の代わりに
プル1くン管等を使用してもよい。
(発明の効果) 以北詳述したように本発明は、両側をサイドブロックに
て閉塞したカムリングと、J亥カムリング内に回転自在
に配設されたロータと、該ロータのベーンi、l、7に
I’i!f勅自在に嵌装されたベーンとを備え。
前記サイドブロック、カムリング、ロータ及びベーンに
よって画成される空隙室の容積変動によって流体の圧縮
を行なうようにしたベーン型圧縮機において、前記両サ
イドブロックのうちの吸入ボー1〜を有するサイドブロ
ックに設けられたバイパスポートと、前記吸入ポートを
有するサイドブロックに設けられ且つ低圧室側と高圧室
側とに連通ずる圧力作動室と、該圧力作動室内に該圧力
作動室内を前記低圧室側に連通される第1の室と前記I
:’I+ 11g室側に連通される第2の室とに気密に
区画する如くしてスライド可能に1改装された受圧部を
有すると共にI)1f記バイパスポートの開き角を制御
する制御部材と、該制御部材を前記バイパスポートの開
き角か大きくなる方向に付勢する付勢部材と、11’l
 i:+4第2の室と低圧室側とを連通ずる連通路と、
該連通路に配設さ九で前記低圧室側圧力が所定値具−1
−の時、前記連通路を閉塞し且つ丘I記低圧室側圧力か
所定値以下の時、前記連通路を開口する開閉弁機構と、
前記低圧室側圧力が所定値以上の時、前記制御部材を前
記バイパスポートの開き角が小さくなる方向へ回動させ
る容量増加機構とを具備し、前記第1の室と第2の室と
の差圧に応じて前記制御部材が回動して前記バイパスポ
ートの開き角を制御することにより圧縮開始時期を制御
して吐出容量を可変制御し得るようにしたことを特徴と
するものである。
従って、圧縮機の圧力を利用して制御部材を制御動作さ
せるから可変容量制御機構の構造が簡単で1tつコンパ
クトとなり、そのat立も容易でコストも安く、しかも
信頼性も高い。更に、圧力作動室は高圧を低圧側に逃が
すための通路の一部を兼ねるのでスペースの有効利用を
図ることができ、特にスペース的に制約を受けるこの種
の圧縮機としてより一層、可変容量制御機構のコンパク
ト化が図れる。
また圧縮機の起動時及び一部稼動状態から全稼動状態へ
の転換時においては、可変制御に必要な高圧室側圧力が
速やかに得られるため、上記起動及び転換が円滑に行な
われる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明のベーン型圧縮機の一実施例
を示し、第1図はベーン型圧縮機の一部切欠側面図、第
2図は第1図のII −II線に沿う断面図、第3図は
第1図のm −■r線に沿う断面図、第4図は第1図の
IV −IV線に沿う断面図、第5図は第1図の■−■
線に沿う断面図、第6図は第4図のvt −vt線に沿
う断面図、第7図は要部の分解図である。 7・・力11リンク、8・・・フロントサイ1−ブロッ
ク、9.9 a・・・リヤサイドブロック、10・・・
ロータ。 13・・・空隙室、14・・・ベーン溝、151〜15
.・・・ベーン、L6・・・吸入ボート、17・・・吸
入室(低圧側室)、19・・・吐出室(高圧側室)、2
3・・・バイパスポート、24・・・制御部材、26・
・・受圧部。 27・・・圧力作動室、271・・・第1の室、27□
・・・第2の室、31・・・コイルばね(付勢部材)、
32・・・連通路、33・・・開閉弁機構、40・・・
容量増加機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.両側をサイドブロックにて閉塞したカムリングと、
    該カムリング内に回転自在に配設されたロータと、該ロ
    ータのベーン溝に摺動自在に嵌装されたベーンとを備え
    、前記サイドブロック、カムリング、ロータ及びベーン
    によって画成される空隙室の容積変動によって流体の圧
    縮を行なうようにしたベーン型圧縮機において、前記両
    サイドブロックのうちの吸入ポートを有するサイドブロ
    ックに設けられたバイパスポートと、前記吸入ポートを
    有するサイドブロックに設けられ且つ低圧室側と高圧室
    側とに連通する圧力作動室と、該圧力作動室内に該圧力
    作動室内を前記低圧室側に連通される第1の室と前記高
    圧室側に連通される第2の室とに気密に区画する如くし
    てスライド可能に嵌装された受圧部を有すると共に前記
    バイパスポートの開き角を制御する制御部材と、該制御
    部材を前記バイパスポートの開き角が大きくなる方向に
    付勢する付勢部材と、前記第2の室と低圧室側とを連通
    する連通路と、該連通路に配設されて前記低圧室側圧力
    が所定値以上の時、前記連通路を閉塞し且つ前記低圧室
    側圧力か所定値以下の時、前記連通路を開口する開閉弁
    機構と、前記低圧室側圧力が所定値以上の時、前記制御
    部材を前記バイパスポートの開き角が小さくなる方向へ
    回動させる容量増加機構とを具備し、前記第1の室と第
    2の室との差圧に応じて前記制御部材が回動して前記バ
    イパスポートの開き角を制御することにより圧縮開始時
    期を制御して吐出容量を可変制御し得るようにしたこと
    を特徴とするベーン型圧縮機。
JP61064460A 1985-12-28 1986-03-22 ベ−ン型圧縮機 Pending JPS62223490A (ja)

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