JPS6316187A - ベ−ン型圧縮機 - Google Patents

ベ−ン型圧縮機

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JPS6316187A
JPS6316187A JP61159310A JP15931086A JPS6316187A JP S6316187 A JPS6316187 A JP S6316187A JP 61159310 A JP61159310 A JP 61159310A JP 15931086 A JP15931086 A JP 15931086A JP S6316187 A JPS6316187 A JP S6316187A
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JP
Japan
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chamber
pressure
seal
control member
fitted
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Nobufumi Nakajima
中島 信文
Kenichi Inomata
猪俣 健一
Shigeru Okada
茂 岡田
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Bosch Corp
Original Assignee
Diesel Kiki Co Ltd
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Priority to AU75077/87A priority patent/AU588473B2/en
Priority to KR1019870007241A priority patent/KR930010467B1/ko
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば自動車用空調装置の冷媒圧縮機として
用いられるベーン型圧縮機に関する。
(従来技術及びその問題点) 従来、ベーン型圧縮機の能力を被圧縮ガスの吸入量の調
節によって制御し得るようにした所謂、可変容量式ベー
ン型圧縮機として、実開昭55−200o号が公知であ
る。
斯かる従来のベーン型圧縮機は、シリンダの下側部分に
設けた吸入ポートの側方にエンドプレートを通して円弧
状のスロットを穿設し、該スロットにスロットルプレー
トを摺動自在に嵌装し、該スロットルプレートをスロッ
ト内にて摺動変位させ、その先端で吸入ポートの長さを
規制することにより圧縮開始位置を変化させ、吐出容量
を可変し得る如く構成されている。また、前記スロット
ルプレートには、軸を介して揺動レバーの一端が連結さ
れ、該揺動レバーは前記エンドプレートに固着された支
持軸に軸支されており、他端に連結されたアクチュエー
タが該揺動レバーを回動して前記スロットルプレートを
摺動変位するようにしている。
従って、駆動手段であるアクチュエータが揺動レバーを
介して吸入ポートの制御部材であるスロットルプレート
を変位させるようにしているため。
制御部材のヒステリシスが大きく、また加工及び組立が
複雑であるという問題があった・また、上記の制御部材
のヒステリシスを少なくしたベーン型圧縮機として、本
出願人により特願昭60−71984号が出願されてい
る。該出願に係るベーン型圧縮機は、両端面をサイドブ
ロックにて閉塞したカムリングと、該カムリング内に回
転自在に配設されたロータと、該ロータのベーン溝に摺
動自在に嵌装された複数のベーンと、前記−側のサイド
ブロックの吸入ポートに変位自在に取り付けられた制御
部材と、該制御部材を駆動せしめる駆動手段とを備え、
前記サイドブロック、ロータ及びベーンによって画成さ
れる圧縮室の容積変動によって流体の圧縮を行なうよう
にすると共に、前記制御部材にて前記吸入ポートの圧縮
開始位置を変化させることにより吐出容量を可変制御し
得るようにしたベーン型圧縮機において、前記制御部材
に被駆動用の歯部を刻設すると共に、該歯部と噛合する
歯部を前記駆動手段の出力軸に設け、前記制御部材を前
記駆動手段により直接駆動するようにしたものである。
しかしながら、このベーン型圧縮機においては、駆動手
段としてステップモータをハウジングに内蔵しているの
で、そのための広い収納スペースが必要になると共に構
造も複雑となり、且つコストも高くなる等の問題があっ
た。
斯かる問題点を改善したベーン型圧縮機として、更に本
出願人により特願昭60−183319号が出願されて
いる。該出願に係るベーン型圧縮機は、両側をサイドブ
ロックにて閉塞したカムリングと、該カムリング内に回
転自在に配設されたロータと、該ロータのベーン溝に摺
動自在に嵌装されたベーンとを備え、前記サイドブロッ
ク、カムリング、ロータ及びベーンによって画成される
空隙室の容積変動によって流体の圧縮を行なうようにし
たベーン型圧縮機において、前記両サイドブロックのう
ちの吸入ポートを有するサイドブロツりに設けられたバ
イパスポートと、面記吸入ポートを有するサイドブロッ
クに設けられ且つ低圧室側と高圧室側とに連通ずる圧力
作動室と、該圧力作動室内に該圧力作動室内を前記低圧
室側に連通される第1の室と前記高圧室側に連通される
第2の室とに区画するようにスライド可能に嵌装された
受圧板を一側面に有すると共に前記サイドブロックの環
状凹部内に正逆回動可能に嵌装されて前記バイパスポー
トの開き角を制御する制御部材と、該制御部材に取り付
けられ前記第1の室と第2の室との間及び低圧室側とベ
ーン背圧側との間をシールする二律成形された弾性ゴム
よりなるシール部材と、前記第2の室と低圧室側とを連
通ずる連通路と、該連通路に配設されて前記低圧室側圧
力が所定値以上の時、前記連通路を閉塞し且つ前記低圧
室側圧力が所定値以下の時、前記連通路を開口する弁機
構とを具備し、前記第1の室と第2の室との差圧に応じ
て前記制御部材が回動して前記バイパスポートの開き角
を制御することにより圧縮開始時期を制御して吐出容量
を可変制御し得るようにしたものである。
斯かるベーン型圧縮機においては全稼動側(吐出容量増
大側)及び一部稼動側(吐出容量減少側)への回転移行
時にヒステリシスが大きいという問題がある。これは、
全稼動側への回転トルク(圧力作動室の第2の室内の圧
力によるトルク、以下、パ圧カトルク″という。)及び
一部稼動側への回・法トルク(スプリングによるトルク
、以下、″スプリングトルク″という。)に対してシー
ル部材による抵抗、即ちシール抵抗によるトルクがそれ
ぞれ反力として作用するためであり、該シール抵抗によ
るトルクがヒステリシスとなる。
このヒステリシスを小さくするためには前記シール抵抗
トルクに対する前記“圧力トルク及びスプリングトルク
″をそれぞれ大きくすればよい。
前者の″圧カトルク″を大きくするには、制御部材のコ
ントロール圧、即ち圧力作動室の第2の室内の圧力を大
きくするか、または受圧板の受圧面精を大きくすること
であるが、前記コントロール圧である圧力作動室の第2
の室内の圧力は冷房サイクルによって決まり、またスプ
リングのセット力も前記コントロール圧で決まるため、
前記受圧板6の受圧面積を大きくすることが必要となる
しかしながら、上記出願に係るベーン型圧縮機において
は、第10図に示す如くシール部材80は制御部材81
の一側面にその中心孔82の周縁に沿って設けた嵌装溝
83に嵌装されて該制御部材81の一側面の中央部とサ
イトブロック(図示省略)の環状凹部の内面との間をシ
ールする環状の第1シール部80aと、前記制御部材8
1の一側面にその外周縁に沿って設けた嵌装溝84に嵌
装されて該制御部材81の一側面の外周部と前記サイ1
−ブロックの環状凹部の内面との間をシールする前記第
1シール部80aと同心円弧状の第2シール部80bと
、該第2シール部80bの一端と前記第1シール部80
aとの間を連接する如く一体的に設けられ且つ前記制御
部材81の受圧板85の外周側面に設けた嵌装溝86に
嵌装されて前記受圧板85の外周側面と前記サイドブロ
ックの環状凹部及び圧力作動室との間をシールするコ字
状の第3シール部80cと、前記第1シール部80aと
第2シール部80bの他端との間を連接する如く一体的
に設けられ且つ前記制御部材81の一側面にその径方向
に沿って設けた嵌装溝87に嵌装されて該制御部材81
の一側面と前記サイドブロックの環状凹部の内面との間
をシールする第4シール部80dとからなる。即ち、制
御部材81のシール構造はその一側面部のみにおける平
面シールのため、受圧板85を第1シール部80aと第
2シール部80bとの間に配設しなければならない。と
ころで該受圧板85の受圧面積を大きくするには、該受
圧板85の突出長さLlを大きくするか、または該受圧
板85の横幅L2を大きくすればよいが、突出長さL工
を大きくするとそ  。
の分だけ圧縮機の軸方向に沿う長さが長くなる。
また横幅L2を大きくするとその分だけシール部材80
の第3シール部80cの中間辺の長さ、第4シール部8
0dの長さ及び第2シール部80bの長さがそれぞれ長
くなるので、その部分のシール線長が長くなってシール
抵抗が増える。従って、圧縮機の軸長及びシール線長を
増すことなく受圧板85の受圧面積を大きくとることが
できない。
更に、シール部材80の各部の寸法La、Lb及びLc
をそれぞれ管理しなければならず、その製作に高精度が
要求されるという問題がある。
更に、前記シール部材80のシール面は全て制御部材8
1の一側面部(前面部)のため、制御部材81が圧力の
作用で軸方向への変位力を受けるとシール部材80の締
め代が変わり、気密性及び摺動性が変化するという問題
があった。
(発明の目的) 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、可変容量制
御機構の構造が簡単且つコンパクトでコストが安く、し
かも制御の信頼性が高いことは勿論、シール線長を増す
ことなく受圧板の受圧面積を大きくとることができて制
御部材のヒステリシスを抑制することができるようにし
たベーン型圧縮機を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本発明においては。
両側をサイドブロックにて閉塞したカムリングと、該カ
ムリング内に回転自在に配設されたロータと。
該ロータのベーン溝に摺動自在に嵌装されたベーンとを
備え、前記サイドブロック、カムリング、  ゛ロータ
及びベーンによって画成される空隙室の容積変動によっ
て流体の圧縮を行なうようにしたベーン型圧縮機におい
て、前記両サイドブロックのうちの吸入ポートを有する
サイドブロックに設けられたバイパスポートと、前記吸
入ポートを有するサイドブロックに設けられ且つ低圧室
側と高圧室側とに連通ずる圧力作動室と、該圧力作動室
内に該圧力作動室内を前記低圧室側に連通される第1の
室と前記高圧室側に連通される第2の室とに区画するよ
うにスライド可能に嵌装された受圧板を一側面に有する
と共に前記サイドブロックの環状凹部内に正逆回転可能
に嵌装されて前記バイパスポートの開き角を制御する環
状の制御部材と、該制御部材を前記バイパスポートの開
き角が大きくなる方向に付勢する付勢部材と、前記制御
部材に取り付けられ前記第1の室と第2の室との間及び
低圧室側とベーン背圧側との間をシールするシール部材
と、前記第2の室と低圧室側とを連通ずる連通路と、該
連通路に配設されて前記低圧室側圧力が所定値以上の時
、前記連通路を閉塞し且つ前記低圧室側圧力が所定値以
下の時、前記連通路を開口する開閉弁機構とを具備し、
前記シール部材は、前記制御部材の中心孔の内周面の嵌
装溝に嵌装されて該中心孔の内周面と前記サイドブロッ
クの環状凹部の内面との間をシールする環状の第1シー
ル部と、前記制御部材の外周側面の嵌装溝に嵌装されて
該制御部材の外周側面と前記サイドブロックの環状凹部
の内面との間をシールする前記第1シール部と同心円弧
状の第2シール部と、該第2シール部の一端と前記第1
シール部との間を連接する如く一体的に設けられ、且つ
前記受圧板の外周側面の嵌装溝に嵌装されて該受圧板の
外周側面と前記サイドブロックの環状凹部及び圧力作動
室の内面との間をシールする第3シール部と。
前記第1シール部と前記第2シール部の他端との間を連
接する如く一体的に設けられ、且つ前記制御部材の一側
面の嵌装溝に嵌装されて該制御部材の一側面と前記サイ
ドブロックの環状凹部の内面との間をシールする第4シ
ール部とからなり、前記第1の室と第2の室との差圧に
応じて前記制御部材が回動して前記バイパスポートの開
き角を制御することにより圧縮開始時期を制御して吐出
容量を可変制御し得るようにしたものである。
(作用) 圧縮機の低速運転時においては弁機構により第2の室と
低圧室とが遮断されるので、第2の室内の圧力により第
1の室内の圧力とスプリングとの合力に抗して制御部材
が吐出容量増加方向に回動し、吸入された冷媒ガスの総
てが圧縮されて吐出されるため圧縮機の吐出容量が最大
となり全稼動状態となる。
次いで、圧縮機が高速運転状態になると、弁機構により
第2の室と低圧室とが連通し、該第2の室内の圧力が低
下するので、制御部材は第1の室内の圧力とスプリング
との合力により吐出容量減少方向に回動し、吸入された
冷媒ガスの一部は圧縮されないで吸入室側にリークする
ため、その分だけ冷媒ガスの圧縮量が減少し、圧縮機の
吐出容量が減少して一部稼動状態となる。
また、制御部材に対するシール部材の装着は、該シール
部材の中心側の第1シール部を制御部材の中心孔内周面
の嵌装溝に、シール部材の外周側の第2シール部を制御
部材の外周側面の嵌装溝にそれぞれ嵌装されているので
、圧縮機の軸長及びシール線長を大きくすることなく受
圧板の受圧面積を増加し得る。
(実施例) 以下、本発明の各実施例を第1図乃至第9図に基づいて
説明する。まず、第1図乃至第6図を基に本発明の一実
施例を説明する。第1図は本発明のベーン型圧縮機の縦
断面図であり、同図中1はハウジングで一端面が開口す
る円筒形のケース2と、該ケース2の一端面にその開口
面を閉塞する如くボルト(図示省略)にて取り付けたり
ャヘッド3とからなる。前記ケース2のフロント側上面
には熱媒体である冷媒ガスの吐出口4が、また、前記リ
ヤヘッド3の上面には冷媒ガスの吸入口5がそれぞれ設
けられている。これら吐出口4と吸入口5は後述する吐
出室と吸入室にそれぞれ連通されている。
前記ハウジング1の内部にはポンプ本体6が収納されて
いる。該ポンプ本体6は、カムリング7と5該カムリン
グ7の両側開口端に該開口面を閉塞する如く装着したフ
ロントサイドブロック8、及びリヤサイドブロック9と
、前記カムリング7の内部に回転自在に収納した円形状
のロータ10と、該ロータ1oの回転軸11とを主要構
成要素としており、該回転軸11は前記両サイドブロッ
ク8.9にそれぞれ設けた軸受12,12に回転可能に
支持されている。
前記カムリング7の内周面は第2図に示す如く楕円形状
をなし、該カムリング7の内周面と前記ロータ10の外
周面との間に、周方向に180度偏位いて対称的に空隙
室13.13が画成されている。
前記ロータ10にはその径方向に沿うベーン溝14が周
方向に等間隔を存して複数(例えば5個)設けられてお
り、これらのベーン溝14内にベーン15□〜15.が
それぞれ放射方向に沿って出没自在に嵌装されている。
前記リヤサイドブロック9には周方向に180度偏位い
て対称的に吸入ポート16.16が設けられている(第
2図及び第3図参照)。これら吸入ポート16,16は
前記ベーン151〜15、によって区分される空隙室1
3の容積が最大となる位置に配置されている。前記吸入
ポート16.16は前記リヤサイトブロック9の厚さ方
向に貫通しており、これら吸入ポート16を介して、前
記リヤヘッド3とリヤサイドブロック9との間の吸入室
(低圧側室)17と前記空隙室13とが連通されている
前記カムリング7の両側周壁には第1図及び第2図に示
すように複数個(例えば5個)の吐出ポート18がそれ
ぞれ設けられており、これら吐出ポート18を介して前
記ケース2内周面とカムリング7の外周面との間の吐出
室(高圧側室)19と前記空隙室13とが連通されてい
る。これら吐出ポート18には吐出弁20及び吐出弁止
め21がそれぞれ設けられている。
前記リヤサイドブロック9には、第3図及び第5図に示
すようにその片側(ロータ10側)表面に環状四部22
が設けられており、この環状凹部22内に円弧状のバイ
パスポート23.23が周方向に180度偏位いて対称
的に設けられ、これらバイパスポート23を介して吸入
室17と空隙室13とが連通される。更に、この凹部2
2内には前記バイパスポート23.23の開き角を制御
するためのリング状の制御部材24が正逆回転可能に嵌
装されている。該制御部材24の外周縁にはその周方向
に180度偏位いて対称的に円弧状の切欠部25.25
が設けられている。また、前記制御部材24の一側面に
は周方向に180度偏位いて対称的に受圧j226.2
6が一体的に突設されている。これら受圧板2F、26
は、前記バイパスポート23,23と連続して設けた円
弧状の圧力作動室27.27内にスライド可能に嵌装さ
れている。これら圧力作動室27内は前記受圧板26に
より第1の室271と第2の室27□とに2分され、第
1の室27□は吸入ポート16及びバイパスポート23
を介して吸入室17に、第2の室27□はオリフィス通
路28を介して前記吐出室19にそれぞれ連通される。
前記一方の第2の室27□と他方の第2の室27□とは
連通路30を介して互いに連通されている。該連通路3
0は、第1図及び第2図に示すごとく前記リヤサイドブ
ロック9の反ロータ側面中央に突設されたボス部9aに
その中心部を挟んで対称に設けた一対の連通孔30a、
30aと前記ボス部9aの突出端面と前記リヤヘッド3
の内側面との間に画成された環状空隙室30bとからな
る。前記連通孔30a、 30aの各一端は前記第2の
室272,272に、各他端は前記環状空隙室30bに
それぞれ開口している。
このように連通路30を固定部材であるリヤサイドブロ
ック9に設けたことにより、該連通路30を回転部材で
ある制御部材24に設ける場合に比して、孔加工が容易
であり、該孔は両端開放のままでよいから孔加工時の切
粉等の異物も確実に除去でき、信頼性が高いものとなる
。(制御部材24側に連通路を設ける場合は、互いに交
差する如く斜めにあけた両端開口の2本の孔の各一端開
口部にメクラピンをそれぞれ嵌合する必要があるので、
切粉の異物が除去し難い。) 前記制御部材24には特殊形状のシール部材31が装着
されている。前記シール部材31は弾性ゴム材よりなる
もので第6図に示す如く前記制御部材24の中心孔32
の内周面の嵌装溝33に嵌装されて該中心孔32の内周
側面と前記リヤサイドブロック9の環状凹部22の内面
との間をシールする環状の第1シール部31aと、前記
制御部材24の外周側面両側(片側のみ図示)の嵌装溝
34に嵌装されて、該制御部材24の外周側面と前記リ
ヤサイドブロック9の環状凹部22の内面との間をシー
ルする前記第1シール部31aと同心円弧状の第2シー
ル部31bと、該第2シール部31bの一端と前記第1
シール部31aとの間を連接する如く一体的に設けられ
且つ前記受圧板26の外周側面の嵌装溝35に嵌装され
て該受圧板26の外周側面と前記リヤサイドブロック9
の環状凹部22及び圧力作動室27の内面との間をシー
ルする第3シール部31cと、前記第1シール部31a
と前記第2シール部31bの他端との間を連接する如く
一体的に設けられ且つ前記制御部材24の一側面に設け
られた直線状の嵌装溝36に嵌装されて該制御部材24
の一側面と前記リヤサイドブロック9の環状凹部22の
内面との間をシールする第4シール部31dとからなる
。該シール部材31により第3図に示す如く前記第1の
室27□と第2の室272との間が、第3図に示す如く
前記制御部材24の内外周面と前記リヤサイドブロック
9の環状凹部22の内外周面との間がそれぞれ気密状態
にシールされている。
・   前記制御部材24は付勢部材であるコイル状の
スプリング37により前記バイパスポート23の開き角
を大きくする方向(第3図中時計方向)に付勢されてい
る。このスプリングコ37は前記吸入室17側に延出し
ている前記リヤサイドブロック9のボス部9aの外周側
に嵌合されている。このスプリング37はその一端が前
記ボス部9aに、他端が前記制御部材24にそれぞれ連
結されている。
前記他方の第2の室27□は第1図及び第4図に示す如
く連通路38を介して前記吸入室17に連通してあり、
該連通路38には開閉弁機構39が設けられている。該
開閉弁機構39は吸入室17側(低圧室側)の圧力に感
応して開閉作動するもので、ベローズ40と、ケース4
1と、ボール弁体42と、該ボール弁体42を閉弁方向
に付勢する゛ばね43とからなる。前記ベローズ40は
前記吸入室17内に位置してその軸線を前記回転軸11
のそれと平行にして伸縮可能に配設されている。
そして、このベローズ40は前記吸入室17側の圧力が
所定値以上の時は縮少状態となり、所定値以下の時は伸
張状態となる。前記ケース41は前記リヤサイドブロッ
ク9の装着孔9b内に装着されて前記ベローズ40と対
向している。該ケース40の両端面中央の孔41a、4
1bが前記リヤサイドブロック9の孔9Cと共に前記連
通路38を構成している。前記ボール弁体42は、前記
ケ−ス41内に配設されて該ケース41の一側(ベロー
ズ側)の孔41bを開閉する。前記ばね43は前記ケー
ス41の他側内面とボール弁体42との間に介装されて
いる。そして、前記吸入室17側の圧力が所定値以上に
あってベローズ40が縮少状態にある時ボール弁体42
によりケース41の一側の孔41bが閉塞される。また
、前記吸入室17側の圧力が所定設定値以下にあってベ
ローズ40が伸張状態にある時、該ベローズ40の一側
面(ケース40との対向面)に突設されてケース41の
一側面の孔41bに遊嵌されたロッド42a先端がボー
ル弁体42をばね43の付勢力に抗して開弁側に押圧す
ることによりケース40の一側面の孔40bは開口され
る。
次に上記構成になる本発明のベーン型圧縮機の作動を説
明する。回転軸11が車両の機関に関連して回転されて
ロータ10が第2図中時計方向に回転すると、ベーン1
51〜155が遠心力及びベーン背圧によりベーン溝1
4から放射方向に突出し、その先端面がカムリング7の
内周面に摺接しながら前記ロータ10と一体に回転し、
各ベーン15□〜155にて区分された空隙室13の容
積を拡大する吸入行程において、吸入ポート16から空
隙室13内に熱媒体である冷媒ガスを吸入し、該空隙室
13の容積を縮少する圧縮行程で冷媒ガスを圧縮し、圧
縮行程末期の吐出行程で該圧縮冷媒ガスの圧力にて吐出
弁20が開弁されて、該圧縮冷媒ガスは吐出ポート18
、吐出室19及び吐出口4を順次介して図示しない空気
調和装置の熱交換回路に供給される。
このような圧縮機の作動時において低圧側である吸入室
17内の圧力が吸入ポート16を介して両方の圧力作動
室27.27の第1の室271゜271内に導入され、
また高圧側である吐出室19内の圧力がオリフィス通路
28を介して両方の圧力作動室27.27の第2の室2
72.27□内に4入される。従って、第1の室27□
内の圧力とスプリング37の付勢力との和の力(制御部
材24をバイパスポート23の開き角が大きくなる方向
に押圧する力、即ち第3図中時計方向へ回動させる力)
と第2の室27□内の圧力(制御部材24をバイパスポ
ート23の開き角が小さくなる方向に押圧する力、即ち
第3図中反時計方向へ回動させる力)との差圧に応じて
制御部材24が回動して、前記バイパスポート23の開
き角を制御することにより圧縮開始時期を制御して吐出
容量を制御するものである。
即ち、上記圧縮機の低速運転時においては吸入室17内
の冷媒ガスの圧力(吸入圧力)が比較的高いため、開閉
弁機構39のベローズ40は縮少し、ボール弁体42が
連通路38を閉塞した状態(第1図の状態)にあり、第
2の室27□内へ吐出室19内の圧力が供給され、該第
2の室27□内の圧力が、第1の室27□内の圧力とス
プリング37の付勢力との和の力に打ち勝って、制御部
材24は第3図中反時計方向への回動限界位置に回」す
J保持され、該制御部材24により第3図中実線で示す
如くバイパスポート23全体が閉塞される(開き角はゼ
ロ)。従って、吸入ポート16から空隙室13内に送ら
れた冷媒ガスの総てが圧縮されて吐出されるため、圧縮
機の吐出容量が最大となり全稼動状態となる。
次いで、圧縮機が高速運転状態になると、吸入室17内
の吸入圧が低下するため、開閉弁機構39のベローズ4
0が伸張してロッド42aがボール弁体42をばね4゛
3の付勢力に抗して開弁側に押圧するため連通路38が
開口する。これにより。
第2の室27□内の圧力が連通路38(孔9 c、 4
1a及び41b)を介して低圧側である吸入室17内へ
リークするため該第2の室27□内の圧力が低下し、そ
の結果、制御部材24は第3図中時計方向に回動し、該
制御部材24の切欠部25がバイパスポート23と合致
することにより、第3図ウニ点鎖線で示す如く該バイパ
スポート23が開口する。従って、吸入ポート16から
空隙室13内に送られた冷媒ガスがバイパスポート23
を通って吸入室17ヘリークするためそのバイパスポー
ト23が開口した分だけ圧縮開始時期が遅くなり。
空隙室13内の冷媒ガスの圧縮量が減少するため、圧縮
機の吐出容量が減少し一部稼動状態となる。
また、本発明においては、シール部材31が、第6図に
示す如く制御部材24の一側面と周側面に配設したもの
であるから、シール部材31の第1シール部31aと第
2シール部31bとが、制御部材24の内外周面の嵌装
溝33,34内に嵌入している分だけ、シール線長に対
する受圧板26の受圧面積を大きくとることができる。
即ちシール抵抗を増加することなく受圧板26の受圧面
積を大きくとることができる。従って、ヒステリシスを
抑制することが可能となり制御性が向上する。
また、シール部材31の寸法管理は線径Lc部分(第6
図参照)のみで済むので製作精度が緩和される。更に、
制御部材24が圧力の作用で軸方向への変位力を受けて
も前記シール部材はシール面での締め代が大部分のため
該締め代の変化する部位は少なく、従って気密性及び摺
動性が常に安定する。
次に、第7図を参照して本発明の第2実施例を説明する
。この第2実施例において、上述の第1図乃至第6図の
実施例と同一構成部分については図面に同一符号を付し
て説明する。この第2実施例は、シール部材31の摺動
抵抗を少なくするため、該シール部材31(第7図(A
))に、これと同一形状をなすテフロンよりなる副シー
ル部材44(第7図(B))を重合して構成(第7図(
C)参照)したものである。従って、シール部材31の
他の部材との摺動面部分は総て副シール部材44にて覆
われた状態となって、摺動抵抗が極めて小さくなり、制
御部材24の回転が円滑に行なわれて、制御性が高くな
る。このように弾性ゴムよりなるシール部材の摺動抵抗
を小さくするため該シール部材にこれと同形状のテフロ
ンよりなる副シール部材44を重合する場合、第10図
に示す先願のシール部材80の如く制御部材81の一側
面のみに配設する構成では、第3シール部80Cの高さ
寸法Laが縮んだ時、テフロンは縮少しないために、そ
の部分が突っ張ってしまう。これに対して本発明の構成
の如くシール部材31を制御部材24の一側面と内外周
面に亘って装着したことにより、シール部材31の第3
シール部31cの高さ寸法Laが縮んだ時、第1.第2
シール部31a。
31bが制御部材24の内外周面の嵌装溝33゜34内
において該制御部材24の軸線方向、即ち第3シール部
31cの高さ寸法La方向に移動(逃げ)可能であるか
ら、テフロン製の副シール部材44が突っ張ることはな
い。
第8図は本発明の第3実施倒を示すもので、この第3実
施例は上述の逃げをより円滑に行なわせるために、副シ
ール部材44をその環状部44aにおいて2等分して、
環状部44aの分割部分対向面間に若干の隙間Sを設け
たものである。
また、第9図は本発明の第4実施例を示すものであり、
この第4実施例は副シール部材44をその環状部44a
において2等分しである点は上述の第8図に示す第3実
施例と同一であるが、環状部44aの分割面を第8図の
如く只単に直線状としたのではなく、略り字状に切り欠
いて互いに係合するようにしたものである。
なお、第8図及び第9図の各実施例において、その他の
構成及び作用は第7図の実施例と同一であるから、図面
に同一符号を付してその説明を省略する。
更に、第8図及び第9図においては環状部44aに2個
所の分割部を設けたが、1個所のみに分割部を設けても
よい。
なお2上記バイパスポート23の開き角は、第1の室2
71内の圧力とスプリング37との和の力と、第2の室
27□内の圧力とが釣り合うところで決まるものであり
、低圧側である吸入室17内の圧力(吸入圧)の変化に
応じて制御部材24の回動位置が連続的に変化するので
圧縮機の連続的な可変容量制御が可能である。また、第
2の室272に吐出室19の圧力即ち吐出圧力を導入す
るようにしたが、これに限らずベーン15□〜15.を
突出方向に抑圧すべく作用する圧力、即ちベーン背圧を
導入するようにしてもよい。
(発明の効果) 以上詳述した如く本発明のベーン型圧縮機は、両側をサ
イドブロックにて閉塞したカムリングと、該カムリング
内に回転自在に配設されたロータと、該ロータのベーン
溝に摺動自在に嵌装されたベーンとを備え、前記サイド
ブロック、カムリング、ロータ及びベーンによって画成
される空隙室の容積変動によって流体の圧縮を行なうよ
うにしたベーン型圧縮機において、前記両サイドブロッ
クのうちの吸入ポートを有するサイドブロックに設けら
れたバイパスポートと、前記吸入ポートを有するサイド
ブロックに設けられ且つ低圧室側と高圧室側とに連通ず
る圧力作動室と、該圧力作動室内に該圧力作動室内を前
記低圧室側に連通される第1の室と前記高圧室側に連通
される第2の室とに区画するようにスライド可能に嵌装
された受圧板を一側面番;有すると共に前記サイドブロ
ックの環状凹部内に正逆回転可能に嵌装されて前記バイ
パスポートの開き角を制御する環状の制御部材と、該制
御部材を前記バイパスポートの開き角が大きくなる方向
に付勢する付勢部材と、前記制御部材に取り付けられ前
記第1の室と第2の室との間及び低圧室側とベーン背圧
側との間をシールするシール部材と、前記第2の室と低
圧室側とを連通ずる連通路と、該連通路に配設されて前
記低圧室側圧力が所定値以上の時、前記連通路を閉塞し
且つ前記低圧室側圧力が所定値以下の時、前記連通路を
開口する開閉弁機構とを具備し、前記シール部材は、前
記制御部材の中心孔の内周面の嵌装溝に嵌装されて該中
心孔の内周面と前記サイドブロックの環状凹部の内面と
の間をシールする環状の第1シール部と、前記制御部材
の外周側面の嵌装溝に嵌装されて該制御部材の外周側面
と前記サイドブロックの環状凹部の内面との間をシール
する前記第1シール部と同心円弧状の第2シール部と、
該第2シール部の一端と前記第1シール部との間を連接
する如く一体的に設けられ、且つ前記受圧板の外周側面
の嵌装溝に嵌装されて該受圧板の外周側面と前記サイド
ブロックの環状凹部及び圧力作動室の内面との間をシー
ルする第3シール部と、前記第1シール部と前記第2シ
ール部の他端との間を連接する如く一体的に設けられ、
且つ前記制御部材の一側面の嵌装溝に嵌装されて該制御
部材の一側面と前記サイドブロックの環状凹部の内面と
の間をシールする第4シール部とからなり、前記第1の
室と第2の室との差圧に応じて前記制御部材が回動して
前記バイパスポートの開き角を制御することにより圧縮
開始時期を制御して吐出容量を可変制御し得るようにし
たことを特徴とするものである。
従って、圧縮機の圧力を利用して制御部材を制御動作さ
せるから可変容量制御機構の構造が簡単で且つコンパク
トとなり、その組立も容易でコス ノドも安い。しかも
吐出容量が大なる時から小なる状態に切り換わる時は、
第2の室内への高圧の供給が停止されると同時に該第2
の室内の圧力が低圧室側へ逃げるので応答性がよく制御
性が向上し信頼性も高い。更に、圧力作動室は高圧を低
圧側に逃がすための通路の一部を兼ねるのでスペースの
有効利用を図ることができ、特にスペース的に制約を受
けるこの種の圧縮機としてより一層、可変容量制御機構
のコンパクト化が図れる。
また、制御部材の一側面と内外周面にシール部材を配設
したから、シール線長に対する受圧板の受圧面積を大き
くとることができる。従って、ヒステリシスを抑制する
ことが可能となり制御性が向上する。しかもシール部材
の寸法管理はシール部の線径寸法のみ管理すればよいの
で製作精度が緩和される。また、シール部材のシール抵
抗を小さくするためテフロン等よりなる副シール部材を
重合する場合にも、前記第3シール部が縮んでも。
副シール部材は突っ張ることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明のベーン型圧縮機の一実施例
を示し、第1図はベーン型圧縮機の縦断面図、第2図は
第1図の■−■線に沿う断面図、第3図は第1図の■−
■線に沿う断面図、第4図は第1図のTV−TV線に沿
う断面図、第5図は要部の分解斜視図、第6図はシール
部材と制御部材の斜視図、第7図は本発明の第2実施例
を示すシール部材と副シール部材の斜視図、第8図は本
発明の第3実施例を示す第7図と回状図、第9図は本発
明の第4実施例を示す第7図と回状図、第10図は従来
のシール部材と制御部材の斜視図である。 7・・・カムリング、8・・・フロントサイドブロック
、9・・・リヤサイドブロック、10・・ロータ、13
・・・空隙室、14・・・ベーン溝、15□〜155・
・・ベーン、16・・・吸入ポート、17・・・吸入室
(低圧側室)、19・・・吐出室(高圧側室)、22・
・・環状凹部、23・・・バイパスポート24・・・制
御部材、26・・・受圧板、27・・・圧力作動室、2
7□・・・第1の室、27□・・・第2の室、31・・
・シール部材、31a・・・第1シール部、31b・・
第2シール部、31c・・・第3シール部、31d・・
・第4シール部、33,34,35゜36・・・嵌装)
1ζ、37・・・コイルばね(付勢部材)、38・・・
連通路、39・・・開閉弁機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、両側をサイドブロックにて閉塞したカムリングと、
    該カムリング内に回転自在に配設されたロータと、該ロ
    ータのベーン溝に摺動自在に嵌装されたベーンとを備え
    、前記サイドブロック、カムリング、ロータ及びベーン
    によって画成される空隙室の容積変動によって流体の圧
    縮を行なうようにしたベーン型圧縮機において、前記両
    サイドブロックのうちの吸入ポートを有するサイドブロ
    ックに設けられたバイパスポートと、前記吸入ポートを
    有するサイドブロックに設けられ且つ低圧室側と高圧室
    側とに連通する圧力作動室と、該圧力作動室内に該圧力
    作動室内を前記低圧室側に連通される第1の室と前記高
    圧室側に連通される第2の室とに区画するようにスライ
    ド可能に嵌装された受圧板を一側面に有すると共に前記
    サイドブロックの環状凹部内に正逆回転可能に嵌装され
    て前記バイパスポートの開き角を制御する環状の制御部
    材と、該制御部材を前記バイパスポートの開き角が大き
    くなる方向に付勢する付勢部材と、前記制御部材に取り
    付けられ前記第1の室と第2の室との間及び低圧室側と
    ベーン背圧側との間をシールするシール部材と、前記第
    2の室と低圧室側とを連通する連通路と、該連通路に配
    設されて前記低圧室側圧力が所定値以上の時、前記連通
    路を閉塞し且つ前記低圧室側圧力が所定値以下の時、前
    記連通路を開口する開閉弁機構とを具備し、前記シール
    部材は、前記制御部材の中心孔の内周面の嵌装溝に嵌装
    されて該中心孔の内周面と前記サイドブロックの環状凹
    部の内面との間をシールする環状の第1シール部と、前
    記制御部材の外周側面の嵌装溝に嵌装されて該制御部材
    の外周側面と前記サイドブロックの環状凹部の内面との
    間をシールする前記第1シール部と同心円弧状の第2シ
    ール部と、該第2シール部の一端と前記第1シール部と
    の間を連接する如く一体的に設けられ、且つ前記受圧板
    の外周側面の嵌装溝に嵌装されて該受圧板の外周側面と
    前記サイドブロックの環状凹部及び圧力作動室の内面と
    の間をシールする第3シール部と、前記第1シール部と
    前記第2シール部の他端との間を連接する如く一体的に
    設けられ、且つ前記制御部材の一側面の嵌装溝に嵌装さ
    れて該制御部材の一側面と前記サイドブロックの環状凹
    部の内面との間をシールする第4シール部とからなり、
    前記第1の室と第2の室との差圧に応じて前記制御部材
    が回動して前記バイパスポートの開き角を制御すること
    により圧縮開始時期を制御して吐出容量を可変制御 ■■驍謔■■■■■■■■■■■驛xーン型圧縮機。 2、前記シール部材は、ゴム製の主シール部材とテフロ
    ン製の副シール部材を重合してなることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載のベーン型圧縮機。
JP61159310A 1986-07-07 1986-07-07 ベ−ン型圧縮機 Granted JPS6316187A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61159310A JPS6316187A (ja) 1986-07-07 1986-07-07 ベ−ン型圧縮機
DE8787305702T DE3778226D1 (de) 1986-07-07 1987-06-26 Fluegelzellenverdichter mit veraenderlicher durchflussmenge.
EP87305702A EP0252658B1 (en) 1986-07-07 1987-06-26 Variable capacity vane compressor
US07/068,554 US4744731A (en) 1986-07-07 1987-07-01 Variable capacity vane compressor
AU75077/87A AU588473B2 (en) 1986-07-07 1987-07-02 Variable capacity vane compressor
KR1019870007241A KR930010467B1 (ko) 1986-07-07 1987-07-07 가변용량식 베인형 압축기

Applications Claiming Priority (1)

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JPS6316187A true JPS6316187A (ja) 1988-01-23
JPH0419397B2 JPH0419397B2 (ja) 1992-03-30

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01213869A (ja) * 1988-02-20 1989-08-28 Fujitsu General Ltd Cdフォーマット利用によるデータ記録方法
JPH01141391U (ja) * 1988-03-23 1989-09-28
JPH0252989U (ja) * 1988-10-07 1990-04-17

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JPH01213869A (ja) * 1988-02-20 1989-08-28 Fujitsu General Ltd Cdフォーマット利用によるデータ記録方法
JPH01141391U (ja) * 1988-03-23 1989-09-28
JPH0252989U (ja) * 1988-10-07 1990-04-17

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