JPS6316188A - ベ−ン型圧縮機 - Google Patents

ベ−ン型圧縮機

Info

Publication number
JPS6316188A
JPS6316188A JP61159311A JP15931186A JPS6316188A JP S6316188 A JPS6316188 A JP S6316188A JP 61159311 A JP61159311 A JP 61159311A JP 15931186 A JP15931186 A JP 15931186A JP S6316188 A JPS6316188 A JP S6316188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
pressure
vane
pressure chamber
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61159311A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobufumi Nakajima
中島 信文
Kenichi Inomata
猪俣 健一
Shigeru Okada
茂 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Diesel Kiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Diesel Kiki Co Ltd filed Critical Diesel Kiki Co Ltd
Priority to JP61159311A priority Critical patent/JPS6316188A/ja
Priority to EP87304608A priority patent/EP0256624B1/en
Priority to DE8787304608T priority patent/DE3768172D1/de
Priority to KR8705158A priority patent/KR900005720B1/ko
Priority to AU73665/87A priority patent/AU574953B2/en
Priority to US07/056,604 priority patent/US4737081A/en
Publication of JPS6316188A publication Critical patent/JPS6316188A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C28/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
    • F04C28/10Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by changing the positions of the inlet or outlet openings with respect to the working chamber
    • F04C28/14Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by changing the positions of the inlet or outlet openings with respect to the working chamber using rotating valves

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば自動車用空調装置の冷媒圧縮機として
用いられるベーン型圧縮機に関する。
(従来技術及びその問題点) 従来、ベーン型圧縮機の能力を被圧縮ガスの吸入鷺の調
節によって制御し得るようにした所謂、可変容量式ベー
ン型圧縮機として、実開昭55−2000号が公知であ
る。
斯かる従来のベーン型圧縮機は、シリンダの下側部分に
設けた吸入ポートの側方にエンドプレートを通して円弧
状のスロットを穿設し、該スロットにスロットルプレー
トを摺動自在に嵌装し、該スコツ1ヘルプレートをスロ
ット内にて摺動変位させ、その先端で吸入ポートの長さ
を規制することにより、換言すれば吸入ポートの閉鎖角
を規制することにより圧縮開始位置を変化させ、吐出容
量を可変し得る如く構成されている。ところで、吸入ポ
ートの閉鎖角が常に一定に固定されたタイプのベーン型
圧縮機(以下、固定式ベーン型圧縮機という。)の場合
における圧力変化領域を第9図に、同じくロータの回転
角度に対するベーンに作用する荷重変化を第10図に示
す。なお、第9図中aはロータ、bは該ロータaに放射
状に設けられたベーン溝、Cは該ベーン溝す内に摺動自
在に嵌装されたベーン、dは前記ベーン溝すの内端部に
設けられたベーン背圧室、eは前記ロータaの側面に所
定角度範囲に亘って設けられ且つ前記ベーン背圧室dと
連通する背圧連通溝、fはカムリング、gはサイドブロ
ックhに設けられた吸入ポート、iはカムリングfに設
けられた吐出ポートである。斯かる固定式ベーン型圧縮
機の場合、−例を挙げると吸入ポートgの閉鎖角θは、
ロータa外周面とカムリングf内周面との間が最も狭く
なる部位からロー58回転方向前側に略45度であり、
該45度の範囲が吸入行程、即ち吸入圧力Ps域、該吸
入圧力Ps域からロー58回転方向前側に111175
度の範囲が圧縮行程、即ち吸入圧力Psから吐出圧力P
dに上昇する領域、該吸入圧力Ps→吐出圧力Pd上昇
域からロー58回転方向前側に略60度の範囲が吐出行
程、即ち吐出圧力Pd域となる。なお、前記背圧連通溝
eの形成角度等はベーンCの先端面がカムリングfの内
周面から離れないように設定される。また、ベーン背圧
室d内の背圧Pkは高圧側(吐出圧室側)から背圧連通
溝eを介してベーン背圧室d内へ流入する圧力の流入量
と、該ベーン背圧室dから低圧側(吸入圧室側)へ流出
する圧力の流出量との差によって決まるものである。第
9図にて明確なように、低圧領域である吸入圧力Ps域
より高圧領域である吸入圧力Ps→吐出圧力Pd上昇域
及び吐出圧力Pd域の方が広いため、ベーン背圧室d内
への高圧側からの圧力の流入量が、ベーン背圧室d内か
ら低圧側へ流出する圧力の流出量より常に太きい。従っ
て、第10図に示すようにベーンCの先端にかかる高圧
圧力による荷重(ベーンCをロータa中心側に押圧する
荷重)よりベーンCの鎖端にかかるベーン背圧Pkによ
る荷重(ベーンCをロータa外周側に抑圧する荷重)の
方が常に大きくなり、ベーンCの先端がカムリングfの
内周面から離れることはない。
これに対して吸入ポートの閉鎖角を制御する可変容量式
ベーン型圧縮機の場合、全稼動状態で作動している時の
吸入ポートの閉鎖角は第9図に示す固定式ベーン型圧縮
機と同様のため問題ないが、半稼動状態にした時に次の
ような問題が生じる。
半稼動状態においては、第11図に示す如く吸入ポート
gの閉鎖角θは、ロータa外周面とカムリングf内周面
との間が最も狭くなる部位からロー58回転方向前側に
略100度であり、該100度の範囲が吸入行程、即ち
吸入圧力Ps域、該吸入圧力Ps域からロー58回転方
向前側に略40度の範囲が圧縮行程、即ち吸入圧力Ps
から吐出圧力Pdに上昇する領域、該吸入圧力Ps→吐
出圧力Pd上昇域からロー58回転方向前側に略40度
の範囲が吐出行程、即ち吐出圧力Pd域となる。
従って、高圧領域である吸入圧力Ps→吐出圧力Pd上
昇域及び吐出圧力Pd域より低圧領域である吸入圧力P
s域の方が広いため、ベーン背圧室d内への16圧側か
らの圧力の流入量よりベーン背圧室d内から低圧側へ流
出する圧力の流出量の方が大きくなる。そのため、第1
2図に示すようにベーンCの基端にかかるベーン背圧P
kによる荷重が全稼動時より低下し、特に圧縮行程末期
近傍においては第12図中A部に示す如くベーンCの先
端にかかる高圧圧力による荷重より、ベーンCの基端に
かかるベーン背圧Pkによる荷重が小さくなるため、ベ
ーンCの先端がカムリングf内周面から離間して、最悪
時には圧縮作用が行なわれなくなる。また、ベーンCの
先端がカムリングf内周面から離間することによりベー
ンCの基端にかかるベーン背圧Pkによる荷重が、ベー
ンCの先端にかかる吐出圧Pdによる荷重に打ち勝つこ
とによって、ベーンCの先端が再びカムリングf内周面
に当接する。このようにベーンC先端がカムリングf内
周面に対して接離する動作がロータaの1回転当り数回
繰り返されることによりチャタリング音を発生するとい
う問題がある。
また、上述した従来のベーン型圧縮機は、そのスロット
ルプレートに、軸を介して揺動レバーの一端が連結され
、該揺動レバーは前記エンドプレートに固着された支持
軸に軸支されており、他端に連結されたアクチュエータ
が該揺動レバーを回動して前記スロットルプレートを摺
動変位するようにしている。
従って、駆動手段であるアクチュエータが揺動レバーを
介して吸入ポートの制御部材であるスコツ1〜ルプレー
トを変位させるようにしているため、制御部材のヒステ
リシスが大きく、また加工及び組立が複雑であるという
問題があった。
斯かる問題を解消すべく制御部材のヒステリシスを少な
くしたベーン型圧縮機として、本出願人により特願昭6
0−71984号が出願されている。該出願に係るベー
ン型圧縮機は、両端面をサイドブロックにて閉塞したカ
ムリングと、該カムリング内に回転自在に配設されたロ
ータと、該ロータのベーン溝に摺動自在に嵌装された複
数のベーンと、前記−側のサイドブロックの吸入ボー1
〜に変位自在に取り付けられた制御部材と、該制御部材
を駆動せしめる駆動手段とを備え、前記サイドブロック
、ロータ及びベーンによって画成される圧縮室の容積変
動によって流体の圧縮を行なうようにすると共に、前記
制御部材にて前記吸入ポートの圧縮開始位置を変化させ
ることにより吐出容量を可変制御し得るようにしたベー
ン型圧縮機において、前記制御部材に被駆動用の歯部を
刻設すると共に、該歯部と噛合する歯部を前記駆動手段
の出力軸に設け、前記制御部材を前記駆動手段により直
接駆動するようにしたものである。
しかしながら、このベーン型圧縮機においては、駆動手
段としてステップモータをハウジングに内蔵しているの
で、そのための広い収納スペースが必要になると共に構
造も複雑となり、且つコストも高くなる等の問題があっ
た。
(発明の目的) 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、吸入ポート
の閉鎖角を制御する可変容量式でありながら、半稼動時
においてベーンのチャタリング音が発生することなく、
構造が簡単且つコンパクトでコストが安く、しかも制御
の信頼性が高い可変容量IIJ御機構をfff?えたベ
ーン型圧縮機を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本発明においては、両側を
サイドブロックにて閉塞したカムリングと、該カムリン
グ内に回転自在に配設されたロータと。
該ロータのベーン溝に摺動自在に嵌装され且つ遠心力と
ベーン背圧室内との合力により該ロータの外周側に突出
するベーンとを備え、前記サイドブロック、カムリング
、ロータ及びベーンによって画成される空隙室の容積変
動によって流体の圧縮を行なうようにしたベーン型圧縮
機において、前記両サイドブロックのうちの吸入ポート
を有するサイドブロックに設けられたバイパスポートと
、前記吸入ポートを有するサイドブロックに設けられ且
つ低圧室側と高圧室側とに連通ずる圧力作動室と、該圧
力作動室内に該圧力作動室内を前記低圧室側に連通され
る第1の室と該低圧室側及び前記高圧室側に連通される
第2の室とに気密に区画する如くしてスライド可能に嵌
装された受圧部材を有すると共に前記バイパスポートの
開き角を制御する制御部材と、該制御部材を前記バイパ
スポートの開き角が大きくなる方向に付勢する付勢部材
と、前記第2の室と低圧室側とを連通ずる第1連通路と
、前記第2の室と高圧室側とを連通ずる第2連通路と、
前記ベーン背圧室と高圧室側とを連通ずる第3連通路と
、これら第1乃至第3連通路に跨って配設されて前記低
圧室側圧力が所定値以上の時、前記第1連通路と第3連
通路を閉塞すると同時に前記第2連通路を開口し且つ前
記低圧室側圧力が所定値以下の時、前記第1連通路と第
3連通路を開口すると同時に前記第2連通路を閉塞若し
くは開口量を絞る弁機構とを具備し、前記第1の室と第
2の室との差圧に応じて前記制御部材が回動して前記バ
イパスポートの開き角を制御することにより圧縮開始時
期を制御して吐出容量を可変制御し得るようにしたもの
である。
(作用) 半稼動時は高圧がベーン背圧室に導入されてベーン背圧
が高まり、ベーン先端がカムリング内周面から離間しな
い。また、圧力作動室の第1の室と第2の室との差圧に
応じて制御部材が回動して吸入ポートの開き角が制御さ
れることにより圧縮開始時期が制御されて吐出容量が可
変制御される。
更に、低圧室側圧力が所定値以下の時第2の室内の圧力
が低圧室側へ逃げると同時に該第2の室内への高圧の流
入は遮断若しくは制限されるので、該第2の室内の圧力
が急速に下がり、吐出容量が即座に下がる。更に、圧力
作動室が高圧を低圧室側に逃がすための通路の一部を兼
ねる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づき説明する。
第1図は本発明のベーン型圧縮機の縦断面図であり、同
図中1はハウジングで一端面が開口する円筒形のケース
2と、該ケース2の一端面にその開口面を閉塞する如く
ボルト(図示省略)にて取り付けたりャヘッド3とから
なる。前記ケース2のフロント側上面には熱媒体である
冷媒ガスの吐出口4が、また、前記リヤヘッド3の上面
には冷媒ガスの吸入口5がそれぞれ設けられている。
これら吐出口4と吸入口5は後述する吐出室と吸入室に
それぞれ連通されている。
前記ハウジング1の内部にはポンプ本体6が収納されて
いる。該ポンプ本体6は、カムリング7と、該カムリン
グ7の両側開口端に該開口面を閉塞する如く装着したフ
ロントサイドブロック8、及びリヤサイドブロック9と
、前記カムリング7の内部に回転自在に収納した円形状
のロータ10と、該ロータ10の回転軸11とを主要構
成要素としており、該回転軸11は前記両サイドブロッ
ク8,9にそれぞれ設けた軸受12,12に回転可能に
支持されている。
前記カムリング7の内周面は第2図に示す如く楕円形状
をなし、該カムリング7の内周面と前記ロータ10の外
周面との間に、周方向に180度偏位して対称的に空隙
室13.13が画成されている。
前記ロータ10にはその径方向に沿うベーン溝14が周
方向に等間隔を存して複数(例えば5個)設けられてお
り、これらのベーン溝14内にベーン151〜15.が
それぞれ放射方向に沿って出没自在に嵌装されている。
前記リヤサイドブロック9には周方向に180度偏位し
て対称的に吸入ポート16.16が設けられている(第
2図及び第3図参照)。これら吸入ポート16,16は
前記ベーン151〜155によって区分される空隙室1
3の容積が最大となる位置に配置されている。前記吸入
ポー上16.16は前記リヤサイドブロック9の厚さ方
向に貫通しており、これら吸入ボート16を介して、前
記リヤヘッド3とリヤサイドブロック9との間の吸入室
(低圧側室)17と前記空隙室13とが連通されている
前記カムリング7の両側周壁には第1図及び第2図に示
すように複数個(例えば5個)の吐出ポート18がそれ
ぞれ設けられており、これら吐出ポート18を介して前
記ケース2の内周面とカムリング7の外周面との間の吐
出室(高圧側室)19と前記空隙室13とが連通されて
いる。これら吐出ポート18には吐出弁2o及び吐出弁
止め21がそれぞれ設けられている。
前記リヤサイドブロック9には、第3図及び第5図に示
すようにその片側(ロータ10側)表面に環状の凹部2
2が設けられており、この凹部22内に円弧状のバイパ
スポート23.23が周方向に180度偏位して対称的
に設けられ、これらバイパスポート23を介して吸入室
17と空隙室13とが連通される。更に、この凹部22
内には前記バイパスポート23.23の開き角を制御す
るためのリング状の制御部材24が正逆回転可能に嵌装
されている。該制御部材24の外周縁にはその周方向に
180度偏位して対称的に円弧状の切欠部25.25が
設けられている。また、前記制御部材24の一側面には
周方向に180度偏位して対称的に突片状の受圧部材2
6.26が一体的に突設されている。こわら受圧部材2
6.26は、前記バイパスポート23.23と連続して
設けた円弧状の圧力作動室27.27内にスライド可能
に嵌装されている。これら圧力作動室27内は訂記受圧
部材26により第1の室271と第2の室27□とに2
分され、第1の室27□は吸入ポート16及びバイパス
ポート23を介して吸入室17に、第2の室272は第
1連通路28及び第2連通路29を介して前記吸入室1
7及び吐出室19にそれぞれ連通される。また、前記吐
出室19は第3連通路41を介して前記リヤサイドブロ
ック9の軸受12を嵌装した嵌装孔内周面の切欠部9b
に連通され、該切欠部9bは前記ベーン溝14の内端部
のベーン背圧室42に連通されている。前記一方の第2
の室27□と他方の第2の室27□とは連通路30を介
して互いに連通されている。該連通路30は第1図及び
第2図に示す如く前記リヤサイドブロック9の反ロータ
側面中央に突設されたボス部9aにその中心部を挟んで
対称に設けた一対の連通孔30a、30aと、前記ボス
部9aの突出端面と前記リヤヘッド3の内側面との間に
画成された環状空隙室30bとからなる。前記連通孔3
0a、3Qaの各一端は前記第2の室27□。
27□に、各他端は前記環状空隙室30bにそれぞれ開
口している。
このように連通路30を固定部材であるリヤサイドブロ
ック9に設けたことにより、該連通路30を回転部材で
ある制御部材24に設ける場合に比して、孔加工が容易
であり、該孔は両端開放のままでよいから、孔加工時の
切粉等の異物も確実に除去でき、信頼性が高いものとな
る。(制御部材24側に連通路を設ける場合は、互いに
交差する如く斜めにあけた両端開口の2本の孔の各一端
開口部にメクラピンをそれぞれ嵌合する必要があるので
、切粉の異物が除去し難い。) なお、前記第1乃至第3連通路28,29.41は前記
リヤサイドブロック9の内部に設けられ、第3連通路4
1の一側に第1連通路28が、他側に第2連通路29が
位置している。
前記制御部材24の一側面中央部及び受圧部材26の両
端面に亘って特殊形状のシール部材31が装着されてい
る。該シール部材31により第3図に示す如く前記第1
の室27□と第2の室272との間が、また、第3図に
示す如く前記制御部材24の内外周面と前記リヤサイド
ブロック9の環状凹部22の内外周面とのIjUがそれ
ぞれ気密状態にシールされている。
前記制御部材24は付勢部材であるコイルばね32によ
り前記バイパスポート23の開き角を大きくする方向(
第3図中時計方向)に付勢されている。このコイルばね
32は前記吸入室17側に延出している前記リヤサイド
ブロック9のボス部9aの外周側に嵌合されている。こ
のコイルばぬ32はその一端が前記ボス部9aに、他端
が前記制御部材24にそれぞれ連結されている。
前記第1乃至第3連通路28,29.41に跨って弁機
構33が設けられている。該弁機構33は吸入室17側
(低圧室側)の圧力に感応して切換作動するもので、ベ
ローズ34と、スプール弁体35と、該スプール弁体3
5を閉弁方向に付勢するはね36とからなる。ベローズ
34は前記吸入室17内に位置してその軸線を前記回転
軸11のそれと平行にして伸縮可能に配設されている。
そして、このベローズ34は前記吸入室17側の圧力が
所定値以上の時は縮小し、所定値以下の時は伸長する。
前記スプール弁体35は、前記リヤサイドブロック9に
前記第1乃至第3連通路28,29゜41と直交連通さ
せて設けた嵌装孔37内に摺動可能に嵌装されている。
前記スプール弁体35は、その軸方向略中間部より一端
側外周面に第1及び第2環状溝38□及び38□を有す
ると共に他端側外周面にこれら第1及び第2環状溝38
□及び38□と略同径に設定された小径部39を有して
いる。
また、前記スプール弁体35はその内部軸心に沿って呼
吸用通路40が設けられている。前記スプール弁体35
の一端側内部のばね受段部35aと前記嵌装孔37の内
端面との間に前記コイルばね32が嵌装され且つ該スプ
ール弁体35の他端面は前記ベローズ34の内端面に当
接している。そして、前記吸入室17側の圧力が所定値
以上にあってベローズ34が縮小状態にある時スプール
弁体35の第1環状溝38□が第2連通路29と合致す
ることにより該第2連通路29は開口状態となると同時
に第1連通路28及び第3連通路41はスプール弁体3
5の周壁により閉塞される。また、前記吸入室17側の
圧力が所定設定値以下にあってベローズ34が伸長状態
にある時スプール弁体35の第1環状溝381が第2連
通路29と合致せず、該第2連通路29はスプール弁体
35の周壁にて閉塞されると同時に第1連通路28とス
プール弁体35の小径部39とが、また、第3連通路4
1とスプール弁体35の第2環状溝38□とがそれぞれ
合致することにより該第1連通路28及び第3連通路4
1は開口される。なお、前記スプール弁体35の一端側
(ばね36側)には呼吸用通路40を介して吸入室17
側の圧力が作用すると共に、他端側にも吸入室17側の
圧力が作用するからスプール弁体35は摺動抵抗のみで
ヒスが少ない。また、スプール弁体35とベローズ34
は互いに分離して只単に当接しているのみであるから振
動等にてこれらが破損する恐れはない。
次に上記構成になる本発明のベーン型圧縮機の作動を説
明する。回転軸11が車両の機関に関連して回転されて
ロータ10が第2図中時計方向に回転すると、ベーン1
51〜15sが遠心力及びベーン背圧によりベーン溝1
4から放射方向に突出し、その先端面がカムリング7の
内周面に摺接しながら前記ロータ10と一体に回転し、
各ベーン151〜15.にて区分された空隙室13の容
積を拡大する吸入行程において、吸入ポート16から空
隙室13内に熱媒体である冷媒ガスを吸入し、該空隙室
13の容積を縮少する圧縮行程で冷媒ガスを圧縮し、圧
縮行程末期の吐出行程で該圧縮冷媒ガスの圧力にて吐出
弁20が開弁されて、該圧縮冷媒ガスは吐出ポート18
.吐出室19及び吐出口4を順次介して図示しない空気
調和装置の熱交換回路に供給される。
このような圧縮機の作動時において低圧側である吸入室
17内の圧力が吸入ポート16を介して両方の圧力作動
室27.27の第1の室27□、271内に導入され、
また高圧側である吐出室19内の圧力が第2連通路29
を介して両方の圧力作動室27.27の第2の室27□
、272内に導入される。従って、第1の室27□内の
圧力とコイルばね32の付勢力との和の力(制御部材2
4をバイパスポート23の開き角が大きくなる方向しこ
抑圧する力、即ち第3図中時計方向へ回動させる力)と
第2の室272内の圧力(制御部材24をバイパスポー
ト23の開き角が小さくなる方向に押圧する力、即ち第
3図中反時計方向へ回動させる力)との差圧に応じて制
御部材24が回動して、前記バイパスポート23の開き
角を制御することにより圧縮開始時期を制御して吐出容
量を制御するものである。
即ち、上記圧縮機の低速運転時においては吸入室17内
の冷媒ガスの圧力(吸入圧力)が比較的高  −いため
、弁機構33のベローズ34は縮小し、スプール弁体3
5が第2連通路29を開口すると同時に第1及び第3連
通路28及び41を閉塞した状11A(第6図の状態)
にあり、第2の室27□内へ吐出室19内の圧力が供給
され、該第2の室27□内の圧力が、第1の室27□内
の圧力とコイルばね32の付勢力との和の力に打ち勝っ
て、制御部材24は第3図中反時計方向への回動限界位
置に回動保持され、該制御部材24により第3図中実線
で示す如くバイパスポート23全体が閉塞される(開き
角はゼロ)。従って、吸入ポート16から空隙室13内
に送られた冷媒ガスの総てが圧縮されて吐出されるため
、圧縮機の吐出容量が最大となり全稼動状態となる。
次いで、圧縮機が高速運転状態になると、吸入室17内
の吸入圧が低下するため、弁機構33のベローズ34が
伸長してスプール弁体35をばね36の付勢力に抗して
押圧するため第1及び第3連通路28及び41が開口す
ると同時に第2連通路29が閉塞する(第7図の状態)
。これにより、第2の室27□内への吐出室19内の圧
力供給は停止されると同時に第2の室27□内の圧力が
第1連通路28を介して低圧側である吸入室17内へリ
ークするため該第2の室27□内の圧力が急速に低下し
、その結果、制御部材24は第3図中時計方向に即座に
回動し、該制御部材24の切欠部25がバイパスポート
23と合致することにより。
第3図ウニ点鎖線で示す如く該バイパスポート23が開
口する。従って、吸入ボート16から空隙室13内に送
られた冷媒ガスがバイパスポート23を通って吸入室1
7ヘリークするためそのバイパスポート23が開口した
分だけ圧縮開始時期が遅くなり、空隙室13内の冷媒ガ
スの圧縮量が減少するため、圧縮機の吐出容量が減少し
一部稼動状態となる。
斯かる一部稼動(半稼動)状態においては上述したよう
に第3連通路41が開口するため、吐出室19内の高圧
圧力が第3連通路41.切欠部9bを介してベーン背圧
室42に導入され、これによリベーン背圧Pkが高くな
る。このため全稼動時は勿論一部稼動時においても第8
図に示す如くベーン15□〜15.の先端にかかる高圧
圧力による荷重よりベーン3の基端にかかるベーン背圧
Pkによる荷重の方が常に大きくなり、ベーン15□〜
15、の先端がカムリング7の内周面から離間すること
がない。
従って、ベーン151〜15.のチャタリング音が発生
しない。
なお、上記バイパスポート23の開き角は、第1の室2
71内の圧力とばね32との和の力と、第2の室27□
内の圧力とが釣り合うところで決まるものであり、低圧
側である吸入室17内の圧力(吸入圧)の変化に応じて
制御部材24の回動位置が連続的に変化するので圧縮機
の連続的な可変容量制御が可能である。また、第2の室
27□に吐出室19の圧力、即ち吐出圧力を導入するよ
うにしたが、これに限らずベーン15□〜155を突出
方向に押圧すべく作用する圧力、即ちベーン背圧を導入
するようにしてもよい。
また、吸入室17側の圧力が所定値以下の時。
第2連通路29を閉塞するようにしたがこれに限らず、
該第2連通路29の開口量を絞るようにしてもよい。
(発明の効果) 以上詳述した如く本発明のベーン型圧縮機は、両側をサ
イトブロックにて閉塞したカムリングと、該カムリング
内に回転自在に配設されたロータと、該ロータのベーン
溝に摺動自在に嵌装され且つ遠心力とベーン背圧室内と
の合力により該ロータの外周側に突出するベーンとを備
え、前記サイドブロック、カムリング、ロータ及びベー
ンによって画成される空隙室の容積変動によって流体の
圧縮を行なうようにしたベーン型圧縮機において、前記
両サイドブロックのうちの吸入ボートを有するサイドブ
ロックに設けられたバイパスポートと、前記吸入ボート
を有するサイドブロックに設けられ且つ低圧室側と高圧
室側とに連通ずる圧力作動室と、該圧力作動室内に該圧
力作動室内を前記低圧室側に連通される第1の室と該低
圧室側及び前記高圧室側に連通される第2の室とに気密
に区画する如くしてスライド可能に嵌装された受圧部材
を有すると共に前記バイパスポートの開き角を制御する
制御部材と、該制御部材を前記バイパスポートの開き角
が大きくなる方向に付勢する付勢部材と、前記第2の室
と低圧室側とを連通ずる第1連通路と、前記第2の室と
高圧室側とを連通ずる第2連通路と、前記ベーン背圧室
と高圧室側とを連通ずる第3連通路と、これら第1乃至
第3連通路に跨って配設されて前記低圧室側圧力が所定
値以上の時、前記第1連通路と第3連通路を閉塞すると
同時に前記第2連通路を開口し且つi「記低圧室、側圧
力が所定値以下の時、前記第1連通路と第3連通路を開
口すると同時に前記第2連通路を閉塞若しくは間口量を
絞る弁機構とを具備し、前記第1の室と第2の室との差
圧に応じて前記制御部材が回動して前記バイパスポート
の開き角を制御することにより圧縮開始時期を制御して
吐出容量を可変制御し得るようにしたことを特徴とする
ものである。
従って、一部稼動時に高圧をベーン背圧室に導入するか
ら、ベーン背圧が大きくなり、ベーン先端がカムリング
内周面から離間することがなく。
ベーンチャタリング音が発生しない。また、圧縮機の圧
力を利用して制御部材を制御動作させるから可変容量制
御機構の構造が簡単で且つコンパクトとなり、その組立
も容易でコストも安い。しかも吐出容量が犬なる時から
小なる状態に切り換わる時は、第2の室内への高圧の供
給が停止されると同時に該第2の室内の圧力が低圧室側
へ逃げるので応答性がよく制御性が向上し信頼性も高い
更に、圧力作動室は高圧を低圧側に逃すための通路の一
部を兼ねるのでスペースの有効利用を図ることができ、
特にスペース的に制約を受けるこの種の圧縮機としてよ
り一層、可変容量制御機構のコンパクト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本発明のベーン型圧縮機の一実施例
を示し、第1図はベーン型圧縮機の縦断面図、第2図は
第1図の■−■線に沿う断面図、第3図は第1図のII
I −III線に沿う断面図、第4図は第1図のIV 
−■線に沿う断面図、第5図は要部の分解斜視図、第6
図は全稼動状態における弁機構部分の拡大断面図、第7
図は一部稼動状態における第6図と回状の拡大断面図、
第8図は本発明のベーン型圧縮機の一部稼動状態におけ
るロータの回転角度に対するベーンに作用する荷重変化
を示す線図、第9図は従来の吸入ポート閉鎖角固定タイ
プのベーン型圧縮機の圧力変化領域を説明するための図
、第10図は同ロータの回転角度に対するベーンに作用
する荷重変化を示す線図、第11図は従来の可変容量式
ベーン型圧縮機の圧力変化領域を説明するための図、第
12図は同一部稼動状態におけるロータの回転角度に対
するベーンに作用する荷重変化を示す線図である。 70.、カムリング、8・・・フロントサイドブロック
、9・・・リヤサイドブロック、10・・・ロータ、1
3・・・空隙室、14・・・ベーン溝、151〜15S
・・・ベーン、16・・・吸入ポート 17・・・吸入
室(低圧側室)、19・・・吐出室(高圧側室)、23
・・・バイパスポート、24・・・制御部材、26・・
・受圧部材、27・・・圧力作動室、271・・・第1
の室、27□・・・第2の室、28・・・第1連通路、
29・・・第2連通路、32・・・コイルばね(付勢部
材)、33・・・弁機構、41・・・第3連通路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  1.両側をサイドブロックにて閉塞したカムリングと
    、該カムリング内に回転自在に配設されたロータと、該
    ロータのベーン溝に摺動自在に嵌装され且つ遠心力とベ
    ーン背圧室内との合力により該ロータの外周側に突出す
    るベーンとを備え、前記サイドブロック、カムリング、
    ロータ及びベーンによって画成される空隙室の容積変動
    によって流体の圧縮を行なうようにしたベーン型圧縮機
    において、前記両サイドブロックのうちの吸入ポートを
    有するサイドブロックに設けられたバイパスポートと、
    前記吸入ポートを有するサイドブロックに設けられ且つ
    低圧室側と高圧室側とに連通する圧力作動室と、該圧力
    作動室内に該圧力作動室内を前記低圧室側に連通される
    第1の室と該低圧室側及び前記高圧室側に連通される第
    2の室とに気密に区画する如くしてスライド可能に嵌装
    された受圧部材を有すると共に前記バイパスポートの開
    き角を制御する制御部材と、該制御部材を前記バイパス
    ポートの開き角が大きくなる方向に付勢する付勢部材と
    、前記第2の室と低圧室側とを連通する第1連通路と、
    前記第2の室と高圧室側とを連通する第2連通路と、前
    記ベーン背圧室と高圧室側とを連通する第3連通路と、
    これら第1乃至第3連通路に跨って配設されて前記低圧
    室側圧力が所定値以上の時、前記第1連通路と第3連通
    路を閉塞すると同時に前記第2連通路を開口し且つ前記
    低圧室側圧力が所定値以下の時、前記第1連通路と第3
    連通路を開口すると同時に前記第2連通路を閉塞若しく
    は開口量を絞る弁機構とを具備し、前記第1の室と第2
    の室との差圧に応じて前記制御部材が回動して前記バイ
    パスポートの開き角を制御することにより圧縮開始時期
    を制御して吐出容量を可変制御し得るようにしたことを
    特徴とするベーン型圧縮機。
JP61159311A 1986-07-07 1986-07-07 ベ−ン型圧縮機 Pending JPS6316188A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61159311A JPS6316188A (ja) 1986-07-07 1986-07-07 ベ−ン型圧縮機
EP87304608A EP0256624B1 (en) 1986-07-07 1987-05-22 Variable capacity vane compressor
DE8787304608T DE3768172D1 (de) 1986-07-07 1987-05-22 Trennschieberkompressor mit veraenderlicher foerdermenge.
KR8705158A KR900005720B1 (en) 1986-07-07 1987-05-25 Variable capacity vane compressor
AU73665/87A AU574953B2 (en) 1986-07-07 1987-05-28 Variable capacity vane compressor
US07/056,604 US4737081A (en) 1986-07-07 1987-05-29 Variable capacity vane compressor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61159311A JPS6316188A (ja) 1986-07-07 1986-07-07 ベ−ン型圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6316188A true JPS6316188A (ja) 1988-01-23

Family

ID=15691025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61159311A Pending JPS6316188A (ja) 1986-07-07 1986-07-07 ベ−ン型圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6316188A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04134479U (ja) * 1991-06-05 1992-12-15 大塚技研工業株式会社 超音波洗浄装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04134479U (ja) * 1991-06-05 1992-12-15 大塚技研工業株式会社 超音波洗浄装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0256624B1 (en) Variable capacity vane compressor
JPS6220688A (ja) ベ−ン型圧縮機
JPS62129593A (ja) ベ−ン型圧縮機
JPS6255487A (ja) 可変容量型ベ−ン圧縮機
US4929159A (en) Variable-displacement rotary compressor
JPS6316188A (ja) ベ−ン型圧縮機
US4867651A (en) Variable capacity vane compressor
US6139285A (en) Hydraulic pump for power steering system
JPH0229265Y2 (ja)
JPS6316186A (ja) ベ−ン型圧縮機
US5020975A (en) Variable-delivery vane-type rotary compressor
JPS6316187A (ja) ベ−ン型圧縮機
JPH0258479B2 (ja)
JPH0772553B2 (ja) ベーン型圧縮機
JPH0421033Y2 (ja)
JPS62265491A (ja) ベ−ン型圧縮機
JP4009455B2 (ja) 可変容量型ベーンポンプ
JPH0258478B2 (ja)
JPH066952B2 (ja) 可変容量型圧縮機の開閉弁機構
JPH055271Y2 (ja)
JPH0442555Y2 (ja)
JPS63134893A (ja) ベ−ン型圧縮機
JPS62157291A (ja) ベ−ン型圧縮機
JPH0377394B2 (ja)
JPS6235089A (ja) ベ−ン型圧縮機