JPS62223133A - トルエンの不均化方法 - Google Patents

トルエンの不均化方法

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JPS62223133A JP62023734A JP2373487A JPS62223133A JP S62223133 A JPS62223133 A JP S62223133A JP 62023734 A JP62023734 A JP 62023734A JP 2373487 A JP2373487 A JP 2373487A JP S62223133 A JPS62223133 A JP S62223133A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアルキル芳香族炭化水素原料流の不均化に、よ
り特定的には低アルミナ含址のモルデナイト触媒を使用
するトルエン含有供給Jg、f−Jの不均化に関するも
のである。
トルエンの不均化には次の反応 に従ってトルエンをベンゼンとキシレンとに転化する、
周知のアルキル交換反応が含まれる。反応(1)は穏や
かな発熱反応である。
モルデナイトはアルキル芳香族化合物のアルキル交換反
応に通常使用される多くの触媒の一つである。モルデナ
イトは、その結晶構造中でケイ素原子とアルミニウム原
子とが酸素原子を介して結合している網状構造を有する
結晶性アルミノケイ酸塩ゼオライトである。モルデナイ
ト触媒の一般的記述に関しては、化j艶改μU焦臭−L
b!だ」」じ旦I工of Chemical Tech
nolo   、第3版、1981.15巻、638−
643ページに°゛分子るい(Molccular 5
ieves) ”の標題で書かれたキルク・オドマール
(Kirk Othmar)の論文が引用される。天然
に見いだされる、または合成されるモルデナイトは、典
型的には、約10またはそれ以下の比較的低いシリカ対
アルミナモル比を有する。この種の通常構造のモルデナ
イト触媒は1〜ルエンの不均化反応に広く用いられるが
、これよりもがなり低いアルミナ含址を有するモルデナ
イトもトルエンの不均化反応に使用される。
トルエン併給原料の不均化は、約200℃ないし約60
0℃の、またはそれ以上の範囲の温度で、かつ、大気圧
ないし、恐らくは100気圧の、またはそれ以上の範囲
の圧力で行われる。しかし、触媒活性および老化特性と
の関連で、上記触媒自体はこの反応温度では無理がある
。一般に、先行技術は、高アルミニウム(低シリカ対ア
ルミナ比)モルデナイ1〜に関しては比較的高い温度を
使用できるが、低アルミニウムモルデナイトに関しては
幾分低めの温度を使用すべきであることを示している。
たとえば、ソノダら(Sonoda et at、)の
米[:li1*許第3.527,826号は、いずれも
酸く水素)型の、少なくとも45重藍%の天然モルデナ
イトと55重景%を超えない合成モルデナイトとの複合
触媒を使用するトルエンの不均化方法を開示している。
ここでは、反応温度は300−650℃の範囲内であり
、410−500℃か好ましいと言われている。
クメチャクら(Kmecak et Fil、)の米国
特許第:1,699,181号に開示されたいま一つの
1〜ルエンの不均化方法は、合成モルデナイト基剤に周
期表のVl[l族の金属を含有する触媒を使用している
9この通常のアルミナ含量を有する合成モルデナイトは
(Ca、Na2)^12siqO□t・61120の仮
想式を有する。
ここでは700−1100°F、好ましくは8oo −
too。
0Fの温度範囲という比較的高い温度が想定されている
。Y型セオライトを用いた比vl試験では、クロミウム
モルデナイト触媒が850°Fにおいて、1000°F
におけるY型セオライト以上の選択率を示した。
いわゆるアルミニウム欠損モルデナイト、すなわち10
以上、ときには100までの範囲のシリカ/アルミナ比
を有する触媒もトルエンの不均化に使用し得る。低アル
ミナモルデナイトは、たとえばサンド(5and )の
米国特=1第3.436,174号に開示された直接合
成によるか、または、ボールヒースら(Voorhie
Set lIl、)の米国特i1第3.480,539
号に開示された、より普通に製造されたモルデナイトの
酸抽出により製造し得る。
ボリツy −(Po1itzer)の米国特許第3.7
80,122号は、10未満のシリカ/アルミナ比を有
するモルデナイトゼオライトを酸抽出して得た10を超
えるシリカ/アルミナ比を有するモルデナイトゼオライ
I・を用いる1ヘルエンの不均化を開示している。シリ
カ/アルミナ比は約100までの範囲になり得るが、好
ましくは少なくとも約15である。アルキル交換条件に
は、約200℃ないし約480℃の範囲の温度および約
1気圧ないし約100気圧の範囲の圧力が含まれる。ポ
リツアー特許に特に開示されたものは、触媒AおよびB
と呼ばれる、シリカ対アルミナ比がそれぞれ約15.5
および約107の触媒である。
この発明の実施例I+に報告された実験においては上記
2種の触媒を7日間3僅かに超える期間、トルエンの不
均化工程に使用した。上記比の低い方の触媒Bは300
℃の温度で出発し、試験期間にわたって継続的に400
℃まで昇温させて用いた。上記比の高い方の触媒Aに関
しては、温度範囲をやや低くした。初期の値299℃か
ら最終値374℃までの範囲であった。
上記比のより高い触媒の方がやや大きい活性を示したが
、どちらの触媒も良好な耐老化性を示すことはなかった
。どちらも最初の4日で活性が約15%低下し、その後
、若干の活性増加が見られた。初期の活性減少の後の活
性増加が触媒の“エツジ(edge)”効果によるもの
であるのか、または、温度を継続的に上昇させたためで
あるのかは、試験期間が短いために決定することができ
なかった。
上記ポリツアー法の収率はトルエン供給原料中の水りこ
より著しく影響される。表11に示されているように、
極めて少址の水(15ppm)でさえも、トルエンの転
化率をかなり減少させる。
芳香族不拘1ヒ反応にモルデナイ1〜含有触媒を使用す
る他の一つの方法は、ミツチェら(MitschecL
 al、)の米国特許第3,677.97:1号に開示
さ?L″Cいる。反応条件には200℃ないし約480
℃の範囲の温度と約1気圧ないし1500 psigの
圧力とが含まれるという。使用した触媒はアルミナゾル
と複合した形の低アルミナモルデナイトを約6O−9o
ffikt9≦3有し、複合触媒のシリカアルミナ比は
約10ないし約30になる。実施例Iに特に開示された
複合触媒は197のシリカ/アルミナモル比を存するモ
ルデナイト50%およびアルミナ42%よりなる(仝体
としてのシリカ/アルミナ比は約10.7となる)。こ
の複合触媒を420゜C1500psigの反応条件で
トルエンのアルキル交換にf重用した。
シリカ/アルミナ比のより大きなモルデナイト触媒らア
ルキル芳香族のアルキル交換に使用されており、この場
合には上記温度範囲の下限近くでの操作が行われている
。この場合には、触媒活性のある金属成分を用いて触媒
を増強(promote )することも広く行われてい
る。たとえば、プランデンブルグら(llranden
burHet at、)の米国特許第3,476、)1
21号は10−100の範囲内の、好ましくは約20−
60の範囲内のシリカ/アルミナ比を有するモルデナイ
1−触媒を使用する不均化反応を開示している。ここで
は、所望の温度範囲は約400−75001?、好まし
くは450−640°Fであるという。金属助触媒(p
roIlloter )は活性および触媒寿命をかなり
増加させることか見いだされた。
実施例■に報告されたところによれば、活性に関しては
、金属助触媒を添加しない場合の最適シリカ/アルミナ
比は550°Fでの試行において約24であるように見
える。実施例IIIには°゛生成物比″が触媒が命の目
安として示されている。
5.2重社%の硫化ニッケルにより増強されたシリカ/
アルミナモル比52のモルデナイ1〜は、0.4重量%
の硫化白金を用いて増強したシリカ/アルミナモル比2
4のモルデナイトより僅かに小さい生成物比を有する。
実施例■はシリカ/アルミナモル比24:1のモルデナ
イトを用い、550−575°Fの温度で実施した比歓
例の不均化試行を開示している。金属を添加しない試行
1においては、使用した穏和な不均化条件下においてら
触媒活性が急速に減少する。試行2および3において5
71j量%の硫化ニッケルを触媒に添加すると、試行が
限られた時間(48時間を超えない)のものではあった
が、触媒活性が延長された。
1−ルエンとともに水素を反応帯域に供給することは普
広く行われている。上記の不均化反応(1)には水素は
表されていないが、プランデブルグの上記特許の実施例
に開示されているように、水素混合原料の使用は触媒の
可使用寿命を延長するらのと一最に考えられている。水
素の供給層は通常、水素/トルエンモル比として測定さ
れるが、先行技術においては一最に、温度上昇とともに
増加することが示されている。たとえば、ボリッγ−の
上記特許は200−480℃の広い温度範囲に対応し2
て2−20の範囲の水素/I−ルエン比を開示しており
、ポリツアー特許中の300−400℃の範囲の温度で
操作する特定の実施例においては10の水素/トルエン
モル沈金使用している。
先行技術は、水素/I〜ルエン比と温度との依存関係を
示唆するのに加えて、この工程のトルエンの空間速度が
アルミニウム欠損(シリカ/アルミナ比により示される
ものとして)の増加につれて漸次低下することをも示し
ている。たとえばポリツアー特許は液址毎時埜間速度(
I、ll5V)として0.1−20 hr”の範囲の極
めて広い空間速度分開示しているか、アルミニウム欠損
モルデナイトに対しては、この範囲の下限の空間速度を
使用している。たとえば、ポリツアー特許に報告された
トルエンの不均化に関する実験においては、この工程は
重量毎時空間遠度(圓11sV) 0.5、圧力500
 psigで操作している。
シリカ/アルミナ比の高いモルデナイト触媒のトルエン
不均化における使用もまた、サギットら(Su)(gi
tt et al、)の米国特許第3,915,895
号に開示されている。サギット特許に提案されたシリカ
/アルミナモル比は10ないし約1.00  (好まし
くは12−80 、より好ましくは約25−50)の範
囲である。サキッI・特許に実験的情報が与えられた触
媒は18および:(9のシリカ/アルミナ比を有するも
のであった。使用した不均化条件(550°Fおよび2
00または800 psig)においては、銀により増
強した高アルミナ触媒が未増強触媒より良好ではあった
が、いずれの触媒も特に良好な活性を示すことはなかっ
た。
バビカツティら(flhavikatti et al
、)の“°アルミニウム欠損、金属負荷モルデナイ1へ
上でのトルエンの不均化(Toluene Dispr
oportionationOvCrΔlu+ainu
m−DcficienL and Mctal−Loa
ded Mordcnites)  1.触媒の活性お
よび老化(cntalytic八ctivityへan
d Ageing) ”工業技術化学製造研究部門(I
nd、 Eng、 Chen、 Prod、 Bes、
 Dev、) 1981゜20、102−105はシリ
カ/アルミナモル比12゜16、23. :12および
61のモルデナイト触媒上、400℃でのトルエンの不
均化を開示している9バビ力ツテイ論文に報告された試
験は大気圧、WHSVlで実施された。シリカ/アルミ
ナモル比が増加するにつれて触媒活性はかなり減少し、
一方、老化特性は改良される。すなわち、老化速度が遅
くなる。短期の老化の研究を基礎にするものではあるが
、&適のシ、リカ/アルミナモル比は23であると考え
られる。触媒の損耗も、ニッケルをモルデナイトに負荷
することにより抑えられる。
トルエンの不均化に高シリカモルデナイトを用いる際に
喬温が禁忌であることは、この種のモルデナイトをボー
ルヒースらの上記第3,480,539号特許に開示さ
れたような他の反応に使用することにより確認される。
たとえば、ボールヒース特許の表III (第6行)に
おいて、触媒J(シリカ/アルミナモル比69:1)は
、500°Fに指定された反応においてはシリカ/アル
ミナモル比10の通常のモルデナイトである触媒Gより
も幾らか良好な選択性および活性を有するが、温度を5
50°Fに上昇させると高いシリカ/アルミナモル比に
よりもたらされた利点は消失する。同様に、上記引用文
献の第2図および実施例[+において、触媒H(シリカ
/アルミナモル比93)は、記載の反応に関して約50
0’Fの温度で最大活性を示した。
本発明の記載に従えば、アルミナ欠損モルデナイト触媒
と用いる、比較的厳しい条件下での、新規な、かつ、改
良されたトルエン含有供給原石の不均化方法が提供され
る。本発明の具体例の一つを実施する際には、トルエン
含有供給原料を反応帯域に流入させ、帯域内で少なくと
も30のシリカ/アルミナモル比を有するモルデナイト
触媒と接触させる。この触媒は好ましくは40−60の
範囲内のシリカ/アルミナ比を有する。供給原v1は、
l・ルエンの重量毎時空間速度(WHSV )が1より
も大きくなるような速度で反応帯域に供給される。水素
も、水素/トルエンモル比が3−6の範囲内になるよう
な速度で反応帯域に供給する。
反応帯域は370−500℃の範囲の温度、および少な
くとも500 psiHの水素圧で操作して、l・ルエ
ンのベンゼンおよびキシレンへの不均化を実施する1本
発明の好ましい具体例においては、水素は、水素対トル
エンモル比を約4にするような短で反応帯域に供給する
。好ましくは、供給原料は含硫黄11合物を実質的に含
有していない。好ましい反応条件には400−480℃
の範囲内の温度および約600−800 psigの圧
力が含まれる1本発明での使用に好適な触媒の一つは、
約48のシリカ/アルミナ比を有する水素モルデナイト
である。
本発明の他の一態様においては、トルエン供給原料は、
触媒含有反応帯域に供給する前に、屹燥段階にかけるこ
とを必要としない。したがって、25 pHl11を超
える水分含量を有するトルエン供給原料も、直接に反応
帯域に供給することができる。
本発明のいま一つの具体例においては、不均化反応の開
始前に、反応帯域に予備フラッシュガスを供給する。こ
の予備フラッシュカスは、触媒から水を除去して、トル
エンの供給を開始するときまでに実質的に無水の触媒と
するのに十分な温度に加熱しである。これにより、不均
化工程を、この処理なしではトルエンの転化率が犠牲に
なるような幾分低目の温度から始めて、転化率の犠牲な
しに実施することが可能になる。不均化工程の進行につ
れて温度が漸次」1昇し、トルエンの転化率が所望のレ
ベル、典型的には理論型の約80%に保たれる。
上記のように、トルエンの不均化においては、アルミナ
欠損モルデナイト触媒を比較的穏やがな不均化条件下で
使用することが行われてきた。通常、触媒のシリカ/ア
ルミナモル比は20を超えることがなく、反応温度は約
4008C以下、ときには300℃以下である。この場
合にも、特に約:)00℃を超える温度の場合には、上
記のサギット特許およびプランデンブルグ特許に記載さ
れたように、金属を用いて触媒を増強するのが通常の方
法である。約550℃までの、より高い温度を使用する
のが望ましい場合には、より低いシリカ/アルミナ比の
ゼオライトを用いるか、または、よりありきたりの酸性
ハロゲン化物触媒、たとえば塩化アルミニウムを用いる
ことが通常行われている。
本発明においては、通常は低い温度環境での使用に限定
されているアルミニウム欠損モルデナイトご比較的高い
温度条件、特に370−500℃の範囲内の温度におり
るトルエンの不均化に使用する。本発明に使用するモル
デナイト触媒は少なくとも30のシリカ/アルミナ比を
有するものでなければならない。本件触媒は増強するこ
とを必要としない。通常は水素をも反応帯域に供給して
、帯域内の水素圧を少なくとも500 psiHにする
他の指示がなければ、ここで言う圧力は水素の全圧であ
るか、または、水素原料が他の気体を含有している場合
には水素の分圧である。たとえば、90%の水素と10
%の池の気体、たとえば軽質炭化水素および窒素とを含
有する気体の場合には、500 psigの水素圧を得
るためには反応帯域を約555 psigの圧力で操作
しなければならない。不均化反応を実施する圧力は、通
常は約600−800psi)1であろう。より低い圧
力も使用し得るが、触媒のサイクル寿命を減少させるよ
うな高い温度を使用するのでなければ、トルエンの転化
率が低下する結果となる61〜ルエンの不均化反応の反
応帯域は好ましくは約600 psiHまたはそれ以上
の圧力にある。
本発明に使用する温度においては、また、500psi
Hまたはそれ以上の通常の水素圧においては、本発明は
、先行技術が想定しているよりも低い水素要求壁と高い
空間速度との組み合わせで実施することかできる。この
関係では、使用した特定のパラメータには1hr−’を
超えるトルエンの空間速度および:(−6の範囲内の水
素/トルエンモル比が含まれる。典型的な空間速度(W
)ISV )は約1.3ないし約3 hr−’の範囲に
ある。ここに報告した実験は約2.8 hr−’のWH
SVで実施されており、下記の実際のプラント操作は、
約1.3ないし2.3の範囲の空間速度で実施して、理
論値の約80%のトルエン転化率を得ている。これらの
空間速度値では、非芳香族生成物の収率は、主としてプ
ロパンによるものである(約1.5体積%)。
理論上はl・ルエンの不均化において水素は消費されな
いが、実際には大部分のトルエン不均化操作において、
かなりの量の水素が消費されている。
ある商業的工程においてはトルエン1モルあたり水素的
0.14モルの水素消費が報告されており、他のもので
は水素1モルあたりトルエンを 、3モル過剰にすべき
であると報告されている。本発明においては、水素消費
はトルエン1モルあたりに水素0.1モル未満である。
従って、反応帯域からの水素の取り出し址は、水素の同
時供給量との関連で、トルエン1モルあたり水素0.1
モル未満の平均消費量となるようにすべきである。
本発明に関連して行った実験において、種々のシリカ/
アルミナモル比のモルデナイト触媒を試験し、そのトル
エンの不均化反応における活性とこの種の反応における
老化特性とを測定した。
ここでは、触媒A、Bおよび二と呼ぶ3種の触媒を用い
た。試験したモルデナイト触媒は酸く水素)型であった
。触媒Nはシリカ/アルミリ−モル比10であり、触媒
旦−は18、臣は48であった。
活性の点では、触媒r3(シリカ/アルミナ比18)は
触媒■よりもかなり良好であり、高シリカモルデナイト
の触媒9よりもやや良好であった。
触媒影の活性は、触媒Nが42%、触媒(工が45%で
あるのに対して、46%であった。活性(トルエンの転
化率により測定したもの)が5%低下するまでの試行時
間により測定した触媒の老化特性の点では、より活性な
触媒lが触媒Nよりも良好な老化特性を示した。触媒l
は、トルエンの転化率が5%低下するまでに22日間作
動したが、これに対して、触媒Nでは15日間であった
ところが、シリカ/アルミナ比のより高い触媒qは、上
記のように触媒団よりもやや低い活性を示したものであ
るが、老化特性の極めて著しい改良が見られた。48の
シリカ/アルミナモル比を有するこの触aCは、トルエ
ンの転化率の5%低下が見られるまでに52日間作動し
たのである。
ここで図の説明に移る。第1図および第2図は、それぞ
れ触媒−β−および触媒9ユに関してトルエンの転化率
Kを縦軸に、日で表した時間1゛を横軸にとってプロッ
トしたグラフである。第1図の曲線2は触媒影を用いた
場合の原料中のトルエンに対する0分率で表したトルエ
ン転化率の絶対値のグラフであり、曲線:(はトルエン
の理論的全転化率に対する百分率で表したトルエン転化
率を示す。第1図に示したように、試行が約3日日に安
定したところでの初期トルエン転化率は、はぼ46%で
あった6その後、転化率は5%の活性損失に達する段階
まて徐々に下降し、その少し後に、より急速に下降して
試行が終わる。第1図に示した試行において、反応帯域
内の水素圧は約600 psigに保たれ、平均反応温
度は446℃であった。水素は水素/トルエンモル比が
4となるような速度で供給した。
第2図に示した48のシリカ/アルミナモル比を有する
触媒qを用いる実験においては、最初の60日間にわた
って圧力600 psig 、触媒床の入り口において
測定した31L均温度470℃で不均化反応を実施した
。この試行におけるトルエンの%転化率の絶対値は第2
図の曲線5により、理論的転化率に対する百分率で表し
たトルエンの転化率は曲線6により示される。ここでは
、はぼ6日日にトルエンの転化率が安定した後は、30
日間比較的一定に保たれ、52日目まで活性の5%損失
が起きる点に達していない。したがって、触媒以は幾分
厳しい不均化条件(触媒S工に対しては470°0、触
媒影に対しては446℃)のもとにおいてら、触媒lよ
りもかなり大きな老化抵抗性を有している。
この実験の60日目に水素圧を400 psigに減じ
た。トルエンの転化率が降下したので、圧力の低下を補
償するために505℃に温度を上昇させて、工程をトル
エン転化率約44%のレベルに戻した。触媒の活性はユ
ニ日間安定に保たれたが、その後、曲線5および6に示
されるように、約67日日に急速に下降し始めた。73
日目に温度を525℃に上昇させると、トルエンの転化
率が僅かに増加し、続いて、再び比較的急速に触媒の不
活性化が起こった。82日目に試行を停止し、1気圧、
温度525℃で触媒床を流通する窒素気流に空気を混入
して触媒を再生した。初期の再生気流は約4−6時間の
初期期間中、窒素中に10%の空気を含有していた。そ
の後、空気の濃度を増加させ、最後には純粋な空気を触
媒に流通させた。
このようにして約2日間触媒を再生したのち、84日目
に、300 psigの圧力、480℃の温度で試行を
再開した。再生が成功して活性の上昇が見られたが、こ
の試行温度では活性が再び急速に下降した。
触媒9−を用いた上記実験の生成物の組成は第3図に示
した。第3図の曲線7bおよび7xは、それぞれ反応帯
域から流出したベンゼンおよびキシレンのパーセント濃
度Ct−1軸にとり、横軸の時間1゛に対してプロット
したグラフである。この工程の全選択率(ベンセン成分
およびキシレン成分の相)も第3図に曲線7Sとして示
しである。
第3図に示したように、試行が安定したのちは全選択率
は極めて良好であって、85%を超え、ある場合には9
0%を超えた。
上記の実験においては、水素を反応帯域に供給して水素
/1ヘル工ンモル比を4にした。触媒g工の活性に対す
る水素同時供給の影響は第4図に示しである。第4図の
曲線8および9はI−ルエンの転化率K を縦軸に、日
で表した時間Tを横軸にとって、それぞれパーセント転
化率の絶対値および理論的転化率に対する百分率を表し
たグラフである。第4図に示した試行を通じて、不均化
条件は470℃1600psigであった。最初の11
日間、水素/トルエンモル比は4に保った。そこで実験
を停止し、17日間の停止後、再開してさらに8日間、
水素/トルエンモル比を4に保った。36日目にこの比
を1に減らした。この結果、トルエンの転化率が急激に
下降した。38日目にこの比な2.1に増加させるとト
ルエンの転化率は以前のレベル近くにまで増加したが、
その後、急速に下降した。43日目に水素の同時供給層
を増加して初期の比4に戻すと、試行は再び安定するよ
うに見えた。
」1記の実験から、触媒の活性と維持するためには水素
の同時供給が望ましいことがわかる。本件触媒のシリカ
/アルミナ比および本発明に使用する反応条件を考慮す
れば、水素要求蔗は先行技術が示唆するところから予期
されるものよりもかなり少ない。たとえば、ソノダの上
記特許に想定されている比較的高い温度条件においては
、好ましい水素/トルエンモル比は8−20の範囲内で
あると言われている。バビカツテイの上記文献中の実験
が実施された温度(400℃)での水素/トルエンモル
比は5であったが、圧力は大気圧なのである。先行技術
においてより少量の水素を使用する場合には、これらは
通常、低温、低圧の条件と組み合わされているのである
。たとえば、サギットの上記特許において水素/炭化水
素モル比3を用いるときには、トルエンの不均化の反応
条件は550°F、200 psiFlである。ポリツ
アーの上記特許は2ないし20の水#!i/炭化水炭化
水比モル比てはいるが、15.7のシリカ/アルミナ比
を有する中程度のアルミニウム欠損モルデナイトの場合
でも、水素/トルエンモル比10を使用している。
上記のように、ポリツアーの特許は、アルミニウム欠損
モルデナイトを用いるトルエンの不拘1ヒは実質上水を
含有しない環境で行うべきであり、したがって、供給原
料は実質上無水状態、水分251)I)111未満、好
ましくは10 ppm未満でなければならないことを示
唆している。ポリツアー特許は特に、トルエン原料中の
水分旦が極めて僅かに増加(6ないし15 ppm) 
しても、僅か数時間または数日後にはトルエンの転化率
がかなり減少することを開示し、上限を25 ppmと
指定している。
これに対して本発明は、ポリツアー特許では不満足であ
ることが示されていた濃度である1、5pp…以上の、
また、ポリツアー法の上限、25 ppm以上のトルエ
ン原料中の水分濃度をも許容する。本発明はトルエンの
貯蔵原料が周囲の大気条件下で遭遇する約50 ppm
ないし250 ppm  (飽和)の範囲の水分濃度に
も容易に適応し得る。このことは、触媒以を用いて10
0 ppmを超える水分を含有するトルエン原料流で実
施した実験およびブランI−操作により示されている。
触ti片および水分含i 143 ppmのトルエン原
料を用い、600 psigの圧力、試験の大部分を通
じて458−470℃の温度で一つの試験を行った。水
素を同時供給して水素/トルエンモル比を4とした。こ
の実験の結果は第5図に示しである。第5図はパーセン
ト転化率Kを縦軸に、日で表した時間を横軸にとったグ
ラフである。第5図の曲線11は転化率の絶対値であり
、曲線12は理論値に対する百分率で表したトルエンの
転化率である。第5図の実験かられかるように、本件触
媒は最初の11日間にわたって僅かな活性低下を示すの
みである。12日日日温度を約458℃がら470℃に
上げると、この試行の残りの2日間は、対応する転化率
の増加が見られた。触媒の老化特性の点でも、約200
pp…のH2Oを含有するトルエン供給原料でのプラン
ト試行で、同様の結果が見られた。この結果は、はるか
に少量の水分でも僅か数日後に触媒活性のかなりの低下
を生ずるボリツγ−特許の開示とは対照的なものである
上記の結果は原料にかなりの量の水素を添加すべきであ
ることを意味すると理解してはならない。
この点では、原料中のトルエンを基準にして18体積%
の及の水蒸気を同時供給すると、伍か1時間後にトルエ
ンの転化率が理論的転化率の83% ゛から23%に低
下するのである。水蒸気の同時供給を1時間停止すると
、トルエンの転化率は部分的に回復して理論値の64%
になる。その後19時間水蒸気を同時供給すると、実質
1全ての触媒活性が失われる。再生後にもトルエンの転
化率は理論値の60%に達するのみで、しかも、試験の
終了まで急速に下降する。
本発明の不均化方法におけるトルエンの転化率に対する
硫化水素の効果を測定する実験も行われた。この実験の
結果は第6図に示しである。第6図の曲線15および1
6は、それぞれトルエンのパーセント転化率にの絶対値
および理論値に対するパーセントで表したトルエンの転
化率を、日で表した時間′Fに対してとったグラフであ
る。
この実験において、正常な反応温度は470℃1水素圧
は600 psigであり、トルエンとともに水素を供
給して5水素/トル工ンモル比を4とした。この試行は
12日日日で通常の様式で実施し、この時点でトルエン
を基準にして4体積%の量の硫化水素を原料流に添加し
た。第6Vに示すように、トルエンの転化率は急速に低
下し、ついで安定した615日口に硫化水素の同時供給
を停止すると、触媒活性は実質上フラットになり、活性
の損失が僅かなものに過ぎないことを示した。試行を停
止し、触媒を再生した。ついで、硫化水素の供給なしに
試行を開始した。触媒の活性は、触媒床に硫化水素を最
初に負荷した以前のレベルに回復した。
上記のように、トルエンの不均化工程に同時供給原料と
して水素を使用することは普通に行われている。水素は
反応(1)に示されたような意味では不活性であり、反
応物質ではなく、不均化反応では消費されない0本発明
の他の具体例においては、不均化工程へのトルエンの供
給を開始する曲に触媒床を予備調整するたy)の始動工
程に、水素または他の同様に不活性な気体を使用した。
予Oi?i調整工程は触媒床に加熱不活性気体を流通さ
せろことよりなる。この結果、下記の実験に示すように
触媒の初期活性が増加し、始動工程なしの場合よりも幾
分低い温度でこの方法を実施することが可能になった。
始動工程の試験結果は第7図および第8図に示しである
。これらはトルエンのパーセント転化率K を日で表し
た時間′rに対してプロットしたグラフを表す。第7図
に示した実験において、第1の試行は通常の手法で、ト
ルエンおよび水素を温度470℃の触媒床に供給して開
始した。第2の試行においては、トルエンの供給を開始
する前に12時間、460℃の温度で水素気流を触媒床
に通ずることにより開始した。この2種の試行の結果は
第7 [:aに示されている。第7図の曲線18および
19はそれぞれ試行1および2のトルエンの転化率の絶
対値を示し、曲線21および22はそれぞれ試行1およ
び2のトルエンの転化率の理論値に対する百分率を示す
、第9日の終わりに終了した試行2の全体を通じて温度
は460゜Cに保った。試行1中の反応温度は470℃
であった。
た。
始動工程に関して実施した他の試験は第8図に示されて
いる。ここでは、窒素を予備フラッシュカスとして使用
し、どちらの試験も同一の温度、470℃で実施した。
第8図の曲線24および25は、それぞれ、1ヘルエン
の供給開始前に16時間窒素の予備フラッシュをした場
合の、トルエンの転化率の絶対値および理論値に対する
百分率を表す。窒素は470℃の温度に加熱した1曲@
 27および28はトルエンおよび水素を直接触媒床に
供給して開始した試行4についての対応する情報を示す
。第8図に示したように、予備フラッシュ段階はトルエ
ンの転化を増加する結果となり、これは試験期間を通じ
て持続した。
本発明のこの具体例は理論により限定されるものではな
いが、本発明に使用する型の高シリカ/アルミナ比のモ
ルデナイI・は吸湿性であり、触媒骨格中に存在する水
が活性サイトをある程度ふさいでしまうと考えられてい
る。触媒をトルエンにさらす前に触媒床に加熱ガスを通
ずることにより、触媒が脱水して、より多くの活性サイ
トが転化反応に利用され得るようになる。
予備フラッジユニ程の継続期間と加熱ガスの温度とは相
関関係にあり、温度が高けれは期間は短くてよい6実用
上は、予備フラッシュガスを少なくとも400℃の温度
に加熱し、予備フラッジユニ程を少なくとも24時間継
続するのが通常は望ましい。通常は、予備フラッシュカ
スを転化反応中、単に原料流とほぼ同一の温度に加熱す
る。触媒を脱活温度条件にさらさないために、より高い
ンm度は避けるべきである。
本発明は、約ZOOppm水を含有する1〜ルエン原1
″I流の不均化に、プラント操作で使用されている。本
FF方法を実施する際には、316℃の温度の水素を、
上記触媒Ω−を含有する反応器に4.5日間通ずる。第
18目には、流出水素からかなりの量の水が回収される
。その後、流出水素に随伴する水は減少し、流出ガスが
実質的には乾燥状態になって、触媒が実質的には完全に
脱水されたことと示す。その後、反応器にトルエンを、
日量約3000バーレルの初期速度で供給し、1週間か
けて、日量約5000ないし6000バーレルに増加す
る。その後は、反応器に対する平均トルエン負荷を1」
祉約6000−8000バーレルの範囲に保つ。
この反応器に、水素/トルエンモル比的4で水素を供給
し、水素および反応器を約620ないし約650 ps
igの範囲の入口圧で操作した3この水素原料流は約9
2%の純度を有し、したがって、反応器内の水素の分圧
は約570−000 psigの範囲であった。反応器
を通じての圧力勾配は、入口から出口まで約10 ps
iであった。反応器の入口温度は、操作の最初の2週間
は385℃ないし約395℃の範囲内に保ち、ついで、
漸次上昇させて、約8週間の操作後には、約420−4
30℃の範囲内にした。反応器を通じての上向きの温度
勾配は、約10℃から約30’ Cに変化した。
最初のユニ日の始動期間中に、空間速度は約0.6から
約1.3 WHSVまで、漸次増加した。工程が安定し
たのちは、約1.4ないし2.3 hr”の平均空間速
度(WHSV)を用い、結果として、理論値の約80%
の平均トルエン転化率が得られた。この工程を通じての
水素の平均消費量は、トルエン1バーレルあたり約88
5CFであり、トルエン1モルあたり水素的0.08モ
ルに相当する。
本発明の特定の具体例を記述したことにより、本発明の
変更が当業者に示唆され得ることが理解され、この種の
変更が全て特許請求の範囲に含まれることが示されたで
あろう。
【図面の簡単な説明】
第1図はシリカ/アルミナ比18の酸浸出アルミニウム
欠損モルデナイト触媒を用いた不均化工程のトルエン転
化率を表すグラフである。 第2図は種々の圧力、温度条件下でシリカ/アルミナ比
48のアルミニウム欠損モルデナイI・触媒でのトルエ
ン転化率を表すグラフである。 第3図は第2図に示した試行でのベンゼンおよびキシレ
ンの生成型および全選択率を表すグラフである。 第4図は水素同時供給のトルエン転化率に与える影響を
表すグラフである。 第5図は触媒活性に与える水の影響を表すグラフである
。 第6図は硫化水素のトルエン転化率に与える影響を表す
グラフである。 第7図および第8図は種々の始動工程の差異がトルエン
転化率にj5.える影響を表すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)トルエンのWHSVを1より大きいものとす
    るような速度でトルエン供給原料を反応帯域に流入させ
    て、上記反応帯域内のシリカ対アルミナのモル比が少な
    くとも30であるモルデナイト触媒と接触させ、 (b)上記反応帯域に、水素/トルエンモル比を3−6
    の範囲のものとするような速度で水素を供給し、 (c)上記範囲帯域内で、370−500℃の範囲内の
    温度および少なくとも500psigの水素圧で不均化
    反応を実施し、 (d)ベンゼンおよびキシレンを含有する不均化生成物
    を上記反応帯域から取り出す 各段階よりなる、トルエン含有供給原料の不均化による
    ベンゼンおよびキシレンを含有する不均化生成物の製造
    方法。 2、上記反応帯域を少なくとも600psigの水素圧
    で操作することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 3、上記反応帯域に、水素/トルエンモル比を約4とす
    るような量の水素を供給することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 4、上記モルデナイト触媒が40−60の範囲内のシリ
    カ/アルミナモル比を有するものであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。 5、上記モルデナイト触媒が約48のシリカ/アルミナ
    比を有するものであることを特徴とする特許請求の範囲
    第4項記載の方法。 6、上記反応帯域を少なくとも600psigの圧力で
    操作することを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の
    方法。 7、上記範囲帯域を約380−480℃の温度で操作す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の方法。 8、上記の各段階以外に、上記反応帯域へのトルエン供
    給原料の供給に先立って上記反応帯域に加熱予備フラッ
    シュガスを供給し、上記加熱ガスを流通させて上記モル
    デナイト触媒と接触させることにより始動工程を開始す
    る段階をも有する特許請求の範囲第1項記載の方法。 9、上記予備フラッシュガスを少なくとも400℃の温
    度で少なくとも24時間、上記反応帯域に供給すること
    を特徴とする特許請求の範囲第8項記載の方法。 10、トルエン供給原料の上記反応帯域への流入を開始
    する際に、上記反応帯域を、まず、370−500℃の
    範囲内の比較的低い第1温度で操作し、続いて、上記第
    1温度より高い上記範囲内の第2温度で操作することを
    特徴とする特許請求の範囲第9項記載の方法。 11、上記予備フラッシュガスが水素を含有するもので
    あることを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の方法
    。 12、上記予備フラッシュガスが窒素を含有するもので
    あることを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の方法
    。 13、上記反応帯域に供給する水素の量との関連で、上
    記反応帯域内での平均水素消費量をトルエン1モル当た
    り0.1モル未満とするような量で上記反応帯域から水
    素を取り出すことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 14、25ppmを超える水分含量を有する上記トルエ
    ン供給原料を反応帯域に流入させて、上記反応帯域内の
    、少なくとも30のシリカ対アルミナモル比を有するモ
    ルデナイト触媒と接触させ、上記範囲帯域内で、370
    −500℃の範囲内の温度で不均化反応を実施し、 ベンゼンおよびキシレンを含有する上記不均化生成物を
    上記反応帯域各取り出す 各段階よりなる、トルエン含有供給原料の不均化による
    ベンゼンおよびキシレンを含有する不均化生成物の製造
    方法。 15、上記トルエン供給原料が50ppm−250pp
    mの範囲内の水分含量を有するものであることを特徴と
    する特許請求の範囲第14項記載の方法。 16、水素を上記反応帯域に供給し、少なくとも500
    psigの水素圧で上記不均化反応を実施することを特
    徴とする特許請求の範囲第14項記載の方法。 17、上記反応帯域を少なくとも600psigの水素
    圧で操作することを特徴とする特許請求の範囲第16項
    記載の方法。 18、トルエンのWHSVを1より大きいものとするよ
    うな速度で上記供給原料を上記反応帯域に供給し、上記
    反応帯域に、水素対トルエンモル比を少なくとも4とす
    るような量の水素を供給することを特徴とする特許請求
    の範囲第14項記載の方法。 19、上記モルデナイト触媒が40−60の範囲内のシ
    リカ/アルミナモル比を有するものであることを特徴と
    する特許請求の範囲第14項記載の方法。 20、上記モルデナイト触媒が約48のシリカ/アルミ
    ナモル比を有するものであることを特徴とする特許請求
    の範囲第19項記載の方法。 21、上記の各段階以外に、上記反応帯域へのトルエン
    含有供給原料の供給に先立って上記反応帯域に加熱予備
    フラッシュガスを供給し、上記加熱ガスを流通させて上
    記モルデナイト触媒と接触させ、上記触媒から水を抽出
    することにより始動工程を開始する段階をも有する特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 22、トルエン供給原料の上記反応帯域への流入を開始
    する際に、上記反応帯域を、まず、370−500℃の
    範囲内の比較的低い第1温度で操作し、続いて、上記第
    1温度より高い上記範囲内の第2温度で操作することを
    特徴とする特許請求の範囲第21項記載の方法。 23、少なくとも30のシリカ対アルミナモル比を有す
    るモルデナイト触媒を含有する反応帯域に上記触媒を脱
    水するのに十分な温度に加熱した上記予備フラッシュガ
    スを流通させ、 水の随伴する上記予備フラッシュガスを上記反応帯域か
    ら取り出し、 その後、上記反応帯域内に上記トルエン供給原料を通じ
    て上記モルデナイト触媒と接触させ、上記反応帯域内に
    おいて、370−500℃の範囲内の温度でトルエンの
    不均化反応を実施し、ベンゼンおよびキシレンを含有す
    る上記不均化生成物を上記反応帯域から取り出す 各段階よりなる、トルエン含有供給原料の不均化による
    ベンゼンおよびキシレンを含有する不均化生成物の製造
    方法。 24、まず、上記反応帯域内において比較的低い第1温
    度で上記不均化反応を実施し、その後、上記温度を時間
    とともに継続的に上昇させて上記第1温度より高い、上
    記不均化反応を実施するための温度にすることを特徴と
    する特許請求の範囲第23項記載の方法。 25、上記反応帯域内に水素を供給し、上記不均化反応
    を少なくとも500psigの水素圧で実施することを
    特徴とする特許請求の範囲第23項記載の方法。 26、上記反応帯域を少なくとも600psigの水素
    圧で操作することを特徴とする特許請求の範囲第23項
    記載の方法。 27、上記モルデナイト触媒が40−60の範囲内のシ
    リカ/アルミナモル比を有することを特徴とする特許請
    求の範囲第26項記載の方法。 28、上記モルデナイト触媒が約48のシリカ/アルミ
    ナモル比を有することを特徴とする特許請求の範囲第2
    7項記載の方法。 29、上記反応帯域を約380−480℃の温度で操作
    することを特徴とする特許請求の範囲第28項記載の方
    法。 30、上記予備フラッシュガスが水素を含有することを
    特徴とする特許請求の範囲第29項記載の方法。
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