JPS62223018A - 薄板状含水ジルコニア微結晶および製造方法 - Google Patents

薄板状含水ジルコニア微結晶および製造方法

Info

Publication number
JPS62223018A
JPS62223018A JP60278526A JP27852685A JPS62223018A JP S62223018 A JPS62223018 A JP S62223018A JP 60278526 A JP60278526 A JP 60278526A JP 27852685 A JP27852685 A JP 27852685A JP S62223018 A JPS62223018 A JP S62223018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zirconia
crystal
thin plate
fine crystal
ion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60278526A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuro Kato
加藤 悦朗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP60278526A priority Critical patent/JPS62223018A/ja
Priority to EP86108797A priority patent/EP0207469B1/en
Priority to DE86108797T priority patent/DE3688153T2/de
Priority to CN86104600A priority patent/CN1008997B/zh
Priority to KR1019860005359A priority patent/KR920007598B1/ko
Priority to US06/881,812 priority patent/US4765970A/en
Priority to AU59718/86A priority patent/AU591141B2/en
Publication of JPS62223018A publication Critical patent/JPS62223018A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は本発明者によって既に出願された昭和60年特
許願第147238号の追加の発明であり9発明の目的
、用途はほぼ同じで、加熱により一層優れた薄板状ジル
コニア微結晶に変化する薄板状含水ジルコニア微結晶お
よび製造方法に関するものである。
ジルコニア(Zr02およびその固溶体をここではジル
コニアと総称する)は高耐火性酸化物でファインセラミ
ックスとして各種の応用がある。一般にセラミックス用
ジルコニア原料粉末は微粒子のものが使用されるが、従
来薄板状ジルコニア微粒子は製造することができず、使
用もされていない。
本発明者は種々の実験を繰り返して、薄板状ジルコニア
に最も接近した原子配置を持つ従来全く知られていない
薄板状含水ジルコニア微結晶を合成した。この微結晶は
Zrを主とする金属イオンと。
酸素を主とする陰イオンとから成る層状構造の化合物で
、 Zrと0の相互位置がZ r02結晶と類似してそ
の粉末X線回折図形は、第2図(b)に示すように。
その主要ピークのいくつかが正方または立方型Z rO
2のそれ(第2図(C)、(d))とほぼ同じ位置にな
る結晶で1層面に平行方向に拡がり、厚さが200Å以
下の薄板状であることを特徴とする特許である。
Z「とOの空間位置が正方または立方型ZrO2に近い
ことは極めて重要な点で、加熱により第1Nに示すよう
に、約600℃までに徐々に含有する水分を失って正方
または立方型のジルコニアに変化するが1粒子形状は殆
んど変化せず薄板状のままである。この薄板状ジルコニ
アは1000”Cまでの加熱で外形および結晶形に殆ん
ど変化がみられない。
本発明の薄板状含水ジルコニア微結晶は可溶性ジルコニ
ウム塩をZrとして0.1〜1.0 ’I eatcm
/’g 。
SO;−イオンを02〜2.Og・1(3)/l含有す
るPH2,0以下の酸性水溶液を100〜300”Cに
熱処理して先ず薄板状の含SO曾  ジルコニア微結晶
を生成させ。
この微結晶を塩基性水溶液中で熟成して5Off−イオ
ンを置換除去することにより得ることができる。
この最後の熟成処理は5Oy−イオンをOH−イオンと
置換するt:めのもので、第2図(a)および(b)に
示すように、熟成の前後でその粉末X線回折図形には殆
んど変化は見られないが、その熱電jiテ分析の結果に
は大きな差が表われ、第1図に比1咬して示したように
、熟成後のものは650℃附近のSO3の離脱による重
量減を殆んど示さない。さらに重要なことはこの熟成後
ならびに高温熱処理後にも。
薄板状の形状が保イfされろことである。
SOイを熟成によって置換するt:めには、溶液のPH
が高い程、また処理温度が高い程、処理時間を短くする
ことができるが、しかし処理温度が150”Cを越えろ
と薄板状が破壊され易い。95”0〜100℃附近の処
理が最も好もしい結果を与える。
本発明の薄板状含水ジルコニア微結晶は有接溶媒で水を
置換後乾燥するか、抹結乾燥を行えば。
凝集のない個々の結晶粒子として得ろことができる。ま
た比較的低温の仮焼で正方または立方型ジルコニア結晶
の薄板状微粒子に変化する。さらにこの際、 Y2O3
、CaO、MgO等の共存でそれらの固溶体、すなわち
安定化または部分安定化ジルコニアの薄板状微結晶を得
ることができろ。
しかし驚るくべきことに9本発明の薄板状含水ジルコニ
ア微結晶は、何らのY2O3等の安定化剤のない場合で
も、  1000”Cの高温処理後もなお立方または正
方型の結晶であり、また粒子外形はなお薄板状を保つ。
特に1000”Cの仮焼で第2図(d’)に示スヨウに
Ill斜ジルコニアに転移することなく正方または立方
型結晶を保つ点は結晶粒子として極めて特異な点である
。熟成前の薄板状含硫酸ジルコニアは、一般の水酸化ジ
ルコニウムや加熱加水分解による含水ジルコニアと同様
に1000℃の熱処理では第2図(e)に示すように単
斜ジルコニアに変化するので、これは本発明薄板状含水
ジルコニア微結晶だけが特に熱処理後のジルコニアの状
態でも完全にその薄板状形状を保有するためと考えられ
、学術的にも注目すべき事項である。
本発明の薄板状微粒子はその形状の特徴によって、薄膜
状もしくはシート状セラミックスの主原料、あるいは副
原料として好適である。ともに成形時、平面方向に配列
し易く、極めて薄い膜に対しても成形強度をljえ、か
つ焼成時面積方向の収縮を軽減して亀裂や反りなどの発
生を防ぐからである。またPZTなどの圧電性セラミッ
クスの原料として特異な効果を持ち、ジルコニアと反応
して生成する圧電結晶はジルコニアの薄板性によって配
向し、その性能を高める。またこれらの微粒子を懸濁し
たゾルまたは泥漿は固体面への塗布によって面方向に配
向するので、セラミックスへの表面処理の他、一般にコ
ーティング材、塗料充填材。
化粧品、防錆塗料、耐酸化耐熱塗料などとしても極めて
価値の高いものである。
実施例 1 試薬炭酸ジルコニルを硫酸に溶解して硫酸ジルコニウム
水溶液を調製した。溶液濃度はZrとして約0.25 
mol / l 、 HgSO4として約Q、5mol
/gで、 PHは2.0以下であった。これをテフロン
容器中に密閉し、オートクレーブ中で200℃に2日間
加熱処理を行い白色の析出沈澱物を得た。これはZrl
原子当りSO2−を約0.4モル含有する含硫酸層状化
合物であるゝテ2♂iNの稀薄アンモニア水中に懸濁し
て97゛Cに2昼夜熟成した。
生成物は水洗乾燥してその一部を透過電子顕微鏡で観察
すると、大きさ約1000人、厚さ約70人の多数の薄
板状微粒子であった。化学分析によればZrl原子当り
5Or−は0.05モル程度に減少していた。
しかし粉末X線回折図形は第1図に示すように。
熟成前の含硫酸化合物(a)と熟成後の脱硫物(b)と
は殆んど同じであった。またこの粉末を600℃に仮焼
した粉末は(C)のようで正方もしくは立方型ジルコニ
アに変化するが、いづれも粒子外径は薄板状のままであ
った。なお熟成前の薄板状含硫酸ジルコニアは、 10
00℃の熱処理後は一般の正方型ジルコニア微tx J
’−と同様に単斜型ジルコニアに転移したが(第2図(
e))、本発明の薄板状含水ジルコニアでは正方もしく
は立方型結晶のままであり(第2図(d))9粒子形状
にも殆んど変化がなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の薄板状含水ジルコニア微結晶からなる
粉末の熱重量分析結果である。また第2図は試料の粉末
X線回析図形(CuKa)を示すもので。 (a)は本発明の先駆物質である薄板状含硫酸ジルコニ
ア、(b)は本発明の薄板状含水ジルコニア。 (C)および(d)はそれぞれ(b)を600 ’Cお
よび1000℃に熱処理して得られた立方もしくは正方
型ジルコニア、(e)は(a)を1000”Cに熱処理
して得られたlit 2i 型ジルコニアである。 温窪じC) % 1 図 第 2 口 手続補正書(自発)(ロ) 昭和61年7月ノア日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)Zrを主とする金属イオンと、Oを主とする陰イオ
    ンとからなる層状構造の化合物で、ZrとOの相互位置
    がZrO_2結晶と類似してその粉末X線回折図形の主
    要ピークのいくつかが正方または立方型ZrO_2とほ
    ぼ同じ位置になる結晶で、層面に平行方向に拡がり、厚
    さが200Å以下であることを特徴とする薄板状含水ジ
    ルコニア微結晶。 2)可溶性ジルコニウム塩をZrとして0.1〜1.0
    g・atom/l、SO^2^−_4イオンを0.2〜
    2.0g・ion/l含有するPH2.0以下の酸性水
    溶液を100〜300℃熱処理して先ず薄板状の含SO
    ^2^−_4ジルコニア微結晶を生成させ、この微結晶
    を塩基性水溶液中で熟成してSO^2^−_4イオンを
    置換除去することを特徴とする薄板状含水ジルコニア微
    結晶の製造方法。
JP60278526A 1985-07-03 1985-12-10 薄板状含水ジルコニア微結晶および製造方法 Pending JPS62223018A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60278526A JPS62223018A (ja) 1985-12-10 1985-12-10 薄板状含水ジルコニア微結晶および製造方法
EP86108797A EP0207469B1 (en) 1985-07-03 1986-06-27 Flaky zirconia type fine crystals and method for producing them
DE86108797T DE3688153T2 (de) 1985-07-03 1986-06-27 Schuppenartige feine Kristalle des Zirkoniumoxydtyps und Verfahren zu deren Herstellung.
CN86104600A CN1008997B (zh) 1985-07-03 1986-07-02 片状氧化锆型细粒晶体的生产方法
KR1019860005359A KR920007598B1 (ko) 1985-07-03 1986-07-02 편상 지르코니아형 미세결정 및 그의 제조방법
US06/881,812 US4765970A (en) 1985-07-03 1986-07-03 Flaky zirconia type fine crystals and methods of producing the same
AU59718/86A AU591141B2 (en) 1985-07-03 1986-07-03 Flaky zirconia fine crystals and methods of producing them

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60278526A JPS62223018A (ja) 1985-12-10 1985-12-10 薄板状含水ジルコニア微結晶および製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62223018A true JPS62223018A (ja) 1987-10-01

Family

ID=17598503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60278526A Pending JPS62223018A (ja) 1985-07-03 1985-12-10 薄板状含水ジルコニア微結晶および製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62223018A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10330116A (ja) * 1996-12-20 1998-12-15 Basf Ag 巨大表面積を有する単斜晶系二酸化ジルコニウム
JP2008526669A (ja) * 2004-12-30 2008-07-24 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ジルコニア粒子
JP2012504094A (ja) * 2008-09-30 2012-02-16 サン−ゴベン・セントル・ドゥ・レシェルシェ・エ・デチュード・ユーロペアン 酸化ジルコニウムの粉末

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10330116A (ja) * 1996-12-20 1998-12-15 Basf Ag 巨大表面積を有する単斜晶系二酸化ジルコニウム
JP2008526669A (ja) * 2004-12-30 2008-07-24 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ジルコニア粒子
JP2012504094A (ja) * 2008-09-30 2012-02-16 サン−ゴベン・セントル・ドゥ・レシェルシェ・エ・デチュード・ユーロペアン 酸化ジルコニウムの粉末

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63274663A (ja) ジルコニアセラミツク材料用組成物
JPH0573712B2 (ja)
JPH0524844A (ja) 水和ジルコニアゾルおよびジルコニア粉末の製造方法
Bogicevic et al. Morphogenesis mechanisms in the solvothermal synthesis of BaTiO 3 from titanate nanorods and nanotubes
Chen et al. Reduced activation energy and crystalline size for yttria-stabilized zirconia nano-crystals:: an experimental and theoretical study
JPH05208819A (ja) 安定化金属酸化物及びその製造方法
KR920007598B1 (ko) 편상 지르코니아형 미세결정 및 그의 제조방법
JPS62223018A (ja) 薄板状含水ジルコニア微結晶および製造方法
Srisombat et al. Chemical synthesis of magnesium niobate powders
JPS62138329A (ja) 超薄板状ジルコニア微結晶粉末および製造方法
RU2598728C1 (ru) Способ получения наноструктурного порошка вольфрамата циркония
JPS627629A (ja) 薄板状ジルコニア系微結晶
JPH0472775B2 (ja)
Stenina et al. Heat-treatment induced evolution of the morphology and microstructure of zirconia prepared from chloride solutions during
Nesterov et al. Use of Chelate Complexes of Lead (II) in Low-Temperature Technologies of Ceramic Piezoelectric Materials
JPS6227328A (ja) 易焼結性ペロプスカイトおよびその固溶体原料粉末の製造方法
JP3265597B2 (ja) ジルコニア微粉末の製造方法
Shahnawaz et al. EVOLUTION AND CHARACTERIZATIONS OF AURIVILLIUS BISMUTH TITANATE BY MODIFIED SOLID STATE PROCESSING
JP7472956B2 (ja) 粉末及びその製造方法
RU2702588C1 (ru) Способ получения оксида иттрия для керамических изделий
KR100531137B1 (ko) 공침전법에 의한 압전세라믹스 제조방법
JPS5888121A (ja) 二酸化チタンの製造方法
JP2001259324A (ja) セラミックスフィルターの製造方法
Sisson Jr et al. Effects of ultrasonic agitation on microstructure and phase transformations in nanocrystalline ZrO2 Al2O3
JP3237140B2 (ja) 水和ジルコニアゾルおよびジルコニア粉末の製造法