JPS62222952A - 記録媒体保持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は記録媒体保持装置に関し、詳しくはインクジェ
ットプリンタなどの記録装置において、記録媒体である
シート類を吸引した状態で記録位置に保持する装置に関
するものである。

［従来の技術］ 従来からインクジェットプリンター等の記録装置では安
定した記録画質が得られるようにするために記録ヘッド
の対向面側に位置するプラテンに吸引孔を有する吸引装
置を設け、この吸引装置により記録シートを吸着させる
ようにしたものが広く知られている。しかして、このよ
うな装置を設けることにより単に記録シートをプラテン
に固定するだけでなく記録ヘッドから投射されたインク
により記録紙等が膨張し、そのために平面性が失なわれ
、画質が劣化することなどを防止するようにしている。

また、２種以上の幅の記録シートを用いるプリンターに
おいては、吸引装置が吸着する領域を変化させることが
可能なように４１１ｉ成されているが、一般にこのよう
に構成されたものにおける吸着効果は記録シートが吸引
装置の吸着面の全面を覆った場合にのみ有効であり、記
録シートが吸引装置の吸着幅より小さい場合には記録シ
ートに覆われない吸引装置の吸着孔から空気がたやすく
流入するため、吸引装置内の負圧値が減少してしまい、
その効果が大幅に減少する。

そこで、吸着領域の可変な記録媒体保持装置として第３
図に示すようなものがある。

本例では、記録紙ＩＡが分割された吸引部２Ａおよび２
Ｂのうちの２へのみによって保持される場合が示されて
おり、ここで、記録紙ＩＡは吸引孔３を有するプラテン
４の吸引部２八によって保持され不図示の記録ヘッドに
より記録される。しかして、このとき、吸引ブロア（図
示せず）により負圧となった空気はチューブ５および電
磁弁６Ａを介してプラテン４の吸引部２Ａのみに供給さ
れ、電磁弁６Ｂは開弁されないので、この方の吸引孔３
からの空気流入は防止される。

しかしながら、本例のような記録媒体保持装置において
は、所謂大版と呼ばれるようなへ〇、Ａ１等の記録紙が
使用される場合に、記録紙自体の平面が保持されにくく
、プラテン４に保持された時に第４図に示す如く、紙面
の途中に浮きが発生ずる。すなわち、全体を同時に吸着
しようとすると紙面全体が同時にプラテン４に拘束され
るので浮きの分のたるみが逃げ場を失い、この浮きが解
消されないままプラテン４に吸着状態になってしまうと
いう欠点があった。

そこで、このようになると、記録が乱れるばかりでなく
、浮いた部分から空気が流入しやすいので吸着力も低下
することになり、浮きの部分の一層の増大を招き易く、
これにより記録ヘッド等が接触し、故障を招くなどのお
それが有った。

また、このような従来の記録媒体保持装置では使用する
記録シートの幅が多種類である場合、その種類に対応し
た数だけの電磁弁が必要となってしまい消費電力が増加
するという欠点もあり、その上重量増加を招く。

また、特公昭６０−２３０５４号公報で開示された記録
媒体保持装置があり、本例では上記の様な欠点が解消さ
れているが使用する記録シートの幅が相当長い場合、例
えばＡｎ、ＡＩ等の所謂犬版紙を使用する場合において
、その前後に使用する記録シートの幅がＡ４，８５など
、比較的小さなものであるときは記録シート幅の差の１
７２に相当する長さを移動する必要があって動作に時間
を要するという欠点があった。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明の目的は、上述従来例の欠点を除去し、大版の記
録シートを用いる場合にもシートの浮きが発生せず、ま
た、操作のための駆動源の数量を増加させる必要がなく
、更にまた、吸着領域の変化幅が大なる時においても短
時間の動作で、かつ小さな動力で駆動可能な記録媒体保
持装置を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ かかる目的を達成するために、本発明は、記録装置の記
録位置に沿って区画して配置され、それぞれ、記録媒体
の吸引が可能な複数の吸引部と、複数の吸引部の各々を
減圧可能な減圧手段と、複数の吸引部のうち、記録位置
の一方の端部に配置された吸引部の側から減圧される吸
引部の個数が増大するように減圧手段を制御する手段と
を具えたことを特徴とするものである。

［作用］ 本発明記録媒体保持装置においては、記録シートの幅に
よって適切にその幅に対応したプラテンの吸引部により
吸引されると共に、幅の大きい記録シートの場合はその
幅に沿って片方の側の吸引部から順次に吸引が行われる
ので、シートの途中に浮きが生じたりすることが防止で
きて、適正に記録を実施することができる。

［実施例］ 以下に、図面を参照して本発明の実施例を詳細かつ具体
的に説明する。

第１図および第２図は本発明の一実施例を示す。ここで
、ＩＢは大幅の記録紙であり、本例の場合、吸引部はプ
ラテン４において２Ａ、２Ｂ、２Ｃの３つの区画に分割
されており、記録紙ＩＢはこれら３つに分割された吸引
部２八、２Ｂおよび２Ｃのほぼ全幅にわたって保持され
、その間に設けられた吸引孔３を介して吸着される。

１０は空気連通溝１１を有し、軸１２の周りに回動自在
とした回動弁であり、１３はその軸１２に同軸に配設し
たカム、１４は回動弁１０および軸１２をカム１３と共
に駆動するモータである。１５は上記回動弁１０の溝１
１が形成されている面に気密を保って摺接する負圧分配
部であり、分配部１５には吸引チューブ１６により吸引
部２Ａ、２Ｂおよび２Ｇとそれぞれ接続される吸引通路
１５Ａ、１５Ｂおよび１５Ｃと、チューブ１７により図
示しない吸引ブロワと接続される共通吸引通路１５０と
が配設されている。

回動弁ｌＯと負圧分配部１５とは第２図のように組立て
られ、一方、回動軸１２に設けたカム１３の周りには第
１図に示すように位置検知センサ１８八、１８Ｂおよび
１８Ｇが配設してあって、図示の状態ではカム１３の凸
部１．３Ａがセンサ１８への位置にあり、このような回
動弁１０の動作位置では連通溝１１を介して吸引部２八
と共通吸引通路１５Ｄとが連通し、吸引部２Ａのみが吸
引ブロワによって吸引される。

また、回動弁１０が矢印Ａの方向に回動させられると、
負圧分配部１５の吸引通路１５１１．１５Ｃがこの順序
で回動弁１０側の連通溝１１を介して共通吸引通路１５
Ｄと連通ずるので、回動弁ｌＯの回動に従い　吸引部２
８．２Ｇから次々と吸引が可能となり、そのような回動
位置は検知センサ１８Ｂ、１８Ｇによってそれぞれ検知
される。

このように構成した記録媒体保持装置においては、記録
がなされる記録媒体の大きさ、すなわち幅に応じてその
幅より幾分狭い範囲の吸引孔３から吸引がなされるよう
に回動弁ｌＯの最終動作位置が制御され、記録媒体の幅
に応じた吸引部が２Ａ、２Ｂおよび２Ｃのうちから２Ａ
、２Ｂ　、・・・の順序で設定されるもので、回動弁１
０の位置は、センサ１８Ａ。

１８Ｂ、・・・によって検知され、その信号によりモー
タ１４がオン・オフされればよい。

しかして、例えば記録媒体が第１図に示すような大幅の
記録シートＩＢである場合には、回動弁１０はまず当初
図示のような位置にあって、吸引部２Ａからのみ吸引し
始め、モータ１４の駆動と共に、吸引部２Ｂ、更に２Ｃ
からも順次に吸引されるようになる。かくして当初吸引
部２Ａによって吸引されるシートＩＢの範囲は小さいの
で、その途中に浮きの発生するようなことがなく、この
ようにして本図で吸引部が２Ｂ、２Ｇと逐次左の方に拡
大されてゆくことによってたるむようなことなくシート
面を展延した状態でプラテン４に吸着保持させることが
できる。

しかも、このように端の方から順次に吸着させるので途
中のたるみによる空気の流入もなく、確実に吸着力が維
持され、また、回動弁１０の動作も大きい回転を要せず
、一連の吸着動作は極めて短時間で終了する。

なお、以上の例では吸引部を３区画とした場合について
述べたが、吸引部の分割の数はこれに限るものではない
ことはいうまでもない。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、区画されたプラ
テンの吸引部に対し、端の方の区画から吸引する区画を
順次に拡大するという簡単な構成で、使用される記録シ
ートが大版の場合でもシートの浮きを生じることなく吸
着保持されるので常に安定した記録画像が得られ、記録
シートのサイズ切換えに対しても、その都度操作の複雑
な変更を要せず短時間で実施することが可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明記録媒体保持装置の構成の一例を示す模
式図、 第２図はその回動弁と負圧分配部の組立構成の一例を示
す断面図、 第３図は従来の記録媒体保持装置の構成の一例を示す模
式図、 第４図はその装置に大版の記録シートが不正に保持され
た状態を示す説明図である。 ＩＡ、ＩＢ・・・記録シート、 ２Ａ、２Ｂ、２Ｇ・・・吸引部、 ３・・・吸引孔、 ４・・・プラテン、 １０・・・回動弁、 １１・・・連通溝、 １２・・・軸、 １３・・・カム、 １４・・・モータ、 １５・・・負圧分配部、 １５Ａ〜１５Ｄ・・・吸引通路、 １８Ａ〜ｉａｃ・・・位置検知センサ。 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 記録装置の記録位置に沿って区画して配置され、それぞ
   れ、記録媒体の吸引が可能な複数の吸引部と、 該複数の吸引部の各々を減圧可能な減圧手段と、 前記複数の吸引部のうち、前記記録位置の一方の端部に
   配置された吸引部の側から減圧される吸引部の個数が増
   大するように前記減圧手段を制御する手段とを具えたこ
   とを特徴とする記録媒体保持装置。